JPH11103518A - 通線釘、通線構造および屋根材の施工構造 - Google Patents
通線釘、通線構造および屋根材の施工構造Info
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- JPH11103518A JPH11103518A JP9263441A JP26344197A JPH11103518A JP H11103518 A JPH11103518 A JP H11103518A JP 9263441 A JP9263441 A JP 9263441A JP 26344197 A JP26344197 A JP 26344197A JP H11103518 A JPH11103518 A JP H11103518A
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- wire
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- wiring
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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- Photovoltaic Devices (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下地材に打ち込む作業のみで、下地材の表面
側から裏面側に配線を通すことができて、通線作業が容
易である通線釘の提供。 【解決手段】 先端を細く形成した棒状の打ち込み部1a
と、この打ち込み部1a上端に設けられる釘頭1bとを有す
る通線釘1であって、打ち込み部1b内部を空洞に形成す
るとともに、この空洞に連通する側面孔2を打ち込み部
1b側面に形成し、釘頭1bに透孔3を形成し、この透孔3
と打ち込み部1aの空洞内部とを連通させ、配線4を釘頭
1bの透孔3から側面孔2へ通過させる配線通路を形成し
ている。
側から裏面側に配線を通すことができて、通線作業が容
易である通線釘の提供。 【解決手段】 先端を細く形成した棒状の打ち込み部1a
と、この打ち込み部1a上端に設けられる釘頭1bとを有す
る通線釘1であって、打ち込み部1b内部を空洞に形成す
るとともに、この空洞に連通する側面孔2を打ち込み部
1b側面に形成し、釘頭1bに透孔3を形成し、この透孔3
と打ち込み部1aの空洞内部とを連通させ、配線4を釘頭
1bの透孔3から側面孔2へ通過させる配線通路を形成し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通線釘、通線構造お
よび屋根材の施工構造に関し、より詳しくは、釘頭から
打ち込み部側面に配線を通過させることができる通線
釘、下地材に前記通線釘を打ち込んで形成され、配線を
下地材の表裏に通すことができる通線構造およびこのよ
うな通線構造を利用したものであって、太陽電池を組み
込んだ屋根材の施工構造に関する。
よび屋根材の施工構造に関し、より詳しくは、釘頭から
打ち込み部側面に配線を通過させることができる通線
釘、下地材に前記通線釘を打ち込んで形成され、配線を
下地材の表裏に通すことができる通線構造およびこのよ
うな通線構造を利用したものであって、太陽電池を組み
込んだ屋根材の施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釘頭から打ち込み部側面に配線を
通過させることができるような通線釘は全く例がなかっ
た。したがって、配線を下地材の表面側から裏面側に通
過させるには、下地材に配線を通過させるための透孔を
形成したりする必要がある。
通過させることができるような通線釘は全く例がなかっ
た。したがって、配線を下地材の表面側から裏面側に通
過させるには、下地材に配線を通過させるための透孔を
形成したりする必要がある。
【0003】また、太陽電池を組み込んだ屋根材を野地
板などの下地材に施工するには、図3に示すような施工
構造が採用されている。
板などの下地材に施工するには、図3に示すような施工
構造が採用されている。
【0004】この屋根材の施工構造では、下地材5表面
にパイプ状の中継架台11を設け、この中継架台11に
屋根材6を固定している。そして、それぞれの屋根材6
裏面の端部側から、太陽電池からの配線4を導出し、そ
れぞれの屋根材6の配線4をコネクター12によって、
屋根材6と下地材5の間に形成される空間において接続
している。このように接続した上で、適当な位置で中継
架台11内部に配線4を導き、さらに下地材5の裏面側
である小屋裏の空間に、屋根下地5に形成した透孔など
を利用して導出するようにしている。
にパイプ状の中継架台11を設け、この中継架台11に
屋根材6を固定している。そして、それぞれの屋根材6
裏面の端部側から、太陽電池からの配線4を導出し、そ
れぞれの屋根材6の配線4をコネクター12によって、
屋根材6と下地材5の間に形成される空間において接続
