JPH11100105A - 自動格納設備の格納ガイド装置 - Google Patents

自動格納設備の格納ガイド装置

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JPH11100105A
JPH11100105A JP26671697A JP26671697A JPH11100105A JP H11100105 A JPH11100105 A JP H11100105A JP 26671697 A JP26671697 A JP 26671697A JP 26671697 A JP26671697 A JP 26671697A JP H11100105 A JPH11100105 A JP H11100105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルホルダの格納速度を低下させることな
く、格納棚への格納ガイド体の進入及びファイルホルダ
Fの進入ガイドを確実ならしめる。 【手段】格納ガイド体53を格納棚4に向けて進入させる
ための移動体49を、格納ガイド体53が取付いた第1部材
49aと、第1部材49aに前後摺動自在に装着した第2部
材49bで構成し、両部材49a,49b を圧縮ばね66で離反方
向に付勢する。ピッカー31に設けたキックアーム42で第
2部材49bが押圧され、格納ガイド体53が前進する。第
1部材49aがストッパー60で停止した状態でキックアー
ム42が圧縮ばね66に抗して前進するため、格納ガイド体
53は格納4に進入した状態である程度の時間停止し、そ
の状態でファイルホルダFは、格納ガイド体53を押し広
げながら格納棚4内に前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルホルダの
ような物品を格納棚に並列状に並べた状態で吊懸けるよ
うにした自動格納設備において、格納棚への物品の進入
をガイドするための格納ガイド装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カルテ等の大量の書類の保管・管理シス
テムとして、本願出願人は、例えば特開平7-172509号公
報等に開示されているような吊懸け式のファイルホルダ
を使用した自動格納設備を提案した。すなわちこの自動
格納設備は、書類が綴じ込まれた多数のファイルホルダ
を並列状に並べた状態に吊懸けできる格納棚と、この格
納棚の前面に沿って走行するスタッカクレーン式等の移
載ユニットと、搬入出用の台車とを備えており、格納棚
に近接して設けた入出庫に台車をセットした状態で移載
ユニットを駆動し、移載ユニットに設けた受け渡し機構
を台車と格納棚との間に移動させ、それぞれの移動位置
で、受け渡し機構に設けたピッカーを前進・後退させる
ことにより、ファイルホルダを台車と受け渡し機構との
間、並びに、格納棚と受け渡し機構との間に移し換え、
以って、ファイルホルダを入庫したり出庫したりするよ
うにしたものであった。
【0003】この自動格納設備において、格納効率を高
くするためにファイルホルダの吊懸け間隔を小さくした
場合、例えば書類が増えてファイルホルダが厚くなる
と、ファイルホルダを格納棚に繰り出すに際して、ファ
イルホルダが、格納棚のうち目的とする収納箇所の隣に
既に吊懸けられているファイルホルダに干渉(衝突)し
てしまい、吊懸け不能になってしまうことがある。そこ
で、ファイルホルダを厚さや吊懸け姿勢に関係なく格納
棚に繰り出しできるようにするため、移載ユニットの受
け渡し機構に図18に示す格納ガイド装置100 を設けてい
る。
【0004】この格納ガイド装置100 は、受け渡し機構
のうちファイルホルダFの吊懸けレール100 を挟んだ両
側に、フレーム(図示せず)に固着したガイドレール10
1 に沿って前後移動自在な左右移動体102 を配置し、左
右移動体102 を図示しない連結部材によって一体に連結
すると共に、左右移動体102 にそれぞれアーム103 をピ
ン104 で水平回動自在に取付けて、ストッパー105 によ
ってアーム103 の回動範囲を規制し、更に、両アーム10
3 の先端に格納ガイド体106 を取付け、両アーム103 を
ねじりばね107 によって閉じ勝手に付勢し、かつ、移動
体102 を引っ張りばね108 によって後退方向に付勢した
ものである。
【0005】ファイルホルダFの上端(自由端)にはス
ナップ係合によって止着される合成樹脂製の縁部材(ハ
ンギングプレート)F3が固着されており、ピッカー109
で縁部材F3の端部をクランプし、その状態でピッカー10
9 を前進させることにより、ファイルホルダFを格納棚
(及び台車)に繰り出すことができる。そして、ピッカ
ー109 には、ある程度の距離だけ前進動すると移動体10
2 の後面に当たるキック部材110 を設けている。
【0006】この従来技術では、ピッカー109 がある程
度前進すると、ファイルホルダFによって両格納ガイド
体106 が押し広げられると共に、ピッカー109 のキック
部材110 で移動体102 が前進動させられて、両格納ガイ
