JPH11103471A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH11103471A
JPH11103471A JP9260573A JP26057397A JPH11103471A JP H11103471 A JPH11103471 A JP H11103471A JP 9260573 A JP9260573 A JP 9260573A JP 26057397 A JP26057397 A JP 26057397A JP H11103471 A JPH11103471 A JP H11103471A
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JP
Japan
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signal
circuit
color
filter
correction
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Withdrawn
Application number
JP9260573A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Hara
浩隆 原
Yasuo Komatsu
康雄 小松
Kazuhiro Atono
和弘 後野
Kenji Yamazaki
健二 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な制御で、映像信号の同時化、表示制御が
行い得る映像信号処理装置を提供する。 【解決手段】R,G,Bにそれぞれ対応した4つのFI
FOメモリのみで構成したメモリ回路15で、R,G,
Bでフレーム毎に時分割されたノンインターレースの面
順次映像信号を、インターレースのR,G,B映像信号
に同時化し、映像信号処理装置21のクロックレートで
ある第2の映像信号処理系クロックでレート変換し、デ
ジタルアナログ変換器16を介してモニタテレビ18に
映像出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装
置、詳しくは、面順次方式の映像信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、面順次方式の映像信号処理装置を
備える電子内視鏡装置において、固体撮像素子の画素数
を増やしてもその画素に影響されること無くモニタテレ
ビに画像を表示することができ、容易に高品質の再生画
像を得ることができる電子内視鏡装置が特開平5−22
0108号公報に開示されている。
【0003】この電子内視鏡装置は、固体撮像素子から
時分割により出力された複数色の画像データを各色画像
データ別に一時的に格納するために、先入れ先出し動作
を行うシリアルメモリ、いわゆるFIFO(First In F
irst Out)メモリを使用している。また、このFIFO
メモリから読み出される画像データを書き込んで、画像
再生部側のタイミングによってそのデータが読み出され
るメモリとして、複数のマルチポートメモリを用いてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−220108号公報に開示された電子内視鏡装
置は、映像信号の同時化、映像再生部への出力レート変
換、映像再生部への任意の表示位置に映像出力させる過
程において、同時化用として使用するFIFOメモリ、
表示用として使用するマルチポートメモリの2種類のメ
モリを用いている。
【0005】上記同時化用として使用するFIFOメモ
リはアドレス制御を必要とせず、簡単な制御のみで作動
するが、表示用として使用するマルチポートメモリは、
アドレス制御を必要とする。このアドレス制御にかかる
設計コストは無視できないものであり、該コストの削減
が望まれていた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な制御で、映像信号の同時化、表示制御が
行い得る映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の映像信号処理装置は、順次入力され
る第1ないし第3色信号からなるノンインターレース信
号を処理する映像信号処理装置において、順次入力され
る上記ノンインターレース信号の、第1時点の第1色信
号における奇数ライン信号を記憶可能な第1メモリ手段
と、順次入力される上記ノンインターレース信号の、上
記第1時点とは異なる第2時点の第1色信号における奇
数ライン信号を記憶可能な第2メモリ手段と、順次入力
される上記ノンインターレース信号の、上記第1時点の
第1色信号における偶数ライン信号を記憶可能な第3メ
モリ手段と、順次入力される上記ノンインターレース信
号の、上記第1時点とは異なる第2時点の第1色信号に
おける偶数ライン信号を記憶可能な第4メモリ手段と、
順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
1時点の第2色信号における奇数ライン信号を記憶可能
な第5メモリ手段と、順次入力される上記ノンインター
レース信号の、上記第1時点とは異なる第2時点の第2
色信号における奇数ライン信号を記憶可能な第6メモリ
手段と、順次入力される上記ノンインターレース信号
の、上記第1時点の第2色信号における偶数ライン信号
を記憶可能な第7メモリ手段と、順次入力される上記ノ
ンインターレース信号の、上記第1時点とは異なる第2
時点の第2色信号における偶数ライン信号を記憶可能な
第8メモリ手段と、順次入力される上記ノンインターレ
ース信号の、上記第1時点の第3色信号における奇数ラ
イン信号を記憶可能な第9メモリ手段と、順次入力され
る上記ノンインターレース信号の、上記第1時点とは異
なる第2時点の第3色信号における奇数ライン信号を記
憶可能な第10メモリ手段と、順次入力される上記ノン
インターレース信号の、上記第1時点の第3色信号にお
ける偶数ライン信号を記憶可能な第11メモリ手段と、
順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
1時点とは異なる第2時点の第3色信号における偶数ラ
イン信号を記憶可能な第12メモリ手段と、上記第1な
いし第12メモリ手段に記憶された信号に基づき映像信
号を生成する映像信号生成手段と、を具備する。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
の映像信号処理装置は、順次入力される第1ないし第3
色信号からなるノンインターレース信号を処理する映像
信号処理装置において、順次入力される上記ノンインタ
ーレース信号の、第1色信号における奇数ライン信号を
記憶可能な第1メモリ手段と、順次入力される上記ノン
インターレース信号の、第1色信号における偶数ライン
信号を記憶可能な第2メモリ手段と、順次入力される上
記ノンインターレース信号の、第1色信号における奇数
ライン信号あるいは偶数ライン信号を記憶可能な第3メ
モリ手段と、順次入力される上記ノンインターレース信
号の、第2色信号における奇数ライン信号を記憶可能な
第4メモリ手段と、順次入力される上記ノンインターレ
ース信号の、第2色信号における偶数ライン信号を記憶
可能な第5メモリ手段と、順次入力される上記ノンイン
ターレース信号の、第2色信号における奇数ライン信号
あるいは偶数ライン信号を記憶可能な第6メモリ手段
と、順次入力される上記ノンインターレース信号の、第
3色信号における奇数ライン信号を記憶可能な第7メモ
リ手段と、順次入力される上記ノンインターレース信号
の、第3色信号における偶数ライン信号を記憶可能な第
8メモリ手段と、順次入力される上記ノンインターレー
ス信号の、第3色信号における奇数ライン信号あるいは
偶数ライン信号を記憶可能な第9メモリ手段と、上記第
1ないし第9メモリ手段に記憶された信号に基づき映像
信号を生成する映像信号生成手段と、を具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施形態である内
視鏡撮像装置の構成を示したブロック図である。
【0011】この第1の実施形態の内視鏡撮像装置は、
公知の電子内視鏡20と、該電子内視鏡20に接続され
る映像信号処理装置21と、該映像信号処理装置21に
接続されるモニタテレビ18と、で主要部が構成されて
いる。
【0012】上記電子内視鏡20は、挿入部1の先端に
対物レンズ2が配置され、また、該対物レンズ2の被検
体結像位置に電荷結合素子(CCD)からなる固体撮像
素子3が配置されている。さらに、上記挿入部1には、
被検体に照明光を照射するための照明用ライトガイド4
が挿通されている。
【0013】上記照明用ライトガイド4には、光源部5
内に配置された光源ランプ6から、図示されていないモ
ータによって定速度で回転駆動される回転RGBフィル
タ7を通った照明光が照射される。
【0014】上記挿入部1の基端部には上記映像信号処
理装置21が接続されている。この映像信号処理装置2
1は面順次方式の撮像を行うための信号処理部であり、
プリプロセス回路10とCCD駆動回路11とが、上記
コネクタ9を介して電子内視鏡20の固体撮像素子3に
接続されている。
【0015】上記プリプロセス回路10には、アナログ
デジタル変換器(図中、A/Dと記す)13、拡大/縮
小回路14、メモリ回路15、デジタルアナログ変換器
(図中、D/Aと記す)16が順に接続されている。
【0016】一方、上記プリプロセス回路10、拡大/
縮小回路14、メモリ回路15、CCD駆動回路11に
は、コントロール信号発生回路12からの所定のタイミ
ング信号が入力される。
【0017】上記コントロール信号発生回路12は、第
1の映像信号処理系クロックと第2の映像信号処理系ク
ロックの2つの異なるタイミング信号を発生するととも
に、該信号を制御し、上記各回路部に供給する。
【0018】CCD駆動回路11は、コントロール信号
発生回路12からのタイミング信号により固体撮像素子
3を駆動するための駆動信号を発生させる。
【0019】CCD駆動回路11によって駆動された固
体撮像素子3から出力される映像信号データは、プリプ
ロセス回路10に入力されて増幅、波形整形等の所定の
処理が行われた後、アナログデジタル変換器13でデジ
タルデータ化される。
【0020】デジタルデータ化された映像信号を拡大/
縮小回路14で、映像データの拡大/縮小の処理が行わ
れた後、映像データはメモリ回路15に入力される。
【0021】同時化された映像データは、デジタルアナ
ログ変換器16でアナログ信号に変換され、コネクタ1
7を介してモニタテレビ18に被検体の映像が再生され
る。
【0022】次に、上記メモリ回路15の構成、作用を
詳しく説明する。
【0023】図2は、本第1の実施形態の内視鏡撮像装
置におけるメモリ回路の電気的構成を示した回路図であ
る。
【0024】上記メモリ回路15は、第1ないし第3の
色信号であるR,G,Bにそれぞれ対応した4つのFI
FO(First In First Out)メモリ、すなわち、第1の
奇数フィールド同時化メモリ(A1)、第1の偶数フィ
ールド同時化メモリ(B1)、第2の奇数フィールド同
時化メモリ(A2)、第2の偶数フィールド同時化メモ
リ(B2)で構成されている。
【0025】また、上記4つのFIFOメモリは、第1
ないし第3の色信号であるR,G,Bにそれぞれ対応し
ており、すなわち、図2に示すように、第1のR奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Rodd (A1)と記
