JP5318488B2 - 蒸気発生装置および加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気発生装置と、熱風もしくは過熱水蒸気により被加熱物を加熱する加熱調理器とに関する。
蒸気発生装置は、水蒸気を利用した様々な用途に用いられている。例えば、加熱媒体の供給源としての食品加工や調理用途、屋内の加湿を行う空調用途、滅菌などの医療用途、部品の洗浄や発電用タービンの蒸気供給などの工業用途があげられる。
電気製品における蒸気発生装置としては、特開2003−343844号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この蒸気発生装置(以下、「第1従来例の蒸気発生装置」と言う。)は、被加熱物を入れる加熱室内で蒸気を発生させる方式を採っている。より詳しくは、上記第1従来例の蒸気発生装置は、加熱室内に設置された蒸発皿を備え、蒸発皿を蒸発皿加熱ヒータで加熱し、蒸発皿に溜まった水を蒸気に変えている。
特開2005−265378号公報には、上記第1従来例の蒸気発生装置とは異なる方式の蒸気発生装置が記載されている。この異なる方式の蒸気発生装置(以下、「第2従来例の蒸気発生装置」と言う。)は、加熱室外に設置されたポットを備え、ポット内の水を蒸気発生ヒータで直接加熱して蒸気を発生させる。
また、上記第2従来例の蒸気発生装置は、蒸気の生成に伴い、ポットの水位が所定レベルまで下がると、給水ポンプがポットに水を補給する。また、上記ポット内の水量が過剰であると、ポット内の水の一部が排水パイプを介して排水される。このとき、上記排水パイプに設けられた排水バルブが開放されるが、この排水バルブの開放は制御装置の指令を受けたモータが行う。
ところで、上記第1従来例の蒸気発生装置は、蒸発皿に溜めた水が完全に蒸発するまで、蒸発皿の加熱が継続することがある。このため、上記水が含んでいたカルシウムやマグネシウムなどがスケールとなって蒸発皿に固着してしまう。その結果、ユーザは蒸発皿の清掃を行わなければならず、清掃の手間が増えてしまうという問題がある。
上記第2従来例の蒸気発生装置では、ポット内で析出したスケールは、水と共にポット外に排出されるため、ポットに固着することはない。しかしながら、上記スケールを排出する機構は、排水バルブと、この排水バルブを駆動するモータと、このモータに指令を出す制御装置とで構成されるため、複雑になるという問題がある。
特開2003−343844号公報 特開2005−265378号公報
そこで、本発明の課題は、清掃に係る手間を減らすことができ、水中のスケールを排出する機構が簡単な蒸気発生装置を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、そのような蒸気発生装置を備えた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の蒸気発生装置は、
水溜部と、上記水溜部に溜まった水を排水する排水弁とを有する蒸気発生部と、
上記蒸気発生部の上記水溜部に供給する水が入る給水タンクと、
上記蒸気発生部の上記水溜部に設置され、上記水溜部に溜まった水を加熱して蒸発させる加熱部と、
上記蒸気発生部と上記給水タンクとを着脱可能に連結する連結部と、
上記蒸気発生部と上記給水タンクとの着脱に連動すると共に、一方の端部が上記給水タンクに当接可能であり、上記排水弁を押圧可能な押圧部を他方の端部に有する着脱連動レバーと
を備え、
上記着脱連動レバーにおいて上記一方の端部と上記他方の端部との間の部分が、揺動可能に支持され、
上記着脱連動レバーは、上記蒸気発生部と上記給水タンクとを連結する操作を行うと、上記一方の端部が上記給水タンクに当接することで、上記押圧部が上記排水弁を押圧しないように動し、自動的に上記排水弁が閉鎖される一方、上記蒸気発生部と上記給水タンクとの連結を解除する操作を行うと、上記一方の端部が上記給水タンクから離間することで、上記押圧部が上記排水弁を押圧するように動し、自動的に上記排水弁が開放されることによって、上記水溜部に溜まった水が、上記給水タンクが上記蒸気発生部に連結されていない際に自動的に排水されるようにすることを特徴としている。
