JPH11102255A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11102255A
JPH11102255A JP27959697A JP27959697A JPH11102255A JP H11102255 A JPH11102255 A JP H11102255A JP 27959697 A JP27959697 A JP 27959697A JP 27959697 A JP27959697 A JP 27959697A JP H11102255 A JPH11102255 A JP H11102255A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置の筆圧に関する表現力を向上さ
せる。 【構成】 各ペンについて、低圧,高圧,中圧のペンテ
ーブルを用意し、筆圧によりペンテーブル間を補間して
ペンの濃度分布を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は画像処理装置に関し、特
に描画入力手段へ加わる圧力を用いて表現力を向上させ
た画像処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】画像処理装置では、フレームメモリ等のメ
モリに処理対象の画像を記憶してモニタに表示し、スタ
イラスとタブレットの組合せ等の描画入力手段で画像の
入力位置を指定する。スタイラス等の1タッチ分の処理
エリアは1パッチと呼ばれ、鉛筆,チョーク,画筆、毛
筆等の様々な描画具に対応したパッチの形状が記憶され
ている。そしてこの記憶は例えばテーブル形式で行わ
れ、記憶値は例えば入力画像の濃度である。ユーザーは
仮想的な描画具の種類を選ぶことにより前記のテーブル
を選択し、描画入力手段で入力位置を指定する。このよ
うにして画像メモリに記憶した画像を修正して、画像処
理を行う。
【0003】スタイラス等に加わる圧力(以下「筆圧」
と呼ぶことがある)は、入力の強弱を表現する。そこで
最大圧力(筆圧が最大)の状態での描画濃度分布をテー
ブルに記憶させ、テーブルの記憶値に筆圧を乗算して、
筆圧を濃度に反映させることが知られている。この技術
では筆圧が最大で描画濃度が最大の際の濃度分布が記憶
され、筆圧が低下するのに比例して描画濃度が低下す
る。現実のペンでは、筆圧が低下すると線幅やペンの
形、あるいはペンのテクスチャー等も変化するが、この
技術では最大圧力時の描画濃度分布に比例させて描画濃
度を低下させる以外の処理はできない。
【0004】またパッチのサイズを筆圧に比例させて、
筆圧を入力画像の線幅に反映させることが知られている
(特開平3−41572号公報)。ただしパッチサイズ
を筆圧に応じて変化させることを、テーブルでの処理で
実行することは困難で、この従来技術はテーブルを用い
ず、筆圧値からの演算でパッチサイズを決定している。
【0005】しかしながら描画入力手段は毛筆から鉛筆
やチョークまで等の様々な描画具を模したものであり、
現実の描画具では筆圧が変われば入力濃度と線幅の双方
が変化する。そして従来技術では、筆圧の影響を線幅か
濃度かの一方のみに限定している。また現実の描画具で
は筆圧が変わればパッチ内のテクスチャーも変化する
が、筆圧によりテクスチャーを変化させる手法は知られ
ていない。
【0006】
【発明の課題】この発明は、描画入力手段への圧力を用
いて画像処理装置の表現力を向上させることを基本的課
題とし、高速処理が可能で、ユーザーに多様な描画具を
実効的に提供することを副次的課題とする。請求項2の
発明での追加の課題は、請求項1の発明を高速で実行す
るための具体的な構成を提供することにある。請求項3
の発明での追加の課題は、空間分解能が高く表現力に優
れた画像を高速で入力できるようにすることにある。請
求項4の発明での追加の課題は、パッチ内のテクスチャ
ーを圧力により可変にし、かつこのテクスチャーを曲線
状のストロークに対しても表現できるようにすることに
ある。
【0007】
【発明の構成】この発明は、画像を記憶するためのメモ
リと、前記記憶画像を表示するためのモニタと、入力位
置と圧力とを入力するための描画入力手段と、仮想的な
ペンの種類毎に前記描画入力手段での1タッチ分の入力
信号の分布を記憶したテーブルとを有する画像処理装置
