JP3216653B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直方向の解像度を改
善する手段を形成した電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入するこ
とにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置
具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置
のできる内視鏡が広く利用されている。また、挿入部先
端側に撮像手段として電荷結合素子(以下CCDと略記
する。)等の固体撮像素子を設け、画像情報を光電変換
された電気信号として取り出す方式の電子内視鏡も種々
提案されている。
【0003】従来例の内視鏡装置は、図25に示すよう
な電子内視鏡1を備えている。この電子内視鏡1は、細
長で例えば可撓性の挿入部2を有し、この挿入部2の後
端に太径の操作部3が連設されている。前記操作部3の
後端部からは側方に可撓性のケ―ブル4が延設され、こ
のケ―ブル4の先端部にコネクタ5が設けられている。
前記電子内視鏡1は、前記コネクタ5を介して、光源装
置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプロセッサ6に
接続されるようになっている。さらに、前記ビデオプロ
セッサ6には、モニタ7が接続されるようになってい
る。
【0004】前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部
9及びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲
部10が順次設けられている。また、前記操作部3に設
けられた湾曲操作ノブ11を回動操作することによっ
て、前記湾曲部10を左右方向あるいは上下方向に湾曲
できるようになっている。また、前記操作部3には、前
記挿入部2内に設けられた処置具チャンネルに連通する
挿入口12が設けられている。
【0005】従来例の内視鏡装置を構成する電子内視鏡
1の挿入部2内には、図26に示すように照明光を伝達
するライトガイド14が挿通されている。このライトガ
イド14の先端面は、挿入部2の先端部9に配置され、
この先端部9から照明光を出射できるようになってい
る。また、前記ライトガイド14の入射端側は、ユニバ
ーサルコード4内に挿通されてコネクタ5に接続されて
いる。また、前記先端部9には、対物レンズ系15が設
けられ、この対物レンズ系15の結像位置に、固体撮像
素子16″が配設されている。
【0006】この固体撮像素子16″は、可視領域を含
め紫外領域から赤外領域に至る広い波長域で感度を有し
ている。前記固体撮像素子16″には、信号線26,2
7が接続され、これら信号線26,27は、前記挿入部
2及びユニバーサルコード4内に挿通されて前記コネク
タ5に接続されている。
【0007】一方、ビデオプロセッサ6内には、紫外光
から赤外光に至る広帯域の光を発光するランプ21が設
けられている。このランプ21としては、一般的なキセ
ノンランプやストロボランプ等を用いることができる。
前記キセノンランプやストロボランプは、可視光のみな
らず紫外光及び赤外光を大量に発光する。このランプ2
1は、電源部22によって電力が供給されるようになっ
ている。前記ランプ21の前方には、モ―タ23によっ
て回転駆動される回転フィルタ50が配設されている。
【0008】この回転フィルタ50には、通常観察用の
赤(R),緑(G),青(B)の各波長領域の光を透過
するフィルタが、周方向に沿って配列されている。ま
た、前記モ―タ23は、モータドライバ25によって回
転が制御されて駆動されるようになっている。
【0009】前記回転フィルタ50を透過し、R,G,
Bの各波長領域の光に時系列的に分離された光は、更
に、前記ライトガイド14の入射端に入射され、このラ
イトガイド14を介して先端部9に導かれ、この先端部
9から出射されて、観察部位を照明するようになってい
る。この照明光による観察部位からの戻り光は、対物レ
ンズ系15によって、固体撮像素子16″上に結像さ
れ、光電変換されるようになっている。
【0010】この固体撮像素子16″には、前記信号線
26を介して、前記ビデオプロセッサ6内のドライバ回
路31からの駆動パルスが印加され、この駆動パルスに
よって読み出し,転送が行われるようになっている。こ
の固体撮像素子16″から読み出された映像信号は、前
記信号線27を介して、前記ビデオプロセッサ6内また
は電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ32に入力さ
れるようになっている。このプリアンプ32で増幅され
た映像信号は、プロセス回路33に入力され、γ補正及
びホワイトバランス等の信号処理を施され、A/Dコン
バータ34によって、デジタル信号に変換されるように
なっている。
【0011】このデジタルの映像信号は、セレクト回路
35によって、例えば赤(R),緑(G),青(B)の
各色に対応する3つのメモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cに選択的に記憶され
るようになっている。前記メモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cは、同時に読み出さ
れ、D/Aコンバータ37によって、アナログ信号に変
換され、R,G,B色信号として出力されると共に、エ
ンコーダ38に入力され、このエンコーダ38からNT
SCコンポジット信号として出力されるようになってい
る。
【0012】そして、前記R,G,B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ7に入力さ