上記構成の蒸気発生装置によれば、上記蒸気発生部と給水タンクとの連結を解除する操作を行うと、着脱連動レバーの一方の端部が給水タンクから離間することで、押圧部が排水弁を押圧するように、着脱連動レバーが動し、自動的に排水弁が開放されることによって、水溜部に溜まった水が、給水タンクが蒸気発生部に連結されていない際に自動的に排水される。これにより、上記蒸気発生部の水溜部で析出したスケールは水と共に水溜部外に排出されるので、水溜部へのスケールの固着を防ぐことができる。その結果、上記水溜部からスケールを剥がす清掃の回数が減り、清掃の手間を低減できる。
また、上記スケールの排出は、例えば制御装置を用いなくても、着脱連動レバーおよび排水弁で行える。したがって、上記スケールを排出する機構を簡単にできる。
また、上記蒸気発生部と給水タンクとを連結する操作を行うと、着脱連動レバーの一方の端部が給水タンクに当接することで、押圧部が排水弁を押圧しないように、着脱連動レバーが動し、自動的に排水弁が閉鎖されて、水溜部に溜まる水が排水されなくなる。これにより、上記水溜部に水を確実に溜め、その水を加熱部で加熱できる。したがって、上記水溜部に溜まっていない状態で加熱部の加熱が行われるのを防ぐことができる。
一実施形態の蒸気発生装置では、
上記給水タンクは、上記連結部に接続される給水口と、上記給水口を開閉する開閉弁とを有し、
上記連結部は、上記給水タンクの上記給水口が上記連結部に連結された際に、上記開閉弁を開放する開放機構を有する。
上記実施形態の蒸気発生装置によれば、上記給水タンクの給水口が連結部に接続されると、連結部の開放機構が給水口の開閉弁を開放するので、連結部に給水タンクの給水口を接続するだけで、給水タンク内の水を給水口および連結部を介して蒸気発生部の水溜部へ送ることができる。
本発明の加熱調理器は、
本発明の蒸気発生装置を備えたことを特徴としている。
上記構成の加熱調理器によれば、上記蒸気発生装置を備えているので、メンテナンスの負担を低減でき、簡単に製造することができる。
本発明の蒸気発生装置によれば、着脱連動レバーが、蒸気発生部と給水タンクとの連結が解除された際に、水溜部に溜まった水が排水されるように、排水弁を開放することによって、蒸気発生部と給水タンクとの連結を解除すれば、蒸気発生部の水溜部で析出したスケールは水と共に水溜部外に排出されるので、水溜部へのスケールの固着を防ぐことができる。その結果、上記水溜部からスケールを剥がす清掃の回数が減り、清掃の手間を低減できる。
また、上記着脱連動レバーおよび排水弁でスケールの排出を行えるので、スケールを排出する機構を簡単にできる。
また、上記蒸気発生部と給水タンクとが連結されると、水溜部に溜まる水が排水されなくなるので、水溜部に水を確実に溜め、その水を加熱部で加熱できる。したがって、上記加熱部のいわゆる空だきが起こらないようにすることができる。
本発明の加熱調理器によれば、上記蒸気発生装置を備えているので、メンテナンスの負担を低減でき、簡単に製造することができる。
以下、本発明の蒸気発生装置および加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態の加熱調理器の概略構成図である。
上記加熱調理器は、本体ケーシング1と、本体ケーシング1内に設けられた調理室2と、蒸気を発生させる蒸気発生装置3と、蒸気発生装置3からの蒸気を加熱して過熱蒸気にする蒸気加熱ヒータ4と、蒸気発生装置3や蒸気加熱ヒータ4等の動作を制御する制御装置5とを具備している。ここで、上記過熱蒸気とは、100℃以上の過熱状態にまで加熱された蒸気を意味する。
上記調理室2は、正面側に開口部を有し、側面、底面および天面がステンレス鋼板からなっている。ユーザは、その開口部を通して、調理室2に被加熱物7を入れたり、調理室2から被加熱物7を出したりする。また、調理室2の周囲には断熱材(図示せず)を配置して、調理室2内と外部とを断熱している。