において、前記各ペンに対して複数のテーブルを設け
て、これらのテーブル間を前記圧力により補間して前記
分布を発生させるように構成したことを特徴とする。描
画手段には例えばスタイラスとタブレットとの組合せを
用いるが、モニタの表示画像上のどの位置に入力するの
かと、スタイラスに加わる筆圧等の圧力とを指定できる
ものであれば良い。ペンの種類は例えばメニューで指定
し、各ペン毎に入力信号の分布を表現したテーブルが複
数枚記憶されている。
【0008】好ましくは、前記各ペンに対して高圧力と
中圧力の少なくとも2枚のテーブルを設け、さらに低圧
力用のテーブルを少なくとも1枚設け、前記圧力が中圧
力以上で、高圧力のテーブルと中圧力のテーブルとを線
形補間して前記分布を求め、前記圧力が中圧力以下で、
中圧力テーブルと低圧力テーブルとを線形補間して、前
記分布を求めるように構成する。低圧力テーブルは例え
ば最低圧力での描画入力に対応し、ペンの種類を問わず
に兼用しても良い。
【0009】また好ましくは、前記入力位置の分解能と
少なくとも一部のテーブルの分解能とを、前記記憶画像
の分解能よりも高く構成し、入力位置の分解能中の記憶
画像の分解能に対する残余(サブピクセルアドレス)に
より、テーブルの読み出しアドレスを決定するように構
成する。このためにはテーブル自体をサブピクセルアド
レスに応じて複数枚に分割しておいても良く、この場合
はサブピクセルアドレスはテーブルのどの領域を読み出
すかの選択に用いられる。またテーブルをサブピクセル
アドレスにより分割せずに、テーブルから飛び飛びのア
ドレスでデータを読み出すようにようにしても良い。
【0010】好ましくは、前記各テーブルを2次元テー
ブルとし、描画入力位置の移動方向に応じて、テーブル
を回転させたデータを読み出す手段を設ける。即ち2次
元テーブルとするのでパッチ内のテクスチャーを表現で
き、圧力に応じてテクスチャーを変えれば、筆圧による
テクスチャーの変化を表現できる。そしてテクスチャー
に方向性がある場合でも、前記入力位置の移動方向、例
えばスタイラスの運動方向に応じて実効的にテーブルを
回転させて、データ即ち入力信号の分布を読み出せば良
い。テーブルの回転は、例えばテーブルを回転させて読
み出しても良く、あるいはサブピクセル処理等の回転処
理を簡単にするため、読み出した後のデータを回転させ
ても良い。
【0011】
【発明の作用と効果】この発明では、ユーザーに提供す
る仮想的なペンの種類毎に圧力(筆圧)に応じた複数の
テーブルを設けて補間する。各テーブルでパッチサイズ
やパッチ内の濃度分布等の入力信号の強弱を変えておけ
ば、圧力により線幅と入力濃度の双方を自在に変更する
ことができる。このため筆圧に関する表現力が増し、様
々な仮想的なペンを提供できる。またテーブル間の処理
は線形等の補間であり、積和演算等で高速で行うことが
できる。
【0012】請求項2の発明ではさらに、ペンの種類の
影響が大きくなる中圧以上で、中圧用テーブルと高圧用
テーブルとを用意する。ペンの入力自体の影響が小さい
低圧部ではテーブルをペンの種類を問わず兼用にしても
良いが、好ましくはペン毎の低圧用テーブルを設ける。
そして筆圧に応じこれらのテーブル間を線形補間する。
このため各ペンに対して必要なテーブル数は最低2枚
で、通常は数枚程度であり、比較的少ないテーブル数で
多種類のペンを実現できる。またテーブル間の処理は線
形補間で高速で実行できる。
【0013】請求項3の発明ではさらに、サブピクセル
アドレスによりテーブルからの読み出しアドレスを変更
するので、より精細な表現ができる。
【0014】請求項4の発明ではさらに、2次元テーブ
ルを用いるのでパッチ内テクスチャーを表現でき、圧力
に応じて複数のテーブル間を補間するので筆圧によるテ
クスチャーの変化を表現できる。またスタイラス等の運
動方向に応じてテーブルを実効的に回転させるのでテク
スチャーも回転し、スタイラス等を曲げるとテクスチャ
ーの向きも曲がり、テクスチャーに関する表現力が増
す。
【0015】
【実施例】図1〜図11に実施例を示す。図1に画像処
理装置の構成を示すと、2は描画入力手段で、例えばタ
ブレット3とスタイラス4との組合せを用い、画像の入
力位置と圧力とを指定できるものであれば良い。また描
画入力手段2での入力分解能は、後述のモニタ34の分
