JPH11100509A - 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー - Google Patents

剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー

Info

Publication number
JPH11100509A
JPH11100509A JP9263006A JP26300697A JPH11100509A JP H11100509 A JPH11100509 A JP H11100509A JP 9263006 A JP9263006 A JP 9263006A JP 26300697 A JP26300697 A JP 26300697A JP H11100509 A JPH11100509 A JP H11100509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monomer
polymer
group
acid
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9263006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3911790B2 (ja
Inventor
Yoshinori Kano
美紀 鹿野
Yoshihisa Fukuchi
良寿 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP26300697A priority Critical patent/JP3911790B2/ja
Publication of JPH11100509A publication Critical patent/JPH11100509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3911790B2 publication Critical patent/JP3911790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた剥離性を有し、容易に製造することが出
来、かつ安価な剥離ライナーを提供する。 【解決手段】架橋性の官能基を有する重合体に、架橋性
の官能基とポリオルガノシロキサン鎖を有する共重合体
を混合することにより、シリコーン化合物の表面移行性
を利用して、少ないシリコーン含有量で、高い剥離性を
有し、溶解性、塗工性、基材との密着性に優れ、かつ安
価な樹脂組成物を、基材上に層形成させる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた剥離性を有
する、安価な剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、粘着剤、粘着テープに対する需要
が多様化し、様々な用途に、様々な粘着剤、粘着テープ
が使用されている。現在、粘着テープの剥離ライナーに
使用されている剥離剤は、シリコーンが殆どである。し
かし、シリコーンは、一般的に、他の物質との相溶性が
悪く基材との密着性が悪いため、フィルム化したり、基
材に塗布するのに、特殊な装置、手法を用いなければな
らなかったり、均一かつ平滑な塗膜を形成するのが困難
であるという問題点があった。また、十分な剥離性を得
るためには、シリコーン量を多くしなければならない
が、シリコーン化合物は一般的に、非常に高価であると
いう問題点もあった。そのため、目止め剤等による下塗
り等の工程が必要であるとされていた。これらの問題点
から、優れた剥離性を有し、製造が容易で、かつ安価な
剥離ライナーを得ることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た剥離性を有し、容易に製造することが出来、かつ安価
な剥離剤および剥離ライナーを提供することにある。本
発明者らは、架橋性の官能基を有する重合体に、架橋性
の官能基とポリオルガノシロキサン鎖を有する共重合体
を混合することにより、シリコーン化合物の表面移行性
を利用して、少ないシリコーン含有量で、高い剥離性を
有し、溶解性、塗工性、基材との密着性に優れ、かつ安
価な樹脂組成物を、基材上に層形成させることにより、
優れた剥離性を有し、容易に製造することが出来、かつ
安価な剥離ライナーを製造することに成功した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、重合
体(A):一分子中に炭素炭素不飽和二重結合とポリオ
ルガノシロキサン鎖を有する単量体(a)1〜80重量
%、1分子中に炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官能
基を有する単量体(b)10〜80重量%、及び
(a)、(b)以外の1分子中に炭素炭素不飽和二重結
合を有する単量体(c)0〜89重量%からなる重合体
と、 重合体(B):重合体(A)で用いた単量体(b)10
〜100重量%、及び(a)、(b)以外の1分子中に
炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体(c)0〜90
重量%からなる重合体を、重合体(A)と重合体(B)
の合計に対して、単量体(a)の合計が0.01〜10
重量%となるように混合した樹脂組成物からなる剥離ラ
イナー剤に関する。
【0005】更に本発明は、上記単量体(b)の架橋性
の官能基が、ヒドロキシル基、加水分解性シリル基、カ
ルボキシル基、イソシアノ基、エポキシ基、及びN−メ
チロール基またはN−アルコキシメチル基から選ばれる
少なくとも一種の官能基である上記剥離剤に関する。更
に本発明は、上記樹脂組成物が、架橋剤として、重合体
(A)及び重合体(B)の架橋性の官能基と反応可能な
反応性官能基を有する化合物を1種類以上含む樹脂組成
物である上記剥離剤に関する。更に本発明は、上記樹脂
組成物が、重合体(A)及び重合体(B)の架橋反応を
促進させる架橋触媒を含む樹脂組成物である上記剥離剤
に関する。更に本発明は、上記剥離剤を基材上に層形成
してなる剥離ライナーに関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物を構成する重
合体(A)の成分である、、1分子中に炭素炭素不飽和
二重結合とポリオルガノシロキサン鎖を有する単量体
(a)は、剥離ライナーに剥離性を付与するために用い
られる。単量体(a)の例としては、チッソ(株)製の
サイラプレーンFM−2231、FM−2241、FM
−2242、FP−2231、FP−2241、FP−
2242、東芝シリコーン(株)製のXF40−A19
87、TSL9706、TSL9646、TSL968
6などの両末端ビニル基含有ポリシロキサン化合物、2
東芝シリコーン(株)製のTSL9705などの片末端
ビニル基含有ポリシロキサン化合物、チッソ(株)製の
サイラプレーンFM−0711、FM−0721、FM
−0725などの片末端(メタ)アクリロキシ基含有ポ
リシロキサン化合物等が挙げられ、要求性能、用途に応
じてこれらの内から1種類、あるいは2種類以上を混合
して使用できる。単量体(a)は、重合体(A)中で、
1〜80重量%の共重合比とする事が望ましい。さらに
は、ハロゲン原子を含まない溶剤への溶解性、塗膜の密
着性、各表面特性のバランスを考慮すると5〜70重量
