JPH1093048A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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Abstract
こと。 【解決手段】 半導体記憶装置は基板上に配列された複
数個のメモリセルと、このメモリセルの記憶内容を読み
だすセンスアンプと、このセンスアンプにより読みださ
れたデータを転送するデータ線と、前記センスアンプに
よる読みだしを制御する制御線と、前記メモリセルおよ
びセンスアンプに動作電位を供給するための電源線とを
備えている。また、前記データ線、制御線および電源線
が前記基板上に配列された複数個のメモリセルの上方に
おいて多層配線されている。そして前記電源線は、前記
基板表面を基準として、前記メモリセルと前記データ線
あるいは制御線との中間の高さ位置に介在配置されてい
る。
Description
関し、特に、高速で読みだしおよび書き込みを行う半導
体記憶装置に関するものである。
Mのセル領域では、基板から見て、ビット線を構成する
第2層ポリシリコン層よりも上の配線層はキャパシタを
除いて2層メタル配線が用いられ、基板表面により近い
第1層メタル配線はワード線の裏打ち用として使用さ
れ、最上層である第2層メタル配線は、電源線と、複数
のセンスアンプに読み出されたデータのうちどのデータ
を選択するかを決定するための信号線であるCSL線、
またはセンスアンプに読み出されたデータをセンスアン
プ外に転送するデータ線であるDQ線等に割り当ててい
た。
AMには3層メタル配線が用いられているものもある
が、この場合も最上層メタル配線は電源線に割り当てて
いた。
タのアクセススピードに対する要求はさらに大きくなっ
ている。たとえばDRAMでは例えば画像情報の読み出
しの場合などにおいて、全てのメモリセルを高速に順次
読みだし、センスアンプを連続的に動作させる、いわゆ
るページモード読みだし機能が広く用いられている。記
憶装置へのこのような高速アクセスにおいては、前述し
たCSL線、DQ線等は高速で繰り返し駆動される結
果、その下の第1層メタル配線であるセル選択のワード
線等にノイズを与え、非選択のワード線が選択されると
いうような誤動作を引き起こし、動作を不安定にすると
いう問題点があった。
ので、その目的とするところは、メモリセルに対して悪
影響を及ぼす、CSL線またはDQ線等の駆動に基づく
ノイズを低減し、高速アクセスを可能とする半導体記憶
装置を提供することにある。
に配列された複数個のメモリセルと、これらのメモリセ
ルの記憶内容を読みだすセンスアンプと、このセンスア
ンプにより読みだされたデータを転送するデータ線と、
前記センスアンプによる読みだしを制御する制御線と、
前記メモリセルおよびセンスアンプに動作電位を供給す
るための電源線とを備え、前記データ線、制御線および
電源線が前記基板上に配列された複数個のメモリセルの
上方において多層配線される半導体記憶装置において、
前記電源線を、前記基板表面を基準として、前記メモリ
セルと前記データ線あるいは制御線との中間の高さ位置
に介在配置したことを特徴とする半導体記憶装置が得ら
れる。
記データ線の直下に配置されていることを特徴とする前
記半導体記憶装置が得られる。
モリセル配列と前記センスアンプとを接続するビット線
およびワード線は前記基板表面を基準として、前記メモ
リセル配列と前記電源線との中間の高さ位置に配置され
ていることを特徴とする前記半導体記憶装置が得られ
る。
造の半導体記憶装置は、前記基板表面から上方に向かっ
て第1層乃至第3層メタル配線を備え、前記第1層メタ
ル配線は前記ワード線の裏打ち配線として用い、前記第
2層メタル配線は前記電源線として用い、前記第3層メ
タル配線は前記データ線あるいは制御線前記ワード線と
して用いることを特徴とする前記半導体記憶装置が得ら
れる。
造の半導体記憶装置は、前記基板表面から上方に向かっ
て第1層乃至第4層ポリシリコンを備え、前記第1層ポ
リシリコンは前記ワード線として用い、前記第2層ポリ
シリコンは前記ビット線として用い、前記第3層および
第4層ポリシリコンは前記メモリセルのキャパシタとし
て用いることを特徴とする前記半導体記憶装置が得られ
る。
造の半導体記憶装置は、前記第3層ポリシリコンおよび
前記基板上に配列された複数個のメモリセルに含まれる
