JPH11102801A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

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JPH11102801A
JPH11102801A JP9263138A JP26313897A JPH11102801A JP H11102801 A JPH11102801 A JP H11102801A JP 9263138 A JP9263138 A JP 9263138A JP 26313897 A JP26313897 A JP 26313897A JP H11102801 A JPH11102801 A JP H11102801A
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Japan
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resistor
case
terminal
resistance
resistance value
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JP9263138A
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English (en)
Inventor
Koichi Ikemoto
浩一 池本
Koji Terada
康治 寺田
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高電流印加時の抵抗器の表面温度
を低減できる、抵抗器およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 所定の抵抗値を示す金属製の抵抗部11
の両端に第1,第2の端子部12,13があり、前記抵
抗部11を一つの開口面16を有するセラミック製のケ
ース14に内包し、絶縁材料15で封止した構成の抵抗
器を提供することによって、高電流印加時の抵抗器表面
の温度を低減するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電回路中の電流
値を電圧値として検出するための、電流検出用の抵抗器
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平6−2080
2号公報に開示されたものが知られている。
【0003】以下、従来の抵抗器について、図面を参照
しながら説明する。図5(a)は、従来の抵抗器の斜視
図、図5(b)は同断面図である。
【0004】図5(a),(b)において、1は対向し
た両端2,3を有する直方体形のニッケル、クロム、ア
ルミニウム、銅との合金からなる抵抗金属の一体構造の
抵抗体である。4,5は抵抗体1の両端2,3にはんだ
等の導電材料をメッキ等でコーティングして設けられた
1対の端子である。6は抵抗体1から端子4,5を除い
た中央部分である。この抵抗体1の中央部分6を実装基
板面から浮かすために、1対の端子4,5は、抵抗体1
に対して曲がっている。7は抵抗体1の中央部分6に設
けられた絶縁材料である。
【0005】以上のように構成された従来の実施の形態
における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を
参照しながら説明する。
【0006】図6は従来の抵抗器の製造方法を示す工程
図である。まず、図6(a)に示すように、所定の抵抗
値を有するニッケル、クロム、アルミニウム、銅との合
金からなる一体構造の長方体形の抵抗体1を形成する。
【0007】次に、図6(b)に示すように、抵抗体1
の全面にメッキによって導電材8をコーティングする。
【0008】次に、図6(c)に示すように、抵抗体1
の中央部分6からワイヤブラシで剥ぎ取ることによって
コーティングを除去し、抵抗体1を露出させる。
【0009】次に、図6(d)に示すように、端子4,
5を抵抗体1に対して下方に折り曲げる。
【0010】最後に、図6(e)に示すように、抵抗体
1の中央部分6の周りに絶縁材料7を成形加工によって
被覆して、従来の抵抗器を製造するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、高電流印加時には、抵抗器表面の温度が
非常に高くなり、周辺に存在する他部品の特性を熱的に
劣化させるので使用できなかった。高電流印加時に使用
可能とするために、抵抗器表面の温度を低減する施策を
講じる必要があった。
【0012】上記課題を解決するために本発明は、高電
流印加時においても抵抗器表面が高温にならない、抵抗
器およびその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、所定の抵抗値を示す金属製の抵抗部と、前記抵抗部
の両端に位置する金属製の端子部と、前記抵抗部を内包
