JPH11101527A - 脱硝兼脱臭触媒付きghpシステム - Google Patents

脱硝兼脱臭触媒付きghpシステム

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Publication number
JPH11101527A
JPH11101527A JP9279606A JP27960697A JPH11101527A JP H11101527 A JPH11101527 A JP H11101527A JP 9279606 A JP9279606 A JP 9279606A JP 27960697 A JP27960697 A JP 27960697A JP H11101527 A JPH11101527 A JP H11101527A
Authority
JP
Japan
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catalyst
exhaust gas
gas engine
denitration
ghp
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Application number
JP9279606A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Yamamoto
博道 山本
Kenichi Yamazeki
憲一 山関
Hiroshi Uchida
洋 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11101527A publication Critical patent/JPH11101527A/ja
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】GHPシステムからの燃焼排ガス中の微量NO
x及び微量アルデヒド、さらに未燃炭化水素、一酸化炭
素を同時に有効に除去し無害化することができる脱硝兼
脱臭触媒付きGHPシステムを得る。 【解決手段】GHPシステムにおけるガスエンジンの排
気ガスラインにアルミナ担体に銀を担持した触媒Aと、
その後段にアルミナ担体に白金、パラジウム及びロジウ
ムの何れかの貴金属の1種以上を担持した触媒Bを配置
し、ガスエンジンの排気ガスを順次該触媒A及び触媒B
に通過させるようにしてなることを特徴とするガスエン
ジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム、及
び、その触媒の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱硝兼脱臭触媒付
きGHP(Gas Engine Heat Pum
p)システム及びそのための脱硝兼脱臭触媒の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】GHPシステムにおいては、通常都市ガ
ス等のガス燃料を使用し、ガスエンジンの駆動力を利用
して圧縮式冷凍機(ヒートポンプ)を駆動させ、またガ
スエンジンから出る燃焼排ガスやエンジン冷却水から回
収した熱も利用して冷暖房が行われる。図1はGHPシ
ステムのシステムフローのうち暖房を行う場合の一態様
例を示すものであり、図1中、室外機は室内機に対して
相対的に拡大して示している。
【0003】図1中、1はガスエンジン、3は熱交換器
であり、ガスエンジン1で生成した燃焼排ガスは導管2
から熱交換器3へ導入された後、導管4を経て排出され
る。熱交換器3では排出ガスからの熱回収が行われ、導
管5、ラジエーター6、排熱回収器7、ガスエンジン用
冷却器8及び熱媒体循環用のポンプPからなる閉回路が
形成されている。
【0004】一方、図1中の太い線はヒートポンプの回
路を示し、また矢印(→)は熱媒体の流れを示してお
り、熱媒体を介して家屋等の室内に設置された室内機へ
熱を加えて温風を送り出すようになっている。9及び1
0はコンプレッサー、11は四方弁、12は膨張弁、1
3は電磁弁、14は室外熱交換器である。コンプレッサ
ー9及び/又は10の駆動には、通常ガスエンジン1の
駆動力が利用されるが、必要に応じこれとは別にモータ
ーその他の駆動源を利用しても行われる。なお、符号F
は図示の各箇所に配置されたファンであり、この点図2
〜図4についても同じである。
【0005】図2は、図1中に示すような室外機中にお
けるガスエンジンを中心としたサイクル部分を示し、図
1と共通する部分は同一の符号を使用している。図2に
おいて、例えば都市ガスを燃料としてガスエンジン1を
作動させると、ここで生成した燃焼排ガスはエンジンか
らの出口導管2から温度300〜550℃程度(燃焼条
件等の如何によりそれ以上、650℃程度となる場合も
ある)で排出され、導管2を経て熱交換器3へ導入され
る。熱交換器3では熱回収が行われ、排出ガス自体は熱
が奪われて温度が低下し、導管4から排出導管17を経
