JPH1098629A - カラー画像処理回路、カラー画像形成装置およびカラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理回路、カラー画像形成装置およびカラー画像処理方法

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JPH1098629A
JPH1098629A JP9286850A JP28685097A JPH1098629A JP H1098629 A JPH1098629 A JP H1098629A JP 9286850 A JP9286850 A JP 9286850A JP 28685097 A JP28685097 A JP 28685097A JP H1098629 A JPH1098629 A JP H1098629A
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俊雄 壷井
Keiji Nakatani
啓二 中谷
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茂 守家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モザイクモニタモードでの操作者の色調整の
選択に誤りが生じにくくする。 【解決手段】 カラー画像処理回路において、特定の画
像データに対し、それぞれ異なる色補正演算を施こして
複数の画像を隣接して出力するモザイクモニタモードを
備える。モザイクモニタモードが設定されると、画像メ
モリから読み出した特定の画像データに対し、それぞれ
異なる色補正演算を施して複数の画像データを出力す
る。ここで、入力される濃度信号にかかわらず出力濃度
レベルを標準値に設定して、色補正演算をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モザイクモニタ機
能を有するカラー画像処理回路や、それを含む画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカラー複写機は、カラー撮像素
子を用いて原稿を読み取り印字出力信号に変換する読取
部と、この印字出力信号に対応してペーパーに電子写真
法により画像を印字するプリンタ部とからなり、複数色
の印字出力を行う場合、読取部による原稿の読み取りと
同一のペーパーへのプリンタ部による画像の印字を各色
ごとに面順次で行う。読取部は、一般にマスキング回路
を備えており、出力装置(プリンタ等)の特性に合わせ
て色補正された信号を生成する。この様にして色補正さ
れた画像が印字されるわけであるが、マスキング回路は
原稿上の全ての色について、原稿とコピーの間の色差を
非常に小さく抑えることは困難である。従ってコピーを
原稿として複写した場合には原稿と著しく色調が変わっ
てしまう場合がある。ところが、ある限られた色度範囲
においては、色調整(カラーバランス)を行えば比較的
色調変化が小さく抑えられる。しかし、従来は色調整ご
とにコピーをとってみてカット&トライにより色調調整
が行われており、調整回数×印字色数分のスキャンを繰
り返すことになり、時間的にも、コスト的にも無駄があ
った。
【0003】そこで、本出願人は、別の出願において色
補正に要する時間とコストを低減させるための色調整選
択方式(以下、モザイクモニタと呼ぶ)を提案した。こ
の方式では、特定領域を設定する手段によって使用者
が、特に色再現を重視したい部分(たとえば顔)を含む
領域(注目領域)が設定され、注目領域の画像データは
画像メモリ手段に記憶される。次に、画像メモリ手段か
ら読み出された画像データに対して所定の種々の異なる
色補正レベルで色補正が行われ、これらが同一用紙上の
異なる位置に1印字工程で複写される。使用者は1枚の
用紙に複写された互いに異なる色調の複数の注目領域の
画像(モザイクモニタ画像)の中から、最も原稿画像の
色に近い画像、又は使用者の好みの色の画像を選択す
る。次に、選択された画像の色補正レベル値に基づき原
稿全体のコピーが行われる。こうして、使用者の希望す
る色調整を施したコピーが容易に得られることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モザイクモニタにより
使用者の希望する色調整のコピーが容易にとれるように
なった。ところで、コピーを行う場合、濃度レベルを原
稿画像に対応して適当な値に調整することがある。従っ
て、モザイクモニタモードに入ったときは、濃度レベル
が標準値と異なっている場合がある。このとき、モザイ
クモニタ画像もその濃度レベルで印字される。使用者が
モザイクモニタ画像を見て希望する色調整を選択する場
合、濃度レベルが標準値でない場合、選択を誤るおそれ
がある。
【0005】本発明の目的は、モザイクモニタモードで
の色調整の選択に誤りが生じにくいカラー画像処理回路
を提供することである。本発明の他の目的は、モザイク
モニタモードでの色調整の選択に誤りが生じにくいカラ
ー画像形成装置を提供することである。本発明のさらに
他の目的は、モザイクモニタモードでの色調整の選択に
誤りが生じにくいカラー画像処理方法を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
処理回路は、入力される画像データを記憶する画像メモ
リと、画像メモリから読み出した画像データに色補正演
算を施す色補正手段と、設定された濃度レベルに対応し
た濃度信号を入力する手段と、前記濃度信号に基づいて
画像出力時の出力濃度レベルを設定する手段と、特定の
画像データに対し、それぞれ異なる色補正演算を施こし
て複数の画像を隣接して出力するモザイクモニタモード
を示すモザイクモニタ信号を入力する入力手段と、前記
モザイクモニタ信号が入力された場合は、入力される濃
度信号にかかわらず出力濃度レベルを標準値に設定する
とともに、画像メモリから読み出した画像データにそれ
ぞれ異なる色補正演算を施して複数の画像データを出力
する制御手段とを有する。入力される画像データを画像
メモリに記憶し、制御手段は、モザイクモニタモードに
おいて、画像メモリに記憶された画像データを基に複数
の画像データを出力する。ここで、制御手段は、モザイ
クモニタモードにおいて濃度レベルを自動的に標準値に
設定する。従って、モザイクモニタモードでの複数の画
像は、標準の濃度レベルで処理される。また、本発明に
係るカラー画像形成装置は、上述のカラー画像処理回路
