JPH1092548A - コネクタ供給機 - Google Patents

コネクタ供給機

Info

Publication number
JPH1092548A
JPH1092548A JP8262400A JP26240096A JPH1092548A JP H1092548 A JPH1092548 A JP H1092548A JP 8262400 A JP8262400 A JP 8262400A JP 26240096 A JP26240096 A JP 26240096A JP H1092548 A JPH1092548 A JP H1092548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
board
flat
contact
flat plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8262400A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Noboridama
秀文 登玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opt KK
Original Assignee
Opt KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opt KK filed Critical Opt KK
Priority to JP8262400A priority Critical patent/JPH1092548A/ja
Publication of JPH1092548A publication Critical patent/JPH1092548A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板の端部が挿入されるカードエッ
ジ・コネクタ等のコネクタの特殊な構造を生かして、極
めて簡単な構成でしかも確実にそのコネクタをつかめる
ようにする。 【解決手段】 このコネクタ供給機は、プリント基板の
端部が挿入される挿入部と、そのプリント基板上の導体
に弾性接触する接触部とを有するコネクタ4を取付基板
5等に供給する。そして、機械本体の動作部1に、接触
部を押し広げながら挿入部に入る平板状部を有する把持
部2を設けている。このとき、平板状部を硬質プラスチ
ックで構成すると共に、コネクタ4を取付基板5に供給
し装着するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードエッジ・コ
ネクタのようなプリント基板の端部が挿入されるコネク
タを取付基板等に供給するコネクタ供給機の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタ、特にカードエッジ・コ
ネクタのように、つかみづらくしかも表面実装が使用で
きないものを基板上に取り付ける場合、自動機ではなく
手作業で行っている。なお、上面が平面となっているコ
ネクタの場合は、吸着式のチャックを使用したり、ま
た、フレキシブルケーブルを取り付けるコネクタでは、
実開平6−38184に示されるように、コネクタをい
わゆるわしづかみにして行っているものがある。
【0003】この実開平6−38184に示されるコネ
クタ70(図10および図11参照)は、自動機によっ
て基板77に実装されるとき、図12に示されるような
チャック78が使用されている。すなわち、このコネク
タ70は、図10および図11に示されるように、ハウ
ジング71の幅方向に所定間隔で並設したターミナル受
収孔72に導電性金属板を打ち抜いて形成したターミナ
ル73を収容する構成となっている。そして、このター
ミナル73の先端とハウジング71に取り付けたスライ
ド部材74との間にフレキシブルケーブル(図示せず)
を挟み込み、フレキシブルケーブルをターミナル73に
押圧接触させる構成としている。また、ハウジング71
の切り欠き孔75には金属板を打ち抜いて形成したホル
ダー76を取り付けている。
【0004】このコネクタ70、自動機により基板77
に実装する場合には、図12に示すように、まず、ハウ
ジング71にターミナル73およびホルダー76を挿入
した後、ハウジング71の左右両端面71a、71bを
自動機のチャック78の腕部78a,78bで狭持す
る。この状態では、チャック78の中心L1とハウジン
グ71の中心L2は一致しているので、基板77上にハ
ウジング74の中心L2を一致させるべき取付位置Mを
予め定めておいて、この取付位置Mにチャック78の中
心L1を一致させて基板77に対してハウジング74を