れ、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラ―表
示されるようになっている。また、前記ビデオプロセッ
サ6内には、システム全体のタイミングを作るタイミン
グジェネレータ40が設けられ、このタイミングジェネ
レータ40によって、モータドライバ25,ドライバ回
路31の各回路間の同期が取られている。
【0013】
【発明が解決しようとする問題点】前記従来例の電子内
視鏡装置では、固体撮像素子16″から得られるR,
G,B信号は、ノンインターレースで読み出される。従
って、(ノンインターレースで読み出された信号を記憶
するメモリから)フィールド画像として読み出し(てモ
ニタに表示し)た場合には、水平解像度は良好なものに
できるものの、垂直解像度が劣るものになっていた。
【0014】垂直解像度を上げるために、通常のインタ
ーレース読み出しをした場合、1情報を同じ周期(例え
ば1/60秒)で読み出した場合は、1フレーム分の画
像を得るのに、R,G,B各奇数・偶数フィールドがあ
るため、6フィールド分の時間が必要となり、動きのあ
る被写体の場合色ズレが増加する。また、色ズレを軽減
するために、読み出し周期を上げた場合、電荷蓄積時間
が短くなるため、感度が低下してしまう。
【0015】ここで、従来例、例えば図26においてイ
ンターレース読みだし信号を同時化した場合を考える。
固体撮像素子16″から、RODD →GEVEN→BODD →R
EVEN→GODD →BEVENの順で映像信号を読みだした場合
(ここで、IODD とかIEVEN(IはR,G,Bを表す)
はフレーム色信号Iにおける奇数フィールドとか偶数フ
ィールドを表す。)、メモリに書き込まれたR,G,B
信号は奇数フィールド偶数フィールドが混在することに
なり、これをそのまま同時化した場合、垂直方向のフリ
ッカや偽色が発生する。
【0016】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、感度低下が少なく、且つ色ずれを軽減でき、さら
に垂直解像度を改善できる電子内視鏡装置を提供する事
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による電子内視鏡装置は、被検体像を撮像する
撮像素子と、第1の波長域を有する第1の照明光と第2
の波長域を有する第2の照明光と第3の波長域を有する
第3の照明光とを前記被検体に順次照射する照明手段
と、前記照明光に応じて、奇数フィールドのインタレー
ス走査に応じた第1の読み出し信号と偶数フィールドの
インタレース走査に応じた第2の読み出し信号とを前記
撮像素子に順次出力する読み出し手段と、前記撮像素子
より前記読み出し信号で読み出された前記第1の照明光
に応じた色撮像信号を記憶する第1の記憶手段と、前記
撮像素子より前記読み出し信号で読み出された前記第2
の照明光に応じた色撮像信号を記憶する第2の記憶手段
と、前記撮像素子より前記読み出し信号で読み出された
前記第3の照明光に応じた色撮像信号を記憶する第3の
記憶手段と、前記それぞれの記憶手段に記憶された前記
それぞれの色撮像信号のフィールド情報に応じて、前記
撮像素子より順次読み出された前記それぞれの色撮像信
号に対して、前記各フィールドにおいて前記各色撮像信
号毎にインタレース走査の間を補間する擬似色撮像信号
を生成する補間手段と、前記補間手段より出力される前
記擬似色撮像信号と前記それぞれの色撮像信号とにより
映像信号を生成する映像信号生成手段と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図11は本発明の第1実施例
に係り、図1は第1実施例の電子内視鏡装置の構成を示
し、図2は第1実施例に用いられる固体撮像素子からイ
ンターレース的走査によって信号が読み出される様子を
示し、図3は図1の各部の信号を示し、図4は駆動方法
2に係る撮像装置の構成を示し、図5はHDTVの画面
の一部に固体撮像素子で撮像した文字を表示した様子を
示し、図6は駆動方法2で駆動してHDTVの画面の一
部に固体撮像素子で撮像した文字を表示した様子を示
し、図7は図6の説明図を示し、図8は駆動方法3で駆
動してHDTVの画面の一部に固体撮像素子で撮像した
文字を表示した様子を示し、図9は駆動方法3の動作説
明図であり、図10は補間を高精度に行うためのブロッ
ク構成を示し、図11は図10の演算結果の1例を示
す。
【0019】図1に示す第1実施例において、図26
示す構成要素と同一のものには同符号を付ける。ライト
ガイド14によって伝送された照明光で照明された被写
体像は固体撮像素子16に結像される。被写体像は固体
撮像素子16によって光電変換され、ドライバ31から
の駆動信号によって所定のタイミングで読みだされる。
このドライバ31はタイミングジェネレータ40によっ
て駆動信号のタイミングが制御される。
【0020】この固体撮像素子16の駆動方法について
説明する。 (a)駆動方法例1: NTSC規格のTVでは、アスペクト比3:4、525
本/60フィールド、インターレース走査がなされてい
る。この駆動方式は、通常使用されているアスペクト比
3:4の固体撮像素子を用いている撮像装置の場合にお
いても、あるいは電子内視鏡のようにアスペクト比1:
1の固体撮像素子を使用している撮像装置の場合におい
ても、固体撮像素子から映像信号を読み出す周波数1水
平方向、1垂直方向ともに映像を表示する周波数と同一
にする駆動方式である
【0021】(b)駆動方法例2: HDTVでは、アスペクト比9:16、1125本/6
0フィールド、インターレース走査の表示がなされてお
り、HDTVにおける通常の撮像装置に使用されている