を備える。好ましくは、このカラー画像形成装置は、プ
リンタ部と、設定された出力濃度レベルに基づいてプリ
ンタ部の印字濃度を制御する印字制御手段を有する。
【0007】本発明に係るカラー画像処理方法は、画像
メモリに記憶された特定の画像データに対しそれぞれ異
なる色補正演算を施して複数の画像を隣接して出力する
モザイクモニタモードにおけるカラー画像処理方法であ
って、設定された濃度レベルに対応した濃度信号を入力
し、前記濃度信号に基づいて画像出力時の出力濃度レベ
ルを設定し、モザイクモニタモードを示すモザイクモニ
タ信号を入力し、前記モザイクモニタ信号の入力に伴っ
て、入力される濃度信号にかかわらず出力濃度レベルを
標準値に設定し、画像メモリから同一の画像データを複
数回読み出して、それぞれ異なる色補正演算を施して出
力する。すなわち、モザイクモニタモードにおいて、濃
度レベルを自動的に標準値に設定するので、モザイクモ
ニタモードでの複数の画像は、標準の濃度レベルで処理
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る実施形態について説明する。 (a) デジタルカラー複写機の構成 本発明に係るデジタルカラー複写機は撮像素子を用いて
原稿を読み取り印字出力信号に変換する読取部と、この
印字出力信号に対応してペーパーに電子写真法により画
像を印字するプリンタ部とからなる。複数色の印字出力
を行う場合、各色ごとに読取部による原稿の読み取りと
同一のペーパーへのプリンタ部による画像の印字を面順
次で行う。図1に本発明の実施形態に係るデジタルカラ
ー複写機の全体構成を示す。スキャナ10は、原稿を照
射する露光ランプ12、原稿からの反射光を集光するロ
ッドレンズアレー13及び、集光された光を電気信号に
変換する密着型のCCDカラーセンサ(イメージセン
サ)14を備えている。スキャナ10は、原稿読取時に
はモーター11により駆動されて矢印方向に移動し、プ
ラテン15上に載置された原稿を走査する。光源12で
照射された原稿面の画像は、CCDカラーセンサ14で
光電変換される。
【0009】CCDカラーセンサ14により得られた
R,G,Bの電気信号(多値)は、読取信号処理部20
により、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいず
れかの印字出力信号(2値)に変換され、バッファメモ
リ30に記憶される。プリントヘッド部31では、バッ
ファメモリ30からの印字信号に従い、LDドライブ回
路32が半導体レーザ(LD)33を点滅させる(第2
図参照)。半導体レーザ33の発生するレーザビーム
は、図1に示すように、反射鏡37を介して、回転駆動
される感光体ドラム41を露光する。これにより感光体
ドラム41の感光体上に原稿の画像が描かれる。感光体
ドラム41は、1複写ごとに露光を受ける前に、イレー
サランプ42で照射され、帯電チャージャ43により帯
電され、さらにサブイレーサランプ44で照射されてい
る。この状態で露光を受けると、感光体ドラム41上
に、静電潜像が形成される。イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのトナー現像器45a〜45dのうちいず
れか一つだけが選択され、ドラム上の静電潜像を現像す
る。現像された像は転写チャージャ46により転写ドラ
ム51上に巻きつけられたペーパーに転写される。
【0010】通常は、この様な印字過程をイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックについて繰り返す。このと
き感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同期して
スキャナ10はスキャン動作を繰り返す。その後、分離
爪47を作動させることによってペーパーが転写ドラム
41から分離され、定着装置48を通って定着され、排
紙トレー49に排紙される。なお、ペーパーは、用紙カ
セット50より給紙され、転写ドラム51上のチャッキ
ング機構52によりその先端がチャッキングされ、転写
時に位置ずれが生じない様にしている。次に図2によ
り、CCDカラーセンサ14の出力信号を処理して2値
画像信号を出力する信号処理部20について説明する。
【0011】通常の画像を出力する場合、CCDカラー
センサ14により光電変換された画像信号は、ログアン
プ21で画像濃度に変換され、次にA/D変換器22で
デジタル値(多値)に変換される。この多値変換された
R,G,Bの画像信号は、シェーディング補正回路23
で、シェーディング補正がされる。モザイクモニタモー
ドなどでは、シェーディング補正された信号は、登録画
像メモリ回路1に記憶される。通常のカラー画像を出力
する場合には、登録画像メモリ回路1はキャンセルさ
れ、シェーディング補正された信号は、マスキング処理
回路24に送られる。
【0012】以上の処理は、R、G、Bの3色が並列に
処理される。次にマスキング処理回路24は、面順次で
印字するため、3入力信号よりいずれかの印字色(イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか)の信号
を印字トナーの特性にあわせて生成する。いずれの印字
色に関する信号を生成するかは、CPU25からの制御
信号により決定される。モザイクモニタモードや通常の
モードで色調整を変更する場合は印字信号は画調設定回
路2で色補正が行われる。通常の画像の場合は、画調設
定回路2はキャンセルされ、色補正は行わない。電気変
倍回路26は、マスキング処理回路24又は画調設定回
路2からの信号を電気的に処理して主走査方向の変倍を
電気的に行うものであり、その手法は、周知であるので
ここでは説明を省略する。一方、副走査方向の変倍は、
原稿とスキャナ10の相対運動の速度を可変にすること
によって実現できる。
【0013】中間調処理回路27は、電気変倍回路26
よりの信号を2値化処理して2値の擬似中間調信号を生
成する。LDドライブ回路32は、バッファメモリ30
からの擬似中間調信号に対応して半導体レーザ33を駆
動してレーザビームを出射させる。なお、クロック発生
器28は、CCDカラーセンサ14の読取りと各回路の
画像データ処理の同期をとるための水平同期信号Hsy
ncとクロック信号CKAを発生する。また、変倍用副
走査クロック発生器29は、CPU25からの信号に応
じて登録画像メモリ回路1への割込信号である変倍用副
走査クロックを発生する。信号処理部20内において、