トランジスタの一方の電極間を接続する前記基板表面に
対して垂直方向に延長された第1のコンタクトと、前記
第2層ポリシリコンおよび前記基板上に配列された複数
個のメモリセルに含まれるトランジスタの他方の電極間
を接続する前記基板表面に対して垂直方向に延長された
第2のコンタクトと、前記第1層メタル配線および前記
第1層ポリシリコンを接続する前記基板表面に対して垂
直方向に延長された第3のコンタクトとを備えたことを
特徴とする前記半導体記憶装置が得られる。
記基板表面に対して平行に複数本並列配置され、前記基
板表面に対して垂直方向に延長された第4のコンタクト
により、前記第1層あるいは第3層メタル配線と相互に
接続されることを特徴とする前記半導体記憶装置が得ら
れる。
れた複数個のメモリセル部と、これらのメモリセルの記
憶内容を読みだす複数個のセンスアンプと、これらのセ
ンスアンプにより読みだされたデータのうちいずれかの
センスアンプに読みだされたデータを選択する複数本の
制御線と、前記センスアンプにより読みだされたデータ
を転送するデータ線と、前記基板に対して垂直方向に積
層された複数層の低抵抗配線層とを備え、これらの低抵
抗配線層のうち上層を前記制御線またはデータ線に割り
当て、前記上層に隣接する下層に前記メモリセル部ある
いはセンスアンプに所定の電位を供給する電源線を割り
当てることを特徴とする半導体記憶装置が得られる。
部は前記基板表面部に形成されたトランジスタと、前記
基板表面上方に多層に積層形成されたキャパシタからな
ることを特徴とする前記半導体記憶装置が得られる。
り当てられた低抵抗配線層よりさらに下層の低抵抗配線
層は、前記メモリセル部を構成するトランジスタの電極
に接続されたワード線あるいはビット線に割り当てられ
ることを特徴とする前記半導体記憶装置が得られる。
に説明する。
記憶装置の断面図である。この図は、DRAMの実施例
を示す断面図であるが、メモリセル部分1およびセンス
アンプその他周辺回路部分2から構成されている。半導
体基板3上に拡散層4、ゲート酸化膜5、第1層ポリシ
リコン7をゲートとするMOSトランジスタが形成され
ている。拡散層4は、トランジスタのソース、ドレイン
を形成している。セル部分は通常、P型基板またはP型
のウェルの中のNMOSを使用していて、拡散層4は、
N型半導体になっている。拡散層4はトランジスタのソ
ース、ドレインだけでなく、ウェル等の電位を与える濃
度の濃い拡散層であることもある。素子分離酸化膜6
は、トランジスタ素子を分離している厚い酸化膜であ
る。
ン9、キャパシタ酸化膜10、プレートである第4層ポ
リシリコン11によって、キャパシタを構成している。
第3層ポリシリコン9は第3層ポリシリコン用コンタク
ト8により拡散層4にコンタクトしている。第3層ポリ
シリコン用コンタクト8は、第2層ポリシリコン13の
配線の間をくぐって第3層ポリシリコン9に接続されて
いる。この図ではキャパシタはスタック型を想定してい
るが、トレンチ型でも構成できる。
しており、紙面の左右方向に伸びセンスアンプ部2に接
続されている。第2層ポリシリコン13には、より低抵
抗であるWSi等の材料も用いられる。第2層ポリシリ
コン13は基板3面に対して垂直方向に設けられている
第2層ポリシリコン用コンタクト12により、拡散層4
に接続されている。
は紙面に垂直方向に伸びているが、高抵抗のため多くの
メモリセルがつながるとワード線を駆動する速度が落ち
てしまう。このため、低抵抗材料の第1層メタル配線1
6で裏打ちされている。第1層メタル配線16も紙面に
垂直方向に伸びている。第1層メタル配線16は図示し
ないがシャント部と呼ばれる部分でワード線を構成する
第1層ポリシリコン7とコンタクト15を介して接続さ
れている。
うに、基板3に平行な平面内に複数本並列に配列され、
それぞれVcc、Vss、プレート電位VPL、ビット
線のプリチャージ電位VBL等の電源線に使用されてい
る。これらの電源線は、セル部やセンスアンプ部等に電
位を供給したり、セル部やセンスアンプ部をまたいで電
源電位を供給したりするのに使用している。電源線は、
セル動作の間でも変動が少なく、また容量も大きい。図
1では、電源線である第2層メタル配線18は、ビット
線13と同じ方向に伸びているがワード線7と同じ方向
に伸びるように配置してもよい。第2層メタル配線18
はセンスアンプやその他周辺回路の部分2では、拡散層