解能や画像メモリ30での記憶画像の分解能に比べて高
く、記憶画像の分解能よりも描画入力手段30で指定し
た入力位置の分解能の高い部分をサブピクセル部と呼
び、サブピクセル部で指定されるアドレスをサブピクセ
ルアドレスと呼ぶ。6は入力処理部で、描画入力手段2
からの入力を処理して入力プロセッサ10に入力し、8
はメニュー処理部で、画像処理の種類や用いる仮想的な
描画具(以下「ペン」)の種類をユーザーに指定させ
る。
【0016】入力プロセッサは画像処理に関するフロン
トエンドプロセッサで、処理装置各部を制御し、12,
14,16はアドレスジェネレータである。18−1〜
18−nはペンテーブルで、ここではn種のペンに対応
するものとし、各ペン毎に最高圧力等の高圧力でのペン
テーブル(添え字S)や中圧力でのペンテーブル(添え
字M)や最低圧力等の低圧力でのペンテーブル(添え字
W)の3枚のペンテーブルを備えている。20はセレク
タで、入力プロセッサ10で指定されたペンの種類に従
って必要なテーブルのみを選択し、22は補間処理部で
指定されたペンに関する3枚のテーブル中の2枚を選択
して、線形補間する。例えばペンでの描画の描画濃度の
補数をkとし、kは0以上で1以下とする。仮想的なペ
ンでの描画、即ち描画入力手段2等での描画の目的は、
kの分布とペンカラー及びパッチ位置をパッチ毎に指定
することである。
【0017】高圧でのペンテーブルのkの分布データを
ks,中圧ではkm,低圧ではkwとし、最高圧力をP
s,中圧のペンテーブルに対応した圧力をPm,最低圧
力をPwとする。補間処理部22での出力は、圧力Pが
Pm以上で k=ks・(P−Pm)+km・(Ps−P) (1) 圧力がPm未満で、 k=kw・(Pm−P)+km・(P−Pw) (2) となる。ただし圧力Pは(Ps−Pm)や(Pm−P
w)を1に規格化してある。式(1),(2)の演算は積和演
算で高速で実行できる。なおアドレスジェネレータ12
は補間処理部22にパッチ内アドレスを入力し、またサ
ブピクセルアドレスを指定してサブピクセル処理を行わ
せる。さらに補間処理部22は回転変換等の処理を行
い、スタイラス4の向きに応じてペンテーブルを回転さ
せて用いる。回転行列は式(3)で与えられ、 |cosθ −sinθ| (3) |sinθ cosθ| スタイラス4の進行方向の水平方向からの差θだけ、ペ
ンテーブル18−1〜18−nを回転させて読み出す。
【0018】24は乗算部で、26はペンレイヤ記憶部
であり、ペンのカラー,例えばR,G,B値やH,S,
V値、及び透過率等を記憶し、これは例えば1ストロー
ク分,あるいは後述のモニタ画像を修正するまでの間の
入力画像を記憶することに相当する。k1・k2・…・k
nはペンの描画濃度の補数をパッチ1,パッチ2,…,
パッチnの順に乗算したもので、例えば新たに入力され
たペン濃度の補数がkn+1であれば、上記の積にkn+1を
乗算して、k1・k2・…・kn・kn+1をペンレイヤ記憶
部26に書き戻す。上記の処理は各ピクセル(画素)毎
に行われ、今回のパッチと共通する部分のみが乗算の対
象である。そしてこのためにアドレスジェネレータ14
が用いられる。
【0019】28は合成処理部で、画像メモリ30に記
憶された画像中の指定されたレイヤの新たなカラー等と
新たな透過率とを、そのレイヤでのこれらの元の値と、
ペンレイヤからの入力値とを合成して求める。例えば指
定されたレイヤがカラー画像でR,G,Bフォーマット
にあるものとし、各成分でのピクセル毎のカラー値をR
1,G1,B1とし、ピクセル毎の透過率をT1とする。同
様にペンレイヤでのピクセル毎のカラー値をR2,G2,
B2、ピクセル毎の透過率をT2とする。ここでペンレイ
ヤでのペン濃度の補数(前記のk1・k2・…・kn)は
透過率T2に等しい。
【0020】合成後の当該レイヤの新たな透過率Tは T=T1・T2 (4) に等しく、描画によって低下する。また当該レイヤ上に
ペンレイヤを重ねてビューポイントから見た合成画像
は、合成後のレイヤの画像に等しい。このことから(5)
式が導かれる。 R(1−T)=R1(1−T1)・T2+R2(1−T2) (5) ここでRは合成後の当該レイヤのカラー値の赤成分で、
青や緑等の成分も同様である。TはT1とT2との積に等