す)31、第1のR偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Reven(B1)と記す)32、第2のR奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Rodd (A2)と記
す)33、第2のR偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Reven(B2)と記す)34、第1のG奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Godd (A1)と記
す)35、第1のG偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Geven(B1)と記す)36、第2のG奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Godd (A2)と記
す)37、第2のG偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Geven(B2)と記す)38、第1のB奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Bodd (A1)と記
す)39、第1のB偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Beven(B1)と記す)40、第2のB奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Bodd (A2)と記
す)41、第2のB偶数フィールド同時化メモリ(図
中、Beven(B2)と記す)42で構成されてい
る。
【0026】上述したように、メモリ回路15にはクロ
ック信号として2種のクロック信号、第1の映像信号処
理系クロックと第2の映像信号処理系クロックがコント
ロール信号発生回路12より供給される。
【0027】そして、第1ないし第3色信号R,G,B
でフレーム毎に時分割されたノンインターレースの面順
次映像信号は、該メモリ回路15でインターレースの
R,G,B映像信号に同時化され、映像信号処理装置2
1のクロックレートである、上記第2の映像信号処理系
クロックでレート変換される。この後、デジタルアナロ
グ変換器16を介してモニタテレビ18に映像出力され
る。
【0028】なお、上記図2に示す構成は、モニタテレ
ビ18が、NTSC方式でも、PAL方式でも同じであ
る。
【0029】ここで、上記メモリ回路15内部の動作
を、図3を参照してさらに詳しく説明する。
【0030】図3は、本第1の実施形態の内視鏡撮像装
置におけるメモリ回路内部の動作例を示したタイミング
チャートである。
【0031】ノンインターレースの面順次映像信号は、
メモリ回路15において、映像信号の同時化がなされ、
さらにモニタテレビ18への出力レート変換が行われ
る。この後、モニタテレビ18の任意の表示位置に映像
出力される。
【0032】ここで、該メモリ回路15を構成する4つ
のFIFOメモリ(A1、B1、A2、B2)への書き
込みは、第1の映像信号処理系クロックに基づいて行わ
れる。このFIFOメモリへの書き込み時(図3中、
「ライト」の欄参照)に、ノンインターレースの面順次
映像信号が、奇数ライン(O)(奇数フィールドの場
合)と、偶数ライン(E)(偶数フィールドの場合)の
映像データに分けられ、別々のFIFOメモリに書き込
まれ、インターレースのR,G,B映像信号に同時化さ
れる。よって、FIFOメモリ書き込み時にインターレ
ースの映像データ方式に変換されている。
【0033】また、FIFOメモリ(A1、B1、A
2、B2)からの読み出しは、第2の映像信号処理系ク
ロックに基づいて行われる。第2の映像信号処理系クロ
ックにより、FIFOメモリからの読み出し時(図3
中、「リード」の欄参照)に、モニタテレビ18への出
力レート変換をし、FIFOメモリからの読み出しタイ
ミングを自由に制御することにより、任意の表示位置へ
映像データを表示できる。
【0034】このように、本第1の実施形態の内視鏡撮
像装置によると、メモリ回路15を上述した如く構成し
たことで、CCDの読み出し周波数の異なる、電子内視
鏡を接続できる内視鏡システムの場合でも、同時化メモ
リ(メモリ回路15)以降の回路は、上記CCDの種類
に依存せず、1つのクロックで実現できるので部品数の
削減、設計の簡素化に効果がある。
【0035】また、上記メモリ回路15はFIFOメモ
リのみで構成され、映像信号の同時化、映像再生部への
出力レート変換、映像再生部への任意の表示位置に映像
出力させることができるが、アドレス制御を必要とせ
ず、アドレス制御信号回路の設計を不要とし、設計工数
を削減することができるという効果を奏する。
【0036】さらに、上述したようにFIFOメモリは
アドレス制御信号を要しないので、配線基板上にアドレ
ス用のパターン線を配置する必要が無く、基板レイアウ
ト設計が容易に行えるという効果がある。
【0037】また、FIFOメモリの動作原理を示した
図3からも分かるように、1つのFIFOメモリで、読
み出しが、書き込みと同時に行われることはないため、
FIFOメモリ特有の映像データ追い越し現象が起きな
いという効果がある。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態の内視鏡撮
像装置について説明する。
【0039】この第2の実施形態の内視鏡撮像装置は、
基本的な構成は上記第1の実施形態と同様であるが、メ
モリ回路の構成、作用を異にする。したがって、ここで
は差異のみの言及にとどめ、同様部分の説明は省略す
る。
【0040】図4は、本第2の実施形態における映像信
号処理装置のメモリ回路の電気的構成を示した回路図で
ある。また、図5は、本第2の実施形態におけるメモリ
回路内部の動作例を示したタイミングチャートである。
【0041】図4に示すように、本第2の実施形態にお
けるメモリ回路15は、第1ないし第3色信号R,G,
Bにそれぞれ対応した3つのFIFOメモリ、すなわ
ち、奇数フィールド同時化メモリ(A)、偶数フィール
ド同時化メモリ(B)、奇数偶数フィールド共用同時化
メモリ(C)で構成されている。
【0042】また、上記3つのFIFOメモリは、第1
ないし第3の色信号であるR,G,Bにそれぞれ対応し
ており、すなわち、図2に示すように、R奇数フィール
ド同時化メモリ(図中、Rodd(A)と記す)51、
R偶数フィールド同時化メモリ(図中、Reven
(B)と記す)52、R奇数偶数フィールド共用同時化
メモリ(図中、Ro/e(C)と記す)53、G奇数フ
ィールド同時化メモリ(図中、Godd(A)と記す)
54、G偶数フィールド同時化メモリ(図中、Geve
n(B)と記す)55、G奇数偶数フィールド共用同時
化メモリ(図中、Go/e(C)と記す)56、B奇数
フィールド同時化メモリ(図中、Bodd(A)と記
す)57、B偶数フィールド同時化メモリ(図中、Be
ven(B)と記す)58、B奇数偶数フィールド共用
同時化メモリ(図中、Bo/e(C)と記す)59で構
成されている。
【0043】本実施形態のメモリ回路15にも、クロッ
ク信号として2種のクロック信号、第1の映像信号処理
系クロックと第2の映像信号処理系クロックとがコント
ロール信号発生回路12より供給される。
【0044】そして、第1ないし第3色信号R,G,B
でフレーム毎に時分割されたノンインターレースの面順
次映像信号は、該メモリ回路15でインターレースの
R,G,B映像信号に同時化され、映像信号処理装置2
1のクロックレートである、上記第2の映像信号処理系
クロックでレート変換される。この後、デジタルアナロ
グ変換器16を介してモニタテレビ18に映像出力され
る。
【0045】なお、上記図4に示す構成は、モニタテレ
ビ18が、NTSC方式の場合のみに採用される。
【0046】ここで、本第2の実施形態におけるメモリ
回路15内部の動作を図5を参照してさらに詳しく説明
する。
【0047】図5は、本第2の実施形態におけるメモリ
回路内部の動作例を示したタイミングチャートである。
【0048】ノンインターレースの面順次映像信号は、
メモリ回路15において映像信号の同時化がまされ、モ
ニタテレビ18への出力レート変換をし、モニタテレビ
18の任意の表示位置に映像出力をする。
【0049】ここで、本第2の実施形態のメモリ回路1
5を構成する3つのFIFOメモリ(A、B、C)への
書き込みは、第1の映像信号処理系クロックに基づいて
行われる。このFIFOメモリへの書き込み時(図5
中、「ライト」の欄参照)に、ノンインターレースの面
順次映像信号が、奇数ライン(O)(奇数フィールドの
場合)と、偶数ライン(E)(偶数フィールドの場合)
の映像データに分けられ、奇数フィールド用同時化メモ
リ、偶数フィールド用同時化メモリ、もしくは、奇数、
偶数フィールド共用の同時化メモリに書き込まれ、イン
ターレースのR,G,B映像信号に同時化される。よっ
て、FIFOメモリ書き込み時にインターレースの映像
データ方式に変換されている。
【0050】また、FIFOメモリ(A、B、C)から
の読み出しは、第2の映像信号処理系クロックに基づい
て行われる。第2の映像信号処理系クロックにより、F
IFOメモリからの読み出し時(図5中、「リード」の
欄参照)に、モニタテレビ18への出力レート変換を
し、FIFOメモリからの読み出しタイミングを自由に
制御することにより、任意の表示位置へ映像データを表
示できる。
【0051】このように本第2の実施形態の映像信号処
理装置によると、上記第1の実施形態の効果に加え、メ
モリ回路15を図5に示すように動作させれば、上記第
1の実施形態よりもメモリの部品数を削減できるという
効果を奏する。
【0052】このように、上記第1、第2の実施形態の
内視鏡撮像装置によると、従来技術の有する、映像信号
の同時化、映像再生部への出力レート変換、映像再生部
への任意の表示位置に映像出力させる過程において、同
時化用メモリと、表示用メモリを用いなければならない
という問題点が解決される上に、同時化メモリのみで、
映像信号の同時化をし、映像再生部への出力レート変換
をし、映像再生部の任意の表示位置に映像出力させられ
るという特有の効果が得られる。
【0053】さらに、従来技術の有する、映像信号の同
時化、映像再生部への出力レート変換、映像再生部への
任意の表示位置に映像出力させる過程において、FIF
Oメモリと、アドレス制御が必要なマルチポートRAM
を用いなければならないという問題点が解決される上
に、アドレス制御がいらず、制御方法の簡単なFIFO
メモリのみで、映像信号の同時化をし、映像再生部への
出力レート変換をし、映像再生部の任意の表示位置に映
像出力させられるという特有の効果が得られる。
【0054】次に、本発明の第3の実施形態の映像信号
処理装置について説明する。
【0055】従来、特開平6−253191号公報に
は、ズーム機能を用いる場合に静止画情報に基づいて拡
大、縮小の演算をし、色ずれや残像効果を良好に解消
し、鮮鋭度の高い画像を得る技術手段が開示されてい
る。
【0056】この特開平6−253191号公報に開示
された技術手段は、画像信号の同時化後に、拡大/縮小
回路よる処理がなされるので、R,G,B映像信号各々
に拡大/縮小回路を設けなければ成らず、部品数の増大
を招き、回路規模が大きくなるという不具合を招いてい
た。
【0057】本出願人は、かかる問題点に鑑み、以下に
示す2つの実施態様を提案する。
【0058】(1)画面表示サイズが複数選択できる面
順次方式の映像信号処理回路において、拡大/縮小回路
以降の映像信号処理を、全画面表示サイズにおいて、常
に最大拡大画面と同じサイズの映像信号で、処理するこ
とを特徴とする映像信号処理回路。
【0059】(2)固体撮像素子で撮像された面順次方