する少なくとも一つの開口面を有するセラミック製のケ
ースと、前記抵抗部を前記ケース内に封止する絶縁材料
とからなる抵抗器を提供するものである。
【0014】また、所定の抵抗値になるよう形状調整し
た抵抗部と端子部とからなる金属材を得た後、前記抵抗
部及び/又は前記端子部をそれら上下面がセラミック製
のケースの開口面に対して垂直になるように前記ケース
の切り欠きに挿入し絶縁材料で封止するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、金属製の抵抗部と、前記抵抗部の両端に設けられた
金属製の端子部と、前記抵抗部を内包する、少なくとも
一つの開口面を有するセラミック製のケースと、前記抵
抗部を前記ケース内に封止する絶縁材料とからなること
を特徴とするものであり、端子部からプリント基板配線
パターンへの放熱及び熱容量の大きいセラミックへの放
熱によって、抵抗器表面の温度上昇を抑制する作用を有
するものである。
【0016】なお、端子部とは、セラミック製のケース
の外に出る金属部分のことであり、プリント基板実装の
際には、この部分がはんだ等を介して接続される。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の抵抗部と端子部が一体構造の金属材からなるこ
とを特徴とするものであり、抵抗部と端子部を一体構造
とすることにより、抵抗部と端子部の接続が不要となり
抵抗器の製造が容易になる作用を有するものである。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1、2記載の端子部は、一部を無機塗料又は有機塗料で
被覆してなることを特徴とするものであり、抵抗器をプ
リント基板に実装する際に使用するはんだ等の接続材料
の付着面積及び形状の変化に伴う抵抗値の変動及びばら
つきを、はんだ等の接続材料の端子部に形成する面積の
制御及びフリット形状の制御によって、抵抗器の抵抗値
ばらつきを低減し抵抗値精度を向上する作用を有するも
のである。さらに、フリット部の熱衝撃性を向上する作
用を有するものである。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、2記載の少なくとも一つの開口面を有するセラミッ
ク製のケースに、前記開口面に向けて開放された少なく
とも2箇所以上の切り欠きを有することを特徴とするも
のであり、切り欠きに抵抗部を挿入する形態として抵抗
器に占める抵抗部の位置精度を向上する作用を有するも
のである。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1、2記載の端子部がケースの側面から底面にかけて折
れ曲がっていることを特徴とするものであり、抵抗器の
プリント基板上への面実装を可能とする作用を有するも
のである。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1、2記載の端子部の終端に面するケースの面がセラミ
ックでなることを特徴とするものであり、抵抗器をプリ
ント基板上に面実装した際、底面が平坦面となるので、
抵抗器の載置状態が安定する(抵抗器の座りを良くす
る)という作用を有するものである。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の端子部の終端に面するケースの面に、少なくと
も一つ以上の突起を設けた抵抗器であり、前記面を端子
部と突起、又は複数の突起で支えるようにして、さらに
抵抗器の座りを良くする作用を有するものである。
【0023】なお、端子部の終端に面するケースの面
を、以後底面と表す。本発明の請求項8に記載の発明
は、所定の抵抗値になるよう形状調整した金属製の抵抗
部を得る工程と、所定形状の金属製の端子部を得る工程
と、前記抵抗部の両端に前記端子部を電気的に接続する
工程と、前記抵抗部及び/又は前記端子部をそれら上下
面がセラミック製のケースの開口面に対して垂直になる
ように前記ケースの切り欠きに挿入する工程と、前記抵
抗部及び前記ケース内側を絶縁材料で封止する工程とか
らなることを特徴とするものであって、前記抵抗部をそ
の上下面がセラミック製のケースの開口面に対して垂直
になるように前記ケースの開口面から挿入することによ
って、前記ケースの開口面を抵抗器の底面としないよう
にして平坦性を確保し、かつ前記ケースで絶縁材料を容
易に受けることができるので、絶縁材料注入から硬化ま
での工程が容易にできる作用を有するものである。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8記載の所定の抵抗値になるよう形状調整した金属製の
抵抗部を得る工程から、前記抵抗部の両端に前記端子部
を電気的に接続する工程までのかわりに、所定の抵抗値
になるよう形状調整した抵抗部と端子部とからなる一体
構造の金属材を得る工程であることを特徴とするもので
あって、前記抵抗部をその上下面がセラミック製のケー
スの開口面に対して垂直になるように前記ケースの開口