また、上記調理室2内には、調理室2の底面から所定の間隔をあけて鉄などの金属製あるいはセラミックス製のトレイ6が置かれている。トレイ6は、調理室2の左右の側壁に設けられた下受け棚11により支持されている。そして、トレイ6上には、鉄などの金属製の調理網98が載置され、その調理網98の略中央に被加熱物7が置かれる。こうして、被加熱物7は、調理室2の底面から間隔をあけた状態で調理室2内に収容されている。
また、調理室2の左右の側壁には、下受け棚11よりも上側に位置する中受け棚12と、中受け棚12よりも上側に位置する上受け棚13とが設けられている。中受け棚12および上受け棚13にも、下受け棚11と同様に、トレイ6の支持が可能である。これにより、ユーザは、トレイ6の支持を下受け棚11から中受け棚12または上受け棚13に変更して、調理室2内における被加熱物7の上下方向の位置を変更できる。
上記蒸気発生装置3は、水溜部105を有する蒸気発生部101と、水溜部105に供給する水が入った給水タンク102と、水溜部105に設置され、水溜部105に溜まった水を加熱して蒸発させる水加熱ヒータ103と、蒸気発生部101の水溜部105に溜まった水に浮かべられたフロート104とを備えている。水加熱ヒータ103はシーズヒータを渦巻状に巻いたものである。また、フロート104は中空で密閉構造を有するものである。なお、水加熱ヒータ103は加熱部の一例である。
また、上記蒸気発生装置3は、図1には図示していないが、蒸気発生部101と給水タンク102との着脱に連動する着脱連動レバー127(図2参照)も備えている。
上記給水タンク102は、調理室2の側方に設けられた給水タンク収納室126(図2参照)内に挿入されている。また、連結部122が給水タンク102と蒸気発生部101とを着脱可能に連結している。また、給水タンク102は、正面側から本体ケーシング1外に取り出せるようになっている。
上記蒸気発生部101の底部には排水弁117が取り付けられ、この排水弁117に排水経路14の一方の端部が接続されている。排水経路14の他端は排水トレイ9上に位置し、排水経路14の他方の端部から吐出された水を排水トレイ9で受ける。排水トレイ9は、正面側から本体ケーシング1外に取り出せるようになっている。なお、排水弁117は排水部の一例である。
また、上記調理室2の一方の側面においては、上受け棚13と中受け棚12との間に循環吸気口15が設けられている。そして、調理室2の上面には、蒸気加熱ヒータ4に対向するように第1噴出口16が設けられている。さらに、調理室2の他方の側面には第2,第3噴出口17,18が設けられている。第2噴出口17は上受け棚13と中受け棚12との間に位置している。一方、第3噴出口18は中受け棚12と下受け棚11との間に位置している。このような循環吸気口15、第1噴出口16、第2噴出口17および第3噴出口18により、調理室2内の空間と循環経路8内の空間とが互いに連通している。
上記循環経路8は調理室2外に設けられている。また、循環経路8は、一端が循環吸気口15に接続されていると共に、他端が第2噴出口17および第3噴出口18に接続されている。そして、循環経路8内には循環ファン19および蒸気加熱ヒータ4が設置されており、蒸気加熱ヒータ4の位置は循環ファン19よりも下流側の位置となっている。つまり、循環ファン19は、循環吸気口15から調理室2内の蒸気を吸い込み、蒸気加熱ヒータ4に向けて吹き出す。蒸気加熱ヒータ4で加熱された蒸気は、調理室2の上面の第1噴出口16と、調理室2の他方の側面の第2,第3噴出口17,18とから、調理室2内に向かって噴出する。
また、上記循環経路8の循環吸気口15近傍の部分は、蒸気放出経路20を介して蒸気発生部101に接続されている。これにより、蒸気発生部101で発生した蒸気は、蒸気放出経路20を流れて循環経路8に入り、循環吸気口15から吸い込んだ蒸気と合流して蒸気加熱ヒータ4へ向かって流れる。
また、上記調理室2内の余剰な蒸気は、第1,第2排気口21,22から調理室2外に流れ出る。第1排気口21には排気経路23の一端が接続されている。排気経路23の他端部はエジェクタ24を形成している。また、第1排気口21は排気ダンパ25で開閉自在となっている。一方、第2排気口22には排気チューブ26の一端が接続されている。排気チューブ26の他端は排気経路23に接続されているので、排気チューブ26内の蒸気は、排気経路23内の蒸気と合流して、エジェクタ24から本体ケーシング1外に排出される。このとき、エジェクタ24から本体ケーシング1外へ向かう蒸気は、希釈空気経路27および吸込ダクト28からの空気と混ざって希釈される。