式の画像信号を、拡大/縮小処理し、映像出力する、映
像信号処理回路において、拡大/縮小回路を、画像信号
の同時化前に具備し、画像信号を所望の大きさに処理し
た後、R,G,B映像信号で同時出力されることを特徴
とする映像信号処理回路。
【0060】上記(1)の実施態様によると、同時化の
時間差により、画面標示サイズの切換時にノイズが発生
するのを防ぐことができ、また、上記(2)の実施態様
によると、画像信号の拡大/縮小回路を、同時化回路の
前に具備し、部品数を削減させ、回路規模を小さくさせ
ることができる。
【0061】本発明の第3の実施形態の映像信号処理装
置は、上記(1)、(2)の実施態様(映像信号処理回
路)を適用したことを特徴とするものであり、以下、か
かる装置の具体的な実施形態を説明する。
【0062】この第3の実施形態の映像信号処理装置
は、基本的な構成は上記第1の実施形態と同様である
が、その作用を異にする。したがって、ここでは差異の
みの言及にとどめ、同様部分の説明は省略する。
【0063】本第3の実施形態の映像信号処理装置は、
上記第1の実施形態と同様の構成をなす(図1参照)。
【0064】固体撮像素子3から入力された映像信号
は、プリプロセス回路10に入力されて増幅、波形整形
等の所定の処理が行われた後、アナログデジタル変換器
13でデジタルデータ化され、映像信号を拡大/縮小回
路14において、面順次映像信号を拡大/縮小処理さ
せ、コントロール信号発生回路12より、拡大画面表示
サイズに依らず、全画面表示サイズで共通の映像制御信
号(Hブランキング、Vブランキング信号)を生成し、
メモリ回路15で、上記コントロール信号発生回路12
で生成された、映像制御信号により、映像信号の同時化
をし、図示しないマスキング回路でマスクされ、デジタ
ルアナログ変換器16でアナログ信号に変換され、コネ
クタ17を介して、モニタテレビ18へ映像出力する。
【0065】全画面表示サイズにおいて、映像制御信号
を共通にするのは、表示画面の拡大/縮小時に、モニタ
テレビ18内の表示画面にノイズが発生するのを防ぐた
めである。
【0066】ノイズ発生の原因として、画面の拡大/縮
小が行われる時に、拡大/縮小前と後で、同時化される
映像信号サイズが異なると、R,G,B映像信号の出力
で、1フレーム分、過度的に画面サイズの異なるR,
G,B映像信号が同時に、モニタテレビ18へ映像出力
されるためである。
【0067】図6は、本第3の実施形態の映像信号処理
装置において、第1表示サイズから第3表示サイズへ画
面拡大した際の面順次映像信号をR,G,B映像信号で
同時出力するタイミングを示したタイミングチャートで
ある。
【0068】図6に示したように、画面拡大指示される
と、面順次映像信号は、図7に示す表示サイズ1から、
図8に示す表示サイズ3へ画面拡大される、この面順次
映像信号を同時化すると、図6に示したように、3フレ
ーム目においてR,G,B映像信号で画面表示サイズの
異なる映像信号が同時に出力されることになり、これが
ノイズの発生となる。
【0069】本第3の実施形態の映像信号処理装置はか
かる点を考慮してなされており、表示サイズ3と、表示
サイズ1において、同時化される映像信号(Hブランキ
ング、Vブランキング信号)サイズは、図7、図8に示
すように同じである。したがって、画面表示サイズが拡
大/縮小処理されても、同時化される画面サイズ(同時
化データ領域)は同じサイズであるので、画面表示サイ
ズを切換えてもノイズの発生しない画面拡大が行える。
【0070】なお、図7に示した表示サイズ1の表示有
効データ領域は、モニタテレビ18内の画面表示位置に
より、同時化データ領域内のどの位置に存在してもかま
わない。
【0071】また、図7に示した表示サイズ1は、表示
有効データ領域の回りに非有効データ領域が付加されて
いるが、図示しないマスキング回路により、非有効デー
タ部はマスクされ、モニタテレビ18へ映像出力され
る。
【0072】このように、本第3の実施形態の映像信号
処理装置によると、画像信号の同時化前に、拡大/縮小
処理させるので、同時化後に、拡大/縮小処理させる方
式より、拡大/縮小回路規模が1/3に削減できる効果
がある。
【0073】また、全画面表示サイズで、同時化する画
面サイズを共通にしたことにより、同時化の時間差によ
る、R,G,B映像データの画素数の違いがなくなり、
FIFOメモリでも、表示画面の拡大/縮小時に、ノイ
ズが発生しない効果がある。
【0074】さらに全画面表示サイズで、同時化する画
面サイズを共通にしたことにより、映像制御信号の生成
が最大画面サイズのみでよくなり、映像制御信号を、全
画面表示サイズで各々生成することがなくなるので、映
像制御信号生成回路の回路規模削減の効果がある。
【0075】このような第3の実施形態の映像信号処理
装置によると、上記(1)、(2)に示した実施態様の
効果として、以下に示す効果を奏する。
【0076】従来、R,G,B映像信号各々に拡大/縮
小回路を設けなければならず、部品数の増大を招き回路
規模が大きくなるという問題点が解決される上に、映像
信号の拡大/縮小回路を映像信号の同時化前に配置した
ことにより、部品数を削減させ、回路規模を小さくさせ
る、という特有の効果が得られる。
【0077】次に、本発明の第4の実施形態の色変換装
置について説明する。
【0078】従来、3X3マトリックスによる色補正処
理方法が知られているが、画像データ等の入力データの
平均色調によっては3X3マトリックス処理結果が許容
されない場合があった。
【0079】本出願人は、かかる問題点を考慮して、3
X3マトリックス処理による色補正結果の補正精度向上
を目的とし、以下に示す実施態様を提案する。
【0080】(1)少なくとも1つ以上の色信号で構成
される第1の画像データを、少なくとも1つ以上の色信
号で構成される第2の画像データへ変換する色変換装置
において、第1の画像データを第2の画像データへ変換
する変換手段と、第1の画像データの統計的性質を計算
する統計演算手段と、該統計演算手段に接続され、該変
換手段における動作を変更する動作変更手段と、該動作
変更手段に接続され、該変換手段における複数の動作を
記憶した動作記憶手段とを具備したことを特徴とする色
変換装置。
【0081】(2)上記色変換手段は、3×3マトリッ
クス回路であることを特徴とする、(1)に記載の色変
換装置。
【0082】(3)上記統計演算手段は、第1の画像デ
ータを構成する色信号の平均値を計算することを特徴と
する、(1)に記載の色変換装置。
【0083】(4)上記動作変更手段は、上記色変換手
段におけるマトリックス係数を、上記統計演算手段の出
力に応じて書き換えることを特徴とする、(2)に記載
の色変換装置。
【0084】(5)上記動作記憶手段は、上記色変換手
段に使用する複数のマトリックス係数を記憶することを
特徴とする、(2)に記載の色変換装置。
【0085】本発明の第4の実施形態の色変換装置は、
上記(1)ないし(5)に示す実施態様を適用したもの
であり、以下、これを具体的に説明する。
【0086】図9は、本発明の第4の実施形態の色変換
装置を適用する内視鏡撮像装置の構成を示したブロック
図である。
【0087】なお、上記第1の実施形態と同様の構成要
素には同一の符号を付与し、ここでの詳しい説明は省略
する。
【0088】当該内視鏡撮像装置は、公知の電子内視鏡
70と、該電子内視鏡70に接続され、色変換装置80
を備える映像信号処理装置71と、該映像信号処理装置
71に接続されるモニタテレビ18と、で主要部が構成
されている。
【0089】上記電子内視鏡70は、基本的には上記第
1の実施形態と同様の形態をなすので、ここでは同実施
形態と異なる映像信号処理装置71のみを説明するにと
どめる。
【0090】電子内視鏡70の挿入部1の基端部には上
記映像信号処理装置71が接続されている。この映像信
号処理装置71は面順次方式の撮像を行うための信号処
理部であり、プリプロセス回路10とCCD駆動回路1
1とが、上記コネクタ9を介して固体撮像素子3に接続
されている。
【0091】上記プリプロセス回路10には、アナログ
デジタル変換器(図中、A/Dと記す)13、拡大/縮
小回路14、メモリ回路15が順に接続されている。
【0092】このメモリ回路15の出力信号は色変換装
置80に入力され、該装置80で適宜処理がなされた
後、出力信号が再び、映像信号処理装置71内のデジタ
ルアナログ変換器(図中、D/Aと記す)16に入力さ
れる。
【0093】上記色変換装置80は、上記メモリ回路1
5で同時化された映像信号R、G、Bを入力し、適宜処
理した後新たな映像信号R'、G'、B'として出力する
マトリックス回路81と、同様に同時化された映像信号
を入力し、平均値を算出する平均値算出手段83と、こ
の平均値算出手段83と所定のマトリックス係数を記憶
したマトリックス係数記憶手段84からの情報により上
記マトリックス回路81のマトリックス係数を変更する
マトリックス係数変更手段82と、で主要部が構成され
ている。
【0094】なお、本実施形態においては、上記マトリ
ックス回路81は3X3のマトリックス回路である。
【0095】一方、上記プリプロセス回路10、拡大/
縮小回路14、メモリ回路15、CCD駆動回路11に
は、コントロール信号発生回路12からのクロック信号
が入力される。
【0096】上記コントロール信号発生回路12は、第
1の映像信号処理系クロックと第2の映像信号処理系ク
ロックの2つの異なるクロック信号を発生するととも
に、該信号を制御し、上記各回路部に供給する。
【0097】CCD駆動回路11は、コントロール信号
発生回路12からのクロック信号により固体撮像素子3
を駆動するための駆動信号を発生させる。
【0098】CCD駆動回路11によって駆動された固
体撮像素子3から出力される映像信号データは、プリプ
ロセス回路10に入力されて増幅、波形整形等の所定の
処理が行われた後、アナログデジタル変換器13でデジ
タルデータ化される。
【0099】デジタルデータ化された映像信号を拡大/
縮小回路14で、映像データの拡大/縮小の処理が行わ
れた後、映像データはメモリ回路15に入力される。
【0100】このメモリ回路15で同時化された映像信
号は、マトリックス回路81および平均値算出手段83
に入力される。上記マトリックス回路81においては、
後述するマトリックス処理が施され、新たな映像信号
R'、G'、B'として出力する。
【0101】また、平均値算出手段83では入力した同
時化映像信号の平均値を算出し、マトリックス係数変更
手段82に送出する。このマトリックス係数変更手段8
2では、この平均値算出手段83と所定のマトリックス
係数を記憶したマトリックス係数記憶手段84からの情
報により上記マトリックス回路81のマトリックス係数
を変更し、マトリックス回路81を制御する。
【0102】上記マトリックス回路81からの新たな映
像信号はデジタルアナログ変換器16でアナログ信号に
変換され、コネクタ17を介してモニタテレビ18に被
検体の映像が再生される。
【0103】次に、上記色変換装置80の作用を詳しく
説明する。
【0104】上記メモリ回路15からの映像信号(第1
の画像データを構成する色信号)R、G、Bはマトリッ
クス回路81に入力するとともに、平均値算出手段83
にも入力する。平均値算出手段83は、予め定められた
数NのRGBデータが入力されると、その統計的性質と
してRGBの平均値を算出する。このNは、第1の画像
データを構成する画素数に設定されることが多い。
【0105】上記平均値算出手段83は、計算したRG
Bの平均値をマトリックス係数変更手段82へ出力す
る。このマトリックス係数変更手段82は、平均値算出
手段83から出力されたRGB平均値に基づいて、適切
なマトリックス係数を、マトリックス係数記憶手段84
から読み込み、マトリックス回路81に設定されている