面から挿入することによって、前記ケースの開口面を抵
抗器の底面としないようにして平坦性を確保し、かつ前
記ケースで絶縁材料を容易に受けることができるので、
絶縁材料注入から硬化までの工程が容易にできる作用を
有するものである。
【0025】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項8、9記載の抵抗部及び前記ケース内側を絶縁材料で
封止する工程の後に、前記端子部の一部に無機塗料又は
有機塗料を形成する工程を有することを特徴とするもの
であり、抵抗器をプリント基板に実装する際に使用する
はんだ等の接続材料の付着面積及び形状の変化に伴う抵
抗値の変動及びばらつきを、はんだ等の接続材料の端子
部に形成する面積の制御及びフリット形状の制御によっ
て、抵抗器の抵抗値ばらつきを低減し抵抗値精度を向上
する作用を有するものである。さらに、フリット部の熱
衝撃性を向上する作用を有するものである。
【0026】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項8、9記載の抵抗部及び前記ケース内側を絶縁材料で
封止する工程の後に、前記抵抗部側の前記端子部で抵抗
値を測定する工程と、前記抵抗値測定箇所に無機塗料又
は有機塗料を形成する工程を有することを特徴とするも
のであり、測定箇所に導電材料を被着させないようにし
て少なくとも測定箇所間の抵抗値を保証する精度を向上
する作用を有するものである。
【0027】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器について、図面を参照しながら説明
する。
【0028】図1(a)は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の斜視図、図1(b)は同断面図である。
【0029】図1において、11は板状の銅ニッケル合
金、ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等か
らなる抵抗部である。12,13は抵抗部11と同等又
は抵抗部11より大きい電気伝導率の銅、銀、金、アル
ミニウム、銅亜鉛、銅ニッケル合金、ニッケルクロム合
金、銅マンガンニッケル合金等の金属からなる第1,第
2の端子部であって、板状の抵抗部11の両端に、溶
接あるいは抵抗部11と第1,第2の端子部12,1
3の間に、例えば銅、銀、金、錫、はんだ等からなる第
3の導電性金属を挟んでろう接、等によって電気的に接
続されている。14は抵抗部11を内包する、直方体状
のアルミナ等からなるセラミック製のケースである。1
5はケース14内に抵抗部11を封止するセメント、樹
脂等からなる絶縁材料である。16はケース14の開口
面であって、抵抗部11と絶縁材料15を挿入する面で
ある。17はケース14の側面にあって、開口面16に
向かって開放され、抵抗部11が挿入される切り欠きで
ある。
【0030】図2は本発明の実施の形態1における抵抗
器の斜視図の他の例であって、端子部の終端に面する前
記ケースの面に、少なくとも一つ以上の突起18を設け
たことを特徴とするものである。
【0031】以上のように構成された本発明の一実施の
形態における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
【0032】図3は本発明の実施の形態1における抵抗
器の製造方法を示す工程図である。図3(a)に示すよ
うに、一つの開口面16と開口面16に向かって開放さ
れた二つの切り欠き17を有する、直方体状のアルミナ
等からなるセラミック製のケース14を形成する。
【0033】次に、図3(b)に示すように、銅ニッケ
ル合金からなる板状の金属体を切断して、所望の抵抗値
を有する短冊状の抵抗部11を形成する。銅からなる板
状の金属体を切削しプレス折り曲げして、第1,第2の
端子部12,13を形成する。抵抗部11の両端に、第
1,第2の端子部12,13を溶接して電気的に接合す
る。以上のようにして、抵抗部11に対して折れ曲がっ
た第1,第2の端子部12,13を両端に有する、板が
折れ曲がった形状の抵抗部11を形成する。
【0034】次に、図3(c)に示すように、抵抗部1
1及び/又は端子部12,13をそれら上下面がケース
14の開口面16に対して垂直になるようケース14の
切り欠き17に挿入する。
【0035】次に、図3(d)に示すように、セメント
からなる絶縁材料15を少なくとも抵抗部11が隠れる
までケース14に注入した後、130℃で1時間保持し
てセメントを硬化させる。
【0036】なお、抵抗部11形成の他の方法には、打
ち抜き加工及びプレス加工等がある。
【0037】第1,第2の端子部12,13形成の他の
方法には、鋳造、鍛造、プレス加工等がある。
【0038】抵抗部11の両端に、第1,第2の端子部
12,13を電気的に接合するその他の方法には、例
えば銅、銀、金、錫、はんだ等からなる第3金属を挟ん
でろう接、両者にメッキして熱圧着、導電性ペース