4や、第1層ポリシリコン7へ接続されている。すなわ
ち、第2層メタル配線18から第1層メタル配線16ま
ではコンタクト17を通して接続され、第1層メタル配
線16から、拡散層4または第1層ポリシリコン7へは
コンタクト14または、コンタクト15を介して接続さ
れている。
読み出したデータのうちどのデータをセンスアンプ外に
読み出すかを選択する信号線であるCSL線、センスア
ンプに読み出したデータを外部に転送するDQ線とに使
用されており、図面の左右方向に伸びている。周辺回路
部分のセンスアンプ部で、CSL線はCSLゲートにD
Q線はDQの拡散層にコンタクトしている。すなわち、
第3層メタル配線20から第2層メタル配線18までは
コンタクト19で接続されており、第2層メタル配線1
8から、拡散層4または第1層ポリシリコン7へはコン
タクト14または、コンタクト15を通して接続されて
いる。
層間に介在してそれらを相互に絶縁分離している。ま
た、図1の図面に垂直な方向は図示しないが素子分離酸
化膜によって分離された、図1に示された素子あるいは
配線層が繰り返し配置されている。
の一点鎖線X−Yに沿って切断した断面を示す図であ
る。同図から明らかなように、電源線として用いられる
第2層メタル配線18は基板3の表面に対して平行な面
内に並列配置され、CSL線あるいはDQ線として用い
られる第3層メタル配線20と、ワード線を裏打ちして
いる第1走メタル配線16およびそれより下側の層2
5、たとえば、ビット線を構成する第2層ポリシリコ
ン、ワード線を構成する第1層ポリシリコン7、16な
どの下層配線層あるいはMOSトランジスタやキャパシ
タンスなどの素子とを分離している。すなわち、電源線
として用いられる第2層メタル配線18は、他の配線に
比べて線幅が広く、その厚さも同等かあるいはやや大き
く、内部を流れる電流はメモリセルの動作期間において
も変動が少ないため、その上層にある信号電流の変化の
激しいCSL線あるいはDQ線から発生するノイズに対
して、下層の配線や素子をシールドする効果がある。
あるが、センスアンプその他周辺回路部分2も同様な構
成になっている。
図である。図のほぼ中央から左側はセル部1で、右側は
センスアンプ部2である。図中、NS、ND、N1〜N
7はNMOSトランジスタであり、P1〜P3はPMO
Sトランジスタである。
タNSとセルキャパシタCSからなっている。セルトラ
ンジスタNSは図1の半導体基板3、拡散層4、ゲート
酸化膜5、ゲートである第1層ポリシリコン7から構成
されている。セルキャパシタCSは図1のストレージノ
一ドである第3層ポリシリコン9、キャパシタ酸化膜1
0、プレートである第4層ポリシリコン11によって構
成されている。トランジスタNDは、キャパシタCDと
ともにダミーセルを構成するトランジスタである。これ
らのトランジスタND、キャパシタCDの構造はセルト
ランジスタNSとセルキャパシタCSと同じである。
ランジスタNSのゲートに接続されるワード線ペア10
1、/101は、図1の第1層ポリシリコンが用いられ
ており、前述したように第1層メタル配線16で裏打ち
されている。セル部1の各ダミーセルを構成するトラン
ジスタNDのゲートに接続されるダミーワード線ペア1
02、/102は、ワード線ペア101、/101と同
じ構造を有している。ビット線ぺア110、/110は
図1の第2層ポリシリコン13で構成されており、コン
タクト12によってセルトランジスタNSおよびダミー
トランジスタNDの拡散層4にされている。
キャパシタCS、CDのプレートノ一ドは図1において
は第4層ポリシリコン11で形成されているが、ここに
プレート電位VPLが配線120により与えられてい
る。これはセル部の端部において、第2層メタル配線1
8から与えられている。
トランジスタで、Φt線103をハイ“H”゛にするこ
とにより、セル部のビット線110、/110とセンス
アンプ部のビット線111、/111を接続する。Φt
線103もワード線101と同様にゲートである第1層
ポリシリコン7を第1層メタル配線16で裏打ちされて
いる。
タで、CSL線113が、“H”になるとセンスアンプ
部のビット線111、/111をLDQ線104、10
5に接続し、センスアンプのデータをセンスアンプ外部
に転送する。
2、/112に接続されている。CSL線113は、図
1の第3層メタル配線20より構成されており、図1に
