JPH1110011A - 槽,庫両用の恒温装置 - Google Patents

槽,庫両用の恒温装置

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Publication number
JPH1110011A
JPH1110011A JP18321297A JP18321297A JPH1110011A JP H1110011 A JPH1110011 A JP H1110011A JP 18321297 A JP18321297 A JP 18321297A JP 18321297 A JP18321297 A JP 18321297A JP H1110011 A JPH1110011 A JP H1110011A
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JP
Japan
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box
water
constant temperature
air
shaped tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP18321297A
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English (en)
Inventor
Onori Tomioka
大典 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAITETSUKU KK
Taiyo Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
TAITETSUKU KK
Taiyo Kagaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1110011A publication Critical patent/JPH1110011A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は箱形槽を恒温水槽と恒温庫および蒸
気発生の湿潤庫の三様に選択,運転可能にして且つ槽内
水が蒸発によりなくなったときに恒温庫の運転に自動切
替される恒温装置を新規に提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明は上面開口の箱形槽の一側上に載着す
る制御部収容ケースより該箱形槽の内底面近くに配置す
る水中と空気中に両用可能とするヒータと該箱形槽内の
中間と内底面近くに空気撹拌用のファンと水撹拌用のプ
ロペラとを垂設し、且つ該箱形槽の上面開口を着脱自在
に被覆する透明で上出傾斜面を有す蓋体とをもって、前
記箱形槽を恒温水槽と恒温庫および蒸気発生の湿潤庫の
三様に選択,運転可能にし、箱形槽内を恒温水槽または
蒸気発生の湿潤庫として運転中に水がなくなったときに
恒温庫の運転に自動にて切り替わるようにしたことを特
徴とする槽,庫両用の恒温装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は槽,庫両用の恒温装置、
詳しくは恒温水槽と恒温庫および蒸気発生による湿潤庫
(モイストチャンバー)の三様に選択,運転可能とする
恒温装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は恒温水槽と恒温庫および蒸気発生
の湿潤庫はそれぞれ各別に形成して、試料および用途に
よって使い分けしてきたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それぞ
れの装置を揃えると、狭い実験室などでは設置場所の管
理に難儀し、また費用的にも負担が大きくなるという課
題がある。
【0004】また近時、試料の微量化に伴い使用する容
器も小型化していることにより、恒温水槽内の水位を低
くして運転する傾向があり、この場合槽内水量の少ない
ことから運転後短時間で槽内水が蒸発して空焚き運転に
よるヒータの切断事故を起こすおそれがあるため、その
防止策として水位の変動を検知するフロートスイッチな
どの使用により水位が一定以下になると安全のために恒
温装置の作動を自動的に停止するようにしている。恒温
装置の自動停止はすなわち実験の中断であり、中断によ
って実験試料に悪い影響を与えたり、改めて最初からや
り直さなければならないことが生じたりして、従来の恒
温水槽は長時間の運転、特に夜間、作業者がいないとき
の運転には適さないという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上面開口の箱形
槽の一側上に載着する制御部収容ケースより該箱形槽の
