JPH1097817A - 螺旋シールドを有するプラスチック複合絶縁体およびその製造方法 - Google Patents

螺旋シールドを有するプラスチック複合絶縁体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1097817A
JPH1097817A JP9198526A JP19852697A JPH1097817A JP H1097817 A JPH1097817 A JP H1097817A JP 9198526 A JP9198526 A JP 9198526A JP 19852697 A JP19852697 A JP 19852697A JP H1097817 A JPH1097817 A JP H1097817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
plastic
composite insulator
plastic composite
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9198526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4205186B2 (ja
Inventor
Heinz Denndoerfer
ハインツ・デンデルファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ceramtec GmbH
Original Assignee
Ceramtec GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ceramtec GmbH filed Critical Ceramtec GmbH
Publication of JPH1097817A publication Critical patent/JPH1097817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205186B2 publication Critical patent/JP4205186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/32Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies
    • H01B17/325Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies comprising a fibre-reinforced insulating core member
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B19/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing insulators or insulating bodies

Landscapes

  • Insulators (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機能的信頼性及び電気特性を確保する。 【解決手段】 シャンク2並びに少なくとも1つのシー
ルド及びキャップを含むプラスチック複合絶縁体におい
て、シャンク2は、繊維強化プラスチックコアー3並び
に周りを螺旋状に走る少なくとも1つのシールド6を有
するシールド外装4及びジャケット5によって形成さ
れ、シールド外装4は、継ぎ目のない一体部品に形成さ
れている。また、製造の際、接着促進剤を繊維強化プラ
スチックコアー3へ施し、回転可能なダイリングを有す
るサイドフィードダイを介して、ジャケット5及びシー
ルド外装4を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック複合
絶縁体であって、そのシャンクは繊維強化プラスチック
コアーおよびこのコアーの周りのシールド外装のジャケ
ットを含み、シールド外装はジャケット、およびシャン
クの周りを螺旋状に走る少なくとも1つのシールドによ
って形成されるプラスチック複合絶縁体に関する。
【0002】
【従来の技術】頭上線用の高圧絶縁体はセラミック、電
気絶縁材料、例えば磁器またはガラスから長い間製造さ
れてきた。繊維およびプラスチックを含む材料複合体の
コアー並びにプラスチックのシールド外装よりなる絶縁
体も、それ自体がより軽量であると共に、小火器からの
発射に対する機械的抵抗が改善されていることを含めた
一連の利点を特徴とするので、ますます重要になってい
る。そのような複合絶縁体のシールド外装には同時に、
シャンクの周りにほぼ垂直に走るかなりの数のプレート
形シールドが通常取り付けられている。
【0003】ガラスまたは磁器の従来の絶縁体と比較す
ると、複合絶縁体は、汚れを非常に弾く性質を有し、そ
してまたある程度は絶縁状態で汚れを封入する性質を有
するので、大気が非常に汚れた領域で用いたときに、す
ぐれた絶縁性をもつ利点を有する。従って、シリコーン
ゴムのシールド外装を有する複合絶縁体は、大気の不純
物から生じる電気絶縁問題を有する既存の頭上線の改善
にしだいに用いられてきており、磁器またはガラスの従
来の絶縁体はシリコーンゴムのシールド外装を有する複
合絶縁体に交換されている。
【0004】プレート形シールドを有する複合体設計の
高圧絶縁体は多くの用途、特に頭上線用に用いられてい
る。複合絶縁体の製造は原則として公知である。例え
ば、DE−C2−27 46 870によると、これら
は、樹脂含浸ガラス繊維コアー(GRP=ガラス繊維強
化プラスチック)を押し出しによってシリコーンゴムで
外装し、半径方向にプレストレスしながら予備加工した
プレート形シールドを外装したガラス繊維コアー上に個
々に押し付け、そしてそれらを外装と共に加硫すること
によって製造しうる。絶縁体が働くのに必要な沿面漏れ
(creepage)路は特にシールドの数および直径
によって得ることができる。製造工程のマスターが十分
でなく、接合部がしっかりシールされていないと、ガラ
ス繊維コアーを外装するジャケット、つまりシャンクの
表面と、プレート形シールドの隙間との間の接合部の欠
陥がこの場合に生じる可能性がある。
【0005】DE−A1−42 02 653は、ジャ
ケットとシールド外装のプレート形シールドとの間の接
合を避けるために、コアーの周りにシールド外装を射出
成形することによって複合絶縁体を製造する方法、およ
びこれらの絶縁体を射出成形するための装置を教示して
いる。
【0006】螺旋シールドを有する高圧絶縁体は公知で
ある:SU 659382には、セラミック物質のため
の開口を含む回転ディスクを有する押し出し機を用いて
形成される螺旋リブを有する、磁器からの高圧絶縁体の
製造方法が記載されている:回転ディスクの詳細につい
ての記載はない。CH−A5−640 666では、予
備加工したリブ形エラストマープロフィール化バンドを
GRPコアーの周りに巻き付け、そして加硫した、螺旋
シールドを有する複合絶縁体を教示している。
【0007】CA−A1−2,046,682による
と、ジャケットのための平行四辺形の断面を有する同様
なリブ形エラストマープロフィール化バンドを、GRP
管のような絶縁コアーの周りに巻き付け、そして加硫す
る。EP−B1−0 161265によると、シリコー
ンゴムの薄いシールド形成螺旋バンドをプレート上に形
成し、引き剥がし、GRPコアーの周りに巻き付け、接
着する;この方法は多くの欠点を有する:シールドを変