上記希釈空気経路27は、一端がエジェクタ24内に挿入されていると共に、他端がファンケーシング29に接続さている。このファンケーシング29内の排気希釈ファン30からエジェクタ24に空気が送られる。また、ファンケーシング29は吸気経路31を介して給気口32に接続されている。給気口32には給気ダンパ33を設け、給気口32を給気ダンパ33で開閉できるようになっている。
図2は、上記蒸気発生装置3の模式断面図である。
上記蒸気発生部101の水溜部105は、水加熱ヒータ103が設置される浅部116と、フロート104が配置される深部115とを含んでいる。フロート104が配置される深部115は、水加熱ヒートが設置される浅部116よりも深く形成されている。また、フロート104が配置される深部115には、水溜部105の水を排水するための排水弁117が設けられている。
また、上記蒸気発生部101の水溜部105には金属製の収容ケース118が配置され、この収容ケース118に水加熱ヒータ103が収容されている。収容ケース118は、水加熱ヒータ103とフロート収容部107との間に位置する側部119と、この側部119の下端部に連なる底部120とを有している。底部120には貫通孔121が形成されている。これにより、収容ケース118内の水が貫通孔121から収容ケース118外に出たり、収容ケース118外の水が貫通孔121を通って収容ケース118内に入ったりすることができる。
また、上記蒸気発生部101の水溜部105の水位は水溜水位センサ123で検出される。水溜水位センサ123は、下端の位置が互いに異なる3本の電極棒を有して、水溜部105の複数の水位を検出できる。また、水溜水位センサ123の出力信号、つまり、水溜部105の水位を示す信号は、制御装置5に入力される。
また、上記蒸気発生部101は、給水タンク102の給水を水バッファ部106およびフロート収容部107を介して受ける。つまり、給水タンク102の水は、自重によって水バッファ部106内およびフロート収容部107内を順次流れた後、蒸気発生部101の水溜部105に溜まる。水バッファ部106内の空間とフロート収容部107内の空間とは、円板形状の仕切板108で仕切られている。仕切板108には貫通孔109が形成され、水バッファ部106からフロート収容部107へ向かう水がその貫通孔109を通る。
上記水バッファ部106は、給水タンク102からの水が流入し、この水を一時的に蓄えることが可能である。また、水バッファ部106は筒形状を有し、上端が密閉されている。また、水バッファ部106にはバッファ水位センサ124を設けて、制御装置5が水バッファ部106の水位を把握できるようにしている。バッファ水位センサ124は、下端の位置が互いに異なる3本の電極棒を有して、水バッファ部106の複数の水位を検出できる。
上記フロート収容部107は、水バッファ部106の下端に連なるように形成されている。また、フロート収容部107の形状は筒形状で、フロート収容部107の下端は開放して水溜部105の水に浸かっている。また、フロート収容部107はフロート104を移動可能に収容している。また、フロート収容部107の側壁にはスリット孔110が形成されている。これにより、フロート収容部107内の空間と蒸気発生部101内の空間との間で空気が流通する。
上記着脱連動レバー127は、軸128に揺動自在に支持され、一方の端部が給水タンク102の底部に当接している。また、着脱連動レバー127の他方の端部には押圧部129が設けられている。着脱連動レバー127の一方の端部が給水タンク102の底部に当接している際、押圧部129は排水弁117との間に隙間を有している。また、コイルスプリング130が着脱連動レバー127の他方の端部を排水弁117側へ付勢している。
上記給水タンク102は水バッファ部106へ水を供給するための給水口131を有する。
図3は、上記給水口131および連結部122の模式断面図である。