固体撮像素子は従来のNTSC規格の撮像装置に使用さ
れている固体撮像素子に比べて水平画素、垂直画素共に
多くなる。このためHDTVにおける固体撮像素子の駆
動周波数は、従来のNTSC規格における固体撮像素子
の駆動周波数に比べ高くなり、それを処理する後段の回
路も高速なものが要求される。この駆動方法は高速な駆
動周波数を必要とする固体撮像素子の駆動を容易にする
駆動方法である。
【0022】4はこの駆動方法例2に係る撮像装置の
ブロック図を示し、映像を電信号に変換する固体撮像
素子16′には駆動信号発生回路31′から、この固体
撮像素子16′を駆動させるために必要な信号が印加さ
れる。固体撮像素子16′からの映像信号出力は、出力
アンプ32′を介してA/D変換器34′によりディジ
タル信号に変換された後、メモリ53′に記憶される。
このメモリ53′に蓄えられた映像信号出力は、メモリ
制御信号発生回路53aによりメモリ53′より読み出
され、モニタとか処理装置に出力される。
【0023】図5はHDTVの画面上に図5のPaに示
す領域に“A”という文字を出力するような画素数を持
った固体撮像素子を考える。駆動方法例1に示したよう
に、駆動方法例1では固体撮像素子から映像信号を読み
出す周波数は1水平方向、1垂直方向ともに映像を表示
する周波数と同一となっており、アスペクト比が異なる
固体撮像素子を用いて撮像する場合等において、図5の
Pbに示すように画面上に映像が出力されない区域が存
在する。
【0024】図7(a)には図5のa付近における固体
撮像素子の映像信号出力を示したものである。図7
(a)において、1水平期間には固体撮像素子の映像出
力信号を読み出していない、あるいは空読みを行なって
いる無効信号部分が存在する。図5のPbに示される区
域は、この無効信号部分に相当する。ここで図5に示す
ように、固体撮像素子出力を水平有効期間と出力信号の
水平期間との比をm:Mとする。
【0025】また説明を簡単にするために水平ブランキ
ング期間は無視して説明を行う。本駆動方法例2では、
図7(b)に示されるように前記無効信号部分を利用し
1水平期間全体を用いて固体撮像素子の1水平方向の映
像出力信号を読み上記の駆動を行うことで、固体撮像素
子の水平方向画素の読み出し動作を駆動方法例1の読み
出し動作に要した時間のM/m倍の時間で行うことが可
能となり、固体撮像素子の駆動周波数を駆動方法例1の
m/Mと低くすることが可能となる。前記駆動方法例2
で読み出された信号をそのまま出力すると図6となる。
【0026】この水平方向に延ばされた映像信号出力
を、図4におけるメモリ53′とメモリ制御信号発生回
路53aにより走査変換等の処理を行い出力すること
で、もとの映像を画面上に得ることが可能となる。図5
において、1垂直期間でも固体撮像素子の映像信号出力
を読み出していない期間が存在する。同図に示すように
固体撮像素子出力の垂直有効期間と出力信号の垂直期間
との比をn:Nとする。
【0027】上記水平方向における駆動法を垂直方向に
適用する。説明を簡単にするために垂直ブランキング期
間は無視して説明を行うことにする。水平方向の読み出
しの場合と同様に前記無効信号部分を利用し1垂直期間
全体を用いて固体撮像素子の1垂直方向の映像出力信号
を読み出すことで、固体撮像素子の垂直方向画素の読み
出し動作を従来の読み出し動作に要した時間のN/n倍
の時間で行うことが可能となり、固体撮像素子の駆動周
波数を従来のn/Nと低くすることが可能となる。
【0028】この垂直方向に延ばされた映像信号出力
を、図4におけるメモリ53′とメモリ制御信号発生回
路53aにより走査変換等の処理を行い出力することで
もとの映像を画面上に得ることが可能となる。以上説明
した水平、垂直方向の駆動法を同時に行うことにより、
より駆動周波数を低くすることが可能となる。図5に示
す撮像エリアの固体撮像素子の場合、本実施例に示す駆
動方法例2を用いることにより駆動周波数を(m×n)
/(M×N)に下げることができる。以上、水平、垂直
ブランキング期間を省略して説明したが、水平、垂直ブ
ランキング期間が存在する場合も同様に説明できる。
【0029】このように駆動方法例2によれば、固体撮
像素子の駆動周波数を通常より低くすることができる。
このことにより、映像信号出力の帯域が低くなり、出力
アンプ、A/D変換器等を低速なものを使用でき、安価
に構成できる。また、固体撮像素子周辺部の発熱も抑え
ることができる。
【0030】なお、この駆動方法例2においてはHDT
Vをもとに説明を行ったが、この方法2はHDTVに限
られたものではなく、通常のNTSC規格における電子
内視鏡のように固体撮像素子の読み出し動作に休止期間
が存在する例にも適用できるものである。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】ところで、図1に示す第1実施例の固体撮
像素子16は、フィールド蓄積2線同時読み出しインタ
ーレースモードで読み出す事とする。つまり、図2に示
すように、奇数フィールドではAで示す2本の水平ライ
ンを加算して読み出し、偶数フィールドではBで示す2
本の水平ラインを加算して読み出す。このインタレース
走査は、各インタレース読み出しにより固体撮像素子1
6の全画素が読み出される。
【0036】ここで、回転フィルタ50は、この固体撮
像素子16の読み出しに同期し、フィールド周期で、
R,G,Bの順に被写体を照明するように回転し、固体
撮像素子16は、RODD ,GEVEN,BODD ,REVEN,G
ODD ,BEVENの順で各フィールド周期で撮像した(固体
撮像素子16の1プレーン情報分を加工して形成した各
フィールド画像に相当する)映像信号を出力する。ここ
で、ODD は奇数フィールド、EVENは偶数フィールドを示
す。