形せずにシールドバンドを施すことは製造工程から不可
能である。これはむしろ、このフィラメントを通して破
壊的なグロー放電がフィラメント/シールド境界面で生
じるケースであるので、シールドの根元部分のナイロン
フィラメントはこの問題を解消することはできない。こ
の特許によると、シールドバンドをGRPコアーに固定
するための接着剤は、シールド間の空間のGRPコアー
を保護する働きもする;しかしながら、特に高電流部分
アークが絶縁体表面で生じないとき、極めて薄い層が信
頼性のある保護を行いうるとは思われない。破壊的放電
の危険性が非常に多いので、シールドの薄い厚みから得
られる短い接着部は同様に弱い個所である。
【0008】プラスチック複合絶縁体の上記製造方法で
は接合部および/または継ぎ目が生じ、従って、電気技
術的効果に悪影響を及ぼしやすい。これらはまた、とり
わけ多くの操作を製造のために必要とし、従って、製造
時間およびエネルギー消費の点で極めてコストがかかる
という欠点を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、よ
り大きな機能的信頼性およびよりすぐれた電気技術的特
性データを有する複合絶縁体を提供し、同時にそのよう
な複合絶縁体のよりコストの低い別の製造方法を提供す
る目的に基づくものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は、シャンク並
びに少なくとも1つのシールドおよびキャップを含むプ
ラスチック複合絶縁体であって、シャンクが繊維強化プ
ラスチックコアーおよびこのコアーの周りのシールド外
装のジャケットを含み、シールド外装がジャケットによ
り形成されており、少なくとも1つのシールドがシャン
クの周りを螺旋状に走り、シールド外装が接合部のない
一体部品に形成されている、プラスチック複合絶縁体に
よる本発明によって達成される。
【0011】この目的はまた、関連装置を用いてそのよ
うなプラスチック複合絶縁体を製造する2つの方法によ
る本発明によって達成される。
【0012】当業者の見解に反して、本発明による複合
絶縁体をはるかに簡単な方法で製造しうることを意外に
も見いだした。さらに、絶縁体の汚染は少なく、そのた
めプレート形シールドを有する同等の複合絶縁体の場合
よりも、より簡単に汚れを洗い落とすことができること
を見いだした。
【0013】本発明による複合絶縁体のプラスチックコ
アーは、低アルカリガラスで強化してもよい。これは、
特に、円筒形、凸状にカーブした形、または円錐形の設
計のものでもよく、結果としてシャンクの基本的な形を
決定する。プラスチックコアーは中実のロッドまたは中
空体でもよく、好ましくは管または中空円錐である。
【0014】シールド外装に用いられる好ましい材料
は、ショアA硬度が40を越える、特に60〜90のシ
リコーンゴムである。これにはHTVゴム(HTV=高
温加硫)が好ましい。シールド外装は、高温(一般に5
0〜200℃)で加硫しうるゴム、特に側鎖にジエンの
不飽和部分を含むEPDM(エチレン、プロピレンおよ
びジエンの三元共重合体)、および/またはEPM(エ
チレン−プロピレン共重合体)、ポリビニルジメチルシ
ロキサンおよび充填剤、好ましくは過酸化物を用いて架
橋される充填剤、または一般的なポリオルガノジメチル
シロキサンを含有していてもよい。別の種類の適したH
TVシリコーンゴムにはDIN ISO1629に相当
するMQ、FMQ、PMQおよびVMQが含まれる。シ
ールド外装は縦方向の継ぎ目および横断方向の継ぎ目の
ない滑らかな表面を通常有する。汚れる傾向がより少な
く、絶縁効果がよりすぐれているので、特に滑らかな表
面であるのが好ましい。十分に水切りできるように、ジ
ャケットは好ましくは実質的に同じ厚さであるか、また
は周りにリブ、溝または波形(好ましくは周りを螺旋状
に走る)を付ける。螺旋シールドの上側は一般に凸状に
形づくられ、螺旋シールドの下側はしばしば凹状に形づ
くられる。螺旋シールドの下側は波形または少なくとも
1つのリブまたは少なくとも1つの溝を有し、これらは
沿面漏れ路を長くしたり、シールドを補強したり、汚れ
を運び去ることもできる流水をそらせるのに役立つ。こ
れらのシールドの外形はシャンクに対して放射状でもよ
く、すなわちこれらは外に向かって走っている。一般
に、シールド表面とジャケット表面との間の遷移部分は
丸くなっているか、あるいは2つのシールドの間の間隔
が非常に少ないときは1つのシールドから次のシールド
へ連続して丸くなっている。絶縁体の縦方向におけるシ
ールドの上側を横切る断面部の弦は、縦方向Lに対して
30〜80°の角度αを通常形成する。螺旋シールドは
キャップに向かう側にランアウトを有していてもよく、
これらのランアウトと共に、シールドの張り出しは通
常、シャンク上の取り付き点に至るまでしだいに少なく
なっていく。例示設計は少なくとも1つの螺旋シールド
を示し、これはシャンクの中心部分で中断され、そして
この中断側に対してランアウトまたは中断部分において
少ない張り出しを有する。他の設計は、これらが、長さ
にわたって変化するシールド断面を有する少なくとも1
つの螺旋シールドを有する点、あるいはキャップから比
較的大きく隔たったところにのみランアウトを有する螺
旋シールドが少なくとも1つ形成される点が異なる。複
合絶縁体は少なくとも2つの螺旋シールドを有していて
よく、これらのシールドの断面は一方の場合と他方の場
合とでは異なる。シャンクの少なくとも1つの領域にお
いて、櫛のように縦の部分にシールド部分が接近して連
続していてもよい。縦の部分におけるシールド部分間の
距離は、例えば傾斜角度の変化または螺旋シールドのよ
り多くの数を考慮して、シャンクの長さにわたって変え
てもよい。ダイリングにおける回転装置またはプラスチ
ックコアーのための回転装置の回転速度を増すことによ
って、シールド部分を互いにより接近させたり、シール
ドの傾斜角度を減じたり、従って沿面漏れ路を長くする
ことが非常に容易である。傾斜角度はこの場合変えるこ
とができ、螺旋シールドの360°の1回転は、10m
mないし1000mm以上の縦方向Lにおける進み距離
に相当する。さらに、特に全ての螺旋シールドをキャッ
プから比較的大きく隔たったところにのみ形成するなら
ば、1つ以上のプレート形シールドを、シャンクの少な
くとも一端において、シャンク上に形成しても、あるい
はシャンクに取り付けてもよい。
【0015】プラスチックコアーは10cm〜8mの長
さでもよく、これによって絶縁体全体の長さがほぼ決ま
る。螺旋シールドは(ランアウトの端は別として)5〜
100mm、特に10〜70mm、特に好ましくは15
〜40mmのジャケット表面からのシャンクに対して垂
直な張り出しを有していてもよい。ジャケット表面のす
ぐ近くで測定した縦方向Lの2つのシールド部分間の距
離は、5〜1000mm、特に10〜500mm、特に
好ましくは20〜100mmである。
【0016】シールド外装表面上の実質的に真っすぐな
ラインの真直度偏差は通常0.5mm以下、好ましくは
0.3mm以下、特に0.1mm以下である。
【0017】本発明によるシールド設計はさらに別の利
点を提供する:シリコーンの合成は純粋な珪素から出発
するので、シリコーンゴムが高価な材料であることは知
られている。従って、シリコーンゴムのプレート形シー
ルドを有する絶縁体の設計では、材料の使用を最少限に
することを目指し、その結果、薄いシールドとなる。シ
リコーンゴムの薄いシールド、特に張り出しが比較的大
きなものは、ある状況下では機械的に不安定であり、貯
蔵および輸送中に変形する傾向があり、また機械的な損