画像データは図3の様なタイミングで処理されている。
ここで水平同期信号Hsync及びクロック信号CKAは、
クロック発生器28にて発生され、CCDカラーセンサ
14からのR,G,Bの画像データは、CKAに同期し
てシリアルに流れる(図において画像データの数字は主
走査方向のアドレスを示す)。水平同期信号Hsyncが発
生する度に、主走査方向のラインnが更新される。即ち
スキャナ10は副走査方向に単位距離だけ進んだことに
なる。
【0014】このデジタルカラー複写機は、モザイクモ
ニタとよばれる色調整機能とスーパーインポーズ機能を
備えている。両機能とも画像データを記憶するメモリを
必要とし、また、画像処理も共通する点が多いため、画
像登録・読出用の登録画像メモリ回路1と色調整用の画
調設定回路2とを共用し、CPU25により制御して両
機能を実現する。なお、スーパーインポーズ機能につい
ては、本出願人による別の出願に開示されているので、
詳細な説明を省略する。
【0015】図4は、複写機の上面に設けられた操作パ
ネル70の各種キーなどの配列を示す図である。操作パ
ネル70には、複写動作をスタートさせるためのプリン
ト開始キー71、割込複写を指定する割込キー72、ク
リア・ストップキー73、オールリセットキー74、テ
ンキー75、セットキー76、キャンセルキー77、各
種ファンクションキー78〜81、後述する領域を設定
するためのジョグダイアル82,83、領域を設定する
ために原稿画像を表示するとともに各種のメッセージを
表示する液晶などからなる表示部84が設けられてい
る。ここで、ファンクションキー78、79、80は、
それぞれ、モザイクモニタ選択キー、スーパーインポー
ズモード選択キー、濃度補正キーである。後に説明する
モザイクモニタモードにおける注目領域などの領域の設
定は次のように行う。たとえば注目領域の設定の場合、
図5に示すように、原稿をプラテン15に載置し、スキ
ャナ10により予備スキャンを行うことによって、操作
パネル70の表示部84の原稿領域EDに原稿画像が大
まかに表示される。縦横の指示線LPY,LPXの交点
が領域EAの中心となる。ジョグダイアル82,83を
操作すると、これらの指示線がそれぞれ左右又は上下に
移動するので、これによって領域EAを定め、セットキ
ー76を押すことによってその注目領域が設定される。
【0016】濃度補正キー80は、濃度調整係数を設定
・変更してコピー濃度を調整するためのキーである。濃
度調整係数は、たとえば図8に示すように9段階で調整
できる。レベル5で標準値であり、レベル6以上では標
準値より大きく、レベル4以下では標準値より小さい。
濃度補正キー80を押した回数だけ濃度調整のレベルが
インクリメントされ、選択されているレベルはその数字
(1〜9の中の1字)が表示部84において反転文字と
して表示される。操作パネル70から選択されたレベル
に応じた信号をCPU25に送り、CPU25はその信
号に応じて濃度補正係数を設定し、帯電量などを変える
ことによりトナーの付着量を変えて濃度を調整する。な
お、後に説明するように、モザイクモニタモードでは、
濃度補正係数は標準値に自動的に設定されているので使
用することがない。そこで、濃度補正キー80は、モザ
イクモニタモードでは色補正キーとして作用させる。
【0017】(b) モザイクモニタと色補正調整機能 モザイクモニタは、注目領域を記憶する登録画像メモリ
回路((d)節参照)1と、印字工程において色調整を
行う画像設定回路((c)節参照)2とによって実現さ
れる。操作パネル70においてファンクションキー78
を押すとモザイクモニタモードが選択される。モザイク
モニタとは、使用者が色再現を最もよく行いたい注目領
域を指示し、これに応じて注目領域の画像が多種の色調
で同じペーパーに同時に印字され、次に使用者が各種出
力画像(モザイクモニタ画像という)の中から最適の色
調を選択し、こうしてモザイクモニタ画像から最適の色
調整が得られるように色調をモニタする色調整選択方法
である。モザイクモニタモードにおいては、まず、使用
者が、操作パネル70の表示部84に表示された予備ス
キャンによる原稿画像を見て、色調整を最もよく行いた
い注目領域(たとえば図5の斜線部)を設定する。これ
に対応して登録画像メモリ回路1は、次のスキャンにお
いてその注目領域の設定値に対応した画像データIのみ
をメモリに記憶する。なお、注目領域の大きさは、この
メモリの記憶容量に対応して上限が定められている。
【0018】次に、画調設定回路2は、登録画像メモリ
回路1から読み出されマスキング処理回路24で印字色
のデータとなった画像データIから各種色調の画像を同
じ用紙に印字させる印字データI’=kI(k=Ky,K
m,Kc)を発生する。ここに、Ky,Km,Kcはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアンについての色補正係数K
である。図6に出力フォーマットの一例を示す。この例
では、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)
の3印字色とも3種の色補正係数Ky=yi,Km=mi
Kc=ci(i=0,1,2)を使用し、3×3×3=2
7種の画像を出力する。ここに“1”を付した色補正係
数c1,m1,y1は色調整の標準の係数を表わし、
“0”,“2”を付した色補正係数c0,m0,y0
2,m2,y2は、それぞれ、標準の係数c1,m1,y1
に1より小さい所定の因子と1より大きい所定の因子を
乗じた係数を示す。
【0019】図6に示した27種の出力画像から、使用
者は最適の色調を選択する。これによりモザイクモニタ
モードは終了する。ところで、モザイクモニタ画像GM
の中から選択したい画像を使用者が指定するには、例え
ば、操作パネル70の表示部84に表示されたメッセー
ジにしたがってファンクションキー78〜81を操作す
るようにすればよい。あるいは、表示部84に図6の画
像ブロックを表示し、ファンクションキーあるいはテン
キーによりブロック座標を指定して係数を選択してもよ
い。
【0020】次に原稿が再び読み取られ、設定された色
調で画像が印字される。モザイクモニタを用いる使用者
のニーズは様々であり、色調整を大きく変えたい場合や
厳密に変えたい場合がある。これらのニーズに対応でき
るようにモザイクモニタの色補正調整機能が設けられ
る。色補正係数Ky,Km,Kcの変更は、モザイクモニ
タを行う前と印字されたモザイクモニタ画像を見た後と
の2通りで行える。本実施形態では、色補正係数ci