上記給水口131は、断面略T字形状の開閉弁132で開閉されるようになっている。より詳しくは、開閉弁132は、給水口131の先端の開口孔133を開閉するため、図中左右方向に移動可能に給水口131に取り付けられている。また、開閉弁132のコイルスプリング134側の端部は、開口孔133の径より大きな径を有する円板形状となっている。そして、開閉弁132は、開口孔133に挿通される軸部を有する。この軸部の径は、開口孔133の径より小さく設定されている。また、給水口131内のコイルスプリング134が開閉弁132を連結部122側へ付勢している。
上記連結部122の内周面には環状溝135が設けられている。この環状溝135に装着されたOリング136が、連結部122の内周面と給水口131の外周面との間をシールする。
また、上記連結部122内には押圧部137が設けられている。この押圧部137は、連結部122の内周面に連なる基部138と、この基部138から給水口131側に向かって突出する突起部139とを有している。その基部138には連通孔140が形成されている。また、突起部139は開閉弁132の連結部122側の端部に当接して、開口孔133が開放されている。なお、押圧部137が開放機構の一例である。
上記給水口131が連結部122内に挿入されて、図3のような状態になっていれば、給水口131内の水は、図中矢印で示すように、開口孔133および連通孔140を通り、水バッファ部106へ向かって流れることができる。
図4は、上記仕切板108およびその周辺部の断面を拡大した模式図である。
上記フロート104は、円柱形状の本体125と、本体125の上部(仕切板108側の端部)に形成された肩部111と、肩部111と隣り合うように形成された略半球形状の頭部112とを有する。肩部111は、フロート104が傾動すると、仕切板108のフロート104側の表面に当接する。また、頭部112が仕切板108の貫通孔109の壁面に当接すると、貫通孔109が閉じ、水バッファ部106内の水がフロート収容部107内に流入できなくなる。このとき、貫通孔109の壁面は略円錐面であるので、頭部112は貫通孔109の壁面に線接触する。
図5は、上記フロート収容部107を下方から見た模式図である。
上記フロート収容部107の内壁面には、90°の位相間隔で4つのリブ113が形成されている。なお、図2ではリブ113の図示を省略している。
図6は、上記排水弁117およびその近傍部の模式断面図である。
上記排水弁117は図中左右方向に移動可能に略円筒形状の排水口141に取り付けられて、排水口141の開口孔142を開閉できる。また、排水弁117は、コイルスプリング147が巻き付いた軸部143と、この軸部143の一端に連なる略円板形状の閉鎖部144と、その軸部143の他端に連なる略円板形状の抜止部145とを含んでいる。
上記閉鎖部144は排水口141の外径と略同じ径を有している。コイルスプリング147が閉鎖部144を排水口141に押し付けるように付勢している。これにより、閉鎖部144が開口孔142の周縁部に密着するので、開口孔142から水が漏れ出ないようになって、水加熱ヒータ103のいわゆる空だきを防ぐことができる。
上記抜止部145の径は、排水口141の内径よりも小さく、軸部143の径より大きく設定されている。これにより、抜止部145は排水口141内を移動でき、コイルスプリング147が軸部143から抜けるのを防ぐことができる。
上記構成の蒸気発生装置3によれば、水加熱ヒータ103が水溜部105の水を加熱して蒸発させることにより、蒸気発生部101で蒸気が発生する。この水加熱ヒータ103の加熱が継続して、水溜部105の水位が下降する。これに伴い、フロート104が下方に移動し、仕切板108の貫通孔109の壁面からフロート104の頭部112が離間する。そうすると、水バッファ部106内の水が、仕切板108の貫通孔109を通って、フロート収容部107内へ流れ落ちて、水溜部105に水が補充される。
また、上記水溜部105への水の補充により、水溜部105の水位が上昇すると、再び、フロート104の頭部112が仕切板108の貫通孔109の壁面に当接する。これにより、貫通孔109が閉鎖され、水溜部105への水の補充が停止する。
