JPH1097063A - バーニッシュ処理フィルム及びそれを使用するプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法 - Google Patents

バーニッシュ処理フィルム及びそれを使用するプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法

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JPH1097063A
JPH1097063A JP8273056A JP27305696A JPH1097063A JP H1097063 A JPH1097063 A JP H1097063A JP 8273056 A JP8273056 A JP 8273056A JP 27305696 A JP27305696 A JP 27305696A JP H1097063 A JPH1097063 A JP H1097063A
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俊彦 高田
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和夫 永島
Hisashi Nakajima
久 中嶋
Norio Yabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サープリント法によって形成したプレプレス
カラープルーフ上に光沢度差のある画像を形成する。 【解決手段】 透明支持体上に透明性マット化剤を含む
接着性透明樹脂層、透明性感光層からなるバーニッシュ
処理フィルムを用い、形成したマット面画像をサープリ
ント法によって形成したプレプレスカラープルーフ上に
形成し、画像の特定部分の表面光沢を調整したカラープ
ルーフを得るためのバーニッシュ処理フィルム及びこれ
を用いたプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレプレスカラー
プルーフの表面光沢度を調整するために使用するバーニ
ッシュ処理フィルムに関するものであり、更に詳しく
は、主として印刷製版工程で校正作業に用いるサープリ
ント方式のプレプレスカラープルーフの表面に特定部分
の光沢度が異なった画像を形成するために使用するバー
ニッシュ処理フィルム、及びそれを使用するプレプレス
カラープルーフの表面光沢度を調整する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷物表面に樹脂あるいはマ
ット化剤を含んだ樹脂等でパターンを形成することによ
り、その処理部分の表面光沢度を変えて印刷効果を高め
る、表面強度を高める、ブロッキングを防止する等の方
法(Overprint Varnish )がある(Printing Ink Techn
ology, 413〜417 ,E.A.Apps著、Leonard Hill Limited
社、1961年)。
【0003】一方、従来より、カラー製版、カラー印刷
の校正には感光性樹脂等を利用した感光性転写シートを
用いたサープリント法によるプレプレスカラープルーフ
が用いられてきた(特開昭60−28649 号公報、特開昭61
−286857号公報、特開昭62−103636号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上記サープリント法によるプレプレスカラープルーフ上
にオーバープリント・バーニッシュ(Overprint Varnis
h )と同等の処理を行う方法がなかった。本発明は、印
刷時に用いられるオーバープリント・バーニッシュと同
等の効果をサープリント法によるプレプレスカラープル
ーフに持たせることを課題とし、特に、サープリント法
によるプレプレスカラープルーフ上に形成された画像の
特定部分の光沢を変えることによって印刷物の表現効果
をより高める方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、透明支持体上に、透
明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層、透明性感光層
を設けてなることを特徴とするバーニッシュ処理フィル
ムを開発した。このような構成によって、本発明のバー
ニッシュ処理フィルムを画像露光、現像すると、露光さ
れなかった部分は感光層が除去され透明性マット化剤を
含む接着性透明樹脂層が露出し、この部分の光沢が低下
する。従って、露光された部分(感光層が残存している
部分)と露光されなかった部分との光沢度の差が大きく
なり、コントラストに優れる画像が得られる。
【0006】更に詳しくは、透明支持体上にこの透明支
持体から剥離可能な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感
光層を積層した感光性転写シートを画像露光、現像によ
り感光層に分色画像を形成した後、受像シート上に重ね
て、加熱加圧下で転写、透明支持体を剥離する。同様
に、着色剤の色調が異なる感光層を有する他の感光性転
写シートを同様に画像露光、現像により他の分色画像を
得た後、加熱加圧下で転写、透明支持体の剥離、を必要
な転写する色の数だけ繰り返す。その後、この受像シー
トの転写面を最終支持体上に重ね、加熱加圧下で転写、
受像シートを剥離することにより、最終支持体上にカラ
ー画像を形成するプレプレスカラープルーフの表面光沢
度を調整する方法として、透明支持体上にこの支持体か