ド体106 が押し広げられた状態のままで格納棚に進入す
る。この場合、格納ガイド体106 は船首状に形成されて
いるため、ファイルホルダFによって押し広げられてい
る状態であっても、両格納ガイド体106 は格納棚に既に
吊懸けられているファイルホルダを左右両側に押しやり
ながら格納棚に進入して行く。
【0007】そして、ファイルホルダFの先端部が格納
棚に入り込んだ後は、ピッカー109に設けたキック部材1
10 が図示しないカムの作動によって移動体102 から離
脱し、これにより、移動体102 は引っ張りばね108 によ
って後退する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この先願発明では、ピ
ッカー109 を停止させることなくファイルホルダFを前
進させて格納棚に進入させるものであるため、ファイル
ホルダFの繰り出し能率が高い利点を有する。しかし、
その反面、ファイルホルダFで両格納ガイド体106 を押
し広げてから当該格納ガイド体106 を格納棚に進入させ
るものであるため、格納棚に吊り下げられているファイ
ルホルダFと格納ガイド体106 との間の摩擦抵抗が大き
くて、格納棚106 に既に吊懸けられているファイルホル
ダFが格納ガイド体106 で強く擦られる場合がある問題
があった。
【0009】他方、特開平8-198407号公報には、ピッカ
ーの前進動と格納ガイド体の後退動と別々のモータで駆
動すると共に、2つの格納ガイド体を閉じた状態で格納
棚に進入させてから、ピッカーを一旦停止した状態(す
なわちファイルホルダの前進動を一旦停止した状態)で
両格納ガイド体を開き動し、次いで、ファイルホルダを
前進させることが開示されている。この特開平8-198407
号公報の構成によると、格納棚に既に格納されているフ
ァイルホルダが格納ガイド体でこすられることは防止で
きるが、ピッカーを一旦停止させるものであるため、格
納能率が悪いという別の問題が生じる。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みなされた
もので、格納棚へのファイルホルダ等の物品の進入を能
率的にかつ的確にガイドできるようにすることを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、「ファイルホルダ等の物品を間口方向に沿
って並列状に並べた状態に多数吊懸けできる格納棚と、
この格納棚の任意の位置に移動自在な受け渡し機構を有
する移載ユニットとを備え、前記移載ユニットの受け渡
し機構に、物品を格納棚に繰り出したり引き込んだりす
るための移動自在なピッカーと、格納棚に進入・後退自
在な一対の格納ガイド体を備えた格納格納ガイド装置と
を設け、前記格納ガイド装置の両格納ガイド体を格納棚
内に進入させた状態で、両格納ガイド体の間から物品を
格納棚に繰り出すように構成した自動格納設備におい
て、前記ピッカーと格納ガイド装置とを、受け渡し機構
から物品を格納棚に繰り出すに際して、ピッカーは途中
で停止することなく連続的に前進する一方、格納ガイド
装置の格納ガイド体は格納棚に進入してから適宜時間停
止するように関連させる」の構成にした。
【0012】
【発明の奏する効果】このように構成すると、ピッカー
は停止することなく前進するためファイルホルダ等の物
品の格納能率を低下させることはない。しかも、物品が
格納棚に進入するのをガイドするための一対の格納ガイ
ド体は格納棚に進入してから適宜時間停止するため、格
納棚への格納ガイド体の進入タイミングと物品の進入タ
イミングとをずらすことができ、従って、例えば、一対
の格納ガイド体を互いの間隔を狭めた状態で格納棚に進
入させてから、格納棚内で停止させた状態で物品を格納
棚に向けて進入させて、物品で一対の格納ガイド体を互
いに離反する方向に押し広げながら格納棚に進入させる
ということができ、これにより、既に格納棚に吊懸けら
れている物品が格納ガイド体が擦られることを防止でき
る。
【0013】従って本発明によると、物品の格納能率を
低下させることなく、格納棚への物品の進入を的確にガ
イドすることができる。
【0014】
【発明の実施形態】次に、本発明をファイルホルダ用の
自動格納設備に適用した実施形態を図面(図1〜図17)
に基づいて説明する。 (1).全体構成の概要(図1,図2) 図1〜図15では第1実施形態を示しており、先ず、図1
及び図2に基づいてファイルホルダFの構造と自動格納
設備1の概略を説明する。図1のうち (A)は自動格納設
備1の概略斜視図、 (B)はファイルホルダFの斜視図、
図2のうち (A)は自動格納設備1の部分斜視図、 (B)は
部分平断面図である。
【0015】ファイルホルダFは、図1(B)に示すよう
に、まち部(底部或いは背表紙部)F1を介して開閉自在
に連接した一対の表紙F2を備えており、両表紙F2におけ
る自由端の外面に帯板状の縁部材(ハンギングプレー
ト)F3を固着しており、カルテ等の書類は、表紙F2の内
面に設けたポケット(図示せず)やまち部F1の内面に設