位置決めする。次に、矢印Dで示すようにチャック78
を下方に移動させてハウジング74を基板77上に配置
し、基板77に設けたパット79にホルダー76および
ターミナル73の底面をリフローソルダリングにより半
田付けする。このように、いわゆる、わしづかみ式のチ
ャック78を使用してコネクタ70を基板77に供給し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手作業
でコネクタを基板に取り付ける場合、その作業効率が上
がらず取り付け品質も一定しない。また、図12に示す
チャック78等を使用して、コネクタ70を基板77に
実装する場合は、チャック78の構造が複雑になると共
につかみ動作の制御が困難となる。しかも、カードエッ
ジ・コネクタのような細長いものでは、長さ方向でつか
もうとすると、チャックが大型化し複雑となってしま
う。一方、幅方向でつかもうとすると、基板77に装着
するとき長さ方向の位置精度が狂いがちとなる。
【0006】本発明は、プリント基板の端部が挿入され
るカードエッジ・コネクタ等のコネクタの特殊な構造を
生かして、極めて簡単な構成でしかも確実にそのコネク
タをつかめるようにしたコネクタ供給機を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のコネクタ供給機は、プリント基板の
端部が挿入される挿入部と、そのプリント基板上の導体
に弾性接触する接触部とを有するコネクタを取付基板等
に供給するコネクタ供給機において、機械本体の動作部
に、接触部を押し広げながら挿入部に入る平板状部を有
する把持部を設けている。また、請求項2記載の発明で
は、請求項1記載のコネクタ供給機において、平板状部
を硬質プラスチックで構成すると共に、コネクタを取付
基板に供給し装着している。
【0008】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載のコネクタ供給機において、平板状部の
厚さを前記プリント基板の厚さより薄く、接触部で形成
されるの接触間隔より厚くし、平板状部の先端の両大側
面部角部を曲面形状としている。加えて、請求項4記載
の発明では、請求項1、2または3記載のコネクタ供給
機において、コネクタを2種類のものとし、平板状部の
厚さをこの2種類のコネクタの挿入部の各接触間隔のう
ち、大きい方の間隔より大きくし、平板状部の幅を2種
類のコネクタの挿入部の各幅のうち小さい方の幅より小
さくしている。
【0009】また、請求項5記載の発明では、請求項
1、2、3または4記載のコネクタ供給機において、把
持部を先端に有するZ軸部と、このZ軸部を保持するX
Yロボットと、取付基板を搬送する基板搬送手段と、装
着前のコネクタを保持する複数のプレゼンターと、各部
材を制御するコントロールボックスとを備えている。さ
らに、請求項6記載の発明では、請求項1、2、3、4
または5記載のコネクタ供給機において、把持部を断面
T字形とし、断面で狭くなっている部分を平板状部とし
ている。加えて、請求項7記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5または6記載のコネクタ供給機におい
て、平板状部の幅を挿入部の幅の1/3以上としてい
る。
【0010】本発明のコネクタ供給機で取り扱われるコ
ネクタは、プリント基板の端部が挿入される挿入部と、
そのプリント基板上の導体に弾性接触する接触部を有す
るもので、例えば、カードエッジ・コネクタ等のコネク
タである。このようなコネクタには、PCIバスやIS
Aバス等のいわゆる拡張ボードと呼ばれているプリント
基板が差し込まれる。本発明のコネクタ供給機は、この
種のコネクタを、取付基板等に供給する機械で、コネク
タをつかむ把持部が平板状とされているものである。
【0011】ここで、平板状とは、コネクタに差し込ま
れるプリント基板と略同様な形状を指し、例えば、銀行
カードのような硬質プラスチック製の平板状で硬いもの
を指している。この平板状部分をコネクタの挿入部に差
し込むことにより、そのコネクタが把持部につかまれる
こととなる。これは、コネクタ中の接触部が弾性を有し
ているため、平板状部分が差し込まれることにより、そ
の弾性が作用し、コネクタが把持部をはさみ込むためで
ある。この平板状部分は、単に平板状にされるのみで、
極めて簡単な構造であり、しかもこの平板状部分を細か
く動作させる制御も不要である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図9に基づき説明する。なお、この実施の形態
は、コネクタを取付基板に供給すると共に装着する装着