【0037】この面順次映像信号は、プリプロセス回路
33において前処理され、A/Dコンバータ34によっ
て、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換さ
れた映像信号は、その読みだされたフィールドに従って
メモリ部47を構成するメモリ41〜46に入力する。
メモリ41、42、43、44、45、46はそれぞれ
RODD REVEN,GODD ,GEVEN,BODD ,BEVEN用メモ
リであり、図1では例えばRODDを REVENをREのように略す。
【0038】メモリ41〜46の出力は、擬似信号を生
成する手段としての補間回路48に入力されると共に、
スイッチSW1〜SW3を経てポストプロセス回路49
に同時化された信号が入力される。このポストプロセス
回路49の出力はD/Aコンンバータ37によってアナ
ログR,G,B信号に変換され、図示しないカラーモニ
タなどに出力される。
【0039】図1に示すように前記メモリ部47におい
ては、スイッチSW1の接点aには補間回路48の出力
が、接点bにはメモリ41の出力信号が、接点cにはメ
モリ42の出力信号がそれぞれ印加される。また、スイ
ッチSW2の接点aには補間回路48の出力が、接点b
にはメモリ43の出力信号が、接点cにはメモリ44の
出力信号がそれぞれ印加される。さらに、スイッチSW
3の接点aには補間回路48の出力が、接点bにはメモ
リ45の出力信号が、接点cにはメモリ46の出力信号
がそれぞれ印加される。
【0040】メモリ部47への入力信号、各メモリ出力
信号、補間回路48で演算される信号(補間演算入
力)、スイッチSW1〜3の選択及びスイッチSW1〜
3からの出力のタイミングを図3に示す。図3におい
て、固体撮像素子読み出し信号とメモリ読み出し信号が
同じであるものは、固体撮像素子出力をそのフィールド
内でメモリ読み出し信号と時間合わせをして読み出した
ものである。図3において、 はある番目の奇数フィールドに対する読み出し、R1E,
G1E、B1Eはある番目の偶数フィールドに対する読み出
しに対応し、 の1巡前の情報である。
【0041】RODD を固体撮像素子16から読みだすフ
ィールドではメモリより、事前に記憶されていたREVE
N,GODD ,BEVENおよびそのフィールドで記憶された
RODDが読みだされる。RODD ,GODD はそのまま出力
となり、REVEN,RODD ,BEVENによって、補間回路4
8によってBのODDの擬似信号となる補間信号BOCが形
成され出力される。
【0042】次のフィールドでは同様に、事前に記憶さ
れていたRODD ,BEVEN,GODD ,およびそのフィール
ドで記憶されたGEVENが読みだされる。GEVEN,BEVEN
はそのまま出力となり、RODD ,GODD ,GEVENによっ
て、RのEVEN補間信号RECが形成され出力される。後
は、SW1〜SW3によって、図3に示すとおり同様に
読み出し、出力される。補間信号においても図3に示す
とおり、メモリ41〜46から適時選択された信号によ
って演算される。
【0043】ここでは、前述のRODD を読みだした場合
の補間の方法について説明する。 (1)同じ色信号によって補間する方法: これは をBEVENから形成する方法である。 ここでnは走査線番号を意味する。
【0044】 (2)RODD とREVENとの相関により補間する方法: これは、RODD とREVENとの相関に基づいてBEVENから
BOCを求める方法である。 k=(REVEN(n) −RODD(n+1))/(RODD(n)−RODD(n+1)) とすると、 とする。
【0045】 (3)RODDの3ラインの相関により補間する方法: これは、RODDの3ラインの相関によりBOCを求める方
法である。 h=(RODD(n)−RODD(n+1)/(RODD(n-1)−RODD(n+1)) とすると、 とする。
【0046】この(3)の方法の場合はGEVENを使って
hを求めても良いし、BEVENによって求めたhb とGEV
ENによって求めたhE を演算する事によりhを求めても
良い。 例えば、h=(hb +hE )/2 とする。以上3つの方法のうち、1つまたはその組み合
わせによって補間を行う。また、補間を高精度にするた
めの演算手法の1例を以下に述べる。
【0047】従来から、画像の拡大、縮小等、補間をと
もなう画像処理回路において、補間計数はp/q,(q
−p)/q(q,pは整数q≠0)が用いられており入
力データd1,d2より補間データを得るために、 d1×p/q+d2×(q−p)/q の演算を行なっている。
【0048】これをブロック図で表わした例が図10
(a)である。入力データd1,d2はそれぞれ、入力
端子91,92を経て、演算器93,94に入力され
る。データd1は演算器93で補間係数入力端子96か
らの係数p/qにより×p/qの演算が施され、加算器
95に出力される。同様にデータd2は演算器94で補
間係数入力端子97からの係数(q−p)/qにより×
(q−p)/qの演算が施され、加算器95に出力され
る。加算器95でこれらを加算して所望の値を得ること
になる。尚、演算器93,94としてはメモリによるル
ックアップテーブル(以下LUTと略す)がよく用いら
れている。
【0049】しかしながら、図10(a)の様な回路構
成で、コスト速度回路規模等により、データ語長が十分
長くできない場合、丸めによる演算誤差が発生してしま
う。そして、この誤差はノイズとなり画質を劣化させる
という欠点が大きくなっていた。
【0050】このため、図10(b)に示すような構成
にすることにより、回路規模を大きくすることなく、演
算誤差を小さくできる。以下、その説明を行う。入力デ
ータd1,d2はそれぞれ入力端子91,92を経て減
算器98に入力される減算器98では、通常に減算がな