%の共重合比率にすることが望ましい。各用途、各要求
特性に応じ共重合比は決定される。
【0007】共重合体(A)、共重合体(B)の成分で
ある、1分子中に炭素炭素不飽和二重結合と架橋性の官
能基を有する単量体(b)は、樹脂組成物を、基材上で
架橋させ、塗膜を基材に密着させるために、また、表面
に移行した共重合体(A)を塗膜上に固定するために用
いられる。単量体(b)の架橋性の官能基としては、加
水分解性シリル基、カルボキシル基、イソシアノ基、エ
ポキシ基、N−メチロール基または、N−アルコキシメ
チル基、ヒドロキシル基が挙げられる。加水分解性シリ
ル基を有する単量体(b)の例としては、γ−(メタ)
アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシシランな
どの(メタ)アクリルオキシアルキルアルコキシシラ
ン、(メタ)アクリルオキシアルキルアルコキシアルキ
ルシラン、トリメトキシビニルシラン、ジメトキシエチ
ルシラン、トリエトキシビニルシラン、トリエトキシア
リルシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルメ
チルジエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエ
トキシ)シランなどが挙げられる。
【0008】カルボキシル基を有する単量体(b)の例
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、マレイン酸、スチレンスルホン酸などが挙げ
られる。イソシアノ基を有する単量体(b)の例として
は、(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネー
ト、(メタ)アクリロイルオキシプロピルイソシアネー
トなどの他、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどの
ヒドロキシ(メタ)アクリレートを、トルエンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、コロネートL
などのポリイシアネートと反応させて得られるものが挙
げられる。エポキシ基を有する単量体(b)の例として
は、グリシジルメタクリレート、グリシジルシンナメー
ト、グリシジルアリルエーテル、グリシジルビニルエー
テル、ビニルシクロヘキサンモノエポキサイド、1、3
−ブタジエンモノエポキサイドなどが挙げられる。
【0009】N−メチロール基またはN−アルコキシメ
チル基を有する単量体(b)の例としては、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミドなど
のN−モノアルコキシメチル基を有する(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジメチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジ(メトキシメチル)(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジ(エトキシメチル)(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジ(プロポキシメチル)(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジ(ブトキシメチル)(メタ)ア
クリルアミドなどのN,N−ジアルコキシメチル基を有
する(メタ)アクリルアミドが挙げられる。ヒドロキシ
ル基を有する単量体(b)の例としては、2ーヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、1ーヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2ーヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、4ーヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリテトラメチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシスチレン等が挙げられる。
【0010】要求性能、用途に応じてこれらの内から1
種、または2種以上を混合して用いることができる。表
面に移行した重合体(A)を固定するためには、重合体
(A)中で用いる単量体(b)と、重合体(B)中で用
いる単量体(b)とは、同一であることが望ましい。単
量体(b)は、重合体(A)中では、10〜80重量%
の共重合比率で用いられる。10重量%より小さい場合
は、充分な基材との密着性が得られず、80重量%より
大きい場合は、剥離性を十分に得ることができない。ま
た、重合体(B)中では、10〜100重量%の共重合
比率で用いられる。10重量%より小さい場合は、充分
な密着性が得られない。
【0011】本発明で用いられる(a)、(b)以外の
炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体(c)は、硬
度、強靭性、柔軟性、耐擦傷性、光沢向上等の物性付与
のために用いられる。単量体(c)の例として(i) (メ
タ)アクリル酸誘導体、(ii)芳香族ビニル単量体、(ii
i) オレフィン系炭化水素単量体、(iv)ビニルエステル
単量体、(v) ビニルハライド単量体、(vi)ビニルエーテ
ル単量体等があげられる。
【0012】(i)(メタ)アクリル酸誘導体の例とし
て、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸
塩、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メ
タ)アクリレート、1H,1H5H−オクタフルオロペ
ンチル(メタ)アクリレート、1H,1H,7H−ドデ
カフルオロヘプチル(メタ)アクリレート、1H,1
H,9H−ヘキサデカフルオロノニル(メタ)アクリレ
ート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオルブチル
(メタ)アクリレートなどの一部水素がフッ素置換され
たアルキル(メタ)アクリレート等が上げられる。
【0013】(ii)芳香族ビニル単量体の例として、スチ
レン、メチルスチレン、エチルスチレン、クロロスチレ
ン、モノフルオロメチルスチレン、ジフルオロメチルス
チレン、トリフルオロメチルスチレ等の一部の水素がフ
ッ素置換されたスチレン類等が上げられる。 (iii) オレフィン系炭化水素単量体の例として、エチレ
ン、プロピレン、ブタジエン、イソブチレン、イソプレ
ン、1、4−ペンタジエン等が上げられる。 (iv)ビニルエステル単量体の例として、酢酸ビニル等が
上げられる。 (v) ビニルハライド単量体の例として、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、モノフルオロエチレン、ジフルオロエチ
レン、トリフルオロエチレン等が上げられる。 (vi)ビニルエーテル単量体の例として、ビニルメチルエ
ーテル等が上げられる。 これらは、2種以上用いても良い。単量体(d)は、重
合体(A)に対して、0〜89重量%で用いられる。ま
た、重合体(B)に対して、0〜90重量%で用いる。
どちらの重合体でも、上限値を超えた場合、基材との十