おいて説明したように、コンタクト19、第2層メタル
配線18、コンタクト17、第1層メタル配線16、コ
ンタクト15を通してCSLゲートである第1層ポリシ
リコン7に接続されている。また、DQ線112、/1
12は、図1の第3層メタル配線20より構成されてお
り、コンタクト19、第2層メタル配線18、コンタク
ト17を通してLDQ線104、105である第1層メ
タル配線16に接続される。105、104である第1
層メタル配線16は、コンタクト14によりN2の拡散
層4に接続されている。
したNMOSトランジスタで、NMOSのセンスアンプ
を構成している。トランジスタN3、N4のドレインノ
一ドは互いに他方のトランジスタのゲートと、センスア
ンプ部のビット線111、/111に接続されている
が、ソースノ一ドはセンスアンプ駆動用の電位を付与す
るための/SAN線106に接続されている。/SAN
線106は、第1層メタル配線16により構成されてお
り、ビット線110、/110と垂直方向、すなわち、
図1の紙面に対して垂直な方向に伸びており、トランジ
スタN3、N4のソースノ一ドである拡散層4にコンタ
クト14を通して接続されている。/SAN線106に
は複数個のセンスアンプが接続されているが、ワード線
のシャント部に当たる部分では、/SANドライバトラ
ンジスタN7が配置されており、そのドレインは/SA
N線106に接続されている。/SAN線106は、図
1においてはトランジスタN7のドレインノ一ドである
拡散層4にコンタクト14を通して接続している。
プ駆動用のSANST信号を供給するためのSANST
信号線116が接続されている。SANST信号線11
6は、/SAN線106と同様に第1層メタル配線16
により、ビット線と垂直方向、図1での紙面に対して垂
直な方向に伸びている。しかしこれを第2層メタル配線
18によって、ビット線と同方向に配線してもかまわな
い。SANST信号線116を第1層メタル配線16に
より、ビット線と垂直方向に配線したときは、SANS
T信号線116はコンタクト15によりトランジスタN
7のゲートである第1層ポリシリコン7に接続される。
また、SANST信号線116を第2層メタル配線18
によって、ビット線と同方向に配線した時は、SANS
T信号線116はコンタクト17、第1層メタル配線1
6、コンタクト15を介してN7のゲートである第1層
ポリシリコン7に接続される。トランジスタN7のソー
スノ一ドは、電源の1つであるVSS線114に接続さ
れている。VSS線114は第2層メタル配線18によ
り与えられていて、コンタクト17、第一層メタル配線
16、コンタクト14を通して、N7のソースノ一ドの
拡散層4に接続されている。
したPMOSトランジスタで、PMOSのセンスアンプ
を構成している。トランジスタP1とP2のドレインノ
一ドは互いに他方のトランジスタのゲートと、センスア
ンプ部のビット線111、/111とに接続されてお
り、ソースノ一ドはセンスアンプを駆動するためのSA
P線107に接続されている。SAP線107は、第1
層メタル配線16により、ビット線と垂直方向、すなわ
ち、図1では紙面に対して垂直な方向に伸びており、ト
ランジスタP1、P2のソースノ一ドである拡散層4に
コンタクト14を通して接続されている。SAP線10
7には複数個のセンスアンプが接続されているが、ワー
ド線のシャン卜部に当たる部分では、SAPドライバト
ランジスタP3が配置されており、そのドレインはSA
P線107に接続されている。SAP線107は、トラ
ンジスタP3のドレインノ一ドである拡散層4にコンタ
クト14を通して接続されている。トランジスタP3の
ゲートには、センスアンプ駆動用のSAPST信号を供
給するためのSAPST信号線117が接続されてい
る。 SAPST信号線117は、SANST信号線1
16と同様に第1層メタル配線16により、ビット線と
垂直方向、すなわち、図1においては紙面に対して垂直
な方向に伸びるように配線されている。しかし、SAP
ST信号線117は、また、第2層メタル配線18によ
って、ビット線と同方向に配線してもかまわない。SA
PST信号線117を第1層メタル配線16により、ビ
ット線と垂直方向に配線したときは、SAPST信号線
117はコンタクト15によりトランジスタP3のゲー
トである第1層ポリシリコン7に接続される。SAPS
T信号線117を第2層メタル配線18によって、ビッ