けたバインダー(図示せず)に綴じられる。両縁部材F3
は、図示しない突起と穴とのスナップ係合等によって止
着され、これによってファイルホルダFが閉じた状態に
保持される。縁部材F3の両端部(一端部でも良い)には
角形の係合穴F4が貫通している。
【0016】一方の表紙F2の内面には、バーコードが印
刷されたカードCを装着するための小ポケットF5が形成
されており、また、一方の表紙F2には、カードCのバー
コードをスキャナで読取るための透光穴F6が開口してい
る。前記カードCはファイルホルダFを特定するための
もので、ファイルホルダFがカルテ用の場合には、カー
ドCには例えば診察券の番号や患者名、保険証番号等が
コード化されて表示される。
【0017】自動格納設備1は格納庫(本体)2と搬出
入用の台車3とを備えており、格納庫2の内部には、一
対の格納棚4が相対向して配置されていると共に、両格
納棚4の間の通路にスタッカクレーン式の移載ユニット
5を配置している。更に、格納棚4の前端部には、台車
3を挿入してセットするための入出庫口6が両格納棚4
に対応して2か所形成されている。格納棚4の前面に
は、ファイルホルダFを緊急に取り出すための緊急出庫
口7と、操作パネル8とを設けている。
【0018】移載ユニット5は、地レール9と天レール
(図示せず)に沿って走行するコラム10と、このコラム
10に昇降自在に装着したリフト11と、リフト11に取付け
られた受け渡し機構12(詳しくは後述する)とを備えて
いる。台車3を入出庫部6にセットした状態で、コラム
10の水平走行とリフト11の昇降とを制御して受け渡し機
構12を格納棚4と台車3との所望の位置に移動させ、そ
の状態で受け渡し機構12を駆動してファイルホルダFを
台車3と受け渡し機構12との間、及び、受け渡し機構12
と格納棚4との間に移し換えることにより、ファイルホ
ルダFの入出庫が行われる。
【0019】(2).格納棚4及び台車3の構造(図3,図
4) 格納棚4には、多数のファイルホルダFを間口方向に沿
って並列状に並べた状態に吊懸けできるハンガー群14が
上下多段に形成されている。また、台車3にも格納棚4
と同じ構造の2段のハンガー群14を2段形成している
(台車3にハンガー群14を一体的に取付けることに代え
て、台車3に着脱できるカートリッジ式の箱にハンガー
群14を形成しても良い。また、本願発明では台車3は必
ずしも必要なく、他の手段でファイルホルダFの搬出を
行ってもよい)。
【0020】前記ハンガー群14の具体例を図3及び図4
に示している。図3はハンガー群14の斜視図、図4のう
ち (A)はハンガー群14の側面図、 (B)は (A)の B-B視平
断面図、 (C)は (A)の C-C視正面図である。ハンガー群
14は、下部を断面凸形に形成した多数本のハンガーレー
ル15から成っており、これら多数本のハンガーレール15
を、隣合ったハンガーレール15の下端間に隙間が空く状
態で一体に重ね合わせて固定しており、隣合ったハンガ
ーレール15の間の隙間にファイルホルダFの首下部分F7
(縁部材F3の真下の部分)を挿入して、縁部材F3を隣合
った2本のハンガーレール15で支持することにより、フ
ァイルホルダFが吊懸けられる。従って、隣合った2本
のハンガーレール15によって一つの単位収納部16が形成
される。
【0021】各ハンガーレール15の上部前端には、受け
渡し機構12の移動位置を正確に設定するため、センサー
(図示せず)で検出されるスリット17を形成している。
なお、ファイルホルダFの吊懸け構造は実施形態のよう
なハンガーレール15を使用したものには限らず、他の構
造でも良いことは言うまでもない。 (3).受け渡し機構12の概要(図5〜図8) 次に、移載ユニット5における受け渡し機構12の概要を
図5〜図8に基づいて説明する。図5(A)は受け渡し機構
12の全体の概略斜視図、図5(B)は部分的な斜視図、図5
(C)は部分正面図、図6は受け渡し機構の平断面図で図
7のVI−VI視断面図、図7は図6の VII-VII視断面図、
図8(A)は図6のVIII−VIII視断面図、図8(B)は部分斜視
図である。
【0022】図5(A)に示すように、受け渡し機構12は、
一面(前面18a)を開口した細長い箱状のフレーム(機
枠)18を備えている。このフレーム18はリフト11に水平
旋回自在に取付けられており、リフト11に設けた旋回用
モータ19により、前面18aを一方の格納棚4に対向させ
た姿勢と他方の格納棚4に対向させた姿勢とに姿勢変更
することができる。なお、フレーム18は箱状には限らず
他の形態でも良い。
【0023】図6〜図8等に示すように、フレーム18の
内部には、ファイルホルダFを1冊ずつ収納できる2個
のボックス(保持枠)20を、若干の間隔を隔て並列状に
置している。両ボックス20の上面には、ファイルホルダ
Fの縁部材F3を摺動自在に支持する吊りレール21が固着
されている。また、両ボックス20は一体に連結されてい
る。
【0024】両ボックス20は、平面視でファイルホルダ
Fの移載方向と直交した方向に移動するようにスライド
