JPH1093693A - 屋外配線プラント及び接続方法 - Google Patents

屋外配線プラント及び接続方法

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JPH1093693A
JPH1093693A JP16000597A JP16000597A JPH1093693A JP H1093693 A JPH1093693 A JP H1093693A JP 16000597 A JP16000597 A JP 16000597A JP 16000597 A JP16000597 A JP 16000597A JP H1093693 A JPH1093693 A JP H1093693A
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wiring
lines
line card
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屋外配線プラントに効率的にラインカード機能
を分配し、複数のサービス提供者が同じ需要家ラインに
アクセスすることを改善する。 【解決手段】本発明の屋外配線プラントは、ディジタル
ループキャリア、広帯域配線要素等の遠隔端末を有し、
これらは、交換システム他の網要素から電気通信信号を
受信する。信号はいろいろな異なるタイプのラインカー
ドに配ばれ、ここで、異なるラインカードのそれぞれ
は、示した従来技術のように異なる電気通信サービスを
提供する。ラインカードから出る接続ラインは、遠隔制
御されたクロスバ配列の入力に接続し、ここで、配列の
入力は、クロスバ配列の出力に選択的に接続できる。ク
ロスバ配列の出力は配線ラインに接続し、これは、複数
のフィーダ配線インタフェースのうちの1つで終端し、
このフィーダ配線インタフェースは、宅内機器で終端す
る需要家ラインと接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信網の屋外
配線プラントに関し、特に、需要家へのサービスの提供
において柔軟性及び効率を増すような屋外配線プラント
において伝送メンバをクロス接続する方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電気通信網は通常、お互いに接続した複
数の交換システムを有し、これらの間で信号を伝送す
る。通常中央局交換機と呼ばれる交換システムは、屋外
配線プラントによって(outside distribution plant)、
電話器、ファクシミリ機、マルチメディア機器、パーソ
ナルコンピュータ等の宅内機器(需要家ライン)に接続
し、これにより、需要家のラインは、網を経由してお互
いに通信できる。
【0003】屋外配線プラントは通常、交換システムを
ディジタルループキャリア等の遠隔端末に接続する光リ
ンクを有する。ディジタルループキャリアの例として
は、ルーセント・テクノロジー社(Lucent Technologies
Inc.)によって製造販売されているSLC(登録商標)
ディジタルループキャリアがある。ディジタルループキ
ャリアは、交換機インタフェースをファイバへ変換し、
遠隔端末にて銅線へと変換し直すことによって、及び交
換システムからの光リンクとインタフェースする光遠隔
端末を有することによって、銅ループよりも低コストの
ループを提供する。この光遠隔端末は、各ラインカード
がより対線配線ライン等の伝送メンバをホストする複数
のラインカードに光リンクを接続する。 典型的なディ
ジタルループキャリアは、各ラインカードが約1〜4の
配電線をホストする800のオーダーのより対線配線ラ
インをホストする。このより対線配線ラインは、複数の
フィーダ配線インタフェース(FDI)の1つに接続す
る。ある典型的な網アーキテクチャは、単一のディジタ
ルループキャリア遠隔端末によって働く4つのFDIを
有し、このディジタルループキャリア遠隔端末は、76
8のより対線配線ラインのうち約200がFDIのそれ
ぞれに接続している各FDIは、200のより対線配線
ラインを約400のより対線需要家ライン、即ち「需要
家ドロップ」の選択された1つに接続し、この需要家ラ
インは、需要家の宅内機器で終端する。
【0004】FDIを需要家ラインに接続する需要家ラ
インは、ディジタルループキャリアをFDIに接続する
配線ラインの約2倍ある。なぜなら、通常の需要家宅内
機器は平均値1.3のラインにアクティブなサービスを
持っているにも関わらず、通常2〜3の需要家ラインが
各需要家宅内機器をFDIに物理的に接続するからであ
る。このように、全ての需要家ラインが配線ラインに接
続されている必要はない。平均需要家使用要求に基づい
て、全ての配線ラインに対して2の需要家ラインの比が
効率的、経済的に需要家に必要なサービスを提供するこ
とが証明されている。
【0005】異なる種類のラインカードがこれらの異な
る種類のサービスをサポートし、例えば、最も一般的な
ラインカードは、POTSサービス等の狭帯域サービス
をサポートする。他の狭帯域ラインカードは、コインサ
ービス、ISDNサービス及びデータポート、DC警
告、無線放送等の特殊サービスをサポートする。広帯域
ラインカードは、ディジタル加入者ライン(DSL)、
交換ディジタル動画(SDV)等の系統群の1つの上を
搬送される非同期転送モード(ATM)等の広帯域サー
ビスをサポートする。各ラインカードは、1又は複数の
ラインサーキットを有し、これには配線ラインが接続さ
れ、これらのライン上の信号のプロセスを制御する。ま
た、共通サーキットリーが各ラインカード上にも提供さ
れ、そのラインカードによってホストされたラインの全
てに共通の機能を制御する。 共通の制御要素は、全ラ
インカードを遠隔端末として動かすために設けられる。
【0006】配線プラント構成の1つでは、広帯域及び
狭帯域の結合信号は、広帯域ラインカードからの広帯域
信号を狭帯域ラインカードからの狭帯域信号とダイプレ
ックスフィルタを使って結合することによって、単一の
需要家ライン上に配ばれる。狭帯域及び広帯域信号を結
合するのは利点があるが、 広帯域ラインカードと狭帯
域ラインカードを接続するラインはハードワイヤされ、
網オペレーターは、網を構成するときに、結合信号を受
信すべき需要家ラインの番号及び識別情報を含む結合信
号の要求を予測しなくてはならない。このようなサービ
スに対する需要家需要を予測することは難しいので、予
測したよりも少ない需要家がサービスを要求したときに
未使用の網資源が生じ、又は予測したよりも多い需要家
がサービスを要求したときに不十分な資源を割り当て、
若干の需要家がサービスされることが不可能になること
が事実上避けられない。このような事態は明らかに、網
資源の非効率的な利用をもたらす。
【0007】異なる種類のラインカードが異なる種類の