ト線と同方向に配線した時はコンタクト15、17、第
1層メタル配線16およびコンタクト15を介してトラ
ンジスタP3のゲートである第1層ポリシリコン7に接
続される。トランジスタP3のソースノ一ドは、電源の
1つであるVDD線115に接続されている。このVD
D線115は第2層メタル配線18により構成されてお
り、図1に示したように、コンタクト17、第一層メタ
ル配線16およびコンタクト14を通して、P3のソー
スノ一ドの拡散層4に接続されている。
のビット線111、/111をイコライズする回路であ
る。イコライズ信号線/EQL109が“H”になると
トランジスタN6はビット線111を/111と接続
し、トランジスタN5はビット線111と/111の電
位をビット線プリチャージ電位VBLにする。電位VB
LはVBL線108により与えられるが、このVBL線
108は、図1においては、第1層メタル配線16によ
り構成され、ビット線111/111に対して垂直に伸
びて、トランジスタN5のソースノ一ドである拡散層4
にコンタクト14を介して接続されている。このVBL
線108はコンタクト17によって電源線を構成する第
2層メタル配線18に接続されている。
は、第1層メタル配線16により構成され、ビット線1
11/111に垂直に伸びて、トランジスタN5、N6
のゲートノ一ドにコンタクト15を介して接続される。
この/EQL信号線109は、また、コンタクト17に
よってビットに平行に伸びる第2層メタル配線18に接
続されている。
AMの動作波形を示している。以下同図に従ってその動
作を説明する。
9、Φt線103は“H”になっており、ビット線11
0、/110、111、/111は、VBL線108か
ら供給されるビット線プリチャージ電位VBLになって
いる。動作状態に入ると、同図(A)に示されるよう
に、先ず始めにイコライズ信号線/EQL109が、ロ
ウ“L”になり、同時に、ワード線101とダミーワー
ド線102が、同図(B)に示されるように、“H”に
なり、セルキャパシタCS、ダミーキャパシタCDに蓄
えられた電荷が、同図(E)に示されるように、ビット
線110、/110に読み出される。その後、同図
(C)に示されるように、Φt線103が“L”にな
り、同図(D)に示されるように、それまで“L”だっ
たSANST信号線116、118を“H”に、また、
それまで“H”だったSAPST信号線117、119
を“L”にすることにより、/SAN線106をVSS
に、/SAP線107をVDDにする。この動作で、同
図(F)に示されるように、ビット線111、/111
に読み出された微小振幅を増幅する。その後、同図
(G)に示されるように、選択されたCSL線113を
“H”にすることにより、ビット線111、/111に
読み出された信号をLDQ線104、105、DQ線1
12、/112に転送する。ここまでが、読み出し動作
であり、図4の横軸の左半分の部分に示されている。
分に示されているように、逆にDQ線112、/11
2、LDQ線104、105からのデータをCSL線1
13を同図(G)に示されるように、“H”にすること
により選択されたセンスアンプに書き込む。センスアン
プ内に書き込みが終ると、CSL線113を“L”にし
てLDQ線104、105をセンスアンプより切り離
し、Φt線103を同図(C)に示されるように、
“H”にしてセル内にデータを書き込む。その後書き込
まれたセルのワード線101を同図(B)に示されるよ
うに、下げる。その後、同図(A)に示されるように、
/EQL線109を“H”にしてビット線110、/1
10をイコライズする。最後にダミーワード線102
“L”にして、プリチヤージ電位をダミーセルのキャパ
シタCDに書き込む。
以上のような読みだし書き込み動作を行うが、ページモ
ードなどにおいて、連続して何回もデータを読み出し書
き込みを行うと、CSL線113、LDQ線104、1
05、DQ線112、/112は、電位変動を繰り返す
ことになる。そうするとこれらの線と結合容量を持つ配
線は、ノイズを受けやすくなる。一回にアクセスするデ
ータ量が多くなったり、高速にデータをアクセスする程
この傾向は強まる。本発明ではこのような状況に対処す
るため、DQ線112、/112、CSL線113をセ
ル部分では最上の配線層である第3層メタル配線20を
用いて配線し、これらの線と結合容量の多いその下の配
線層である第2層メタル配線18を容量が大きく変動の
少ない電源線に用いることにより、それより下層の配
線、たとえば、第1層メタル配線20により配線される
ワード線等に対して、CSL線113、DQ線112、
/112からのノイズの混入を抑えている。
ル配線20を用い、第2層メタル配線18を電源線にす
ることにより、セル動作の時に変動するCSL線、DQ
線のノイズが、変動が少なく容量の大きい電源線である
第2層メタル配線18により、シールドされ第1層メタ
ル配線16より下に影響を与えなくなる。これにより、
高速で安定に動作する半導体記憶装置を提供することが
可能となる。メモリーを高速動作するとCSL線、DQ
線の変動量は多くなるので、これによるノイズは無視で
きなくなるので、上記の効果は絶大なものとなる。
的に可能になればより低抵抗のメタル配線にかえること
もできるので、上記の第n層(n=1,2,...)ポ
リシリコン、メタル配線等は必ずしもこれらの材料に限
定する必要はない。
形態を示す断面図である。すなわち、同図は本発明をE
EPROMに適用した実施形態を示す断面図であるであ
る。なお、同図においては図1と同一または類似の構成
部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
部分1、センスアンプやロウデコーダ、カラムデコーダ
その他の周辺回路部分2から構成されている。半導体基
板3上には拡散層4、ゲート酸化膜5、第1層ポリシリ
コン7をゲートとするMOSトランジスタが形成されて
いる。拡散層4は、トランジスタのソース、ドレインを
形成している。セル部分は通常、P型基板またはP型の
ウェルの中のNMOSを使用していて、拡散層4は、N
型半導体になっている。拡散層4はトランジスタのソー
ス、ドレインだけでなく、ウェル等の電位を与える濃度
の濃い拡散層であることもある。素子分離酸化膜6は、
トランジスタ素子を分離している厚い酸化膜である。上
記拡散層4、ゲート酸化膜5、第1層ポリシリコン7を
ゲートとするMOSトランジスタはさらに、フローティ
ングゲート22およびセレクティブゲートであるワード
線23を含んでいる。
し、紙面の左右方向に伸びセンスアンプ部2に接続され
ている。第2層ポリシリコン13の代わりに、より低抵
抗であるWSi等の材料も用いられる。コンタクト12
は第2層ポリシリコン13と拡散層4間を基板3面に対
して垂直方向に接続している。
s、プレート電位VPL、ビット線のビット線のプリチ
ャージ電位VBL等の電源線に使用している。この電源
線は、セル部1やセンスアンプ部2等に電位を供給した
り、セル部1やセンスアンプ部2をまたいで電源電位を
供給したりするのに使用している。電源線は、セル動作
の間でも変動が少なく、また容量も大きい。図5では、
電源線である第1層メタル配線18は、ビット線を構成
する第2層ポリシリコン13と同じ方向に伸びている
が、ワード線23方向に伸びるようにアレンジしてもよ
い。
の他の周辺回路の部分2では、拡散層4や、第1層ポリ
シリコン7に接続されている。すなわち、第1層メタル
配線18から拡散層4または第1層ポリシリコン7へは
コンタクト14または、コンタクト15を通して接続さ
れている。
読み出したデータのうちどのデータをセンスアンプ外に
読み出すかを選択する信号線CSL線、センスアンプに
読み出したデータを外部に転送するDQ線とに使用され
ており、図面左右方向に伸びている。CSL線は、周辺
回路部分2のセンスアンプ部で、CSLゲートに、ま
た、DQ線も同様にDQゲートの拡散層にコンタクトし
ている。すなわち、第2層メタル配線20から第1層メ
タル配線18まではコンタクト19で接続されており、
第1層メタル配線18から、拡散層4または第1層ポリ
シリコン7へはコンタクト14または、コンタクト15
を通して接続されている。
層間に介在してそれらを相互に絶縁分離している。ま
た、図5の図面に垂直な方向は図示しないが素子分離酸
化膜によって分離された、図5に示された素子あるいは
配線層が繰り返し配置されている。
場合と同様に、ポリシリコン等の配線は、プロセス的に
可能になればより低抵抗のメタル配線にかえることもで
きる。
をDRAMおよびEEPROMに適用したが、本発明は
これらに限定されることはなく、SRAM等その他のメ
モリセルの上層にDQ線やCSL線が配線される多層配
線構造の半導体記憶装置にも適用可能である。