しく、 K=1−(1−T2)/(1−T) (6) とすると、 R=R1・K+(1−K)R2 (7) となる。T1,T2が求まることからKが求まり、これで
R1,R2を線形補間すると、当該レイヤの新たなカラー
値が定まる。この処理をピクセル毎に、かつR,G,B
の各成分毎に行えば、レイヤへの描画ができる。なお最
下層の背景レイヤでは、それより下層のレイヤが存在し
ないので、透過率T1を0とすれば良く、これは式(7)で
KをT2とすることに相当する。
【0021】画像メモリ30はフレームメモリその他の
適宜のものを用いれば良く、また複数のレイヤの重ね合
わせとして画像を扱うので、修正や合成が簡単である。
レイヤの最上層を第1層とし、各層の例えばRの値をR
11〜R1nとし、透過率をT11〜T1nとする。最終画像へ
の第1層の寄与L1は L1=(1−T11)・R11 (8) で、第n層の寄与Lnは Ln=T11・T12・…・T1n-1・(1−T1n)・R1n (9) となる。G,Bの成分も同様である。また16は画像メ
モリ30へのアドレスジェネレータである。メモリ30
には表示処理部32が接続されて、適当な縮小/拡大や
オフセット処理を行い、かつ指定されたレイヤの画像や
その透過率をモニタ34に表示し、ユーザーはカーソル
等で表示されたモニタ画像上の位置を用いて入力を行
う。また36は出力処理部で、例えばディスク38やプ
リンタ40等へ出力する。
【0022】図2に、仮想的なペンの出力を乗算部24
へkとして出力するためのアルゴリズムを、PENサブ
ルーチンとして示す。スタイラス4で実効的にモニタ画
像上の特定の位置を指定する。この前提としてペンの種
類は指定済みで、それに応じた3枚のペンテーブルs,
m,wを選択し、筆圧が中圧Pm以上か以下かで補間に
用いる2枚のテーブルを切り替えるものとする。そして
サブピクセルアドレスを考慮して、テーブルからの読み
出し位置を決定する。
【0023】例えば図3にペンテーブルの例を示すと、
図の○印はサブピクセルアドレス(△x,△y)が
(0,0)の際の読み出し位置を示し、x記号はサブピ
クセルアドレスが(0,0)でない際の読み出し位置を
示す。図ではサブピクセル方向の分解能を2×2とした
が、この値は任意で2以上であれば良い。さて例えばサ
ブピクセルアドレスが(3,3)の場合、図3の□印の
データを読み出すことになり、この処理はアドレスジェ
ネレータ12で3つ飛ばしに読み出しアドレスを発生
し、かつ各アドレスが4の倍数+3の値を持てば良い。
【0024】図4〜図8にペンテーブルの例を示すと、
図4,図5のペンは各1次元のペンで、テーブル自体は
2次元で構成したが、図示の便宜のため1次元で3枚の
テーブルを重ねて表示した。また図中の細線はテーブル
に記憶させた太線の値から線形補間で得られる値であ
る。そして最低圧力wでのテーブルは入力の影響が小さ
いので、ペン毎に設けずに、類似のペンには同じテーブ
ルを用いても良い。
【0025】図6,7,8はテクスチャーを備えた2次
元テーブルの例で、図6は中圧でのテーブルを示し、P
1〜P6等のピークがあるのが特徴である。このペンは
高圧では図7のように入力濃度が飽和し、例えばテクス
チャーが消滅している。低圧では図8に示すように、ピ
ークP1,P5,P6が残存し、他のピークは消滅して
いる。このようなペンを用いると、線幅や濃度の変化は
当然のこととして、圧力によりテクスチャーが変化し、
表現力を向上させることができる。
【0026】図9は方向性を持ったペンの例で、パッチ
42−1〜42−4の順に向きが変わり、例えば最新の
パッチ42−4では水平方向に対しθの角度があるもの
とする。すると補間処理部22は該当する2枚のテーブ
ルをθだけ回転させて読み出し、この結果ペンのテクス
チャーもスタイラス4が曲がるにつれて曲がることにな
る。
【0027】図10に、低圧から高圧までの圧力を用い
て描画した際の3枚のペンテーブルを示す。このペンは
図の左側の低圧部では6個の小さなピークがあり、中圧
部では各ピークが成長してピーク間でも描画濃度は0で
はなくなり、高圧部では各ピークは融合して最高描画濃
度の円盤状となる。そして低圧,中圧,高圧に応じて、
各々のペンテーブルがあり、描画過程での圧力に応じて
ペンテーブル間が補間される。
【0028】図10のペンを用いた描画結果を図11に
示すと、ストロークの最初では低圧のピークが点状に見