ら剥離可能な透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂
層、透明性感光層を積層したバーニッシュ処理フィルム
を用い、最終支持体上にカラー画像を形成したプレプレ
スカラープルーフ上にオーバープリント・バーニッシュ
処理と同様な効果を付与する方法を提供することを課題
とした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のバーニッシュ処理フィル
ムを用いた、サープリント法によるプレプレスカラープ
ルーフ上にオーバープリント・バーニッシュと同等の表
面光沢度の調整を行う方法は、 1) 1つの透明支持体上にこの支持体上から剥離可能な
透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層、透明性感光
層を積層したバーニッシュ処理フィルムの透明性感光層
に、画像露光、現像により透明性高光沢画像を形成する
段階 2) 透明性高光沢画像を接着性透明樹脂層と共に加熱加
圧下で受像シートの接着性透明樹脂層面上に転写後、透
明支持体を剥離する段階 3) 他の透明支持体上にこの透明支持体から剥離可能な
接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感光
性転写シートを画像露光、現像により感光層に着色画像
を形成する段階 4) 前記バーニッシュ処理フィルムの透明性感光層に形
成した画像が転写された受像シートの接着性透明樹脂層
面に、感光性転写シートの感光層面を重ねて、加熱加圧
下で転写後、感光性転写シートの透明支持体を剥離する
段階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
層を有する他の感光性転写シートを同様に画像露光、現
像、転写、透明支持体の剥離を必要な色の数だけ繰り返
す段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
熱加圧下で画像を転写後、受像シートを剥離する段階で
処理することを特徴とする。これによって、最終支持体
上の最上面にバーニッシュ処理フィルム上に形成した透
明性高光沢画像が形成されるので、表面光沢度の調整さ
れたプレプレスカラープルーフが得られる。
【0008】上記本発明に用いられるバーニッシュ処理
フィルムの構成は図1に示す通りであるが、その透明支
持体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、トリアセテート、ポリエチレン
ナフタレート等の透明なプラスチックフィルムを挙げる
ことができる。特に二軸延伸されたプラスチックフィル
ムが好ましく、ポリエチレンテレフタレートフィルムが
強度、耐熱性、寸法安定性、透明性、経済性等において
優れており好ましい。この透明支持体の厚さには特に制
限はないが、50〜150 μm 程度が適当である。
【0009】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの透明支持体と透明性マット化剤を含む接着性透明
樹脂層の間には、必要に応じて離型層を設けてもよい。
この離型層は、透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂
層と透明支持体の剥離を容易にする為のものであり、離
型層を形成する材料としては、透明性マット化剤を含む
接着性透明樹脂層との剥離力が 1.0〜10.0g/25mm、よ
り好ましくは 2.0〜4.5 g/25mmの範囲で剥離できるこ
とが望ましい。この範囲の剥離力を得やすい樹脂として
はウレタン樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、あるい
はこれらとの共重合物、混合物等が挙げられる。、ま
た、この離型層にはシリカ(二酸化珪素)などの無機顔
料、プラスチック顔料等を添加することによって剥離
力、表面平滑性を調節することも可能である。離型層の
厚さは、特に限定されるものではないが、 0.5〜 5.0g
/m2 の乾燥重量の範囲から選ばれることが望ましい。
【0010】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層は、そ
の上に形成された画像と十分に接着し、必要に応じて離
型層を付与した透明支持体から容易に剥離可能であり、
かつ、加熱加圧下での転写作業時に他に転写される着色
画像やその接着性透明樹脂層と十分に接着し、受像シー
トの接着性透明樹脂層とも適切な接着性を有することが
必要である。この様な目的を満足する樹脂としては、感
圧性接着剤や感熱性接着剤の利用が好ましく、特に限定
されるものではないが、見当合わせ等の作業性の点から
感熱性接着剤の方がより好ましい。例えば以下の如き皮
膜形成性の高分子物質が挙げられる。
【0011】ポリアクリル酸エステルおよびアクリル酸
エステル共重合体、ポリメタアクリル酸エステルおよび
メタアクリル酸エステル共重合体、ポリアクリルアマイ
ドおよびアクリルアマイド共重合体、ポリ酢酸ビニル及
び酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル及び塩化ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニリデン及び塩化ビニリデン共重
合体、ポリスチレン及びスチレン共重合体、エチレンと
酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エステル、エチレン