され、d1≧d2のときは符号ビットが“1”となり、
d1<d2のときは符号ビットが“0”となり、d1,
d2の結果と共にLUT93′に入力される。このLU
T93′は係数選択端子96′の係数選択信号でp/q
テーブルを選択できる。
【0051】符号ビットが“1”のときはd1−d2の
データがそのままLUT93′の×p/qテーブルで演
算され加算器95に入力される。さらに、加算器95に
は、d2のデータが時間合わせの為のDelay回路9
9を経て入力され、加算されることにより所望の値を得
ることができる。
【0052】符号ビットが“0”のときはd1−d2の
データを補数形式で×p/qのテーブルにより演算さ
れ、補数形式で出力される。このとき、符号ビットはL
UT93′のテーブル選択に用いればよく(d1−d
2)及び、(d1−d2)×p/qのデータに符号ビッ
トは付ける必要がない。この符号ビット無しの補数形式
のデータ(d1−d2)×p/qと、Delay回路9
9を経たd2が加算器95に入力され、加算されて、所
望の値を得ることができる。
【0053】以下に次のデータで12/5倍の補間拡大
を行なった時の結果を、1:図10(a)の従来例と
2:図10(b)の実施例及び3:データ誤長を十分長
くして演算し、最後に四捨五入をして整数とした場合に
ついて図11に示す。ここで、元データは25,30,
35,19…である。
【0054】以上の様に図10(b)に示す方法によれ
ばデータ誤長を十分長くして演算し、最後に四捨五入に
より、有効データ長とした結果と一致することが図11
から分かる。つまり、回路規模を大きくすることなく、
演算誤差を小さくできる。
【0055】図1ないし図3などで述べた読み出し処理
法では、カラー1プレーンに必要となる出力信号は、4
フィールド以内の信号により得られるので(通常のカラ
ー1プレーンに必要となる6フィールドの信号より少な
く、従って)色ズレは少なくなる。
【0056】図1に示すスイッチSW1〜SW3によっ
て切り換えられたR,G,B信号はポストプロセス回路
49を通り、D/Aコンバータ37でアナログ信号に変
換されて出力される。
【0057】この第1実施例において、動きの少ない、
すなわち色ズレの少ない場合は、補間信号を使わず、固
体撮像素子16から得られ、メモリ41ないし46に蓄
積された信号を読み出し、フィールドに応じてそのまま
使えば、より解像度の高い映像が得られる。(この場合
は6フィールドで1フレームの画像が得られる。)その
ときのブロック図は、補間回路48を設けないものにな
る。ユーザにより、図示しない選択スイッチなどで切り
換えられるようにしても良い。この実施例によれば、カ
ラー1プレーンに必要となる出力信号は、4フィールド
以内の信号により得られるので従来例より色ズレを少な
くできる。
【0058】また、通常のノンインターレース読み出し
により、一旦メモリに格納し、そのメモリからインター
レース読み出しにより生成したフィールド画像では3フ
ィールドの画像情報のみを用いることになるので、垂直
解像度が低くなるのに対し、この実施例ではほぼ4フィ
ールドの信号を用いているので垂直解像度を高くでき
る。さらに、この実施例は通常のノンインターレース読
み出しにより生成した上記フィールド画像よりも色ズレ
を小さくできる。(通常のノンインターレース読み出し
により生成したフィールド画像は6フィールド期間で撮
像したものになる。これに対し、この実施例では4フィ
ールド期間で撮像したものになるためである。従来例で
もフィールド期間又はフレーム期間を短くすれば、色ズ
レを小さくできるが、その場合にはS/Nが低下す
る。)◎次に第2実施例について述べる。
【0059】これは、固体撮像素子16の出力のタイミ
ングとプロセッサからの映像信号出力のタイミングが近
い場合で、固体撮像素子16から出力する信号をメモリ
を介さずに出力するラインを設け、メモリ数を減少させ
たものである。この第2実施例のブロック図を図12に
示す。メモリ部47の入力までのブロック構成は図1に
示す第1実施例と同様である。
【0060】この実施例のメモリ部47は、4つのメモ
リa〜d(51〜54)と直接スイッチSW1〜SW3
に接続するラインからなる。また、メモリa〜d(51
〜54)出力及びプリプロセス回路33出力は、補間回
路48に入力する。
【0061】図13はメモリ部47への入力信号、各メ
モリ出力信号、補間演算入力、スイッチSW1〜SW3
のタイミングを示す。メモリの書き込むリードモディフ
ァイライトモードの様なものにすればよい。補間信号の
生成の仕方は、第1実施例と同じである。また、出力信
号も第1実施例と同等なものである。
【0062】第2実施例の場合も動きの少ない場合、補
間回路48を使用せず、第1実施例と同様に6フィール
ド分の信号を使用してより解像度の高い映像出力を得る
事が出来る。この場合の各メモリ出力、スイッチSW1
〜SW3のタイミングを図14に示す。この場合、メモ
リ部47入力に対する各メモリOUTは図13と同じ
で、補間演算はしない。
【0063】メモリ部47の出力信号は第1実施例と同
様に処理される。第2実施例の場合は、図13からもわ
かるとおり、各メモリは、RGB各情報の専用メモリで
なく巡回するように記憶される情報が変わる。
【0064】以上、第2実施例の説明は、固体撮像素子
16出力のタイミングとプロセッサからの映像信号出力
のタイミングが近い場合について説明したが、図12の
Qの部分に時間合わせ用のFIFOメモリを入れる事に
よって、前記タイミングが離れた場合でも対応が可能と
なる。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】次に第実施例について説明する。第
施例のブロック図を図15に示す。プリプロセス回路3
