JP3233566B2 - 図形描画プロセッサ及び図形処理システム - Google Patents

図形描画プロセッサ及び図形処理システム

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JP3233566B2 JP01680496A JP1680496A JP3233566B2 JP 3233566 B2 JP3233566 B2 JP 3233566B2 JP 01680496 A JP01680496 A JP 01680496A JP 1680496 A JP1680496 A JP 1680496A JP 3233566 B2 JP3233566 B2 JP 3233566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元空間で定義
されていた多角形を2次元投影面上に投影した図形を描
くための図形描画プロセッサ、及びこのプロセッサを用
いた図形処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図形描画プロセッサは、3次元空間で定
義されていた多角形を2次元投影面上に投影した結果得
られた頂点座標を用いて、この投影面上における画素を
塗りつぶすという描画処理を行うものである。
【0003】ここで、画素単位で塗りつぶすという処理
は、基本的には2次元処理である。しかし、投影面上で
多角形の重なりがある場合、最も手前にある図形が最終
的に残り、それよりも奥にある図形は描画されないよう
にする必要がある。このような処理を実現する方式とし
て、一般にはZソートとZバッファリングとがある。
【0004】Zソートとは、描画処理を開始する前に、
奥行きを示すZデータに基づいて、各々の多角形を描画
する順番を予め決めておくというものである。そして、
Zソートにも、最も奥にある図形から手前の図形に順に
描画するバックトウフロントと、この逆に最も手前の図
形から描画していくというフロントトウバックとがあ
る。
【0005】Zバッファリングとは、各々の画素毎のZ
データを格納するZバッファメモリを用意しておき、描
画時において、画素毎にメモリに格納されたZデータ
と、今回のサイクルで描画しようとしているZデータと
を比較し、今回描画しようとしているものの方が手前に
ある場合に描画を行うという方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の図形描
画プロセッサにより描画を行う場合に次のような問題が
あった。近年では高速で描画することが要求されるが、
所定の時間内に1フレームを構成する多角形の全てを描
画しきれない場合には、描画の順番が最後の図形は描き
きれずに次のフレームへ移行しなければならない。
【0007】上記Zソートにより複数の多角形の描画順
を予め設定している場合、奥から手前へ描画するバック
トウフロント方式では手前にある図形が描けずに欠ける
ことになる。逆に、手前から奥の図形を描画するフロン
トトウバック方式では、奥の図形が欠けることになる。
【0008】通常は、奥にある図形よりも手前にある図
形の方が重要度が高い場合が多い。よって、手前の図形
が欠けるよりは奥の図形が欠ける方が望ましい。この点
で、フロントトウバック方式の方が有利である。
【0009】さらに、多くの多角形が重なっていたよう
な場合、バックトウフロントト方式では、重なった部分
は先に描画した図形の上に手前の図形を重ねて描くこと
になり、同じ画素に対して描画を複数回行なわなければ
ならない。一方、フロントトウバック方式では、先に描
いた手前の図形の奥に他の図形を描画する場合、重なる
部分は描画しない。よって、フロントトウバック方式の
方がバックトウフロント方式よりもフレームバッファへ
のアクセスが少なく、この点においてもフロントトウバ
ック方式の方が有利である。
【0010】ところが、フロントトウバック方式では、
各々の画素毎に既に描画されているか否かを判断しなけ
ればならず、このための手段を必要とする。一般には、
画素毎に既に描画されたか否かを示す1ビットのデータ
(以下、プライオリティビットという)を設定し、この
プライオリティビットを画素毎に用いて描画するか否か
を判断する。しかし、従来はこのような処理を行う効率
が悪く、処理速度の低下を招いていた。
【0011】また、Zバッファリング方式により描画を
行う場合は、画素毎にZデータをバッファメモリから読
み出したり書き込む処理が必要となる。この処理のため
に従来はやはり処理速度の低下を招いていた。さらに、
1フレーム分の描画を行う毎に、前回のフレームのZデ
ータが残存していないようにZバッファメモリを初期化
する必要がある。Zデータは一般に、1画素当たり8ビ
ット、16ビット、32ビット、…、というように多く
のメモリ領域を必要とし、フレーム毎に初期化するには
多くの時間を消費していた。このように、Zバッファリ
ング方式ではZソート方式よりも、図形描画プロセッサ
とフレームバッファメモリとの間のデータアクセスが多
く、バスネックを招いていた。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、同一の構成により、Zソート方式によるフロントト
ウバック処理と、Zバッファリング方式による処理とを
選択していずれも高速に行い、さらにステンシルチェッ
ク処理、部分的Zバッファリング処理、フレームバッフ
ァのクリア処理の高速化を実現することが可能な図形描
画プロセッサ、及びこのプロセッサを用いた図形処理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による図形描画プ
ロセッサは、図形の頂点座標を与えられて画素毎に座標
と、奥行きを示すZデータと、フレームデータとを各々
の画素毎に生成する生成手段と、前記Zデータを与えら
れて格納するZバッファメモリへの書き込み及び読み出
しを制御するZバッファメモリ制御手段と、前記フレー
ムデータと、各々の画素毎に設定されたプライオリティ
ビットとを対応付けて格納するフレームバッファメモリ
への書き込み及び読み出しを制御するフレームバッファ
メモリ制御手段と、前記Zバッファメモリに格納されて
おり、前記Zバッファメモリ制御手段により読み出され
たZデータと、前記生成手段により生成されたZデータ
とを与えられて比較し、比較結果を出力するZ比較手段
と、第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを
設定するモード設定手段を有し、設定された動作モード
に従って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、
フレームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリ
ティビット管理手段であって、前記第1の動作モードが
設定されているときは、各々の画素に対応するプライオ
リティビットが第1の値である場合、前記生成器が生成
したフレームデータを前記フレームバッファメモリ制御
手段が前記フレームバッファメモリに書き込むことでこ
の画素を描画し、前記プライオリティビットが第2の値
である場合は描画せず、前記第2の動作モードが設定さ
れているときは、各々の画素に対応するプライオリティ
ビットが前記第1の値である場合、対応する画素に関す
る前記Zデータ比較手段の比較結果にかかわらず、前記
生成器が生成したフレームデータを前記フレームバッフ
ァメモリ制御手段が前記フレームバッファメモリに書き
込むことでこの画素を描画し、対応する前記プライオリ
ティビットが前記第2の値である場合、前記Zデータ比
較手段の比較結果に応じてこの画素を描画するか否かを
判断し、前記第3の動作モードが設定されているとき
は、各々の画素に対応するプライオリティビットが前記
第2の値である場合、対応する画素に関する前記Zデー
タ比較手段の比較結果にかかわらずこの画素を描画せ
ず、対応するプライオリティビットが前記第1の値であ
る場合、前記Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの
画素を描画するか否かを判断する、前記プライオリティ
ビット管理手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】本発明の図形処理システムは、上記図形描
画プロセッサと、図形の頂点座標を出力する座標出力装
置と、Zデータを与えられて格納するZバッファメモリ
と、フレームデータと、各々の画素毎に設定されたプラ
イオリティビットとを対応付けて格納するフレームバッ
ファメモリとを備えている。
【0015】前記フレームバッファメモリは、フレーム
データと、各々のフレームデータに対応するプライオリ
ティデータとを関連付けた位置関係で格納するものであ
ってもよい。
【0016】また、前記プライオリティビット管理手段
はさらに、前記フレームバッファメモリから前記フレー
ムバッファメモリ制御手段を介して読み出されたフレー
ムデータを与えられて保持する表示データバッファと、
所定のカラーを示すカラーデータを保持するカラーレジ
スタと、前記表示データバッファから読み出されたフレ
ームデータを表示のために出力するとき、対応するプラ
イオリティビットが前記第1の値である場合は、前記フ
レームデータに替えて前記カラーレジスタに保持された
前記カラーデータを出力し、対応するプライオリティビ
ットが前記第2の値である場合は前記フレームデータを
出力するセレクタとを有してもよい。
【0017】ここで、プライオリティビットは、フレー
ムバッファメモリの替わりにZバッファメモリに格納さ
れ、Zバッファメモリ制御手段により書き込み及び読み
出しが制御されてもよい。
【0018】あるいは、フレームデータ、Zデータ、及
びプライオリティビットは同じバッファメモリに格納さ
れ、バッファメモリ制御手段により書き込み及び読み出
しが制御されてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明を行う。
【0020】図1に、第1の実施の形態による図形描画
プロセッサ10と、図形描画プロセッサ10がアクセス
するZバッファメモリ16及びフレームバッファメモリ
17を配置した構成を示す。
【0021】図形描画プロセッサ10は、生成器11、
Z比較器12、プライオリティビット管理器13、Zバ
ッファメモリ制御器14、及びフレームバッファメモリ
制御器15を備えている。生成器11は、図示されてい
ないCPUやDSP(digitalsignal processor)等の装
置から各図形毎に頂点座標を与えられて、線形補間法等
を用いて2次元投影面上の各画素毎のxy座標と、各画
素の奥行きを示すZデータと、各画素を塗りつぶす色を
示すフレームデータとを生成して出力する。
【0022】Zバッファメモリ制御器14は、Zデータ
を与えられて格納するZバッファメモリ16への書き込
み(描画)及び読み出し(表示)を制御する。
【0023】フレームバッファメモリ17はダブルバッ
ファ構成であり、図形描画プロセッサ11からフレーム
データを与えられて書き込まれる描画用バッファメモリ
と、描画されたフレームデータを表示用に読み出して、
図示されていないDAC(digital analog convertor)
を介して表示パネル装置に与える表示用バッファメモリ
とを、それぞれ1フレーム分備え、フレーム毎に描画用
と表示用とが切り替わるように構成されている。さらに
本実施の形態では、各々の画素毎に既に描画がなされた
か否かを示すためのプライオリティビットを、フレーム
バッファメモリ17が各々の画素のフレームデータに対
応付けた状態で格納している。
【0024】具体的には、図5に示されたように、描画
用又は表示用に、それぞれ1フレーム分のフレームデー
タを格納するプレーン71、72が設けられ、それぞれ
のプレーン71、72に対応してプライオリティビット
用のプレーン73、74が設けられている。
【0025】そして、同一ページにある画素集合に対す
るプライオリティビットは、連続した領域に格納され
る。また、プライオリティビットは、同一のページ内の
フレームデータと関連付けられた位置関係になるように
格納される。
【0026】フレームバッファメモリ制御器15は、こ
のようなフレームバッファメモリ17に対するフレーム
データ及びプライオリティビットの書き込みと読み出し
を制御する。
【0027】Z比較器12は、同一フレームにおいて、
Zバッファメモリ16に既に描画済みで格納されており
Zバッファメモリ制御器14を介して与えられたZデー
タと、これから新たに描画するために生成器11から生
成されて与えられたZデータとを各画素毎に与えられて
比較しその結果を出力する。
【0028】プライオリティビット管理器13は、動作
モードを予め設定され、設定されたモードに応じてZ比
較器12、Zバッファメモリ制御器14、フレームバッ
ファメモリ制御器15の動作を制御するためのフラグを
出力すると共に、フレームバッファメモリ17に格納さ
れフレームバッファメモリ制御器15を介して与えられ
たプライオリティビットについて、後述するようなチェ
ック及び管理を行う。
【0029】プライオリティビット管理器13は、図2
に示されるように、モードレジスタ21、フラグ生成器
22、プライオリティビットバッファ23を有してい
る。
【0030】モードレジスタ21は、プライオリティビ
ットの書き込みを行うか否かを示すプライオリティビッ
トライト(以下、PWという)、プライオリティビット
のチェックを行うか否かを示すプライオリティビットチ
ェック(以下、PCという)、Zデータの比較を行うか