傷を受けやすい。傾斜角度と共に適当なシールド断面を
選択すること、および適しているならば、シールドの下
側に溝、リブまたは波形を用いることによって、同じま
たはより大きな沿面漏れ路を有する一方で、プレート形
シールドよりも小さな張り出しをシールドに設けてもよ
く、これによってこの柔軟な材料のためのシールドの下
側における外形補剛効果により、かなりの程度の機械的
安定性が得られる。溝、リブまたは波形のあるシールド
用材料の使用はわずかであり、そしてその使用はこれに
よって得られる沿面漏れ路の長さによって大いに補われ
る。平らなプレート形シールドまたは螺旋シールドの場
合の沿面漏れ路の延長は、直径を大きくすることによっ
てのみ得ることができるので、この効果は材料算定にお
ける2つの力によって高まる。
【0018】本発明による複合絶縁体には接合部も通例
の継ぎ目もない。シールド外装に垂直な、絶縁体の縦方
向に走る薄いスキンを通常有するこれらの継ぎ目では、
汚れ粒子が局部的に蓄積し、破裂的な電気技術的効果を
有する。カーブしたかつ傾斜した螺旋シールドは、雨水
が螺旋に沿って流れずに、シールドの形のために外側へ
それ、そして滴り落ちるので、雨に特に有利である。
【0019】目に見える放電および部分アークが操作中
にあらゆるタイプの高圧絶縁体で生じうることは知られ
ている。これらの放電は非常に強く、特に、高エネルギ
ーのキャップとキャップの後に続く第1シールドとの間
のシャンク領域における絶縁体の電圧側端において強
い。観察すると、これらの放電はシャンク、およびシャ
ンクに近いシールドの下側部分で選択的に生じうる。絶
縁体の縦軸に沿った放電強度は、電圧を有する導体から
の距離が増すにつれて減少する。プレート形シールドを
有するプラスチック複合絶縁体の場合においても、放電
はキャップとその後に続く第1シールドとの間(特に空
気の汚染度が高い領域)で生じ、この放電はシールド外
装を浸食する原因となり、ひどい場合は、絶縁体を破壊
する。プレート形シールドは、絶縁体の地面側の方向に
流れる放電を妨げるバリヤーとして働く。
【0020】螺旋シールドのみを有する本発明によるプ
ラスチック複合絶縁体の場合、放電はさらにシャンクに
沿って移動することができ、それらの強度は消散する。
この場合、浸食の原因となる大きな局部電流密度は生じ
ない。
【0021】
【実施例】本発明によるプラスチック複合絶縁体の製造
では、同じ長さおよび同じ沿面漏れ路の一般的なプラス
チック複合絶縁体と較べて、ゴムを高い割合で節約する
ことができる。一般に、約40%の節約が期待される。
次表に、従来の複合絶縁体と本発明の複合絶縁体との2
つの異なる種類の絶縁体の相当する比較データを示す。
重量に関する特性データは製造を中断してのデータであ
り、シャンクの端はジャケットによって完全に覆われて
いない。
【0022】
【表1】
【0023】本発明による複合絶縁体は次の方法によっ
て製造しうる:プラスチック複合絶縁体の1つの製造方
法は、接着促進剤を繊維強化プラスチックコアーに施
し、このように予備処理したプラスチックコアーを、回
転可能なダイリングを有するサイドフィードダイを備え
た押し出し機またはラムプレスへ導入し、プラスチック
コアーの輸送速度は回転可能なダイリングの回転速度と
連係させ、シールド外装を製造するための組成物を予備
処理したプラスチックコアーの周りに圧縮し、そしてこ
れを回転可能なダイリングに通して、予備処理したプラ
スチックコアーに、ジャケットと1つ以上の螺旋の形の
シールド(1つまたは複数)とを含む一体外装を縦方向
に設けることを含むものである。さらに、プラスチック
コアーは、この場合、回転状態で押し出し機またはラム
プレスへ導入してもよく、プラスチックコアーの輸送速
度をその回転速度と連係させることは可能である。
【0024】プラスチック複合絶縁体の別の製造方法で
は、接着促進剤を繊維強化プラスチックコアーに施し、
このように予備処理したプラスチックコアーを、ダイリ
ングを有するサイドフィードダイを備えた押し出し機ま
たはラムプレスへ導入し、プラスチックコアーの輸送速
度はその回転速度と連係させ、シールド外装を製造する
ための組成物を予備処理したプラスチックコアーの周り
に圧縮し、そしてこれをダイリングの開口に通して、予
備処理したプラスチックコアーに、ジャケットと1つ以
上の螺旋の形のシールド(1つまたは複数)とを含む一
体シールド外装を縦方向に設けることを含むものであ
る。
【0025】この場合、接着促進剤は、組成物で外装す
る前に、吹き付け塗り、ハケ塗りまたは浸漬によってプ
ラスチックコアーへ施してもよい。接着促進剤は加硫の
ための接着促進剤として通常作用し、シラン基剤上に用
いうる。これはプラスチックコアーへ液体フィルム(例
えば約1μmの厚さ)として施してもよい。
【0026】本方法は一定の速度でまたは速度を変えて
連続または非連続的に実施しうる。回転装置または輸送
装置の速度は広範囲に変化させうるが、特にシールドは
引き裂かれるかもしれないので、確実に、過度の速度
が、被覆プラスチックコアーとゴム組成物との間に生じ
る剪断の原因とならないようにしなければならない。製
造の際、ダイリングの開口の大きさまたは/および形
は、特に開口を変える適当な装置が備わっているなら
ば、押し出し機またはラムプレスによる押し出し中に変
えてもよい;例えば、螺旋シールドを、ランアウトと共
に、キャップに向かう側にプレスしてもよい。しかしな
がら、螺旋シールドの端は斜めに切ったり、丸く切った
り、あるいはキャップに向かう側を加工してランアウト
を形成してもよい。螺旋シールドの端は切り取っただけ
でもよい。端を少し丸くすると有利である。本発明によ
る絶縁体の製造では、押し出しの間、空気を取り込まず
にサイドフィードダイを組成物で完全に満たすこと、お
よび組成物をシールド外装のために空気を取り込むこと
なく排出することを確実なものにしなければならない。
シャンクの製造プロセスは、加硫によりプラスチックコ
アーをシールド外装に結合することによって本質的に完
了する。加硫は加熱帯域のサイドフィードダイの下流で
行いうる。この場合、確実に、プラスチックコアーの外
側の領域も加硫に適した温度に達していなければならな
い。共に加硫する2つの部分間をふくれまたは亀裂なし
で化学結合することができるので、加硫の結果に対して
は、接着促進剤を使用することが非常に有利であること
が分かっている。水はふくれまたは亀裂中に溜まり、主
にグロー放電によって、電気技術的な悪影響を及ぼすこ
とになる。グロー放電は絶縁体を破壊するアークを招き
うる。
【0027】本発明による複合絶縁体は、次の装置を用
いて製造しうる:本発明によるプラスチック複合絶縁体
を製造するための装置は、押し出し機またはラムプレ
ス、サイドフィードダイ、開口を有するダイリングおよ
びプラスチックコアー用の輸送装置を含み、ダイリング
は回転装置を備えている。本発明によるプラスチック複
合絶縁体を製造するための別の装置は、押し出し機また
はラムプレス、サイドフィードダイ、開口を有するダイ
リングおよびプラスチックコアー用の輸送装置を含み、
輸送装置はプラスチックコアー用の回転装置を備えてい
る。ダイリングは弾力的に取り付けられているプロフィ
ールディスクを含み、プロフィールディスクに選択的に
配置されている開口を隠す。開口は、プラスチックコア
ーの輸送軸に対して中心に配置されている円形の隙間を
有し、半径方向または角度のそれた方向で少なくとも1
つのほぼくぎの形をした延長部と合流する。ほぼくぎの
形をした延長部領域の開口は、この延長部から枝分かれ
している少なくとも1つの絞り部または少なくとも1つ
