JPH1092310A - モノクロームブラウン管蛍光面形成方法 - Google Patents

モノクロームブラウン管蛍光面形成方法

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JPH1092310A
JPH1092310A JP8249345A JP24934596A JPH1092310A JP H1092310 A JPH1092310 A JP H1092310A JP 8249345 A JP8249345 A JP 8249345A JP 24934596 A JP24934596 A JP 24934596A JP H1092310 A JPH1092310 A JP H1092310A
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淳一 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緻密性に優れた蛍光面を有し、しかも、直視
型のカラーブラウン管の輝度残存性に近いレベルの輝度
残存性を有するモノクロームブラウン管を得ることがで
きるモノクロームブラウン管蛍光面形成方法を提供す
る。 【解決手段】 蛍光体懸濁液を用いた、所謂、沈降法に
よってガラスバルブ1のフェイスガラスの内面7に蛍光
体層8を形成し、蛍光体層8の乾燥処理後であって蛍光
体層8表面に有機被膜を形成する前に、ガラスバルブ1
を矢印12の方向の回転させながら蛍光体層8へスプレ
ーノズル9を用いて脱イオン水10と水溶性樹脂の水溶
液11をこの順にスプレーして、蛍光体層中に含まれる
SiO2を濯ぎ出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプロジェクション
テレビやプロジェクションモニター等の投写管等に代表
されるモノクロームブラウン管の蛍光面形成方法に関
し、特にライフ特性としての輝度残存度が向上したモノ
クローム管を得ることができるモノクローム管蛍光面形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からブラウン管の蛍光体層(蛍光
面)を形成する方法としては、ブラウン管本体のスクリ
ーン内壁面に蛍光体懸濁液中の蛍光体粒子沈降させ、蛍
光体粒子の堆積層を乾燥することにより蛍光体層を得
る、所謂、沈降法が多く使用されている。
【0003】ところで、プロジェクションテレビやプロ
ジェクションモニター等の投写管(モノクロームブラウ
ン管)は、直視型のカラーブラウン管に比べて、投影す
る際の光量の減衰を補うために陽極電圧及び陽極電流を
高く設定して使用される(陽極電圧で15%〜20%高
く、陽極電流では約5倍の電流で使用される)ことか
ら、スクリーン面内壁に形成される蛍光体層への刺激が
強く、ライフ特性としての輝度残存度の劣化が大きいと
いう欠点がある。
【0004】そこで、これを改善する対策として、Lu
(ルテチウム)を含有させた希土類蛍光体(特開平5−
230455号公報)、Yb(イッテルビウム)を含有
させた希土類蛍光体(特開平5−263076号公
報)、またはCe(セリウム)を含有させた希土類蛍光
体(特開平5−302083号公報)により蛍光体層を
形成することや、蛍光体/バインダーの重量比を規定し
た蛍光体スラリー(特開昭63−279539号公報)
を用いて蛍光体層を形成すること等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記プロジェクション
テレビやプロジェクションモニター等の投写管における
輝度残存度の劣化は、蛍光体層中の蛍光体そのものの輝
度劣化がその原因の一つであるが、前記沈降法によって
形成された蛍光体層においては、その形成工程において
蛍光体懸濁液中に蛍光体粒子間の接着強度を高めるため
のバインダーとして添加する水ガラス(ケイ酸アリカリ
塩)が含有されており、この蛍光体層中の水ガラス(ケ
イ酸アリカリ塩)に含まれる二酸化ケイ素(SiO2
の変色が輝度残存度の劣化の大きな原因になっているた
め、輝度残存度の劣化を抑制するためには蛍光体層中に
含まれる二酸化ケイ素(SiO2 )の量をできるだけ少