レール22によってフレーム18の底板に固着されている。
図示していないが、フレーム18の内部には、ボックス20
を横移動させるための駆動手段(詳細は例えば前記特開
平7-172509号公報参照)を設けており、両ボックス20
を、当該両ボックス20の配置間隔寸法で往復横移動させ
ることができる。
【0025】図6に示すように、ボックス20の内部に
は、引き込まれたファイルホルダFの表裏両面に弾性的
に当たる線ばね製の姿勢矯正用ガイド体24を設けてい
る。また、図6に示すように、フレーム18の一側面に、
ボックス20に引き込まれたファイルホルダFにおけるカ
ードCのバーコードを読み取るためのスキャナ25を設け
ている。この場合、図7に示すように、両ボックス20に
は、スキャナ25からの照射光を透過させるための透光穴
26を開口している。
【0026】なお、ボックス20は1個又は3個以上でも
良い。また、ボックス20はファイルホルダFの姿勢保持
機能があれば足りるから、箱状に限らず、線材製等の他
の形態でも良い。フレーム18の内部のうちボックス20を
挟んで前面18a寄りに位置した部位で且つボックス20の
吊りレール21と同じ高さには、格納棚4及び台車3とボ
ックス20との間にファイルホルダFを受け渡すための中
継レール27を配置している。この中継レール27は、フレ
ーム18の上面に固着した第1ブラケット28(図6、図7
参照)に取付けられている。
【0027】例えば図5に示すように、中継レール27の
前方の部位には、ファイルホルダFの引き込み・繰り出
しに際してファイルホルダFの首下部分F7を挟むように
した一対のガイドローラ29が、第2ブラケット30を介し
て取付けられている。更に、フレーム18の内部には、フ
ァイルホルダFを格納棚4及び台車3に繰り出したり引
き込んだりするためのピッカー31と、格納棚4へのファ
イルホルダFの繰り出しをガイドするための格納ガイド
装置32とが配置されている。
【0028】(4). ピッカー31の説明(図6〜図10) 次に、前記ピッカー31について、図6〜図8に加えて図
9及び図10も参照して説明する。図9のうち (A)はピッ
カー31の斜視図、 (B)は平面図、 (C)は部分平面図、図
10のうち (A)はピッカー31の斜視図、 (B)は (A)の B-B
視部分正面図、(C)は (B)の C-C視側面図である。
【0029】ピッカー31は、基本的には前記特開平7-17
2509号公報等に記載されているものと同様で、その側部
を、フレーム18の前後両端間に延びるように配置した2
本のガイドバー33に摺動自在に被嵌することにより、ボ
ックス20の後方の位置からフレーム18の前端の位置まで
前後移動自在となるようにしている(他のガイド手段で
前後動させても良い)。また、ピッカー31には、ファイ
ルホルダFにおける縁部材F3の端部に嵌まる挟持部31a
を形成しており、この挟持部31aに、ファイルホルダF
における縁部材F3の係合穴F4に係脱する一対の爪34を遠
近移動自在に設けている。
【0030】ピッカー31の挟持部31aは中継レール27の
延長線上にあり、ボックス20を横移動すると、いずれか
のボックス20の吊りレール21がピッカー31の挟持部31a
及び中継レール27と一直線状に並ぶ。ピッカー31の爪34
は、図示しない電磁ソレノイド等の駆動手段によって駆
動される。図5,6,9(A)等に示すように、フレーム18の一
側部の前後両端に、ブラケットを介して前後一対のメイ
ンスプロケット35を水平回転自在に軸支すると共に、フ
レーム18の一側部に固着した第3ブラケット36に、出し
入れ用モータ37を、その回転軸が上向きになるようにし
て固着し、出し入れ用モータ37の回転軸に固着した駆動
スプロケット38と、第3ブラケット36に軸支したアイド
ルスプロケット39と、前記両メインスプロッケト35とに
エンドレスのチェーン(タイミングベルト等でも良い)
40を巻き掛けし、このチェーン40に、ピッカー31の側部
を固着している(固着箇所を図6,9(B),10(A)において符
号41で示している)。従って、出し入れ用モータ37を正
逆回転させることにより、ピッカー31を前進・後退させ
ることができる。
【0031】そして、例えば図9(B)のように、爪34を開
いた状態でピッカー31を格納棚4又は台車3に前進させ
て、挟持部31aをファイルホルダFの縁部材F3に嵌め入
れてから爪34を閉じ(クランプし)、その状態でピッカ
ー31を後退させることにより、ファイルホルダFを格納
棚4又は台車3から受け渡し機構12に引き込むことがで
きる。
【0032】逆に、ボックス20に収納されたファイルホ
ルダFの縁部材F3に挟持部31aを嵌合すると共に、爪34
を閉じて縁部材F3をクランプした状態でピッカー31を前
進させることにより、ファイルホルダFを受け渡し機構
12から格納棚4又は台車3に繰り出すことができる。図
9(A)や図10に示すように、ピッカー31のうちチェーン40
が固着されている側部には下向きの足片31bが形成され
ており、この足片31bの内面に、請求項2に記載したキ