分な密着性が得られない。また、重合体(A)と重合体
(B)との相溶性が低下し、均一かつ良好な塗膜が得ら
れない。
【0014】重合体(A)および重合体(B)は、公知
の方法、例えば、溶液重合で得られる。用いる溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレン
グリコールメチルエーテルなどのアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル
類、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香族
類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類などの使
用が可能である。溶媒は2種以上の混合物でもよい。合
成時の単量体の仕込み濃度は、0〜80重量%が好まし
い。
【0015】重合開始剤としては、通常の過酸化物また
はアゾ化合物、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾイソブ
チルバレノニトリル、アゾビスイソブチロニトリル、ジ
−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルペルベンゾエー
ト、t−ブチルペルオクトエート、クメンヒドロキシペ
ルオキシドなどが用いられ、重合温度は、50〜140
℃、好ましくは70〜140℃である。得られる重合体
の好ましい平均重量分子量は、重合体(A)、重合体
(B)共に、2,000〜100,000である。
【0016】また、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて、重合体(A)、重合体(B)の架橋性の官能基を
架橋させるために、種々の架橋剤が含まれていてもよ
い。代表的な架橋剤としては、ヘキサメチロール化メラ
ミン、ヘキサメトキシメチル化メラミン、ヘキサブトキ
シメチル化メラミンなどのアルキロール基またはアルコ
キシ基を有するメラミン系化合物、シアヌール酸、アン
メリド、メラミン、ベンゾグアナミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、ジアミノピリジン、ベン
ゾグアナミン樹脂、メタノール変性メラミン樹脂、尿素
樹脂などのアミノ樹脂、
【0017】ヒドラジン、ADHなどのヒドラジン系化
合物、エチレンジアミン、プロパンジアミン、ブタンジ
アミン、ペンタンジアミン、ヘキサンジアミン、ジアミ
ノオクタン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、2,
5−ジメチル−2,5−ヘキサメチレンジアミン、ポリ
オキシプロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなど
の直鎖状ジアミン、メンセンジアミン、イソホロンジア
ミン、ビス(4−アミノ−3−メチルジシクロヘキシ
ル)メタン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、3,9
−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,4−ビス
(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジン、m−
キシレンジアミン、ポリシクロヘキシルポリアミン、ビ
ス(アミノメチル)ビシクロ[2・2・1]ヘプタン、
メチレンビス(フランメタンアミン)などの環状ジアミ
ン1,6−ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン、ジエチレントリア
ミンなどのポリアミン、
【0018】トルイレンジイソシアネート、ナフチレン
−1,5−ジイソシアネート、o−トルイレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、m−キシレ
ンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、水添4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート
などのジイソシアネート、あるいは、これらとグリコー
ル類またはジアミン類との両末端イソシアネートアダク
ト体、トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート、コロネートLなど
の多価イソシアネート、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、ヘキサン二酸、クエン酸、マレイン
酸、メチルナディク酸、ドデセニルコハク酸、セバシン
酸、ピロメリット酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒ
ドロフタル酸などのジカルボン酸、及びこれらの酸無水
物 グリオキザル、テレフタルアルデヒドなどのジアルデヒ
ド、グリシン、アラニンなどのアミノ酸および、そのラ
クタム、クエン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、6 −
ヒドロキシペンタン酸などのヒドロキシカルボン酸およ
びそのラクトン、
【0019】1,4−ブタンジオール、2,3−ブタン
ジオール、などのジオール、1,1,1−トリメチロー
ルプロパンエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、エリスリトール、アラビトール、キシ
リトール、ソルビトール、ズルシトール、マンニトー
ル、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、グアヤコ
ール、ヘキシルレゾルシン、ピロガロール、トリヒドロ
キシベンゼン、フロログルシン、ジメチロールフェノー
ルなどの多価アルコール、または多価フェノール系化合
物、またはこれらのアルコキシ変性物、
【0020】エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、トリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、1、6ーヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエステル
などのビスエポキシ化合物、油化シェルエポキシ社製、
商品名エピコート801、802,807,815,8
27,828,834,815X,815XA1、82
8EL,828XA、1001、1002、1003、
1055、1004、1004AF、1007、100
9、1010、1003F、1004F,1005F,
1100L,834X90,1001B80,1001
X70,1001X75,1001T75,5045B
80,5046B80,5048B70,5049B7
0、5050T60、5050、5051、152、1
54、180S65,180H65,1031S,10
32H60、604、157S70などのエポキシ樹
脂、ピロりん酸、亜りん酸エチル、ビスフェノールA変
性ポリりん酸、亜りん酸トリフェニルなどのりん化合
物、りん酸ジクロリド化合物などが挙げられる。
【0021】これらの架橋剤の中で、カルボキシル基を
有する単量体(b)を用いた場合は、フェノール樹脂、
