JP4195953B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータ・グラフィックスの分野における、テクスチャマッピングおよびパターンを描画する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ・グラフィックスの分野において、テクスチャマッピングを用いた描画処理がよく行なわれる。テクスチャマッピングとは、テクスチャソースデータとして別途定義された模様をポリゴンに貼り付けるものである。図16はテクスチャマッピングの例を示したもので、ポリゴン(P0,P1,P2,P3)に対して、テクスチャ(T0,T1,T2,T3)が対応しているものである。
【0003】
テクスチャマッピングは、ポリゴン座標(x,y)にテクスチャ座標(u,v)の画素値を反映させることにより実現する。すなわち、ポリゴン座標(x,y)とテクスチャ座標(u,v)の対応を計算する。計算法については、特開平8−161510号や特開平9−73547号に示されているように1次変換、2次変換やインバースマッピングなどがある。
【0004】
テクスチャソースデータはメモリに格納され、テクスチャ座標(u,v)からメモリアドレスを算出して対応するデータが取り出される。テクスチャソースデータの横幅をTDX、1ピクセルのビット数をP、メモリ1ワード当たりのビット数をDとすると、メモリアドレスを算出するための式は以下のようになる。
【0005】
メモリアドレス=(TDX×v+u)×P/D
ここで、上式において、(u,v)=(2,1)、TDX=7、P=8、D=32を例に挙げると、
メモリアドレス=(7×1+2)×8/32
となり、商が2、余りが1である。
【0006】
図17はこの場合のテクスチャメモリに対するテクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示したものである。図中、(0,0)、(0,1)、…とあるのは(u,v)で割り当てられたピクセルデータを意味する。
【0007】
図17で示すように、商である2はメモリアドレスを意味し、余りである1は前記メモリアドレスが指すワード内でのピクセル位置を意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記メモリアドレスの計算をハードウェアで行なうためには、乗算器などの演算器を必要とするため回路規模が増大する。
【0009】
そこで、前記TDXを2のべき乗に限定すれば、図18で示すようにu,vのビット列を組み合わせるだけでメモリアドレスを求めることができる。図18においては、u,vはそれぞれ8ビットずつのデータ幅を持ち、1ピクセルのビット数を8ビット、メモリ1ワード当たりのビット数を32ビット、メモリのワード数を256ワードとする。図中、u[0],u[1],…、v[0],v[1],…とあるのは、それぞれuの0ビット目、1ビット目…、vの0ビット目、1ビット目…を意味する。
【0010】
この方法だと組み合わせ回路だけで実現できるので、回路規模が小さく、高速にメモリアドレスを生成することができる。しかし、この場合TDXを任意に設定することができないという欠点がある。本発明の目的は、テクスチャ座標(u,v)からメモリアドレスを生成する際、TDXを任意に設定でき、かつ高速にメモリアドレスを生成できる装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかる発明は、テクスチャマッピングを行なうためのテクスチャデータを記憶するテクスチャメモリと、テクスチャソースデータを同じv座標のデータ毎に分離して左詰めに整列して前記テクスチャメモリに書き込むデータ整列部と、テクスチャ座標(u,v)から前記テクスチャメモリのメモリアドレスを生成するテクスチャメモリアドレス生成部と、テクスチャ座標(u,v)に対応するテクスチャデータを画面表示対象となる画像メモリのポリゴン座標(x,y)に書き込む画像メモリインターフェースとを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項2にかかる発明は、請求項1記載のテクスチャメモリアドレス生成部が、テクスチャソースデータの横幅TDX以上で最も近い2のべき乗の値を新たにテクスチャソースデータの横幅と見なしてメモリアドレスを生成することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項3にかかる発明は、請求項2記載のテクスチャメモリアドレス生成部が、テクスチャソースデータの横幅TDXが請求項1記載のテクスチャメモリの1ワードで記憶できるピクセル数より小さい場合、前記テクスチャメモリが1ワードで記憶できるピクセル数と同じ値を新たにテクスチャソースデータの横幅と見なしてメモリアドレスを生成することを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項4にかかる発明は、請求項1記載のデータ整列部と前記テクスチャメモリの間に、同じv座標のデータ単位で変形を施すデータ加工部を備えたことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明の請求項5にかかる発明は、請求項1記載の画像メモリインターフェースが、テクスチャ座標(u,v)に対応するテクスチャデータが0であれば色データ0を、1であれば色データ1を画面表示対象となる画像メモリのポリゴン座標(x,y)に書き込むことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の請求項6にかかる発明は、請求項4記載のデータ加工部が、横方向加工、縦方向加工の順に2つの処理を行ない、前記横方向加工では、拡大縮小モードWが等倍であれば、前記データ整列部から出力されたデータをそのまま次に送り、拡大縮小モードWが半角であれば、前記データ整列部から出力されたデータに対して、偶数番目のビットと次のビットとの論理和をとって次に送り、拡大縮小モードWが倍角であれば、前記データ整列部から出力されたデータに対して、各ビットをそれぞれ2ビットに拡張して次に送り、前記縦方向加工では、拡大縮小モードHが等倍であれば、前記横方向加工から送られたデータをそのまま出力し、拡大縮小モードHが半角であれば、前記横方向加工から送られたデータに対して、vが偶数座標のデータ列と次のデータ列との論理和をとって出力し、拡大縮小モードHが倍角であれば、前記横方向加工から送られたデータに対して、各v座標毎のデータ列がそれぞれ2回ずつ前記テクスチャメモリに書き込まれるように出力することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1について詳しく説明する。
【0018】
まず、本実施の形態における1ピクセル当たりのデータ幅を8ビットであると定義する。
【0019】
図1は本発明における画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、1はソースデータ格納用メモリ、2はデータバッファ、3はデータ整列部、4はテクスチャメモリ、5はテクスチャメモリアクセス制御部、6はテクスチャメモリアドレス生成部、7はセレクタ、8は画像メモリインターフェース、9は画像メモリである。
【0020】
図中、セレクタの入力側に0と1の数字が記載されているが、これはセレクタを切替える信号であるメモリアクセスモードの値に対応して入力線が選択されることを意味する。
【0021】
ソースデータ格納用メモリ1は、テクスチャソースデータを格納しておくためのメモリである。前記ソースデータ格納用メモリ1は32ビットのデータをワード単位で記憶するものとする。データバッファ2は、前記ソースデータ格納用メモリ1から取り出したテクスチャソースデータを一旦蓄え、データ整列部3へテクスチャソースデータを送る役割を持っている。データ整列部3は、前記データバッファ2から送られてくるテクスチャソースデータに対して、異なるv座標のデータが混在する場合は同じv座標のデータ毎に分離して左詰めに整列し出力する。テクスチャメモリ4は、1ワード当たりのビット数が32ビット、ワード数が256ワードのメモリで、テクスチャマッピングを行なう際には、ここからテクスチャデータが取り出される。
【0022】
また、前記テクスチャメモリ4は、セレクタ7から出力されるテクスチャメモリアドレスが指し示すアドレスに対して、データの書き込みや読み出しを行なう。テクスチャメモリアクセス制御部5は、テクスチャマッピング処理においてテクスチャメモリ4に対するデータの書き込みや読み出しの制御を行なう。
【0023】
まず、テクスチャデータをテクスチャメモリ4に格納する時は、テクスチャメモリ4を書き込み状態にし、セレクタ7を制御するメモリアクセスモードを0にする。そしてデータ整列部3から出力されるデータがテクスチャメモリ4のアドレス0から順に書き込まれるようにアドレスAを0から順にインクリメントして出力する。
【0024】
次に、テクスチャデータをテクスチャメモリ4から取り出してポリゴンに貼り付ける時は、テクスチャメモリ4を読み出し状態にし、前記メモリアクセスモードを1にする。そしてテクスチャソースデータの横幅であるTDXa以上で最も近い2のべき乗の値をTDXbとしてテクスチャメモリアドレス生成部6に送る。
【0025】
なお、TDXaがテクスチャメモリ4の1ワードで記憶できるピクセル数より小さい場合、TDXbはテクスチャメモリ4が1ワードで記憶できるピクセル数と同じ値に設定される。例えば、TDXa=1の場合、テクスチャメモリ4が1ワードで記憶できるピクセル数は4であるので、TDXb=4となる。
【0026】
テクスチャメモリアドレス生成部6は、TDXbをテクスチャソースデータの横幅であるとみなして図18で示したようにTDXを2のべき乗に限定した場合の組み合わせ回路でテクスチャ座標(u,v)からアドレスBを生成する。セレクタ7は、メモリアクセスモードが0であればアドレスAを選択し、メモリアクセスモードが1であればアドレスBを選択して、テクスチャメモリ4に対するテクスチャメモリアドレスとして出力する。画像メモリインターフェース8は、テクスチャメモリ4から出力されたテクスチャデータに対して、図18中のメモリアドレスが指すワード内でのピクセル位置の項目で示されているようにu座標からピクセル位置を決めてテクスチャデータを取り出し、画像メモリ9のポリゴン座標(x,y)に該取り出されたテクスチャデータを書き込む。画像メモリ9は、ポリゴンの各ピクセルデータを格納するためのメモリである。描画した図形をディスプレイなどで表示させる場合は、画像メモリ9に格納されているデータを対象にする。