サービスをサポートするので、各FDIによってホスト
された需要家ラインによって用いられるいかなるサービ
スをもサポートするために必要とされるラインカードの
いかなる種類にでもFDIがアクセスできることが必要
である。従って、そのFDIをホストするディジタルル
ープキャリアの中のいかなるFDIでも狭帯域、コイ
ン、ISDN、広帯域、特殊のラインカードに接続でき
る。従来技術のシステムでは、配線ラインはラインカー
ドにハードワイヤされ、所定の数のラインカードが各F
DIに永久接続するようにされる。ラインカードは特定
のFDI専用であるので、FDIはラインカード資源を
共有することができない。結果として、FDIによって
ホストされる需要家ラインに配ばれることができるサー
ビスは、そのFDIに接続したラインカードが供給する
種類のサービスに制限される。更に、FDIによってサ
ポートされる全てのサービスにラインカードを提供する
必要性は、高価な網資源を浪費してしまう。例えば、あ
る需要家にISDNサービスを提供するために、その需
要家をホストするFDIには8つのラインまでホストで
きるISDNラインカードがハードワイヤされる。その
FDIによってホストされる他の需要家がいずれもIS
DNサービスを望まないならば、7つまでのISDN回
線が使われない。この事態は明らかに、網資源を無駄に
している。この問題は、技術や経済が単一のラインカー
ドがますます多くの配線ラインをホストできるようにな
り、現存システムの非効率性を増しているので悪化して
いる。
【0008】同様の問題が他の網アーキテクチャでも起
こる。例えば、非同期転送モード(ATM)トラヒック
を搬送する広帯域網がATM配線要素のような遠隔端末
を有し、これは、ホスト端末への光リンクと、FDIへ
の配線ラインとの間をインタフェースするラインカード
を有するので、ディジタルループキャリアに類似してい
る。これらの配線要素は通常、広帯域トラヒック、又は
広帯域及び狭帯域の結合のトラヒックを需要家宅内機器
に搬送するためのラインカードを有する。上述のディジ
タルループキャリアの例のように、広帯域網の配線要素
のラインカードは特定のFDI用であり、網資源が効率
的に利用されない。
【0009】ラインカードは配線ラインにハードワイヤ
接続するので、代わりのサービスプロバイダ(サービス
提供者)が需要家宅内機器にアクセスすることは非常に
難しい。なぜなら、屋外配線プラントが個々の需要家宅
内機器に分岐する網の点は、特定のサービスプロバイダ
の機器への「固定(ネイルド・ダウン)」接続であるか
らである。域内の市場への競合サービスプロバイダの参
入が近い将来急速に増加することが予想できるので、現
存する網を通して需要家宅内機器へ容易にアクセスがで
きないことは、網又は網構成要素の冗長した実装をもた
らし、これらの網構成部分のいずれも完全に利用されな
い。従って、このような屋外配線プラントの残った構造
部分もまた、競合アクセスの環境において効率を上げ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、屋外配線プラ
ントに効率的にラインカード機能を配分し、複数のサー
ビスプロバイダが同じ需要家ラインにアクセスすること
を可能にする改善された方法及び装置が望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の屋外配線プラン
トは、ディジタルループキャリア等の遠隔端末、交換シ
ステム又は他の網要素から電気通信信号を受信する広帯
域配線要素等を有する。この信号は、いろいろな異なる
種類のラインカードに配ばれ、この異なる種類のライン
カードは、従来技術で知られるように異なる種類の電気
通信サービスを提供する。ラインカードから出る接続ラ
インは、遠隔制御されたクロスバアレーの入力に接続す
る。このクロスバアレーの入力は、クロスバアレーの出
力に選択的に接続する。クロスバアレーの出力は、複数
のフィーダ配線インタフェースのうちの1つで終端する
配線ラインに接続する。クロスバアレーを適切に構成す
ることによって、ラインカードはフィーダ配線インタフ
ェースのいずれにも接続でき、いかなる需要家ラインも
いかなる可用ラインカードにアクセスできる。この方法
で網資源を需要家ラインに効率的に配線できる。クロス
バアレーの出力は、複数のダイプレックスフィルタのう
ちの1つで終端する配線ラインに接続する。クロスバア
レーを適切に構成することによって、広帯域ラインカー
ドはダイプレックスフィルタのいずれにでも接続でき、
いかなる需要家ラインもいかなる可用広帯域ラインカー
ドにアクセスできる。
【0012】複数の狭帯域ラインカードがダイプレック
スフィルタに接続し、広帯域及び狭帯域結合信号が、需
要家ラインの選択された1つに配ばれる。この方法で網
資源を需要家ラインに効率的に配線できる。このクロス
バアレーはまた、競合サービスプロバイダのアクセス点
として働く。具体的には、競合サービスプロバイダから
の配線ラインを、クロスバアレーの入力に接続する。次
に、これらの配線ラインは、いかなるフィーダ配線イン
タフェースに接続し、このフィーダ配線インタフェース
にホストされるいかなる需要家にも競合するサービスを
提供する。従って、全ての需要家宅内機器に接続を提供
する屋外配線プラントの要素は重複しなくてもよくな
り、これらの要素によってホストされる可能性がある需
要家にアクセスを提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、電気通信網を示し、お
互いと及び一般加入電話網(PSTN)4の他の交換機
と接続する複数の交換システム2A、2Bを示す。これ
ら交換システムは、これら交換機の間の通信を可能にす
る。この交換システムは、ルーセント・テクノロジー社
(Lucent Technologies Inc.)から製造販売されている5
ESS(登録商標)交換システム等を用いることができ
る。交換システム2Aは、電話、マルチメディア機器、
ファクシミリ、パーソナル・コンピュータ等の宅内機器
(需要家ライン)6に、屋外配線プラント8経由で接続
する中央局交換機である。屋外配線プラント8は、交換
システム2Aをホスト端末11に接続するフィーダリン
ク9を有する。このホスト端末11は、光リンク10経
由で遠隔端末12に接続する。ただ1つのディジタルル
ープキャリア12を示したが、各中央局交換システムは
通常、複数のディジタルループキャリアをホストする。
このディジタルループキャリア12は、配線ライン28
によってフィーダ配線インタフェース20に接続し、F
DIは、需要家ライン、即ち需要家ドロップ32の上に
需要家ライン6に接続している。
【0014】ディジタルループキャリア12は、共通要
素14を有し、この共通要素14は、ホスト端末11か
らの光リンク10とラインカード16との間をインタフ
ェースし、全てのラインカードに共通の制御機能を提供