i,yi(i=0,2)は、標準の色補正係数c1
1,y1に所定の色補正調整値aを減算、加算して得て
いる。従って、モザイクモニタを行う前の調整は、色補
正調整値aを変更することにより行う。色補正調整値a
は操作パネル70の置数キー75により設定できる。こ
の設定により色補正係数は次のように変更される。 y ← y − a y ← y + a m ← m − a m ← m + a c ← c − a c ← c + a 色調整を大きく変えたい場合は、aの値を大きく、小さ
く変えたい場合はaの値を小さく設定すればよい。
【0021】モザイクモニタ画像を見た後の色補正係数
Ky,Km,Kcの調整も、色補正調整値aを変更するこ
とにより行う。この場合、色補正調整値aの変更は、操
作パネル70の濃度補正キー80を用いて行う。モザイ
クモニタを行う場合は、通常は原稿と同じ濃度で印字す
るので濃度調整係数を標準値としておく(図13、S5
2)。従って濃度補正キー80による濃度補正は行う必
要がない。そこでモザイクモニタモードでは濃度補正キ
ー80を色補正用に色補正キーとして使用する。このた
め、図7に示すように濃度補正と色補正とを切り替える
セレクタ35を設け、モザイクモニタ出力時にCPU2
5よりモザイクモニタセレクト信号を受けると濃度補正
キーによる信号を色補正調整値信号としてCPU25へ
送るようにする。すなわち、操作パネル70で濃度補正
キー80を押すと、レベルが1ステップずつインクリメ
ントされ、表示部84に反転文字として表示される。こ
のレベルは図8に示すように9段階の色補正調整値aと
対応させてある。従って、セットキー76が押される
と、CPU25はそのレベルに対応する色補正調整値a
から色補正係数yi,mi,ci(i=0,2)を設定す
る。こうして濃度補正キ−80が色補正キーとして使用
されることになる。
【0022】レベルが5のときは標準色である。モザイ
クモニタ画像の1段階の色変化を大きくしたい場合は、
6〜9の方を選び、小さくかえたい場合には1〜4を選
ぶことにより色補正調整値aが変えられる。このとき、
モザイクモニタを行う前の調整の場合と同様に、 y ← y − a y ← y + a m ← m − a m ← m + a c ← c − a c ← c + a
【0023】こうして色補正を行った後、再度メモリ内
容を読出しモザイクモニタ画像を印字する。そして、こ
のモザイクモニタ画像より希望する色調整を選択する。
なお、本実施形態では、3色C,M,Yとも3段階で変
化させてモザイクモニタ画像を印字しているが、使用者
がさらにち密に色調整を行いたい場合にさらに多段階
(たとえば5段階)に変化させて印字することもでき
る。詳細な説明は省略するが、CPU25が登録画像メ
モリ回路1に与える読出領域設定信号や画調設定回路2
に与える色補正係数を制御することなどにより段階数を
変化することができる。
【0024】(c) 画調設定回路 図9は、画調設定回路2の回路図である。画調設定回路
2は、マスキング処理回路24の次段に設置されたモザ
イクモニタ画像の色補正(色調整)を行うための回路であ
る。マスキング処理回路24は、R,G,Bの3色の各画
像信号を、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及
びK(ブラック)の各印字色に対応する印字のための画像
信号(印字信号)に変換し、変換した画像信号を画調設定
回路2に出力する。よく知られているように、元の画像
信号R,G,Bから印字信号Y,M,Cに変換するための変
換式は次のように表される。
【数1】 各変換係数a00〜a22は、原稿画像にできるだけ近い色の
画像が印字されるように、理論と実験によって適切な値
にあらかじめ設定されている。
【0025】画調設定回路2における色調整は、上述の
演算によって求められた各印字信号Y,M,Cに対して、 Y1 = Ky×Y M1 = Km×M C1 = Kc×C の演算を行い、調整済みの印字信号Y1,M1,C1を得る
ことである。ここで、Ky,Km,Kc はそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアンの色補正係数である。なお、ブラ
ックの印字信号Kは、Y,M,Cの3印字色とも印字され
る画素でのみ出力される。また、色調整は不必要であ
る。
【0026】モザイクモニタモードでは、図6に例示す
るように、各ブロックごとに異なる色補正係数の組が与
えられる。即ち、P0(x0,y0)とP1(x1,y1)で指定される
読出領域は、主走査方向Xに3列、副走査方向Yに9行
のブロックに区分され、各区分けごとに異なる組合わせ
が設定される。その場合、Y(イエロー)の係数Ky は、
副走査方向Yには変化せず、主走査方向Xにはy0,y1,y2
と変化し、M(マゼンタ)の係数Km は、主走査方向Xに
は変化せず、副走査方向Yの1ブロック毎にm0, m1,
m2,m0, m1…と順次変化し、C(シアン)の係数Kcは、主
走査方向には変化せず、副走査方向の3ブロック毎に
c0,c1,c2と変化する。したがって、画調設定回路2は、
モザイクモニタモードにおいて各印字信号Y,M,Cに対
して上述のようにモザイクモニタ画像の各ブロックごと
に色補正用の係数を設定して調整済印字信号を出力す
る。
【0027】画調設定回路2において、乗算器301
は、上述の印字信号Y1,M1,C1 を得るための演算を実
行する。ここで、モザイクモニタモードにおいて主走査
方向について3係数を設定するために、3個のラッチ3
02,303,304からなるラッチ回路305が設けら
れており、これらのラッチ302〜304には、CPU
25から出力される係数が設定されるようになってい
る。この3係数はそれぞれ主走査方向の3つのブロック
に対応する値である。CPU25に変倍用の副走査クロ
ックが割込信号として入力されるごとに、割込処理(図
14参照)がなされ、副走査方向に1ブロック分進むご
とにCPU25はラッチ信号を画像設定回路2に出力
し、次のブロックのための新たな3係数をラッチ30
2,303,304にラッチさせる。
【0028】3個のラッチ302〜304からなるラッ
チ回路305を設けたのは、主走査方向については係数
の変更周期が短く、CPU25によってリアルタイムに
設定することは速度的に困難であるからである。なお、
色補正係数をn種類としたい場合には、パラレルにn個
のラッチを設ければよい。上述の登録画像メモリ回路1
において画像メモリ401の読み出し時に発生した主走