なくする必要がある。しかしながら、蛍光体懸濁液中の
水ガラス量を少なくして蛍光体層中のSiO2 量を少な
くすると、蛍光体層における蛍光体粒子間の接着強度が
低下して蛍光面の緻密性が損なわれてしまうという欠点
を生じる。また、前記提案されているLu、Yb、また
はCe等を含有させた希土類蛍光体を用いて蛍光体層を
形成しても、蛍光体層中のSiO2 含有量をコントロー
ルしないと確実に蛍光体の性能を向上させることができ
なかった。また、前記提案されている蛍光体/バインダ
ー重量比を規制したスラリー蛍光体を用いて蛍光体層を
形成しても、近年のプロジェクションテレビやプロジェ
クションモニター等の投写管に要求されているレベルま
で輝度残存性を向上させることができなかった。
【0006】本発明は前記のような課題に鑑みてなされ
たものであり、緻密性に優れた蛍光面を有し、しかも、
直視型のカラーブラウン管の輝度残存性に近いレベルの
輝度残存性を有するモノクロームブラウン管を得ること
ができるモノクロームブラウン管蛍光面形成方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記目的を達
成するために、本発明のモノクロームブラウン管蛍光面
形成方法は、SiO2 を含む蛍光体懸濁液中の蛍光体粒
子をモノクロームブラウン管本体のスクリーン内壁面に
沈降させて蛍光体層を形成した後、前記蛍光体層を乾燥
し、更に乾燥処理後の前記蛍光体層の表面に有機被膜を
形成するモノクロームブラウン管の蛍光面形成方法にお
いて、前記有機被膜の形成前に前記乾燥処理後の蛍光体
層中に含まれるSiO2 を減量する処理を行うことを特
徴とする。このような本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法では、蛍光体懸濁液を用いた、所謂、沈
降法による蛍光体層の形成工程では、形成される蛍光体
層における蛍光体粒子間が十分な強度をもって結合する
ように蛍光体懸濁液中に十分に水ガラス(ケイ酸アリカ
リ塩)を含有させることができ、蛍光体層の乾燥処理後
に蛍光体層中に含まれるSiO2 を減量することができ
るので、緻密な蛍光面(良好なスクリーン品質の蛍光
面)を有し、かつ、輝度残存性の劣化が少ないモノクロ
ームブラウン管を得ることができる。
【0008】前記本発明のモノクロームブラウン管蛍光
面形成方法においては、乾燥処理後の蛍光体層中に含ま
れるSiO2 を減量する処理が、水、水溶性樹脂の水溶
液、及びコロイダルシリカの水分散液から選ばれる少な
くとも一つを用いて前記乾燥後の蛍光体層に含まれるS
iO2 を濯ぎ出す処理であるのが好ましく、このような
好ましい構成により、乾燥処理後の蛍光体層中に含まれ
るSiO2 を効率よく除去することができる。
【0009】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法においては、水、水溶性樹脂の水溶液、
及びコロイダルシリカの水分散液から選ばれる少なくと
も一つを乾燥処理後の蛍光体層中に含まれる蛍光体1g
当たり60〜1000ml使用するのが好ましく、この
ような好ましい構成により、乾燥処理後の蛍光体層中か
ら蛍光体粒子を剥がすことなく、SiO2 を短時間で効
率よく除去することができる。
【0010】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法においては、乾燥処理後の蛍光体層から
のSiO2 の濯ぎ出し処理が、水を用いた第1の処理工
程と、前記第1の処理工程後に行う水溶性樹脂の水溶液
を用いた第2の処理工程とからなるのが好ましく、この
ような好ましい構成により、処理コストを低減できると
ともに、SiO2 の濯ぎ出し処理後に蛍光体層表面に形
成する有機被膜を平滑にすることができる。
【0011】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法においては、蛍光体懸濁液中に、前記蛍
光体懸濁液と予めモノクロームブラウン管本体内に収容
させておくクッション液とのトータル重量に対する重量
比率で0.95重量%以上のSiO2 が含まれているの
が好ましく、このような好ましい構成により、蛍光体層
の形成工程において、蛍光体粒子の堆積後の上澄み液の