ック部材の一例として、下向き鉤形のキックアーム(押
し移動用部材)42を、その後部を中心にして上下回動す
るように横向き水平状のピン43で取付けている。キック
アーム42の前部下端には、水平横向きの軸線回りに回転
する第1ローラ44が取付けられており、また、キックア
ーム42の前端上部には、足片31bの外面よりも外側に突
出する第2ローラ45を設けている。
【0033】更に、図10(C) に示すように、ピッカー31
における足片31bの内面には、キックアーム42を下向き
に付勢するねじりばね(コイルばね等でも良い)46を設
けている。キックアーム42は、ストッパー47によって下
向き回動姿勢が規制されている。なお、キック部材は実
施形態のように回動式のキックアーム42を使用すること
には限らず、場合によっては、ピッカー31の一部をキッ
ク部材として利用することもできる。
【0034】(5).格納ガイド装置32の説明(図5〜図
12) 次に、図5〜図10に合わせて図11及び図12も参照して格
納ガイド装置32を説明する。図11のうち (A)は受け渡し
機構12の前部の平断面図、 (B)は格納ガイド装置32の要
部の分離斜視図、図12のうち (A)は格納ガイド装置32の
全体の斜視図、(B)は格納ガイド装置32の部分斜視図、
(C)は (B)の C-C視断面図である。
【0035】図12(A) に示すように、格納ガイド装置32
は、フレーム18の右内側面18bに沿って前後方向に延び
るように配置した上下一対の右移動体49,50 と、フレー
ム18の左内側面18bに沿って前後方向に延びるように配
置した上下一対の左移動体51,52 と、上下一対の右移動
体49,50 の前端並びに上下一対の左移動体51,52 の前端
に取付けた金属板製の左右格納ガイド体53とを備えてい
る。
【0036】右上移動体49と右下移動体50の相互間、並
びに左上移動体51と左下移動体52の相互間はそれぞれ縦
長連結部材54によって一体に連結されており、また、右
下移動体50と左下移動体52とは横長連結部材55によって
一体に連結されている。また、図8(B)に示すように、各
移動体49,50,51,52 の外面にはコロ56を回転自在に取付
け、このコロ56を、フレーム18の内面にスペーサ57を介
して固着した前後長手で断面コ字のガイドレール58に嵌
め入れている。
【0037】従って、各移動体49,50,51,52 は、ガイド
レール58に沿って同時に前後移動し得る。図11や図12に
示すように、各移動体49,50,51,52 の前端寄り部位の部
外面には移動側ストッパー59を横向き突設しており、こ
の移動側ストッパー59をガイドレール58の前端面に当て
ることにより、各移動体49,50,51,52 の後退位置を規制
している。また、図6や図11に示すように、フレーム18
の左右内側面の前端部に、前記移動側ストッパー59に対
する固定側ストッパー60を設けることにより、各移動体
49,50,51,52 の前進位置を規制している。
【0038】前記両ストッパー59,60 は、硬質ゴムのよ
うに僅かの弾性を有する素材製とするのが好ましい。図
12(A)(B)(図9(A)(B) も参照)に示すように、右上移動
体49は、他の各移動体50,51,52と同じ形態の第1部材49
aと、この第1部材49aの後部に第1スライドレール62
を介して前後相対自在に装着した第2部材49bとから成
っており、第1部材49aをガイドレール58に前後動自在
に装着している。第2部材49bの後部には、第4ブラケ
ット63を介してガイド軸64を前向き突設しており、この
ガイド軸64を、第1部材49aの前後中途部に固着した第
5ブラケット65に摺動自在に被嵌し、更に、両ブラケッ
ト63,65 の間に、反発用ばね手段の一例として、ガイド
軸64に被嵌した反発用圧縮ばね66を配置している。
【0039】従って、第1部材49aと第2部材49bとは
一緒に前後移動可能であり、かつ、第1部材49aが固定
側ストッパー60によって停止した状態で第2部材49bを
反発用圧縮用ばね66に抗して前向きに押すと、第2部材
だけが前進動し得る。右上移動体49を構成する第2部材
49bの後端には、前記ピッカー31に設けたキックアーム
42の第1ローラ44が当接し得る支持部67を形成している
(図9,図10も参照)。また、第1部材49aの下端後部
と、フレーム18の右内側面18bのうち後部に設けた第6
ブラケット68との間に後退用ばね(引っ張りばね)69を
装架している。この場合、後退用ばね69のばね力よりも
反発用圧縮ばね66のばね力を大きい値に設定している。
【0040】従って、ピッカー31のキックアーム42で第
2部材49bが押されると、第1部材49aと第2部材49b
とは一緒に移動し、次いで、第1部材49aが固定側スト
ッパー60に当たると第2部材49bだけが反発用圧縮ばね
66に抗して移動する。また、第2部材49bに対するキッ
クアーム42の押圧が解除されると、第1部材49aと第2
部材49bとは反発用圧縮ばね66によって互いに相対動し
つつ、後退用ばね69によって一緒に後退させられる。