アミノ樹脂、ジアミン、ポリアミン、ジイソシアネー
ト、ビスエポキシ化合物、エポキシ樹脂などの使用が好
ましい。また、イソシアノ基を有する単量体(b)を用
いた場合は、ヒドラジン系化合物、ジアミン類、ジカル
ボン酸およびその無水物、ジオール、多価アルコールま
たは多価フェノール系化合物、ビスエポキシ化合物、エ
ポキシ樹脂などの使用が好ましい。また、エポキシ基を
有する単量体(b)を用いた場合は、ジカルボン酸およ
びその無水物、多価アルコールまたは多価フェノール系
化合物、またはこれらのアルコキシ変性物、アミノ樹
脂、ジイソシアネート、多価イソシアネート、アミノ酸
および、そのラクタム、ヒドロキシカルボン酸およびそ
のラクトン、ジアミン、ポリアミンなどの使用が好まし
い。
【0022】また、N−メチロール基または、N−アル
コキシメチル基を有する単量体(b)を用いた場合は、
ジカルボン酸、アルキロール基またはアルコキシ基を有
するメラミン系化合物、アミノ樹脂系化合物などの使用
が好ましい。また、ヒドロキシル基を有する単量体
(b)を用いた場合は、アミノ樹脂、ジアミン、ポリア
ミン、ジイソシアネート、ジアルデヒド、ビスエポキシ
化合物、エポキシ樹脂、りん化合物、りん酸ジクロリド
化合物などの使用が好ましい。これらの架橋剤は2種類
以上使用してもよく、その総使用量は樹脂組成物100
重量%に対して1〜500重量%、好ましくは10〜2
00重量%の範囲である。
【0023】また、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて、重合体(A)、重合体(B)の架橋性の官能基間
の架橋反応、もしくは架橋性の官能基と架橋剤との架橋
反応を促進させるために、各官能基および架橋反応に効
果的な、種々の架橋触媒を含ませてることが出来る。代
表的な架橋触媒としては、アルミニウムトリアセチルア
セトネート、鉄トリアセチルアセトネート、マンガンテ
トラアセチルアセトネート、ニッケルテトラアセチルア
セトネート、クロムヘキサアセチルアセトネート、チタ
ンテトラアセチルアセトネート、コバルトテトラアセチ
ルアセトネートなどの金属錯化合物、
【0024】アルミニウムエトキシド、アルミニウムプ
ロポキシド、アルミニウムブトキシド、チタンエトキシ
ド、チタンプロポキシド、チタンブトキシドなどの金属
アルコキシド、酢酸ナトリウム、オクチル酸錫、オクチ
ル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチ
ル酸カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、
ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジラウレート、ジ
ブチル錫マレートジブチル錫ジ(2−エチルヘキソエー
ト)などの金属塩化合物、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
p−トルエンスルホン酸、トリクロロ酢酸、リン酸、モ
ノアルキルリン酸、ジアルキルリン酸、β−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートのリン酸エステル、モノア
ルキル亜リン酸、ジアルキル亜リン酸などの酸性化合
物、
【0025】p−トルエンスルホン酸、無水フタル酸、
安息香酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスル
ホン酸、ギ酸、酢酸、イタコン酸、シュウ酸、マレイン
酸などの酸及びそれらのアンモニウム塩、低級アミン
塩、多価金属塩、水酸化ナトリウム、リチウムクロライ
ド、ジエチル亜鉛、テトラ(n−ブトキシ)チタン、な
どの有機金属化合物、ジシクロヘキシルアミン、トリエ
チルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,
N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シク
ロヘキシルエチルアミンなどのアミン類などが挙げられ
る。
【0026】これらの架橋触媒の中で、共重合体(A)
及び共重合体(B)の構成成分として加水分解性シリル
基を有する単量体(b)を用いた場合は、金属錯化合
物、金属アルコキシド、金属塩化合物、酸性化合物など
の使用が好ましい。特に、ジブチル錫ジアセテート、ジ
ブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブ
チル錫ジマレートなどの錫化合物およびp−トルエンス
ルホン酸などの使用が好ましい。
【0027】また、カルボキシル基を有する単量体
(b)を用いた場合は、酸及びそれらのアンモニウム
塩、低級アミン塩、多価金属塩などの使用が好ましい。
また、イソシアノ基を有する単量体(b)を用いた場合
は、アミン類、金属塩化合物などの使用が好ましい。ま
た、エポキシ基を有する単量体(b)を用いた場合は、
有機金属化合物、アミン類などの使用が好ましい。
【0028】また、N−メチロール基または、N−アル
コキシメチル基を有する単量体(b)を用いた場合は、
酸、およびそれらのアンモニウム塩、低級アミン塩、多
価金属塩などの使用が好ましい。また、ヒドロキシル基
を有する単量体(b)を用いた場合は、酸性化合物、酸
及びそれらのアンモニウム塩、低級アミン塩、多価金属
塩、などの使用が好ましい。
【0029】これらの架橋触媒は2種類以上使用しても
よく、その総使用量は樹脂組成物100重量%に対して
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の
範囲である。
【0030】また、本発明の樹脂組成物には、さらに、
シランカップリング剤を、必要に応じて用いることがで
きる。シランカップリング剤の具体例としては、テトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシランなどの4官能シ
ラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−モルホリノプロピルトリメトキシシラ
ンなどの3官能シラン、さらに上記3官能シランの一部
がアルキル基、フェニル基、ビニル基などで置換された
2官能シラン、例えば、ジメチルジメトキシシラン、フ
ェニルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキ
シシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン
などが挙げられる。また、これらの化合物の加水分解
物、部分縮合物などを用いることができる。シランカッ
プリング剤は、重合体(A)と重合体(B)の合計に対
して1〜40重量%、好ましくは、3〜20重量%の量
で使用する。
【0031】また、本発明の樹脂組成物には、さらに、
オルガノシリカゾルを必要に応じて添加することができ
る。オルガノシリカゾルとは、有機溶媒にコロイダルシ
リカを安定に分散させたコロイド溶液である。代表的な
ものとして、たとえば日産化学工業(株)社製の商品名
IPA−ST、MIBK−ST、MA−ST−M,EG
−ST,EG−ST−ZL,NPC−ST,DMAC−
ST,DMAC−ST−ZL,XBA−ST,メタノー
ルシリカゾル等が上げられる。オルガノシリカゾルは本
発明の(A)、(B)に対して10〜80重量%、好ま
しくは20〜60重量%の量で使用する。この範囲未満