と塩化ビニル、エチレンとアクリル酸の如きエチレン共
重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール
の如きポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、
ナイロン、共重合ナイロンの如きポリアミド樹脂、合成
ゴム、塩化ゴムの如き各種ゴム類、ポリエチレンン、ポ
リプロピレンの如きポリオレフィン、セルロース誘導
体、シェラック、各種ワックス類。この他これらの高分
子物質相互の混和物、または他の高分子物質、可塑剤、
過冷却物質など他物質との混合系も使用することも可能
である。これらの中で、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリオレフィン、ポリエステルなどがより有効であ
る。更に、より好ましくは画像との接着性、転写安定
性、透明性等の点においてポリエステルが挙げられる。
【0012】本発明のバーニッシュ処理フィルムの接着
性透明樹脂層に添加される透明性マット化剤としては、
二酸化珪素、炭酸カルシウム等の無機顔料、ウレタン、
アクリル、スチレン、メタクリル酸エステル等の重合
物、あるいは共重合物、フッ素樹脂、シリコン樹脂等を
微粒子化した有機顔料、ガラス粉末等が挙げられ、特に
これらの透明性マット化剤に限定するものではないが、
使用する透明性マット化剤の平均粒子径は10μm 以下、
より好ましくは5μm 以下が適当である。これらの透明
性マット化剤は単体あるいは数種を混合して利用でき
る。
【0013】この透明性マット化剤を含む接着性透明樹
脂層の接着性透明樹脂と透明性マット化剤の固型分重量
比は、表面光沢度の要求により調整されるが、該透明性
マット化剤を含む接着性透明樹脂層の厚み、使用する顔
料の種類、特に粒子径、比重等により異なってくる。通
常、表面光沢度は70%以下、より多くの場合は50%以下
が要求され(JIS-Z-8741による75°表面光沢)、この表
面光沢度と感光層から形成する画像の満足な品質を得る
範囲において、該感光性組成物と透明性マット化剤は、
通常、50:50〜98:2の比率が選ばれる。透明性マット
化剤を含む接着性透明樹脂層の塗工量は、特に限定され
るものではないが、乾燥重量 0.2〜5.0 g/m2 の範囲
から選ばれることが望ましい。
【0014】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの透明性感光層は、活性光線により光化学反応を起
こし、その後の現像処理により画像を形成する感光性組
成物からなる。この活性光線により光化学反応を起こ
し、その後の現像処理により画像を形成する感光性組成
物としては、従来公知の感光性樹脂が利用できるが、形
成した画像が上記接着性透明樹脂層と良好な接着性を示
し、かつ、良好な画像特性を有するものが選ばれる。こ
れらの例としては下記のものが挙げられる。
【0015】1 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂と重クロ
ム酸アンモン、重クロム酸カリ、クロム酸アンモンとの
組成物。
【0016】2 クエン酸第二鉄アンモン、しゅう酸第
二鉄アンモンの如き露光によって第一鉄イオンを与える
感光性第二鉄とゼラチンの如き水溶性樹脂からなる組成
物。
【0017】3 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース等の水溶性樹脂と、p−アミノジフェニルアミン、
ベンジン、ジアニシジン、トルイソジンなどのジアミノ
化合物のテトラゾニウム塩または、p−ジアゾジフェニ
ルアミンとパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹脂
とからなる組成物。
【0018】4 p−ジアゾジフェニルアミンの如きジ
アゾ化合物とパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹
脂とからなる組成物。
【0019】5 4,4´−ジアジドスチルベンゼン、
2,2´−ジスルホン酸ソーダの如きアジド化合物とポ
リアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ゼラチン等の水溶性樹脂からなる組成物。
【0020】6 4,4´−ジアジドスチルベンゼン、
4,4´−ジアジドカルコンなどのアジド化合物の環化
ゴムとからなる組成物。
【0021】7 ナフトキノン−(1,2)−ジアジド
スルホン酸エステル等のキノンジアジド化合物とアルカ
リ可溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂との組成物。
【0022】8 ポリピニルアルコールの桂皮酸エステ
ルのような分子中に桂皮酸基が導入されたポリマーとニ
トロアセナフテン、1,2−ベンザンスラキノン、ミヒ
ラーノケトン、等の増感剤からなる組成物。
【0023】9 ポリビニルアルコールにスチルビニリ
ウム基、スチルバゾリウム基、スチルキノリウム基等の
感光性基を付加した変性ポリビニルアルコール組成物。
【0024】また、特に、本発明のバーニッシュ処理フ
ィルムの透明性感光層は画像を形成し最終支持体上に転
写された段階で下層のカラー画像の色を濁らせることの
無いように、形成された画像に着色が少なく透明性に優
れることが望ましい。該透明性感光層の塗工量は、通
常、高いほど高い光沢が得られ、画像を形成しなかった