機能付きのコネクタ供給機となっている。
【0013】このコネクタ供給機は、機械本体の動作部
となるZ軸部1の先端に把持部2が設けられている。そ
して、機械本体は、図1から図3に示すように、Z軸部
1や把持部2の他に、Z軸部1を保持するXYロボット
3と、コネクタ4が取り付けられる取付基板5を搬送す
る基板搬送手段6と、装着前のコネクタ4を保持する複
数のプレゼンター7と、上記各部材を制御するコントロ
ールボックス8とを有し、それらから主に構成される。
【0014】動作部となるZ軸部1は、Z軸シリンダの
本体部と、その先端に取り付けられる把持部2とから構
成される。Z軸シリンダは、把持部2をZ軸方向に駆動
すると共に水平方向に回転させることができるものとな
っている。把持部2は、硬質プラスチック製で、図4に
示すような、断面T字形のものとなっている。そして、
把持部2は、Z軸シリンダに取り付けられる取付部2a
と、コネクタ4をつかむ平板状部2bとを有している。
この平板状部2bは、コネクタ4に差し込まれるプリン
ト基板10の形状と略同一となっている。平板状部2b
の先端の両大側面角部は、曲面形状の円形状部2cとさ
れている。なお、この先端を曲面形状とはせずにテーパ
ー面としても良い。
【0015】平板状部2bによってつかまれるコネクタ
は、図5および図6に示す形状となっている。すなわ
ち、コネクタ4は、プリント基板10の端部が挿入され
る挿入部11と、プリント基板10上の導体(図示省
略)に弾性接触する接触部12と、接触部12が組み込
まれる本体部13とを有している。接触部12は、1対
の対向する接触部12が、図6に示すように、複数横方
向に並べられて形成されている。また、接触部12は、
金属製となっており、図5の矢示B方向にたわむ弾性を
有している。ここで、挿入部11の隙間Sは、プリント
基板10の厚さTより大きくされている。一方、対向す
る2つの接触部12,12とで形成される接触間隔V
は、プリント基板10の厚さTより小さくされている。
なお、この実施の形態では、隙間Sは、1.9mm、厚
さTは、1.6mm、接触間隔Vは、0.4〜0.6m
m程度とされている。
【0016】また、把持部2の平板状部2bの厚さX
は、この接触間隔Vより大きく、先のプリント基板10
の厚さTより小さくされている。ただし、厚さXは、挿
入部11の隙間Sより小さく、接触間隔Vより大きくす
ればコネクタ4をつかむことができる。平板状部2bの
幅Wは、コネクタ4の挿入部11の幅Yより小さくされ
ている。なお、幅Wは、確実な保持および把持部2の精
度保持上、幅Yの1/3以上とするのが好ましい。ま
た、幅Yと幅Wとの差(=Y−W)を取付基板5へのコ
ネクタ4の位置精度許容誤差範囲以下としたり、接触部
12の先端12aと、その先端12aが挿通する取付基
板5の穴の径差以下とするのが好ましい。なお、この実
施の形態では、幅Yは、50〜200mm程度とされ、
幅Wは、30〜70mm程度とされている。
【0017】XYロボット3は、X軸14とY軸15と
を有し、X軸14のストロークが750mmでY軸15
のストロークが600mmとなっている。そして、可搬
最大重量が5Kgで、XY軸合成時の最大速度が120
0mm/sで、位置繰り返し精度が±0.02mmとな
っている。このXYロボット3は、ACまたはDCサー
ボモータで駆動され、ダイレクトティーチングおよびリ
モートティーチングによりその動きが決められる。そし
て、コントロールボックス8に入れられるメモリカード
によって各種の取付基板5に対応している。
【0018】取付基板5を搬送する基板搬送手段6は、
コンベアから構成されており、図1の矢示A方向に取付
基板5を搬送する。そして、搬送方向のストッパ(図示
省略)で、取付基板5を載置する台部が止められた後、
下方向からのピン(図示省略)が取付基板5のピン穴に
入り位置決めがなされる。なお、取付基板5にピン穴が
ない場合は、吸い付け等他の方法により位置決めと保持
がなされる。
【0019】2つのプレゼンター7,7は、それぞれ2
つのトレイリフタ17,17と、各トレイリフタ17が
挿通するトレイストッカ18,18と、トレイリフタ1
7,17が取り付けられ、トレイストッカ18,18が
載置される本体部19と、トレイストッカ18を移動さ
せるための移動部となるトレイトランスファ20と、こ
のトレイトランスファ20上を移動する移動手段20a
と、コネクタ4の位置を決めるコネクタ位置決め手段2
1とから主に構成される。そして、トレイストッカ18
内にトレイ22が12段に重ねられて保持される。この
トレイ22は、真空成形で形成されており、コネクタ4
が各々25個入れられるようになっている。なお、この