する。各ラインカードは、特に需要家宅内機器に特定の
種類のサービスを提供するように設計される。例えば、
ラインカード16aはPOTSサービス(普通の電話サ
ービス)を提供する狭帯域ラインカードであり、ライン
カード16bは、ISDNサービスを提供するISDN
(統合サービスデジタル網)ラインカードであり、ライ
ンカード16cは、データポート、DC警告等の特殊サ
ービスを提供する特殊ラインカードであり、ラインカー
ド16dは、コインサービス(公衆電話サービス)を提
供するコインラインカードであり、ラインカード16e
は、ディジタル加入者ライン(DSL)、交換ディジタ
ル動画(SDV)等の広帯域サービスを提供する広帯域
ラインカードである。各ラインカードは、複数のライン
サーキット17を有し、そのラインカードがサポートす
る特定の種類のサービスを提供する。これらのラインサ
ーキットは、各ラインカードによってホストされる各配
線ラインに対して1対1ベースで提供される。更に、各
ラインカードは、全てのラインサーキットに共通の機能
性を提供する共通サーキットリーを有する。ラインカー
ド当たりのラインサーキットの数(及び対応するホスト
されたラインの数)を増やすことによって、製造、経済
上の効率が改善する。現在は、典型的なコインラインカ
ード16dは2つのラインサーキットを有し、POTS
ラインカード16aは4〜8のラインサーキットを有す
る。業界の傾向は、ラインカード当たりのラインサーキ
ットの数を増やす傾向であり、近い将来には、ライン当
たり32までのラインサーキットカードを用いることに
なると思われる。ある典型的なディジタルループキャリ
アは、約800のより対線配線ライン28を供する。従
って、ラインカードによって提供されるサービス、及び
ラインカード当たりのサポートされるラインの数に依存
して、40〜150のラインカード16がディジタルル
ープキャリア12で提供される。
【0015】従来技術のシステムと異なり、図1で示し
た実施例では、ラインカード16はフィーダ配線インタ
フェース(FDI)20に直接結線されない。その代わ
り、全ラインカードのラインサーキットが、より対線接
続30経由で、クロスバアレー22の入力に結線され
る。クロスバアレー22の出力は、配線ライン28経由
でFDI20に接続し、いずれのラインカード16から
の接続30もFDI20のいずれか1つに接続する。ク
ロスバアレー22の出力は、4つのFDI20の間に比
較的平等に分散され、各FDIは配線ライン28の約4
分の1に接続する。
【0016】好ましい実施例では、クロスバアレー22
は、システムのサービス要求によって所望されるよう
に、アレー入力をアレー出力に選択的に接続するため
の、機械式の4極単投(4PST:four pole single th
row)リレーを有する。ラッチングリレー、固体リレ
ー、電子スイッチその他のコンタクト配置等の入力を出
力に接続する他のデバイスを所望であるなら用いること
ができる。リレーの開け及び閉じは、運転、管理、保
守、供給(OAM&P:オペレーション、アドミニスト
レーション、メンテナンス、及びプロビジョニング)プ
ロセッサ複合体27にによって、制御リンク26経由で
制御される。OAM&Pプロセッサ複合体27は、網を
通して制御リンク26と通信する。ここで、図示した実
施例では、プロセッサ複合体27とリンク26が交換シ
ステム2Aを通して通信する。しかしながら、既知のよ
うに、プロセッサ複合体27を網の別の交換システムに
接続できる。需要家が第2の回線を加えたり、ISDN
サービスを要求したりして新サービス又は付加サービス
を要求すると、OAM&Pプロセッサ複合体27は、そ
の需要家の需要家ラインをホストするFDI、及び適当
なラインカード上の可用ラインサーキットを決める。ラ
インカード及びFDI接続の状態はOAM&Pプロセッ
サ複合体がアクセスできるデータベースで保持される。
このデータベースは、中央局交換システム2A又はOA
M&Pプロセッサ複合体27が直接アクセスできるデー
タベース29に配置させる。適当なラインカード及びF
DIが特定されると、OAM&Pプロセッサ複合体27
は、適当なラインカード上の特定されたラインサーキッ
トから特定されたFDIへの接続30をクロス接続する
ようにクロスバアレー22を制御する。結果として、O
AM&Pプロセッサ複合体27の遠隔制御の下で、いか
なるラインカードからいかなるFDIまで選択的に接続
することができ、これによってラインカード資源を効率
的に利用でき、需要家のサービス要求に応答して技能人
員が物理的にラインカードをFDIに接続する必要性を
なくすことができる。配線ライン28は、FDI20の
需要家ドロップ32に既知の方法で接続する。
【0017】図1に関連して示した実施例では、いかな
るラインカードから出るいかなる接続ライン30も、完
全に実装したクロスバアレー22によっていかなるFD
Iにも接続できる。このアレーは、いかなる入力もいか
なる出力に接続できるので完全に実装されていると考え
る。このような構成はラインカードのラインサーキット
の使用に最大限の柔軟性及び効率を与えるが、クロスバ
アレー22は、接続30のいずれの1つをも配線ライン
28のいずれの1つに接続できるので複雑なデバイスで
ある。クロスバアレーの構造を単純化するため、完全に
ではなく実装したクロスバアレーを用いることによって
いくらか複雑さをなくすことができる。接続30のいず
れもFDI20のいずれもに(即ち、全ての配線ライン
28にではなく)接続していることが必要なだけである
ので、全クロスバアレー入力を全クロスバアレー出力に
接続することは必要ではない。各接続ライン30と4つ
のFDIのそれぞれの間に所望の接続を達成するため
に、図4で示したものと類似のパターンにおいて、2つ
の入力の2つの出力への接続は、許容できるブロッキン
グで十分な接続性を提供することを判断できる。所望す
れば他のパターンも用いることができる。典型的なシス
テムのほとんどのカードがPOTSラインカードであ
り、需要家が用いるほとんどのサービスはPOTSサー
ビスであるので、いずれのラインカード出力をもいずれ
のFDIに接続できるようにすることが全ての応用例に
おいて特に重要ではなく、簡略した図2の構成を用いて
もよい。
【0018】図2では、比較的単純で低廉なクロスバア
レーが用いられ、図示した配線プラントアーキテクチャ
に従ってラインカード資源を効率的に使用できている。
ATMベースの網で一般に用いられる広帯域配線要素3
6のような遠隔端末を示してあり、本発明は図1で示し
た狭帯域システムのディジタルループキャリアのような
遠隔端末に用いることができる。配線要素36は、ホス
ト端末からATMセルを受信し、これらのATMセルを
広帯域及び狭帯域バックプレーン39上に供給するため
の共通制御要素38を有する。ATMセルを、それらの
ヘッダアドレスに基づいて需要家宅内機器に配線するた
