JPH11103523A - インバータの保護装置 - Google Patents

インバータの保護装置

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Publication number
JPH11103523A
JPH11103523A JP9281440A JP28144097A JPH11103523A JP H11103523 A JPH11103523 A JP H11103523A JP 9281440 A JP9281440 A JP 9281440A JP 28144097 A JP28144097 A JP 28144097A JP H11103523 A JPH11103523 A JP H11103523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
protection level
temperature
primary
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9281440A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Izawa
雄一 伊澤
Takashi Ogawa
高志 小川
Hideaki Kato
秀明 加藤
Tetsuo Nomoto
哲男 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9281440A priority Critical patent/JPH11103523A/ja
Priority to CN98120503A priority patent/CN1084956C/zh
Publication of JPH11103523A publication Critical patent/JPH11103523A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効果の悪い環境で使用されるインバータ
の外気温度を考慮に入れて、インバータを構成する半導
体素子の適切な保護を行なう。 【解決手段】 外気温度が所定温度以上の時の保護レベ
ルは、外気温度の上昇の影響を考慮して、外気温度が所
定温度未満の時の保護レベルよりも低く設定する。即
ち、第1の保護レベルである1次側交流電流I1 とI3
との間には、I3 <I1 の関係で設定がなされる。また
同様に、第2の保護レベルである1次側交流電流I2
4 との間には、I4 <I2 の関係で設定がなされる。
従って、外気温度が所定温度以上であれば、インバータ
の1次側交流電流I3 の第1の保護レベルまではインバ
ータは通常の出力状態で運転することとなり、1次側交
流電流I3 を超えると運転周波数を下げてインバータの
入力を低減させて運転を継続する。更に、第2の保護レ
ベルである1次側交流電流I4 に入力電流が達すると、
インバータの温度上昇の限界と判断してインバータを停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放熱効果の悪い環境
で使用されるインバータの保護装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタ等の半導体素子で構
成されるインバータでは、温度対策に十分な配慮がなさ
れている。冷凍サイクルのコンプレッサを負荷とする同
じ冷機であっても、エアコンではインバータは冷却ファ
ンによって幾分かは冷却されるが、冷蔵庫のモータ等を
駆動するために用いられるインバータにおいては、冷却
ファンがない上にインバータは冷蔵庫の筐体内でも一番
の放熱効果の悪い狭い場所に、密閉に近い状態で設置さ
れているため、その温度対策には細心の注意を払わなけ
ればならない。
【0003】そのために冷蔵庫の筐体内のインバータの
近傍に温度センサを配置して、その温度センサの出力と
保護レベルとを比較し、温度センサの出力が第1の保護
レベルを超えるとインバータへの入力を減少させ、更に
第2の保護レベルを越えるとインバータへの入力を遮断
してインバータ停止していた。
【0004】この保護手段では、夏場の暑い外気温度の
時には、冷蔵庫内のインバータは温度的に極めて過酷な
状況に置かれているにも拘らず、第1及び第2の保護レ
ベルは外気温度と無関係に設定されているため、外気温
度の変化は全く考慮されてなく冷蔵庫内のインバータの
保護の面では大きな問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の問題点に対処するために、放熱効果の悪い環境で使用
されるインバータの外気温度を考慮に入れて、インバー
タを構成する半導体素子の適切な保護を行なうインバー
タの保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るインバータの保護装置は、
入力された1次側電源の周波数を変化させて2次側の負
荷へ電力を供給するインバータと、所定の保護レベルに
達すると前記インバータへの通電を制御するインバータ
の保護装置において、外気温を検知する外気温検知手段
と、前記インバータの1次側の入力電流を検知する電流
検知手段とを備えるとともに、前記外気温が所定外気温
を越える場合に前記所定の保護レベルの値を変化させる
構成とする。