実施の形態では、一方のプレゼンター7は、PCIバネ
用のコネクタ4に対応するものとなっており、他方のプ
レゼンター7は、ISAバス用のコネクタ4に対応する
ものとなっている。ただし、他の種類のカードエッジ・
コネクタ型のコネクタ4に対応するものとしても良い。
【0020】コントロールボックス8は、人が操作しや
すいように上方に突き出たボックス状となっていると共
にその下部に制御部23を有している。そして、三色ラ
ンプからなるパトロールライト付きで、複数の操作釦8
aと表示部8bとを有している。このコントロールボッ
クス8は、Z軸部1と、XYロボット3と、基板搬送手
段6と、トレイリフタ17と、トレイトランスファ20
と、コネクタ位置決め手段21と、後述するトレイ供給
コンベア24と、トレイ排出コンベア(図示省略)等の
各動作を制御するものとなっている。
【0021】トレイ供給コンベア24およびトレイ排出
コンベアは、必要により付加されるもので、図3に示す
ように、コネクタ4が入ったトレイ22を積み重ねて入
れたトレイストッカ18をプレゼンター7に供給した
り、排出したりするものとなっている。また、基板搬送
手段6の下方には、供給ミスのコネクタ4を入れるゴミ
箱25が置かれている。
【0022】以上のように構成されるコネクタ供給機の
動作は次のとおりである。
【0023】まず、コネクタ4をトレイ22に25個並
べて入れる。そのトレイ22をトレイストッカ18に1
2段積み重ねて入れる。そして、このトレイストッカ1
8をトレイ供給コンベア24に乗せ、プレゼンター7に
載置させる。この際、図1の右側のプレゼンター7に
は、PCIバス用のコネクタ4が入れられ、左側のプレ
ゼンター7には、ISAバス用のコネクタ4が入れられ
る。
【0024】一方、コネクタ4が装着される取付基板5
が基板搬送手段6によって図1の矢示B方向に搬送され
る。そして、ストッパ16に、取付基板5を載置する台
部が突き当たり停止する。その後、下方から位置決め用
のピンが突き出て取付基板5のピン穴に入る。これによ
って、取付基板5が位置決め保持される。
【0025】次に、XYロボット3が動作し、そのZ軸
部1の先端の把持部2がコネクタ4の挿入部11に入
る。なお、把持部2の平板状部2bの厚さXは、PCI
バス用のコネクタ4の接触間隔Vと、ISAバス用のコ
ネクタ4の接触間隔Vのうち、大きい方の間隔Vより大
きくされている。また、平板状部2bの幅Wは、それぞ
れのコネクタ4,4の各挿入部11,11の各幅Y,Y
のうち小さい方の幅Yより小さくされていると共にその
小さい幅Yの1/3以上の幅Wとされている。
【0026】把持部2の平板状部2bがコネクタ4の挿
入部11に入ると、各接触部12がたわみ、対向する接
触部12,12が平板状部2bを挟み込む形となる。こ
れにより、コネクタ4が把持部2に保持されたこととな
る。すなわち、把持部2によってコネクタ4がつかまれ
たこととなる。
【0027】その後、XYロボット3のY軸15がX軸
14上をスライドすると共にY軸15に取り付けられた
Z軸部1がY軸15に沿ってスライドする。これによ
り、コネクタ4は、取付基板5の所定位置に載置される
と共に各接触部12の端子部12aが取付基板5の穴に
差し込まれ装着される。なお、この動作の際、Z軸部1
は水平回転できるようになっているので、コネクタ4は
取付基板5内に自由な角度関係を持って取り付けられ
る。そして、次のコネクタ4を取るために、Z軸部1
は、プレゼンター7側に動かされる。以上の、コネクタ
4をつかみ、取付基板5に装着し、次のコネクタ4をつ
かむまでの1サイクルは、2秒とされている。
【0028】1つの取付基板5に所定数のコネクタ4が
装着されると、基板搬送手段6の位置決め用のピンが下
方に下がり、基板搬送手段6が取付基板5を図1の矢示
A方向に搬送する。そして、次の取付基板5を、上述し
たように、所定位置に位置決め保持する。その後、コネ
クタ4を同様に装着する。これらを繰り返し、1つのト
レイ22中のコネクタ4がなくなると、トレイリフタ1
7がトレイ22の1段分上昇し、コネクタ4が入ってい
るトレイ22を押し上げる。なお、最上部の空のトレイ
22は、移動手段20aによって隣の空用のトレイスト
ッカ18に移し替えられる。
【0029】このようにして、12個のトレイ22がす
べて空になると、移動手段20aがまず、隣の空のトレ
イ22が入っているトレイストッカ18を本体部19か
らトレイ排出用コンベアに移し替える。その後、今、空
になったトレイストッカ18を移動手段20aがつかん
だ後、トレイトランスファ20上を横方向に移動し、そ
のトレイストッカ18を横方向に移動させる。次に、コ
ネクタ4が入っているトレイストッカ18を移動手段2