トを挟んで熱硬化等がある。
【0039】上記のように、抵抗部と端子部をそれぞれ
得た後接続するかわりに、抵抗部と端子部を一体構造と
する、銅ニッケル合金、ニッケルクロム合金あるいは銅
マンガンニッケル合金等からなる板状の金属体を、切
断、打ち抜き加工及びプレス加工等し、両端を第1,第
2の端子部として、抵抗部11と第1,第2の端子部1
2,13を得ても良い。
【0040】所定箇所間の抵抗値を測定しながら、レー
ザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカッ
ト、研削あるいはエッチング等により、抵抗部11に貫
通溝の形成や、表面及び側面の一部を切削して、抵抗値
を調整しても構わない。
【0041】抵抗値調整を行う時期は、この限りにあら
ず、抵抗部11を得ると同時に上記と同様の加工をして
も構わない。
【0042】抵抗値の調整は、上記に限定されず、抵抗
値測定後に必要加工量を算出し、その算出量分を加工す
る方法でも構わない。
【0043】以下、本発明の一実施の形態における抵抗
器と従来の抵抗器との表面温度の比較について説明す
る。
【0044】本発明の抵抗器と、従来例において形状及
び抵抗値を同等にした抵抗器に、15Aを印加してそれ
ぞれ100個の表面温度を比較した。本発明品の平均値
は90℃であり、対して従来例では平均値が190℃で
あった。
【0045】また、本発明品において、開口面(セメン
ト注入面)を底面としたものは抵抗器の座り(姿勢の安
定性)が劣った。底面をセラミック面にしたもの及び底
面に少なくとも1つ以上の突起を設けたものは姿勢が安
定した。安定度は、少なくとも1つ以上の突起を設けた
もの、底面をセラミック面にしたもの、の順で良かっ
た。
【0046】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器について、図面を参照しながら説明
する。
【0047】図4(a)は本発明の実施の形態2におけ
る抵抗器の斜視図、図4(b)は同断面図である。
【0048】図4において、21は銅ニッケル合金、ニ
ッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる
抵抗部である。22,23は抵抗部21の両端に電気的
に接続された、抵抗部21と同等以上の高導電率の銅、
銀、金、アルミニウム、銅亜鉛、銅ニッケル合金、ニッ
ケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等の金属から
なる、第1,第2の端子部である。24,25はそれぞ
れ第1,第2の端子部22,23の表面にあり、硬化後
の酸化シリコン等からなる無機塗料又はポリイミド、ポ
リカルボジイミド、エポキシ樹脂等からなる有機塗料で
ある。そして、24,25においては、抵抗器の抵抗値
調整のために抵抗値を測定する箇所でもある。26は抵
抗部21を内包するアルミナ等からなるセラミック製の
直方体状のケースである。27はケース26内に抵抗部
21を封止するセメント、樹脂等からなる絶縁材料であ
る。28はケース26の開口面であって、抵抗部21と
絶縁材料27を挿入する面である。29はケース26の
側面にあって、開口面28に向かって開放された切り欠
きである。
【0049】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における抵抗器の製造方法は基本的には本発明の実
施の形態1の図3と同様であるが、図3(b)におい
て、第1,第2の端子部22,23を折り曲げるまでの
間に、24,25において抵抗値を測定し、あるいは抵
抗値測定後に抵抗部21をトリミングして抵抗値を修正
し、さらに24,25に無機塗料又は有機塗料を塗布し
硬化させるところが異なる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、請求項
1、2については、端子部からプリント基板配線パター
ンへの放熱及び熱容量の大きいセラミックへの放熱によ
って、抵抗器表面の温度上昇を抑制するという効果があ
る。請求項3については、抵抗器をプリント基板に実装
する際に使用するはんだ等の接続材料の付着面積及び形
状の変化に伴う抵抗値の変動及びばらつきを、はんだ等
の接続材料の端子部に形成する面積の制御及びフリット
形状の制御によって、抵抗器の抵抗値ばらつきを低減し
抵抗値精度を向上し、さらに、フリット部の熱衝撃性を
向上するという効果がある。請求項4については、切り
欠きに抵抗部を挿入する形態として抵抗器に占める抵抗
部の位置精度を向上するという効果がある。請求項5に
ついては、抵抗器のプリント基板上への面実装を可能と
するという効果がある。請求項6については、抵抗器を
プリント基板上に面実装した際、底面が平坦面となるの
で、抵抗器の載置状態が安定する(抵抗器の座りを良く
する)という効果がある。請求項7については、前記面
を端子部と突起、又は複数の突起で支えるようにして、
さらに抵抗器の座りを良くするという効果がある。請求