の第2延長部を有する。これは、操作中に開口の大きさ
および/または形を変えることができる装置を備えてい
てもよい。開口の円形隙間は、開口を通して輸送すると
きの地点で、プラスチックコアーの直径よりも少なくと
も0.2mm大きな直径を有する。
【0028】シールド外装を形づくるために働くプロフ
ィールダイは、シャンクおよびシールド設計に関し需要
家の要求に対して速やかに、柔軟に、かつ低コストで答
えることができる簡単な構造のものであり、特に一体タ
イプの場合、高価な用具を備えなくともよい。
【0029】本発明による複合設計の高圧絶縁体、その
製造方法、および関連装置について、図面を参照しなが
ら実施例によって説明する。
【0030】図1は、本発明によるプラスチック複合絶
縁体の詳細を示す図である。絶縁体1の中心部分はシャ
ンク2およびこのシャンクの周りを螺旋状に巻くシール
ドを含む。シャンク2は、”継ぎ目がなく”、そして円
筒形コアーの場合は軸に平行に配置されているエポキシ
樹脂外装ガラス繊維からなりうる繊維強化プラスチック
コアー3、およびシールド外装4を含む。プラスチック
コアー3はジャケット5の継ぎ目のない層によって外装
されており、ジャケット5は螺旋シールド6と接合部の
ない状態で合併している。図1の詳細図は縦断面図であ
り、絶縁体の縦方向におけるシールドの上側を横切る断
面部の弦は、縦方向に対して30°〜80°、好ましく
は40°〜70°の角度αをなす。ここでは、シールド
17の断面部をはっきり見ることができる。螺旋シール
ド6の上側7および下側8のジャケット9への遷移は鋭
角状でもよいが、好ましくは丸味がついた状態10およ
び11であり、特に半径は0.1〜12mmである。図
1は、一定の直径を有し、くぼみのない円筒形シャンク
2を有し、そして断面が一定の単一螺旋シールド6を有
する、本発明による絶縁体の例を示す図である。あるい
は、リブ、溝または波形14を有する同じまたは異なる
断面の複数のシールドも用いうる。図1には、金属取り
付けの形で通常設計されている、シールドのランアウト
15を有するシャンク末端16もキャップ19も示して
いない。キャップは、引っ張り力をプラスチックコアー
3から絶縁体サスペンションまたは固定装置へ伝達する
ために働く(図示せず)。キャップは、例えば鋼、鋳鉄
または他の金属材料からなり、半径方向の圧縮によって
プラスチックコアー3の端に接続しうる。さらに、2つ
のシールド部分12の間の間隔およびシールド13の張
り出しの間隔を示す。
【0031】図2は、押し出し機21の領域におけるプ
ラスチック複合絶縁体1の製造装置20を示す図であ
る。シールド外装4を製造するための組成物24は押し
出し機21によってサイドフィードダイ22へ運ばれ
る。接着促進剤を施すための装置37、捩れ防止手段3
6を有するプラスチックコアー3のための輸送装置2
6、回転可能なダイリング23を有するサイドフィード
ダイ22、およびシールド外装を加硫するための加熱帯
域35を、プラスチックコアー3が相当する隙間の中心
を通るように軸方向に配置する。ダイリング23は駆動
装置33および34によって駆動する。
【0032】図3は、サイドフィードダイ22および回
転可能なダイリング23の排出端の部分断面図である。
プラスチックコアー3はサイドフィードダイ22の中心
をマンドレル43から少し間隔をおいて通り抜け、この
周りに、マンドレル43の後ろのシールド外装4のため
の組成物24を、プラスチックコアー3と開口25の端
との間のほぼ円形の隙間30、およびまた延長部31、
および適切ならば第2延長部32に押し入れ、そしてジ
ャケット5および螺旋シールド6の形に形成する。ダイ
リング23はボールベアリング41によってサイドフィ
ードダイ22の周りを回転できるように取り付けてあ
る。開口25を有するプロフィールディスク29はネジ
38および圧縮ばね39によって回転可能なダイリング
23のハウジングに接続してある。開口25の断面はそ
こで形成されるシールド外装4の断面を決定する。サイ
ドフィードダイ22の内部空間は、PTFEであると有
利かもしれない、シールおよびスライドリング40によ
って、プロフィールディスク29とダイリング23のハ
ウジングとの間を密封される。プロフィールディスク並
びにシールおよびスライドリング40上の圧力を全円周
にほぼ等しく分布するために、締めトルクは全てのネジ
38で同じでなければならない。締めトルクは、組成物
24が操作中にシールおよびスライドリング40の領域
で漏れず、ダイリング23の回転が確実に満足なものと
なるのに十分に大きくなければならない。このために
は、正確なトルク設定、シールおよびスライドリング4
0の変形のための補正、その結果、プロフィールディス
ク29とシールおよびスライドリング40との間の不断
の接触が圧縮ばね39によって達成される。この方法で
は、確実な密封を達成することができる。プラスチック
コアー3に施される接着促進剤はいずれの図にも示して
いない。
【0033】図4の左のいくつかの部分図は、様々な形
の開口25を有する回転可能なダイリング23の様々な
プロフィールディスク29を示すものであり、これらは
半径方向または角度のそれた方向でほぼくぎ形の延長部
31と合流する円形隙間30を有し、そして必要に応じ
て曲がっていてもまたは真っすぐに並んでいてもよい。
さらに、第2の延長部32は、上に形成されるリブまた
は波形14のために、延長部31から横に分岐してもよ
い。プロフィールディスク29は、固定ボア46によっ
て回転可能なダイリング23のハウジングに接続しう
る。開口の大きさまたは/および形を押し出し中に変え
る装置はここでは示していない。開口25の変更は、例
えばシャンクを円錐形にする、絶縁体の押し出し時間の
間、あるいは例えば横断リブを作るための、少しの時
間、均等に行いうる。各種プロフィールディスク29の
部分図の右隣は、左に示した開口25によって得ること
ができるプラスチックコアー3およびジャケット5を含
むストランド2、並びに螺旋シールド6の詳細な縦断面
図である。
【0034】原則として、開口25の形および大きさは
シールド外装4の断面を決定する。しかしながら、まだ
未加硫材料であるこのプラスチックの場合、得られるシ
ールドの断面17は開口25の形と全く同じではない。
この方法で製造すると、一般に多少傾斜したおよび曲が
った螺旋シールド6が得られる。このシールド6は通
常、シャンク2により近いところではより厚くなってお
り、シールド6の端に向かってより薄くなる。同一の開
口25で、回転速度を変えると異なる形のシールド断面
17を得ることができる。部分図a〜dにおいて、開口
25および得られるシールド断面17の様々な変化を示
す。従って、螺旋シールド6の数、大きさおよび形は簡
単な手段によって左右することができる。
【0035】本発明を頭上線用の高圧絶縁体、製造方法
および製造に必要な装置について上で詳しく説明してき
た。本発明による複合絶縁体が高圧装置としてまたは電
気機器、特に屋外機器、使用が考えられる広範囲な領域
の機器用のハウジングとして使用しうることは自明のこ
とである。本発明はまた、全高が一定の一般的な絶縁体
が大気汚染領域においてフラッシュオーバーに関する電
気的問題を有する場合にも有利に用いうる。本発明は、
全高が同じままで、沿面漏れ路を大気条件に適応させる
ことができる絶縁体の製造に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック複合絶縁体の詳細図であ
る。
【図2】押し出し機21の領域におけるプラスチック複
合絶縁体1の製造装置20を示す図である。