している。このように接続した上で、適当な位置で中継
架台11内部に配線4を導き、さらに下地材5の裏面側
である小屋裏の空間に、屋根下地5に形成した透孔など
を利用して導出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下地材
5に通線用の透孔を形成する必要があり、このような作
業が面倒である。また、上記従来の屋根材の施工構造で
は、中継架台11を必要として面倒であるとともに、こ
の従来例にあっては、個々の屋根材6における太陽電池
からの配線4を結線するとともに、さらに小屋裏の空間
への電気配線工事が必要になり、このような結線作業お
よび電気配線工事は、屋根材6の固定工事を行う作業者
には、経験が少ないので困難な場合が多いものである。
5に通線用の透孔を形成する必要があり、このような作
業が面倒である。また、上記従来の屋根材の施工構造で
は、中継架台11を必要として面倒であるとともに、こ
の従来例にあっては、個々の屋根材6における太陽電池
からの配線4を結線するとともに、さらに小屋裏の空間
への電気配線工事が必要になり、このような結線作業お
よび電気配線工事は、屋根材6の固定工事を行う作業者
には、経験が少ないので困難な場合が多いものである。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、通線釘を下地
材に打ち込む作業のみで、下地材の表面側から裏面側に
配線を通すことができて、通線作業が容易である通線釘
または通線構造の提供。さらには、太陽電池を組み込ん
だ屋根材の施工にあって、屋根材を固定するだけで、個
々の屋根材から屋根下地の裏面側に通線することができ
て、屋根材の固定作業と電気工事とを分離して、施工を
容易に行うことができる屋根材の施工構造の提供にあ
る。
ためになされたものであり、その目的は、通線釘を下地
材に打ち込む作業のみで、下地材の表面側から裏面側に
配線を通すことができて、通線作業が容易である通線釘
または通線構造の提供。さらには、太陽電池を組み込ん
だ屋根材の施工にあって、屋根材を固定するだけで、個
々の屋根材から屋根下地の裏面側に通線することができ
て、屋根材の固定作業と電気工事とを分離して、施工を
容易に行うことができる屋根材の施工構造の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明における通線釘1は、先端を細く形成し
た棒状の打ち込み部1aと、この打ち込み部1a上端に設け
られる釘頭1bとを有する通線釘1であって、打ち込み部
1a内部を空洞に形成するとともに、この空洞に連通する
側面孔2を打ち込み部1a側面に形成し、釘頭1bに透孔3
を形成し、この透孔3と打ち込み部1aの空洞内部とを連
通させ、配線4を釘頭1bの透孔3から側面孔2へ通過さ
せる配線通路を形成して成ることを特徴として構成して
いる。
項1記載の発明における通線釘1は、先端を細く形成し
た棒状の打ち込み部1aと、この打ち込み部1a上端に設け
られる釘頭1bとを有する通線釘1であって、打ち込み部
1a内部を空洞に形成するとともに、この空洞に連通する
側面孔2を打ち込み部1a側面に形成し、釘頭1bに透孔3
を形成し、この透孔3と打ち込み部1aの空洞内部とを連
通させ、配線4を釘頭1bの透孔3から側面孔2へ通過さ
せる配線通路を形成して成ることを特徴として構成して
いる。
【0008】このような通線釘1は、釘頭1bの透孔3か
ら打ち込み部1aの側面孔2に、配線を通して使用され
る。つまり、このような通線釘1がパネル体等の下地材
5に打ち込まれたときに、配線をこの通線釘1を通し
て、下地材5の表裏に通過させることができる。
ら打ち込み部1aの側面孔2に、配線を通して使用され
る。つまり、このような通線釘1がパネル体等の下地材
5に打ち込まれたときに、配線をこの通線釘1を通し
て、下地材5の表裏に通過させることができる。
【0009】請求項2記載の発明における通線構造は、
請求項1記載の通線釘1を利用して、配線4を下地材5
の表面側から裏面側に通過させる通線構造において、通
線釘1を下地材4に打ち込むとともに、釘頭1bの透孔3
を下地材5の表面側に開口させ、かつ側面孔2を下地材
5の裏面側に開口させ、下地材5の表面側から裏面側に
配線4を通過させて成ることを特徴として構成してい
る。
請求項1記載の通線釘1を利用して、配線4を下地材5
の表面側から裏面側に通過させる通線構造において、通
線釘1を下地材4に打ち込むとともに、釘頭1bの透孔3
を下地材5の表面側に開口させ、かつ側面孔2を下地材
5の裏面側に開口させ、下地材5の表面側から裏面側に
配線4を通過させて成ることを特徴として構成してい
る。
【0010】このような通線構造では、配線4を通線釘
1を通して、下地材5の表裏に通過させることができ
る。
1を通して、下地材5の表裏に通過させることができ
る。
【0011】請求項3記載の発明における屋根材の施工
構造は、請求項2記載の通線構造を備えて成り、下地材
5を屋根下地材とし、この屋根下地材に太陽電池を組み
込んだ屋根材6を固定し、この屋根材6裏面に太陽電池
からの配線4を導出して成ることを特徴として構成して
いる。
構造は、請求項2記載の通線構造を備えて成り、下地材
5を屋根下地材とし、この屋根下地材に太陽電池を組み
込んだ屋根材6を固定し、この屋根材6裏面に太陽電池
からの配線4を導出して成ることを特徴として構成して
いる。
【0012】このような屋根材の施工構造は、屋根材6
に組み込まれた太陽電池からの配線4を、屋根下地材に
打ち込まれた通線釘1を通して、屋根下地材の表裏に通
過させることができる。
に組み込まれた太陽電池からの配線4を、屋根下地材に
打ち込まれた通線釘1を通して、屋根下地材の表裏に通
過させることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、屋根材6裏面の略中央から配線4を導出
し、通線釘1を屋根材6裏面の略中央直下に打ち込んで
成ることを特徴として構成している。
明において、屋根材6裏面の略中央から配線4を導出
し、通線釘1を屋根材6裏面の略中央直下に打ち込んで
成ることを特徴として構成している。
【0014】このような屋根材の施工構造は、配線4を
屋根材6の裏面側に引き回すことなく、屋根下地材の表
裏に通過させることができる。
屋根材6の裏面側に引き回すことなく、屋根下地材の表
裏に通過させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2を参照して以下に説明する。
図2を参照して以下に説明する。
【0016】図1はこの実施の形態の通線釘1および通
線構造を示す斜視図であり、図2はこの実施の形態の屋
根材の施工構造を示し、(A) に斜視図を、(B) に断
面図を示している。
線構造を示す斜視図であり、図2はこの実施の形態の屋
根材の施工構造を示し、(A) に斜視図を、(B) に断
面図を示している。
【0017】図1に示すように、この通線釘1は、先端
を細く形成した棒状の打ち込み部1aと、この打ち込み部
1a上端に設けられる釘頭1bとを有する通線釘1である。
そして、打ち込み部1a内部は空洞に形成されるととも
に、この空洞に連通する側面孔2が打ち込み部1a側面に
形成されている。また、釘頭1bには透孔3が形成され、
この透孔3と打ち込み部1aの空洞内部とが連通されてい
る。したがって、この通線釘1は、配線4を釘頭1bの透
孔3から側面孔2へ通過させる配線通路を有して成るも
のである。
を細く形成した棒状の打ち込み部1aと、この打ち込み部
1a上端に設けられる釘頭1bとを有する通線釘1である。
そして、打ち込み部1a内部は空洞に形成されるととも
に、この空洞に連通する側面孔2が打ち込み部1a側面に
形成されている。また、釘頭1bには透孔3が形成され、
この透孔3と打ち込み部1aの空洞内部とが連通されてい
る。したがって、この通線釘1は、配線4を釘頭1bの透
孔3から側面孔2へ通過させる配線通路を有して成るも
のである。
【0018】また、このような通線釘1を用いる通線構
造は、配線4を下地材5の表面側から裏面側に通過させ
ているものであって、通線釘1を下地材4に打ち込むと
ともに、釘頭1bの透孔3を下地材5の表面側に開口さ
せ、かつ側面孔2を下地材5の裏面側に開口させ、下地
材5の表面側から裏面側に配線4を通過させて形成され
る。
造は、配線4を下地材5の表面側から裏面側に通過させ
ているものであって、通線釘1を下地材4に打ち込むと
ともに、釘頭1bの透孔3を下地材5の表面側に開口さ
せ、かつ側面孔2を下地材5の裏面側に開口させ、下地
材5の表面側から裏面側に配線4を通過させて形成され
る。
【0019】上記の下地材5としては、瓦等の屋根材ま
たは外壁材を取り付けるための構成部材を例示すること
ができる。このような下地材5は、通常、板状のものが
用いられるが、格子状等種々の形態のものであってもよ
く、通線釘1が、打ち込み部1aの先端部を裏面に突出さ
せて打ち込み固定され、側面孔2が下地材5の裏面側に
開口すればよいものである。
たは外壁材を取り付けるための構成部材を例示すること
ができる。このような下地材5は、通常、板状のものが
用いられるが、格子状等種々の形態のものであってもよ
く、通線釘1が、打ち込み部1aの先端部を裏面に突出さ
せて打ち込み固定され、側面孔2が下地材5の裏面側に
開口すればよいものである。
【0020】また、下地材5としては、この下地材5に
表面仕上げ材を貼着したものなども例示することができ
る。このような下地材5としては、室内の間仕切りパネ
ル等であって、仕切られた空間の両側に配線4を通過さ
せることになる。
表面仕上げ材を貼着したものなども例示することができ
る。このような下地材5としては、室内の間仕切りパネ
ル等であって、仕切られた空間の両側に配線4を通過さ
せることになる。
【0021】このような通線釘1および通線構造は、配
線4を通線釘1を通して、下地材5の表裏に通過させる
ことができる。つまり、通線釘1をパネル体等の下地材
5に打ち込むことによって、配線4を通すための透孔を
形成することなしに、この打ち込まれた通線釘1を通し
て、配線4を下地材5等のパネル体の表裏に通過させる
ことができる。したがって、配線4を通すための透孔を
開ける手間が不用になり、通線作業を容易に行うことが
できるものになっている。
線4を通線釘1を通して、下地材5の表裏に通過させる
ことができる。つまり、通線釘1をパネル体等の下地材
5に打ち込むことによって、配線4を通すための透孔を
形成することなしに、この打ち込まれた通線釘1を通し
て、配線4を下地材5等のパネル体の表裏に通過させる
ことができる。したがって、配線4を通すための透孔を
開ける手間が不用になり、通線作業を容易に行うことが
できるものになっている。
【0022】また、図2に示すように、上記のような通
線構造を、太陽電池を組み込んだ屋根材6の施工構造に
適用することも好ましい。
線構造を、太陽電池を組み込んだ屋根材6の施工構造に
適用することも好ましい。
【0023】この場合、下地材5を野地板等の屋根下地
材とし、この屋根下地材に太陽電池を組み込んだ屋根材
6を固定し、この屋根材6裏面に太陽電池からの配線4
を導出しているものである。上記の屋根材6は、固定用
の釘7で屋根材6の上端部を固定されている。そして、
この固定された部分を上方に設けられる屋根材6の下方
部で覆うようにしている。
材とし、この屋根下地材に太陽電池を組み込んだ屋根材
6を固定し、この屋根材6裏面に太陽電池からの配線4
を導出しているものである。上記の屋根材6は、固定用
の釘7で屋根材6の上端部を固定されている。そして、
この固定された部分を上方に設けられる屋根材6の下方
部で覆うようにしている。
【0024】このような屋根材の施工構造では、屋根材
6に組み込まれた太陽電池からの配線4を、屋根下地材
に打ち込まれた通線釘1を通して、屋根下地材の表裏に
通過させることができる。また、この場合、特に、屋根
材6裏面の略中央から配線4を導出し、通線釘1を屋根
材6裏面の略中央直下に打ち込むようにしている。した
がって、配線4を屋根材6の裏面側に引き回すことな
く、屋根下地材の表裏に通過させることができている。
6に組み込まれた太陽電池からの配線4を、屋根下地材
に打ち込まれた通線釘1を通して、屋根下地材の表裏に
通過させることができる。また、この場合、特に、屋根
材6裏面の略中央から配線4を導出し、通線釘1を屋根
材6裏面の略中央直下に打ち込むようにしている。した
がって、配線4を屋根材6の裏面側に引き回すことな
く、屋根下地材の表裏に通過させることができている。
【0025】以上のような屋根材の施工構造において
も、屋根下地に通線用の透孔を形成する手間が不要であ
り、それぞれの屋根材6における太陽電池からの配線4
を、屋根下地材の裏面側に通過させて、小屋裏の空間等
で結線したりすることができるものになっている。した
がって、屋根材6の施工業者は屋根材6を固定するとと
もに、配線4を通線釘1を通して、小屋裏に出す作業を
行うことができる。そして、後に電気工事を行う作業者
によって、それぞれの太陽電池間の結線や、屋内の配線
を行うことができるのである。
も、屋根下地に通線用の透孔を形成する手間が不要であ
り、それぞれの屋根材6における太陽電池からの配線4
を、屋根下地材の裏面側に通過させて、小屋裏の空間等
で結線したりすることができるものになっている。した
がって、屋根材6の施工業者は屋根材6を固定するとと
もに、配線4を通線釘1を通して、小屋裏に出す作業を
行うことができる。そして、後に電気工事を行う作業者
によって、それぞれの太陽電池間の結線や、屋内の配線
を行うことができるのである。
【0026】つまり、屋根材6の施工工事と電気工事と
が分離され、それぞれを専門の業者によって、適切に行
うことができるものになっている。
が分離され、それぞれを専門の業者によって、適切に行
うことができるものになっている。
【0027】
【発明の効果】請求項1または2記載の発明における通
線釘または通線構造によれば、このような通線釘をパネ
ル体等の下地材に、特殊な工具などを用いることなし
に、打ち込むことができる。つまり、配線を通すための
透孔を形成することなしに、この打ち込まれた通線釘を
通して、配線を下地材等のパネル体の表裏に通過させる
ことができる。したがって、配線を通すための透孔を開
ける手間が不用になり、通線作業を容易に行うことがで
きる。
線釘または通線構造によれば、このような通線釘をパネ
ル体等の下地材に、特殊な工具などを用いることなし
に、打ち込むことができる。つまり、配線を通すための
透孔を形成することなしに、この打ち込まれた通線釘を
通して、配線を下地材等のパネル体の表裏に通過させる
ことができる。したがって、配線を通すための透孔を開
ける手間が不用になり、通線作業を容易に行うことがで
きる。
【0028】請求項3記載の発明における屋根材の施工
構造では、屋根材に組み込まれた太陽電池からの配線
を、屋根下地材に打ち込まれた通線釘を通して、屋根下
地材の表裏に通過させることができる。したがって、屋
根下地に通線用の透孔を形成する手間が不要であり、そ
れぞれの屋根材の太陽電池からの配線を屋根下地材の裏
面側に通過させて、屋根下地の裏面側である小屋裏の空
間等で結線したりすることができる。
構造では、屋根材に組み込まれた太陽電池からの配線
を、屋根下地材に打ち込まれた通線釘を通して、屋根下
地材の表裏に通過させることができる。したがって、屋
根下地に通線用の透孔を形成する手間が不要であり、そ
れぞれの屋根材の太陽電池からの配線を屋根下地材の裏
面側に通過させて、屋根下地の裏面側である小屋裏の空
間等で結線したりすることができる。
【0029】請求項4記載の発明における屋根材の施工
構造では、配線を屋根材と屋根下地材との隙間に引き回
すことなく、屋根下地材の表裏に短い距離で通過させる
ことができる。
構造では、配線を屋根材と屋根下地材との隙間に引き回
すことなく、屋根下地材の表裏に短い距離で通過させる
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る通線釘および通線構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
【図2】同上実施の形態に係る屋根材の施工構造を示
し、(A) に斜視図を、(B) に断面図を示している。
し、(A) に斜視図を、(B) に断面図を示している。
【図3】従来例を示す斜視図である。
1 通線釘 1a 打ち込み部 1b 釘頭 2 側面孔 3 透孔 4 配線 5 下地材 6 屋根材 7 釘
Claims (4)
- 【請求項1】 先端を細く形成した棒状の打ち込み部
と、この打ち込み部上端に設けられる釘頭とを有する通
線釘であって、打ち込み部内部を空洞に形成するととも
に、この空洞に連通する側面孔を打ち込み部側面に形成
し、釘頭に透孔を形成し、この透孔と打ち込み部の空洞
内部とを連通させ、配線を釘頭の透孔から側面孔へ通過
させる配線通路を形成して成ることを特徴とする通線
釘。 - 【請求項2】 配線を下地材の表面側から裏面側に通過
させる通線構造において、通線釘を下地材に打ち込むと
ともに、釘頭の透孔を下地材の表面側に開口させ、かつ
側面孔を下地材の裏面側に開口させ、下地材の表面側か
ら裏面側に配線を通過させて成ることを特徴とする請求
項1記載の通線釘を利用した通線構造。 - 【請求項3】 下地材を屋根下地材とし、この屋根下地
材に太陽電池を組み込んだ屋根材を固定し、この屋根材
裏面に太陽電池からの配線を導出して成ることを特徴と
する請求項2記載の通線構造を備えた屋根材の施工構
造。 - 【請求項4】 屋根材裏面の略中央から配線を導出し、
通線釘を屋根材裏面の略中央直下に打ち込んで成ること
を特徴とする請求項3記載の屋根材の施工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263441A JPH11103518A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 通線釘、通線構造および屋根材の施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263441A JPH11103518A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 通線釘、通線構造および屋根材の施工構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11103518A true JPH11103518A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17389555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9263441A Pending JPH11103518A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 通線釘、通線構造および屋根材の施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11103518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110621828A (zh) * | 2017-05-09 | 2019-12-27 | I·阿甘 | 保护实用用具的通道免受具有不利影响的室外天气要素进入的装置 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP9263441A patent/JPH11103518A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110621828A (zh) * | 2017-05-09 | 2019-12-27 | I·阿甘 | 保护实用用具的通道免受具有不利影响的室外天气要素进入的装置 |
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