内底面近くに配置する整流制御により電圧を可変し出力
を大小して水中と空気中に両用可能とするヒータと該箱
形槽内の中間と内底面近くに空気撹拌用のファンと水撹
拌用のプロペラとを垂設し、且つ該箱形槽の上面開口を
着脱自在に被覆する透明で上出傾斜面を有す蓋体とをも
って、前記箱形槽を恒温水槽と恒温庫および蒸気発生の
湿潤庫の三様に選択,運転可能にし、また制御部収容ケ
ースより箱形槽の内底面近くに水の有無を検知し作動す
るフロートスイッチを垂設し、箱形槽内を恒温水槽また
は蒸気発生の湿潤庫の運転中に前記フロートスイッチに
より水のなくなったことを検知したときに恒温庫の運転
に自動にて切り替わるようにして、かかる課題を解決す
るようにしたのである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて説明する。
【0007】上面を開口する箱形槽1の一側上に制御部
2aを収容した制御部収容ケース2を載着する。該ケース
2の底面より箱形槽1内の内底面近くに整流制御作用に
より電圧を可変し出力を大小することにより水中と空気
中に両用可能なヒータ3をエンドレス配管する。また制
御部収容ケース2よりヒータ3の垂直部間の中間に回転
軸4を垂設し、該回転軸4の上部に空気撹拌用のシロッ
コファン5、下端部に水撹拌用のプロペラ6をそれぞれ
水平取付けする。7はヒータ3とシロッコファン5およ
びプロペラ6の前面を被覆する穴付きのカバーで、回転
するシロッコファン5やプロペラ6またはヒータ3に使
用者などの手指や試料容器などが触れる危険を防止する
とともに、シロッコファン5の送風が槽内をくまなく循
環するようにして撹拌効率を向上するためのものであ
る。なおカバー7に水位調整用の目盛りを付すこともあ
る。8は制御部収容ケース2の底面より箱形槽1内に垂
設する垂軸8aの下端部に設ける水検知用のフロートスイ
ッチで、該フロートスイッチ8によって箱形槽1内の水
がなくなったことを検知すると整流制御により制御部2a
がヒータ3への供給電圧を低に切り替えてヒータ3の出
力を低下させることとなる。9はケース2の底面より箱
形槽1内の内底面近くに垂設した温度センサである。
【0008】また制御部収容ケース2を除いた箱形槽1
の上面開口を三角屋根形において上出傾斜面を有す透明
な蓋体10にて着脱自在に被覆して、箱形槽1を恒温水
槽、恒温庫および蒸気発生の湿潤庫の三様に選択,運転
可能にしたのである。
【0009】恒温水槽として使用するときは図3に示す
ように箱形槽1内に一定量の水を入れ、制御部2aによる
温度制御のもとにヒータ3の入切と水撹拌用のプロペラ
6の作動にて箱形槽1内の水を一定温度つまり恒温に保
って槽1内に入れる容器内試料を定温にて保持するよう
にする。なお水位は収容する試料容器の高さに合わせて
調整することができる。
【0010】槽内空気を一定温度に保つ恒温庫の場合は
図4に示すように蓋体10で箱形槽1を被覆し、あらかじ
め整流制御作用により電圧を低くし出力を小にして空焚
き可能にしたヒータ3の入切と空気撹拌用のシロッコフ
ァン5の作動にて箱形槽1内の空気を一定温度にて保つ
ようにする。
【0011】また蒸気発生による湿潤庫として使用する
ときは図5に示すように箱形槽1内の内底面上に浅く水
を入れ、ヒータ3にて加熱して蒸気を発生させ、シロッ
コファン5にて撹拌して箱形槽1内を蒸気の充満した湿
潤庫とし、乾燥を嫌う試料を一定の温度と湿気のもとに
保持するのである。なお箱形槽1内の水がなくなるとフ
ロートスイッチ8が水のないことを検知してヒータ3を
空気中の作動として出力を低下に切り替えて、引続き恒
温庫として自動運転されることとなる。この場合シロッ
コファン5も作用することとなる。ヒータ3の空焚きに
よる損傷は生じないこととなる。
【0012】なお蓋体10に上出傾斜形の斜面を設けて、
内面に附着する水滴が斜面を伝って流れて周端に至って
箱形槽1内に戻るようにしたので、水分の蒸発による水
位の低下を極力防止することができるほか、蓋体10の中
間部分より落下して試料を汚染したりする悪影響(コン
タミネーション)を回避することができる。
【0013】図6はヒータ3を整流制御による電圧可変
形から水,空両用の空焚き可能にて形成するヒータ3aに
変更した例を示すもので、ヒータ3aを空焚き可能な材質
にて形成したので、箱形槽1内の水の有無によるヒータ
出力の変更を要せずして、また水位を検知するフロート
スイッチによる制御を必要としないで上記の三様の選
択,運転と恒温水槽または湿潤庫の運転より恒温庫の運
転に自動切替運転されるようにしたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、箱形槽の一
側上に載着する制御部収容ケースより箱形槽内に配置す
る加熱用のヒータを水の有無の検知によって出力を切り
替える整流制御のヒータまたは空焚き可能な材質にて形