否かを示すZコンパリゾン(以下、ZCという)、プラ
イオリティビットチェックとZ比較との優先度を示すプ
ライオリティZコンパリゾン(以下、PZCという)と
いうモードを示すデータを保持している。このようなモ
ードレジスタ21に、描画を開始する前に予め値が設定
されることで、後述するいずれかの動作モードが選択さ
れる。
【0031】ここで、PWが1の場合には、画素を描画
するたびにプライオリティビットを1にして、プライオ
リティビットの読み出しを行う前に、フレームデータバ
ッファメモリ制御器15がフレームバッファ17に書き
戻す。PWが0の場合には、プライオリティビットは予
め設定された値に固定される。
【0032】さらに、PZCが0の場合は、プライオリ
ティビットのチェックを優先する。プライオリティビッ
トが0の場合は、Z比較の結果にかかわらず、その画素
を描画し、プライオリティビットが1の場合は、Z比較
の結果に応じて画素を描画するか否かを判断する。
【0033】逆に、PZCが1の場合はZ比較を優先す
る。プライオリティビットが1の場合は、Z比較の結果
にかかわらずその画素を描画せず、プライオリティビッ
トが0の場合はZ比較の結果に応じて画素の描画を行う
か否かを判断する。
【0034】プライオリティビットバッファ23は、フ
レームバッファメモリ制御器15から、後述するよう
に、例えば16ビットをひとまとめにして与えられたプ
ライオリティビットを一時的に保持する。より詳細に
は、生成器11から出力された2次元xy座標で指定さ
れる画素に対応したひとまとめのプライオリティビット
が、プライオリティビットバッファ23に保持される。
【0035】フラグ生成器22は、モードレジスタ21
のPW、PC、ZC、PZCの値と、プライオリティビ
ットバッファ23から読み出したプライオリティビット
23aを用いて所定の論理動作を行い、Z比較を行うか
否かを示すZ比較フラグ22aをZバッファメモリ制御
器14に出力し、フレームバッファ17のうちの描画バ
ッファにフレームデータを画素毎に書き込むか否かを示
す画素ライトフラグ22bをフレームバッファメモリ制
御器15に出力する。Z比較を行うZ比較フラグ22a
をZ比較器12に出力したときは、Z比較器12から出
力されたZ比較結果12aを受け取る。ここで、動作モ
ードには以下のようなものがある。 1. PC=0、ZC=0の場合、Z比較を行うことな
く、当該画素のフレームデータをフレームバッファメモ
リに書き込む。 2. PC=1、ZC=0の場合、Z比較は行わず、プ
ライオリティビットが0の時に書き込む。 3. PC=0、ZC=1の場合、Z比較を行い、この
比較結果に応じて、書き込むか否かを判断する。 4. PC=1、ZC=1、PZC=0の場合、プライ
オリティビットチェックを優先する。即ち、プライオリ
ティビットが0ならばZ比較を行うことなく画素を書き
込む。 5. PC=1、ZC=1、PZC=1の場合、Z比較
が優先する。Z比較を行って、Zデータが図形の奥行き
が手前にあることを示し、かつプライオリティビットが
0でまだ当該画素は書かれていないことが示されていた
ときにのみ、画素の書き込みを行う。他の場合には、書
き込みは行わない。
【0036】このような構成を備えた本実施の形態にお
ける動作について、以下に述べる。
【0037】先ず、生成器11に、当該多角形の頂点座
標が与えられ、投影面上の2次元xy座標データと、Z
データとが生成され、またそれぞれの画素を塗りつぶす
べきRGBデータに相当するフレームデータが生成され
て出力される。Z比較器12にZデータ11aが与えら
れ、フレームデータ11bがフレームバッファメモリ制
御器15に出力される。
【0038】プライオリティビット管理器13は、プラ
イオリティビットの読み出し要求を、フレームバッファ
メモリ制御器15に与える。フレームバッファメモリ制
御器15は、この要求に基づき、フレームバッファメモ
リ17に格納されているプライオリティビットをある程
度の単位でまとめて読み出してプライオリティビット管
理器13のプライオリティビットバッファ23に与えて
保持させる。ここで、プライオリティビットは画素毎に
1ビットずつのデータとして設定されているが、対応す
る画素毎のそれぞれのフレームデータは、通常8、1
6、32、…、ビットを有している。そこで、例えば、
フレームデータが16ビットであるとすると、x方向に
連続した16画素分のプライオリティビットをひとまと
めにして読み出し、プライオリティビットレジスタ23
に保持しておく。
【0039】モードレジスタ21のPWが1の場合に
は、画素を描画する毎にプライオリティビットを書き替
える必要がある。そこで、当該プライオリティビットが
格納されているプライオリティビットバッファ23の対
応するビットを1にし、このプライオリティビットを読
み出す前に、プライオリティビットバッファ23の内容
23bをフレームバッファメモリ制御器23を介してフ
レームバッファメモリ15に与えて書き替えておく。P
Wが0の場合は、上述したようにプライオリティビット
は予め設定された値を保持する。
【0040】プライオリティビットバッファ23に保持
されたプライオリティビット23aが読み出されると、
フラグ生成器22に与えられる。モードレジスタ21の
PCが1の場合は、フラグ生成器22は画素毎にプライ
オリティビットをチェックする。モードレジスタ21の
ZCが1の場合は、Z比較を行うことを示すZ比較フラ
グ22aをZバッファメモリ制御器14に出力する。さ
らに、フラグ生成器22は、画素の描画を行うと判断し
たときは画素描画フラグ22bをZバッファメモリ制御
器14とフレームバッファメモリ制御器15とに出力す
る。
【0041】Zバッファメモリ制御器14は、Z比較を
行うZ比較フラグ22aを受け取った場合は、それぞれ
の画素に対応するZデータをZバッファメモリ16から
読み出して、このデータ14aをZ比較器12に与え
る。さらに、Zバッファメモリ制御器14は、画素を描
画することを示す画素描画フラグ22bを受け取ったと
きは、生成器11が生成したZ値をZバッファメモリ1
6に与えて書き込む。
【0042】フレームバッファメモリ制御器15は、フ
ラグ生成器22から画素を描画することを示す画素描画
フラグ22bを受け取ったときは、生成器11が生成し
たフレームデータをフレームバッファメモリ15に与え
て描画する。
【0043】以上の本実施の形態による図形描画プロセ
ッサを用いることで、次のような処理を行うことができ
る。 1. フロントトウバック処理 プライオリティビットをチェックしながら描画すべきと
きは画素の描画を行い、描画した場合にはプライオリテ
ィビットを1にする。
【0044】この処理を行うときは、モードレジスタ2
1を、PW=1、PC=1、ZC=0に設定する。各フ
レームの描画を開始する前に、初期設定としてプライオ