査方向のオーバーフロー信号Xは、第1選択信号発生回
路311に入力され、第1選択信号発生回路311は、
オーバーフロー信号Xが入力される度毎に( 各ブロック
毎に )、セレクタ306が各ラッチ302〜304を順
次選択的に切り替えるための信号を出力する。セレクタ
312は、モザイクモニタモードのときには、第1選択
信号発生回路311の出力をS21としてセレクタ30
6に伝える。セレクタ306は、信号S21に対応して
ラッチ回路305にラッチされている各係数を、ブロッ
ク毎に乗算器301に選択的に順次送り込む。
【0029】一方、登録画像メモリ回路1において画像
メモリ401の読み出し時に発生した副走査方向のオー
バーフロー信号Yは、セレクタ313に入力されてお
り、セレクタ313は、モザイクモニタモードのとき
に、これをラッチ回路305に伝える。これによって、
オーバーフロー信号Yが出力される度毎に、ラッチ回路
302〜304は、CPU25から出力してくる色補正
係数の組をラッチして更新する。したがって、副走査方
向についてブロックが変わると、即座に色補正係数の組
が変更される。モザイクモニタモードで色補正係数が選
択された場合は、選択された係数をたとえばラッチ30
2に設定して乗算器301に出力すればよい。なお、ス
ーパーインポーズモードでは、セレクタ312は第2選
択信号発生回路314の出力を選択し、スーパーインポ
ーズする領域と他の領域とで色調を異ならせることが可
能であるが説明を省略する。
【0030】(d) 登録画像メモリ回路 登録画像メモリ回路1は、モザイクモニタモードにおけ
る原稿の注目領域の登録画像をメモリ401に登録し、
複写のため用紙上の任意の指定された位置で読み出して
印字する回路である。図10は、登録画像メモリ回路1
の回路図を示す。ここに、メモリ401は、登録画像を
記録するRAMである。セレクタ421は、シェーディ
ング補正された画像データと‘白’データを選択する。
モザイクモニタ画像を読出し印字する場合は、‘白’デ
ータが選択される。セレクタ421の出力信号は、3−
ステートバッファ422を介して、メモリ401とセレ
クタ446に送られる。3−ステートバッファ422
は、モザイクモニタ画像の印字の際にメモリ401が読
み出されているときのみ(NOE=“1")、ハイインピ
ーダンス状態となる。その他の場合は、モザイクモニタ
モードでモザイクモニタ画像を印字していないときは、
‘白’データを出力する。また、モザイクモニタモード
で画像登録時には、画像データを出力する。
【0031】登録画像がフルカラー画像であった場合、
色彩調整が求められることが多い。そこで、セレクタ4
46と3−ステートバッファ422により、中間処理前
にメモリを介在させ、多値データをメモリに記憶させ
る。この登録画像データを読出すことにより、モザイク
モニタ画像が種々の色調整を施して印字できる。書込領
域判別回路402は、CPU25から設定される主走査
方向(X)と副走査方向(Y)の書込領域設定信号に基づい
て主走査方向または副走査方向に書込領域にあるか否か
を判別する。ANDゲート407は、その判別結果に基
づき、書込領域にある場合にクロックNCKA(以下で
は負論理信号の記号の先頭にNを付する)をメモリ40
1のNWE端子に出力し、メモリ401への書き込みを
可能にする。
【0032】同様に、読出領域判別回路408は、CP
U25から設定される主走査方向(X)と副走査方向(Y)
の読出領域設定信号に基づいて主走査方向または副走査
方向に読出領域にあるか否かを判別する(読出領域は出
力フォーマットにより定められている)。ANDゲート
405は、その判別結果に基づき、読出領域にある場合
に、インバータ423を介して、メモリ401のNWE
端子に‘0’を出力し、メモリ401を読出可能にす
る。メモリ401についての書込みと読出しのアドレス
は、それぞれ、書込アドレス発生カウンタ403と読出
アドレス発生カウンタ409により発生され、セレクタ
404を介してメモリ401のアドレス端子に出力され
る。セレクタ404は、書込みか読出しかに応じて書込
アドレスまたは読出アドレスを選択する。なお、書込ア
ドレスと読出アドレスは、いずれも、X方向のアドレス
とY方向のアドレスを基に乗算器を用いて1次元のアド
レスとして発生される。なお、セレクタ446とAND
ゲート448は、スーパーインポーズモードで、原稿画
像の印字の際にスーパーインポーズ画像の部分に‘白’
データを出力するために設けられるが、詳細な説明は省
略する。スーパーインポーズモードでトリミング信号が
出力された場合を除いて、セレクタ446は、3−ステ
ートバッファ422またはメモリ401の出力信号を選
択する。以下では、登録画像メモリ回路1についてさら
に詳しく説明する。
【0033】登録画像の書込みにおいては、使用者が注
目領域を指定すると、CPU25はこのエリアは画像先
端からみて(Y方向について)何ラインの範囲の領域
か、更に主走査方向(X方向)について何画素目の範囲に
あるかを算出し、すなわち、このエリアの左上角の座標
(x0,y0)と右下角の座標(x1,y1)を求め、この座標を
X方向とY方向の書込領域を判別するための書込領域設
定信号として書込領域判別回路402のX部402aと
Y部402bにそれぞれ設定する。X、Yはそれぞれ、
主走査方向と副走査方向をさす。書込領域判別回路40
2のX部402aとY部402bは画像先端信号が入力さ
れると水平同期信号Hsync及びクロックCKAをカウン
トするとともに、そのカウント値が上記書き込み領域設
定範囲にあるかどうかを比較する。主走査方向が範囲内
(x0≦x≦x1)であればNWEX=‘L’を出力し、副
走査方向が範囲内(y0≦y≦y1)であればNWEY=
‘L’を出力する。書込アドレス発生カウンタ403
は、書込領域判別回路402が書込領域であると判別し
たときに書込アドレスを発生し、セレクタ404を介し
てメモリ401のアドレス端子に送る。すなわち、書込
アドレス発生カウンタ403のX部403a ではNWE
X=‘L’のときクロックCKAをカウントし、主走査
方向に関するアドレスを発生する。なお、このアドレス
は、水平同期信号Hsyncでクリアされる。また、書込ア
ドレス発生カウンタ403のY部403bはNWEY=
‘L’のとき水平同期信号Hsyncをカウントし副走査方
向に関するアドレスを発生する。なおこのアドレスはC
PU25が発生する画像先端信号によりクリアされる。
書込アドレス発生カウンタ403は乗算器を備え、X方