成するヒータにして水中,空気中の両用に使用可能と
し、また水撹拌用のプロペラと空気撹拌用のファンおよ
び水の有無を検知するフロートスイッチを設け、さらに
蓋体を透明で且つ上出傾斜形にして、上面を開口する単
一の箱形槽を恒温水槽と恒温庫および蒸気発生の湿潤庫
として三様において共用するようにとしたので、試験,
実験の目的に応じて三様から選択して運転することが可
能となり、設置場所に多くをとらずして、三様の運転に
よる試料管理ができるという効果を生ずる。また三様に
使える恒温装置を小さな費用負担で入手することができ
るという効果を生ずる。
【0015】また恒温水槽または湿潤庫として運転中に
槽内に水がなくなった場合も恒温庫の運転に自動的に切
り替わって運転を続けるので、夜間や長時間の無人状態
における実験も安心して継続することができるという効
果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 蓋体を外した状態にて示す恒温装置の斜視図
である。
【図2】 同、蓋体を装着した状態にて示す縦断正面図
である。
【図3】 同、恒温水槽として使用する状態を示す縦断
側面図である。
【図4】 同、恒温庫として使用する状態を示す縦断側
面図である。
【図5】 同、湿潤庫として使用する状態を示す縦断側
面図である。
【図6】 ヒータを空焚き可能なヒータとした例を示す
縦断正面図である。
【符号の説明】
1は箱形槽 2は制御部収容ケース 2aは制御部 3は整流制御ヒータ 3aは水,空両用の空焚き可能なヒータ 4は回転軸 5は空気撹拌用のファン 6は水撹拌用のプロペラ 7は穴付きカバー 8はフロートスイッチ 9は温度センサ 10は蓋体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口の箱形槽の一側上に載着する制
    御部収容ケースより該箱形槽の内底面近くに配置する整
    流制御により電圧を可変し出力を大小して水中と空気中
    に両用可能とするヒータと該箱形槽内の中間と内底面近
    くに空気撹拌用のファンと水撹拌用のプロペラとを垂設
    し、且つ該箱形槽の上面開口を着脱自在に被覆する透明
    で上出傾斜面を有す蓋体とをもって、前記箱形槽を恒温
    水槽と恒温庫および蒸気発生の湿潤庫の三様に選択,運
    転可能にしたことを特徴とする槽,庫両用の恒温装置。
  2. 【請求項2】 制御部収容ケースより箱形槽の内底面近
    くに水の有無を検知し作動するフロートスイッチを垂設
    し、箱形槽内を恒温水槽または蒸気発生の湿潤庫の運転
    中に前記フロートスイッチにより水のなくなったことを
    検知したときに恒温庫の運転に自動にて切り替わるよう
    にした請求項1記載の恒温装置。
  3. 【請求項3】 上面開口の箱形槽の一側上に載着する制
    御部収容ケースより該箱形槽内に配置する水,空両用に
    て空焚き可能な材質にて形成するヒータと空気撹拌用の
    ファンと水撹拌用のプロペラとを垂設し、該箱形槽の上
    面開口を着脱自在に被覆する透明で上出傾斜面を有す蓋
    体とをもって、前記箱形槽を恒温水槽と恒温庫および蒸
    気発生の湿潤庫の三様に選択,運転可能とし、且つ恒温
    水槽または蒸気発生の湿潤庫の運転中に水がなくなると
    恒温庫の運転に自動にて切り替わるようにしたことを特
    徴とする槽,庫両用の恒温装置。
  4. 【請求項4】 空気撹拌用のファンと水撹拌用のプロペ
    ラを1本の回転軸の上部と下部の位置に取付けた請求項
    1乃至3のいずれかに記載の恒温装置。
  5. 【請求項5】 ファンとプロペラおよびヒータの前面を
    撹拌空気を対流可能とする穴付きカバーにて被覆した請
    求項1乃至4のいずれかに記載の恒温装置。
JP18321297A 1997-06-25 1997-06-25 槽,庫両用の恒温装置 Pending JPH1110011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503305A (ja) * 2004-06-23 2008-02-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コーヒーメーカーのボイラの加熱プロセス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503305A (ja) * 2004-06-23 2008-02-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コーヒーメーカーのボイラの加熱プロセス

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