マトリックス係数を、マトリックス係数記憶手段84か
ら読み込んだマトリックス係数へと書き換える。
【0106】マトリックス回路81では、設定されたマ
トリックス係数により、式(1)にしたがってマトリッ
クス演算が実行される。
【0107】
【数1】 次に、上記マトリックス係数変更手段82における動作
を詳細に説明する。
【0108】一般に、3×3のマトリックス演算により
色変換を行う場合、色変換の種類によっては色空間全域
に渡って所望する結果を得ることができないことがあ
る。特に、色変換の種類が非線形な変換に基づく場合、
色空間においてある領域は所望する変換結果となるが、
別の領域では所望する結果と著しく乖離する結果とな
る。
【0109】3×3のマトリックス演算は線型演算であ
り、非線形な色変換が線型変換に近似可能な限定された
領域内で所望する色変換結果が得られる。このことか
ら、非線形な色変換を色空間を適切に分割して、分割さ
れた色空間内に実行される線型な色変換の組み合わせで
実現することが考えられる。したがって、色空間の領域
毎に予め求められた色変換の組み合わせで実現すること
が考えられる。
【0110】すなわち、色空間の領域毎に予め決められ
た色変換を実現するマトリックス係数を求めておき、こ
れをマトリックス係数記憶手段84に保存しておく。入
力された画像の性質(本実施形態ではRGB平均値)に
基づいて適切なマトリックス係数を読み出し、マトリッ
クス回路81の動作を変更することで、所望する色変換
を実現することが可能となる。
【0111】図10は、上記RGB平均値に基づく、マ
トリックス係数の選択例を説明する図である。なお、図
10では、簡単のため色空間を2次元のRG平面として
示した。
【0112】マトリックス係数変更手段82におけるマ
トリックス係数の選択は、簡単なしきい値処理によって
行うことができる。図10に示すように、しきい値R
t、Gtによって領域AとBに色空間が分割されてお
り、各々の領域毎にマトリックス係数が用意されている
とすると、入力値をしきい値と比較することで領域Aあ
るいはBに含まれるかを判定することができる。この判
定結果に応じて、対応するマトリックス係数をマトリッ
クス係数記憶手段84から読み込む。
【0113】このような構成をなす色変換装置80は、
内視鏡画像のように、通常は色空間に限られた領域に集
中する画像が色変換装置に入力し、染色画像のように通
常の内視鏡画像とは色空間におけるその画像が占有する
色空間領域が異なる画像が入力される場合などに非常に
好適である。この場合、通常の内視鏡画像、染色画像、
など想定される画像の色採的性質に応じてマトリックス
係数を算出しておけばよい。
【0114】次に、このような色変換装置80を適用し
た内視鏡撮像装置を例に、マトリックス係数の作成方法
について説明する。
【0115】領域は、通常の内視鏡画像と、メチレンブ
ルーなどの染色剤を撤布した場合の内視鏡画像に対応す
る2種類を想定する。実際の内視鏡検査で記録された多
数の通常内視鏡画像と染色画像を準備する。各々の多数
のサンプルを使用して、所望する色変換結果を生成する
ような処理を施す。この処理は、計算機上でソフトウェ
アにより実行され、例えば色相変更、彩度強調など、目
的に応じて行われる。そのようにして生成された多数の
入力画像と処理画像との間で、マトリックスを推定す
る。推定には通常、重回帰分析が使用され、通常画像と
染色画像で別々の推定を行う。
【0116】次に、上記マトリックス係数変更手段82
における、別の動作について図11を参照して説明す
る。
【0117】上記マトリックス係数記憶手段84には、
画像の色彩的性質の数だけマトリックス係数が保存され
るが、無限の数のマトリックス係数を保存することは困
難である。そこで、記憶されている限られた種類のマト
リックス係数から新たなマトリックス係数を、マトリッ
クス係数変更手段82で生成する方法を以下に示す。
【0118】今、色彩的性質AとBに対応するマトリッ
クス係数Ma、Mbがマトリックス係数記憶手段84に
保存されており、これらのマトリックス係数から色彩的
性質Cに対応する新たなマトリックス係数Mcを生成す
る場合を考える。なお、色彩的性質として平均値を想定
する。
【0119】入力された画像の平均値がCであり、Aと
Bから各々統計的距離がDac、Dbcであるとする
(式(3)参照)。
【0120】上記A、B、CはRG平面のベクトル量
で、式(2)で表される。
【0121】統計的距離には、色空間におけるユークリ
ッド距離や、分散を考慮したマハラノビス距離などが利
用できる。式(3)では距離をマハラノビス距離として
算出した例を示している。式(3)において、Qは領域
A、Bに各々含まれるサンプル(通常内視鏡画像、染色
画像など)の共分散行列を示す。
【0122】この距離から、和が1.0となるような重
み量Wac、Wbcを計算する(式(4)参照)。
【0123】この重み量をマトリックス係数Ma、Mc
に各々作用させて、新たなマトリックスMcを求める
(式(5)参照)。
【0124】このようにして求めた新たなマトリックス
Mcは、色彩的性質A、Bの間を補間する性質を持つ。
【0125】以上のような計算手段をマトリックス係数
変更手段82に設置することにより、予め想定されてい
る色彩的性質の種類の間を連続的に補間する性質のマト
リックス係数を生成することが可能となり、色変換装置
のより詳細な動作制御を可能とする。
【0126】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】 このように、本第4の実施形態によると、入力データの
性質が変化しても、常に良好な色補正結果を得ることが
できる。
【0127】次に、本発明の第5の実施形態である内視
鏡撮像装置について説明する。
【0128】従来、内視鏡画像の構造成分周波数特性が
図25の符号Feで示されるような特性を有する場合、
特性の異なる複数種のフィルタ、たとえば、図25中、
Ff1,Ff2で示す特性を有するフィルタを順に作用
させ、所定のフィルタ処理を施す手段が知られている。
このようにフィルタを順序化することで、処理画像に対
する視覚的な見えの効果の順位性を保つようになってい
る。
【0129】しかしながら、このような特性の異なるフ
ィルタ間において、最大強調量を基に鮮鋭感に関する強
弱を判定すると、上記フィルタの順序が入れ替わってし
まう虞があった。
【0130】本出願人は、かかる問題点を鑑み、特性の
異なるフィルタを順番に使用しても、鮮鋭感に関する強
弱の順序が所望の順序に保たれる内視鏡撮像装置を得る
ことを目的に、以下の実施態様を提案する。
【0131】(1)体腔内の画像を撮像するための撮像
手段と、この撮像手段の撮像素子の種類を判別する撮像
素子判別手段と、上記撮像手段により得られた画像を拡
大/縮小する拡大/縮小手段と、この拡大/縮小手段に
より得られた画像を補正するための複数の補正を有する
補正手段と、この補正手段の選択に関する信号を発生す
る信号発生手段と、上記撮像素子判別手段の結果、また
は、および信号発生手段の出力により上記拡大/縮小手
段、上記補正手段を制御するための制御手段とを備える
ことを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0132】(2)上記複数の補正手段が、等方、また
は、および非等方な異なる補正特性を有する複数のフィ
ルタを備えることを特徴とする(1)に記載の内視鏡撮
像装置。
【0133】(3)上記複数の補正手段は、鮮鋭感の視
覚的な見えに関する順序性を有する補正特性からなる複
数のフィルタを備えることを特徴とする(1)に記載の
内視鏡撮像装置。
【0134】本発明の第5の実施形態である内視鏡撮像
装置は、上記(1)ないし(3)に示す実施態様を適用
するものであり、以下、具体的に説明する。
【0135】図12は、本発明の第5の実施形態である
内視鏡撮像装置の構成を示したブロック図である。な
お、上記第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符
号を付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0136】本第5の実施形態の内視鏡撮像装置は、上
述した公知の電子内視鏡90と、該電子内視鏡90に接
続される映像信号処理装置91と、該映像信号処理装置
91に接続されるモニタテレビ18と、で主要部が構成
されている。
【0137】なお、上記電子内視鏡90は、基本的には
上記第1の実施形態にかかる電子内視鏡と同様の形態を
なすので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0138】上記電子内視鏡90の挿入部1の基端部に
は映像信号処理装置91が接続されている。この映像信
号処理装置91は面順次方式の撮像を行う信号処理部で
あり、プリプロセス回路10、CCD駆動回路11、撮
像素子判別回路102が、上記コネクタ9を介して電子
内視鏡90の固体撮像素子3に接続されている。
【0139】上記プリプロセス回路10には、アナログ
デジタル変換器(図中、A/Dと記す)13、拡大/縮
小回路14、補正回路101、メモリ回路15、デジタ
ルアナログ変換器(図中、D/Aと記す)16が順に接
続されている。
【0140】一方、上記プリプロセス回路10、拡大/
縮小回路14、メモリ回路15、補正回路101、CC
D駆動回路11には、コントロール信号発生回路12か
らの所定のコントロール信号が入力される。
【0141】また、上記コントロール信号発生回路12
には、信号発生回路103と上記撮像素子判別回路10
2からの所定信号が入力される。
【0142】上記コントロール信号発生回路12は、上
記信号発生回路103、上記撮像素子判別回路102か
らの所定信号に基づいて、所定の制御信号を発生し、
(第1の映像信号処理系クロックと第2の映像信号処理
系クロックの2つの異なるクロック信号を発生するとと
もに、該信号を制御し、)上記各回路部に供給する。
【0143】上記CCD駆動回路11は、コントロール
信号発生回路12からのコントロール信号により固体撮
像素子3を駆動するための駆動信号を発生させる。
【0144】上記撮像素子判別回路102は、上記固体
撮像素子3の種類を判別する判別手段である。具体的に
は、上記挿入部1を接続するコネクタ9におけるピンの
導通状態に基づき、表1に示す如く撮像素子を判別す
る。
【0145】
【表1】 上記補正回路101は、画像の拡大/縮小を行う拡大/
縮小回路14から出力された画像を補正する複数のフィ
ルタを有する補正手段であり、図13に、該補正回路1
01の詳しい構成を示す。
【0146】図に示すように、補正回路101は、補正
特性の異なる複数のフィルタ124a〜124nと、上
記コントロール信号発生回路12の出力するコントロー
ル制御信号に基づきフィルタを選択する、2つの互いに
連動したフィルタ選択手段123a、123bとで構成
されている。
【0147】上記フィルタ124a〜124nは、上記
固体撮像素子3の種類、たとえば素子のノイズ成分の多
少に応じたフィルタ特性を有しており、その一例を表2
に示す。
【0148】
【表2】 上記フィルタ選択手段123a、123bは、上記固体
撮像素子3の種類に応じたフィルタ特性を有するフィル
タを選択するようになっている。
【0149】また、上記信号発生回路103は、上記補
正回路101におけるフィルタ選択手段123a、12
3bに関する信号を発生する信号発生手段である。
【0150】次に、このように構成される本実施形態の
映像表示制御装置の作用を説明する。
【0151】まず、撮像素子判別回路102は、映像信
号処理装置にスコープを接続するコネクタ9におけるピ
ンの導通状態と上記表1に基づき、複数存在する撮像素