めに適当なラインカードによって取り込む。
【0019】図示したシステムでは、14のPOTSラ
インカード40を示した。これら各POTSラインカー
ドは、32の配線ライン52をホストするための32の
ラインサーキット(図示せず)を有する。POTSライ
ンカード40に加えて、コインラインカード42、IS
DNラインカード44、特殊ラインカード46、ADS
L(アシンメトリックディジタル加入者ライン)ライン
カード48のような1又は複数のDSLを提供する。A
DSLラインカード48は、需要家宅内機器に広帯域サ
ービスを提供し、パラダイン社(Paradyne Inc.)によっ
て製造販売される。コインラインカード42は、32の
ラインサーキットを有し、他のラインカードのそれぞれ
も32のラインサーキットを有する。ラインカードの割
合及びラインサーキットの数は、具体的には、網がサー
ビスする需要家が必要とするサービスの割合に依存し、
ラインカードの種類の割合は、図2で図示した実施例の
ものには制限されない。
【0020】POTSラインカードの最初の12個のそ
れぞれは、配線ライン52経由でFDI50に直接ハー
ドワイヤされ、ここで、ラインカードの3つからの配線
ラインが直接4つのFDIのそれぞれに接続する。これ
らのPOTSラインカードは、需要家への主要なライン
電話サービスである基本的なPOTSサービスを提供す
る。現在はたいていの需要家が基本的なPOTSサービ
スを必要とするが、もし他の種類のサービスがあれば、
FDIに直接接続するラインカードはPOTSサービス
以外を提供できる。
【0021】13番目及び14番目のPOTSラインカ
ードからの32のラインのそれぞれと、コインラインカ
ード42からの32のラインは、96×192クロスバ
アレー54の入力に接続する。クロスバアレー54の1
92の出力は、FDI50に接続し、ここで、各FDI
が192の出力の48を受信する。クロスバアレー54
は、これら3つのラインカードから出るラインが4つの
FDIのいずれの1つにでも接続できる。同様に、IS
DNラインカード44、特殊ラインカード46、ADS
Lラインカード48の48の出力は、48×192クロ
スバアレー56の48の入力に接続する。クロスバアレ
ー56の192の出力はFDI50に接続し、ここで、
各FDIが出力の48をホストする。クロスバアレー5
6は、これらのラインカードの上にラインサーキットか
ら出るラインを4つのFDIのいずれの1つにでも接続
できる。この方法で、いずれのFDI上の選択されたラ
インも、コイン、ISDN、DSL、特殊サービス、又
は第2POTSラインを提供できる。クロスバアレー5
4、56を適切に構成することによって、クロスバアレ
ーは、網の動作、管理、保守、供給(OAM&P)プロ
セッサ複合体(図示せず)によって上述の論理制御リン
ク58、60経由でそれぞれ、制御される。
【0022】図3には、図2のアーキテクチャの代替構
成を示してある。図3で示したアーキテクチャは、クロ
スバアレー54、56が除かれ、小さいクロスバアレー
62、64が独立型のデバイスではなく、配線要素36
のバックプレーン39へと統合されていること以外、図
2のものと同じである(図の類似の符号は類似の構成要
素を表す)。クロスバアレー62、64はラインカード
と交換可能であるように設計できる。クロスバアレーを
制御するための制御メッセージは、広帯域及び狭帯域の
バックプレーン39上を配ぶことができ、これによっ
て、OAM&Pプロセッサ複合体への別々の制御リンク
の必要性をなくすことができる。この構成はまた、クロ
スバアレーを収容する別々の網要素の必要性をなくす
が、配線要素36の大きさの制限がクロスバアレーやシ
ステムの対応するものの大きさを制限する。
【0023】図4には、本発明のクロスバアレーの例を
示す。図示したクロスバアレー68は32×96アレー
であり、これは、32の入力67が96の出力69の選
択された1つにクロス接続でき、この出力69は4つの
群に分けられ、この各群は、異なるFDIに対応する。
図示したクロスバアレーが32×96アレーなので、ア
レーの具体的な大きさは、ラインカードから受信される
ラインの数、FDIの間に分散する配線ラインの数、所
望するブロッキング率により決め、図1〜3の実施例で
表した大きさには限定されない。いずれの入力もいずれ
の出力にも接続できる完全に実装されたクロスバアレー
を提供することは必要ではない。なぜなら、いかなるF
DIの1つに接続した出力は、そのFDIによってホス
トされたいかなる需要家ラインにでも接続できるからで
ある。従って、クロスバアレーの入力のいずれも遠隔端
末によってホストされたFDIのいずれの1つにも接続
できるならば、システムはいかなる需要家要求にでも適
応できるように十分に柔軟性がある。結果として、クロ
スバアレーの全ての入力から出力への交差をラッチング
リレーで埋めることは必要ではない。図示したクロスバ
アレーは、ラインカードAからの16のライン及びライ
ンカードBからの16のラインを有し、これらはクロス
バアレーの32の入力67へと接続するする。図4の各
ラインは、ワイヤーの2つの対を表し、各ラインカード
を出る図の8つのラインは、それぞれがより対線からな
る16の物理的な配線ラインを表すことに留意する。ク
ロスバアレーの垂直のラインは、アレー出力69を表
し、12からなる4つの群で配置され、各群は、4つの
FDIのうちの1つと接続する。
【0024】4極単投のラッチングリレー70は、入力
の選択された1つが出力の選択された1つに接続でき、
いずれのラインカードも4つのFDIのいずれの1つに
接続できるように配置される。入力67の全てを出力6
9の全てに接続することは必要ではないので、全ての入
力/出力交差においてラッチングリレーを用意すること
は必要でない。従って、クロスバアレーのコストと大き
さを大いに減らすことができる。ラインが2つの対(即
ち、図の各ラインは2つの物理的なより対線ラインを表
す)として配置され、リレーは4つのポールリレーであ
るので、各2対は同時に接続し、切断する。代わりに、
このワイヤの対は、ダブルポールリレーを用いて独立し
て接続してもよい。網のOAM&Pプロセッサ複合体か
らの制御リンク71は、リレーの状態を制御し、アレー
入力をアレー出力に選択的に接続する。クロスバアレー
のリレーの具体的なパターンを示したが、許容できるブ
ロッキング率でFDIに入力が接続できるならば、リレ
ーの他の配置を用いることができる。
【0025】図5は、本発明の更なる網アーキテクチャ
であり、広帯域及び狭帯域トラヒックをルーセント・テ
クノロジー社(Lucent Technologies Inc.)によって製造
販売されているADSLラインカードを用いて同じ需要
家ドロップ上を運ぶ。広帯域配線要素76と別々の狭帯
域配線要素78がATMスイッチ素子又はホスト端末か