そして、上記水溜部105への水の補充によって、給水タンク102内の水が少なくなれば、ユーザは給水タンク収納室126から給水タンク102を取り出して給水タンク102に給水を行える。
このように、上記給水タンク収納室126から給水タンク102を取り出すと、図7に示すように、コイルスプリング130の付勢力によって、着脱連動レバー127が軸128を中心に揺動する。そして、押圧部129が排水弁117を押圧し、排水弁117が内部側へ移動し、図8に示すように、排水弁117の閉鎖部144が開口孔142の周縁部から離間する。これにより、水溜部105に溜まった水が、図中矢印で示すように、開口孔142を通り、水溜部105外に流れ出る。
したがって、上記水溜部105で析出したスケールは水と共に水溜部105外に排出されるので、水溜部105へのスケールの固着を防ぐことができる。その結果、上記水溜部105からスケールを剥がす清掃を無くして、清掃の手間を低減できる。
また、上記スケールは、図7の長矢印で示すように、水と共に排水経路14を流れ、排水経路14の貫通孔146から排水トレイ9内に流れ落ちる。したがって、ユーザは、排水トレイ9を本体ケーシング1外に取り出し、スケールを廃棄して、本体ケーシング1内を衛生的に保つことができる。
また、上記スケールを排出する機構は、上記第2従来例のような電気的な機構でなく、着脱連動レバー127および排水弁117を含む機械的な機構である。したがって、上記スケールを排出する機構は複雑にならない。
また、上記給水タンク収納室126から給水タンク102を取り出し、図9に示すように、連結部122から給水口131が離間すると、コイルスプリング134の付勢力によって開閉弁132が供給口134の先端側に移動する。このとき、上記開閉弁132のコイルスプリング134側の端部が開口孔133の周縁部に密着する。したがって、上記給水タンク102内に水が残っていても、その水が給水口131が漏れ出るのを防ぐことができるから、給水タンク102の取り出し時にユーザを不安にさせずに済む。
〔第2実施形態〕
図10は、本発明の第2実施形態の加熱調理器の概略構成図である。また、図10において、図1に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図1の構成部と同一の参照番号を付して説明を省略する。
上記加熱調理器は、蒸気発生装置203を備えている点のみが上記第1実施形態と異なっている。
図11は、上記蒸気発生装置203の模式断面図である。また、図11において、図2に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図2の構成部と同一の参照番号を付して説明を省略する。
上記蒸気発生装置203は、仕切板108の貫通孔109を開閉する電磁弁200を備えている点が上記第1実施形態と異なっている。また、蒸気発生装置203は、図4の開閉弁132,押圧部137を備えているが、フロート収容部107を備えていない。
上記電磁弁200は弁体201と、一方の端部が弁体201に連結されて上下方向に移動可能なシャフト202と、シャフト202の他方の端部に取り付けられ、シャフト202を上下方向に駆動するソレノイド式駆動部203とを有し、制御装置5に接続されている。弁体201の仕切板108側の表面の周縁部には、全周にわたってシール部材204を固着している。
上記制御装置5は、水溜水位センサ123、バッファ水位センサ124および給水タンク検知スイッチ148の出力などに基づいて、電磁弁200を開閉制御する。具体的には、制御装置5は、水溜部105の水位が予め設定された値未満であれば、ソレノイド式駆動部203でシャフト202を下方向に移動させ、仕切板108からシール部材204を離間させる。一方、制御装置5は、水溜部105の水位が予め設定された値以上であれば、ソレノイド式駆動部203でシャフト202を上方向に移動させ、仕切板108にシール部材204を密着させる。
上記構成の蒸気発生装置203によっても、上記第1実施形態と同様に、水溜部105からスケールを排出する機構は複雑にならない。