【0027】
ここでTDXa=7の場合について、テクスチャマッピングを行なう処理の一連の流れを説明する。
【0028】
まず、ソースデータ格納用メモリ1からテクスチャソースデータを順次取り出し、データバッファ2を通ってデータ整列部3でテクスチャデータを整列してテクスチャメモリ4に格納する。テクスチャメモリアクセス制御部5がメモリアクセスモードを0にするため、テクスチャメモリアドレスとしてアドレスAが選択される。
【0029】
図2はソースデータ格納用メモリ1からデータバッファ2、データ整列部3を経て、テクスチャメモリ4に格納されたテクスチャデータの状態を示したものである。
【0030】
図2(a)はソースデータ格納用メモリ1に格納されているデータについて、テクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示したものである。図中、(0,0)、(0,1)、…とあるのは図17と同様に、(u,v)で割り当てられたピクセルデータを意味する。図2(b)はテクスチャメモリ4に格納されているデータについて、テクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示したものである。図中、Xとあるのはどのようなデータであってもよいということを示す。つまり、データ整列部3はXの部分に適当なデータを入れている。図2(b)から、テクスチャメモリ4には見かけ上TDX=8の場合と同じ状態でテクスチャデータが格納されていることが分かる。テクスチャメモリ4に必要なテクスチャデータが格納された後、ポリゴン座標(x,y)に対して、対応するテクスチャ座標(u,v)のテクスチャデータを貼り付ける処理に移る。テクスチャメモリアクセス制御5がメモリアクセスモードを1にするため、テクスチャメモリアドレスとしてアドレスBが選択される。
【0031】
また、TDXa=7以上で最も近い2のべき乗の値である8がTDXbとして設定される。テクスチャメモリアドレス生成部6は、TDXb=8をテクスチャソースデータの横幅であるとみなして図18のTDXが8の場合が示すようにアドレスBを生成する。
【0032】
例えば、(u,v)=(2,1)の場合は図3に示すように、アドレスBが2、メモリアドレスが指すワード内でのピクセル位置が2となる。(u,v)=(2,1)において、テクスチャメモリ4に格納されているテクスチャデータが取り出される様子を図4に示す。
【0033】
このようにして取り出されたテクスチャデータは画像メモリインターフェース8を介して画像メモリ9のポリゴン座標(x,y)に書き込まれる。
【0034】
以上のように、TDXが2のべき乗でない場合でも、TDXを2のべき乗に限定する場合と同じようにメモリアドレス生成を行なえるので、演算器を使ったものと比べて回路規模が小さく、高速にメモリアドレスを生成することができる。
【0035】
以下、本発明の実施の形態2について詳しく説明する。
【0036】
図5は本発明における画像処理装置の別の構成を示すブロック図である。この画像処理装置では、テクスチャデータとして1ピクセル当たりのデータ幅が1ビットであるパターンデータを扱う。このようなパターンデータは文字描画によく用いられる。テクスチャメモリ4に格納されるデータが1ピクセル当たり1ビットのデータ幅を持つので、テクスチャメモリアドレス生成部6は図6で示すようにTDXを2のべき乗に限定した場合の組み合わせ回路でテクスチャ座標(u,v)からアドレスBを生成する。データ整列部3とテクスチャメモリ4の間に、拡大縮小モードWと拡大縮小モードHによってパターンデータを加工する役割を持つデータ加工部10を備えている。データ加工部10は、データ整列部3によって同じv座標のデータ毎に分離して左詰めに整列されたデータに対して、横方向加工、縦方向加工の順に2つの処理を行なう。データ加工部10に入力される拡大縮小モードWと拡大縮小モードHは、それぞれ等倍、半角、倍角の3つのモードがある。
【0037】
まず、横方向加工について説明する。拡大縮小モードWが等倍であれば、データ整列部3から出力されたデータをそのまま次に送る。拡大縮小モードWが半角であれば、データ整列部3から出力されたデータに対して、偶数番目のビットと次のビットとの論理和をとって次に送る。拡大縮小モードWが倍角であれば、データ整列部3から出力されたデータに対して、各ビットをそれぞれ2ビットに拡張して次に送る。
【0038】