【図3】サイドフィードダイ22および回転可能なダイ
リング23の排出端の部分断面図である。
【図4】図4の左側の図は、様々な形の開口25を有す
る回転可能なダイリング23の様々なプロフィールディ
スク29を示す部分図であり、図4の右側の図は、左側
に示した開口25によって得ることができるプラスチッ
クコアー3およびジャケット5を含むストランド2、並
びに螺旋シールド6の縦断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック複合絶縁体 2 シャンク 3 プラスチックコアー 4 外装 5 ジャケット 6 螺旋シールド 20 プラスチック複合絶縁体製造装置 21 押し出し機 22 サイドフィードダイ 23 ダイリング 25 開口 29 プロフィールディスク 30 隙間 31 延長部 32 第2延長部 35 加熱帯域
フロントページの続き (71)出願人 597105500 Fabrikstrasse 23−29,D −73207 Plochingen,Ger many (72)発明者 ハインツ・デンデルファー ドイツ連邦共和国デー−95100 セルブ, ハインリッヒ−フォン−クライスト−ヴェ ック 2

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンク(2)並びに少なくとも1つの
    シールドおよびキャップ(19)を含むプラスチック複
    合絶縁体(1)であって、シャンクは繊維強化プラスチ
    ックコアー(3)およびこのコアーの周りのシールド外
    装(4)のジャケット(5)を含み、シールド外装はジ
    ャケット、およびシャンクの周りを螺旋状に走る少なく
    とも1つのシールド(6)によって形成され、シールド
    外装は継ぎ目のない一体部品に形成されている、プラス
    チック複合絶縁体。
  2. 【請求項2】 シールド外装(4)が縦方向の継ぎ目の
    ないおよび横断方向の継ぎ目のない滑らかな表面を有し
    ている、請求項1に記載のプラスチック複合絶縁体。
  3. 【請求項3】 螺旋シールド(6)の上側(7)が凸状
    に形づくられている、請求項1または2に記載のプラス
    チック複合絶縁体。
  4. 【請求項4】 螺旋シールド(6)の下側(8)が凹状
    に形づくられている、請求項1〜3のいずれか一項に記
    載のプラスチック複合絶縁体。
  5. 【請求項5】 螺旋シールド(6)の下側(8)が波形
    または少なくとも1つのリブまたは少なくとも1つの溝
    を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラス
    チック複合絶縁体。
  6. 【請求項6】 縦方向(L)におけるシールドの上側を
    横切る断面部の弦が、縦方向(L)に対して30°〜8
    0°の角度αを形成する、請求項1〜5のいずれか一項
    に記載のプラスチック複合絶縁体。
  7. 【請求項7】 プラスチックコアーが低アルカリガラス
    の繊維によって強化されている、請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載のプラスチック複合絶縁体。
  8. 【請求項8】 シールド外装(4)が、高温で加硫しう
    るゴムを含有している、請求項1〜7のいずれか一項に
    記載のプラスチック複合絶縁体。
  9. 【請求項9】 螺旋シールド(6)が、キャップ(1
    9)に向かう側にランアウト(15)を有する、請求項
    1〜8のいずれか一項に記載のプラスチック複合絶縁
    体。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの螺旋シールド(6)
    が、シャンク(2)の中心部分で中断し、そしてこの中
    断側に対してランアウト(15)または中断部分におい
    て少ない張り出しを有する、請求項1〜9のいずれか一
    項に記載のプラスチック複合絶縁体。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの螺旋シールド(6)
    が、長さにわたって変化するシールド断面部(17)を
    有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプラス
    チック複合絶縁体。
  12. 【請求項12】 キャップ(19)から比較的隔たった
    ところにのみ、ランアウト(15)を有する少なくとも
    1つの螺旋シールド(6)が形成されている、請求項1
    〜11のいずれか一項に記載のプラスチック複合絶縁
    体。
  13. 【請求項13】 シールドの断面部(17)が一方の場
    合と他方の場合とでは異なる、少なくとも2つの螺旋シ
    ールド(6)を有する、請求項1〜12のいずれか一項
    に記載のプラスチック複合絶縁体。
  14. 【請求項14】 シャンク(2)の少なくとも1つの領
    域において、櫛のように縦の部分においてシールド部分
    が接近して連続している、請求項1〜13のいずれか一
    項に記載のプラスチック複合絶縁体。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つのプレート形シールド
    (18)が、シャンクの少なくとも一端(16)におい
    て、シャンク上に形成されていても、あるいは取り付け
    られていてもよい、請求項1〜14のいずれか一項に記
    載のプラスチック複合絶縁体。
  16. 【請求項16】 螺旋シールド(6)が、ランアウト
    (15)の端は別として、5〜100mm、特に10〜
    70mm、特に好ましくは15〜40mmのジャケット
    (9)表面からのシャンク(2)に対して垂直な張り出
    し(13)を有する、請求項1〜15のいずれか一項に
    記載のプラスチック複合絶縁体。
  17. 【請求項17】 ジャケット表面の近くで測定した縦方
    向Lにおける2つのシールド部分間の距離(12)が5
    〜1000mm、特に10〜500mm、特に好ましく
    は20〜100mmである、請求項1〜16のいずれか
    一項に記載のプラスチック複合絶縁体。
  18. 【請求項18】 プラスチックコアーが円筒形、凸状に
    カーブした形、または円錐形の設計のものである、請求
    項1〜17のいずれか一項に記載のプラスチック複合絶
    縁体。
  19. 【請求項19】 プラスチックコアーが中実ロッドまた
    は中空体である、請求項1〜18のいずれか一項に記載
    のプラスチック複合絶縁体。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれか一項に記載
    のプラスチック複合絶縁体の製造方法であって、接着促
    進剤を繊維強化プラスチックコアー(3)へ施し、この
    ように予備処理したプラスチックコアーを、回転可能な
    ダイリング(23)を有するサイドフィードダイ(2
    2)を備えた押し出し機(21)またはラムプレスへ導
    入し、プラスチックコアーの輸送速度は回転可能なダイ
    リングの回転速度と連係させ、シールド外装(4)を製
    造するための組成物(24)を予備処理したプラスチッ
    クコアーの周りへ圧縮し、そして回転可能なダイリング
    に通して、予備処理したプラスチックコアーにジャケッ
    トおよび1つ以上の螺旋の形のシールド(1つまたは複