部分との光沢差を大きくできる。一方、高すぎる場合に
は、低感度化、画像品質の低下等が起こる。感光層の塗
工量は、特に限定されるものではないが、通常、乾燥重
量 0.5〜10.0g/m2 の範囲から選ばれる。
【0025】また、上記の離型層、透明性マット化剤を
含む接着性透明樹脂層、透明性感光層は、それぞれに必
要に応じて塗工性を改善するレベリング剤、消泡剤等の
添加剤を添加することが好ましく、また、各層の塗工に
関してはより高い均一性が得られる塗工方式が望ましい
が、特に塗工方式を限定するものではない。
【0026】尚、本発明に用いられるバーニッシュ処理
フィルムの露光にはキセノンアーク灯、カーボンアーク
灯、超高圧水銀灯等の紫外線光源が用いられ、通常、原
稿と真空密着された環境下で画像露光される。
【0027】また、露光された本発明に用いられるバー
ニッシュ処理フィルムの現像は、上記感光層に用いられ
る感光性組成物の種類に合わせて、水道水、アルカリ性
水溶液、有機溶剤等から選ばれる。
【0028】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムは、図2に示すように上記の画像露光、現像の後に
加熱加圧下で図5に示したように受像シートに転写され
る。この転写時には2本のシリコンゴム等の表面を有す
る加熱、加圧され回転するロールの間を通すことが好ま
しい。この時、ロールの表面温度は、透明支持体の熱安
定性から、 130℃以下であることが好ましい。
【0029】尚、本発明の感光性転写シートの構成は図
3に示す通りであり、着色剤の色調が異なる各感光層を
有する感光性転写シートを画像露光、現像して図6に示
すように順次転写する。これらの透明支持体上にこの透
明支持体から剥離可能な接着性透明樹脂層、着色剤を含
む感光層を積層した感光性転写シートの各材料、材質に
ついては特に制限はないが、透明支持体、離型層の材
料、着色剤を含む感光層中の感光性組成物としては上記
バーニッシュ処理フィルムと同じものが使用できる。ま
た、接着性透明樹脂層の材料としても上記バーニッシュ
処理フィルムの透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂
層の樹脂と同様のものが利用できる。
【0030】更に、感光層中の着色剤としては通常印刷
工程で利用される印刷インキと同様な色調を示すものが
利用され、一般的にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックと一致した顔料、染料が用いられる。例として
は、ベンジンイエロー、ファーストイエロー、パーマネ
ントイエローHR、レーキレットC、カーミン−6B、
パーマネントカーミンFB、ウオッチアンブレット、ポ
ーダミンレーキB、フタロシアニンブルー、ファースト
スカイブルー、カーボンブラック、及びその混合物等の
着色顔料、オイルイエロー5G、オイルイエロー3G、
オイルレッドG、オイルレッドHRR、オイルレッド5
B、オイルブラックHB、ザポンファースブラックR
E、ザポンファースブラックB、ザポンファースブルー
ELE、ザポンファースレッドBE、ザポンファースレ
ッドB、ザポンファースレッドGE、ザポンファースイ
エローG、ザポンファースイエローGR、及びその混合
物等の油溶性の染料、ダイレクトファーストイエローG
C、タートラジン、ローズベンガル、タフラニンT、ロ
ーダミンB、コンゴーレッド、ダイレクトファーストス
カイレッド4BS、メチレンブルー、ソルブルブルーダ
イレフト、スカイブルー5B、アシッドシアニン6B、
ビクトリアルブルーB、ニグロシン及びその混合物等の
水溶性の染料、等が挙げられるが、他に特別に要求され
るブルー、レッド、グリーン、等の色を任意に選ぶこと
も可能である。
【0031】次に、本発明に用いられる受像シートは図
4に示す構成を有するが、これに関しては、通常、透明
支持体上に、加熱加圧下での転写作業時に熱で軟化し、
接着性を示す接着性透明樹脂からなる層を設ける。この
熱で軟化する接着性透明樹脂層は、図5で示す転写作業
時に上記バーニッシュ処理フィルムに形成された画像と
バーニッシュ処理フィルム上に塗設された透明性マット
化剤を含む接着性透明樹脂層と一時的に接着し、その
後、図7で示す最終支持体へ転写した段階で上記バーニ
ッシュ処理フィルムに形成された画像とバーニッシュ処
理フィルム上に塗設された透明性マット化剤を含む接着
性透明樹脂層とが共に剥離できることが必要である。こ
れらの目的を得られる接着性透明樹脂層用の材料として
は、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−エチルアク
リレート共重合体、アイオノマー樹脂等を単独あるいは
混合して使用できる。この受像シートの接着性透明樹脂
層の塗工量は転写時に凹凸面を持つ上記バーニッシュ処
理フィルムに形成された画像と十分に接着させるため
に、乾燥重量15g/m2 以上であることが好ましい。ま
た、その透明支持体としては、上記バーニッシュ処理フ
ィルムで挙げたものと同様のものが使用できる。
【0032】尚、本発明に用いられる最終支持体として
は、通常、印刷に用いられるコート紙、上質紙等の紙が
使われるが、他に、各種プラスチックフィルム、ガラス
板、布、プラスチック板等の利用も可能であり、特に限
定されるものではない。
【0033】
【実施例】以下、実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0034】(実施例1) [バーニッシュ処理フィルム]厚さ 100μm の2軸延伸
されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、 (離型層液) メラミン、アクリル系共重合体(テスファイン 322:日立化成ポリマー(株)) (40%液) 10部 飽和ポリエステル(サーモラックF1:綜研化学(株))(30%液) 30部 塩化ビニル、プロピオン酸ビニル共重合体 (リーユロンQu−628 :東洋ソーダ工業(株))(40%液) 20部 シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 トルエン 220部 メチルエチルケトン 120部 シクロヘキサノン 60部 から成る離型層液をワイヤーバーを用いて塗工し、 130
℃の温度で1分間乾燥して2g/m2 の乾燥重量の離型
層を得た。
【0035】更にその上に、 (透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液) ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株))(30%液) 20部 シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 1部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 から成る透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液を
ワイヤーバーを用いて塗工し、 120℃の温度で1分間乾
燥して 1.5g/m2 の乾燥重量の接着性透明樹脂層を得
た。
【0036】更にその上に、 (透明性感光層液) SBQ 変性PVA (15%水溶液) 100部 (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%、平均重合度:1100、ケン化度:80) 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性感光層液をワイヤーバーを用いて塗工
し、 100℃の温度で1分間乾燥して 2.0g/m2 の乾燥
重量の透明性マット化剤を含む感光層を塗設、バーニッ
シュ処理フィルムを得た。
【0037】[感光性転写シート]厚さ 100μm の2軸
延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に上
記バーニッシュ処理フィルムの離型層液を同様に塗工
し、更に、 (接着性透明樹脂層液) ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株))(30%液) 20部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 から成る接着性透明樹脂層液をワイヤーバーを用いて塗
工し、 120℃の温度で1分間乾燥して 1.0g/m2 の乾
燥重量の接着性透明樹脂層を得た。その後、表1の4色
の各着色剤を含む感光層液をそれぞれワイヤーバーで塗
工し、 100℃の温度で1分間乾燥して表1記載の乾燥重
量の各着色剤をそれぞれ含む感光層のイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4枚の感光性転写シートを得
た。
【0038】[受像シート]厚さ 100μm の2軸延伸さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、 (プライマー層液) アクリルポリオール(サーモラックU−245B:綜研化学(株))(50%液) 45部 イソシアネート(タケネートD−110N:武田薬品(株))(75%液) 20部 シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 トルエン 100部 酢酸エチル 100部 エチルセロソルブ 50部 から成るプライマー層液をワイヤーバーを用いて塗工
し、 120℃の温度で1分間乾燥して 2.0g/m2 の乾燥
重量のプライマー層を得た。
【0039】更にその上に (受像シートの接着性透明樹脂層液) アイオノマー樹脂(ケミパールS−100 :三井石油化学工業)(25%溶液) 50部 オレフィン樹脂(ケミパールW−200 :三井石油化学工業)(40%溶液) 35部 水 30部 メタノール 30部 から成る受像シートの接着性透明樹脂層液をワイヤーバ
ーを用いて塗工し、 100℃の温度で3分間乾燥して20.0
g/m2 の乾燥重量の受像シートの接着性透明樹脂層を
塗設、受像シートを得た。
【0040】こうして得たバーニッシュ処理フィルム、
4色の感光性転写シート、受像シートを用い、 1.バーニッシュ処理フィルムを原稿と重ね真空密着下
で3Kw超高圧水銀灯を用い1mの距離で40秒露光、水道
水を掛けながらスポンジを用い現像して露光された部分
に透明性高光沢画像を形成した。この画像形成したバー
ニッシュ処理フィルムの画像面を受像シートの接着性透
明樹脂層面に重ね 110℃に加熱、加圧されたシリコンゴ
ム表面を有するロールの間を通した後にバーニッシュ処
理フィルムの透明支持体をその離型層と共に剥ぎ取っ
た。
【0041】2.4色の各感光性転写シートをそれぞれ
の色に対応する分色原稿と重ね、上記バーニッシュ処理
フィルムと同様な露光、現像条件において、露光時間の
みをイエロー:40秒、マゼンタ:30秒、シアン:30秒、