子の種類を判別する。
【0152】この撮像素子判別回路102の判別結果
は、コントロール信号発生回路12へ送られる。
【0153】また、信号発生回路103は、キーボード
等の外部入力により、複数のフィルタの選択に関する信
号を発生し、その出力をコントロール信号発生回路12
へ送る。
【0154】上記コントロール信号発生回路12は、撮
像素子判別回路102の判別結果、および信号発生回路
103の出力に基づき画像の拡大/縮小を制御するため
のコントロール信号を拡大/縮小回路14へ送信する。
【0155】CCD駆動回路11によって駆動された固
体撮像素子3から出力される映像信号データは、プリプ
ロセス回路10に入力されて増幅、波形整形等の所定の
処理が行われた後、アナログデジタル変換器13でデジ
タルデータ化される。
【0156】上記コントロール信号発生回路12からの
コントロール信号により、拡大/縮小回路14は、アナ
ログデジタル変換器13からの画像信号の拡大/縮小を
行い、拡大/縮小画像を補正回路101へ送る。
【0157】また、上記コントロール信号発生回路12
は撮像素子判別回路102の判別結果および信号発生回
路103の出力に基づきフィルタを選択するためのコン
トロール信号を補正回路101へ送信する。
【0158】補正回路101は、コントロール信号発生
回路12からのコントロール信号に基づき、フィルタ選
択手段123によって複数のフィルタ124a〜124
nの中から1つを選択し、拡大/縮小回路14の出力す
る画像に対して補正を行う。
【0159】上記補正回路101によって補正された画
像は、メモリ回路15へ送られ、同時化が行われる。こ
のメモリ回路15で同時化された映像データは、デジタ
ルアナログ変換器16でアナログ信号に変換され、コネ
クタ17を介してモニタテレビ18に被検体の映像が再
生される。
【0160】次に、上記フィルタ選択手段123が選択
するフィルタ124の補正特性について図14ないし図
17を参照して説明する。
【0161】図14ないし図17は、それぞれ上記補正
回路101にフィルタ124a〜124nの各補正特性
を示した線図である。
【0162】上記拡大/縮小回路14の拡大率が大きい
場合、該拡大/縮小回路14の出力画像において補正す
べき周波数成分の分布する帯域(以下,構造帯域)は、
より低域側に偏る。また、拡大率を小さくした場合、構
造帯域はより高域側に偏る。
【0163】したがって、フィルタ選択手段123は、
拡大率が大きい場合補正特性の最大補正量を与える帯域
が低域側のフィルタを選択し、一方、拡大率が小さい場
合には、高域側となるフィルタを選択する。
【0164】また、撮像素子におけるノイズは撮像素子
の種類によって異なるが、上記ノイズの分布する帯域
(以下,ノイズ帯域)は拡大率によっても変化するた
め、上記フィルタ選択手段123は、上記拡大率が大き
いときには低域側を、上記拡大率が小さいときには高域
側を抑制するフィルタを選択する。
【0165】表2に示すように、フィルタ124aは、
ノイズの多い撮像素子において、拡大率が大きい場合に
選択するフィルタである。
【0166】拡大率が大きいことにより、上記拡大/縮
小回路14の出力する画像において構造帯域は低域側に
偏るため、低域側に最大補正量を有するフィルタを選択
することになるが、補正量が等方的な補正特性を有する
フィルタを適用すると、大きく拡大されたノイズ1個分
におけるコントラストが水平および垂直方向の両方で更
につくため、ノイズが目立つ。
【0167】したがって、上記フィルタ選択手段123
は、図14に示すように最大補正量を与える帯域はより
低域側であるが、補正量が垂直方向でより少ない非等方
な特性を有するフィルタ124aを選択する。
【0168】フィルタ124aにより、低域側に偏った
構造帯域を補正でき、また垂直方向での補正量を抑制し
たことにより、垂直方向でのノイズのコントラストが水
平方向よりも落ちるためノイズの強調を軽減することが
できる。
【0169】また、ノイズの多い撮像素子で拡大率が小
さい場合には、高域側での補正量を抑えることによって
ノイズを軽減できるため、フィルタ選択手段123は、
図15に示す最大補正量を与える帯域がより高域側で、
等方な補正特性を有するフィルタ124bを選択する。
【0170】また、ノイズの少ない撮像素子で拡大率が
大きい場合には、構造帯域、およびノイズ帯域は同等と
なるがS/Nが良いため、フィルタ選択手段123は、
図16に示すような最大補正量を与える帯域がより低域
側で、補正量が等方となる補正特性を有するフィルタ1
24cを選択する。
【0171】さらに、ノイズの少ない撮像素子で拡大率
が小さい場合には、補正量を特に抑制する必要がないた
め、フィルタ選択手段123は、図17に示すような最
大補正量を与える帯域がより高域側で、補正量が等方と
なる補正特性を有するフィルタ124dを選択する。
【0172】また、上記フィルタ124aは、図18な
いし図23に示す補正特性を有するフィルタであっても
よい。
【0173】図18に示すフィルタの補正特性は、水平
方向と垂直方向で補正量が最大となる帯域(以下、ピー
ク帯域)は同等であるが、補正量が垂直方向に比べ水平
方向で少ないため、補正回路101の出力画像において
は、大きく拡大されたノイズの水平方向でのコントラス
トが抑えられることにより、ノイズの強調を軽減でき
る。
【0174】図19に示すフィルタの補正特性は、水平
方向と垂直方向でピーク帯域、および補正量は同等であ
るが、水平、および垂直以外の方向でピーク帯域を有す
る。水平、および垂直方向における補正量が少ないた
め、大きく拡大されたノイズの水平、および垂直方向に
おけるコントラストが抑えられることにより、ノイズの
強調が軽減できる。
【0175】また、構造帯域は上記水平、および垂直以
外の方向における帯域で最大となる補正量により、補正
することが可能となる。
【0176】図20に示すフィルタの補正特性は、水平
方向と垂直方向でピーク帯域が異なり、水平方向がより
低域で、ピーク帯域における補正量は水平方向でより多
い。垂直方向の低域における補正量が少ないため、大き
く拡大されたノイズの垂直方向でのコントラストが抑え
られることにより、ノイズの強調が軽減される。
【0177】図21に示すフィルタの補正特性は、水平
方向と垂直方向でピーク帯域が異なり、垂直方向がより
低域で、ピーク帯域における補正量は垂直方向でより多
い。水平方向の低域における補正量が少ないため、大き
く拡大されたノイズの水平方向でのコントラストが抑え
られることにより、ノイズの強調が軽減される。
【0178】図22に示すフィルタの補正特性は、水平
方向と垂直方向でピーク帯域が異なり、水平方向がより
低減で、ピーク帯域における補正量が多く、水平、およ
び垂直方向以外の方向でピーク帯域を有する。
【0179】垂直方向の低域における補正量が少ないた
め、大きく拡大されたノイズの垂直方向でのコントラス
トが抑えられることにより、ノイズの強調が軽減され
る。
【0180】また、上記水平、および垂直以外の方向に
おいて補正量が最大となるため、ノイズの水平方向のコ
ントラストを上げずに、構造成分をより補正することが
可能となる。
【0181】図23に示すフィルタの補正特性は、水
平、および垂直方向でピーク帯域が異なり、垂直方向が
より低減で、ピーク帯域における補正量が多く、水平、
および垂直以外の方向でピーク帯域を有する。
【0182】水平方向の低減における補正量が少ないた
め、大きく拡大されたノイズの水平方向でのコントラス
トが抑えられることより、上記ノイズの強調が軽減され
る。
【0183】また、水平、および垂直以外の方向におい
て補正量が最大となるため、ノイズの垂直方向のコント
ラストを上げずに、構造成分をより補正することが可能
となる。
【0184】このように本第5の実施形態の内視鏡撮像
装置によると、上記構成により、撮像素子におけるノイ
ズの多少、および拡大率の大小に応じて、補正特性の異
なるフィルタを選択することが可能となるため、補正す
るべき周波数成分を補正し、ノイズの強調を軽減するこ
とができる。
【0185】また、ノイズの多い撮像素子で拡大率が大
きい場合に選択されるフィルタの補正特性において、水
平方向と垂直方向でピーク帯域が同等で、補正量が水平
方向に比べ垂直方向で少なく、また水平方向のピーク帯
域が低ないし中域である場合には、大きく拡大されたノ
イズの垂直方向でのコントラストを抑えられることによ
りノイズが目立ちにくくなる。
【0186】ピーク帯域が中ないし高域である場合に
は、中ないし高域における垂直方向の補正量が少ないた
め、拡大補間によるエッジ(以下、ジャギー)の発生が
水平方向に比べて垂直方向で抑えられる。
【0187】上記フィルタの補正特性において、水平方
向と垂直方向でピーク帯域が同等で、補正量が垂直方向
に比べ水平方向で少なく、また垂直方向のピーク帯域が
低ないし中域である場合には、大きく拡大されたノイズ
の水平方向でのコントラストが抑えられることによりノ
イズが目立ちにくくなる。
【0188】上記ピーク帯域が中ないし高域である場合
には、水平方向の補正量が少ないため、ジャギーの発生
が垂直方向に比べて水平方向で抑えることが可能であ
る。
【0189】上記フィルタの補正特性において、水平方
向と垂直方向でピーク帯域、および補正量が同等である
が、水平、垂直以外の方向においてピーク帯域を有し、
上記ピーク帯域が低ないし中域である場合には、ノイズ
の水平および垂直方向でのコントラストが抑えられるこ
とによりノイズが目立ちにくくなる。
【0190】上記ピーク帯域が中ないし高域である場合
には、ジャギーの発生が水平、および垂直方向で抑えら
れる。
【0191】上記フィルタの補正特性において、水平方
向と垂直方向でピーク帯域が異なり、上記帯域が水平、
垂直方向それぞれ低ないし中域、中ないし高域で、ピー
ク帯域における補正量は水平方向がより多い場合には、
ノイズの垂直方向でのコントラストを抑えられることに
よりノイズが目立ちにくくなる。
【0192】また、水平方向と垂直方向でピーク帯域が
異なり、上記帯域が水平、垂直方向それぞれ中ないし高
域、低ないし中域で、ピーク帯域における補正量は垂直
方向がより多い場合には、ノイズの水平方向でのコント
ラストが抑えられることにより、ノイズが目立ちにくく
なる。
【0193】さらに、上記2つの場合において、中ない
し高域における補正量を少なくすると、水平および垂直
方向でのジャギーの発生を軽減できる。
【0194】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。
【0195】この第6の実施形態の内視鏡撮像装置は、
その構成は上記第5の実施形態と同様であるので、ここ
での詳しい説明は省略する。
【0196】図24は、本発明の第6の実施形態の内視
鏡撮像装置における、補正回路のフィルタ補正特性を示
した線図である。
【0197】なお、上記第5の実施形態の内視鏡撮像装
置において、表2に示すフィルタ124cの補正特性
は、図24のようにしてもよい。
【0198】すなわち、撮像素子のノイズが少なく、拡
大/縮小回路14において設定される拡大率が大きい場
合、補正回路101の出力画像において鮮鋭感をより与
えることを考えると、拡大/縮小回路14の出力する画
像の構造帯域における高域側を補正すればよいが、水平
および垂直方向に対して大きな補正量を有するフィルタ
を上記補正回路101において適用すると、上記出力画
像においてはジャギーが目立つため、フィルタ選択手段
123は図24に示す補正特性を有するフィルタを選択
する。
【0199】上記フィルタの補正特性は、水平方向と垂
直方向におけるピーク帯域および補正量は同等である
が、水平、垂直以外の方向においてピーク帯域を有す
る。
【0200】水平、および垂直方向における補正量を少
なくしているので、上記ジャギーは目立たなくなる。ま