らATMセルを受信する。図示したように、広帯域装置
と狭帯域装置はリング配線構成80の一部を形成し、こ
こで、ATMセルは、広帯域装置76のATMルータ8
2へと配ばれる。代わりに、遠隔端末の配線は、ポイン
トツーポイント、テーパー又は受動光網を用いて達成で
きる。ATMセルヘッダアドレスに基づいて、広帯域ト
ラヒックを搬送するセルは、FDIへの配線のために適
当なADSLラインカード84を経路し、狭帯域トラヒ
ックを搬送するセルは、狭帯域装置のATM共通要素
(例えば、ATMコムダック90、即ちATM共通D/
A変換器)を経路し、この狭帯域装置で、セルが適当な
POTSラインカード88を経路する。広帯域及び狭帯
域装置の具体的なアーキテクチャは変化する。
【0026】ADSLラインカード84は8つのライン
85をホストし、POTSカードライン88は32のラ
イン87をホストし、カード当たりのホストされたライ
ンの具体的な数は変化するものと想定する。ADSLラ
インカード84の1つからの8つのラインは、8×24
クロスバアレー86の8つの入力に配ばれる。クロスバ
アレー86の24の出力は、ATM網と制御リンク83
経由でOAM&Pプロセッサ複合体(図示せず)によっ
て指示されるように、ライン89経由で24のダイプレ
ックスフィルタ95の入力にそれぞれ1つを接続する。
POTSラインカード88の1つからの32のラインの
第1サブセット91(24個)もまた、24のダイプレ
ックスフィルタ95にそれぞれ1つが配ばれる。ダイプ
レックスフィルタ95は、広帯域及び狭帯域のトラヒッ
クを結合し、次に需要家宅内機器へと配ぶ。24のダイ
プレックスフィルタ95の出力には、24の第1ライン
ドロップ97がある。これらの24の第1ラインドロッ
プのうち、24の全てがPOTSサービスを提供し、ク
ロスバアレー86の構成に依存して、24のうちのいず
れの8つが広帯域サービスを提供する。この点に関し
て、好ましい実施例では、クロスバアレー86から出る
ラインの数は、第1の91のサブセットのPOTSライ
ンの数に等しい。
【0027】第2サブセット93(POTSラインカー
ド88からの残りの8つのライン)は、第2の8×24
クロスバアレー92に配ばれる。これらの8つのライン
は、24の需要家宅内機器の1つに接続でき、第2PO
TSラインドロップ99を需要家宅内機器の選択された
ものに与える。図6には、8×24クロスバアレー92
の構成を示し、ここで、8つの入力94がダブルポール
単一スルーリレー98経由で24の出力96に接続でき
る。同様に、完全にクロスバアレーをリレーで埋めるこ
とは必要ではない。図示した実施例では、48のリレー
をドロップ当たり2つの割合で用いて、許容できるブロ
ッキングで十分な可接続性を得る。クロスバアレー92
の構成は、制御リンク100経由でOAM&Pプロセッ
サ複合体によって制御される。クロスバアレー86は、
同様の構造を有する。図示した構成では、クロスバアレ
ー92及びダイプレックスフィルタ95の出力が、前述
した実施例のようにフィーダ配線インタフェースへでは
なく需要家ラインへと直接接続する。
【0028】図7には、本発明のシステムの動作を示
す。需要家から特定の需要家ラインに対しての新規又は
付加のサービス要求である需要家のサービス要求が網オ
ペレーターによって受信される(ブロック701)。網
オペレーターは、OAM&Pプロセッサ複合体を通し
て、その需要家ラインをホストしているFDIを特定す
る(ブロック702)。また、OAM&Pプロセッサ複
合体は、未使用のラインサーキットを有する需要家によ
って要求されたサービスの種類を提供するラインカード
を特定する(ブロック703)。ラインカード、ライン
サーキット、FDIが特定されると、OAM&Pプロセ
ッサ複合体はクロスバアレーのリレーを制御して、特定
されたラインカードのラインサーキットを特定されたF
DIに接続する(ブロック704)。従って、適当なラ
インカードのラインサーキットからサービスを要求して
いる需要家ラインをホストしているFDIへの接続経路
が確立される。もしブロッキングに遭遇したならば(即
ち、接続させるためのリレーが存在しなければ)、作動
できるリレーを再配置して、非ブロックのパターンを作
って回避させることができる。OAM&Pプロセッサ複
合体は、選択されたラインカードラインサーキット経由
で需要家ラインにアクセスするルーティング経路につい
て網に知らせ、対応するデータベースの中のラインサー
キットとクロスバアレー入力及び出力状態をその接続に
使用中であるとして指定する(ブロック705)。最後
に、もしその接続が前に存在しなかったならば、FDI
において配線ラインを需要家ラインに技能人員が手動で
接続することが必要であるかもしれない。従来技術で知
られるように、もしFDIと需要家ラインの間の接続が
あれば、本発明のシステムの運転は完全に自動化でき
る。
【0029】図8で示したように、本発明のクロスバア
レーを複数のサービスプロバイダのアクセス点として用
いることもできる。図8には、図1に類似する網アーキ
テクチャを示し、類似の符号は類似の構成要素である。
図8で示したように、第2のサービスプロバイダがより
対線接続ライン110をクロスバアレー22の入力の選
択された1つに接続でき、ここで、接続ライン110
は、そのサービスプロバイダの網要素から電気通信信号
を搬送する。これらのラインは、前述したようにクロス
バアレー経由でいかなる需要家宅内機器にでも接続で
き、第2サービスプロバイダはいかなる需要家ドロップ
にでもアクセスできるようにする。システムの動作は、
接続ライン110経由でクロスバアレーにアクセスして
いるサービスプロバイダ及びそのクロスバアレーを制御
しているサービスプロバイダがそれらの活動を自ら調整
しなくてはならない点を除いて、前述のものと同じであ
る。この点に関して、図7で示した本発明の動作では、
サービスの要求(ブロック701)は、需要家ではなく
第2のサービスプロバイダによって発され、この第2の
サービスプロバイダは、クロスバアレーを制御するサー
ビスプロバイダへクロス接続する接続ラインを特定す
る。
【0030】接続が確立すると、被参入サービスプロバ
イダは、自身の使用のために接続情報を格納することに
加えて(ブロック705)、新規のサービスプロバイダ
に接続情報を知らせなくてはならない。この網間の通信
は、被参入電気通信網の上で又は別々の制御リンク経由
で行うことができる。この方法で、複数のサービスプロ
バイダがその網要素から各需要家ラインへとハードワイ
ヤ接続しなくてもいかなる需要家ラインにでもアクセス
できるようになる。クロスバアレーを通してアクセスさ
せることは、屋外配線プラントの網要素の加重実装の必
要性をなくす。また、需要家のいくらかはしばしばサー
ビスプロバイダを変えるものなので、これらの接続を再
構築する能力は稼動コストを減らす。このアクセス構成