排出処理時に蛍光体粒子が流れてしまうのを確実に防止
でき、緻密で表面のザラツキ感を感じない蛍光体層を再
現性よく形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に使用される蛍光体粒子と
しては、それ自体公知のモノクロームブラウン管(投射
管)用の蛍光体粒子を使用でき、一般に体積平均粒径が
1〜15μm、好ましくは5〜12μmのものが使用さ
れる。
【0013】以下、本発明による蛍光面形成方法を各工
程順に詳しく説明する。まず、容器に所定量の蛍光体
(粒子)と所定量の脱イオン水を入れ、プロペラ式攪拌
機等で充分に攪拌して、蛍光体(粒子)分散液を調整す
る。ここでの蛍光体分散液中の蛍光体(粒子)の濃度
は、特に限定されないが、分散液全体当たり3〜7重量
%にするのが一般的である。
【0014】次に、図1に示すように、モノクロームブ
ラウン管本体であるガラスバルブ1にクッション液とし
て例えば所定濃度の硝酸バリウム水溶液2を所定量注入
しておき、前記により得られた蛍光体分散液3の所定量
と、所定濃度の例えばカリウム水ガラスを含む水ガラス
水溶液4の所定量とを混合器5で混合しながら注入ファ
ンネル6を通してガラスバルブ1内に注入し、所定時間
(例えば8〜20分)水平放置すると、ガラスバルブ1
のフェイスガラスの内面7に蛍光体粒子が堆積した蛍光
体層8が形成される。次に、ガラスバルブ1を連続的に
2°/秒づつ傾けてガラスバルブ1内から上澄液を排水
した後、ガラスバルブ1の外面に温水をかけて、フェイ
スガラスの内面7に接着されている蛍光体層8を乾燥す
る。ここで、混合器5によって混合された蛍光体分散液
3と水ガラス水溶液4の混合液が本発明でいう「蛍光体
懸濁液」であり、この蛍光体懸濁液中の水ガラスの配合
量は、蛍光体懸濁液とクッション液のトータル重量に対
するSiO2 の重量比率で0.95〜1.05重量%に
するのが好ましい。これは、0.95重量%未満では、
蛍光体層の形成過程において蛍光体粒子間の接着(結
合)が十分になされず、蛍光体粒子の堆積後の上澄み液
の排出処理時に堆積層から蛍光体粒子が流れ落ちて蛍光
面の緻密性を低下させてしまう虞があり、1.05重量
%を越えると輝度残存度が劣化する傾向を示すためであ
る。なお、蛍光体懸濁液中の水ガラスの配合比率(濃
度)を蛍光体懸濁液とクッション液のトータル重量に対
するSiO 2 の重量比率(濃度)で表わすのは、蛍光体
懸濁液(蛍光体分散液3と水ガラス水溶液4)はガラス
バルブ1内でクッション液(硝酸バリウム水溶液2)と
混合され、この蛍光体懸濁液とクッション液との混合液
中で蛍光体粒子が沈降して蛍光体層が形成されるのであ
り、蛍光体懸濁液とクッション液の混合液中でのSiO
2 の重量比率(濃度)が形成される蛍光体層の緻密性や
表面のザラツキ感に影響を与えるためである。また、前
記ではクッション液として硝酸バリウム水溶液を用いた
が、酢酸バリウム水溶液等のこの分野でクッション液と
して従来から使用されている他の電界質溶液を用いるこ
とができる。
【0015】次に、図2に示すように、ガラスバルブ1
をフェイスガラス7の中心を通るフェイスガラス7の表
面に垂直な軸を回転軸にして所定方向に(矢印12の方
向に)回転させながらフェイスガラス7の内面に形成さ
れた前記乾燥処理後の蛍光体層8にノズル9を用いて脱
イオン水10をスプレーして蛍光体層8中のSiO2
濯ぎ出す。
【0016】次に、例えばポリビニルアルコール(PV
A)等の水溶性樹脂を脱イオン水に溶解させた水溶液1
1を用い、図2に示すように、バルブ1をフェイスガラ
ス7の中心を通るフェイスガラス7の表面に垂直な軸を
回転軸にして(矢印12の方向に)回転させながらフェ
イスガラス7の内面に形成された蛍光体層8にノズル9
を用いて水溶性樹脂の水溶液11をスプレーして蛍光体
層8中のSiO2 を濯ぎ出す。水溶性樹脂の水溶液11
における樹脂濃度は特に限定されないが、一般に0.1
〜0.5重量%である。ここでは、脱イオン水10を用
いたスプレー処理と水溶性樹脂の水溶液11を用いたス
プレー処理によりSiO2 の濯ぎ出しを行ったが、脱イ
オン水10を用いたスプレー処理のみでも、水溶性樹脂
の水溶液11を用いたスプレー処理のみでもよい。水溶