ブラック:60秒として画像露光、現像しイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのそれぞれの画像を形成した。
次いで、バーニッシュ処理フィルムに形成した画像を転
写した受像シート上にブラックの画像を重ねて、上記バ
ーニッシュ処理フィルムと同じ条件の加熱加圧下で転
写、透明支持体をその離型層と共に剥ぎ取った。更に、
その上に同様に、シアン、マゼンタ、イエローの順に転
写、それらの透明支持体の剥離を繰り返した。
【0042】3.その後、この受像シートの転写面をA
2グレードのコート紙に重ね、上記バーニッシュ処理フ
ィルムと同じ条件の加熱加圧下で転写、受像シートを剥
離することにより、コート紙上の最上面に、バーニッシ
ュ処理フィルム上に形成した高光沢画像が、形成された
カラープルーフを得た。このカラープルーフの表面光沢
は、バーニッシュ処理フィルム上に形成した高光沢画像
が表面にある部分が75%、バーニッシュ処理フィルム上
に高光沢画像が形成されないで接着性透明樹脂層が表面
に出ている部分は40%であり、35%の表面光沢度差が得
られた。
【0043】
【表1】
【0044】(実施例2)実施例1において、バーニッ
シュ処理フィルムの透明マット化剤を含む接着性透明樹
脂層液のみを下記に変え、他の条件は全て実施例1と同
じ材料、条件を用いた。
【0045】即ち、透明性マット化剤を含む接着性透明
樹脂層は、 (透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液) ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株))(30%液) 20部 シリカ(Aerosil-R972:日本アエロジル(株)) 1.5部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 から成る透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液を
透明支持体上にワイヤーバーを用いて塗工し、 120℃の
温度で1分間乾燥して 1.0g/m2 の乾燥重量の透明マ
ット化剤を含む接着性透明樹脂層を得た。
【0046】こうして得たバーニッシュ処理フィルムを
用いカラープルーフを作製した結果、得られたカラープ
ルーフの表面光沢は、バーニッシュ処理フィルム上に形
成した高光沢画像が表面にある部分が77%、バーニッシ
ュ処理フィルム上に高光沢画像が形成されないで接着性
透明樹脂層が表面に出ている部分は37%であり、40%の
表面光沢度差が得られた。
【0047】(実施例3)実施例1において、バーニッ
シュ処理フィルムの透明マット化剤を含む接着性透明樹
脂層液のみを下記に変え、他の条件は全て実施例1と同
じ材料、条件を用いた。
【0048】即ち、透明性マット化剤を含む接着性透明
樹脂層は、 (透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液) ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株))(30%液) 20部 プラスチック顔料:メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 (EPOSTAR-S :日本触媒化学工業(株)) 2.0部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 から成る透明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層液を
透明支持体上にワイヤーバーを用いて塗工し、 120℃の
温度で1分間乾燥して 1.2g/m2 の乾燥重量の透明マ
ット化剤を含む接着性透明樹脂層を得た。
【0049】こうして得られたカラープルーフの表面光
沢は、バーニッシュ処理フィルム上に形成した高光沢画
像が表面にある部分が80%、バーニッシュ処理フィルム
上に高光沢画像が形成されないで接着性透明樹脂層が表
面に出ている部分は35%であり、45%の表面光沢度差が
得られた。
【0050】(比較例1)実施例1の4色の感光性転写
シートと受像シートを用い、 1.4色の感光性転写シートをそれぞれの色に対応する
分色原稿を重ね、真空密着下で3Kw超高圧水銀灯を用
い、1mの距離で露光時間をイエロー:40秒、マゼン
タ:30秒、シアン:30秒、ブラック:60秒として画像露
光、水道水を掛けながらスポンジを用い現像しイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの画像を形
成した。
【0051】2.受像シート上にブラックの画像を重ね
て、 110℃に加熱、加圧されたシリコンゴム表面を有す
るロールの間を通した後、透明支持体を離型層と共に剥
ぎ取った。更に、その上に同様に、シアン、マゼンタ、
イエローの順に転写、透明支持体の剥離を繰り返した。
【0052】3.その後、この受像シートの転写面をA
2グレードのコート紙に重ね、同条件の加熱加圧下で転
写、受像シートを剥離することにより、コート紙上にカ
ラープルーフを得た。このカラープルーフの表面光沢
は、イエロー色画像が表面に出ている部分が75%、接着
性透明樹脂層が表面に出ている部分は85%であったが、
表面光沢度の部分的な違いによる画像表現の差は全く見
られなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーニッシュ処理フィルムを示す断面
図である。
【図2】露光、現像によって画像形成したバーニッシュ
処理フィルムの断面図である。
【図3】感光性転写シートの断面図である。
【図4】受像シートの断面図である。
【図5】バーニッシュ処理フィルムの高光沢画像及び透
明性マット化剤を含む接着性透明樹脂層を受像シートに
転写し、その透明支持体を剥離する段階を示す説明図で
ある。
【図6】4色の感光性転写シートの着色画像及び接着性
透明樹脂層を次々に受像シートに転写し、その透明支持
体を剥離した段階を示す説明図である。
【図7】最終支持体に受像シート上の着色画像及び接着
性透明樹脂層を転写し受像シートの透明支持体を剥離し
て得らえる、画像の特定部分の表面光沢度を調節したプ
レプレスカラープルーフの断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】3 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース等の水溶性樹脂と、p−アミノジフェニルアミン
(ベンジジン)、ジアニシジン、トリジンなどのジアミ
ノ化合物のテトラゾニウム塩または、p−ジアゾジフェ
ニルアミンとパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹
脂とからなる組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】5 4,4´−ジアジドスチルベン、2,
2´−ジスルホン酸ソーダの如きアジド化合物とポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ゼラチン等の水溶性樹脂からなる組成物。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】6 4,4´−ジアジドスチルベン、4,
4´−ジアジドカルコンなどのアジド化合物と環化ゴム
とからなる組成物。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】更に、感光層中の着色剤としては通常印刷
工程で利用される印刷インキと同様な色調を示すものが
利用され、一般的にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックと一致した顔料、染料が用いられる。例として
は、ベンジジンイエロー、ファーストイエロー、パーマ
ネントイエローHR、レーキレッドC、カーミン−6
B、パーマネントカーミンFB、ウオッチアンブレッ
ト、ポーダミンレーキB、フタロシアニンブルー、ファ
ーストスカイブルー、カーボンブラック、及びその混合
物等の着色顔料、オイルイエロー5G、オイルイエロー
3G、オイルレッドG、オイルレッドHRR、オイルレ
ッド5B、オイルブラックHB、ザポンファーストブラ
ックRE、ザポンファーストブラックB、ザポンファー
ストブルーELE、ザポンファーストレッドBE、ザポ
ンファーストレッドB、ザポンファーストレッドGE、
ザポンファーストイエローG、ザポンファーストイエロ
ーGR、及びその混合物等の油溶性の染料、ダイレクト
ファーストイエローGC、タートラジン、ローズベンガ
ル、サフラニンT、ローダミンB、コンゴーレッド、ダ
イレクトファーストスカイレッド4BS、メチレンブル
ー、ソルブルブルーダイレクト、スカイブルー5B、ア
シッドシアニン6B、ビクトリアブルーB、ニグロシン
及びその混合物等の水溶性の染料、等が挙げられるが、
他に特別に要求されるブルー、レッド、グリーン、等の
色を任意に選ぶことも可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】更にその上に、 (透明性感光層液) SBQ変性PVA (15%水溶液) 100部 (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%、平均重合度:1100、ケン化 度:80) 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性感光層液をワイヤーバーを用いて塗工
し、100℃の温度で1分間乾燥して2.0g/m
乾燥重量の感光層を塗設、バーニッシュ処理フィルムを
得た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/40 521 G03F 7/40 521 (72)発明者 中嶋 久 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社画像工学センター内 (72)発明者 矢部 紀雄 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社画像工学センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1) 1つの透明支持体上に、接着性透明
    樹脂層を介して透明性感光層が積層されてなるバーニッ
    シュ処理フィルムの透明性感光層に、画像露光、現像に
    より画像を形成する段階 2) 支持体上に接着性透明樹脂層を設けてなる受像シー
    トの接着性透明樹脂層面に、前記 1) の段階を経たバー
    ニッシュ処理フィルムの透明性感光層面を重ねて、その
    画像を接着性透明樹脂層と共に加熱加圧下で受像シート
    に転写し、バーニッシュ処理フィルムの透明支持体を剥
    離する段階 3) 他の透明支持体上に、この透明支持体から剥離可能
    な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感
    光性転写シートを、画像露光、現像により感光層に着色
    画像を形成する段階 4) 前記バーニッシュ処理フィルムの透明性感光層に形
    成された画像が転写された受像シートの接着性透明樹脂
    層面に、3)の段階を経た感光性転写シートの感光層面を
    重ねて、加熱加圧下で転写後、感光性転写シートの透明
    支持体を剥離する段階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
    層を有する他の感光性転写シートを画像露光、現像、続
    いて受像シートへの転写、透明支持体の剥離を必要な色
    の回数繰り返す段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
    熱加圧下で画像を転写後、受像シートを剥離する段階で
    処理することによって、表面光沢度の調整された画像を
    得るプレプレスカラープルーフの表面光沢度の調整方法
    において、最終支持体上の最上面にはバーニッシュ処理
    フィルムの透明性感光層に形成した透明性高光沢画像が
    設けられるとともに該バーニッシュ処理フィルムの接着
    性透明樹脂層がその透明支持体から剥離可能でかつ透明
    性マット化剤を含むことを特徴とするバーニッシュ処理
    フィルム。
  2. 【請求項2】 前記バーニッシュ処理フィルムの接着性
    透明樹脂層中に含まれる透明性マット化剤が透明性顔料
    である請求項1記載のバーニッシュ処理フィルム。
  3. 【請求項3】 前記バーニッシュ処理フィルムの接着性
    透明樹脂層中に含まれる透明性マット化剤がプラスチッ
    ク顔料である請求項1記載のバーニッシュ処理フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 前記バーニッシュ処理フィルムの接着性
    透明樹脂層中に含まれる透明性マット化剤が二酸化珪素
    である請求項1記載のバーニッシュ処理フィルム。
  5. 【請求項5】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明支
    持体が二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィ
    ルムである請求項1〜4のいずれか1項記載のバーニッ
    シュ処理フィルム。
  6. 【請求項6】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明支
    持体の片面に離型層を介して剥離可能な透明性マット化
    剤を含む接着性透明樹脂層、透明性感光層を積層した請
    求項1〜5のいずれか1項記載のバーニッシュ処理フィ
    ルム。
  7. 【請求項7】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明マ
    ット化剤を含む接着性透明樹脂層の表面光沢度が50%以
    下である請求項1〜6のいずれか1項記載のバーニッシ
    ュ処理フィルム。
  8. 【請求項8】 プレプレスカラープルーフの表面光沢度
    の調整方法において、1) 1つの透明支持体上に、接着
    性透明樹脂層を介して透明性感光層が積層されてなるバ
    ーニッシュ処理フィルムの透明性感光層に、画像露光、
    現像により画像を形成する段階 2) 支持体上に接着性透明樹脂層を設けてなる受像シー
    トの接着性透明樹脂層面に、前記 1) の段階を経たバー
    ニッシュ処理フィルムの透明性感光層面を重ねて、その
    画像を接着性透明樹脂層と共に加熱加圧下で受像シート
    に転写し、バーニッシュ処理フィルムの透明支持体を剥
    離する段階 3) 他の透明支持体上に、この透明支持体から剥離可能
    な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感
    光性転写シートを、画像露光、現像により感光層に着色
    画像を形成する段階 4) 前記バーニッシュ処理フィルムの透明性感光層に形
    成された画像が転写された受像シートの接着性透明樹脂
    層面に、3)の段階を経た感光性転写シートの感光層面を
    重ねて、加熱加圧下で転写後、感光性転写シートの透明
    支持体を剥離する段階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
    層を有する他の感光性転写シートを画像露光、現像、続
    いて受像シートへの転写、透明支持体の剥離を必要な色
    の回数繰り返す段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
    熱加圧下で画像を転写後、受像シートを剥離する段階で
    処理することによって、表面光沢度の調整された画像を
    得るプレプレスカラープルーフの表面光沢度の調整方法
    において、最終支持体上の最上面にはバーニッシュ処理
    フィルムの透明性感光層に形成した透明性高光沢画像が
    設けられるとともに該バーニッシュ処理フィルムの接着
    性透明樹脂層がその透明支持体から剥離可能でかつ透明
    性マット化剤を含むことを特徴とするプレプレスカラー
    プルーフの表面光沢度の調整方法。
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