リティビットを全て0にしておく。Zソート方式を用い
て、手前にある図形から奥にある図形へと順に描画を行
っていく。 2. ステンシルチェック処理 プライオリティビットを保持するバッファメモリ(後述
するように、フレームバッファメモリ17又はZバッフ
ァメモリ16のいずれかを用いる)に設定されたプレー
ンに、図6に示されたように、図形を描く領域82と描
かない領域81とを示したステンシルパターン80を予
め設定しておく。図形を描かない領域81は、既に図形
は描画されておりこの上に描画を行わないという扱いを
するため、プライオリティビットを1に設定しておく。
図形を描く領域82はプライオリティビットを0にす
る。
【0045】この処理を行う場合、モードレジスタ21
はPW=0、PC=1に設定する。即ち、図形を領域8
2に描画した場合にもプライオリティビットは0のまま
にしておく。プライオリティビットのチェックは、領域
81に図形を描かないようにするために行う。
【0046】ZCは0、1のいずれでもよいが、ZCを
1にしたときはPZC=1に設定する必要がある。即
ち、プライオリティビットが1である領域81は、Z比
較の結果にかかわらず描画しない。プライオリティビッ
トが0である領域82では、Z比較の結果に応じて描画
するか否かを判断する。 3. Z無限遠フラグチェック処理 Zバッファリングと併用する処理である。最も奥にある
図形(背景)の奥行きをZ無限遠とし、プライオリティ
ビット0がこのZ無限遠を示すフラグとする。そして、
この奥行きよりも手前にあるプライオリティビット1の
図形についてのみZ比較を行う。
【0047】モードレジスタ21を、PW=1、PC=
1、ZC=1、PZC=0に設定する。各フレーム毎
に、描画の前に予めプライオリティビットを0に設定し
ておく。Zバッファメモリの内容については、フレーム
毎の描画開始前に予めクリアする必要はない。即ち、各
画素について1ビットで表現できるプライオリティビッ
トを格納するプライオリティビットプレーンについての
みクリアしておけば、1画素当たり8、16、32…と
いうようにビット幅が大きいZプレーンをクリアする必
要はない。これにより、処理の高速化が可能となる。 4. 部分的Zバッファリング処理 Zバッファメモリに用意されているZデータのビット幅
が例えば1画素当たり8ビットというように小さく、例
えば24ビットで定義されているZ空間の全てを表すこ
とができないような場合に、Z空間を複数の部分Z空間
に分割し、それぞれにZデータを持たせて、プライオリ
ティビットを用いながら描画を行っていく。
【0048】モードレジスタ21は、PW=1、PC=
1、ZC=1、PZC=1に設定する。Z空間を複数の
部分Z空間に分割し、それぞれの部分Z空間毎に、当該
空間に入ることが保証されている多角形の集合を予め定
義する。フレームバッファメモリ内の全てのプライオリ
ティビットを0にクリアしておく。そして、最も奥にあ
る部分Z空間に含まれる多角形の集合について、この部
分Z空間内でZバッファリングを行いながら描画してい
く。次にフレームバッファメモリ17内の全てのプライ
オリティビットを0にクリアする。最も奥から2番目に
ある部分Z空間に含まれる多角形の集合について、この
空間内でZバッファリングを行いながら描画していく。
このような手順で、順にそれぞれの部分Z空間に含まれ
る多角形の描画を行っていき、最も手前にある部分Z空
間についての処理が終わると当該フレームの描画が完成
する。
【0049】この部分的Zバッファリング処理は、上述
したように全てのZ空間を表現するだけのビット幅をZ
データに割り当てることができない場合に有効である。
また、Zデータのビット数を大きくとることができるよ
うな場合であっても、この処理を採用してアクセスする
Zデータのビット数を小さくすることで高速化を図るこ
とができる。
【0050】本発明の第2の実施の形態について、以下
に述べる。本実施の形態による図形描画プロセッサは、
図3に示された図形描画プロセッサ40のような構成を
有し、このプロセッサ40を用いた本実施の形態による
図形処理システムは、プロセッサ40の他に、CPU1
40、Zバッファメモリ141、及びフレームバッファ
メモリ142を備えている。
【0051】CPU140は、システム全体の画像処理
及び管理を行うものであるが、図形の描画に関する処理
としては、多角形の頂点座標を図形描画プロセッサ40
に与える。ここで、CPUの替わりに、DSP等の他の
装置を用いて頂点座標を出力させてもよい。この情報
は、図形描画プロセッサ40内のバスインターフェース
ブロック41を介して生成器42に与えられる。
【0052】生成器42は、与えられた頂点座標を用い
て、線形補間法等を適用して2次元投影面上の各画素毎
のxy座標と、Zデータと、フレームデータとを生成し
て出力する。
【0053】Zバッファメモリ制御器45は、Zデータ
を格納するZバッファメモリ141への書き込み及び読
み出しを制御する。フレームバッファメモリ制御器46
は、フレームデータを格納するフレームバッファメモリ
142への書き込み及び読み出しを制御する。また、フ
レームバッファメモリ142は上述したように描画用と
表示用とを備えるダブルバッファ構成であり、プライオ
リティビットは、各々の画素毎のフレームデータに対応
付けた状態で、描画用メモリと表示用メモリにそれぞれ
格納されている。フレームバッファメモリ制御器46
は、フレームバッファメモリ142に対して、フレーム
データとプライオリティビットの書き込みと読み出しの
制御を行う。
【0054】Z比較器43は、Zバッファメモリ141
に格納されているZデータをZバッファメモリ制御器4
5を介して与えられ、生成器42から生成されて与えら
れたZデータと比較しその結果を出力する。
【0055】プライオリティビット管理器44は、Zバ
ッファメモリ制御器45、フレームバッファメモリ制御
器46の制御、またプライオリティビットが1であるか
否かをチェックし、画素毎に描画したときに1にするな
どの管理を行う。プライオリティビット管理器44の詳
細な構成は図4に示されるようであり、モードレジスタ
51、フラグ生成器52、プライオリティビットバッフ
ァ53が設けられている。
【0056】モードレジスタ51は、上述したPW、P
C、ZC、PZCを示すデータを保持している。
【0057】フラグ生成器52は、モードレジスタ51
のPW、PC、ZC、PZCの値と、Z比較器43から
出力されたZ比較結果43aと、プライオリティビット
バッファ53から読み出したプライオリティビット53
aを用いて、Z比較フラグ52aをZバッファメモリ制
御器45に出力し、画素ライトフラグ52bを、Zデー
タバッファメモリ制御器45及びフレームバッファメモ
リ制御器46に出力する。
【0058】図形描画プロセッサ40は、さらにカラー
レジスタ48、セレクタ49及び表示データバッファ4
7を備えている。
【0059】表示データバッファ47は、フレームバッ
ファメモリ142からフレームバッファメモリ制御器4
6を介して読み出されたフレームデータ及びプライオリ
ティビット46bを与えられて保持する。カラーレジス
タ48は、予め設定されたバックグランドのカラーデー
タを保持している。
【0060】セレクタ49は、プライオリティビットを
チェックしながら、表示データバッファ47から出力さ
れたフレームデータ47aと、カラーレジスタ48から
出力されたカラーデータ48aとを選択し、いずれか一
方をデータ49aとしてDAC143に出力する。
【0061】このような構成により、描画が終了した
後、描画用フレームバッファメモリが表示用フレームバ
ッファメモリに切り替わり、データ49aがDAC14
3を介して表示パネル装置へ出力される。このとき、描
画サイクルで描画された画素については書き込まれたフ
レームデータ49aを表示し、描画されなかったバック
グランドについては、カラーレジスタ48に保持された
カラーが表示される。
【0062】本実施の形態において、図形の描画を行う
ときの動作は、上述した第1の実施の形態と同様であ
り、説明を省略する。本実施の形態では、上述した1.
フロントトウバック処理、2.ステンシルチェック処
理、3.Z無限遠フラグチェック処理、4.部分的Zバ
ッファリング処理の処理の他に、次のような処理が可能
である。この処理は、描画用フレームバッファメモリへ
の1フレーム分の描画が終了した後、このメモリが表示
用フレームバッファメモリに切り替わり、表示動作を行
う時の処理に関するものである。 5. フレームバッファの高速クリア処理 プライオリティビットを用いることで、フレームバッフ
ァを高速にクリアすることができる。フレーム毎に描画
を開始する前に、フレームバッファメモリ142内のプ
ライオリティビットを全て0にクリアしておく。フレー
ムバッファメモリ142内のフレームデータはクリアす
る必要はない。プライオリティビットを用いて描画を行
っていき、描画された画素のプライオリティビットを1
とする。描画フレームバッファメモリの描画が終了する
と、このメモリが表示バッファメモリに切り替わって表
示のためにフレームデータが読み出される。このとき
に、表示目的で読み出されたフレームデータに対するプ
ライオリティビットが1の場合は、当該画素は描画され
たことを示すものである。そこで、描画された画素につ
いては、セレクタ49の切り替え動作によって、この読
み出されたフレームデータをDAC143に出力する。
プライオリティビットが0の場合には、当該画素は描画
されなかったことを示すものであり、フレームバッファ
メモリ142に前回のサイクルで描画されて残っていた
フレームデータを出力するのではなく、カラーレジスタ
48に保持されているバックグランドのカラーデータを
出力する。これにより、フレームデータをフレーム毎に
描画を開始する前に全てクリアする必要がなくなる。上
述したように、プライオリティビットは画素毎に1ビッ
ト設ければよいが、フレームデータは8、16、32、
…ビットが必要である。よって、プライオリティビット
のみをクリアすればよいことで、高速処理が可能とな
る。
【0063】このフレームバッファの高速クリア処理
は、描画された画素のプライオリティビットは1で、描
画されなかった画素のプライオリティビットは0として
フレームバッファメモリ142にフレームデータととも
に格納されていなければならない。従って、上記処理1
乃至4のうち、1.フロントトウバック処理と、2.Z
バッファリング処理と併用することは可能であるが、
3.ステンシルチェック処理や、4.部分的Zバッファ
リング処理と併用することはできない。
【0064】第1及び第2の実施の形態では、いずれも
Zデータはフレームバッファメモリ15、142内にフ
レームデータと共に格納される。これに対し、図7に示
された第3の実施の形態では、Zデータバッファメモリ
及びフレームバッファメモリの替わりにローカルメモリ
93を備えている。図形描画プロセッサ92の内部構成
は、上記図形描画プロセッサ10又は40と同様であ
り、それぞれ、Zバッファメモリ制御器14及びフレー
ムバッファメモリ制御器15、又はZバッファメモリ制
御器45及びフレームバッファメモリ制御器46が同一
のローカルメモリ93内に設けられたZデータプレーン
とフレームデータプレーンとをアクセスする。他のCP
U91、DAC94は第2の実施の形態におけるCPU
140、DAC143と同様のものであり、説明を省略
する。
【0065】ローカルメモリ93は、図8のように構成
されている。フレームデータを格納する領域であるフレ
ームデータプレーン101及び102と、Zデータを格
納するZデータプレーン103と、プライオリティビッ
トを格納することが可能なプレーン104〜106が設
けられている。プレーン104は、フレームデータプレ
ーン101内のフレームデータに対応付けてプライオリ
ティビットを格納する領域、プレーン105はフレーム
データプレーン102内のフレームデータに対応付けて
プライオリティビットを格納する領域、プレーン106
はZデータプレーン103内のZデータに対応付けてプ
ライオリティビットを格納する領域である。
【0066】プライオリティビットは、プレーン104
〜106のうち、動作モードに応じて任意の場所に格納
することができる。例えば、上記処理1.フロントトウ
バック処理、2.ステンシルチェック処理のように、Z
バッファリングを行わない場合は、Zデータと関連付け
て格納する必要はないので、プレーン106にプライオ
リティビットは格納せず、プレーン104及び105の
少なくともいずれか一方に格納する。これにより、プレ
ーン106を設ける必要がないので、フレームデータ用
のプレーン101、102及びプライオリティビット1
04、105により大きい領域を割り当てることができ
る。しかし、上述した処理のうち、5.フレームバッフ
ァの高速クリア処理を行うためには、描画用フレームバ
ッファメモリ用のプレーン101又は102と、表示用
フレームバッファメモリ用のプレーン102又は101
の両方にプライオリティビットを関連付けて格納する必
要がある。このため、プレーン104及び105の両方
にプライオリティビットが格納される。
【0067】また、上記処理のうち、3.Z無限遠フラ
グ処理や4.部分的Zバッファリング処理のように、Z
バッファリングを行う場合は、Zデータプレーン103
に対応付けられたプレーン106にプライオリティビッ
トが格納される。
【0068】上記第1、第2又は第3の実施の形態によ
れば、同一の構成により、Zソート方式に基づくフロン
トトウバック処理、Zバッファリング処理、ステンシル
チェック処理、部分的Zバッファリング処理、フレーム
バッファの高速クリア処理のいずれかを選択して高速に
実行することが可能である。
【0069】上述した実施の形態はいずれも一例であ
り、本発明を限定するものではない。例えば、プライオ
リティビット管理手段は、必ずしも図2、図4に示され
るような構成と同じである必要はなく、設定されたモー
ドに応じてZ比較手段、Zバッファメモリ手段、フレー
ムバッファメモリ手段を制御するものであればよい。。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の図形描画
プロセッサ及び図形処理システムは、画素毎に設けられ
描画が行われたか否かを示すプライオリティビットを用
いることでZソートによるフロントトウバック処理を効
率良く行い、またZバッファリング処理(Z無限遠フラ
グチェック処理)を行う場合にも、図形が重なった意味
のあるZデータについてのみZデータの比較を行うこと
で、処理の高速化を図ることができ、さらには同一の構
成で動作モードを切り替えることで、ステンシルチェッ
ク処理、部分的Zバッファ処理を実現し、またフレーム
データをクリアする替わりにプライオリティビットをク
リアすることで、フレームバッファのクリア処理を高速
化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による図形描画プロ
セッサと、Zバッファメモリ及びフレームバッファメモ
リの構成を示したブロック図。
【図2】同図形描画プロセッサの詳細な構成を示したブ
ロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態による図形描画プロ
セッサと、同図形描画プロセッサを用いた図形処理シス
テムの構成を示したブロック図。
【図4】同図形描画プロセッサの詳細な構成を示したブ
ロック図。
【図5】同図形描画プロセッサの有するフレームバッフ
ァメモリの構成を示した説明図。
【図6】第1又は第2の実施の形態により実現可能なス
テンシルチェック処理で用いられるステンシルパターン
を示した説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態による図形処理シス
テムの構成を示したブロック図。
【図8】同図形処理システムにおけるローカルメモリの
構成を示した説明図。
【符号の説明】
10、40、92 図形描画プロセッサ 11 生成器 12 Z比較器 13 プライオリティビット管理器 14 Zバッファメモリ制御器 15 フレームバッファメモリ制御器 16 Zバッファメモリ 17 フレームバッファメモリ 21、51 モードレジスタ 22、52 フラグ生成器 23、53 プライオリティビットバッファ 41 バスI/Fブロック 42 生成器 43 Z比較器 44 プライオリティビット管理器 45 Zバッファメモリ制御器 46 フレームバッファメモリ制御器 47 表示データバッファ 48 カラーレジスタ 49 セレクタ 71、101 フレームデータプレーン0 72、102 フレームデータプレーン1 73、104 プライオリティビットプレーン0 74、105 プライオリティビットプレーン1 80 ステンシルパターン 93 ローカルメモリ 94、143 DAC 103 Zデータプレーン 106 プライオリティビットプレーン 141 Zバッファメモリ 142 フレームバッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 15/40 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形の頂点座標を与えられて、画素毎に座
    標と、奥行きを示すZデータと、フレームデータとを生
    成する生成手段と、 前記Zデータを与えられて格納するZバッファメモリへ
    の書き込み及び読み出しを制御するZバッファメモリ制
    御手段と、 前記フレームデータと、各々の画素毎に設定されたプラ
    イオリティビットとを対応付けて格納するフレームバッ
    ファメモリへの書き込み及び読み出しを制御するフレー
    ムバッファメモリ制御手段と、 前記Zバッファメモリに格納されており、前記Zバッフ
    ァメモリ制御手段により読み出されたZデータと、前記
    生成手段により生成されたZデータとを与えられて比較
    し、比較結果を出力するZ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、フレ
    ームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリティ
    ビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記フレ
    ームバッファメモリ制御手段が前記フレームバッファメ
    モリに書き込むことでこの画素を描画し、前記プライオ
    リティビットが第2の値である場合は描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらず、前記生成器が生成したフレー
    ムデータを前記フレームバッファメモリ制御手段が前記
    フレームバッファメモリに書き込むことでこの画素を描
    画し、対応する前記プライオリティビットが前記第2の
    値である場合、前記Zデータ比較手段の比較結果に応じ
    てこの画素を描画するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応する
    プライオリティビットが前記第1の値である場合、前記
    Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画す
    るか否かを判断する、前記プライオリティビット管理手
    段と、 を備えたことを特徴とする図形描画プロセッサ。
  2. 【請求項2】図形の頂点座標を出力する座標出力装置
    と、 Zデータを与えられて格納するZバッファメモリと、 フレームデータと、各々の画素毎に設定されたプライオ
    リティビットとを対応付けて格納するフレームバッファ
    メモリと、 前記座標出力装置から出力された頂点座標を与えられ
    て、描画処理を行う図形描画プロセッサであって、 前記頂点情報を与えられて画素毎に座標と、奥行きを示
    すZデータと、フレームデータとを生成する生成手段
    と、 前記ZバッファメモリへのZデータの書き込み及び読み
    出しを制御するZバッファメモリ制御手段と、 前記フレームバッファメモリへのフレームデータ及びプ
    ライオリティビットの書き込み及び読み出しを制御する
    フレームバッファメモリ制御手段と、 前記Zバッファメモリに格納されており、前記Zバッフ
    ァメモリ制御手段により読み出されたZデータと、前記