は、特に図8の網アーキテクチャを参照して示したが、
第2サービスプロバイダからの接続ラインで選択された
入力をクロスバアレーにアクセスすることによって、図
示した網アーキテクチャのいずれでも提供できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の屋外配線プ
ラントは、ディジタルループキャリア、広帯域配線要素
等の遠隔端末を有し、これらは、交換システム他の網要
素から電気通信信号を受信する。この信号はいろいろな
異なる種類のラインカードに配ばれ、ここで、異なる種
類のラインカードのそれぞれは、示した従来技術のよう
に異なる種類の電気通信サービスを提供する。ラインカ
ードから出る接続ラインは、遠隔制御されたクロスバア
レーの入力に接続し、ここで、アレーの入力は、クロス
バアレーの出力に選択的に接続できる。クロスバアレー
の出力は配線ラインに接続し、これは、複数のフィーダ
配線インタフェースのうちの1つで終端し、このフィー
ダ配線インタフェースは、宅内機器で終端する需要家ラ
インと接続する。クロスバアレーを適切に構成すること
によって、ラインカードはいずれのフィーダ配線インタ
フェースにでも接続でき、いかなる需要家ラインもいか
なる可用ラインカードにもアクセスできるようにする。
この方法で網資源は、効率的に需要家ラインに配線でき
る。このようにして、屋外配線プラントに効率的にライ
ンカード機能を分配し、複数のサービスプロバイダが同
じ需要家ラインにアクセスすることを可能にする方法及
び装置を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を有する電気通信網のブロック図
である。
【図2】本発明のシステムの代替実施例を示すブロック
図である。
【図3】図2のシステムの代替実施例を示すブロック図
である。
【図4】本発明のクロスバアレーの構成を示すブロック
図である。
【図5】本発明のシステムを利用する広帯域システムの
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明のクロスバアレーの代替の実施例を示す
アレー図である。
【図7】本発明のシステムの動作方法を示す流れ図であ
る。
【図8】競合サービスプロバイダに対してアクセス点を
与えるために用いる本発明の実施例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 交換システム 4 一般加入電話網 6 宅内機器 8 屋外配線プラント 9 フィーダリンク 10 光リンク 11 ホスト端末 12 ディジタルループキャリア 14 共通要素 16 ラインカード 17 ラインサーキット 20 フィーダ配線インタフェース(FDI) 22 クロスバアレー 26 制御リンク 27 OAM&Pプロセッサ複合体 28 配線ライン 29 データベース 30 接続ライン 32 需要家ドロップ 36 配線要素 38 共通制御要素 39 バックプレーン 40 POTSラインカード 42 コインラインカード 44 ISDNラインカード 46 特殊ラインカード 48 ADSLラインカード 50 フィーダ配線インタフェース(FDI) 52 配線ライン 54 96×192クロスバアレー 56 48×192クロスバアレー 58、60 論理制御リンク 62、64 クロスバアレー 67 入力 68、72 クロスバアレー 69 出力 70 ラッチングリレー 71 制御リンク 76 広帯域配線要素 78 狭帯域配線要素 80 リング配線構成 82 ATMルータ 83 制御リンク 84 ADSLラインカード 85、87、89 ライン 86、92 8×24クロスバアレー 88 POTSカードライン 90 ATMコムダック 91 POTSラインカードの第1サブセットのライン 93 第2サブセット 94 入力 95 ダイプレックスフィルタ 96 出力 97 ラインドロップ 98 リレー 99 第2POTSラインドロップ 100 制御リンク 110 より対線接続ライン 701 OAM&Pプロセッサ複合体において、サービ
スの要求を受信する 702 サービスを要求している宅内機器をホストして
いるFDIを特定する 703 OAM&Pプロセッサが、要求されたサービス
を提供するラインカード上の可用ラインサーキットを特
定する 704 クロスバアレーにおいて、特定されたラインサ
ーキットを特定されたFDIに接続する 705 宅内機器へのルーティング経路を網に知らせ、
接続情報を記憶する
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お互いと接続する複数の交換システム
    (2)を有する電気通信網で用いる屋外配線プラント
    (8)であって、 (a)前記交換システム(2)の1つと接続して、前記
    交換システム(2)から信号を受信するための遠隔端末
    (12)と、 この遠隔端末(12)は、異なる種類のサービスを提供
    する複数の種類のラインカード(16)を有し、 (b)複数のフィーダ配線インタフェース(20)と接
    続する需要家ライン(32)と、 (c)前記ラインカード(16)を前記複数のフィーダ
    配線インタフェース(20)のいずれの1つへと選択的
    に接続するための手段と、 (d)前記選択的接続手段の構成を遠隔制御して、前記
    選択的接続手段を制御するための手段とを有することを
    特徴とする屋外配線プラント。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、網のOAM&Pプロセ
    ッサ複合体(27)と通信する制御リンク(26)を有
    することを特徴とする請求項1記載の屋外配線プラン
    ト。
  3. 【請求項3】 OAM&Pプロセッサ複合体(27)に
    よってアクセスできるデータベース(29)を更に有
    し、 前記データベースは、接続情報を保持することを特徴と
    する請求項2記載の屋外配線プラント。
  4. 【請求項4】 電気通信網で用いる屋外配線プラントで
    あって、 (e)異なる種類のサービスを提供するための異なる種
    類の複数のラインカード(16)を有する電気通信信号
    を受信するためのディジタルループキャリア(12)
    と、 前記ラインカード(16)のそれぞれは、接続ライン
    (30)へ接続するためのラインサーキット(17)を
    有し、 (f)需要家ライン(32)経由で複数のフィーダ配線
    インタフェース(20)と接続する宅内機器(6)、 (g)前記ラインサーキット(17)から出る接続ライ
    ン(30)と、前記フィーダ配線インタフェース(2
    0)から出る配線ライン(28)と、及び前記接続ライ
    ン(30)に接続する入力(67)、前記配線ライン
    (28)に接続した出力(69)、前記入力を前記出力