では撥水性向上の効果が小さく、この範囲を越えた場合
には基材との密着性が損なわれる。
【0032】本発明の樹脂組成物には、必要に応じ、本
発明による効果を妨げない範囲で、充填剤、チクソトロ
ピー付与剤、着色顔料、体質顔料、染料、老化防止剤、
酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、熱伝導性改良剤、可
塑剤、ダレ防止剤、防汚剤、防腐剤、殺菌剤、消泡剤、
レベリング剤、硬化剤等の各種の添加剤を添加してもよ
い。
【0033】本発明の樹脂組成物は、重合体(A)、重
合体(B)に、必要に応じて架橋剤、架橋触媒、シラン
カップリング剤、および各種添加剤等を加えて構成され
る。重合体(A)と重合体(B)の混合比率は、単量体
(a)が、重合体(A)と重合体(B)の合計の0.0
1〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%となる
ようにする。0.01重量%より小さい場合は、充分な
剥離性が得られず、5重量%、特に10重量%より大き
い場合は、溶剤への溶解性が低下し、表面状態の良好な
塗膜が得られなくなる場合があり、また、コストが高く
なる。
【0034】樹脂組成物の層形成の形態は、特に限定さ
れることはない。例えば、基材に紙を選択し、紙上に直
接、本発明の樹脂組成物を積層させても構わないし、紙
上に樹脂、顔料、粘着剤等を、単層、もしくは多層で積
層させた上に本発明の樹脂組成物を積層させても構わな
い。更に、基材にフィルムや金属箔を選択し、フィルム
や金属箔上に、本発明の樹脂組成物を積層したものを、
更に紙と積層させても構わない。積層の順序に関して
も、本発明の樹脂組成物が、最終的に最外層に形成され
ていること以外には、なんら限定されることはない。
【0035】基材も、特に限定されることはなく、例と
して、紙、プラスチックフィルム、金属箔、塗膜等が挙
げられる。紙は、特に限定されることはなく、例えば、
ダンボール原紙、黄板紙、白板紙等の板紙、種々の原
紙、用紙、アート紙、印刷用紙、グラシン紙、クラフト
紙、合成紙、合成繊維紙、コーティング紙、剥離ライナ
ーなど、多岐にわたって使用することが出来る。フィル
ムは、特に限定はなく、例えば、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムなどのプラスチックフィルム等を使用するこ
とが出来る。金属箔も、特に限定されることはなく、ア
ルミニウム箔、金箔等を使用することが出来る。塗膜に
ついても、特に限定はない。例としては、各種コーティ
ング剤の塗工、蒸着などにより形成された各種樹脂、顔
料、充填剤等による塗膜を挙げることが出来る。
【0036】樹脂組成物の層形成方法についても、特に
限定されることはなく、例えば、樹脂組成物を溶剤に溶
解して塗料化し、基材に塗布、含浸する、フィルム化し
て基材にラミネートする等の方法を用いることができ
る。樹脂組成物を溶解する溶剤は、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール
メチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル
などのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタンなどの炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クメンなどの芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチルな
どのエステル類などの内から樹脂の組成、コーティング
方法、及び用途等に応じて選択し使用する。溶剤は2種
以上用いてもよい。
【0037】混合方法に特に限定はないが、通常は、重
合時に使用した重合体溶液をそのまま混合し、攪拌羽
根、振とう攪拌機、回転攪拌機などで攪拌すればよい。
塗工性などの向上のために、さらに溶媒を追加したり、
濃縮してもよい。例えば、こうして得られた塗料を、基
材上に、スプレー、ロールコーター、グラビアコータ
ー、ナイフコーター等の塗工機や、サイズプレス、カレ
ンダーサイズなどの各種含浸機によって、塗布、又は含
浸し、風乾または30〜220℃で数秒〜数週間加熱す
ることにより、強靱で、基材に密着した塗膜を得ること
ができる。塗布、含浸方法は、上述の方法に限定される
ことはない。こうして、基材上に樹脂組成物を層形成さ
せることにより、もしくは、樹脂組成物を層形成させた
基材を更に他の積層物と層形成させることにより、剥離
性の優れた剥離ライナーを得ることができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳細に説明す
る。 (合成例A1)チッソ(株)製サイラプレーンFM−0
721(片末端メタクリロキシ基含有ポリシロキサン化
合物)50g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート3
6g、メチルメタクリレート14g、メチルエチルケト
ン(MEK)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備
えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しなが
ら80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.
6gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイ
ソブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行い重
量平均分子量約19,000の重合体(A1)溶液を得
た。
【0039】(合成例A2)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)50g、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート30g、メチルエチルケトン(MEK)20
0gを冷却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温
してアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時
間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル
0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約1
9,000の重合体(A2)溶液を得た。
【0040】(合成例A3)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)50g、γ- メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン50g、イソプロプルアルコー
ル(IPA)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備
えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しなが
ら80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.
6gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイ
ソブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行い重
量平均分子量約15,000の重合体(A3)溶液を得
た。
【0041】(合成例A4)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)、アクリル酸28g、メチルメタク
リレート22g、メチルエチルケトン(MEK)200
gを冷却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコ
に仕込み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温し
てアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時間
重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル
0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約1
2,000の重合体(A4)溶液を得た。
【0042】(合成例A5)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)50g、メタクリロイルオキシエチ
ルイソシアネート30g、メチルメタクリレート20
g、メチルエチルケトン(MEK)200gを冷却管、
攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込み、窒
素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾビスイ
ソブチロニトリル1.6gを加えて2時間重合反応を行
い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部を加え
て2時間重合を行い重量平均分子量約17,000の重
合体(A5)溶液を得た。
【0043】(合成例A6)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)50g、グリシジルメタクリレート
30g、メチルメタクリレート20g、メチルエチルケ
トン(MEK)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を
備えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しな
がら80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル
1.6gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビ
スイソブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行
い重量平均分子量約14,000の重合体(A6)溶液
を得た。
【0044】(合成例A7)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)50g、N,N−ジ(メトキシメチ
ル)メタクリルアミド30g、メチルメタクリレート2
0g、メチルエチルケトン(MEK)200gを冷却
管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込
み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾ
ビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時間重合反
応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部
を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約15,00
0の重合体(A7)溶液を得た。
【0045】(合成例A8)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)90g、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート10g、メチルエチルケトン(MEK)20
0gを冷却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温
してアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時
間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル
0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約1
5,000の重合体(A8)溶液を得た。
【0046】(合成例A9)チッソ(株)製サイラプレ
ーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポリ
シロキサン化合物)0.5g、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート36g、ノルマルブチルメタクリレート6
3.5g、メチルエチルケトン(MEK)200gを冷
却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込
み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾ
ビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時間重合反
応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部
を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約12,00
0の重合体(A9)溶液を得た。
【0047】(合成例A10)チッソ(株)製サイラプ
レーンFM−0721(片末端メタクリロキシ基含有ポ
リシロキサン化合物)50g、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート5g、ノルマルブチルメタクリレート45
g、メチルエチルケトン(MEK)200gを冷却管、
攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込み、窒
素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾビスイ
ソブチロニトリル1.6gを加えて2時間重合反応を行
い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部を加え
て2時間重合を行い重量平均分子量約12,000の重
合体(A10)溶液を得た。
【0048】(合成例B1)2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート36g、メチルメタクリレート50g、ブチ
ルメタクリレート14g、メチルエチルケトン(ME
K)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ
口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら80℃
まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加
えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロ
ニトリル0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分
子量約17,000の重合体(B1)溶液を得た。
【0049】(合成例B2)γ- メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン100gイソプロピルアルコー
ル(IPA)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備
えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しなが
ら80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.
6gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイ
ソブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行い重
量平均分子量約21,000の重合体(B2)溶液を得
た。
【0050】(合成例B3)アクリル酸28g、メチル
メタクリレート36g、ブチルメタクリレート36g、
メチルエチルケトン(MEK)200gを冷却管、攪拌
装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気
流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾビスイソブ
チロニトリル1.6gを加えて2時間重合反応を行い、
さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部を加えて2
時間重合を行い重量平均分子量約19,000の重合体
(B3)溶液を得た。
【0051】(合成例B4)メタクリロイルオキシエチ
ルイソシアネート30g、メチルメタクリレート50
g、ブチルメタクリレート20g、メチルエチルケトン
(MEK)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備え
た4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら
80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.6
gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソ
ブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行い重量
平均分子量約15,000の重合体(B4)溶液を得
た。
【0052】(合成例B5)グリシジルメタクリレート
50g、メチルメタクリレート50g、メチルエチルケ
トン(MEK)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を
備えた4つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しな
がら80℃まで昇温してアゾビスイソブチロニトリル
1.6gを加えて2時間重合反応を行い、さらにアゾビ
スイソブチロニトリル0.4部を加えて2時間重合を行
い重量平均分子量約13,000の重合体(B5)溶液
を得た。
【0053】(合成例B6)N,N−ジ(メトキシメチ
ル)メタクリルアミド30g、メチルメタクリレート2
0g、ブチルメタクリレート50g、メチルエチルケト
ン(MEK)200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備