た、上記構造成分の高域側は、水平、垂直以外の方向に
おける補正量によって、必要な補正を行うことができ
る。
【0201】このように、本第6の実施形態の内視鏡撮
像装置によると、上記構成により、撮像素子のノイズと
拡大率に応じてフィルタの選択が可能であるため、撮像
素子のノイズが少なく拡大率が大きい場合には、水平、
および垂直方向の補正量を少なく、それ以外の方向にお
ける補正量を多くした補正特性を有するフィルタを適用
することによって、ジャギーの発生を抑制しかつ構造成
分を補正した画像を提供することができる。
【0202】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。
【0203】この第7の実施形態の内視鏡撮像装置は、
その構成は上記第5の実施形態と同様であり、第5の実
施形態におけるコントロール信号発生回路12が送るフ
ィルタ選択手段123へのコントロール信号のみが相違
している。したがって、ここでは差異のみの言及にとど
め、同様部分の詳しい説明は省略する。
【0204】図25は、本第7の実施形態の補正回路1
01のフィルタ124における2つの補正特性と概念的
な内視鏡画像の構造成分を示した線図である。
【0205】図25に示すように、補正特性の異なる複
数のフィルタ(Ff1、Ff2)を、信号発生回路10
3からの信号入力により補正効果が弱から強へと段階的
に変化するように設定する。この場合、補正特性におけ
る最大補正量のみの比較による順序付けを行うと、モニ
タ18の表示画像において鮮鋭感の視覚的な見えに関す
る順序が入れ替わる可能性がある。かかる事情に鑑み本
実施形態においては、内視鏡画像の低ないし中域におけ
る構造成分の特性とフィルタの補正特性に基づく客観的
な評価関数Eにより、フィルタを順序化する。
【0206】すなわち、上記構造成分の特性を関数Fe
で表すと、評価関数Eを E(u,v)=Fe(u,v)×Ff(u,v) で定義する。ここで、u,vはそれぞれ水平、垂直方向
における空間周波数、Ffはフィルタの補正特性を示
す。
【0207】また、上記構造成分の特性関数Feに限ら
ず、内視鏡撮像装置のMTF(Modulation Transfer Fu
nction)用い、上記Ffとの積によって評価関数Eを定
義してもよい。
【0208】さらに、下式に示す平方根積分関数を評価
関数としてもよい。
【0209】 ここで、uは周波数、M(u)は内視鏡撮像装置のMT
F(Modulation Transfer Function)とフィルタの補正
特性の積、1/Mt(u)は視覚のコントラスト関数を
意味する。
【0210】なお、式1の平方根積分関数は、「Peter
G.J.Barten;Evaluation of subjective image quality
with the square-root integral method,J.Opt.Soc.Am.
A/Vol.8,No.10/Oct.1990」に詳しい。
【0211】このように、本第7の実施形態の内視鏡撮
像装置によると、以上の評価関数Eによりフィルタを順
序化することで、補正特性の異なるフィルタを順番に適
用した場合において、補正効果の視覚的な見えに関する
強弱が入れ替わらない、モニタテレビ18への出力画像
を提供することができる。
【0212】次に、本発明の第8ないし第10の実施形
態のである内視鏡システムについて説明する。
【0213】ところで、従来、内視鏡画像処理装置にお
けるフィルタがフィールド処理である場合、原理的にV
方向の高域を強調してしまうため、フリッカーを生じる
虞があった。また、かような装置のフィルタの周波数特
性を変更した場合に、ハードウェアの制約により充分な
強調量を確保されない虞もある。そこで、上記装置接続
時には内視鏡側のフィルタによって対処していた。
【0214】本出願人はかかる事情を鑑み、上記内視鏡
装置において、接続した内視鏡画像処理装置に応じてフ
ィルタを変更することを特徴とする内視鏡システムを提
案し、以下にその実施態様を示す。
【0215】(1) 体腔内を撮像し、画像処理機能と
備える撮像装置と、この撮像装置より出力される画像に
対して、所定の画像処理を施す画像処理装置と、上記2
つの装置において、相互が相互の装置を判別する判別手
段と、この判別手段の結果に応じて、上記撮像装置、お
よび、または上記画像処理装置における処理内容を変更
する処理内容変更手段とを備えることを特徴とする内視
鏡システム。
【0216】(2) 上記判別手段は、上記撮像装置と
上記画像処理装置との接続状態を判別することを特徴と
する(1)に記載の内視鏡システム。
【0217】(3) 上記判別手段は、上記判別装置と
上記画像処理装置を接続し、相互の通信により判別する
ことを特徴とする(1)に記載の内視鏡システム。
【0218】(4) 上記処理内容変更手段が、フィル
タ処理の変更であることを特徴とする(1)または
(2)に記載の内視鏡システム。
【0219】(5) 体腔内を撮像し、画像処理機能と
備える撮像装置と、上記撮像装置より出力される画像に
対して、所定の画像処理を施す画像処理装置において、
上記2つの装置において、相互が相互の装置を判別する
判別手段と、この判別手段の結果に応じて、上記撮像装
置、および、または上記画像処理装置における処理内容
を変更する処理内容変更手段と、上記2つの装置におい
て一方が他方の装置における上記処理内容を設定する設
定手段と、を備えることを特徴とする内視鏡システム。
【0220】本発明の第8ないし第10の実施形態の内
視鏡システムは、上記(1)ないし(5)に示す実施態
様を適用したものであり、以下、具体的に説明する。
【0221】まず、第8の実施形態について説明する。
【0222】図26は、本発明の第8の実施形態の内視
鏡システムの構成を示したブロック図である。なお、上
記第1、第5の実施形態にかかる構成要素と同様の構成
要素には同一の符号を付与し、ここでの詳しい説明は省
略する。
【0223】この内視鏡システムにおける電子内視鏡
は、基本的には上記第1の実施形態と同様の形態をなす
ので、ここでは同実施形態と異なる映像信号処理部等を
説明するにとどめる。
【0224】本第8の実施形態の内視鏡システムは、公
知の電子内視鏡200と、該電子内視鏡に接続され上記
第1の実施形態の映像信号処理装置における映像信号処
理装置21に補正回路105、信号発生回路103のほ
か画像処理装置判別回路104をさらに備えた映像信号
処理部201とからなる内視鏡撮像装置と、該内視鏡撮
像装置(映像信号処理装置201)に接続される画像処
理装置202と、これら内視鏡撮像装置(映像信号処理
装置201)、画像処理装置202にそれぞれ接続され
るモニタテレビ18、モニタテレビ203とで、構成さ
れている。
【0225】なお、上記電子内視鏡200は、基本的に
は上記第1の実施形態にかかる電子内視鏡と同様の形態
をなすので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0226】上記電子内視鏡200の挿入部1の基端部
には映像信号処理装置201が接続されている。この映
像信号処理装置201は面順次方式の撮像を行う信号処
理部であり、プリプロセス回路10、CCD駆動回路1
1が上記コネクタ9を介して電子内視鏡90の固体撮像
素子3に接続されている。
【0227】上記プリプロセス回路10には、アナログ
デジタル変換器(図中、A/Dと記す)13、拡大/縮
小回路14、補正回路105、メモリ回路15、デジタ
ルアナログ変換器(図中、D/Aと記す)16が順に接
続されている。
【0228】一方、上記プリプロセス回路10、拡大/
縮小回路14、メモリ回路15、補正回路101、CC
D駆動回路11には、コントロール信号発生回路12か
らの所定のコントロール信号が入力される。
【0229】また、上記コントロール信号発生回路12
には、信号発生回路103と画像処理装置判別回路10
4からの所定信号が入力される。
【0230】上記コントロール信号発生回路12は、上
記信号発生回路103、上記画像処理装置判別回路10
4からの所定信号に基づいて、所定の制御信号を発生
し、(第1の映像信号処理系クロックと第2の映像信号
処理系クロックの2つの異なるクロック信号を発生する
とともに、該信号を制御し、)上記各回路部に供給す
る。
【0231】上記CCD駆動回路11は、コントロール
信号発生回路12からのコントロール信号により固体撮
像素子3を駆動するための駆動信号を発生させる。
【0232】上記画像処理装置判別回路104は、当該
映像信号処理装置201に接続される画像処理装置20
2の種類を判別する判別手段である。
【0233】上記補正回路105は、画像の拡大/縮小
を行う拡大/縮小回路14から出力された画像を補正す
る複数のフィルタを有する補正手段であり、上記第5の
実施形態と同様の構成をなし、図27に、該補正回路1
05の詳しい構成を示す。
【0234】図27は、上記映像信号処理装置201に
おける補正回路105の構成を示したブロック図であ
る。
【0235】図27に示すように、上記補正回路105
は、コントロール信号発生回路12からの制御信号に基
づき、フィルタ格納部141に格納された複数のフィル
タから1つのフィルタ142を選択するためのフィルタ
選択手段143を有する。
【0236】次に、図28を参照して上記画像処理装置
202の構成を詳しく説明する。
【0237】図28は、本第8の実施形態の内視鏡シス
テムにおける上記画像処理装置202の構成を詳しく示
したブロック図である。
【0238】図27に示すように、画像処理装置202
は、接続される内視鏡撮像装置を判別する内視鏡撮像装
置判別手段132と、上記内視鏡撮像装置からのRGB
画像をA/D変換するA/D134と、このA/D13
4の出力画像を記憶する記憶手段138と、この記憶手
段138からの出力画像を補正する複数のフィルタを有
する補正手段135と、この補正手段135のフィルタ
選択に関する信号を発生する信号発生手段137と、上
記補正手段135を制御するための信号を発生する制御
信号発生手段133と、上記補正手段135の出力画像
をD/A変換するD/A136と、で主要部が構成され
ている。
【0239】図29、上記画像処理装置202における
上記補正手段135の構成を示したブロック図である。
【0240】図29に示すように、上記補正手段135
は、上記制御信号発生手段133からの制御信号に基づ
き、フィルタ格納部151に格納された複数のフィルタ
から1つのフィルタ152を選択するためのフィルタ選
択手段153を有する。
【0241】次に、本第8の実施形態の内視鏡システム
の作用について説明する。
【0242】まず、内視鏡撮像装置(映像信号処理装置
201)の作用を説明する。
【0243】上記画像処理装置判別回路104は、内視
鏡撮像装置の映像信号を画像処理装置202へ出力する
ケーブルのコネクタ部に設けられた画像処理装置判別用
ピンの導通状態に基づき、接続される当該画像処理装置
202を判別する。
【0244】この画像処理装置判別回路104の判別結
果は、コントロール信号発生回路12へ送られる。
【0245】そして、コントロール信号発生回路12
は、拡大/縮小を制御するための制御信号を拡大/縮小
回路14へ送り、この拡大/縮小回路14は、上記制御
信号に基づき、アナログデジタル変換器13からの画像
信号の拡大/縮小を行い、拡大/縮小画像を補正回路1
05へ送る。
【0246】また、上記コントロール信号発生回路12
は、上記画像処理装置判別回路104の判別結果と、キ
ーボードなどの外部入力による信号発生回路103から
の信号に基づき、フィルタ選択手段143がフィルタを
選択するための制御信号を上記補正回路105へ送る。
すなわち、コントロール信号発生回路12は、上記判別