次に、縦方向加工について説明する。拡大縮小モードHが等倍であれば、横方向加工から送られたデータをそのまま出力する。拡大縮小モードHが半角であれば、横方向加工から送られたデータに対して、vが偶数座標のデータ列と次のデータ列との論理和をとって出力する。拡大縮小モードHが倍角であれば、横方向加工から送られたデータに対して、各v座標毎のデータ列がそれぞれ2回ずつテクスチャメモリ4に書き込まれるように出力する。画像メモリインターフェース11はテクスチャメモリ4から取り出されたパターンデータが0であれば色データ0を、前記パターンデータが1であれば色データ1を画像メモリ9のポリゴン座標(x,y)に書き込む。なお、色データ0,1はそれぞれ1ピクセル当たり8ビットのデータ幅を持つものとする。
【0039】
ここで、テクスチャソースデータとして図7で示されるような縦×横=16×16の「松」という文字を例に、データ加工部10によってどのように拡大縮小されるか説明する。
【0040】
図8は拡大縮小モードWが半角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、前記テクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図で、偶数番目のビットと次のビットとの論理和をとっている。以上の処理をすべてのデータに対して施すと、図9のようになる。
【0041】
図10は拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが半角の場合について、前記テクスチャソースデータのv座標が0,1のデータの変形処理を示す図で、vが偶数座標のデータ列と次のデータ列との論理和をとっている。以上の処理をすべてのデータに対して施すと、図11のようになる。
【0042】
図12は拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが倍角の場合について、前記テクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図で、データを2列分に拡張している。以上の処理をすべてのデータに対して施すと、図13のようになる。
【0043】
図14は拡大縮小モードWが倍角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、前記テクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図で、各ビットをそれぞれ2ビットに拡張している。以上の処理をすべてのデータに対して施すと、図15のようになる。
【0044】
なお、図7、図8においてハッチングを施したピクセルは、パターンデータの1に当たるもので、ハッチングを施していないピクセルは、パターンデータの0に当たるものである。
【0045】
【発明の効果】
本発明によると、任意なTDXを取り扱う場合でもTDXを2のべき乗に限定する場合と同じようにメモリアドレス生成を行なえるので、演算器を使ったものと比べて回路規模が小さく、高速にメモリアドレスを生成することができる。また、テクスチャソースデータの同一ワード内に異なるv座標のデータが混在する場合でも同じv座標のデータ毎に分離するため、テクスチャデータに対して拡大縮小といった変形処理をハードウェアで高速かつ容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロック図
【図2】ソースデータ格納用メモリ1からデータバッファ2、データ整列部3を経て、テクスチャメモリ4に格納されたテクスチャデータの状態を示す図であり、
(a)はソースデータ格納用メモリ1に格納されているデータについて、テクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示す図
(b)はテクスチャメモリ4に格納されているデータについて、テクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示す図
【図3】(u,v)=(2,1)の場合のメモリアドレスとメモリアドレスが指すワード内でのピクセル位置を示す図
【図4】(u,v)=(2,1)において、テクスチャメモリ4に格納されているテクスチャデータが取り出される様子を示す図
【図5】本発明の実施の形態における別の画像処理装置の構成を示すブロック図
【図6】テクスチャデータが1ピクセル当たり1ビットのデータ幅を持ち、TDXが2のべき乗に限定された場合のメモリアドレス生成を示す図
【図7】テクスチャソースデータが、縦×横=16×16の「松」という文字であることを示す図
【図8】拡大縮小モードWが半角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、図7のテクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図
【図9】拡大縮小モードWが半角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、図7のテクスチャソースデータをすべて変形処理した図
【図10】拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが半角の場合について、図7のテクスチャソースデータのv座標が0,1のデータの変形処理を示す図