えた4つ口フラスコに仕込み、攪拌しながら80℃まで
昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加えて
2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニト
リル0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分子量
約14,000の重合体(B6)溶液を得た。
【0054】(合成例B7)2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート5g、メチルメタクリレート50g、ブチル
メタクリレート45g、メチルエチルケトン(MEK)
200gを冷却管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで
昇温してアゾビスイソブチロニトリル1.6gを加えて
2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニト
リル0.4部を加えて2時間重合を行い重量平均分子量
約17,000の重合体(B7)溶液を得た。
【0055】(合成例B8)メチルメタクリレート10
0g、メチルエチルケトン(MEK)200gを冷却
管、攪拌装置、温度計を備えた4つ口フラスコに仕込
み、窒素気流下で攪拌しながら80℃まで昇温してアゾ
ビスイソブチロニトリル1.6gを加えて2時間重合反
応を行い、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.4部
を加えて2時間重合を行い重量平均分子量約15,00
0の重合体(B8)溶液を得た。
【0056】(実施例1〜7、比較例1〜6)こうして
得られた重合体(A)と重合体(B)それぞれの溶液
を、固形分換算で表1 に示す重量となるよう混合した。
各実施例、及び比較例で用いた重合体(A)、重合体
(B)はそれぞれ表1に示す。架橋剤、架橋触媒として
表2に示した化合物を、溶液の固形分に対して表2に示
した重量加え、さらにMEKを加えて固形分濃度30%
の塗液を得た。これらの塗液を、グラシン紙に、バーコ
ーター(R.D.specialties,U.S.A.製、R.D.S.ラボラトリ
ー・コーティング・ロッド No.5)を用いて塗工し、
80℃の電気オーブン中で1分間乾燥させた後、80℃
の恒温室で24時間養生させ、剥離紙を作製した。
【0057】(実施例8〜14、比較例7〜12)実施
例1〜7、比較例1〜6と同様の方法で固形分30%の
塗液を得た。各実施例、及び比較例で用いた重合体
(A)、重合体(B)、及び用いた重量は、それぞれ表
1に、用いた架橋剤、架橋触媒、及び加えた重量は、そ
れぞれ表2に示した。これらの塗料を、膜厚10μmの
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに、バ
ーコーター(R.D.specialties,U.S.A.製、R.D.S.ラボラ
トリー・コーティング・ロッド No.5)を用いて塗工
し、80℃の電気オーブン中で1分間乾燥させた後、8
0℃の恒温室で24時間養生させ、剥離ライナーを作製
した。
【0058】 表1 ────────────────────────────────── 例 重合体(A) 重合体(B) ────────────────────────────────── 実施例1、 8 A1 1g B1 99g 実施例2、 9 A2 1g B1 99g 実施例3、10 A3 1g B2 99g 実施例4、11 A4 1g B3 99g 実施例5、12 A5 1g B4 99g 実施例6、13 A6 1g B5 99g 実施例7、14 A7 1g B6 99g 比較例1、 7 A8 1g B1 99g 比較例2、 8 A9 20g B1 80g 比較例3、 9 A10 1g B1 99g 比較例4、10 A1 1g B7 99g 比較例5、11 A1 1g B8 99g 比較例6、12 A1 100g なし ──────────────────────────────────
【0059】 表2 ────────────────────────────────── 例 架橋剤 添加量 架橋触媒 添加量 ────────────────────────────────── 実施例1、 8 SUMIDUREL-75 30g 実施例2、 9 SUMIDUREL-75 30g 実施例3、10 ハ ゜ラトルエンスルホン 酸 1g 実施例4、11 エピコート828 60g トリエチルアミン 1g 実施例5、12 ヘキサメチレンク゛リコール 19g オクチル酸スズ 1g 実施例6、13 アジピン酸 25g トリエチルアミン 1g 実施例7、14 ハ ゜ラトルエンスルホン 酸 1g 比較例1、 7 SUMIDUREL-75 30g 比較例2、 8 SUMIDUREL-75 30g 比較例3、 9 SUMIDUREL-75 30g 比較例4、10 SUMIDUREL-75 30g 比較例5、11 SUMIDUREL-75 30g 比較例6、12 SUMIDUREL-75 30g ────────────────────────────────── *SUMIDUREL-75 :住友バイエルウレタン(株)製イソシアネート系硬化剤 エピコート828 :油化シェルエポキシ(株)製エポキシ樹脂
【0060】このように作製された剥離ライナーについ
て、各種の試験を行った。試験方法は以下の通りであ
る。 剥離性:剥離ライナー表面に市販のアクリル系粘着剤を
使用した粘着テープを圧着し、24時間放置した後、粘
着テープを剥がし、その剥がれ安さを、感覚的に評価し
た。試験結果を表3に示す。 塗工性:塗工時の塗膜表面が均一且つ平滑であるか、目
視にて評価を行った。試験結果を表3に示す。 密着性、加工性:剥離ライナーを、二つに折り曲げ、更
にもう二つに折り曲げたとき、塗膜が基材(紙、又はフ
ィルム)から剥がれないか、塗膜に割れが発生しないか
を黙視にて評価した。試験結果を表3に示す。
【0061】 表3 ────────────────────────────────── 例 剥離性 塗工性 密着性 ────────────────────────────────── 実施例1 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例2 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例3 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例4 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例5 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例6 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例7 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例8 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例9 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例10 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例11 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例12 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例13 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 実施例14 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 比較例1 容易に剥がれる ムラあり 剥がれない、割れない 比較例2 剥がれにくい ムラなし 剥がれない、割れない 比較例3 容易に剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 比較例4 剥がれる ムラなし 剥がれない、割れない 比較例5 剥がれる ムラあり 剥がれない、割れない 比較例6 容易に剥がれる ムラあり 剥がれない、割れない 比較例7 容易に剥がれる ムラあり 剥がれない、割れない 比較例8 剥がれにくい ムラなし 剥がれない、割れない 比較例9 容易に剥がれる ムラなし 割れる 比較例10 剥がれる ムラなし 剥がれる 比較例11 剥がれる ムラあり 剥がれる 比較例12 容易に剥がれる ムラあり 剥がれる ──────────────────────────────────
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、架橋性の
官能基とポリオルガノシロキサン鎖を有する重合体と、
架橋性の官能基を有する重合体からなる樹脂組成物を、
基材上に層形成させることにより、剥離性、加工性に優
れ、容易に製造でき、かつ安価な剥離ライナーを得るこ
とができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合体(A):一分子中に炭素炭素不飽
    和二重結合とポリオルガノシロキサン鎖を有する単量体
    (a)1〜80重量%、1分子中に炭素炭素不飽和二重
    結合と架橋性の官能基を有する単量体(b)10〜80
    重量%、及び(a)、(b)以外の1分子中に炭素炭素
    不飽和二重結合を有する単量体(c)0〜89重量%か
    らなる重合体と、 重合体(B):重合体(A)で用いた単量体(b)10
    〜100重量%、及び(a)、(b)以外の1分子中に
    炭素炭素不飽和二重結合を有する単量体(c)0〜90
    重量%からなる重合体を、重合体(A)と重合体(B)
    の合計に対して、単量体(a)の合計が0.01〜10
    重量%となるように混合した樹脂組成物からなる剥離
    剤。
  2. 【請求項2】 単量体(c)の架橋性の官能基が、ヒド
    ロキシル基、加水分解性シリル基、カルボキシル基、イ
    ソシアノ基、エポキシ基、及びN−メチロール基または
    N−アルコキシメチル基から選ばれる少なくとも一種の
    官能基である請求項1記載の剥離剤。
  3. 【請求項3】 樹脂組成物が、架橋剤として、重合体
    (A)及び重合体(B)の架橋性の官能基と反応可能な
    反応性官能基を有する化合物を1種類以上含む樹脂組成
    物である請求項1または2記載の剥離剤。
  4. 【請求項4】 樹脂組成物が、更に、重合体(A)及び
    重合体(B)の架橋反応を促進させる架橋触媒を含む樹
    脂組成物である請求項1ないし3いずれか記載の剥離
    剤。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の剥離剤
    を基材上に層形成してなる剥離ライナー。