て温度110〜240℃程度となって排出される。図2
中、15はドレン管、16はマフラーであり、マフラー
16は必要に応じて設けられる。
【0006】ところで、上記のようなGHPシステムに
おけるガスエンジンからの排ガス中にはNOx(NOや
NO2 等の窒素酸化物)その他の有害成分が含まれてお
り、このためガスエンジン自体の改良、燃焼条件の最適
化等により排ガス中のNOx等の排出濃度を低減させる
よう各種検討がなされているが、十分ではなく、その燃
焼排ガス中にはNOxや未燃焼の炭化水素、さらには一
酸化炭素(CO)のほか、燃料ガス中の一部の炭化水素
が完全酸化されずにホルムアルデヒドやアセトアルデヒ
ドなどとして微量含まれている。
【0007】排ガス中のNOxの無害化処理について
は、いわゆる排煙脱硝技術として、例えば無触媒還元
法、接触分解法、非選択又は選択接触還元法、吸着法、
溶融塩吸収法、アルカリ吸収法、還元吸収法その他種々
の方法が知られている。これらのうちその処理に当たり
触媒を使用して浄化する接触還元法は通常NOxを最終
的にN2 に変えて無害とするものである。
【0008】ところで、前記のとおりGHPシステムに
おけるガスエンジンからのNOx含有排ガス中には当該
NOxのほか、水蒸気や少量の炭化水素、CO、アルデ
ヒド類などが含まれるが、これらNOx含有排ガスを上
記接触還元法により脱硝して浄化する場合、特に酸素の
有無、その量的割合等の如何により大きく2つに分ける
ことができる。その1つは(A)ストイキ燃焼、すなわ
ち燃料ガスに対して空気比をほぼ1とした燃焼システム
からの排ガスの脱硝であり、もう1つは(B)希薄燃
焼、すなわち燃料ガスに対する空気比が1以上となるよ
うにした燃焼システムからの排ガスの脱硝である。
【0009】このうち前者(A)は、例えばガソリンエ
ンジンからの排ガス処理に見られるように三元触媒(例
えばPt、Rh、Pdの組合せからなる)を使用する脱
硝である。この三元触媒の脱硝性能は非常に優れてお
り、酸素不存在下では99〜100%という脱硝率が得
られるが、この触媒の脱硝性能は微量の酸素の存在によ
り急速に低下してしまう。このように三元触媒は酸素の
存在に非常に敏感であるため、この系統に属する殆んど
の触媒は空気比ほぼ1で燃焼させた排ガスに対してしか
使用できない。
【0010】また、上記両燃焼方式のうち、燃焼効率の
上からは、ストイキ燃焼方式(A)よりも希薄燃焼方式
(B)の方が優れているが、この希薄燃焼方式(B)か
ら発生するNOx含有排ガスの脱硝技術としては、これ
までアンモニアを用いるアンモニア脱硝法、尿素水を用
いる尿素脱硝法等の排気ガスに添加した還元剤による還
元脱硝法しかなく、これは酸素共存下で作動する唯一の
脱硝システムと認識されている。
【0011】このうち、アンモニア脱硝法における反応
は下記反応式(1)〜(2)で表わされるが、(1)は
酸素が存在する場合、(2)は酸素が無いか不足する場
合に進行する反応である。式(1)及び(2)からも明
らかなとおり、アンモニア脱硝法は酸素存在下でのみN
Oxを有効に浄化でき、酸素不存在下ではN2O がNO
xの半分量生成し、NOxを有効に浄化することはでき
ない。
【化 1】 NO + NH3 + 1/4O2 → N2 + 3/2H2O (1)
【化 2】 4NO + 2NH3 → 2N2 + N2O + 3H2O (2)
【0012】このように燃焼排ガス中のNOxを有効に
浄化するためには、使用触媒をその排ガス中の酸素の有
無、またこれが含まれる場合におけるその酸素含有の程
度等により使い分ける場合が多い。すなわち、例えば
空気比の厳密な制御ができないエンジンの場合、エン
ジンへの負荷によって、その燃焼をストイキ燃焼から希
薄燃焼まで空気比を大きく変動させる運転が最も効率が
高い燃焼システムの場合、ストイキ燃焼エンジンと希
薄燃焼エンジンを同時に稼働させ、両排ガスがダクトで
混合されている場合、ストイキ燃焼エンジンからの排
ガスに何らかの理由で空気又は酸素が混入してしまう場
合等では、排ガス中の酸素濃度は0%(含:数百pp
m)から数%と大きく変動するので、排ガス脱硝触媒と
して三元触媒と例えばアンモニア脱硝法とを併用し、排
ガス中の酸素濃度に合わせて切り替える等の煩わしい操
作が必要である。
【0013】一方、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド等)は生活空間における悪臭の原因と
なり、環境汚染の原因となるため、それら燃焼排ガス中
に含まれるアルデヒド類は無害にして排出する必要があ
る。空気や燃焼排ガスなどの気体中に含まれるアルデヒ
ド類を除去し、脱臭する方法としては、これまで吸着法
や酸化法など幾つかの提案がなされているが、このうち
特に酸化法はアルデヒド類を下記式(3)〜(4)のよ
うに炭酸ガスと水とに変え無害且つ無臭とするため特に
注目される。
【化 3】 HCHO + O2 → CO2 + H2O (3)