    に選択的に接続するための手段を有するクロス接続する
    ための手段とからなる前記ラインサーキット(17)を
    前記フィーダ配線インタフェース(20)に接続するた
    めの手段と、 (h)前記ラインサーキットの状態と、前記フィーダ配
    線インタフェース(20)のそれぞれと接続した需要家
    ライン(32)の識別と、前記選択的接続手段の状態と
    を含む情報を記憶するためのデータベースと、及び前記
    サービスの1つの要求に応答して、前記情報に基づいて
    前記選択的接続手段を制御するためのプロセッサとを有
    する前記クロス接続手段を制御するための手段とを有す
    ることを特徴とする屋外配線プラント。
  5. 【請求項5】 電気通信信号を受信するための遠隔端末
    を有する種類の電気通信網であって、自身からラインを
    出す異なる種類のサービスを提供する異なる種類の複数
    のラインカード(16)と、自身から配線ライン(2
    8)を出す複数のフィーダ配線インタフェース(20)
    に需要家ライン(32)経由で接続する宅内機器(6)
    とを有する電気通信網において、 前記需要家ライン(32)を前記遠隔端末に接続する方
    法であって、 (a)需要家から特定の需要家ライン(32)に対する
    サービス要求を受信するステップと、 (b)前記特定の需要家ライン(32)が接続されてい
    る前記複数のフィーダ配線インタフェース(20)の特
    定の1つを決めるステップと、 (c)前記需要家ライン(32)によって要求された前
    記サービスを提供する特定のラインカード(16)を決
    めるステップと、 (d)前記特定のラインカード(16)から出るライン
    を、前記複数のフィーダ配線インタフェース(20)の
    特定の1つから出る前記配線ライン(28)の特定の1
    つへとクロス接続するステップと、 (e)前記特定のラインカード(16)及び前記配線ラ
    イン(28)の特定の1つの状態をデータベースに格納
    するステップとを有することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 ブロッキングが起こったときに、前記ク
    ロス接続を再構築するステップを更に有することを特徴
    とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 電気通信網で用いる屋外配線プラントで
    あって、 (i)複数の異なる種類のラインカード(16)及び適
    当なラインカード(16)に前記電気通信信号を配ぶた
    めの手段からなる、電気通信信号を受信するための遠隔
    端末(12)と、 (j)複数の需要家ライン(32)経由で宅内機器
    (6)と接続する複数のフィーダ配線インタフェース
    (20)と、k)前記ラインカード(16)の第1サブ
    セットを前記フィーダ配線インタフェース(20)の選
    択された1つに接続する複数の配線ライン(28)と、 (l)前記前記ラインカード(16)の第2サブセット
    を前記複数のフィーダ配線インタフェース(20)のい
    ずれの1つにも選択的に接続する手段と、 (m)前記選択的接続手段を遠隔制御するために前記選
    択的接続手段を制御するための手段とを有することを特
    徴とする屋外配線プラント。
  8. 【請求項8】 前記複数の種類のラインカード(16)
    は、狭帯域ラインカード、広帯域ラインカード、ISD
    Nラインカード、特殊ラインカード、コインラインカー
    ド、DSLラインカード、SDVラインカードからなる
    群より選択されるラインカードを有することを特徴とす
    る請求項1又は7いずれか記載の屋外配線プラント。
  9. 【請求項9】 前記第1サブセットは、狭帯域ラインカ
    ード(16)を有することを特徴とする請求項7記載の
    屋外配線プラント。
  10. 【請求項10】 前記選択的接続手段は、前記ラインカ
    ード(16)から延びる接続ライン(30)及び前記フ
    ィーダ配線インタフェース(20)から延びる配線ライ
    ン(28)を有し、 前記接続ライン(30)及び前記配線ライン(28)
    は、クロス接続手段によってお互いにクロス接続される
    ことを特徴とする請求項1又は7いずれか記載の屋外配
    線プラント。
  11. 【請求項11】 電気通信網で用いる屋外配線プラント
    であって、 (n)狭帯域信号を狭帯域ラインカードへ、及び広帯域
    信号を広帯域ラインカードへ配ぶための手段と、 (o)前記広帯域ラインカードから出る複数の第1ライ
    ン及び前記狭帯域ラインカードから出る複数の第2ライ
    ンと、 (p)前記複数の第1ラインのいずれか1つを複数の配
    線ライン(28)の1つと選択的に接続するための第1
    の手段と、 前記配線ライン(28)は、複数の需要家ライン(3
    2)への配送のために、狭帯域信号及び広帯域信号を結
    合するための手段に接続され、 (q)自身へ狭帯域信号を配ぶために前記結合手段へ接
    続される前記複数の第2ラインの第1サブセットと、 (r)前記複数の第2ラインのいずれか1つを複数の需
    要家ライン(32)の1つと選択的に接続するための第
    2の手段に接続する、前記複数の前記複数の第2ライン
    の第2サブセットと、 (s)前記第1及び第2選択的接続手段の構成を遠隔制
    御するための前記第1及び第2選択的接続手段を制御す
    る手段とを有することを特徴とする屋外配線プラント。
  12. 【請求項12】 前記結合手段は、ダイプレックスフィ
    ルタ(95)からなることを特徴とする請求項11記載
    の屋外配線プラント。
  13. 【請求項13】 前記選択的接続手段は、前記ラインカ
    ード(16)から延びる接続ライン(30)及び宅内機
    器(6)から延びる配線ライン(28)を有し、 前記接続ライン(30)及び前記配線ライン(28)
    は、クロス接続手段によってお互いにクロス接続するこ
    とを特徴とする請求項11記載の屋外配線プラント。
  14. 【請求項14】 前記クロス接続手段は、前記接続ライ
    ン(30)と接続する複数の入力(67)と及び前記配
    線ライン(28)に接続する複数の出力(69)とを有
    するクロスバアレー(22)と、前記入力(67)を前
    記出力(69)へと接続するための手段とを有すること
    を特徴とする請求項10又は13いずれか記載の屋外配
    線プラント。
  15. 【請求項15】 前記複数の配線ライン(28)の数
    は、前記第1サブセットのラインの数と等しいことを特