    数)を含む一体シールド外装を縦方向に設ける、上記の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜19のいずれか一項に記載
    のプラスチック複合絶縁体の製造方法であって、接着促
    進剤を繊維強化プラスチックコアー(3)へ施し、この
    ように予備処理したプラスチックコアーを、ダイリング
    (23a)を有するサイドフィードダイ(22)を備え
    た押し出し機(21)またはラムプレスへ回転状態で導
    入し、プラスチックコアーの輸送速度はその回転速度と
    連係させ、シールド外装(4)を製造するための組成物
    (24)を予備処理したプラスチックコアーの周りへ圧
    縮し、そしてダイリングの開口(25)に通して、予備
    処理したプラスチックコアーにジャケットおよび1つ以
    上の螺旋の形のシールド(1つまたは複数)を含む一体
    シールド外装を縦方向に設ける、上記の製造方法。
  22. 【請求項22】 プラスチックコアー(3)を回転状態
    で押し出し機(21)またはラムプレスへ導入し、そし
    てプラスチックコアーの輸送速度をその回転速度と連係
    させる、請求項20に記載のプラスチック複合絶縁体の
    製造方法。
  23. 【請求項23】 組成物(24)で外装する前に、吹き
    付け、ハケ塗りまたは浸漬によって接着促進剤をプラス
    チックコアー(3)へ施す、請求項20〜22のいずれ
    か一項に記載のプラスチック複合絶縁体の製造方法上
    記。
  24. 【請求項24】 シランに基づく接着促進剤を使用す
    る、請求項20〜23のいずれか一項に記載のプラスチ
    ック複合絶縁体の製造方法。
  25. 【請求項25】 ダイリング(23、23a)の開口
    (25)の大きさまたは/および形を押し出し中に変え
    る、請求項20〜24のいずれか一項に記載のプラスチ
    ック複合絶縁体の製造方法。
  26. 【請求項26】 螺旋シールドを、ランアウト(15)
    と共に、キャップ(19)に向かう側に押し付ける、請
    求項20〜25のいずれか一項に記載のプラスチック複
    合絶縁体の製造方法。
  27. 【請求項27】 螺旋シールドの端を、斜めに切った
    り、丸く切ったり、または加工してキャップ(19)に
    向かう側にランアウト(15)を形成する、請求項20
    〜25のいずれか一項に記載のプラスチック複合絶縁体
    の製造方法。
  28. 【請求項28】 プラスチックコアーを加硫によってシ
    ールド外装に結合する、請求項20〜27のいずれか一
    項に記載のプラスチック複合絶縁体の製造方法。
  29. 【請求項29】 押し出し機(21)またはラムプレ
    ス、サイドフィードダイ(22)、開口(25)を有す
    るダイリング(23または23a)、およびプラスチッ
    クコアーのための輸送装置(26)を含み、ダイリング
    が回転装置(27)を備えている、請求項1〜19のい
    ずれか一項に記載のプラスチック複合絶縁体を製造する
    ための装置(20)。
  30. 【請求項30】 押し出し機(21)またはラムプレ
    ス、サイドフィードダイ(22)、開口(25)を有す
    るダイリング(23または23a)、およびプラスチッ
    クコアーのための輸送装置(26)を含み、輸送装置が
    プラスチックコアーのための回転装置(27a)を備え
    ている、請求項1〜19のいずれか一項に記載のプラス
    チック複合絶縁体を製造するための装置(20)。
  31. 【請求項31】 ダイリング(23または23a)が、
    開口(25)を有する、弾力的に取り付けられたプロフ
    ィールディスク(29)を含む、請求項29または30
    に記載の装置。
  32. 【請求項32】 開口が、プラスチックコアーの輸送軸
    に対して中心に配置された、かつ少なくとも1つのほぼ
    くぎの形をした延長部(31)と半径方向または角度の
    それた方向で合流する円形隙間(30)を有する、請求
    項29〜31のいずれか一項に記載の装置。
  33. 【請求項33】 開口(25)が、ほぼくぎの形をした
    延長部(31)の領域で、少なくとも1つのくびれまた
    はこの延長部から分岐している少なくとも1つの第2延
    長部(32)を有する、請求項32に記載の装置。
  34. 【請求項34】 開口(25)が、開口の大きさまたは
    /および形を操作中に変えることができる装置(28)
    を備えている、請求項31〜33のいずれか一項に記載
    の装置。
  35. 【請求項35】 開口(25)の円形隙間(30)の直
    径が、開口を通して運ぶときの地点でのプラスチックコ
    アーの直径よりも少なくとも0.2mm大きい、請求項
    32〜34のいずれか一項に記載の装置。
  36. 【請求項36】 請求項1〜19のいずれか一項に記載
    のプラスチック複合絶縁体を、高圧絶縁体として、また
    は電気機器、特に屋外機器用のハウジングとして使用す
    る方法。
JP19852697A 1996-07-24 1997-07-24 螺旋シールドを有するプラスチック複合絶縁体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4205186B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19629796A DE19629796C5 (de) 1996-07-24 1996-07-24 Kunststoffverbundisolator mit spiralförmigem Schirm und Verfahren zu seiner Herstellung
DE19629796.6 1996-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1097817A true JPH1097817A (ja) 1998-04-14
JP4205186B2 JP4205186B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=7800656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19852697A Expired - Lifetime JP4205186B2 (ja) 1996-07-24 1997-07-24 螺旋シールドを有するプラスチック複合絶縁体およびその製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5925855A (ja)
EP (1) EP0821373B1 (ja)
JP (1) JP4205186B2 (ja)
DE (2) DE19629796C5 (ja)
HU (1) HU223912B1 (ja)
ZA (1) ZA976531B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140074340A (ko) * 2011-12-12 2014-06-17 와커 헤미 아게 자외선-가교결합된 실리콘 고무를 이용한 복합 절연체의 제조 방법