【化 4】 2CH3CHO + 5O2 → 4CO2 + 4H2O (4)
【0014】例えば特開平7ー155611号における
酸化触媒は吸着性多孔質担体に銀及び/又は銀化合物を
担持したもので、この担体としては具体的にはゼオライ
ト及び/又はアルミナが使用されている。しかしこの酸
化触媒は、低温活性の脱臭触媒に関するもので、タバコ
の煙りや油脂類の分解ガスに含まれるアルデヒドを対象
としており、その実施例をみても温度20℃での効果如
何が紹介されているだけである。ところが、前述都市ガ
ス等を燃料とするGHPシステムにおけるガスエンジン
からの燃焼排ガスは、それら燃焼機器の作動条件等如何
にもよるが、通常300〜550℃程度、場合によって
は300〜650℃程度の温度で排出され、ガスエンジ
ンから離れた箇所では温度110〜240℃程度の範囲
で排出される。
【0015】このようにGHPシステムにおいては、そ
のガスエンジンでの燃焼時以降、燃焼排ガスの温度は漸
次低下して行き、例えば図1中排出導管17を経て排出
される排ガスの温度は通常240℃程度以下には下って
はいるが、なお高温であり、このためその中に含まれる
微量のアルデヒド類を触媒を使用して酸化し脱臭する場
合、ただ常温域や低温域だけで有効な触媒は使用できな
いし、逆に例えば300〜650℃というような高温域
だけで有効な触媒では、排ガス温度が高いガスエンジン
の排気口に直結して使用する必要があるなど著しく不都
合である。
【0016】そこで本発明者等は、GHPシステム等か
らそのように240℃程度以下ではあるが、なお高温で
排出される燃焼排ガス中のアルデヒド類を有効に酸化す
る触媒及びこれに関連する脱臭方法及びそのための触媒
ユニットを先に開発し(特願平8ー46578号)、さ
らに、これと同様に燃焼排ガス中の微量アルデヒドを有
効に酸化する触媒として白金担持のアルミナ触媒を開発
している(特願平8ー124113号、特願平8ー35
8191号)。
【0017】上記特願平8ー358191号(特願平8
ー124113号も同じ)の触媒は燃焼排ガスの温度1
00℃前後で作用しはじめ、白金担持量の如何にもよる
が、温度240〜600℃、さらにそれ以上、650℃
でも微量アルデヒドを完全又はほぼ完全に酸化すること
ができる。しかし、これまで、微量アルデヒド類及びこ
れとともに含まれるNOx、さらには未燃炭化水素、一
酸化炭素を同時に無害とし除去できる単一の触媒はなか
った。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者等は、
GHPシステムから排ガス中のNOx及び微量アルデヒ
ドについて有効な触媒について追求したところ、担体と
してアルミナを用いる点では上記と同じであるが、この
担体に対して銀成分を担持させてなる触媒Aが、燃焼排
ガス中のNOx及び微量アルデヒド類を同時に除去でき
るだけでなく、未燃炭化水素、一酸化炭素をも除去でき
ることを見い出した。本発明においてはこの事実を利用
し、併わせて上記のような微量アルデヒド類の酸化触媒
Bを上記触媒Aの後段に配置して適用することにより、
GHPシステムから排ガス中の有害成分を完全又はほぼ
完全に除去するものである。
【0019】すなわち、本発明はGHPシステムにおい
て、その排気ラインの上流側にアルミナに銀を担持させ
てなる触媒Aを設置し、その下流側にアルミナに白金、
パラジウム及びロジウムの何れかの貴金属の1種以上を
担持した触媒Bを配置し、GHPシステムにおいて生成
する微量のNOx、微量のアルデヒド類、微量の未燃炭
化水素、微量の一酸化炭素を含有する燃焼排ガスをそれ
ら触媒A及びBに通すことにより、該排ガス中の微量N
Ox及び微量アルデヒド類に加え、微量の未燃炭化水
素、微量の一酸化炭素をも同時に除去するようにしてな
るGHPシステムを提供することを目的とし、また本発
明はそのための触媒の製造方法を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)GHP
システムにおけるガスエンジンの排気ガスラインにアル
ミナ担体に銀を担持した触媒Aと、その後段にアルミナ
担体に白金、パラジウム及びロジウムの何れかの貴金属
の1種以上を担持した触媒Bを配置し、ガスエンジンの
排気ガスを順次該触媒A及び触媒Bに通過させるように
してなることを特徴とするガスエンジン排気ガス用脱硝
兼脱臭触媒付きGHPシステムを提供する。
【0021】また、本発明は(2)アルミナ担体を硝酸
銀又は銀を溶解した水溶液中に浸漬した後、乾燥、焼成
することを特徴とするGHPシステムにおけるガスエン
ジン排気ガス用のアルミナ担体に銀を担持した触媒Aの
製造方法を提供し、さらに本発明は、(3)アルミナ担
体を硝酸銀又は銀を溶解した水溶液中に浸漬した後、乾
燥、焼成して得た粉体状触媒を水性懸濁液とし、これを
ハニカム体にウォッシュコートし、乾燥、焼成すること
を特徴とするGHPシステムにおけるガスエンジン排気