結果によって複数のフィルタからなるフィルタセットを
選択し、上記信号発生回路103の信号によって上記フ
ィルタセットの中から1つを選択するための制御信号を
作成する。
【0247】上記補正回路105におけるフィルタ選択
手段143は、上記コントロール信号発生回路12から
の制御信号に基づき、フィルタ格納部141に格納した
複数のフィルタの中から1を選択してフィルタ142と
して設定する(図27参照)。
【0248】上記補正回路105は、フィルタ142に
より拡大/縮小回路14の出力画像に対して補正を行
う。
【0249】さらに、上記補正回路105によって補正
された画像は、メモリ回路15へ送られ、メモリ回路1
5は、コントロール信号発生回路12からの同時化のた
めの制御信号に基づき、同時化を行う。
【0250】同時化されたRGB画像は、映像信号ケー
ブルにより画像処理装置202へ送られる。
【0251】次に、上記画像処理装置31の作用につい
て説明する。
【0252】内視鏡撮像装置からのRGB画像は、A/
D134によるアナログからデジタルへの変換後、記憶
手段138においてRGB毎に記憶され、記憶手段13
8は2次元化などの補正手段135の要求する処理を行
い、出力画像を補正手段135へ送る。
【0253】内視鏡撮像装置判別手段132は、上記内
視鏡撮像装置からの映像信号を受けるケーブルのコネク
タ部に設けられた内視鏡撮像装置判別用ピンの導通状態
に基づき、接続される内視鏡撮像装置を判別し、判別結
果は制御信号発生手段133に送る。
【0254】上記制御信号発生手段133は、上記判別
結果と、キーボードなどの外部入力による信号発生手段
137からの信号に基づき、フィルタを選択するための
制御信号を上記補正手段135へ送る。
【0255】上記補正手段35におけるフィルタ選択手
段153は、上記制御信号発生手段133からの上記制
御信号に基づき、フィルタ格納部151に格納した複数
のフィルタの中の1つを選択してフィルタ152として
設定する。
【0256】上記補正手段135は、フィルタ152に
より上記記憶手段138の出力画像に対して補正を行
う。
【0257】上記補正手段135によって補正された画
像は、D/A136でアナログ信号化され、モニタ20
3においてカラー画像として表示される。
【0258】このように本第8の実施形態の内視鏡シス
テムによると、複数存在する内視鏡画像処理装置に応じ
て、内視鏡撮像装置内のフィルタを切り替えることがで
きると同時に、上記内視鏡画像処理装置は複数存在する
上記内視鏡撮像装置に応じてフィルタを切り替えること
が可能となる。
【0259】したがって、たとえば内視鏡画像処理装置
による補正量が十分でない場合、内視鏡撮像装置により
補正量を補うことによって十分な補正効果を有する画像
を表示することができる。
【0260】また、内視鏡画像処理装置における補正特
性が、ハードウェアの制約により、たとえば垂直方向の
高域における補正量を抑制できない等の性格を有し、フ
リッカー発生などの問題を生じるときには、内視鏡撮像
装置における補正手段によって、垂直方向の高域を抑制
するフィルタを適用することによって対処可能となる。
【0261】次に、第9の実施形態の内視鏡システムに
ついて説明する。
【0262】図30は、本発明の第9の実施形態の内視
鏡システムの構成を示したブロッであり、図31は、上
記内視鏡システムにおける画像処理装置の構成を示した
ブロック図である。なお、上記第1ないし第8の実施形
態にかかる構成要素と同様の構成要素には同一の符号を
付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0263】この第9の実施形態の内視鏡システムは、
基本的には上記第8の実施形態と同様の形態をなすの
で、ここでは差異のみを説明するにとどめる。
【0264】本第9の実施形態の内視鏡システムは、公
知の電子内視鏡300と、該電子内視鏡に接続され上記
第1の実施形態の映像信号処理装置における映像信号処
理装置21に補正回路105、信号発生回路103のほ
か通信回路106をさらに備えた映像信号処理部301
とからなる内視鏡撮像装置と、該内視鏡撮像装置(映像
信号処理装置301)に接続される画像処理装置302
と、これら内視鏡撮像装置(映像信号処理装置30
1)、画像処理装置302にそれぞれ接続されるモニタ
テレビ18、モニタテレビ303とで、構成されてい
る。
【0265】なお、上記電子内視鏡300は、基本的に
は上記第1の実施形態にかかる電子内視鏡と同様の形態
をなすので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0266】上記通信回路106は、内視鏡撮像装置
(映像信号処理装置301)と画像処理装置302との
間において通信を行うための通信手段である。
【0267】また、図31に示すように、通信手段13
9は、内視鏡撮像装置(画像処理装置301)と画像処
理装置302との間において通信を行うための通信手段
である。
【0268】次に、本第9の実施形態の作用について説
明する。
【0269】本実施形態の作用は、基本的には上記第8
の実施形態と同様であるので、ここでは、該第8の実施
形態との差異についてのみ説明する。
【0270】上記通信回路106および通信手段139
は、通信用の信号を送受する通信ケーブル、たとえば、
RS−232C等により通信路を実現する。
【0271】内視鏡撮像装置において、上記通信回路1
06は、上記通信ケーブルにより、画像処理装置302
内に記憶された画像処理装置識別番号をアドレス指定で
読み出すことによって、該画像処理装置302を判別す
る。
【0272】同様に、上記画像処理装置302における
通信手段139は、上記通信ケーブルにより、上記内視
鏡撮像装置内に記憶された内視鏡撮像装置識別番号をア
ドレス指定で読み出すことによって、上記内視鏡撮像装
置を判別する。
【0273】上記画像処理装置302における制御信号
発生手段133は、上記内視鏡撮像装置の判別結果、お
よびキーボードなどの外部入力による信号発生手段13
7からの信号に基づき、フィルタ選択手段154がフィ
ルタを選択するための制御信号を補正手段135へ送
る。フィルタ選択手段154は上記制御信号に基づき、
フィルタ格納部151内のフィルタを選択し、フィルタ
152として設定する。
【0274】上記映像信号処理装置301における通信
回路106は、上記通信ケーブルにより、上記画像処理
装置302のフィルタ選択手段153が選択したフィル
タ152を識別するフィルタ識別番号をアドレス指定に
より読み出す。
【0275】上記通信回路106が読み出した上記画像
処理装置302の上記画像処理装置識別番号と上記フィ
ルタ識別番号は、内視鏡撮像装置におけるコントロール
信号発生回路12へ送られる。
【0276】コントロール信号発生回路12は、上記画
像処理装置識別番号と上記フィルタ識別番号に基づき、
フィルタ選択手段143がフィルタを選択するための制
御信号を補正回路105へ送る。
【0277】補正回路105におけるフィルタ選択手段
143は、上記制御信号に基づき、フィルタ格納部14
1における複数フィルタから1つを選択してフィルタ1
42として設定し、上記補正回路105は上記フィルタ
142により拡大/縮小回路14の出力する画像に対し
て補正を行う。
【0278】なお、上記構成により、内視鏡画像処理装
置302が内視鏡撮像装置の種類と該内視鏡撮像装置の
選択するフィルタに応じて、該画像処理装置302のフ
ィルタを切り替えてもよい。
【0279】本第9の実施形態の内視鏡システムによる
と、内視鏡撮像装置の種類によって異なる映像信号の帯
域、または、ノイズなどの特性に基づき、内視鏡画像処
理装置のフィルタを切り替えることが可能となり、かつ
上記フィルタに応じて内視鏡撮像装置側のフィルタを変
えることができる。
【0280】したがって、内視鏡画像処理装置側のフィ
ルタと内視鏡撮像装置のフィルタを連動させることがで
きるため、フィルタの最適な組み合わせによって実現さ
れる補正効果を得ることが可能となる。
【0281】また、多段なフィルタ構成が実現されるた
め、多段フィルタを必要とする補正特性が設定可能とな
る。
【0282】次に、第10の実施形態の内視鏡システム
について説明する。
【0283】この第10の実施形態の内視鏡システム
は、基本的には上記第8、第9の実施形態と同様の形態
をなし、上記補正回路105、補正手段135の構成、
作用のみが異なっている。したがって、ここでは差異の
みを説明するにとどめる。
【0284】図32は、本発明の第10の実施形態の内
視鏡システムにおける映像信号処理装置の補正回路の構
成を示したブロッであり、図33は、同第10の実施形
態の内視鏡システムにおける画像処理装置の補正手段の
構成を示したブロッである。なお、上記第8、第9の実
施形態にかかる構成要素と同様の構成要素には同一の符
号を付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0285】本第10の実施形態の内視鏡システムは、
図32に示すように、内視鏡撮像装置における補正回路
105は、通信手段等によって内視鏡画像処理装置から
送信されたフィルタ係数をフィルタ格納部141へ追加
するフィルタ追加手段161を備える。
【0286】一方、図33に示すように、画像処理装置
における補正手段135は、通信手段によって内視鏡撮
像装置から送信されたフィルタ係数をフィルタ格納部1
51へ追加するフィルタ追加手段171を備える。
【0287】次に、本第10の実施形態の内視鏡システ
ムの作用について説明する。
【0288】本第10の実施形態の作用は、基本的には
上記第9の実施形態と同様であるので、ここでは差異の
みについて説明する。
【0289】内視鏡画像処理装置における通信手段13
9は、内視鏡撮像装置と接続する通信ケーブルにより、
上記内視鏡撮像装置内に記憶された内視鏡撮像装置識別
番号をアドレス指定によって読み出すことによって、上
記内視鏡撮像装置を判別する。
【0290】内視鏡画像処理装置302において制御信
号発生手段133は、上記内視鏡撮像装置の判別結果、
およびキーボードなどの外部入力による信号発生手段1
37からの信号に基づき、フィルタ選択手段153がフ
ィルタを選択するための制御信号を補正手段135へ送
る。フィルタ選択手段153は上記制御信号に基づき、
フィルタ格納部151内のフィルタを選択し、フィルタ
152として設定する。
【0291】また、上記フィルタ選択手段153は、上
記フィルタ153と組み合わせて使用するためのフィル
タの係数をフィルタ格納部151から選択し、上記通信
手段139を用いて、上記フィルタ係数を内視鏡撮像装
置へ送信する。
【0292】内視鏡撮像装置における通信回路106
は、上記フィルタ係数を受信し、補正回路105へ送
る。本第10の実施形態における補正回路105のフィ
ルタ追加手段161は、上記フィルタ係数をフィルタ格
納部141へ追加する。
【0293】内視鏡撮像装置におけるフィルタ選択手段
143は、フィルタ追加手段161によって追加され
た、フィルタ格納部141におけるフィルタを選択して
フィルタ142として設定する。
【0294】なお、上記説明では、内視鏡画像処理装置
で設定したフィルタ152と組み合わせて使用するフィ
ルタ係数を内視鏡撮像装置へ送信し、内視鏡撮像装置に
おいてフィルタ追加手段161が上記フィルタ係数をフ
ィルタ格納手段141へ追加し、フィルタ142に設定
したが、内視鏡画像処理装置302と内視鏡撮像装置を
入れ換えてもよい。
【0295】本第10の実施形態の内視鏡システムによ
ると、内視鏡撮像装置に内蔵されていないフィルタの係
数を外部接続した内視鏡画像処理装置により書き込みこ
とができる。
【0296】したがって、画像処理装置が新たに増えた