【0041】図12(B) に示すように、前記第6ブラケッ
ト68には、第1及び第2部材49bの後退動を緩衝するた
め、ばね式や油圧式、或いは空圧式等のアブソーバ(ダ
ンパー)70を設けている。図10(A) に明示するように、
フレーム18の右内側面18bのうち後退状態での第2部材
49bの支持部よりもある程度前方の位置に、ピッカー31
のキックアーム42に設けた第2ローラ45が当接し得る側
面視山形のカム72を固着している。図10(C) に示すよう
に、ピッカー31が前進してキックアーム42の第2ローラ
45がカム72の傾斜面に当たると、キックアーム42はねじ
りばね46に抗して上向きに回動し、これにより、キック
アーム42の第1ローラ44が右上移動体49における第2部
材49bから離脱して、ピッカー31による各移動体49,50,
51,52 に対する押圧動が解除される。
【0042】(6).格納ガイド装置32の説明 図11に示すように、各移動体49,50,51,52 の前端には平
面視L形の第7ブラケット73が固着されており、この第
7ブラケット73に、第2スライドレール74を及び第8ブ
ラケット75を介して格納ガイド体53を取付けている。第
2スライドレール74は、第7ブラケット73に固着した固
定部材74aと、第8ブラケット75に固着した可動部材74
bとを抜け不能でスライド自在に装着して成り、図示し
ないボールの作用により、固定部材74aと可動部材75b
とがきわめて円滑にスライドする(第1スライドレール
62も同様の構造である)。
【0043】格納ガイド体53の基端部は平面視で互いに
ハ字状をなすように屈曲しているが、これは、ファイル
ホルダFの進入をガイドするためであることは言うまで
もない。また、格納ガイド体53は、その上端が突出し下
端が後退した側面視船首状に形成されている。各移動体
49,50,51,52 の先端と、第2スライドレール74の可動部
材74bとの間に付勢手段の一例としての圧縮ばね76を介
挿することにより、両格納ガイド体53を互いに近接する
方向(閉じ方向)に付勢しており、両格納ガイド体53は
互いに接近し切った状態である程度の隙間が空いてい
る。両格納ガイド体53の閉じ状態で隙間が空いているの
は、格納ガイド体53はファイルホルダFの引き込み時に
も格納棚4に向けて進入することから、引き込み時に、
格納棚4又は台車3に吊懸けられているファイルホルダ
Fに干渉することを防止するためである。
【0044】一般に、ファイルホルダFは、基準厚さ
(まち部F1の厚さ)が異なるものが複数使用されるが、
その場合、両格納ガイド体53の間の最小隙間を、最も薄
いファイルホルダFはガイド体32を押し広げることなく
通過するような間隔寸法に設定しておいても良いし、最
も薄いファイルホルダFが通過する際も押し広げられる
ような寸法に設定しておいても良い。
【0045】なお、ガイド体32は板材製には限らず、線
材製や合成樹脂製等でも良い。図11(A) に示すように、
格納ガイド体53とボックス20との間には、ファイルホル
ダFの厚さ(最大厚さ寸法の絶対値)を検出するための
厚さ検出装置77を配置している。この厚さ検出装置77は
図面では一部しか表示していないが、前記特開平7-1725
09号公報等に記載されているものと同様であり、ファイ
ルホルダFの移動通路を挟んだ両側に一対の接触子78を
配置し、ファイルホルダFの引き込みによって両接触子
78を回動させ、両接触子78の回動角の総和を複数のギア
79を介してロータリーエンコーダ80の回転軸に伝達する
ことにより、ファイルホルダFの最大厚さ寸法の絶対値
を読取るようにしたものである。なお、ロータリーエン
コーダ80に代えて直線式エンコーダ等の他のセンサーを
使用しても良い。
【0046】接触子78は少なくともファイルホルダFの
下半分程度に接触するような高さ寸法に設定されている
が、格納ガイド体53と干渉しないように配置されてい
る。なお、厚さ検出装置77の具体的構造は必要に応じて
種々に変更できる。また、ファイルホルダFの基準厚
(まち部F1の厚さ)を別のセンサーで読取り、ファイル
ホルダFの最大厚さ寸法だけをこの厚さ検出装置77で読
取るようにしても良い。
【0047】なお、移動体49,50,51,52 は実施形態のよ
うに4本設けることには限らず、例えばフレーム18の底
面に沿って1本だけ設けるなどしても良いし、その具体
的形態やガイド構造は必要に応じて適宜変更すれば良
い。 (7).動作の説明 次に、図13〜図15に基づいて格納棚4への格納時の動作
を説明する。図13〜図15において各分図 (A)はそれぞれ
格納棚4への格納状態を示す側面図、各分図 (B)はそれ
ぞれ (A)の B-B視平面図、図15の(C) は (A)の部分拡大
図である。
【0048】.図13に示すように、ピッカー31でファ
イルホルダFの縁部を掴持した状態でピッカー31を前進
させると、ファイルホルダFは格納棚4に向けて前進す
る。この前進過程で、ピッカー31が後退位置からある程
度だけ前進するとキックアーム42が右上移動体49の第2
部材49bに突き当たり、これにより、両格納ガイド体53
はファイルホルダFと一緒に格納棚4に向けて前進する
(少しくらい接触することは差し支えない)。
【0049】この場合、図13(B) に示すように、ファイ
ルホルダFが最も厚いものであっても、その前端が格納
ガイド体53に接触しないように設定している。従って、
格納ガイド体53はその間隔を狭めた状態で格納棚4に確
実に進入する。 .ピッカー31を更に前進させると、図14に示すように
格納ガイド体53の下端も格納棚4に進入し切る。この状
態で、各移動体49,50,51,52 の移動側ストッパー59が固
定側ストッパー60に当り、格納ガイド体53の前進は停止
する。この状態までファイルホルダFは格納ガイド体53
に接触しない。
【0050】.更にピッカー31を前進させると、図15
(A) に示すように、右上移動体49の第1部材49aと他の
各移動体50,51,52とが停止した状態で、右上移動体49の
第2部材49bが反発用圧縮ばね66に抗して前進すると共
にファイルホルダFも前進する。すなわち、格納ガイド
体53は停止した状態でファイルホルダFが前進する。こ
のため、図15(B) に示すように、両格納ガイド体53はば
ね76に抗してファイルホルダFによって押し広げられ、
これにより、格納棚4へのファイルホルダFの進入がガ
イドされる。
【0051】ファイルホルダFが格納棚4内にある程度
進入したら、図15(C) に明示するように、ピッカー31の
キックアーム42がカム72によって跳ね上げ回動させら
れ、これにより、各移動体49,50,51,52 に対するピッカ
ー31の押圧力が解除されて、各移動体49,50,51,52 並び
に格納ガイド体53は後退用ばね69によって元の位置に後
退する。他方、ファイルホルダFはピッカー31によって
格納棚4に押し込まれ続け、格納し切ったらピッカー31
は後退する。
【0052】.上述の説明より明らかなように、両格
納ガイド体53が互いの間隔を狭めた状態で格納棚4に進
入するため、格納棚4における目的の単位収納部16への
格納ガイド体53の進入が確実ならしめられると共に、格
納棚4に既に格納されているファイルホルダFが格納ガ
イド体53によって擦られることを防止できる。しかも、
ピッカー31が一時停止することなく、ファイルホルダF
が前進し続ける行程で格納ガイド体53が一時停止するも
のであるため、格納効率が低下することもないのであ
る。
【0053】.なお、実施形態のように、ガイド部材
53が移動体49,50,51,52 の移動方向と直交した方向に移
動するように構成すると、ピッカー31のキックアーム42
によって各移動体49,50,51,52 を押して前進させるに際
して、キックアーム42が右上移動体49に当たると各移動
体49,50,51,52 には衝撃が作用しても、各移動体49,50,
51,52 に衝撃が作用しても格納ガイド体53が開き勝手に
移動する傾向は呈さないため、弱いばね力のばね76によ
って格納ガイド体53を付勢していても、ピッカー31の衝
突によって格納ガイド体53が広がり移動する踊り現象は
生じない。従って、ファイルホルダFで両格納ガイド体
53をスムースに押し広げできるものでありながら、格納
ガイド体53が格納棚4や台車3に吊懸けられているファ
イルホルダFに干渉(衝突)することを防止できる。
【0054】(8).変形例 図16及び図17では変形例を示している。このうち図16に
示す第2実施形態では、第1実施形態のように、一つの
移動体49を第1部材49aとこれに摺動自在に装着した第
2部材49bとで構成した場合において、後退用ばねとし
て、一端をフレームで支持した圧縮ばね86を使用し、こ
れで第2部材49bを後退方向に付勢する一方、反発用ば
ね手段として引っ張りばね87を使用し、この引っ張りば
ね87によって第2部材49bと第1部材49aとを離反する
方向に付勢している。この場合は、引っ張りばね87のば
ね力が圧縮ばね86のばね力よりも大きい。
【0055】図17に示す第3実施形態では、反発用ばね
手段としての圧縮ばね88をキックアーム31bに設けてい
る。すなわち、キックアーム31bにロッド89を前後摺動
自在に装着し、このロッド89の先端に第1ローラ44を取
り付けると共に、ロッド89を反発用圧縮ばね88によって
前進方向に付勢している。この実施形態では、右上移動
体49の前進動が停止すると、反発用圧縮ばね88に抗して
キックアーム42及びピッカー31が前進し続けることによ
り、格納ガイド体53が停止した状態ファイルホルダFが
前進し続ける。
【0056】なお、キックアーム42は回動式に限らず、
横方向にすスライドするように構成するなどしてもよ
い。 (9).その他 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は更に他
の形態に具体化できる。例えば、格納棚(及び台車)は
単位収納部を仕切り板で仕切った状態でも良いし、格納
ガイド体は前記特開平7-172509号公報のように移動体に
対して水平回動自在に取付いていても良い。また、請求