ガス用のハニカム基材に銀担持アルミナ担体を担持した
触媒Aの製造方法を提供する。
【0022】また本発明は(4)アルミナ担体を白金を
溶解した水溶液中に浸漬した後、乾燥、焼成することを
特徴とするGHPシステムにおけるガスエンジン排気ガ
ス用のアルミナ担体に白金を担持した触媒Bの製造方法
を提供し、さらに本発明は(5)アルミナ担体を白金を
溶解した水溶液中に浸漬した後、乾燥、焼成して得た粉
体状触媒を水性懸濁液とし、これをハニカム体にウォッ
シュコートし、乾燥、焼成することを特徴とするGHP
システムにおけるガスエンジン排気ガス用のハニカム基
材に白金担持アルミナ担体を担持した触媒Bの製造方法
を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のアルミナ担体に銀を担持
した触媒(当該触媒を本明細書及び図面中、適宜「触媒
A」と指称する)は、GHPシステムのエンジン排気ガ
ス中に含まれるNOx及びアルデヒド類(ホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド等)だけでなく、炭化水素(H
C)及び一酸化炭素(CO)を同時に除去することがで
きる。この触媒Aはアルデヒド類やCOに対して反応温
度300〜650℃の範囲で(その前後又はそれ以下の
温度でも)有効であり、NOx及びHCに対しては反応
温度400℃前後から650℃の範囲で(それ以上の温
度でも)有効である。なお、本明細書において脱硝兼脱
臭触媒とは、脱硝及び脱臭機能に加え、HC及びCOを
酸化して無害とする機能をも含むものとして指称してい
る。
【0024】触媒Aはアルミナ担体に銀を担持させてな
るが、その製造方法としてはアルミナに対して銀を金属
として均一に担持させ得る手法であれば特に限定はな
く、好ましくは含浸法や湿式混練法などが適用できる。
その一例として含浸法の場合の一態様を述べると、銀を
硝酸銀の水溶液又は酢酸塩、錯塩その他の形で溶解した
水溶液とし、これに粉末状等のアルミナを投入し浸して
攪拌し、アルミナにそれら銀化合物を含浸させる。以降
常法により乾燥させ、焼成することにより得られる。
【0025】また、本発明のアルミナに白金、パラジウ
ム及びロジウムの何れかの貴金属の1種以上を担持した
触媒(当該触媒を本明細書及び図面中適宜「触媒B」と
指称する)は、GHPシステムのエンジン排気ガス中に
含まれるアルデヒド類を酸化し無害として除去すること
ができる。触媒Bはアルデヒド類に対して反応温度10
0〜650℃の範囲で有効であり、特に300〜650
℃の範囲では完全又はほぼ完全に酸化することができ
る。触媒Bはアルミナ担体に白金、パラジウム及びロジ
ウムの何れかの貴金属の1種以上を担持させてなるが、
その製造方法としては、アルミナに対して白金、パラジ
ウム及びロジウムの何れかの貴金属の1種以上を担持さ
せ得る手法であれば特に限定はなく、好ましくは含浸法
や湿式混練法などが適用できる。その一例として含浸法
の場合の一態様を述べると、白金を硝酸の水溶液又は塩
化物、酢酸塩、錯塩その他の形で溶解した水溶液とし、
これに粉末状等のアルミナを投入し浸して攪拌し、アル
ミナにそれら白金化合物を含浸させる。以降常法により
乾燥させ、焼成することにより得られる。
【0026】本触媒A及び触媒Bの使用形態としては粉
末状、粒状、顆粒状(含:球状)、ペレット(円筒型、
環状型)状、タブレット(錠剤)状、或いはハニカム
(モノリス体)状等適宜の形状として使用される。ただ
本発明ではこれらに燃焼排ガスを通す必要があるため、
触媒の形状が粉末状の場合には、これを充填した触媒層
(例えば網目状板体や多孔板間に充填した触媒層)から
逸散しないようにするため、所定粒度範囲に整粒するか
又は造粒し、或いは加圧成形や押出し成形して用いるの
が望ましい。このうち押出し成形の場合には適宜所定長
さに切断してペレット化して使用される。
【0027】また、本発明の触媒においてはハニカム状
の形状はさらに望ましい使用態様である。ハニカム(モ
ノリス体)状については、(1)本触媒を必要に応じバ
インダー等とともに押し出し成形してハニカム状とす
る、(2)本触媒を例えばセラミックハニカムに担持さ
せる等の態様で製造される。この場合、ハニカム状触媒
におけるハニカム基材としてはコージェライト等のセラ
ミック又は金属を用いることができ、該金属としては好
ましくはステンレス鋼製や鉄ーアルミニウムークロム系
合金製のものが用いられる。
【0028】アルミナに対する銀の担持量は、触媒の形
態が粉末状、粒状、顆粒状、ペレット状、タブレット状
の場合にはアルミナに対して0.1〜9wt%の範囲、
触媒の形態がハニカム状の場合にはハニカムの容量リッ
トル当たり0.1〜18gの範囲とすることができる。
しかし銀を6wt%(ハニカム状の場合=12g、以下
括弧内はハニカム状の場合)程度まで担持させていれば
所期の効果が得られ、耐久性やコスト等の面からも通常
は6wt%(12g)程度まで担持させていれば十分で