場合、内視鏡撮像装置に要求する補正特性が変化して
も、所望の補正効果を有する画像を内視鏡撮像装置から
出力させることが可能となる。
【0297】また、内視鏡撮像装置および内視鏡画像処
理装置の組み合わせにより、多段なフィルタ構成が実現
されるため、合成したフィルタの補正特性において設計
自由度が増し、内視鏡撮像装置と内視鏡画像処理装置の
両方のハードウェアを有効に活用した補正を行うことが
できる。
【0298】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な制御で、映像信号の同時化、表示制御が行い得る映
像信号処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態である内視鏡
撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の内視鏡撮像装置における
メモリ回路の電気的構成を示した回路図である。
【図3】上記第1の実施形態の内視鏡撮像装置における
メモリ回路内部の動作例を示したタイミングチャートで
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態の内視鏡撮像装置にお
けるメモリ回路の電気的構成を示した回路図である。
【図5】上記第2の実施形態の内視鏡撮像装置における
メモリ回路内部の動作例を示したタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の第3の実施形態の映像信号処理装置に
おいて、第1表示サイズから第3表示サイズへ画面拡大
した際の面順次映像信号をR,G,B映像信号で同時出
力するタイミングを示したタイミングチャートである。
【図7】上記第3の実施形態の映像信号処理装置におい
て、第1表示サイズの表示有効データ領域において同時
化される映像信号(Hブランキング、Vブランキング信
号)を示した説明図である。
【図8】上記第3の実施形態の映像信号処理装置におい
て、第3表示サイズの表示有効データ領域において同時
化される映像信号(Hブランキング、Vブランキング信
号)を示した説明図である。
【図9】本発明の第4の実施形態の色変換装置を適用す
る内視鏡撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図10】上記第4の実施形態の色変換装置においてR
GB平均値に基づくマトリックス係数の選択例を説明し
た図である。
【図11】上記第4の実施形態の色変換装置においてR
GB平均値に基づくマトリックス係数の別の選択例を説
明した図である。
【図12】本発明の第5の実施形態である内視鏡撮像装
置の構成を示したブロック図である。
【図13】上記第5の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路の構成を示したブロック図である。
【図14】上記第5の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図15】上記第5の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図16】上記第5の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図17】上記第5の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図18】本発明の第6の実施形態である内視鏡撮像装
置における補正回路のフィルタ特性例を示した説明図で
ある。
【図19】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図20】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図21】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図22】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図23】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図24】上記第6の実施形態である内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタ特性例を示した説明図であ
る。
【図25】本発明の第7の実施形態の内視鏡撮像装置に
おける補正回路のフィルタにおける2つの補正特性と概
念的な内視鏡画像の構造成分を示した線図である。
【図26】本発明の第8の実施形態の内視鏡システムの
構成を示したブロック図である。
【図27】上記第8の実施形態の内視鏡システムの映像
信号処理装置における補正回路の構成を示したブロック
図である。
【図28】上記第8の実施形態の内視鏡システムにおけ
る画像処理装置の構成を示したブロック図である。
【図29】上記第8の実施形態の内視鏡システムの画像
処理装置における補正手段の構成を示したブロック図で
ある。
【図30】本発明の第9の実施形態の内視鏡システムの
構成を示したブロック図である。
【図31】上記第9の実施形態の内視鏡システムにおけ
る画像処理装置の構成を示したブロック図である。
【図32】本発明の第10の実施形態の内視鏡システム
の映像信号処理装置における補正回路の構成を示したブ
ロック図である。
【図33】本発明の第10の実施形態の内視鏡システム
の画像処理装置における補正手段の構成を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…挿入部 3…固体撮像素子 12…コントロール信号発生回路 14…拡大/縮小回路 15…メモリ回路 18…モニタテレビ 20…電子内視鏡 21…映像信号処理装置 31…第1のR奇数フィールド同時化メモリ 32…第1のR偶数フィールド同時化メモリ 33…第2のR奇数フィールド同時化メモリ 34…第2のR偶数フィールド同時化メモリ 35…第1のG奇数フィールド同時化メモリ 36…第1のG偶数フィールド同時化メモリ 37…第2のG奇数フィールド同時化メモリ 38…第2のG偶数フィールド同時化メモリ 39…第1のB奇数フィールド同時化メモリ 40…第1のB偶数フィールド同時化メモリ 41…第2のB奇数フィールド同時化メモリ 42…第2のB偶数フィールド同時化メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山▲崎▼ 健二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される第1ないし第3色信号から
    なるノンインターレース信号を処理する映像信号処理装
    置において、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第1時
    点の第1色信号における奇数ライン信号を記憶可能な第
    1メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第1色信号における奇数ラ
    イン信号を記憶可能な第2メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点の第1色信号における偶数ライン信号を記憶可能
    な第3メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第1色信号における偶数ラ
    イン信号を記憶可能な第4メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点の第2色信号における奇数ライン信号を記憶可能
    な第5メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第2色信号における奇数ラ
    イン信号を記憶可能な第6メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点の第2色信号における偶数ライン信号を記憶可能
    な第7メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第2色信号における偶数ラ
    イン信号を記憶可能な第8メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点の第3色信号における奇数ライン信号を記憶可能
    な第9メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第3色信号における奇数ラ
    イン信号を記憶可能な第10メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点の第3色信号における偶数ライン信号を記憶可能
    な第11メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、上記第
    1時点とは異なる第2時点の第3色信号における偶数ラ
    イン信号を記憶可能な第12メモリ手段と、 上記第1ないし第12メモリ手段に記憶された信号に基
    づき映像信号を生成する映像信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】順次入力される第1ないし第3色信号から
    なるノンインターレース信号を処理する映像信号処理装
    置において、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第1色
    信号における奇数ライン信号を記憶可能な第1メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第1色
    信号における偶数ライン信号を記憶可能な第2メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第1色
    信号における奇数ライン信号あるいは偶数ライン信号を
    記憶可能な第3メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第2色
    信号における奇数ライン信号を記憶可能な第4メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第2色
    信号における偶数ライン信号を記憶可能な第5メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第2色
    信号における奇数ライン信号あるいは偶数ライン信号を
    記憶可能な第6メモリ手段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第3色
    信号における奇数ライン信号を記憶可能な第7メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第3色
    信号における偶数ライン信号を記憶可能な第8メモリ手
    段と、 順次入力される上記ノンインターレース信号の、第3色
    信号における奇数ライン信号あるいは偶数ライン信号を
    記憶可能な第9メモリ手段と、 上記第1ないし第9メモリ手段に記憶された信号に基づ
    き映像信号を生成する映像信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする映像信号処理装置。
JP9260573A 1997-09-25 1997-09-25 映像信号処理装置 Withdrawn JPH11103471A (ja)

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