3までのブロックは第1実施例と同様である。プリプロ
セス回路33出力映像信号はR,G,Bメモリ56〜5
8に入力する。
【0070】R,G,Bメモリ56〜58は入力信号
R,G,Bに応じて記憶し、補間回路48およびSW1
〜SW3へ適時信号を出力する。補間回路48では第1
実施例と同様に、R,G,Bメモリ56〜58出力映像
信号より補間信号を作る。ただし、本実施例の場合、補
間方法(2)は出来ない。
【0071】図16にメモリ部47入力信号、各メモリ
出力信号、スイッチ接点選択、メモリ部58出力信号の
タイミングを示す。スイッチSW1〜SW3はRGBメ
モリ56〜58出力と補間回路48との出力を適時選択
して出力する。メモリ部47出力は前記実施例と同様に
処理されて出力映像信号となる。
【0072】また固体撮像素子16出力のタイミングと
プロセッサからの映像信号出力のタイミングが近い場合
は、RGBメモリ56〜58のうち1つは省略すること
ができる。この場合の構成を図17に示す。この場合、
メモリ59、60は、第2実施例と同様に、RGB各情
報の専用メモリでなく巡回するように記憶される情報が
変わる。
【0073】メモリ59、60出力信号及びメモリ部4
7の入力信号は、スイッチSW1〜SW3で適時切り換
えられ出力される。これらのタイミングを図18に示
す。メモリの書き込み読み出しは、例えば、前のデータ
を読みながら新しいデータを書き込むリードモディファ
イライトモードの様なものにすればよい。ここで第
施例の場合、インターレースをしない場合等、補間回路
が必要ない場合は、図19のようにスイッチSW1〜S
W3を切り換えると、従来例(図26)よりもメモリを
減らすことができる。
【0074】以上の実施例において、走査線の補間方法
は、第1実施例で示した3つの方式だけでなく、この3
つの方式を組み合わせたものや動きを検知して補間する
方法と組み合わせたりするように、その時得られる3〜
4フィールドの情報から補間できる方法であればどうい
う方法でもよい。
【0075】次に本発明の第実施例について説明す
る。本実施例は、Gについてのみインターレース走査を
する方式である。本実施例のブロック図を図20に示
す。ここで使用する回転フィルタ60は、図21に示す
ようにG,R,Bフィルタの開口比が2:1:1となっ
ている。
【0076】固体撮像素子16ではGフィルタのタイミ
ングGに対する奇数フィールドGODD ,偶数フィールド
GEVENの情報を得る。R,Bフィルタの時はそれぞれ奇
数フィールドの情報RODD 、BODD を得る。この読み出
されたGODD ,GEVEN,RODD ,BODD はプリプロセス
回路33、A/D変換器34を通って、それぞれメモリ
GODD 61,メモリGEVEN62,メモリR63,メモリ
B64に選択的に入力し記憶される。
【0077】ここで、出力が奇数フィールドの時は、メ
モリGODD 61,メモリR63,メモリB64から、そ
れぞれGODD ,RODD ,BODD の信号が読み出されてい
る。この3信号はYマトリクス回路65に入力し、YOD
D 信号が生成される。このYODD 信号は減算器67及び
68に入力され、それぞれRODD 信号とBODD 信号から
減算され、R−YODD ,B−YODD 信号か生成される。
これら、YODD ,R−YODD ,B−YODD 信号は、マト
リクス回路70によってRGB信号に変換される。
【0078】一方、出力が偶数フィールドの時は、メモ
リGEVEN61,メモリR63,メモリB64から、それ
ぞれGEVEN,RODD ,BODD の信号が読み出される。こ
の3信号はYマトリクス回路66に入力し、YEVEN信号
が生成される。また、これと同時に、奇数フィールド時
と同様にYODD ,RODD ,BODD 信号よりR−YODD,
B−YODD 信号が生成される。このR−YODD ,B−Y
ODD 信号および前記YEVEN信号は、補間回路69に入力
し、R−YEVEN,B−YEVENが生成される。
【0079】この補間方法は、例えば第1実施例で示し
た方法と同様に行えば良い。Yマトリクス回路66出力
YEVEN信号および補間回路69出力R−YEVEN,B−Y
EVEN信号はマトリクス回路70に入力しRGB信号とし
て出力される。又、SW4,5,6は奇数フィールド、
偶数フィールドに応じてマトリクス回路70に入力する
信号を切り換えている。
【0080】本実施例において、R−YおよびB−Y信
号は、同一フィールド内のRGB信号で形成しているた
め垂直方向の偽色等が改善される。また本実施例はフィ
ルタ60としてRGBフィルタを用いて説明したが、G
フィルタの代わりに全色透過型のフィルタ(W)を用い
ても良い。このフィルタを図22に示す。この場合は、
本実施例のGODD ,GEVENの代わりに直接YODD ,YEV
ENが得られるためYマトリクス回路65、66は必要な
い。その他の動作は同じである。
【0081】次に本発明の第実施例について説明す
る。本実施例のブロック図を図23に示す。ここでは、
回転フィルタ60として、図22と同じW,R,Bのフ
ィルタを使用する。固体撮像素子16ではWフィルタの
タイミングでWに対する奇数フィールドYODD ,偶数フ
ィールドYEVENの情報を得る。Rフィルタの時は奇数フ
ィールドの情報RODD ,Bフィルタの時は偶数フィール
ドの情報BODD を得る。
【0082】この読み出されたYODD ,YEVEN,RODD
,BEVENはプリプロセス回路33、A/Dコンバータ
34を通って、それぞれメモリYODD 71,メモリYEV
EN72,メモリR63,メモリB64に選択的に入力し
記憶される。
【0083】ここで、出力が奇数フィールドの時は、メ
モリYODD 71,メモリR63,メモリB64から、そ
れぞれYODD ,RODD ,BEVENの信号が読み出される。