性樹脂の水溶液11としては、前記PVAの水溶液以外
に、ポリアクリルアミドやポリアクリル酸ソーダ等のP
VA以外の他の合成高分子の水溶液や、メチルセルロー
スやビスコース等の半合成高分子の水溶液を使用するこ
とも可能である。また、水溶性樹脂の水溶液11以外に
コロイダルシリカの水分散液(コロイダルシリカを水中
に分散させた分散液)を用いることも可能で、かかるコ
ロイダルシリカの水分散液によるスプレー処理を単独
で、または脱イオン水10によるスプレー処理と組み合
わせて、または水溶性樹脂の水溶液11によるスプレー
処理と組み合わせて行ってもよい。また、処理液体
(水,水溶性樹脂の水溶液、コロイダルシリカの水分散
液)を蛍光体層8の表面にスプレーする方法だけでな
く、処理液体(水,水溶性樹脂の水溶液、コロイダルシ
リカ水分散液)をバルブ1中に注ぎ入れ、所定時間後、
処理液体をバルブ1からは排出するという簡単な方法で
もSiO2 の濯ぎ出しを行うことができる。但し、この
場合は、作業自体は簡単であるが、前記の処理液体をス
プレーする方法に比べて蛍光体層8からのSiO2 の濯
ぎ出し効率が若干低下する。なお、いずれの形態で行っ
ても、処理液体は蛍光体層8中の蛍光体1gに対して6
0〜1000ml使用するのが好ましく、これによっ
て、蛍光体層8中から蛍光体粒子を剥がすことなく(脱
落させることなく)、SiO2 の濯ぎ出しを高い効率で
行うことができる。また、水溶性樹脂の水溶液をスプレ
ーした後の蛍光体層8表面に残る水溶性樹脂が、後のラ
ッカー液による有機被膜形成時のラッカー液の蛍光体層
8表面に対する付着性を良好にして、有機被膜の平滑性
を向上させるので、濯ぎ出し処理の最終段階では水溶性
樹脂の水溶液を用いるのがよい。また、水溶性樹脂の水
溶液は水に比べて高価なので、製造コストを考慮する
と、前記のように、第1段階では水を用いて処理し、第
2段階で水溶性樹脂の水溶液を用いて処理するのが好ま
しい。
【0017】次に、前記SiO2 が濯ぎ出され、層中の
SiO2 が減量した蛍光体層8の表面に、一般的なブラ
ウン管の製造工程と同様に、ラッカー液をスプレーして
有機被膜を形成した後、アノードボタンからネックまで
の所定範囲に導電性の塗料を塗布し、有機被膜上にアル
ミ蒸着膜を形成し、次いでベーキングにより有機被膜を
焼却するとスクリーン工程が完了する。
【0018】そしてこの後、電子銃を封着し、排気工程
を経て真空化し、ゲッターを高周波加熱して真空度を高
め、更にダソード活性化工程であるエージング、スポッ
トノッキング工程を経るとブラウン管が完成する。
【0019】
【実施例】
(実施例1)蛍光体層中のSiO2 含有率と輝度残存度
との関係を調べるために以下の実験を行った。
【0020】先ず、スクリーン対角16cmのガラスバ
ルブ1内に0.08重量%の硝酸バリウム水溶液450
mlをクッション液として注ぎ入れた。次に、前記実施
の形態で説明した混合器5及び注入ファンネル6を用
い、体積平均粒径が8μmの蛍光体粒子を脱イオン水中
に5重量%の分散させた蛍光体分散液と、7重量%カリ
ウム水ガラス水溶液を混合しながらこれらをガラスバル
ブ1内に投入して蛍光体粒子を堆積させ、上澄み液の除
去及び蛍光体層8の乾燥処理を行った。なお、蛍光体分
散液を20ml使用し、7重量%カリウム水ガラス水溶
液の使用量を種々変更することにより、蛍光体懸濁液
(蛍光体分散液+カリウム水ガラス水溶液)とクッショ
ン液のトータル重量(全量)に対するSiO2 の重量比
率が0.65〜1.05重量%の範囲で互いに異なった
値となる下記の9つの実験条件にて蛍光体層を形成し
た。そして、この後、一般的なモノクロームブラウン管
(投射管)の製造工程に準じてブラウン管を完成させ
た。カリウム水ガラスは東京応化工業(株)製のオーカ
シールCタイプ(商品名)を使用した。
【0021】(1)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
48ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.65重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は5.