項に記載した反発用ばね手段としては空圧式や液圧式等
のダンパーなども使用できる。また、本願発明は書類用
ファイルホルダの格納設備のみでなく、他の吊懸け式格
納設備にも適用できる。
【0057】更に、本願発明は、前記特開平8-198407号
公報に記載されているように格納ガイド体をピッカーと
は別の駆動手段で後退(又は前進)させるようにした場
合にも適用できる(この場合も、格納効率を向上できる
利点がある)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は自動格納設備の概略斜視図、 (B)はファ
イルホルダの斜視図である。
【図2】 (A)は自動格納設備の部分斜視図、 (B)は部分
平断面図である。
【図3】ハンガー群の斜視図である。
【図4】 (A)はハンガー群の側面図、 (B)は (A)の B-B
視平断面図、 (C)は(A)の C-C視正面図である。
【図5】受け渡し機構を示す図で、 (A)は全体の概略斜
視図、 (B)は部分斜視図、 (C)は部分正面図である。
【図6】受け渡し機構の平断面図で図7のVI−VI視断面
図である。
【図7】図6の VII-VII視断面図である。
【図8】 (A)は図6のVIII−VIII視断面図、 (B)は部分
斜視図である。
【図9】 (A)はピッカーの斜視図、 (B)(C) は平面図で
ある。
【図10】 (A)はピッカーの斜視図、 (B)は (A)の B-B視
部分 正面図、 (C)は (B)の C-C視側面図である
【図11】 (A)は受け渡し機構の部分平断面図、 (B)は格
納ガイド装置の要部の分離斜視図である。
【図12】 (A)は格納ガイド装置の全体の斜視図、 (B)は
格納ガイド装置の部分斜視図、 (C)は (B)の C-C視断面
図である。
【図13】格納ガイド装置の動作状態を示す図である。
【図14】格納ガイド装置の動作状態を示す図である。
【図15】格納ガイド装置の動作状態を示す図である。
【図16】第2実施形態を示す図である。
【図17】第3実施形態を示す図である。
【図18】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
F ファイルホルダ F3 縁部材 1 自動格納設備 3 台車 4 格納棚 5 移載ユニット 12 受け渡し機構 18 フレーム 20 ボックス 31 ピッカー 42 キックアーム 49,50,51,52 移動体 53 格納ガイド体 58 ガイドレール 62,74 スライドレール 66 反発用ばね手段の一例としての圧縮ばね 72 カム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイルホルダ等の物品Fを間口方向に沿
    って並列状に並べた状態に多数吊懸けできる格納棚4
    と、この格納棚4の任意の位置に移動自在な受け渡し機
    構12を有する移載ユニット5とを備え、 前記移載ユニット5の受け渡し機構12に、物品Fを格納
    棚4に繰り出したり引き込んだりするための移動自在な
    ピッカー31と、格納棚4に進入・後退自在な一対の格納
    ガイド体53を備えた格納格納ガイド装置32とを設け、前
    記格納ガイド装置32の両格納ガイド体53を格納棚4内に
    進入させた状態で、両格納ガイド体53の間から物品Fを
    格納棚4に繰り出すように構成した自動格納設備1にお
    いて、 前記ピッカー31と格納ガイド装置32とを、受け渡し機構
    12から物品Fを格納棚4に繰り出すに際して、ピッカー
    31は途中で停止することなく連続的に前進する一方、格
    納ガイド装置32の格納ガイド体53は格納棚4に進入して
    から適宜時間停止するように関連させていること、を特
    徴とする自動格納設備の格納ガイド装置。
  2. 【請求項2】「請求項1」において、 前記格納ガイド装置32は、ピッカー31の前進動に伴う押
    圧動によって格納棚4に向けて前進させられる移動体4
    9,50,51,52 と、これら移動体49,50,51,52 に取り付け
    た一対の格納ガイド体53とを備えており、両格納ガイド
    体53を、互いの間隔が広狭変更自在となるように移動体
    49,50,51,52 に取付ける一方、 前記ピッカー31に、当該ピッカー31の前進動に伴って前
    記移動体49,50,51,52をある程度の距離だけ前進方向に
    押圧するキック部材42を取り付け、 更に、前記キック部材42による移動体49,50,51,52 の押
    圧動を弾性的に支持する反発用ばね手段66を設けること
    により、格納ガイド体53を格納棚4に進入させて停止さ
    せた状態のままでピッカー31が前進動してファイルホル
    ダFによって両格納ガイド体53が押し広げられるように
    設定していること、を特徴とするファイルホルダ用自動
    格納設備の格納ガイド装置。
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