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE510064C2 (sv) * 1997-08-27 1999-04-12 Asea Brown Boveri Förfarande och anordning för framställning av elektrisk isolator med skruv- eller spiralformad beläggning
DE19858215C2 (de) * 1998-12-17 2003-07-24 Ceramtec Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Verbundisolatoren
AU2002224778A1 (en) * 2000-10-13 2002-04-22 Lapp Insulator Gmbh Production of composite insulators by injecting different screens onto an insulator shank
CA2349253C (en) * 2000-12-26 2009-11-17 S&C Electric Company Method and arrangement for providing a gas-tight housing joint
US6657128B2 (en) * 2001-01-29 2003-12-02 Mcgraw-Edison Company Hydrophobic properties of polymer housings
GB0116135D0 (en) * 2001-06-29 2001-08-22 Tyco Electronics Ltd Uk "Helical shed"
US6952154B2 (en) * 2002-06-16 2005-10-04 Maclean-Fogg Company Composite insulator for fuse cutout
US6831232B2 (en) * 2002-06-16 2004-12-14 Scott Henricks Composite insulator
FR2859048B1 (fr) * 2003-08-20 2005-12-23 Electricite De France Dispositif d'isolation electrique pour un engin de manutention
SE526328C2 (sv) * 2003-12-19 2005-08-23 Abb Technology Ltd Kraftkondensator
DE102006061599A1 (de) * 2006-12-27 2008-07-03 Cellpack Gmbh Füll- und Abdichtsystem für elektrisch isolierende Gehäuse und Umhüllungen zur Aufnahme von Kabel- und Leitungsverbindungen
US7646282B2 (en) * 2007-12-14 2010-01-12 Jiri Pazdirek Insulator for cutout switch and fuse assembly
US20110037454A1 (en) * 2009-08-13 2011-02-17 Won Taek Han CdSe QUANTUM DOTS DOPED OPTICAL FIBER AND A CURRENT SENSOR USING THE SAME
DE102010027417A1 (de) * 2010-07-09 2011-08-25 AREVA Energietechnik GmbH, 93055 Isolator und Verfahren zur Herstellung eines Isolators
US8729396B2 (en) 2010-09-02 2014-05-20 Cooper Technologies Company Full composite insulator for electrical cutout
DE102017004477A1 (de) * 2017-05-10 2018-11-15 Gemo D.G. Moritz GmbH & Co. Kommanditgesellschaft Verfahren zur Herstellung eines Steigungskabels und Extruder zu seiner Durchführung
US11478127B2 (en) * 2019-03-28 2022-10-25 Olympus Corporation Thin-walled spiral tube for use with endoscope
US11488748B2 (en) * 2020-06-12 2022-11-01 Hubbell Incorporated Integrated insulator seal and shield assemblies

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3003022A (en) * 1958-03-07 1961-10-03 Cie Generale Electro Ceramique Finned insulator
FR76305E (fr) * 1959-06-03 1961-10-06 Cie Generale Electro Ceramique Isolateur à ailette
US3257501A (en) * 1961-04-20 1966-06-21 Westinghouse Electric Corp Self-cleaning electrical insulator constructions
AT260323B (de) * 1964-09-16 1968-02-26 Elektroporcelan Narodni Podnik Isolator, vorzugsweise Langstabisolator für Freiluft-Hochspannungsleitungen, mit spiralförmigen Schutzschirm
US3685147A (en) * 1970-05-27 1972-08-22 Phelps Dodge Copper Prod Method of making coaxial cable
US3786175A (en) * 1971-04-27 1974-01-15 Transmission Dev Ltd Electrical insulator having sheds arranged at an angle to its axis
FR2363170A1 (fr) * 1976-08-26 1978-03-24 Ceraver Isolateur electrique a barreau isolant stratifie et procede de realisation
DE2746870C2 (de) * 1977-10-19 1982-08-26 Rosenthal Technik Ag, 8672 Selb Verfahren zur Herstellung von Freiluft-Verbundisolatoren
SU659382A1 (ru) * 1977-11-25 1979-04-30 Предприятие П/Я А-3944 Установка дл непрерывного формовани винтореберных изол торов