このYODD 信号は減算器75に入力され、この減算器7
5でRODD 信号から減算され、R−YODD が生成され
る。一方、BEVEN信号はYODD ,RODD信号とともにB
−Y補間演算回路73に入力し、B−YODD 信号を生成
する。これら、YODD ,R−YODD ,B−YODD 信号
は、マトリクス回路70によってRGB信号に変換され
る。
【0084】ここで、B−Y補間演算回路73での演算
は、例えば、YODD,RODD ,NEVEN信号で、第1実施
例に示した方法でBODD を求めた上でYODD を減算すれ
ば良い。一方、出力が偶数フィールドの時は、メモリY
EVEN72,メモリR63,メモリB64から、それぞれ
YEVEN,RODD ,BEVENの信号が読み出される。このY
EVEN信号は減算器76に入力され、この減算器76でB
EVEN信号から減算され、B−YEVENが生成される。
【0085】一方、RODD 信号はYEVEN,BEVEN信号と
ともにR−Y補間演算回路74に入力し、R−YEVEN信
号を生成する。このR−YEVEN信号は、前述のB−YOD
D 信号と同様に求めれば良い。これら、YEVEN,R−Y
EVEN,B−YEVEN信号は、マトリクス回路70によって
RGB信号に変換される。本実施例では、Y信号は奇数
フィールド、偶数フィールドでインターライン信号とし
て得られ、色差信号は、Y信号を利用して最適に補間さ
れるため、解像度の良い画像が得られる。
【0086】次に本発明の第実施例について説明す
る。第6実施例のブロック図を図24に示す。本実施例
の回転フィルタ60は図21と同じものを用いる。固体
撮像素子16ではGフィルタのタイミングでGに対する
奇数フィールドGODD ,偶数フィールドGEVENの情報を
得る。Rフィルタの時は奇数フィールドの情報RODD ,
Bフィルタの時は偶数フィールドのBEVENを得る。
【0087】この読み出されたGODD ,GEVEN,RODD
,BEVENはプリプロセス回路33、A/Dコンバータ
34を通って、それぞれメモリGODD 61,メモリGEV
EN62,メモリR63,メモリB64に選択的に入力し
記憶される。
【0088】ここで、出力が奇数フィールドの時は、メ
モリGODD 61、メモリR63、メモリB64から、そ
れぞれGODD ,RODD ,BEVENの信号が読み出される。
この3信号はB補間回路77に入力し、BODD 信号か生
成される。この補間方法は、例えば第1実施例で示した
方法と同様に行えば良い。これら、GODD ,RODD ,B
ODD 信号は、RGB信号として後処理される。
【0089】一方、出力が偶数フィールドの時は、メモ
リGEVEN61、メモリR63、メモリB64から、それ
ぞれGEVEN,RODD ,BEVENの信号が読み出される。こ
の3信号はR補間回路78に入力し、REVEN信号が生成
される。これら、GEVEN信号、REVEN,BEVEN信号はR
GB信号として後処理される。本実施例は、RGB信号
として処理されるので、第実施例、第実施例に比べ
て回路が簡易化できる。
【0090】なお、上述した実施例では固体撮像素子1
6からインターレースモードで画像信号(映像信号)を
読み出した場合、各インターレース読み出しで水平方向
に隣合う2ラインの画素を加算して各インターレース読
み出し期間に、固体撮像素子16の全画素を読み出すよ
うにしている。本発明はこれに限定されるものでなく、
例えば隣合う2ラインの画素を加算しない通常のノンイ
ンターレース読み出しとか通常のインターレース読み出
しで読み出した信号を一旦メモリ手段に記憶し、そのメ
モリ手段に記憶した画像信号に対して(固体撮像素子1
6からインターレースモードで読み出したのと同様
に)、加算処理などで偶数フィールドとか奇数フィール
ドの映像信号などを生成したり、補間回路処理を行うよ
うにして、同様に少ないフィールド期間(6フィールド
期間より少ない期間)の画像信号からカラー1フレーム
分の映像信号を生成するようにしても良い。次に駆動方
法例2とは異る別の駆動方法もある。この場合における
撮像装置の構成は駆動方法例2と同じである。図7は通
常の駆動方式により“A”という文字を撮影し、出力し
たものである。 ここで、図8に示されるように1水平期
間をk分割し、その分割された1/k水平期間内の映像
信号出力の読み出しを図9(a)(b)に示されるよう
に従来の1水平期間で行う。つまり1画面全体の映像出
力信号をkフィールドにわけて読み出すことで、固体撮
像素子の駆動周波数を従来の駆動周波数の1/kとする
ことができる。 また、上記の例に加えて1垂直期間内に
おいてもh分割を行い、その分割された1/h垂直期間
内の映像出力信号の読み出しを従来の1垂直期間で行
う。つまり、1画面全体の映像出力信号を(h×k)フ
ィールドにわけて読み出すことで駆動周波数を従来の1
/(h×k)とすることができる。これら数フィールド
にわたり読み出された映像出力信号をメモリ等を用いて
合成等を行うことにより画面上にもとの画像を得ること
ができる。 このような駆動方法によれば、駆動方法例2
と同じく固体撮像素子の周波数を通常より低くすること
ができる。このことにより、映像信号出力の帯域が低く
なり、出力アンプ、A/D変換器等を低速なものを使用
でき、安価に構成できる。 また、固体撮像素子周辺部の
発熱も抑えることができる。 なお、この駆動方法は静止
画像の場合に適用されるものだけではなく、フィールド
補間等の処理を行えば動画についても利用できるもので
ある。 上記駆動方法によれば固体撮像素子の映像信号出
力を少なくとも1画面分の期間で読み出した後に走査変
換等の処理を行うことにより、固体撮像素子を高速で駆
動させることなく高帯域の映像信号を得ることが可能と
なる。このことにより固体撮像素子の映像信号出力を扱