JP26300697A 1997-09-29 1997-09-29 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー Expired - Fee Related JP3911790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26300697A JP3911790B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26300697A JP3911790B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11100509A true JPH11100509A (ja) 1999-04-13
JP3911790B2 JP3911790B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=17383592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26300697A Expired - Fee Related JP3911790B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3911790B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507522A (ja) * 1999-08-16 2003-02-25 ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト 高い耐引っかき性の多層透明塗膜を製造するための被覆材料およびその使用
JP2005015673A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Toyo Ink Mfg Co Ltd 工程フィルム用コーティング剤、及び工程フィルム
WO2016060084A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 信越化学工業株式会社 剥離シート用重剥離添加剤及び剥離シート用オルガノポリシロキサン組成物並びに剥離シート

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222881A (ja) * 1985-07-19 1987-01-31 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング コンパニ− コ−テイングされたシ−ト材料
JPH02123182A (ja) * 1988-11-01 1990-05-10 Nitto Denko Corp 再剥離型粘着剤
US5154962A (en) * 1988-11-30 1992-10-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Indicia-receptive low adhesion backsize
JPH08211618A (ja) * 1994-10-13 1996-08-20 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 剥離剤/接着剤混合物をその上に被覆形成してなる基材
JPH08231925A (ja) * 1995-02-24 1996-09-10 Toagosei Co Ltd 金属缶用水性コーティング剤
JPH10195373A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Toyo Ink Mfg Co Ltd 熱架橋性塗料用樹脂組成物およびその用途
JPH10265737A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd コーティング用樹脂組成物
JPH10264544A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd 平版印刷用版
JPH11100797A (ja) * 1997-09-22 1999-04-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 加工紙

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222881A (ja) * 1985-07-19 1987-01-31 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング コンパニ− コ−テイングされたシ−ト材料
JPH02123182A (ja) * 1988-11-01 1990-05-10 Nitto Denko Corp 再剥離型粘着剤
US5154962A (en) * 1988-11-30 1992-10-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Indicia-receptive low adhesion backsize
JPH08211618A (ja) * 1994-10-13 1996-08-20 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 剥離剤/接着剤混合物をその上に被覆形成してなる基材
JPH08231925A (ja) * 1995-02-24 1996-09-10 Toagosei Co Ltd 金属缶用水性コーティング剤
JPH10195373A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Toyo Ink Mfg Co Ltd 熱架橋性塗料用樹脂組成物およびその用途
JPH10265737A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd コーティング用樹脂組成物
JPH10264544A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd 平版印刷用版
JPH11100797A (ja) * 1997-09-22 1999-04-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 加工紙

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507522A (ja) * 1999-08-16 2003-02-25 ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト 高い耐引っかき性の多層透明塗膜を製造するための被覆材料およびその使用
JP2005015673A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Toyo Ink Mfg Co Ltd 工程フィルム用コーティング剤、及び工程フィルム
JP4595295B2 (ja) * 2003-06-27 2010-12-08 東洋インキ製造株式会社 工程フィルム用コーティング剤、及び工程フィルム
WO2016060084A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 信越化学工業株式会社 剥離シート用重剥離添加剤及び剥離シート用オルガノポリシロキサン組成物並びに剥離シート
JPWO2016060084A1 (ja) * 2014-10-17 2017-04-27 信越化学工業株式会社 剥離シート用重剥離添加剤及び剥離シート用オルガノポリシロキサン組成物並びに剥離シート
US10570234B2 (en) 2014-10-17 2020-02-25 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Heavy release additive for release sheet, organopolysiloxane composition for release sheet, and release sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JP3911790B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5206295A (en) Coating composition comprising an anhydride-containing polymer and a structured epoxy-containing polymer
WO1996035755A1 (fr) Composition de resine durcissable
CZ175393A3 (en) Aqueous dispersion of polyurethane resin, process of its preparation and its use in aqueous coating composition
WO1996011988A1 (fr) Composition pour resine de revetement en poudre
US5218018A (en) Hydroxyl and carboxyl groups-containing resin with alicyclic polyepoxide
TWI287031B (en) Aqueous resin composition and its uses
US5945482A (en) Resin composition for water-repellent coating and water-repellent coating
JP2699789B2 (ja) ヒドロシリル化反応方法
JP3240949B2 (ja) コーティング用樹脂組成物
JPH11505881A (ja) ヒドロキシル基含有ポリアクリレート樹脂をベースとする被覆材料及び多層塗装の製造方法におけるその使用
JPS61136515A (ja) 低温硬化コーテイング組成物
JPH09278982A (ja) 硬化性樹脂組成物ならびにそれらを用いた塗膜形成方法
JP3911790B2 (ja) 剥離剤およびそれを使用した剥離ライナー
US4376848A (en) Water dilutable cathodic depositable resinous binder production and use
JPH11100797A (ja) 加工紙
JP4099838B2 (ja) 剥離ライナー
JP3144332B2 (ja) 熱架橋性塗料用樹脂組成物およびその用途
JP4110367B2 (ja) プリント基板製造用離型アルミニウム箔
TW588097B (en) Coating composition and method of producing coating on substrate
JP5633146B2 (ja) フィルムもしくはシート
JPH04234424A (ja) 結合剤組成物
JP2007203651A (ja) 積層シート
JP2000144042A (ja) コ―ティング剤および該コ―ティング剤を用いた表面処理方法
JP2002254437A (ja) 樹脂ベースプリント基板用離型材
US20220372195A1 (en) Crosslinkable reactive silicone organic copolymers dispersions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees