JPH1093835A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH1093835A
JPH1093835A JP9206101A JP20610197A JPH1093835A JP H1093835 A JPH1093835 A JP H1093835A JP 9206101 A JP9206101 A JP 9206101A JP 20610197 A JP20610197 A JP 20610197A JP H1093835 A JPH1093835 A JP H1093835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の色分布に応じて色処理を制御すること
により高品質の再現画像を得ることを目的とする。 【解決手段】 原稿画像を示す、複数の色成分で構成さ
れる画像データを入力する入力手段と、前記複数の色成
分の各々を軸とする空間を用いて、前記原稿画像の頻度
分布を生成する手段と、前記画像データに対して色処理
を行う色処理手段と、前記生成された頻度分布に基づ
き、前記色処理手段を制御する制御手段とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像の色分布
に応じた色処理を行う画像処理装置および方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写装置において、読取原
稿が白黒原稿かカラー原稿かを自動判定し、白黒原稿の
時はブラック単色コピーを実行し、カラー原稿の時はイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を用いたコ
ピーを実行する技術が知られている。これによりコピー
時間の短縮及び経費の消滅を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、次のような問題点がある。すなわち、カ
ラーペーパーや黄色味がかった再生紙を用いた原稿など
の原稿の地肌部分が一様な色味を帯びているような場合
には、文字や絵柄などの情報部分が黒単色であってもカ
ラー原稿と判定し、不必要な原稿の地肌部まで再現して
しまうという問題点があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、原稿の色分布に応じて色処理を制御するこ
とにより高品質の再現画像を得ることを目的とする。
【0005】原稿の下地部(地肌部)の色を、自動的に
高精度に検出し、下地除去処理を行うことにより、下地
が除去された高品質の再現画像を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有する。
【0007】本願第1の発明は、原稿画像を示す、複数
の色成分で構成される画像データを入力する入力手段
と、前記複数の色成分の各々を軸とする空間を用いて、
前記原稿画像の頻度分布を生成する手段と、前記画像デ
ータに対して色処理を行う色処理手段と、前記生成され
た頻度分布に基づき、前記色処理手段を制御する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0008】本願第2の発明は、原稿画像を示す、複数
の色成分で構成される画像データを入力し、前記複数の
色成分の各々を軸とする空間を用いて、前記原稿画像の
頻度分布を生成し、前記生成された頻度分布に基づき、
前記原稿画像の下地を検出し、前記検出された下地を除
去する下地除去処理を行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカラー画像処
理装置の実施例を図面を参照して具体的に説明する。
【0010】なお、説明の中で、マゼンタをM、シアン
をC、イエローをY、ブラックをBk、レッドをR、グ
リーンをG、ブルーをB、4色フルカラーを4C、3色
フルカラーを3Cと略して示す。
【0011】(第1の実施例)図2に本発明を適用した
デジタルフルカラー電子写真複写機の全体構成図を示し
ている。
【0012】201はイメージスキャナ部で原稿を読み
取りデジタル画像信号処理を行う。また、202はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ部201で読み取られ
た原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリン
ト出力する部分である。スキャナ、プリンタ共に400
dpiの解像力を有する。
【0013】イメージスキャナ部201において、20
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラ
ー206、207、208に導かれ、レンズ209によ
り3ラインセンサー(CCD)210上に像を結び、フ
ルカラー情報レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)成分として画像信号処理部211に送られる。
尚、CCDは各色5000画素を有するものとする。ま
た205、206は速度Vで、207、208は速度1
/2Vでラインセンサーの電気的走査方向に対して垂直
方向に機械的に動くことによって原稿全面を走査する。
画像信号処理部211では読み取られた画像信号を電気
的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)、ブラック(Bk)の各成分に分解し、プリンタ
部201における一回の原稿走査につき、M、C、Y、
Bkのうち一つの成分がプリンタ部202に送られ、計
4回の原稿走査により一回のフルカラープリントが行わ
れる。
【0014】イメージスキャナ部201より面順次に送
られてくるM、C、Y、Bkの画像信号は、レーザード
ライバー212に送られる。レーザードライバー212
は画像信号に応じ、半導体レーザー213を変調駆動す
る。レーザー光はポリゴンミラー214、f−θレンズ
215、ミラー216を介し、感光ドラム217上を走
査する。
【0015】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220。イエロー現像部22
1、ブラック現像部222より構成され、4つの現像器
が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上
に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0016】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙されてきた用紙をこの転写ドラ
ムに巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用
紙に転写する。
【0017】このようにしてM、C、Y、Bkの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過
して排紙される。
【0018】図1に本発明を適用したカラー複写装置の
ブロック図を示し以下に説明する。
【0019】CCD読み取り部101にはR(レッ
ド)、G(グリーン)、B(ブルー)のアナログ色信号
を独立に得ることができるカラーセンサー、及び各色毎
に信号増幅するためのアンプ、さらに8ビットデジタル
信号に変換するためのA/D変換器を有する。
【0020】シェーディング補正部102で各色毎にシ
ェーディング補正された信号はシフトメモリ部103で
色間、画素間のズレを補正され、後述する色判定部11
2及び光濃度変換のための対数補正を行うLOG変換部
104に送られる。
【0021】LOG変換部104の出力である濃度信号
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)は黒生
成部105に入力され、例えばMin(Y、M、C)よ
り黒信号Bkが生成される。
【0022】さらにマスキング/UCR部106では黒
生成部105の出力Y、M、C、Bk信号に対し、カラ
ーセンサーのフィルター特性やトナー濃度特性が補正さ
れ、除去された後、4色の信号のうち現像されるべき1
色が選択される。
【0023】次に濃度変換部107においてプリンタの
現像特性やオペレーターの好みに合わせて濃度変換され
た後、トリミング処理部108において所望の区間の編
集処理後、プリンタ部に送られ、像形成される。
【0024】同期信号生成部109ではプリンタから送
られてくる各ラインのプリントに同期した水平同期信号
BD(ビームデイテクト)信号や垂直同期信号ITOP
(イメージトップ)信号に基づいてイメージスキャナ内
部で使用する水平同期信号HSYNCや画素同期信号C
LK等を生成し、各処理部やCPUに送る。
【0025】原稿位置検知部110ではシェーデイング
補正を終えたグリーン(G)信号に基づいて原稿の位置
やサイズを検出する。また変倍/異動処理部111はシ
フトメモリへのデータの書き込み、読み出しの周期やタ
イミングを制御して画像の変倍や移動を実現する。
【0026】CPU部113はマイクロプロセッサーの
他に公知のI/O回路、タイマー回路、割り込み制御回
路、シリアル通信回路、ROM、RAM等を有し、前述
の各処理部を制御する。また、CPU部113は光学系
を駆動するパルスモーター114、原稿照明ランプ11
5、光学系の位置を検出するセンサー116、操作部1
17、座標位置のためのデジタイザー118を制御す
る。
【0027】図3(A)に色判定部(図1 112)の
構成を示し以下に説明する。
【0028】色判定部には2つの役割がある。第1の役
割は地肌色の検出であり、第2の役割は検出された情報
に基づいて原稿が有彩色か無彩色かを判定することであ
る。
【0029】シフトメモリ部103より読み出されたあ
る画素に対するR3、G3、B3角信号成分は各々地肌
チェック回路320、330、340及び地肌検出回路
350に入力される。
【0030】地肌検出回路350ではあらかじめ決めら
れた位置の画像データを地肌色データとして検出でき
る。詳細は後述する。
【0031】地肌チェック回路320、330、340
では前述の地肌検出回路により得られた原稿の地肌色デ
ータに基づいて画像信号が地肌か否かをチェックし、地
肌の場合には色判定の為のデータとして寄与しないよう
に画像信号を変換する。地肌チェック回路について図4
を用いて後述する。
【0032】地肌チェック回路320、330、340
の出力信号R4、G4、B4は最大値検出回路301と
最小値回路302に入力され、各回路からMAX=ma
x(R4、G4、B4)、MIN=min(R4、G
4、B4)が出力される。本実施例ではR、G、B各色
8bitの入力に対し、MAX、MIN各6bitの出
力を得ている。
【0033】次に、MAX、MINは共にルックアップ
テーブルLUT303のアドレスとして入力され、その
結果1bitの色判定信号IROを得る。
【0034】図3(B)にLUT303の内容を示す。
入力MAX、MINで構成される2次元空間において領
域Aを無彩色と判定し“0”を出力し、領域Bを有彩色
と判定し“1”を出力する。このようにして得た判定信
号IROはカウンター304のクロックとして入力され
る。
【0035】カウンター340は水平同期信号HSYN
Cでリセットされ、また1主走査ライン中のフリップフ
ロップ306の出力であるGATE信号で許可される区
間内の判定信号IROの有彩色判定画素数をカウントす
る。このカウント値はラッチ305を介してCPU11
3が読み出す。
【0036】フリップフロップ306はSTカウンター
(スタートビットカウンター)309のカウントアップ
信号でセットされ、ENカウンター(エンドビットカウ
ンター)310のカウントアップ信号でリセットされ、
カウンター304のカウント許可信号GATEを生成す
る。STカウンター309とENカウンター310は各
々CPUがラッチ307及び308に書き込んだカウン
ト値をダウンカウントする。
【0037】以上のようにして毎主走査ラインの任意区
間の有彩色判定画素数をカウントできる。
【0038】図4に地肌チェック回路を示し、以下に説
明する。図3の320、330、340はいずれも同様
の構成なので、図4ではR信号のための回路320を例
に挙げる。
【0039】画像信号R3は、コンパレータ323、3
24及びセレクタ327に送られる。ラッチ321には
前述の地肌検出回路により検出された地肌色のR成分の
上限値Rmaxが、またラッチ322には同じくR成分
の下限値RminがあらかじめCPUによりセットされ
ている。従って、Rmin<R3<Rmaxの時にコン
パレータ323、324のコンパレート出力はともに
“1”となり、それらの論理積であるアンドゲート32
5の出力信号SELも“1”となる。セレクタ327は
SEL信号が“0”の時にR3をR4として出力し、
“1”の時にラッチ326の内容、例えば“FF”(H
EX)をR4として出力する。
【0040】残りの2つの地肌チェック回路330(も
しくは340)についても同様にGmin<G3<Gm
ax(もしくはBmin<B3<Bmax)の時にG4
(もしくはB4)として“FF”(HEX)を出力し、
その他の時にはG3(もしくはB3)を出力する。
【0041】以上のようにして、原稿の地肌部分ではR
4、G4、B4のすべてが“FF”(HEX)となるの
で、前述の図3(B)において領域A、すなわち無彩色
と判定され、たとえ色味を帯びた地肌であっても有彩色
判定画素数のカンウントに寄与しない。
【0042】図5、図6を用いて地肌検出の手段につい
て以下に説明する。第1の実施例においては原稿上でオ
ペレータが指示した部分を地肌として、その部分の色情
報を検出するものである。
【0043】図5は地肌が色味を帯びた原稿をデジタイ
ザー上を載置して、地肌部S点をポインテイングペンに
より指示する様子を示している。オペレーターのこの作
業によりS点の座標(Xs、Ys)を得る。ここでXs
は画素単位、Ysはライン単位で共に1単位が1/40
0インチである。
【0044】図6に地肌検出回路350を示す。アップ
カウンタ359は画像クロックCLKをクロックとする
主走査カウンタであり、水平同期信号HSYNCに同期
してカウントを開始する。アップカウンタ360は水平
同期信号HSYNCをクロックとする副走査カウンタで
あり、原稿の副走査開始端でCPU113が出力するS
TART信号でカウントを開始する。
【0045】これら2つのカウンタのカウント出力はそ
れぞれコンパレータ355、356においてラッチ35
7、358の内容と比較され、一致した時にコンパレー
ト出力XLEもしくはYLEが“1”となる。また、C
PUはデジタイザ118によって指定される地肌色を検
出する位置を示す前述の“Xs”、“Ys”をあらかじ
めラッチ357、358にセットしておく。XLE、Y
LE共に“1”の時にアンドゲート354の出力LEが
“1”となり、検出位置における画像信号R3、G3、
B3をそれぞれラッチ351、352、353に格納す
る。CPUは原稿走査終了後これら3つのラッチ内容か
らオペレータが地肌と指定した部分の色Ro、Go、B
oを検出する。
【0046】あらかじめ経験的に決められたマージン値
Rm、Gm、Bmより、Rmax=Ro+Rm、Rmi
n=Ro−Rm、Gmax=Go+Gm、Gmin=G
o−Gm、Bmax=Bo+Bm、Bmin=Bo−B
m、を定義し、図4で述べたように用いる。
【0047】また、図6においてラッチ351、35
2、353の前段に公知の平滑回路361、362、3
63を挿入することで、より安定した地肌色の検出が可
能である。
【0048】さらに、図6の中で、副走査カウンタ関連
回路356、358、360と平滑回路361、36
2、363を除いた回路部分364のみを用いた、より
安価な検出回路も構成可能である。この場合、CPUは
ステッピングモータ114で駆動される光学系を任意の
副走査位置に移動させた後、主走査カウンタによって、
各主走査ライン中の任意の画素をサンプルできる。そし
て、図7に示すように、注目画素(Xs、Ys)を中心
とした例えば7×7=49画素の適当な重みを持った加
重平均値を各色毎にCPUによって算出して、地肌色R
o、Go、Boを得ることもできる。
【0049】以上のようにして、原稿が白黒原稿かカラ
ー原稿かを判定する際に原稿の地肌部分の色を判定対象
からはずすことで無駄なカラーコピーの実行を阻止でき
る。即ち、原稿の地肌色とその一様性を検出、判定する
手段を設けることにより、適切な現像色、用紙、濃度、
色味などを自動的に選択することができる。
【0050】(第2の実施例)第1の実施例は地肌部分
をオペレータが指定するものであり、原稿の地肌色のバ
リエーションが多い時に有効であるが、特定の色紙や再
生紙を用いたコピー出力を原稿として用いる時のように
決まりきった地肌色に対しては指定の手間がかかり操作
性は良くない。第2の実施例は再生紙コピーのように原
稿として頻繁に用いられる地肌色データを容易に指定さ
せることで操作性を向上させるものである。
【0051】図8に第2の実施例における操作部を示
し、説明する。400はコピースタートキー、401は
コピーモードを標準状態に復帰させるリセットキー、4
02はコピー枚数を1に復帰させたり、コピー動作を中
止させるクリア/ストップキー、403はコピー枚数や
その他のデータを入力するテンキー群、404はコピー
用紙を選択するカセットキー、405はコピー濃度を調
節する濃度キー、406はコピー倍率を設定する倍率キ
ー、410は枚数、倍率、用紙サイズ、濃度などの設定
内容や、装置の状態等を表示する表示部である。707
はカラーモードを選択するカラーモードキー、411は
その選択状態を表示する表示部であり、原稿にかかわら
ず黒単色でコピーを行う黒単色コピー、原稿にかかわら
ずM、Y、C、Kの4色フルカラーでコピーを行うカラ
ーコピー、及びACSコピーの3つのモードを持つ。A
CSとは“オートカラーセレクション”の略で、原稿が
白黒かカラーかを判定して、黒単色コピーかカラーコピ
ーのいずれかを自動的に選択、実行するモードである。
408は原稿の地肌色を選択するキー、412はその選
択状態を表示する表示部で、ここでは3種類の地肌色を
選択できる。また409はこれら3種類の地肌色を登録
するために用いるキーである。
【0052】オペレータはACSコピーを実行するとき
に、キー407によってACSモードを選択すると共
に、キー408によって原稿の地肌色を選択した後、コ
ピースタートキー400を押下する。例えば「COL
1」は一般的な白い地肌の原稿、「COL2」は黄色っ
ぽい再生紙の原稿、「COL3」は例えば職場において
注意を喚起するため等の特定の意味合いでよく使われて
いるピンクの色紙というように使い分ける。そしてAC
Sコピーにおいて色判定対象から除外しておきたい色を
あらかじめ指定しておく。
【0053】図9に地肌色の登録手順を示し、説明す
る。キー409を押下し(900)、「COL1」を選
択する(901)。「COL1」として登録したい地肌
色を持つ用紙、例えば白いコピー用紙を「原稿1」とし
て原稿台に載置(902)後、キー400を押す(90
3)。光学系は「原稿1」を走査して、地肌色データを
検出し、不揮発性RAM上のエリアRo1,Go1,B
o1に格納する(904)。再び、キー409を押下し
(905)、「COL2」を選択する(906)。「C
OL2」として登録したい地肌色を持つ用紙、例えば再
生紙を「原稿2」として載置し(907)、キー400
の押下(908)により、地肌色データRo2、Go
2、Bo2を検出、格納する(909)。同様にして
「COL3」として例えばピンクの色紙の色データをR
o3、Go3、Bo3として検出、格納して、地肌色登
録を終える。
【0054】図9にACSコピー手順を示し、説明す
る。キー407を押下し(920)、「ACSモード」
を選択する(921)。キー408を押下し(92
2)、地肌色として「COLj」(j=1、2、3のい
ずれか)を選択する(923)。前述の登録手順で既に
検出、格納されている地肌色Roj,Goj,Bojに
基づいて、第1の実施例で説明したように、地肌チェッ
ク回路320、330、340にセットするためのコン
パレート値Rmax−j、Rmin−j、Gmax−
j、Gmin−j、Bmax−j、Bmin−jを算出
し、セットする(924、925、926)。キー40
0の押下により(927)、コピー動作を行う(92
8)。
【0055】以上のように、よく使う原稿の地肌色をあ
らかじめ登録したキーを用意することで、操作性が向上
する。
【0056】本発明における思想は、特に、自動原稿送
り装置(ADF)を用いて、複数原稿をコピーする時に
効果を発揮する。図10に示すように、様々なタイプか
らなる複数原稿をコピーした場合、従来のコピーでは原
稿C以外は全てカラーコピーされてしまうところである
が、本発明によるACSコピーでは、カラーコピーの必
要のない原稿A、C、Eについては、正確に黒単色コピ
ーを実行可能であり、オペレーターは、コピースタート
前に原稿群に含まれている、用紙の地肌色をキーにて選
択しておくだけでよい。
【0057】ADEを用いてACSを行う場合には、図
4の地肌チェック回路320を図11に示す320′に
変形して用いる。図11の回路が図4と異なる点は、チ
ェックすべき地肌色を1色増やすためにラッチ32
1′、322′とコンパレータ323′、324′、A
ND回路325′を1組追加し、AND回路325と3
25′の出力をOR回路328で相互演算し、図10を
例にとれば地肌色として再生紙の色又はピンク紙の色の
少なくとも一方を検知した場合にラッチ326にセット
されたFF値を出力するようにした点である。
【0058】また、ADFにセットされた原稿の何枚目
にカラーコピーをキャンセルすべき地肌色の原稿がセッ
トされているかを操作部の地肌色選択キー408で予め
登録しておいてもよい。
【0059】なお、登録すべき地肌色が再生紙、ピンク
紙に限らないのは勿論であり、登録数も上述の例に限ら
ない。
【0060】(第3の実施例)第1、第2の実施例は
「色」と判定されたくない地肌色をオペレータがあらか
じめ指定しておくものであるのに対し、第3の実施例
は、地肌色を自動的に検出するものである。
【0061】図12に地肌検出回路350の図6とは異
なる実施例を示し、以下に説明する。
【0062】3つの画像信号R3、G3、B3は演算部
500に入力される。演算部500では例えばRGBの
3次元空間における座標(R3、G3、B3)の原点か
らの距離Sを地肌判定の規範として演算しラッチ501
に出力する。規範Sは原稿が明るいほど大きな値を持
つ。規範SとしてはS=αR3+βG3+γB3(但
し、α、β、γは適当な係数)をはじめとして任意に定
義可能である。ラッチ501の出力はコンパレータ50
2に送られ、1クロック以上前の規範Sのラッチ504
の出力と比較されラッチ501の出力が大きい時に出力
“1”がセレクタ503に送られる。その結果新たな規
範Sがラッチ504に送られる。またコンパレータ50
2の出力はゲート505において画像クロックと同期を
とった後ラッチ509、510、511のクロックとし
て入力される。以上の動作を1主走査ラインの間続ける
ことでラッチ509、510、511にはその間の規範
Sの最大値を与えるRGB各色成分(Rs、Gs、B
s)が格納される。CPU113は水平同期信号HSY
NCに同期してこれらラッチの内容をよみこみ、図13
に模式的に示すようなRAM上に構成された3次元テー
ブルHのアドレス(Rs、Gs、Bs)の内容H〔R
s、Gs、Bs〕を1インクリメントする。以上の作業
を全副走査域について終了したときに、原稿の地肌色の
頻度を示すヒストグラムが生成されたことになる。従っ
てmaxH〔Ri、Gj、Bk〕(但し0≦i、j、k
≦255)を示す(Ri、Gj、Bk)を第1、2の実
施例でも説明した地肌色データ(Ro、Go、Bo)と
してRAM上に保存し、原稿の白黒/カラーの判定対象
色から除外できる。
【0063】Rs、Gs、Bsのビット数を小さくし
て、テーブルHの容量を適当なサイズに抑える事ができ
る。
【0064】以上のようにして、あらかじめオペレータ
による地肌色の指定がなくとも、地肌色を自動的に検出
することで、制御可能な原稿地肌色の数に制限なく、最
適なACSコピーが可能となる。
【0065】なお、画素毎の色判定結果の用い方は、例
えば原稿を構成する全画素すべてが無彩色の場合に白黒
としてもよく、また、全画素のうち所定数(所定割合)
以下の有彩色の画素が存在しても白黒と判定するように
してもよい。また、サブサンプリング(間引き)を行
い、例えば4画素おきに有彩/無彩を判定するようにし
てもよい。
【0066】またプリンタは上述のレーザービームプリ
ンタに限らず、インクジェットプリンタ、サーマルプリ
ンタ、ドットプリンタなど、カラー出力の可能なプリン
タであればよい。
【0067】また、プリンタの前に送受信のための装置
を設けることにより、カラーファクシミリ装置に本発明
を適用することもできる。
【0068】以上説明したように、本発明の上記実施例
によれば原稿の白黒/カラーを自動的に判別し、白黒原
稿の時は黒単色コピーを行い、カラー原稿の時はカラー
コピーを行うカラー複写装置において、原稿の地肌色を
あらかじめ指定可能な手段、指定された色を白黒/カラ
ーの判定対象から除外可能な手段を設けることで、例え
ば色味を帯びた再生紙や色紙へのコピー出力を原稿とし
た時にも無駄なカラーコピーを阻止できる。さらに、地
肌色を登録できるキーなどの手段を設けることで操作性
を向上させることができる。さらに、地肌色を自動的に
検出する手段を設けることで、より多くの種類の原稿に
対応可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿の色分布に応じて色処理を制御することにより高品質
の再現画像を得ることができる。
【0070】また、原稿の下地部(地肌部)の色を、自
動的に高精度に検出し、下地除去処理を行うことによ
り、下地が除去された高品質の再現画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理回路ブロック図。
【図2】カラー複写装置断面図。
【図3】色判定回路ブロック図。
【図4】地肌チェック回路ブロック図。
【図5】操作説明図。
【図6】地肌色検出回路ブロック図。
【図7】地肌色検出の説明図。
【図8】操作表示部。
【図9】第2の実施例の説明フロー図。
【図10】第2の実施例の説明図。
【図11】第2の実施例の地肌チェック回路ブロック
図。
【図12】地肌色自動検出回路ブロック図。
【図13】ヒストグラム説明図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を示す、複数の色成分で構成さ
    れる画像データを入力する入力手段と、 前記複数の色成分の各々を軸とする空間を用いて、前記
    原稿画像の頻度分布を生成する手段と、 前記画像データに対して色処理を行う色処理手段と、 前記生成された頻度分布に基づき、前記色処理手段を制
    御する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記生成された頻度分
    布に基づき前記原稿画像の下地の色を検出し、 前記色処理手段は、前記検出された下地を除去する下地
    除去処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を示す、複数の色成分で構成さ
    れる画像データを入力し、 前記複数の色成分の各々を軸とする空間を用いて、前記
    原稿画像の頻度分布を生成し、 前記生成された頻度分布に基づき、前記原稿画像の下地
    を検出し、 前記検出された下地を除去する下地除去処理を行うこと
    を特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011193127A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Kyocera Mita Corp 画像処理装置,画像形成装置

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