向とY方向の両アドレスより1次元のアドレスを演算す
る。
【0034】この様にしてアドレスを発生しメモリ40
1に画像データを書き込む際はさらに、データ保持信号
が‘L’、書込/読出信号が‘L’と設定されている。
これにより、セレクタ404は、ANDゲート405を
介して選択信号が送られるので書込アドレス発生カウン
タ403からのアドレス信号を選択し、メモリ401の
アドレス端子に伝える。また、インバータ406とAN
Dゲート407を介してメモリ401のNWE端子にク
ロックNCKAが伝えられ、メモリへの書込を可能にす
る。また書込/読出信号が‘L’と設定されているの
で、3−ステートバッファ422は、原稿画像を書き込
んでよい状態でのみANDゲート405を介して能動状
態になり、画像データをメモリ401のI/O端子に伝
える。
【0035】これにより書込領域判別回路402が、主
副走査ともに範囲内であると判定した領域についての画
像だけをメモリ401に記憶させることができる。書込
みが終了すると、CPU25はデータ保持信号を‘H’
とし、ANDゲート407を介して書き込みを禁止し、
メモリ401の内容を保持する。メモリ401に記憶さ
れたデータを読出す際には、指定された読出領域に印字
するようにデータを読出す必要がある。読出に必要な回
路構成は、書込用の部分とほぼ同じである。CPU25
は、用紙に対し読出領域を判別する読出領域判別回路4
08のX部408aとY部408bには、それぞれ、x0
x≦x1、y0≦y≦y1であるとき範囲内であると判別できる
設定値を与えておく。x0, y0は読出画像領域の左上角の
X座標とY座標であり、x1,y1は右下角のX座標とY座
標である(第6図参照)。読出領域判別回路408は、ス
キャンの際に画像先端信号が入力されると、水平同期信
号Hsync及びクロックCKAをカウントするとともに、
そのカウント値が上記読出領域設定範囲にあるかどうか
を比較する。主走査方向が範囲内であれば、NREX=
‘L’を出力し、副走査方向が範囲内であればNREY
=‘L’を出力する。
【0036】読出アドレス発生カウンタ409は、読出
領域判別回路408が読出領域であると判別したときに
読出アドレスを発生し、このアドレスは、読出時には書
込/読出信号が‘H’なのでセレクタ404を介してメ
モリ401のアドレス端子に送られる。すなわち、読出
アドレス発生カウンタ409のX部409a は、NRE
X=‘L’のときクロックCKAをカウントし、主走査
方向に関するアドレスを発生する。なお、このアドレス
は水平同期信号Hsyncでクリアされる。また、読出アド
レス発生カウント409のY部409bはNREY=
‘L’のとき変倍用副走査クロック発生器29からの副
走査クロックをカウントし、副走査方向に関するアドレ
スを発生する。水平同期信号Hsyncではなく副走査クロ
ックをカウントするのは、変倍を考慮したものである。
なお、このアドレスはCPU25が発生する画像先端信
号によりクリアされる。主走査方向と副走査方向のアド
レスより1次元のアドレスが発生される。
【0037】メモリ401をアクセスして読み出された
データは後段に伝えられる。このとき、当然読出領域内
では読出アドレスカウンタ409はメモリの最大サイズ
を越えてもカウント要求がなされるわけであるが、この
場合読出アドレスカウンタのX部409a、Y部409
bはオーバーフローするごとにオーバーフロー信号X,
Yを出力するとともに、再び初期値からカウントをはじ
める。オーバーフロー信号X, Yは、後段に配置される
画調設定回路2に出力される。オーバーフロー信号X,
Yは、モザイクモニタモードで複数の画像を水平方向に
並べて色調を異ならせて印字する場合に用いる。
【0038】なお、読出し時においては書込/読出信号
が‘H’となっているので、読出領域(NREX=
‘L’,NREY=‘L’)ではANDゲート405と
インバータ423を介してメモリ401は出力可能状態
であり、また、ANDゲート405を介して3−ステー
トバッファ422はハイインピーダンス状態となってい
て画像データ入力側はメモリ401と切り離されてい
る。 また、セレクタ446は、メモリ401が読出可
能である場合は(NOE=‘L’)、ANDゲート448
を介した選択信号によりメモリ401の読出データを選
択し、その他の場合は、図6のフォーマットのような印
字ができるようにデータを読み出す必要があるので、メ
モリからのデータ読出時以外では画像データを‘白’に
するため、‘白’データを選択する。このとき、読出領
域判別回路408a, 408bには、原稿読取の倍率と、
メモリ401の内容の印字倍率との違いを考慮した座標
が設定されている。なお、変倍用副走査クロックは、原
稿読取倍率と一致させておく。
【0039】今図6を例にとり3×9の画像を出力した
い場合、メモリの読み出し方としては、主走査方向に3
回同じラインの内容を読出し、副走査方向について全内
容を読み出すと、再び主走査方向を先頭から読み出すこ
とになる。用紙に対し読出領域を判別する読出領域判別
回路のX部408a, Y部408bの出力が可能であると
き(NOE=‘L’)、読出アドレス発生カウンタのX部
409a,Y部409bによりアドレスを発生させ、その
アドレスを用いてメモリ401をアクセスし、保持して
あった画像データをセレクタ446を経て後段に伝え
る。ここでCPU25は、読出領域判別回路のX部40
8aには、x0≦x≦x1であるとき、Y部408bには、y0
≦y≦y1であるとき、読出範囲内であると判別できる設
定値を与えておく。このとき、読出アドレス発生カウン
タ409は1ブロックの最大サイズ(=(x1−x0)/3)
を越えるとオーバーフロー信号Xを出力するとともに、
再び初期値からカウントをはじめる。そして、同じライ
ンの内容を読み出す。これを3回繰り返す。副走査方向
に(y1−y0)/9だけ進むと水平方向の3ブロックの読出
が完了し、オーバーフロー信号Yが出力される。こうし
て、水平方向に3個の画像が印字される。これを副走査
方向に9回繰り返すことにより3×9のブロックのモザ
イクモニタ画像が読出される。なお、画調設定回路2に
おいては、オーバーフロー信号X, Yに対応してブロッ
クごとに異った色補正係数が設定されているので(図1
4参照)、各画像はそれぞれ異った色調整が施され印字
されることになる。
【0040】(e) モザイクモニタモードに係る複写機
制御のフロー 図11は、デジタルカラー複写機を制御するCPU25
の複写動作制御のスーパーインポーズ機能とモザイクモ