    徴とする請求項11記載の屋外配線プラント。
  16. 【請求項16】 電気通信網で宅内機器(6)に信号を
    配ぶ方法であって、 (f)狭帯域信号を狭帯域ラインカードへ、及び広帯域
    信号を広帯域ラインカードへ配ぶステップと、 (g)複数の第1ライン上で前記広帯域信号を前記広帯
    域ラインカードへと配び、複数の第2ライン上で前記狭
    帯域信号を前記狭帯域ラインカードへと配ぶステップ
    と、 (h)複数の第1ラインのいずれをも複数の配線ライン
    (28)の1つに選択的に接続するステップと、 前記配線ライン(28)は、狭帯域信号及び広帯域信号
    を結合するための手段に接続され、 (i)前記結合手段へ狭帯域信号に配ぶために、前記複
    数の第2ラインの第1サブセットを前記結合手段に接続
    するステップと、 (j)狭帯域及び広帯域結合信号を宅内機器(6)へと
    配ぶステップと、 (k)前記複数の第2ラインの第2サブセットを前記宅
    内機器(6)に選択的に接続するステップとを有するこ
    とを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 宅内機器(6)に複数のサービスプロ
    バイダへのアクセスを提供する屋外配線プラントであっ
    て、 (t)サービスを提供するための複数のラインカード
    (16)を有する第1サービスプロバイダの交換システ
    ム(2)から電気通信信号を受信するための遠隔端末
    (12)と、 (u)複数の需要家ライン(32)経由で宅内機器
    (6)と接続する複数のフィーダ配線インタフェース
    (20)と、 (v)複数の出力に選択的に接続可能な複数の入力を有
    する選択的に接続するための手段と、 前記出力は、前記フィーダ配線インタフェース(20)
    に接続している配線ライン(28)に接続され、 (w)第2サービスプロバイダから前記接続手段の前記
    入力の選択された1つへと電気通信信号を配ぶための手
    段と及び前記ラインカード(16)から前記接続手段の
    前記入力の選択された他の1つへと電気通信信号を配ぶ
    ための手段とを有することを特徴とする屋外配線プラン
    ト。
  18. 【請求項18】 前記選択的接続手段は、前記接続ライ
    ン(30)に接続する複数の入力と前記配線ライン(2
    8)に接続する複数の出力とを有するクロスバアレー
    (22)と、及び前記入力を前記出力に接続するための
    手段とを有することを特徴とする請求項17記載の屋外
    配線プラント。
  19. 【請求項19】 前記入力を出力に接続する手段は、複
    数のラッチングリレー(70)を有することを特徴とす
    る請求項14又は18いずれか記載の屋外配線プラン
    ト。
  20. 【請求項20】 前記制御手段の動作を遠隔制御するた
    めの前記制御手段を制御するための手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項17記載の屋外配線プラント。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、網のOAM&Pプロ
    セッサ複合体(27)と通信する制御リンク(26)を
    有することを特徴とする請求項7又は20いずれか記載
    の屋外配線プラント。
  22. 【請求項22】 OAM&Pプロセッサ複合体(27)
    によってアクセスできるデータベース(29)を更に有
    し、 前記データベースは、前記ラインカード(16)及び前
    記接続手段の状態を保持することを特徴とする請求項2
    1記載の屋外配線プラント。
  23. 【請求項23】 需要家ライン(32)に複数のサービ
    スプロバイダへのアクセスを提供する方法であって、 k)第1サービスプロバイダから信号を配ぶステップ
    と、 l)更なるサービスプロバイダから信号を配ぶステップ
    と、 m)第1及び更なるサービスプロバイダからクロス接続
    手段の入力へと信号を接続するステップと、 n)第1及び更なるサービスプロバイダから前記クロス
    接続手段の所望の出力へと信号を配ぶために、前記クロ
    ス接続手段を構成するステップと、 o)前記出力を需要家ライン(32)に接続するステッ
    プとを有することを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 前記出力を需要家ライン(32)に接
    続するステップは、前記出力を複数のフィーダ配線イン
    タフェースに接続するステップを更に有し、 前記クロス接続手段は、いずれの入力を4つのフィーダ
    配線インタフェース(20)のいずれの1つへも接続で
    きることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記第2サービスプロバイダからの信
    号が接続される出力を前記第1サービスプロバイダに前
    記更なるサービスプロバイダが知らせるステップを更に
    有することを特徴とする請求項23記載の方法。
  26. 【請求項26】 複数のラインカード(16)からなる
    遠隔端末(12)を有する第1サービスプロバイダの電
    気通信サービスを提供するためのシステムであって、 複数のフィーダ配線インタフェース(20)は、需要家
    ライン(32)と、及び複数の入力及び複数の出力を有
    する選択的に接続するための手段と接続し、前記入力及
    び出力は、お互いに選択的に接続でき、前記出力は、前
    記フィーダ配線インタフェース(20)に接続する配線
    ライン(28)に接続するシステムにおいて、 複数のサービスプロバイダから前記需要家ライン(3
    2)へとアクセスを提供する方法であって、 p)第2サービスプロバイダの電気通信サービスを提供
    するために、この第2サービスプロバイダの機器を前記
    複数の入力の選択された1つに接続するステップと、 q)前記第2サービスプロバイダのサービスの需要家の
    要求に応答して、前記複数の入力の前記選択された1つ
    を前記複数の出力の特定の1つに接続するステップと、 r)前記複数の入力の選択された前記1つ及び前記複数
    の出力の前記特定の1つを特定する接続情報を、前記第
    1サービスプロバイダと第2サービスプロバイダの間で
    伝送するステップとを有することを特徴とする方法。
JP16000597A 1996-06-21 1997-06-17 屋外配線プラント及び接続方法 Pending JPH1093693A (ja)

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