ある。その担持量が0.1wt%(0.1g)程度を下
回る場合にもなお有効であるが、その分触媒効果は減少
する。もちろん上記範囲0.1〜9wt%(0.1〜1
8g)の前後としても差し支えない。なお、担持量が9
wt%(18g)程度でもなお有効な効果が得られる
が、10wt%(20g)程度を超えると、その理由は
不明であるが、その触媒効果はみられない。
【0029】次に、アルミナに対する白金、パラジウム
及びロジウムの何れかの貴金属の1種以上の担持量は、
触媒Bの形態が粉末状、粒状、顆粒状、ペレット状、タ
ブレット状の場合にはアルミナに対して0.1〜5wt
%の範囲、触媒の形態がハニカム状の場合にはハニカム
の容量リットル当たり0.1〜10gの範囲とすること
ができる。その担持量が0.1wt%(ハニカム状の場
合=0.1g、以下括弧内はハニカム状の場合)程度を
下回る場合にもなお有効であるが、その分触媒効果は減
少する。白金(貴金属のうちの1つ)を2wt%(4
g)程度まで担持させていれば所期の効果が得られ、耐
久性やコスト等の面からも通常は2wt%(4g)程度
まで担持させていれば十分である。もちろん上記範囲
0.1〜5wt%(0.1〜10g)の前後としても差
し支えない。
【0030】GHPシステムにおいては、エンジンから
の出口導管中(図2で云えば、符号2の箇所)又はこの
導管を経た熱交換器(同じく符号3の箇所)では温度3
00〜650℃程度で排出されるため、本触媒の触媒層
はその出口導管の途中や熱交換器中に設置することがで
きる。また本発明の触媒A、Bの空間速度(SV:両触
媒合計の空間速度)が1000h-1というような穏和な
条件においてはもちろん、200000h-1というよう
な過酷な条件下でも有効であるが、好ましくは4000
-1〜60000h-1の範囲で使用される。
【0031】図3は本発明におけるその触媒A、Bの配
置態様例を示す図である。図3中、図2に示す部分と共
通する部分には同じ符号を使用している。本触媒A及び
Bは導管2の箇所に符号Zで示すように好ましくは層状
に配置される。この場合、触媒層Zにおいて、触媒A、
Bは1個の反応容器に例えば後述図4(b)に示すよう
な態様で配置することができる。本触媒A、Bは300
℃程度以上で有効であることから(なお、このうち触媒
Bは300℃程度以下でも有効である)、そのように導
管2の途中や導管2に続く熱交換器3中に設置するだけ
で足りるため、本発明の触媒はこの点でも有利である。
【0032】図4は触媒層Zを導管2に続く熱交換器3
中に設置する態様を示す図であり、触媒A、Bはガスエ
ンジン1に続く熱交換器3内に触媒層Zとして配置され
る。図4(b)は触媒A、Bの配置態様の一例であり、
単一の容器に層状に配置することができる。なお、図示
の形式とは限らず、熱交換器自体としての目的を達成
し、触媒A、Bがその中に順次配置され、ガスエンジン
1からの排ガスより加熱される態様の装置であれば適用
される。図4(a)〜(b)において、ガスエンジン1
で発生した燃焼排ガスは導管2を経て触媒層Zから導管
4へ通過するが、この時、高温の排ガスにより加熱され
て、その触媒作用を十分に発揮し、NOxやアルデヒド
類、HC及びCOを同時に有効に転化し無害として除去
される。
【0033】図5(a)及び(b)は触媒A、Bをモノ
リス体として適用する場合の一、二の態様例を拡大断面
図として模式的に示すものである。予め形成したモノリ
ス担体に触媒を担持させる場合、その担持法の一態様と
しては、粉体状触媒を水及び例えばアルミナゾル等のバ
インダーと混合、攪拌し、この水性懸濁液中にモノリス
担体を含浸させた後(すなわちウォッシュコートした
後)、エアーガンその他の適宜の手段により過剰付着物
スラリーを除去して乾燥させ、次いで焼成することによ
りモノリス担持触媒とすることができる。なお、上記粉
体状触媒は粒状触媒として適用してもよい。
【0034】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されないこ
とはもちろんである。本実施例では、アルミナ担体に対
して銀を担持した触媒A、アルミナ担体に対して白金を
担持した触媒Bを例に記載するが、触媒Bについてはパ
ラジウム、ロジウムについても同様である。
【0035】《実施例1》 〈粒状銀触媒の製造〉アルミナ源として市販のアルミナ
粉末を準備した。一方、硝酸銀をイオン交換水に溶解し
て硝酸銀水溶液を調製した。この水溶液に該アルミナ粉
末を混合して2時間攪拌した。この場合、該水溶液中の
銀量として、アルミナ粉末に対して2wt%となるよう
にした。その後エバポレーターを使用して温度50℃に
おいて減圧乾燥して水分を蒸発させた。次いで、温度1
20℃において12時間乾燥させた後、電気炉中、温度
500℃で空気中で3時間焼成し、粉状固形物を得た。
次いで、該粉状固形物をプレス成形によりペレットに成
形した後、粉砕し、粒径が355μm〜710μmの範
囲の粒状となるように整粒した。