ニタモードに係るメインフローを示す。操作パネル70
においてファンクションキー78または79が押されて
スーパーインポーズモードまたはモザイクモニタモード
に入ると、このメインフローに入る。画像登録の要求が
あれば( ステップS1でYES,以下「ステップ」を省略
する)、画像登録処理を行う(S2, 図12参照)。画像
登録とは、指定した領域の画像の内容を登録することで
ある。通常モザイクモニタモードをセレクトするという
ことは画像登録要求(S1)、モザイクモニタ出力要求
(S3)ともに“YES"である。また、スーパーインポ
ーズモードをセレクトするということは、画像登録要求
(S1), スーパーインポーズモード出力要求(S5)とも
に“YES"である。画像登録処理(S2)においては、
使用者の希望する領域を設定し、その領域の内容をメモ
リに登録する。エリア設定は、原稿画像を読取り、表示
部84に読取画像を表示し、希望する領域をジョグダイ
アル82,83とセットキー76で設定する。
【0041】モザイクモニタ出力要求があれば( S3で
YES)、モザイクモニタ出力処理(S4, 図13参照 )
を行う。すなわち、登録した内容を読出し、それに各種
色補正を施してモザイクモニタ画像を出力する。この
際、プリント枚数、倍率等の複写条件を初期状態にリセ
ットし(オールリセット)、濃度調整レベルを標準値に設
定しておく。出力されたモザイクモニタ画像の中から使
用者の希望するカラーバランスの画像を選び、コピー要
求を行うと(S7でYES)、コピー動作をスタートさせ
(S8)、コピー終了までコピーを行うと(S9)、そのカ
ラーバランスで全体の画像が得られる。スーパーインポ
ーズ出力要求の場合( S5でYES)、スーパーインポ
ーズ出力設定を行う(S6)。すなわち、登録画像がある
かどうかのチェックの後、メモリからの読出設定を行な
う。次にコピー要求を行うと(S7でYES)、コピーが
行われ(S8, S9)、登録画像が原稿画像に重ねて印字
される。画像登録要求、モザイクモニタ出力要求、スー
パーインポーズ出力要求がいずれもなければ( S1,S
3,S5でいずれもNO )、通常のコピーを行う(S7〜
S9)。なお、モザイクモニタ、スーパーインポーズモ
ードでの領域設定等は、表示部84を用いて行う。
【0042】図12は、画像登録処理(S2)のフローを
示す。操作パネル70においてセットキー76が押され
ると、そのときに表示部84で設定されていた領域設定
値を入力する(S21)。さらに、その他の各種入力値を
設定する(S22)。次に、色補正係数Ky,Km,Kc が変
更されるか否かが判定される(S23)。置数キー75に
よる入力があるときは、色補正係数が変更されると判定
される。置数キー75により数値が入力されると、その
値が色補正調整値aに設定される(S24)。そして、その
係数aを用いて色補正係数が変更される(S25)。すな
わち、 y0 ← y1 − a y2 ← y1 + a m0 ← m1 − a m2 ← m1 + a c0 ← c1 − a c2 ← c1 + a
【0043】次に、画像登録を開始するか否かが判定さ
れる(S31)。画像登録を開始する場合は、入力された
領域設定値(S21)より登録画像領域の頂点(左上角と
右下角 )の座標を計算し、その領域の原稿画像を読み取
らせ(S32)、その基本信号をシェーディング補正させ
て(S33)、補正値をメモリ401に書き込む(S3
4)。そして、画像登録要求をクリアして(S35)、リ
ターンする。画像登録を開始しない場合(S31でN
O)、直ちに画像登録要求をクリアして(S35)、リタ
ーンする。
【0044】図13は、モザイクモニタ出力処理(S4)
のフローを示す。まず、モザイクモニタに用いる設定値
をすべてリセットし(S51)、濃度調整係数を標準値と
する(S52)。すなわち、濃度調整係数がモザイクモニ
タを行う前に変更されていた場合、自動的にもとの標準
値に戻す。モザイクモニタモードで必ず標準値に戻すこ
とにより、モザイクモニタモードにおける色調整の選択
に誤りを生じにくくする。次に、注目領域のメモリ40
1の内容を読出し(S53)、色補正係数yi,mi,ciを画
調設定回路2に出力して色補正を行わせ(S54)、モザ
イクモニタ画像を印字させる(S55)。
【0045】次に、色補正係数yi,mi,ciが変更されるか
否かが判定される(S61)。操作パネル70で濃度補正
キー80が押されたときが、色補正係数が変更されると
きである。セットキー76が押されると濃度補正キー8
0による色調整レベルの変化に対応して所定の色補正調
整値aが設定される(S62)。そして、その値aを用い
て色補正係数yi,mi,ciが変更される(S63)。すなわ
ち、 y0 ← y1 − a y2 ← y1 + a m0 ← m1 − a m2 ← m1 + a c0 ← c1 − a c2 ← c1 + a
【0046】次に、プリント開始キー71が押されたと
判定されると(S64でYES)、S53に戻ってモザイ
クモニタ画像の印字を開始する。このとき、原稿画像の
スキャンは行われず、メモリ401の画像データに基い
て印字が行われる( S53〜S55 )。印字を行わない
場合は(S64でNO)、直ちにS71に進む。次に、表
示部84でモザイクモニタ画像の中から使用者が希望す
る画像(ブロック)が選択されると(S71)、選択された
画像に応じた色補正係数Ky,Km,Kを設定する(S7
2)。プリント開始キー71が押されてコピーが要求さ
れると(S73)、原稿の走査が開始され、設定された色
補正係数yi,mi,ciを用いてコピーをスタートさせる(S
74)。そしてコピー終了まで( S75)、コピーを行
い、リターンする。
【0047】図14は、モザイクモニタ画像の印字にお
ける色調整のための係数の設定処理を行うフローチャー
トである。この処理は、水平同期信号Hsyncが発生する
度毎にCPU25に割り込みがかかり、これによる割り
込みルーチンとして実行される。この中で、カウンタC
t1は、プリント用紙Pの先端(画像先端)から副走査方向
への距離をカウントし、モザイクモニタ画像GMの印字
初め及び印字終わりを検出する。カウンタCt2は、副走
査方向の距離をカウントし、モザイクモニタ画像のブロ
ックの変化を検出する。Tは、画像先端からモザイクモ
ニタ画像の印字位置までの副走査方向の距離を表し、l
は1ブロックの副走査方向の距離を表す(図6参照)。
【0048】まず、S300でステートが判断され、そ