【0007】こうして、夏場の暑い外気温度の時にも、
放熱効果の悪い環境に置かれたインバータは、外気温度
の変化を考慮して保護レベルを変化させて設定するの
で、インバータを構成する半導体素子の温度上昇を押さ
え熱的損傷や破壊から適切に保護すると共に、半導体素
子の寿命を延ばすことができる。
【0008】本発明の請求項2に係るインバータの保護
装置は、入力された1次側電源の周波数を変化させて2
次側の負荷へ電力を供給するインバータと、所定の保護
レベルに達すると前記インバータへの通電を制御するイ
ンバータの保護装置において、外気温を検知する外気温
検知手段と、前記インバータの1次側の入力電流を検知
する電流検知手段とを備えるとともに、前記外気温が所
定外気温を越える場合に前記所定の保護レベルの値を変
化させ、前記所定の保護レベルは、前記2次側周波数を
低下させる第1保護レべルと、前記インバータの運転を
停止させる第2の保護レベルを少なくとも備え、測定さ
れた外気温が前記所定外気温を越える場合に前記第1保
護レべル及び前記第2保護レベルを夫々変化させる構成
とする。
【0009】本発明の請求項3に係るインバータの保護
装置は、入力された1次側電源の周波数を変化させて2
次側の負荷へ電力を供給するインバータと、所定の保護
レベルに達すると前記インバータへの通電を制御するイ
ンバータの保護装置において、外気温を検知する外気温
検知手段と、前記インバータの1次側の入力電流を検知
する電流検知手段とを備えるとともに、前記外気温が所
定外気温を越える場合に前記所定の保護レベルの値を変
化させ、又は前記所定の保護レベルは、前記2次側周波
数を低下させる第1保護レべルと、前記インバータの運
転を停止させる第2の保護レベルを少なくとも備え、測
定された外気温が前記所定外気温を越える場合に前記第
1保護レべル及び前記第2保護レベルを夫々変化させる
インバータの保護装置であって、前記所定の保護レベル
は、前記インバータの1次側電源の電流値を要素として
決められるように構成する。
【0010】こうして、保護レベルに用いる要素はイン
バータの1次側交流電流であるので、その検出手段の取
付け及び検出した信号の処理も比較的簡単になされると
ともに、保護レベルも第1及び第2のレベルを設けてき
め細かな保護制御をすることができる。
【0011】本発明の請求項4に係るインバータの保護
装置は、上記請求項1乃至請求項3記載のインバータが
冷蔵庫の圧縮機用モータを負荷とする構成とする。
【0012】こうして、冷却ファンがない上に冷蔵庫の
筐体内でも一番の放熱効果の悪い狭い場所に、密閉に近
い状態で設置されている冷蔵庫のモータ駆動用のための
インバータにおいて、それを構成する半導体素子の温度
上昇を押さえ熱的損傷や破壊から適切に保護すると共
に、半導体素子の寿命を延ばすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を次に説明す
る。本発明は、インバータの1次側交流電流はインバー
タの損失に比例し、インバータの損失は殆どがその中で
の発熱として消費されるので、インバータの1次側交流
電流を検出すれば、電源用インバータの発熱温度を検知
できることに着目して成されたものである。
【0014】図1は、インバータの保護レベルを1次側
交流電流のレベル設定により行なう様子を示すものであ
って、図1(A)には、外気温度が所定温度未満時の保
護レベルの設定の様子を示す。同図では、1次側交流電
流I1 は第1の保護レベルであって、インバータの通常
運転が可能な保護レベルを示している。1次側交流電流
I2 は第2の保護レベルであって、インバータの入力を
低減させて運転することが許容される保護レベルを示し
ている。
【0015】従って、外気温度が所定温度未満であれ
ば、インバータの1次側交流電流I1の第1の保護レベ
ルまではインバータは通常の出力状態で運転することと
なり、1次側交流電流I1 を超えると運転周波数を下げ
てインバータの入力を低減させて運転を継続する。そし
て更に、第2の保護レベルである1次側交流電流I2
入力電流が達すると、インバータの温度上昇の限界と判
断してインバータを停止する。
【0016】図1(B)には、外気温度が所定温度以上
時の保護レベルの設定の様子を示す。同図では、1次側
交流電流I3 は第1の保護レベルであって、インバータ
の通常運転が可能な保護レベルを示している。1次側交
流電流I4 は第2の保護レベルであって、インバータの
入力を低減させて運転することが許容される保護レベル
を示している。
【0017】そして、外気温度が所定温度以上の時の保
護レベルは、外気温度の上昇の影響を考慮して、外気温
度が所定温度未満の時の保護レベルよりも低く設定す
る。即ち、第1の保護レベルである1次側交流電流I1
とI3 との間には、I3 <I1の関係で設定がなされ
る。また同様に、第2の保護レベルである1次側交流電
流I2 とI4 との間には、I4 <I2 の関係で設定がな
される。
【0018】従って、外気温度が所定温度以上であれ
ば、インバータの1次側交流電流I3の第1の保護レベ
ルまでは電源用インバータは通常の出力状態で運転する
こととなり、1次側交流電流I3 を超えると運転周波数
を下げてインバータの入力を低減させて運転を継続す
る。そして更に、第2の保護レベルである1次側交流電
流I4 に入力電流が達すると、インバータの温度上昇の