【0036】〈モノリス担持銀触媒の調製〉上記で得た
粉末状触媒をモノリス担体に対し次のとおりにして担持
させた。この担体は、図5(a)に示す断面形状を有す
るものを円柱形に切り出したコージェライト製ハニカム
型担体で、セル数200個/インチ角のものである。こ
のハニカムは体積15.7mL〔ミリリットル、寸法に
ついては直径(φ)=20mm、長さ(L)=50m
m〕である。
【0037】一方、前記粉末状触媒20gを蒸留水30
g及びバインダーとしてのアルミナゾル20gと混合、
攪拌して水性懸濁液を得た。この水性懸濁液中に上記コ
ージェライト製ハニカム型担体を30秒間含浸させてウ
ォッシュコートし、その後エアーガンにより過剰の付着
物スラリーを除去し、温度115℃に1時間保持して乾
燥させた。この処理を3回繰り返した。次いでこの乾燥
物を温度110℃で6時間保持し、引続き温度500℃
で2時間焼成し、さらにエアーガンにより過剰付着物を
除去し、モノリス担持触媒を得た。このハニカム基材に
銀担持アルミナ担体を担持した触媒の銀担持量は4g/
Lであった。
【0038】〈モノリス担持白金触媒の調製〉アルミナ
を主成分とするアルミナ粉末に対してジニトロジアンミ
ン白金:〔Pt(NH32(NO22〕の水溶液を含浸
させた後、乾燥させ、温度500℃で2.5時間焼成し
て粉状固形物を得た。次に、上記と同様なコージェライ
ト製のハニカム基材(セル数200個/インチ角)に対
して、上記Pt担持量のアルミナ触媒の粉状固形物を蒸
留水中でアルミナゾルと混合して懸濁液とし、これをウ
オッシュコート法により担持させた。このハニカム担持
白金触媒の白金担持量は1.5g/Lであった。
【0039】〈性能試験〉試験装置としては図6(b)
に示すような常圧固定床流通型反応器を使用し、その中
に上記ハニカム担持の銀触媒15.7mL(ミリリット
ル)と、上記ハニカム担持の白金触媒2.5mLを、図
6(b)中それぞれ触媒層21及び触媒層22として充
填した。一方、比較例として試験装置としては図6
(a)に示すような常圧固定床流通型反応器を用い、そ
の中に上記ハニカム担持の銀触媒15.7mL(ミリリ
ットル)を図6(a)中触媒21として充填した。な
お、図6(a)〜(b)中、20は反応管、21は該触
媒Aの層、22は該触媒Bの層、23は電気炉であり、
図6中矢印(↓)は被処理ガスの流れ方向を示してい
る。
【0040】被処理ガスとして O2=5%、C38=2
00ppm、NO=150ppm、CO=1000pp
m、CH3CHO=50ppm、CO2=6%、H2
(水蒸気)=10%、残余(バランス)=窒素ガスを用
い、試験条件としては、温度200〜650℃の範囲で
実施した。また空間速度(SV)を実施例では触媒Aに
対して12800h-1、触媒Bに対し80000h-1
し、触媒全体(A+B)でのSVは11000h-1であ
った。比較例では触媒(触媒A単独)に対し空間速度1
2800h-1とした。分析方法は、NOx、C38、C
Oの分析には排ガス連続分析計を用い、アルデヒドの分
析方法はJIS K 0303に準拠して実施した。図7
及び図8はその結果であり、図7は比較例、図8は実施
例を示している。
【0041】なお、図7〜図8中、転化率(%)とは、
触媒層の入口部における被処理排ガス中の各成分の濃度
をX、触媒層の出口部における処理済排ガス各成分の濃
度をYとし、下記式(I)により算出したものである。
この点、図9についても同様である。
【数 1】
【0042】図7は比較例であるが、CH3CHO は温
度250℃においても40%前後除去され、温度の上昇
とともにさらに有効に除去され、450℃以降では完全
又はほぼ完全に除去されている。またCOについても、
CH3CHO の場合よりも幾分下回るが、ほぼ同様な経
過で除去されている。さらにC38については400℃
前後から効果が現われ、以降500℃前後からその除去
率は急激に上昇し、650℃ではほぼ完全に除去されて
いる。また、NOについては、350℃前後から効果が
現われ、550℃では33%の転化率を示している。
【0043】これに対して、図8すなわち実施例の場合
の効果は、上記比較例の場合よりさらに上回り、優れた
効果を示している。すなわち、CH3CHO は既に温度
200℃において90%以上が転化され、400℃前後
から完全に除去されている。COについては200℃以
降ほぼ完全又は完全に転化されている。さらにC38
ついては260℃近辺から効果が現われ、以降450℃
前後で50%程度が転化され、600℃以降ほぼ完全又
は完全に除去されている。また、NO(NOxについて
は、250℃前後から効果が現れ、550℃では約38
%の転化率を示している。
【0044】比較例における空間速度が12800h-1
であるのに対して、実施例での空間速度が11000h
-1〔触媒Aに対して12800h-1、触媒Bに対して8
0000h-1とし、触媒全体(A+B)では11000
-1であった〕である点を考慮すると、実施例すなわち
本発明による効果は明らかである。このように本発明に
より触媒A、この後段に触媒Bを配置することにより、
比較例すなわち触媒Aのみを用いた場合に比べてさら
に、複数の有害物質を同時にきわめて有効に除去するこ
とができる。
【0045】《実施例2》実施例1における〈粒状銀触
媒の製造例〉と同様にしてアルミナ担体に銀を担持した
粒状触媒を得た。この場合硝酸銀水溶液中の銀量を変
え、アルミナに対する担持銀量が0.1〜12wt%の
範囲の各種供試触媒を得た。試験装置としては図6
(a)に示すような常圧固定床流通型反応器を使用し、
その中に上記各供試触媒1.0mLを充填した。被処理
排ガスとしてNO=100ppm、C38=330pp
m、CO=910ppm、CO2=6.8%、O2=9.
1%、水蒸気=9.1%、N2 =バランス量を含むガス
を用い、反応温度を350〜650℃の範囲で実施し
た。
【0046】図9は、被処理排ガスの空間速度を120
000h-1として実施した場合における結果である。図
9のとおり、温度400℃前後から徐々に効果が現わ
れ、銀担持量2〜4wt%の範囲においては、温度50
0〜550℃の範囲で40%を超えるNOx転化率を示
している。この点、被処理排ガス中のNO量が100p
pmという微量であり、空間速度が120000h-1
いう過酷な条件下である点を考慮すると有効な優れた脱
硝効果であることは明らかである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、GHPシステムからの
燃焼排ガス中の微量NOx及び微量アルデヒド類だけで
なく、未燃炭化水素、COをも同時に除去し無害化する
ことができる。また本発明では触媒A及び触媒Bの2種
類の触媒を、触媒Bを後段に配置して用いるが、温度3
00〜650℃というような高温域において、しかも空
間速度1000h-1という穏和な条件においてはもちろ
ん、200000h-1というような過酷な条件下でも有
効であり、また単一の容器に層状に配置して適用できる
など各種有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GHPシステムの態様例を示す図。
【図2】図1中に示すようなGHPシステムにおける室
外機中におけるガスエンジンを中心としたサイクル部分
を示す図。
【図3】本発明における触媒(層)の配置態様を示す
図。
【図4】本発明における触媒(層)の他の配置態様を示
す図。
【図5】本発明におけるモノリス体触媒における好まし
い態様例を(模式的)拡大断面図として示す図。
【図6】実施例及び比較例で用いた反応装置の概略を示
す図。
【図7】比較例における被処理排ガス中の各種成分の転
化率を示す図(SV=12800h-1)。
【図8】実施例1における被処理排ガス中の各種成分の
転化率を示す図〔空間速度は、触媒Aで12800
-1、触媒Bで80000h-1、合計(触媒A+触媒
B)で11000h-1〕。
【図9】触媒Aによる被処理排ガス中のNOx転化率を
示す図(SV=120000h-1)。
【符号の説明】
1 ガスエンジン 2、4、17 排ガス導管 3 熱交換器 5 熱媒体導管 6 ラジエーター 7 排熱回収器 8 冷却器 9、10 コンプレッサー 11 四方弁 12 膨張弁 13 電磁弁 14 室外熱交換器 F ファン Z 触媒層 15 ドレン管 16 マフラー 18、19 熱媒体導管 20 反応管 21、22 触媒層 23 電気炉

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GHPシステムにおけるガスエンジンの排
    気ガスラインにアルミナ担体に銀を担持した触媒Aと、
    その後段にアルミナ担体に白金、パラジウム及びロジウ
    ムの何れかの貴金属の1種以上を担持した触媒Bを配置
    し、ガスエンジンの排気ガスを順次該触媒A及び触媒B
    に通過させるようにしてなることを特徴とするガスエン
    ジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  2. 【請求項2】上記アルミナ担体に銀を担持した触媒Aが
    粒状、顆粒状、ペレット状又はタブレット状である請求
    項1記載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付き
    GHPシステム。
  3. 【請求項3】上記粒状、顆粒状、ペレット状又はタブレ
    ット状触媒におけるアルミナに対する銀の担持量がアル
    ミナに対して0.1〜9wt%の範囲である請求項2記
    載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHP
    システム。
  4. 【請求項4】上記アルミナ担体に銀を担持した触媒Aが
    ハニカム状触媒である請求項1記載のガスエンジン排気
    ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  5. 【請求項5】上記ハニカム状触媒のハニカム基材がセラ
    ミック製又は金属製である請求項4記載のガスエンジン
    排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  6. 【請求項6】上記ハニカム状触媒における銀の担持量が
    ハニカムの容量リットル当たり0.1〜18gの範囲で
    ある請求項4記載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭
    触媒付きGHPシステム。
  7. 【請求項7】上記アルミナ担体に白金、パラジウム及び
    ロジウムの何れかの貴金属の1種以上を担持した触媒B
    が粒状、顆粒状、ペレット状又はタブレット状である請
    求項1記載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付
    きGHPシステム。
  8. 【請求項8】上記粒状、顆粒状、ペレット状又はタブレ
    ット状触媒におけるアルミナに対する白金、パラジウム
    及びロジウムの何れかの貴金属の1種以上の担持量がア
    ルミナに対して0.1〜5wt%の範囲である請求項7
    記載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGH
    Pシステム。
  9. 【請求項9】上記アルミナ担体に白金を担持した触媒B
    がハニカム状触媒である請求項1記載のガスエンジン排
    気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  10. 【請求項10】上記ハニカム状触媒のハニカム基材がセ
    ラミック製又は金属製である請求項9記載のガスエンジ
    ン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  11. 【請求項11】上記ハニカム状触媒における白金の担持
    量が、ハニカムの容量リットル当たり0.1〜10gの
    範囲である請求項9記載のガスエンジン排気ガス用脱硝
    兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  12. 【請求項12】上記触媒A及び触媒Bをガスエンジンの
    直後で且つ熱交換器の前又は熱交換器内に設置してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のガスエンジン排気ガス
    用脱硝兼脱臭触媒付きGHPシステム。
  13. 【請求項13】上記触媒A及び触媒Bにおける合計空間
    速度が1000h-1〜200000h-1である請求項1
    記載のガスエンジン排気ガス用脱硝兼脱臭触媒付きGH
    Pシステム。
  14. 【請求項14】アルミナ担体を硝酸銀又は銀を溶解した
    水溶液中に浸漬した後、乾燥、焼成することを特徴とす
    るGHPシステムにおけるガスエンジン排気ガス用のア
    ルミナ担体に銀を担持した触媒Aの製造方法。
  15. 【請求項15】アルミナ担体を硝酸銀又は銀を溶解した
    水溶液中に浸漬した後、乾燥、焼成して得た粉体状触媒
    を水性懸濁液とし、これをハニカム体にウォッシュコー
    トし、乾燥、焼成することを特徴とするGHPシステム
    におけるガスエンジン排気ガス用のハニカム基材に銀担
    持アルミナ担体を担持した触媒Aの製造方法。
  16. 【請求項16】アルミナ担体を白金を溶解した水溶液中
    に浸漬した後、乾燥、焼成することを特徴とするGHP
    システムにおけるガスエンジン排気ガス用のアルミナ担
    体に白金を担持した触媒Bの製造方法。
  17. 【請求項17】アルミナ担体を白金を溶解した水溶液中
    に浸漬した後、乾燥、焼成して得た粉体状触媒を水性懸
    濁液とし、これをハニカム体にウォッシュコートし、乾
    燥、焼成することを特徴とするGHPシステムにおける
    ガスエンジン排気ガス用のハニカム基材に白金担持アル
    ミナ担体を担持した触媒Bの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6151092A (en) * 1996-10-16 2000-11-21 Seiko Epson Corporation Liquid crystal device, including support columns
JP2003024747A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 有機化合物含有排ガスの浄化方法

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