え、筆圧の増加に伴いピークの幅が増加して融合して行
く。そしてストロークの終了部では、円形に最高濃度で
描画された部分が周囲から際だっている。このように実
施例を用いると、特徴のあるペンでの描画ができる。
【0029】実施例では、テーブル間の線形補間でペン
濃度を発生させるので、高速で処理できる。また圧力に
応じてテーブルを変えるので、線幅や濃度,テクスチャ
ーに筆圧を反映させることができる。筆圧はテーブル間
の補間で処理されるので、記憶させるペンテーブルは少
数でよい。さらにサブピクセル処理ができるので表現力
の高い入力ができ、2次元のペンテーブルをスタイラス
の動きに連れて曲げるので、テクスチャーが曲線方向に
も連続したリアルな作画ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像処理装置のブロック図
【図2】 実施例での1パッチ分のペン出力を求める
ためのアルゴリズムを示すフローチャート
【図3】 実施例で用のサブピクセルに対応したペン
テーブルの例を示す図
【図4】 実施例で用いた1次元ペンテーブルの例を
示す図
【図5】 実施例で用いた1次元ペンテーブルの例を
示す図
【図6】 実施例で用いた2次元ペンテーブルの例を
中圧力に付いて示す図
【図7】 実施例で用いた2次元ペンテーブルの例を
高圧力について示す図
【図8】 実施例で用いた2次元ペンテーブルの例を
低圧力について示す図
【図9】 実施例での2次元ペン軌跡の例を示す図
【図10】 実施例で用いたペンの例を示す図
【図11】 図10のペンを用いた描画結果を示す図
【符号の説明】
2 描画入力手段 3 タブレット 4 スタイラス 6 入力処理部 8 メニュー処理部 10 入力プロセッサ 12,14,16 アドレスジェネレータ 18−1〜18−n ペンテーブル 20 セレクタ 22 補間処理部 24 乗算部 26 ペンレイヤ記憶部 28 合成処理部 30 画像メモリ 32 表示処理部 34 モニタ 36 出力処理部 38 ディスク 40 プリンタ 42−1〜42−4 パッチ S 高圧力テーブル M 中圧力テーブル W 低圧力テーブル △x,△y サブピクセル座標 P1〜P4 ピーク θ 回転角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記憶するためのメモリと、前記
    記憶画像を表示するためのモニタと、入力位置と圧力と
    を入力するための描画入力手段と、仮想的なペンの種類
    毎に前記描画入力手段での1タッチ分の入力信号の分布
    を記憶したテーブルとを有する画像処理装置において、 前記各ペンに対して複数のテーブルを設けて、これらの
    テーブル間を前記圧力により補間して前記分布を発生さ
    せるように構成したことを特徴とする、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各ペンに対して高圧力と中圧力の
    少なくとも2枚のテーブルを設け、さらに低圧力用のテ
    ーブルを少なくとも1枚設け、 前記圧力が中圧力以上で、高圧力のテーブルと中圧力の
    テーブルとを線形補間して前記分布を求め、 前記圧力が中圧力以下で、中圧力テーブルと低圧力テー
    ブルとを線形補間して、前記分布を求めるようにしたこ
    とを特徴とする、請求項1の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力位置の分解能と少なくとも一
    部のテーブルの分解能とを、前記記憶画像の分解能より
    も高く構成し、入力位置の分解能中の記憶画像の分解能
    に対する残余により、テーブルの読み出しアドレスを決
    定するように構成したことを特徴とする、請求項1また
    2の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各テーブルを2次元テーブルと
    し、前記入力位置の移動方向に応じて、テーブルを回転
    させたデータを読み出す手段を設けたことを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかの画像処理装置。
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