形態を示す図で、半導体記憶装置のセル部およびセンス
アンプ部の断面図であるである。
は、5つの低抵抗配線層201〜205からなり、中間
層203に変動の大きいCSL線やDQ線を配置し、そ
の下層202と上層204に電源線を配置している。最
下層201、最上層205はワード線等他の信号線であ
る。このようにすることにより、中間層203は、下層
202および上層204によりシールドされるため、最
下層201、最上層205の受けるノイズは低減され
る。本発明はこのような構造をいずれかの層で用いてい
ればよく最上層205より上層に配線層を設けても本発
明の趣旨には逸脱しない。
4つの低抵抗配線層201〜204からなり、上層20
3および204に、変動の大きいCSL線やDQ線を配
置し(204a、 203a)さらに、その両隣を電源線
(204b、203b)でシールドすることによりDQ
線間、CSL線間、およびDQ線とCSL線の線間ノイ
ズもシールドしている。また、図6と同じくその下層2
02に電源線を配置してシールドするため、最下層20
1の受けるノイズは低減される。
いていればよく最上層204より上層に配線層を設けて
も本発明の趣旨には逸脱しない。
モリセル領域あるいはその周辺領域でで複数層の低抵抗
メタル配線を実現し、その最上層メタル配線をセンスア
ンプに読み出されたデータのうちどのデータを選択する
かの信号線であるCSL線、またはセンスアンプからデ
ータをセンスアンプ外に転送するデータ線DQ線等に割
り当て、その下の第2層メタル配線は、動作時に変動の
少なく、容量の大きい電源線として使用することで、動
作時のCSL線、DQ線の変動によるノイズをさらにそ
の下のワード線、ビット線あるいはメモリセルに対して
シールドしその影響を低減した半導体記憶装置を実現で
きる。
面図である。
示す図である。
形を示している。
断面図である。
体記憶装置のセル部およびセンスアンプ部の断面図であ
るである。
体記憶装置のセル部およびセンスアンプ部の断面図であ
るである。
間コンタクト 16...第1層メタル配線 17...第1層メタル配線および第2層メタル配線間
コンタクト 18...第2層メタル配線 19...第2層メタル配線および第3層メタル配線問
コンタクト 20...第3層メタル配線 21...層間酸化膜 25...第1層メタル配線より下の素子部分 101、/101...ワード線 102、/102...ダミーワード線 103...Φt線 104、105...LDQ線 106.../SAN線 107...SAP線 108...VBL線 109.../EQL線 110、/110...セル領域のビット線 111、/111...センスアンプ領域のビット線 112、/112...DQ線 113...CSL線 114...VSS電源線 115...VDD電源線 116...SANST線 117...SAPST線 118...VPL電源線
Claims (10)
- 【請求項1】 基板上に配列された複数個のメモリセル
と、これらのメモリセルの記憶内容を読みだすセンスア
ンプと、このセンスアンプにより読みだされたデータを
転送するデータ線と、前記センスアンプによる読みだし
を制御する制御線と、前記メモリセルおよびセンスアン
プに動作電位を供給するための電源線とを備え、前記デ
ータ線、制御線および電源線が前記基板上に配列された
複数個のメモリセルの上方において多層配線される半導
体記憶装置において、前記電源線を、前記基板表面を基
準として、前記メモリセルと前記データ線あるいは制御
線との中間の高さ位置に介在配置したことを特徴とする
半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記電源線は、前記データ線の直下に配
置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項3】 前記複数個のメモリセル配列と前記セン
スアンプとを接続するビット線およびワード線は前記基
板表面を基準として、前記メモリセル配列と前記電源線
との中間の高さ位置に配置されていることを特徴とする
請求項1または2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記多層配線構造の半導体記憶装置は、
前記基板表面から上方に向かって第1層乃至第3層メタ
ル配線を備え、前記第1層メタル配線は前記ワード線の