0aによって、トレイ供給コンベア24から本体部19
に移動させる。このようにして、コネクタ4入りのトレ
イ22が供給され続ける。
【0030】また、空になったトレイ22を隣の空のト
レイストッカ18に移し替える時間は、約10秒として
いる。このため、PCIバス用およびISAバス用の各
1つのトレイストッカ18中のすべてのコネクタ4を取
り付ける時間は、理想的には、1440秒(=23×1
2×2×2+10×12×2)であるが、移動率を90
%とすると、1600秒となり、1個のコネクタ4当た
り約2.7秒となる。なお、PCI用やISA用以外の
各種のコネクタ4に対応する場合は、把持部2を自動変
換するATC(自動工具変換装置)を使用するようにし
ている。また、コネクタ4の装着ミスは、センサ(図示
省略)で検知し、装着動作を再度やり直すようにしてい
る。なお、取付基板5への装着がうまく行かなかったコ
ネクタ4は、ゴミ箱25内に落とされる。また、コネク
タ4が取り付けられた取付基板5は、その後、リフロー
半田付けにより、差し込まれた接触部12の先端12a
が取付基板5の裏面で固定される。
【0031】以上のような実施の形態では、複数の種類
のコネクタ4を取付基板5に自動的にかつ高速で装着す
ることができる。しかも、トレイ供給コンベア24やト
レイ排出コンベアで、コネクタ4入りのトレイ22を自
動的に供給でき、空のトレイ22を自動的に排出できる
ものとなっている。このため、大量のコネクタ4の自動
装着が可能となる。また、平板状部2bが硬質プラスチ
ックとなっているので、接触部12にメッキされている
金等のメッキ部材を削り落とすことがなく、しかもテレ
フォンカードのように柔らかくはないので、確実に挿入
部11に差し込まれる。さらに、平板状部2bの先端の
両大側面角部を曲面形状とした円形状部2cとしている
ので、平板状部2bは、挿入部11へスムーズに差し込
まれることとなる。
【0032】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、取付基板5に装着するので
はなく、ただ単にカードエッジ・コネクタ等のコネクタ
4をある場所から他の場所に移動させる場合にも本発明
のような把持部2を有する装置を使用することができ
る。
【0033】また、把持部2としては、図8に示すよう
に、取付部31と平板状部32とが別部材で構成され、
取付部31と平板状部32とをねじ33で一体化するよ
うにしたものとしても良い。そして、図8に示すこの把
持部2は、その平板状部32の先端の幅W1を取付部3
1側の幅W2より小さくし、コネクタ4の挿入部11に
入り易くしている。なお、この幅W2>幅W1の関係を
生成するために、図8のようなテーパーとせず、市販の
銀行カードのように曲面形状としても良い。また、この
図8で示す把持部2は、種類の異なるコネクタ4に対し
て、平板状部32を取り替えるのみで対応でき、コスト
的に好ましいものといえる。さらに、断面T字形の把持
部2とせず、全体を平板状としたり、差し込む部分のみ
を平板状とし他の部分は丸形等他の形状としても良い。
すなわち、少なくとも差し込み部分を平板状とすれば良
い。
【0034】なお、図8に示す平板状部32を、市販の
銀行カード用と同種の硬質プラスチックカードとしても
良い。このようなカードとすると、平板状部32が摩耗
しても、安いコストですぐに他のカードと取り換えるこ
とが出来ると共に、その弾性力や厚さ等の面で極めて好
ましいものとなる。また、市販の銀行カード用と同種の
カードは、先端の両小側面角部が曲面形状となっている
ので、挿入部11への差し込みの面でも好ましいものと
なる。さらに、その市販の銀行カード用の硬質プラスチ
ックカードを直接XYロボット3がつかむような構成に
しても良い。また、平板状部2b,32を硬質プラスチ
ックとせず、金属製としたり他の樹脂製としても良い。
【0035】また、扱うコネクタ4としては、図5およ
び図6に示すような2つの接触部12が対向するいわゆ
る両面型の他に、図9(A)に示すような片面型や図9
(B)に示すような両面一体型のものでも良い。さら
に、把持部2の駆動手段として、XYロボット3ではな
く、アーム旋回型のロボット等他の装置を採用するよう
にしても良い。
【0036】以上説明したように、請求項1記載のコネ
クタ供給機では、極めて簡単な構成でしかも確実にコネ
クタをつかむことができる。さらに、請求項2記載のコ
ネクタ供給機では、平板状部を硬質プラスチックで構成
しているので、コネクタを傷つけず、しかもコネクタの
つかみ動作がスムーズとなる。さらに、供給ばかりでな
く取付基板にコネクタを装着できることとなり、いわゆ