限界と判断してインバータを停止する。
【0019】このように、本発明の実施態様はインバー
タの発熱温度を検知する手段としてインバータの1次側
交流電流を利用したが、これに限定することなく、温度
センサで検出した信号を直接用いて保護レベルの設定を
行なうものにも適用できるし、他のインバータの発熱温
度を検知する手段を用いるものにも適用できる。また、
インバータの入力を低減させるために駆動パルスのデュ
ーティを減少させても良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のインバータの保
護方法は、夏場の暑い外気温度の時にも、放熱効果の悪
い環境に置かれたインバータは、外気温度の変化を考慮
して保護レベルを変化させて設定するので、インバータ
を構成する半導体素子の温度上昇を押さえ熱的損傷や破
壊から適切に保護すると共に、半導体素子の寿命を延ば
すことができる。
【0021】また、保護レベルも第1及び第2のレベル
を設け、保護レベルに用いる要素はインバータの1次側
交流電流であるので、きめ細かな保護制御をすることが
できるとともに、電流検知手段の信号の処理も比較的簡
単になされるので回路構成上からも有利である。特に、
冷却ファンがない上に放熱効果の悪い狭い場所に、密閉
に近い状態で設置されている冷蔵庫のモータ駆動用のた
めのインバータの保護に最適な保護装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インバータの1次側交流電流と保護レベルとの
関係。
【符号の説明】
1 ,I2 外気温度が所定値未満のときの保
護レベル I3 ,I4 外気温度が所定値以上のときの保
護レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野本 哲男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された1次側電源の周波数を変化さ
    せて2次側の負荷へ電力を供給するインバータと、所定
    の保護レベルに達すると前記インバータへの通電を制御
    するインバータの保護装置において、外気温を検知する
    外気温検知手段と、前記インバータの1次側の入力電流
    を検知する電流検知手段とを備えるとともに、前記外気
    温が所定外気温を越える場合に前記所定の保護レベルの
    値を変化させることを特徴とするインバータの保護装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の保護レベルは、前記2次側周
    波数を低下させる第1保護レべルと、前記インバータの
    運転を停止させる第2の保護レベルを少なくとも備え、
    測定された外気温が前記所定外気温を越える場合に前記
    第1保護レべル及び前記第2保護レベルを夫々変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載のインバータの保護装
    置。
  3. 【請求項3】 前記所定の保護レベルは、前記インバー
    タの1次側電源の電流値を要素として決められているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインバータ
    の保護装置。
  4. 【請求項4】 前記インバータの負荷は冷蔵庫の圧縮機
    用モータであることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    記載のインバータの保護装置。
JP9281440A 1997-09-26 1997-09-28 インバータの保護装置 Pending JPH11103523A (ja)

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CN98120503A CN1084956C (zh) 1997-09-26 1998-09-25 直流无刷电动机的驱动装置

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JP9281440A JPH11103523A (ja) 1997-09-28 1997-09-28 インバータの保護装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111582A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱源機および熱源システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111582A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱源機および熱源システム
US8245525B2 (en) 2006-10-30 2012-08-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Heat source apparatus, heat source system, and method for operating heat source apparatus

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