裏打ち配線として用い、前記第2層メタル配線は前記電
源線として用い、前記第3層メタル配線は前記データ線
あるいは制御線前記ワード線として用いることを特徴と
する請求項3記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記多層配線構造の半導体記憶装置は、
前記基板表面から上方に向かって第1層乃至第4層ポリ
シリコンを備え、前記第1層ポリシリコンは前記ワード
線として用い、前記第2層ポリシリコンは前記ビット線
として用い、前記第3層および第4層ポリシリコンは前
記メモリセルのキャパシタとして用いることを特徴とす
る請求項4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記多層配線構造の半導体記憶装置は、
前記第3層ポリシリコンおよび前記基板上に配列された
複数個のメモリセルに含まれるトランジスタの一方の電
極間を接続する前記基板表面に対して垂直方向に延長さ
れた第1のコンタクトと、前記第2層ポリシリコンおよ
び前記基板上に配列された複数個のメモリセルに含まれ
るトランジスタの他方の電極間を接続する前記基板表面
に対して垂直方向に延長された第2のコンタクトと、前
記第1層メタル配線および前記第1層ポリシリコンを接
続する前記基板表面に対して垂直方向に延長された第3
のコンタクトとを備えたことを特徴とする請求項4記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 前記電源線は前記基板表面に対して平行
に複数本並列配置され、前記基板表面に対して垂直方向
に延長された第4のコンタクトにより、前記第1層ある
いは第3層メタル配線と相互に接続されることを特徴と
する請求項6記載の半導体記憶装置。 - 【請求項8】 基板上に配列された複数個のメモリセル
部と、これらのメモリセルの記憶内容を読みだす複数個
のセンスアンプと、これらのセンスアンプにより読みだ
されたデータのうちいずれかのセンスアンプに読みださ
れたデータを選択する複数本の制御線と、前記センスア
ンプにより読みだされたデータを転送するデータ線と、
前記基板に対して垂直方向に積層された複数層の低抵抗
配線層とを備え、これらの低抵抗配線層のうち上層を前
記制御線またはデータ線に割り当て、前記上層に隣接す
る下層に前記メモリセル部あるいはセンスアンプに所定
の電位を供給する電源線を割り当てることを特徴とする
半導体記憶装置。 - 【請求項9】 前記メモリセル部は前記基板表面部に形
成されたトランジスタと、前記基板表面上方に多層に積
層形成されたキャパシタからなることを特徴とする請求
項8記載の半導体記憶装置。 - 【請求項10】 前記電源線に割り当てられた低抵抗配
線層よりさらに下層の低抵抗配線層は、前記メモリセル
部を構成するトランジスタの電極に接続されたワード線
あるいはビット線に割り当てられることを特徴とする請
求項9記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24647496A JP3557051B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093048A true JPH1093048A (ja) | 1998-04-10 |
JP3557051B2 JP3557051B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101058497B1 (ko) | 2009-02-12 | 2011-08-23 | 주식회사 하이닉스반도체 | 상변화 기억 소자 및 그 제조방법 |
JP2015228492A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-17 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 記憶装置及び電子機器 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24647496A patent/JP3557051B2/ja not_active Expired - Fee Related
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