項8、9については、前記抵抗部をその上下面がセラミ
ック製のケースの開口面に対して垂直になるように前記
ケースの開口面から挿入することによって、前記ケース
の開口面を抵抗器の底面としないようにして平坦性を確
保し、かつ前記ケースで絶縁材料を容易に受けることが
できるので、絶縁材料注入から硬化までの工程が容易に
できるという効果がある。請求項10については、抵抗
器をプリント基板に実装する際に使用するはんだ等の接
続材料の付着面積及び形状の変化に伴う抵抗値の変動及
びばらつきを、はんだ等の接続材料の端子部に形成する
面積の制御及びフリット形状の制御によって、抵抗器の
抵抗値ばらつきを低減し抵抗値精度を向上し、さらに、
フリット部の熱衝撃性を向上するという効果がある。請
求項11については、測定箇所に導電材料を被着させな
いようにして少なくとも測定箇所間の抵抗値を保証する
精度を向上するという効果がある。
【0051】以上の効果を有する抵抗器およびその製造
方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における抵抗器の
斜視図 (b)同断面図
【図2】本発明の他の実施の形態における抵抗器の斜視
【図3】本発明の実施の形態1における抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図4】(a)本発明の実施の形態2における抵抗器の
斜視図 (b)同断面図
【図5】(a)従来の抵抗器の斜視図 (b)同断面図
【図6】従来の実施の形態における抵抗器の製造方法を
示す工程図
【符号の説明】
11 抵抗部 12 第1の端子部 13 第2の端子部 14 ケース 15 絶縁材料 16 開口面 17 切り欠き 18 突起

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の抵抗部と、前記抵抗部の両端に
    設けられた金属製の端子部と、前記抵抗部を内包する少
    なくとも一つの開口面を有するセラミック製のケース
    と、前記抵抗部を前記ケース内に封止する絶縁材料とか
    らなることを特徴とする抵抗器。
  2. 【請求項2】 抵抗部と端子部が一体構造の金属材から
    なることを特徴とする請求項1記載の抵抗器。
  3. 【請求項3】 端子部は、一部を無機塗料又は有機塗料
    で被覆してなることを特徴とする請求項1、2記載の抵
    抗器。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの開口面を有するセラミ
    ック製のケースに、前記開口面に向けて開放された少な
    くとも2箇所以上の切り欠きを有することを特徴とする
    請求項1、2記載の抵抗器。
  5. 【請求項5】 端子部がケースの側面から底面にかけて
    折れ曲がっていることを特徴とする請求項1、2記載の
    抵抗器。
  6. 【請求項6】 端子部の終端に面するケースの面がセラ
    ミックでなることを特徴とする請求項1、2記載の抵抗
    器。
  7. 【請求項7】 端子部の終端に面するケースの面に、少
    なくとも一つ以上の突起を設けたことを特徴とする請求
    項6記載の抵抗器。
  8. 【請求項8】 所定の抵抗値になるよう形状調整した金
    属製の抵抗部を得る工程と、所定形状の金属製の端子部
    を得る工程と、前記抵抗部の両端に前記端子部を電気的
    に接続する工程と、前記抵抗部及び/又は前記端子部を
    それら上下面がセラミック製のケースの開口面に対して
    垂直になるように前記ケースの切り欠きに挿入する工程
    と、前記抵抗部及び前記ケース内側を絶縁材料で封止す
    る工程とからなることを特徴とする抵抗器の製造方法。
  9. 【請求項9】 所定の抵抗値になるよう形状調整した金
    属製の抵抗部を得る工程から、前記抵抗部の両端に前記
    端子部を電気的に接続する工程までのかわりに、所定の
    抵抗値になるよう形状調整した抵抗部と端子部とからな
    る一体構造の金属材を得る工程であることを特徴とする
    請求項8記載の抵抗器の製造方法。
  10. 【請求項10】 抵抗部及び前記ケース内側を絶縁材料
    で封止する工程の後に、前記端子部の一部に無機塗料又
    は有機塗料を形成する工程を有することを特徴とする請
    求項8、9記載の抵抗器の製造方法。
  11. 【請求項11】 抵抗部及び前記ケース内側を絶縁材料
    で封止する工程の後に、前記抵抗部側の前記端子部で抵
    抗値を測定する工程と、前記端子部の一部に無機塗料又
    は有機塗料を形成する工程を有することを特徴とする請
    求項8、9記載の抵抗器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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