るコネクタの自動装着が容易に達成できることとなる。
【0037】また、請求項3記載の発明では、プリント
基板の厚さより薄い平板状部としたので、平板状部を挿
入部に入れても、その後のプリント基板の差し込みに影
響を与えることがほとんどないものとなる。また、平板
状部の先端の両大側面角部を曲面形状としたので、コネ
クタのつかみ動作が極めてスムーズとなる。加えて、請
求項4記載の発明では、2種類のコネクタを確実に扱う
ことができるものとなる。
【0038】また、請求項5記載の発明では、大量のコ
ネクタを取付基板へ自動供給したり、自動装着したりす
ることが可能となる。さらに、請求項6記載の発明で
は、断面T字形の把持部としたので、動作部への取り付
けが容易となると共に確実な取り付けがし易くなる。
【0039】加えて、請求項7記載の発明では、平板状
部の幅をある程度広くしているので、把持部でコネクタ
をしっかり保持できると共にコネクタによって把持部の
精度が矯正されることとなる。すなわち、把持部の位置
精度がずれてきても、コネクタの挿入部に把持部が入る
ことによって、把持部の平行度がその挿入部によって矯
正されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のコネクタ供給機の要部平
面図である。
【図2】図1のコネクタ供給機の正面要部断面図であ
る。
【図3】図1のコネクタ供給機の側面要部断面図であ
る。
【図4】図1のコネクタ供給機に使用される把持部の斜
視図である。
【図5】図1のコネクタ供給機で取り扱われるコネクタ
の例を示す断面図で、図6のC−C断面図である。
【図6】図5のコネクタの平面図である。
【図7】図1のコネクタ供給機に使用されるトレイ示す
斜視図である。
【図8】図1のコネクタ供給機に使用される把持部の他
の例の斜視図である。
【図9】図1のコネクタ供給機で取り扱われるコネクタ
の他の例を示す図で、(A)は片面型のコネクタの断面
図で、(B)は両面一体型のコネクタの断面図である。
【図10】従来のコネクタの1例を示す斜視図である。
【図11】図10のコネクタを示す図で、(A)は平面
図で、(B)は側面図である。
【図12】図10のコネクタを基板へ取り付ける際のコ
ネクタのつかみ動作や位置決め工程を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 Z軸部(動作部) 2 把持部 2a 取付部 2b 平板状部 3 XYロボット 4 コネクタ 5 取付基板 6 基板搬送手段 7 プレゼンター 8 コントロールボックス 10 プリント基板 11 挿入部 12 接触部 S 挿入部の隙間 T プリント基板の厚さ V 接触間隔 W 平板状部の幅 X 平板状部の厚さ Y 挿入部の幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の端部が挿入される挿入部
    と、そのプリント基板上の導体に弾性接触する接触部と
    を有するコネクタを取付基板等に供給するコネクタ供給
    機において、機械本体の動作部に、上記接触部を押し広
    げながら上記挿入部に入る平板状部を有する把持部を設
    けたことを特徴とするコネクタ供給機。
  2. 【請求項2】 前記平板状部を硬質プラスチックで構成
    すると共に、前記コネクタを前記取付基板に供給し装着
    することを特徴とする請求項1記載のコネクタ供給機。
  3. 【請求項3】 前記平板状部の厚さを前記プリント基板
    の厚さより薄く、前記接触部で形成される接触間隔より
    厚くし、前記平板状部の先端の両大側面部角部を曲面形
    状としたことを特徴とする請求項1または2記載のコネ
    クタ供給機。
  4. 【請求項4】 前記コネクタを2種類のものとし、前記
    平板状部の厚さをこの2種類のコネクタの前記挿入部の
    各接触間隔のうち、大きい方の間隔より大きくし、前記
    平板状部の幅を2種類のコネクタの前記挿入部の各幅の
    うち小さい方の幅より小さくしたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載のコネクタ供給機。
  5. 【請求項5】 前記把持部を先端に有するZ軸部と、こ
    のZ軸部を保持するXYロボットと、前記取付基板を搬
    送する基板搬送手段と、装着前の前記コネクタを保持す
    る複数のプレゼンターと、上記各部材を制御するコント
    ロールボックスとを備えたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載のコネクタ供給機。