【図11】拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが半角の場合について、図7のテクスチャソースデータをすべて変形処理した図
【図12】拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが倍角の場合について、図7のテクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図
【図13】拡大縮小モードWが等倍、拡大縮小モードHが倍角の場合について、図7のテクスチャソースデータをすべて変形処理した図
【図14】拡大縮小モードWが倍角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、図7のテクスチャソースデータのv座標が0のデータの変形処理を示す図
【図15】拡大縮小モードWが倍角、拡大縮小モードHが等倍の場合について、図7のテクスチャソースデータをすべて変形処理した図
【図16】テクスチャマッピングの例を示す図
【図17】テクスチャメモリに対するテクスチャ座標(u,v)の割り当て状態を示す図
【図18】テクスチャデータが1ピクセル当たり8ビットのデータ幅を持ち、TDXが2のべき乗に限定された場合のメモリアドレス生成を示す図
【符号の説明】
1 ソースデータ格納用メモリ
2 データバッファ
3 データ整列部
4 テクスチャメモリ
5 テクスチャメモリアクセス制御部
6 テクスチャメモリアドレス生成部
7 セレクタ
8、11 画像メモリインターフェース
9 画像メモリ
10 データ加工部

Claims (6)

  1. テクスチャマッピングを行なうためのテクスチャデータを記憶する第1と第2の座標からなるテクスチャ座標を持つテクスチャメモリと、テクスチャソースデータを第2のテクスチャ座標の値が同じデータ単位に分離して左詰めに整列して前記テクスチャメモリに書き込むデータ整列部と、テクスチャ座標から前記テクスチャメモリのメモリアドレスを生成するテクスチャメモリアドレス生成部と、テクスチャ座標に対応するテクスチャデータを画面表示対象となる画像メモリのポリゴン座標に書き込む画像メモリインターフェースとを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記テクスチャメモリアドレス生成部は、テクスチャソースデータの横幅の値以上で最も近い2のべき乗の値を新たにテクスチャソースデータの横幅と見なしてメモリアドレスを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記テクスチャメモリアドレス生成部は、テクスチャソースデータの横幅の値が前記テクスチャメモリの1ワードで記憶できるピクセル数より小さい場合、前記テクスチャメモリが1ワードで記憶できるピクセル数と同じ値を新たにテクスチャソースデータの横幅の値と見なしてメモリアドレスを生成することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記データ整列部と前記テクスチャメモリの間に、第2のテクスチャ座標の値が同じデータ単位で変形を施すデータ加工部を備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像処理装置。
  5. 前記画像メモリインターフェースは、テクスチャ座標に対応するテクスチャデータが0であれば色データ0を、1であれば色データ1を画面表示対象となる画像メモリのポリゴン座標に書き込むことを特徴とする請求項1乃至4記載の画像処理装置。
  6. 前記データ加工部は、横方向加工、縦方向加工の順に2つの処理を行ない、前記横方向加工において、
    拡大縮小モードの第1の値が等倍を示すのであれば、前記データ整列部から出力されたデータをそのまま次に送り、
    あるいは、拡大縮小モードの第1の値が半角を示すのであれば、前記データ整列部から出力されたデータに対して、偶数番目のビットと次のビットとの論理和をとって次に送り、
    あるいは、拡大縮小モードの第1の値が倍角を示すのであれば、前記データ整列部から出力されたデータに対して、各ビットをそれぞれ2ビットに拡張して次に送り、
    前記縦方向加工において、
    拡大縮小モードの第2の値が等倍を示すのであれば、前記横方向加工から送られたデータをそのまま出力し、
    あるいは、拡大縮小モードの第2の値が半角を示すのであれば、
    前記横方向加工から送られたデータに対して、第2のテクスチャ座標の値が偶数座標のデータ列と次のデータ列との論理和をとって出力し、
    あるいは、拡大縮小モードの第2の値が倍角を示すのであれば、前記横方向加工から送られたデータに対して、各第2のテクスチャ座標の値毎のデータ列がそれぞれ2回ずつ前記テクスチャメモリに書き込まれるように出力することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
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