5重量%であった。
【0022】(2)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
52ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.70重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は5.
7重量%であった。
【0023】(3)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
57ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.77重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は5.
9重量%であった。
【0024】(4)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
61ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.80重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は6.
1重量%であった。
【0025】(5)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
65ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.85重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は6.
3重量%であった。
【0026】(6)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
69ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.90重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は6.
5重量%であった。
【0027】(7)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
74ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は0.95重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は6.
7重量%であった。
【0028】(8)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
78ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は1.00重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は6.
9重量%であった。
【0029】(9)7重量%カリウム水ガラス水溶液を
83ml使用した。この時の蛍光体懸濁液とクッション
液の全量に対するSiO2 の重量比率は1.05重量%
で、乾燥後の蛍光体層中におけるSiO2 含有率は7.
1重量%であった。
【0030】次に以上作製した蛍光体層の各完成ブラウ
ン管について輝度残存度(輝度残存率)を調べた。輝度
残存率の確認は以下の方法で行った。完成ブラウン管に
陽極電圧(スクリーン電圧)34kVを印加し、ヒータ
ー電圧を6.3V、カソード電圧を180Vに設定し
て、カットオフになるようにスクリーングリッド電圧
(G2電圧)を調整する。その後、カソード電圧を低下
させてビームを飛ばし、この時のスクリーン電流が80
0μAになるようカソード電圧を調整し、更に偏向ヨー
クに鋸歯状波を加え、信号幅を水平114mm、垂直8
5mmに調整する。そして電磁集束コイルに電流を流し
てジャストフォーカスにする。この条件下で8時間動作
させ輝度低下率を確認する。なお、分析面積0.007
5mm2 で行った。
【0031】図3はこの結果を示したもので、蛍光体層
中のSiO2 含有率と輝度残存率との関係を示した図で
ある。この図から蛍光体層中のSiO2 含有率が少ない
程輝度残存率が高いことが分かる。また、図4は蛍光体
懸濁液(蛍光体分散液+クッション液)全量に対するS
iO2 の重量比率(重量濃度)と蛍光体層中のSiO 2
含有率の関係を示した図である。
【0032】一方、図5は蛍光体層中のSiO2 含有率
