JPH1093148A - 熱電変換装置 - Google Patents
熱電変換装置Info
- Publication number
- JPH1093148A JPH1093148A JP8241669A JP24166996A JPH1093148A JP H1093148 A JPH1093148 A JP H1093148A JP 8241669 A JP8241669 A JP 8241669A JP 24166996 A JP24166996 A JP 24166996A JP H1093148 A JPH1093148 A JP H1093148A
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- heat
- heat exchanger
- exchangers
- shield plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高温側の熱交換器から低温側の熱
交換器への熱放射による熱移動を極力低減した、高効率
な熱電変換装置を提供せんとするものである。 【解決手段】 あい対抗するように、配置された略平板
状の2個の熱交換器1.2の間に、複数個のP型半導体
4とN型半導体5を金属製の電極6を介して直列に接合
して形成した熱電素子3を配置し、あい隣る電極6のい
づれか一方を熱交換器1.2のいづれか一方に接続し、
あい隣る電極6のいづれか他方を熱交換器1.2のいづ
れか他方に接続し、熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を
介在させて成ることを特徴とする熱電変換装置。
交換器への熱放射による熱移動を極力低減した、高効率
な熱電変換装置を提供せんとするものである。 【解決手段】 あい対抗するように、配置された略平板
状の2個の熱交換器1.2の間に、複数個のP型半導体
4とN型半導体5を金属製の電極6を介して直列に接合
して形成した熱電素子3を配置し、あい隣る電極6のい
づれか一方を熱交換器1.2のいづれか一方に接続し、
あい隣る電極6のいづれか他方を熱交換器1.2のいづ
れか他方に接続し、熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を
介在させて成ることを特徴とする熱電変換装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気を熱に変換す
る熱電変換装置に関する。
る熱電変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の熱電変換装置として、
実開昭62ー178554号に開示されるような、ペル
チェ効果を利用したものがある。
実開昭62ー178554号に開示されるような、ペル
チェ効果を利用したものがある。
【0003】これは、図2及び図3に示すように、あい
対抗するように配置された略平板状の2個の熱交換器
1.2と、この熱交換器1.2の間にあって、1対以上
のP型半導体4とN型半導体5の対からなる熱電素子3
とから成る。この従来例では、P型半導体4とN型半導
体5とが、交互に複数個並べられた形態をなしている。
P型半導体4とN型半導体5とは、略直方体の形状であ
り、両者を直列につなぐため金属製の電極6が介在配置
されている。そして、この電極6の接合部は、交互に熱
交換器1または2に当接し、伝熱効果を高めている。
対抗するように配置された略平板状の2個の熱交換器
1.2と、この熱交換器1.2の間にあって、1対以上
のP型半導体4とN型半導体5の対からなる熱電素子3
とから成る。この従来例では、P型半導体4とN型半導
体5とが、交互に複数個並べられた形態をなしている。
P型半導体4とN型半導体5とは、略直方体の形状であ
り、両者を直列につなぐため金属製の電極6が介在配置
されている。そして、この電極6の接合部は、交互に熱
交換器1または2に当接し、伝熱効果を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにあっては、高熱側の熱交換器1と低熱側の熱
交換器2とが、まじかにあい対向するように配置されて
いるため、熱放射による高熱側から、低熱側への熱移動
が発生し、結果として、熱電変換効率を低下させるとい
う欠点があった。特に、最近のように、熱電変換装置が
うす型化されてくると、この問題は、顕著となってい
る。
来のものにあっては、高熱側の熱交換器1と低熱側の熱
交換器2とが、まじかにあい対向するように配置されて
いるため、熱放射による高熱側から、低熱側への熱移動
が発生し、結果として、熱電変換効率を低下させるとい
う欠点があった。特に、最近のように、熱電変換装置が
うす型化されてくると、この問題は、顕著となってい
る。
【0005】この発明は、上記の事由に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、高温側の熱交換
器から低温側の熱交換器への熱放射による熱移動を極力
低減した、高効率な熱電変換装置を提供することにあ
る。
ものであり、その目的とするところは、高温側の熱交換
器から低温側の熱交換器への熱放射による熱移動を極力
低減した、高効率な熱電変換装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱電変換装置
は、あい対抗するように、配置された略平板状の2個の
熱交換器1.2の間に、複数個のP型半導体4とN型半
導体5を金属製の電極6を介して直列に接合して形成し
た熱電素子3を配置し、あい隣る電極6のいづれか一方
を熱交換器1.2のいづれか一方に接続し、あい隣る電
極6のいづれか他方を熱交換器1.2のいづれか他方に
接続し、熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を介在させて
成ることを特徴とする。
は、あい対抗するように、配置された略平板状の2個の
熱交換器1.2の間に、複数個のP型半導体4とN型半
導体5を金属製の電極6を介して直列に接合して形成し
た熱電素子3を配置し、あい隣る電極6のいづれか一方
を熱交換器1.2のいづれか一方に接続し、あい隣る電
極6のいづれか他方を熱交換器1.2のいづれか他方に
接続し、熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を介在させて
成ることを特徴とする。
【0007】熱遮蔽板7は、熱伝導率の低い材料から形
成され、たとえば、合成樹脂板、段ボール板、ボール
紙、薄い木板、セラミック板等が使用される。
成され、たとえば、合成樹脂板、段ボール板、ボール
紙、薄い木板、セラミック板等が使用される。
【0008】以上のように、熱電変換装置の、あい対抗
するように、配置された略平板状の2個の熱交換器1.
2の間に熱遮蔽板7を介在させているので、高温側とな
る熱交換器1または2から低温側となる熱交換器1また
は2への熱放射は、熱遮蔽板7により防止される。
するように、配置された略平板状の2個の熱交換器1.
2の間に熱遮蔽板7を介在させているので、高温側とな
る熱交換器1または2から低温側となる熱交換器1また
は2への熱放射は、熱遮蔽板7により防止される。
【0009】ここで、熱遮蔽板7は、高熱の放射を抑え
るべく、高温側となる熱交換器1の対向面に配置しても
よいし、高熱の入射を抑えるべく、低温側となる熱交換
器1の対向面に配置してもよいが、双方の対向面に配置
するのが、最も効果的である。
るべく、高温側となる熱交換器1の対向面に配置しても
よいし、高熱の入射を抑えるべく、低温側となる熱交換
器1の対向面に配置してもよいが、双方の対向面に配置
するのが、最も効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱電変換装置を図
1に基づいて説明する。
1に基づいて説明する。
【0011】この熱電変換装置は、平行にあい対抗する
ように、配置された略平板状の2個の熱交換器1.2の
間に、略長方形の複数個のP型半導体4とN型半導体5
を金属板製の電極6を介して直列に接合し、あい隣る電
極6の一方を熱交換器1に接続し、あい隣る電極6の他
方を熱交換器2に接続し、高温側の熱交換器1の対向面
を熱遮蔽板7で被覆して成るものである。
ように、配置された略平板状の2個の熱交換器1.2の
間に、略長方形の複数個のP型半導体4とN型半導体5
を金属板製の電極6を介して直列に接合し、あい隣る電
極6の一方を熱交換器1に接続し、あい隣る電極6の他
方を熱交換器2に接続し、高温側の熱交換器1の対向面
を熱遮蔽板7で被覆して成るものである。
【0012】熱遮蔽板7は、セラミック板から形成され
ている。熱遮蔽板7は、周囲を支持ピン8で、熱交換器
1に取付けられており、熱遮蔽板7と熱交換器1は、わ
ずかな空隙を介在させており、熱遮蔽板7から熱交換器
1への直接の熱伝導がないように配慮されている、熱遮
蔽板7は、高温側の熱交換器1の対向面の全面を覆うも
ので、電極6のみが、貫通している。
ている。熱遮蔽板7は、周囲を支持ピン8で、熱交換器
1に取付けられており、熱遮蔽板7と熱交換器1は、わ
ずかな空隙を介在させており、熱遮蔽板7から熱交換器
1への直接の熱伝導がないように配慮されている、熱遮
蔽板7は、高温側の熱交換器1の対向面の全面を覆うも
ので、電極6のみが、貫通している。
【0013】従って、熱交換器1の表面から、熱交換器
2への直接的な熱放射は、この熱遮蔽板7にてさえぎら
れている。
2への直接的な熱放射は、この熱遮蔽板7にてさえぎら
れている。
【0014】この結果、高温側となる熱交換器1から低
温側となる熱交換器2への熱放射は、熱遮蔽板7により
防止される。
温側となる熱交換器2への熱放射は、熱遮蔽板7により
防止される。
【0015】
【発明の効果】本発明の熱電変換装置によれば、熱電変
換装置の、あい対抗するように、配置された略平板状の
2個の熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を介在させてい
るので、高温側となる熱交換器1または2から低温側と
なる熱交換器1または2への熱放射は、熱遮蔽板7によ
り防止される。この結果、本発明の熱電変換装置は、変
換効率の極めて優れたものとなっている。
換装置の、あい対抗するように、配置された略平板状の
2個の熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を介在させてい
るので、高温側となる熱交換器1または2から低温側と
なる熱交換器1または2への熱放射は、熱遮蔽板7によ
り防止される。この結果、本発明の熱電変換装置は、変
換効率の極めて優れたものとなっている。
【0016】ここで、熱遮蔽板7は、高熱の放射を抑え
るべく、高温側となる熱交換器1の対向面に配置すれ
ば、高温側からの熱放射を抑えることができ、また、低
温側となる熱交換器1の対向面に配置すれば、低温側へ
入る放射熱を抑えることができる。このため、熱遮蔽板
7は、双方の対向面各々に配置するのが、最も効果的で
ある。
るべく、高温側となる熱交換器1の対向面に配置すれ
ば、高温側からの熱放射を抑えることができ、また、低
温側となる熱交換器1の対向面に配置すれば、低温側へ
入る放射熱を抑えることができる。このため、熱遮蔽板
7は、双方の対向面各々に配置するのが、最も効果的で
ある。
【図1】本発明の一の実施形態を示す断面図。
【図2】従来例を示す斜視図。
【図3】同上の断面図。
1 熱交換器 2 熱交換器 3 熱電素子 4 P型半導体 5 N型半導体 6 電極 7 熱遮蔽板
Claims (4)
- 【請求項1】 あい対抗するように、配置された略平板
状の2個の熱交換器1.2の間に、複数個のP型半導体
4とN型半導体5を金属製の電極6を介して直列に接合
して形成した熱電素子3を配置し、あい隣る電極6のい
づれか一方を熱交換器1.2のいづれか一方に接続し、
あい隣る電極6のいづれか他方を熱交換器1.2のいづ
れか他方に接続し、熱交換器1.2の間に熱遮蔽板7を
介在させて成ることを特徴とする熱電変換装置。 - 【請求項2】 高温側となる熱交換器1の対向面に熱遮
蔽板7を配置して成ることを特徴とする請求項1記載の
熱電変換装置。 - 【請求項3】 低温側となる熱交換器1の対向面に熱遮
蔽板7を配置して成ることを特徴とする請求項1記載の
熱電変換装置。 - 【請求項4】 高温側となる熱交換器1の対向面及び低
温側となる熱交換器1の対向面の双方に熱遮蔽板7を配
置して成ることを特徴とする請求項1記載の熱電変換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241669A JPH1093148A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 熱電変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241669A JPH1093148A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 熱電変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093148A true JPH1093148A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17077762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8241669A Pending JPH1093148A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 熱電変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1093148A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5959240A (en) * | 1996-12-04 | 1999-09-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Thermoelectric converter for heat-exchanger |
WO2017164217A1 (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 熱電変換モジュール |
JP2017183709A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-10-05 | 三菱マテリアル株式会社 | 熱電変換モジュール |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP8241669A patent/JPH1093148A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5959240A (en) * | 1996-12-04 | 1999-09-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Thermoelectric converter for heat-exchanger |
WO2017164217A1 (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 熱電変換モジュール |
JP2017183709A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-10-05 | 三菱マテリアル株式会社 | 熱電変換モジュール |
CN108713259A (zh) * | 2016-03-24 | 2018-10-26 | 三菱综合材料株式会社 | 热电转换模块 |
US10897001B2 (en) | 2016-03-24 | 2021-01-19 | Mitsubishi Materials Corporation | Thermoelectric conversion module |
CN108713259B (zh) * | 2016-03-24 | 2021-11-23 | 三菱综合材料株式会社 | 热电转换模块 |
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