    生成手段により生成されたZデータとを与えられて比較
    し、比較結果を出力するZデータ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、フレ
    ームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリティ
    ビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記フレ
    ームバッファメモリ制御手段が前記フレームバッファメ
    モリに書き込むことでこの画素を描画し、前記プライオ
    リティビットが第2の値である場合は描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらず、前記生成器が生成したフレー
    ムデータを前記フレームバッファメモリ制御手段が前記
    フレームバッファメモリに書き込むことでこの画素を描
    画し、対応する前記プライオリティビットが前記第2の
    値である場合、前記Zデータ比較手段の比較結果に応じ
    てこの画素を描画するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応する
    プライオリティビットが前記第1の値である場合、前記
    Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画す
    るか否かを判断する、前記プライオリティビット管理手
    段と、を有する前記図形描画プロセッサと、 を備えたことを特徴とする図形処理システム。
  3. 【請求項3】前記フレームバッファメモリは、フレーム
    データと、各々のフレームデータに対応するプライオリ
    ティデータとを関連付けた位置関係で格納することを特
    徴とする請求項2記載の図形処理システム。
  4. 【請求項4】前記プライオリティビット管理手段は、さ
    らに、 前記フレームバッファメモリから前記フレームバッファ
    メモリ制御手段を介して読み出されたフレームデータを
    与えられて保持する表示データバッファと、 所定のカラーを示すカラーデータを保持するカラーレジ
    スタと、 前記表示データバッファから読み出されたフレームデー
    タを表示のために出力するとき、対応するプライオリテ
    ィビットが前記第1の値である場合は、前記フレームデ
    ータに替えて前記カラーレジスタに保持された前記カラ
    ーデータを出力し、対応するプライオリティビットが前
    記第2の値である場合は前記フレームデータを出力する
    セレクタと、 を有することを特徴とする請求項1記載の図形描画プロ
    セッサ。
  5. 【請求項5】図形の頂点座標を与えられて、画素毎に座
    標と、奥行きを示すZデータと、フレームデータとを生
    成する生成手段と、 前記Zデータと、各々の画素毎に設定されたプライオリ
    ティビットとを対応付けて格納するZバッファメモリへ
    の書き込み及び読み出しを制御するZバッファメモリ制
    御手段と、 前記フレームデータを格納するフレームバッファメモリ
    への書き込み及び読み出しを制御するフレームバッファ
    メモリ制御手段と、 前記Zバッファメモリに格納されており、前記Zバッフ
    ァメモリ制御手段により読み出されたZデータと、前記
    生成手段により生成されたZデータとを与えられて比較
    し、比較結果を出力するZ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、フレ
    ームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリティ
    ビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記フレ
    ームバッファメモリ制御手段が前記フレームバッファメ
    モリに書き込むことでこの画素を描画し、前記第2の値
    である場合は描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらず、前記生成器が生成したフレー
    ムデータを前記フレームバッファメモリ制御手段が前記
    フレームバッファメモリに書き込むことでこの画素を描
    画し、対応する前記プライオリティビットが前記第2の
    値である場合、前記Zデータ比較手段の比較結果に応じ
    てこの画素を描画するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応する
    プライオリティビットが前記第1の値である場合、前記
    Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画す
    るか否かを判断する、前記プライオリティビット管理手
    段と、 を備えたことを特徴とする図形描画プロセッサ。
  6. 【請求項6】図形の頂点座標を出力する座標出力装置
    と、 Zデータと、各々の画素毎に設定されたプライオリティ
    ビットとを対応付けて格納するZバッファメモリと、 フレームデータを格納するフレームバッファメモリと、 前記座標出力装置から出力された頂点座標を与えられ
    て、描画処理を行う図形描画プロセッサであって、 前記頂点情報を与えられて画素毎に座標と、奥行きを示
    すZデータと、フレームデータとを生成する生成手段
    と、 前記ZバッファメモリへのZデータの書き込み及び読み
    出しを制御するZバッファメモリ制御手段と、 前記フレームバッファメモリへのフレームデータ及びプ
    ライオリティビットの書き込み及び読み出しを制御する
    フレームバッファメモリ制御手段と、 前記Zバッファメモリに格納されており、前記Zバッフ
    ァメモリ制御手段により読み出されたZデータと、前記
    生成手段により生成されたZデータとを与えられて比較
    し、比較結果を出力するZデータ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、フレ
    ームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリティ
    ビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記フレ
    ームバッファメモリ制御手段が前記フレームバッファメ
    モリに書き込むことでこの画素を描画し、前記プライオ
    リティビットが第2の値である場合は描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらず、前記生成器が生成したフレー