上記第1,第2実施形態では、排水弁117の操作を着脱連動レバー127で行っていたが、例えば、複数のリンクを組み合わせて構成した機械機構で行ってもよい。
上記第1,第2実施形態において、調理室2の下側に、マイクロ波を発生するマグネトロン92と、そのマグネトロンからのマイクロ波を調理室2に導く導波管と、導波管により導かれたマイクロ波を撹拌する回転アンテナを配置しもよい。このマグネトロンから発生するマイクロ波は、導波管,回転アンテナを介して調理室2の被加熱物7に照射される。また、上記回転アンテナによりマイクロ波は撹拌されて被加熱物7に照射される。また、上記回転アンテナは、回転駆動手段により駆動される。このような構成とした場合、蒸気を用いない調理において、このマイクロ波を用いた調理を行うことができる。
上記第1,第2実施形態では、水溜部105に溜まった水を水加熱ヒータ103で直接加熱していたが、水溜部105に溜まった水を水溜部を介してヒータで加熱するようにしてもよい。つまり、水溜部105外に設置したヒータで水溜部105を加熱し、水溜部105に溜まった水を蒸発させるようにしてもよい。
図1は本発明の第1実施形態の加熱調理器の概略構成図である。 図2は上記第1実施形態の蒸気発生装置の模式断面図である。 図3は上記第1実施形態の供給口および連結部の模式断面図である。 図4は図2の一部の拡大図である。 図5は上記第1実施形態の蒸気発生装置のフロート収容部の模式底面図である。 図6は上記第1実施形態の排水弁およびその近傍部の模式断面図である。 図7は上記第1実施形態の水溜部の排水を説明するための模式断面図である。 図8は上記第1実施形態の開放時の排水弁を説明するための模式断面図である。 図9は上記第1実施形態の閉鎖時の開閉弁を説明するための模式断面図である。 図10は本発明の第2実施形態の加熱調理器の概略構成図である。 図11は上記第2実施形態の蒸気発生装置の模式断面図である。
3,203…蒸気発生装置
101…蒸気発生部
102…給水タンク
103…水加熱ヒータ
105…水溜部
117…排水弁
122…連結部
127…着脱連動レバー
131…給水口
132…開閉弁
137…押圧部

Claims (3)

  1. 水溜部と、上記水溜部に溜まった水を排水する排水弁とを有する蒸気発生部と、
    上記蒸気発生部の上記水溜部に供給する水が入る給水タンクと、
    上記蒸気発生部の上記水溜部に設置され、上記水溜部に溜まった水を加熱して蒸発させる加熱部と、
    上記蒸気発生部と上記給水タンクとを着脱可能に連結する連結部と、
    上記蒸気発生部と上記給水タンクとの着脱に連動すると共に、一方の端部が上記給水タンクに当接可能であり、上記排水弁を押圧可能な押圧部を他方の端部に有する着脱連動レバーと
    を備え、
    上記着脱連動レバーにおいて上記一方の端部と上記他方の端部との間の部分が、揺動可能に支持され、
    上記着脱連動レバーは、上記蒸気発生部と上記給水タンクとを連結する操作を行うと、上記一方の端部が上記給水タンクに当接することで、上記押圧部が上記排水弁を押圧しないように動し、自動的に上記排水弁が閉鎖される一方、上記蒸気発生部と上記給水タンクとの連結を解除する操作を行うと、上記一方の端部が上記給水タンクから離間することで、上記押圧部が上記排水弁を押圧するように動し、自動的に上記排水弁が開放されることによって、上記水溜部に溜まった水が、上記給水タンクが上記蒸気発生部に連結されていない際に自動的に排水されるようにすることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    上記給水タンクは、上記連結部に接続される給水口と、上記給水口を開閉する開閉弁とを有し、
    上記連結部は、上記給水タンクの上記給水口が上記連結部に接続された際に、上記開閉弁を開放する開放機構を有することを特徴とする蒸気発生装置。
  3. 請求項1または2に記載の蒸気発生装置を備えたことを特徴とする加熱調理器。
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