CH640664A5 (de) * 1979-11-05 1984-01-13 Sprecher & Schuh Ag Mechanisch beanspruchbares glasfaserverstaerktes kunststoff-isolierteil.
DE3023543C2 (de) * 1980-06-24 1982-09-09 Karl Pfisterer Elektrotechnische Spezialartikel Gmbh & Co Kg, 7000 Stuttgart Verfahren zur Herstellung eines Langstabisolators
CH640666A5 (en) * 1981-05-22 1984-01-13 Cossonay Cableries Trefileries Method for manufacturing a high-voltage outdoor insulator and insulator produced according to this method
WO1985002053A1 (en) * 1983-11-01 1985-05-09 Klaey Hans Apparatus for fabricating a shell band and for the winding thereof on an insulator traction element
US4833278A (en) * 1988-10-31 1989-05-23 Hyrdro-Quebec Insulator housing made from polymeric materials and having spirally arranged inner sheds and water sheds
US5223190A (en) * 1991-02-01 1993-06-29 Pirelli Cavi S.P.A. Apparatus and method to make composite insulators for electric overhead lines
CA2046682A1 (en) * 1990-08-10 1992-02-11 Roger G. Chaffee High voltage insulator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140074340A (ko) * 2011-12-12 2014-06-17 와커 헤미 아게 자외선-가교결합된 실리콘 고무를 이용한 복합 절연체의 제조 방법
JP2015508422A (ja) * 2011-12-12 2015-03-19 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG 紫外線架橋シリコーンゴムによる複合絶縁体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
ZA976531B (en) 1998-01-26
DE19629796A1 (de) 1998-01-29
JP4205186B2 (ja) 2009-01-07
HUP9701262A3 (en) 1999-10-28
HU9701262D0 (en) 1997-09-29
DE19629796C5 (de) 2004-12-16
HU223912B1 (hu) 2005-03-29
EP0821373A1 (de) 1998-01-28
DE19629796C2 (de) 1998-07-16
DE59709669D1 (de) 2003-05-08
EP0821373B1 (de) 2003-04-02
US5925855A (en) 1999-07-20
HUP9701262A2 (hu) 1998-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205186B2 (ja) 螺旋シールドを有するプラスチック複合絶縁体およびその製造方法
JP4184434B2 (ja) 多層の補強され且つ安定化されたケーブル構造体
US4343966A (en) Electric line insulator made of organic material and having an inner semi-conductive part extending between end anchor fittings
DK150765B (da) Fremgangsmaade til fremstilling af frilufts-forbindelsesisolatorer
GB2310294A (en) Producing a reinforced optical cable by extrusion
KR100343076B1 (ko) 전기절연체와,그절연체제조방법및그방법을수행하기위한장치
KR100371066B1 (ko) 전기절연체및그제조방법
EP0503364B1 (fr) Procédé de fabrication des tubes en matériaux thermoplastiques renforcés par des fibres à orientation contrôlée et appareillage pour sa mise en oeuvre
JP4700061B2 (ja) ケーブルの製造方法
EP0267818B1 (fr) Tuyau composite souple pour fluide sous pression
CA2151352C (en) Composite insulator and its manufacturing method
GB1601379A (en) High voltage electric insulators made of resin-bonded glass-fibre and organic material and process for manufacturing same
CN109087726A (zh) 一种铜基合金高频同轴电缆
CN107680734A (zh) 中压26/35kV及以下PP电力电缆的制备工艺
EP0125421B1 (fr) Procédé de liaison de l'ailette terminale en élastomère vulcanisé d'un élément isolant avec une ferrure d'extrémité
JP4043670B2 (ja) 複合碍管及びcvケーブル乾式終端接続部
US6215075B1 (en) Composite insulator
CN208737895U (zh) 一种铜基合金高频同轴电缆
JP2000508111A (ja) 笠付き電気絶縁体
FI115571B (fi) Monikerroksinen lujitettu ja stabiloitu kaapelirakenne
WO2011089471A2 (en) Composite insulator
WO2022181142A1 (ja) 熱収縮チューブ、熱収縮接続部品、熱収縮チューブの製造方法及び熱収縮接続部品の製造方法
CN205724823U (zh) 预制式热缩电缆附件
JPH08321223A (ja) 耐高電圧性絶縁体の製造方法
JPH04334920A (ja) 相間スペーサ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080919

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081016

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term