    ムデータを前記フレームバッファメモリ制御手段が前記
    フレームバッファメモリに書き込むことでこの画素を描
    画し、対応する前記プライオリティビットが前記第2の
    値である場合、前記Zデータ比較手段の比較結果に応じ
    てこの画素を描画するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応する
    プライオリティビットが前記第1の値である場合、前記
    Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画す
    るか否かを判断する、前記プライオリティビット管理手
    段と、を有する前記図形描画プロセッサと、 を備えたことを特徴とする図形処理システム。
  7. 【請求項7】前記Zバッファメモリは、Zデータと、各
    々のZデータに対応するプライオリティデータとを関連
    付けた位置関係で格納することを特徴とする請求項6記
    載の図形処理システム。
  8. 【請求項8】図形の頂点座標を与えられて、画素毎に座
    標と、奥行きを示すZデータと、フレームデータとを生
    成する生成手段と、 前記Zデータと、前記フレームデータと、各々の画素毎
    に設定されたプライオリティビットとを対応付けて格納
    するバッファメモリに対し、前記Zデータ、前記フレー
    ムデータ及びプライオリティビットの書き込み及び読み
    出しを制御するバッファメモリ制御手段と、 前記バッファメモリに格納されており、前記バッファメ
    モリ制御手段により読み出されたZデータと、前記生成
    手段により生成されたZデータとを与えられて比較し、
    比較結果を出力するZ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、Zバッファメモリ制御手段、フレ
    ームバッファメモリ制御手段を制御するプライオリティ
    ビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記フレ
    ームバッファメモリ制御手段が前記バッファメモリに書
    き込むことでこの画素を描画し、第2の値である場合は
    描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較した結果にかかわらず、前記生成器が生成したフ
    レームデータを前記バッファメモリ制御手段が前記バッ
    ファメモリに書き込むことでこの画素を描画し、対応す
    るプライオリティビットが前記第2の値である場合、前
    記Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画
    するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較した結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応
    するプライオリティビットが前記第1の値である場合、
    前記Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描
    画するか否かを判断する、前記プライオリティビット管
    理手段と、 を備えたことを特徴とする図形描画プロセッサ。
  9. 【請求項9】図形の頂点座標を出力する座標出力装置
    と、 Zデータと、フレームデータと、各々の画素毎に設定さ
    れたプライオリティビットとを対応付けて格納するバッ
    ファメモリと、 前記座標出力装置から出力された頂点座標を与えられ
    て、描画処理を行う図形描画プロセッサであって、 前記頂点情報を与えられて画素毎に座標と、奥行きを示
    すZデータと、フレームデータとを生成する生成手段
    と、 前記バッファメモリへのZデータ、フレームデータ及び
    プライオリティビットの書き込み及び読み出しを制御す
    るバッファメモリ制御手段と、 前記バッファメモリに格納されており、前記バッファメ
    モリ制御手段により読み出されたZデータと、前記生成
    手段により生成されたZデータとを与えられて比較し、
    比較結果を出力するZデータ比較手段と、 第1、第2、第3の動作モードのうち、いずれかを設定
    するモード設定手段を有し、設定された動作モードに従
    って前記Z比較手段、バッファメモリ制御手段を制御す
    るプライオリティビット管理手段であって、 前記第1の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが第1の値である
    場合、前記生成器が生成したフレームデータを前記バッ
    ファメモリ制御手段が前記バッファメモリに書き込むこ
    とでこの画素を描画し、前記プライオリティビットが第
    2の値である場合は描画せず、 前記第2の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第1の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらず、前記生成器が生成したフレー
    ムデータを前記バッファメモリ制御手段が前記バッファ
    メモリに書き込むことでこの画素を描画し、対応する前
    記プライオリティビットが前記第2の値である場合、前
    記Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画
    するか否かを判断し、 前記第3の動作モードが設定されているときは、各々の
    画素に対応するプライオリティビットが前記第2の値で
    ある場合、対応する画素に関する前記Zデータ比較手段
    の比較結果にかかわらずこの画素を描画せず、対応する
    プライオリティビットが前記第1の値である場合、前記
    Zデータ比較手段の比較結果に応じてこの画素を描画す
    るか否かを判断する、前記プライオリティビット管理手
    段と、を有する前記図形描画プロセッサと、 を備えたことを特徴とする図形処理システム。
  10. 【請求項10】前記バッファメモリは、フレームデータ
    とこのフレームデータにそれぞれ対応するプライオリテ
    ィデータとを関連付けた位置関係で格納し、又は/及
    び、ZデータとこのZデータにそれぞれ対応するプライ
    オリティデータとを関連付けた位置関係で格納すること
    を特徴とする請求項9記載の図形処理システム。
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