の値「0」〜「4」に応じて分岐する。ステートが「0」のと
きには、画像先端(用紙Pの先端)であるか否かが判断
され(S301)、画像先端が通過したときには、カウン
タCt1を初期化し(S302)、ステートを「1」にする(
S303)。ステートが「1」のときには、カウンタCt1
がTになるのを待ち(S311)、すなわちモザイクモニ
タ画像GMの先端である座標y0の位置に達するのを待
ち、その後、使用する現像器のトナーの色によって、ス
テート「2」,「3」,「4」のいずれかにジャンプする。すな
わち、Y(イエロー)のとき( S312でYES)はステ
ートを「2」とする(S313)。M(マゼンタ )のとき(S
321でYES)は、カウンタCt2を初期化し(S32
2)、変数iを「0」とし(S323)、ステートを「3」とす
る(S324)。C( シアン)のとき(S321でNO)
は、カウンタCt2を初期化し(S331)、変数jを「0」と
し(S332)、ステートを「4」とする(S333)。
【0049】ステートが「2」のときには、画調設定回路
2にラッチ信号を出力しラッチ302,303,304に
それぞれ設定する係数1〜3としてy0,y1,y2をラッチし
(S341)、カウンタCt1が(T+9l )になるのを待
ち、すなわちモザイクモニタ画像GMの後端である座標
y1の位置に達するのを待ち( S342)、ステートを
「0」とする(S343)。ステートが「3」のときは、ラッ
チ302〜304の係数1〜3にmiを代入し(S35
1)、カウンタCt2 がlになるのを待ち、すなわちモザ
イクモニタの1ブロック分が終わるのを待ち(S35
2)、カウンタCt2を初期化し(S353)、変数iを1つ
インクリメントする(S354)。次に、モザイクモニタ
画像の後端に達するのを待ち(S355)、ステートを
「0」とする(S356)。つまり、ここでは、係数1〜3
には互いに同じ値miが設定されるとともに、モザイクモ
ニタ画像が副走査方向に1ブロック変わる毎に、係数1
〜3が新しい値mi+1に変更される。
【0050】ステートが「4」のときは、ラッチ302〜
304の係数1〜3にcjを代入し(S361)、カウンタ
Ct2 が(3l)になるのを待ち、すなわちモザイクモニ
タの3ブロック分が終わるのを待ち( S362 )、カウ
ンタCt2を初期化し(S363)、変数jを1つインクリ
メントする(S364)。次に、モザイクモニタ画像の後
端に達するのを待ち( S365 )、ステートを「0」とす
る(S366)。つまり、ここでは、ラッチ302〜30
4の係数1〜3には互いに同じ値cjが設定されるととも
に、モザイクモニタ画像が副走査方向に3ブロック変わ
る毎に、係数1〜3が新しいcj+1に変更される.各ステ
ートでの処理が終わると、カウンタCt1,Ct2をインク
リメントする(S371)。以上の処理によって、各印字
色についてブロックごとに種々の係数が設定され、色調
整が行われる。
【0051】
【発明の効果】モザイクモニタモードでのカラー画像処
理において、濃度を必ず標準値とするため、操作者が色
調整の選択を誤るおそれが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルカラー複写機の概略断面図。
【図2】 信号処理部のブロック図。
【図3】 画像データ処理のタイミングチャート。
【図4】 操作パネルの平面図。
【図5】 注目領域設定の図。
【図6】 ザイクモニタ画像の出力フォーマットの図。
【図7】 セレクタの図。
【図8】 濃度補正と色補正のレベルの図。
【図9】 画調設定回路の回路図。
【図10】 登録画像メモリ回路の回路図。
【図11】 デジタルカラー複写機のモザイクモニタモ
ードに係るメインフローチャート。
【図12】 画像登録処理のフローチャートチャート。
【図13】 モザイクモニタ出力設定のフローチャー
ト。
【図14】 割込処理のフローチャート。
【符号の説明】
1…登録画像メモリ回路、2…画調設定回路、 20…
信号処理部、 25…CPU、 70…操作パネル、
78…モザイクモニタ選択キー、 79…濃度補正キ
ー(色補正キー)、 84…表示部、 401…メモ
リ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データを記憶する画像メ
    モリと、 画像メモリから読み出した画像データに色補正演算を施
    す色補正手段と、 設定された濃度レベルに対応した濃度信号を入力する手
    段と、 前記濃度信号に基づいて画像出力時の出力濃度レベルを
    設定する手段と、 特定の画像データに対し、それぞれ異なる色補正演算を
    施こして複数の画像を隣接して出力するモザイクモニタ
    モードを示すモザイクモニタ信号を入力する入力手段
    と、 前記モザイクモニタ信号が入力された場合は、入力され
    る濃度信号にかかわらず出力濃度レベルを標準値に設定
    するとともに、画像メモリから読み出した画像データに
    夫々異なる色補正演算を施して複数の画像データを出力
    する制御手段とを有することを特徴とするカラー画像処
    理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像処理回路を備
    えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカラー画像形成装置にお
    いて、プリンタ部と、設定された出力濃度レベルに基づ
    いてプリンタ部の印字濃度を制御する印字制御手段を有
    することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像メモリに記憶された特定の画像デー
    タに対しそれぞれ異なる色補正演算を施して複数の画像
    を隣接して出力するモザイクモニタモードにおけるカラ
    ー画像処理方法であって、 設定された濃度レベルに対応した濃度信号を入力し、 前記濃度信号に基づいて画像出力時の出力濃度レベルを
    設定し、 モザイクモニタモードを示すモザイクモニタ信号を入力
    し、 前記モザイクモニタ信号の入力に伴って、入力される濃
    度信号にかかわらず出力濃度レベルを標準値に設定し、
    画像メモリから同一の画像データを複数回読み出して、
    それぞれ異なる色補正演算を施して出力することを特徴
    とするカラー画像処理方法。
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