う出力アンプ32′やA/D変換器34′等には低速な
ものが使用でき、安価にして確実な動作を行う構成にす
ることが可能となる。また、固体撮像素子やこれらの回
路からの発熱を抑えることも可能となる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
面順次撮像において感度を落とさず、色ズレが少なく、
垂直方向の偽信号の少ないインターレース撮像をするこ
とができ、垂直解像度が向上し、高画質の画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子内視鏡装置の構成を
示すブロック図。
【図2】第1実施例に用いられる固体撮像素子からイン
ターレース走査によって信号が読み出される様子を示す
説明図。
【図3】図1の各部の信号を示す動作説明図。
【図4】駆動方法2に係る撮像装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】HDTVの画面の一部に固体撮像素子で撮像し
た文字を表示した様子を示す説明図。
【図6】駆動方法2で駆動してHDTVの画面の一部に
固体撮像素子で撮像した文字を表示した様子を示す図。
【図7】駆動方法2の説明図。
【図8】駆動方法3で駆動してHDTVの画面の一部に
固体撮像素子で撮像した文字を表示した様子を示す図。
【図9】駆動方法3の動作説明図。
【図10】補間を高精度に行うための構成を示すブロッ
ク図。
【図11】図10の演算結果の1例を示す図。
【図12】本発明の第2実施例の電子内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図13】第2実施例の各部の信号を示す動作説明図。
【図14】第2実施例において補間回路を用いない場合
の各部の信号を示す動作説明図。
【図15】本発明の第3実施例におけるメモリ部の構成
を示すブロック図。
【図16】第3実施例における各部の信号を示す動作説
明図。
【図17】第3実施例の変形例におけるメモリ部の構成
を示すブロック図。
【図18】第3実施例の変形例における各部の信号を示
す動作説明図。
【図19】第3実施例における補間回路を用いない場合
の動作説明図。
【図20】本発明の第4実施例の電子内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図21】第4実施例に用いられるフィルタを示す説明
図。
【図22】第4実施例の変形例に用いられるフィルタを
示す説明図。
【図23】本発明の第5実施例の電子内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図24】本発明の第6実施例の電子内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図25】従来の電子内視鏡装置の側面図。
【図26】従来例の電子内視鏡装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
14…ライトガイド 16…固体撮像素子 23…モータ 31…ドライバ 32…プリアンプ 33…プロセス回路 34…A/Dコンバータ 37…D/Aコンバータ 41〜46…メモリ 47…メモリ部 48…補間回路 49…ポストプロセス回路 SW1〜SW3…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 内久保 明伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 克行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 正仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮下 章裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26 H04N 7/18 H04N 9/64 - 9/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体像を撮像する撮像素子と、 第1の波長域を有する第1の照明光と第2の波長域を有
    する第2の照明光と第3の波長域を有する第3の照明光
    とを前記被検体に順次照射する照明手段と、 前記照明光に応じて、奇数フィールドのインタレース走
    査に応じた第1の読み出し信号と偶数フィールドのイン
    タレース走査に応じた第2の読み出し信号とを前記撮像
    素子に順次出力する読み出し手段と、 前記撮像素子より前記読み出し信号で読み出された前記
    第1の照明光に応じた色撮像信号を記憶する第1の記憶
    手段と、 前記撮像素子より前記読み出し信号で読み出された前記
    第2の照明光に応じた色撮像信号を記憶する第2の記憶
    手段と、 前記撮像素子より前記読み出し信号で読み出された前記
    第3の照明光に応じた色撮像信号を記憶する第3の記憶
    手段と、 前記それぞれの記憶手段に記憶された前記それぞれの色
    撮像信号のフィールド情報に応じて、前記撮像素子より
    順次読み出された前記それぞれの色撮像信号に対して、
    前記各フィールドにおいて前記各色撮像信号毎にインタ
    レース走査の間を補間する擬似色撮像信号を生成する補
    間手段と、 前記補間手段より出力される前記擬似色撮像信号と前記
    それぞれの色撮像信号とにより映像信号を生成する映像
    信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。
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