  6. 【請求項6】 前記把持部を断面T字形とし、断面で狭
    くなっている部分を前記平板状部としたことを特徴とす
    る請求項1、2、3、4または5記載のコネクタ供給
    機。
  7. 【請求項7】 前記平板状部の幅を前記挿入部の幅の1
    /3以上としたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載のコネクタ供給機。
JP8262400A 1996-09-11 1996-09-11 コネクタ供給機 Withdrawn JPH1092548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8262400A JPH1092548A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 コネクタ供給機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8262400A JPH1092548A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 コネクタ供給機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092548A true JPH1092548A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17375256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8262400A Withdrawn JPH1092548A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 コネクタ供給機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092548A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4979903A (en) Surface mountable contact element and assembly
JPH01133668A (ja) プリント基板の保持搬送方法およびその装置
US6334641B1 (en) Gripper for a surface mounting apparatus
US7028392B1 (en) Device for fitting a substrate with a flip chip
JPH07297597A (ja) 電子部品実装装置及び電子部品の実装方法
EP1327913A3 (en) Method and apparatus for transferring and loading a reticle with a robotic reticle end-effector
JPH1092548A (ja) コネクタ供給機
US6550133B1 (en) Surface mounting apparatus installed with tray feeder
JPH1117397A (ja) ワークの下受装置
JP3476311B2 (ja) 実装装置における電子部品保持装置及び実装装置における電子部品保持方法
JP2765210B2 (ja) ノズル部の自動交換方法
JP3507279B2 (ja) 電子部品装着方法および装着装置
EP1051893B1 (en) Component placement apparatus
JP2000174108A (ja) ワーク把持装置
JP2000261194A (ja) 電子部品の実装装置および実装方法ならびに電子部品ピックアップ用のクランプヘッド
JPH06104600A (ja) コネクタの挿着方法とその自動挿着装置
CN114966129A (zh) 线体固定夹持件、线体固定组件、测试工装及线体测试方法
JP7014854B2 (ja) 散在部品のピッキング装置、および散在部品のピッキング方法
JP3328771B2 (ja) ボンディング装置
US20020063370A1 (en) Chuck for microscopic contacts
CN113504492A (zh) 线体固定组件及测试工装
JPH03129844A (ja) インナーリードボンデイング装置
JP2001105566A (ja) 印刷機
JPH1022699A (ja) 基板実装方法
KR200324804Y1 (ko) 플렉시블기판용 캐리어

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202