とスクリーン品質の関係を確認した結果を示した図であ
る。ここでのスクリーン品質は蛍光面を目視で観察して
官能判断したものであり、高得点ほど蛍光面が緻密でザ
ラツキ感が無いことを示している。この図から、蛍光体
層中のSiO2 含有率が6.7重量%未満では蛍光面品
質が劣化する傾向を示すことが分かる。これは、蛍光体
粒子の堆積により得られた蛍光体層中のSiO2 量が少
なくなり過ぎると、蛍光体粒子間の結合強度が不足し
て、上澄液を排水する際に蛍光体層から蛍光体粒子が流
れ出て蛍光体層がザラついてしまうことを表している。
従って、蛍光体層のスクリーン品質を考慮すると、蛍光
体懸濁液中には蛍光体層中のSiO2 の含有量を6.7
重量%以上にするに必要な量の水ガラスを含有させる必
要があり、前記図4から蛍光体懸濁液とクッション液の
全量に対するSiO2 の重量比率が0.95重量%以上
になる量の水ガラスを含有させることが必要であること
が分かる。
【0033】以上の結果に基づいて、良好なスクリーン
品質の蛍光面を有し、輝度残存率の低下を小さくできる
蛍光体層を得るために、沈降法によって蛍光体粒子の堆
積層を形成しこれを乾燥してSiO2 の含有量が6.7
重量%以上の蛍光体層を形成した後、ラッカー液による
有機被膜の形成前に水及びPVA水溶液を蛍光体層へス
プレーして蛍光体層中のSiO2 を溶かし出す(濯ぎ出
す)ことを試みた。
【0034】図6はこの結果を示した図で、この図か
ら、蛍光体層への水及びPVA水溶液のスプレー量を増
加させると、蛍光体層中から濯ぎ出されるSiO2 の量
が増え、蛍光体層中のSiO2 含有率が減少することが
分かる。
【0035】図7は7インチガラスバルブにおける改善
前後の蛍光体層中のSiO2 量を示した図である。図中
の改善前とは、蛍光体懸濁液とクッション液の全量に対
するSiO2 の重量比率が1.00重量%の蛍光体懸濁
液を用いて形成した蛍光体層中のSiO2 含有量を示し
ており、改善後とは、蛍光体懸濁液とクッション液の全
量に対するSiO2 の重量比率が0.95重量%の蛍光
体懸濁液を用いて蛍光体層を形成した後、蛍光体層に脱
イオン水とPVA水溶液をこの順にトータル300ml
スプレーして得られたした後の蛍光体層中のSiO2
有量を示している。また、13は蛍光体懸濁液中の水ガ
ラス含有量(SiO2 含有量)低下による蛍光体層中の
SiO2 含有量の減量分、14は蛍光体層への脱イオン
水とPVA水溶液のスプレー処理による蛍光体層中のS
iO2 含有量の減量分を示している。この図から、図3
を参照すると、改善後の蛍光体層は改善前に比べて輝度
残存率が12%改善され、このうちスプレー処理によっ
て約7.7%改善されていることが分かる。
【0036】また、図8は前記輝度残存率の改善を図っ
た7インチモノカラーブラウン管(投写管)の輝度残存
率のライフ特性、前記輝度残存率の改善を図る前(未改
善)の7インチモノカラーブラウン管(投写管)の輝度
残存率のライフ特性、及び14インチパソコンモニター
用カラーブラウン管の輝度残存率のライフ特性を比較し
て示した図である。図中15が14インチパソコンモニ
ター用カラーブラウン管の輝度残存率ライフ特性線、1
6が輝度残存率の改善を図る前(未改善)の7インチモ
ノカラーブラウン管の輝度残存率ライフ特性線、17が
輝度残存率の改善を図った7インチモノカラーブラウン
管(投写管)の輝度残存率ライフ特性線である。この図
から、蛍光体層の形成後(乾燥後)の蛍光体層への脱イ
オン水とPVA水溶液のスプレー処理により蛍光体層中
のSiO2 含有量を5.7重量%まで減量して輝度残存
率の改善を図った7インチモノカラーブラウン管は、そ
の輝度残存率のライフ特性がカラーブラウン管のそれに
近いレベルまで向上していることが分かる。なお、輝度
残存率のライフ特性は、14インチパソコンモニター用
カラーブラウン管においては陽極電圧25kV、陽極電
流100μA、信号幅114mm×85mmに設定し、
7インチモノカラーブラウン管(投写管)においては、
陽極電圧34kV、陽極電流600μA、信号幅114
×85mmに設定して行った。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモノクロ
ームブラウン管蛍光面形成方法によれば、SiO2 を含
む蛍光体懸濁液中の蛍光体粒子をモノクロームブラウン
管本体のスクリーン内壁面に沈降させて蛍光体層を形成
した後、前記蛍光体層を乾燥し、更に乾燥処理後の前記
蛍光体層の表面に有機被膜を形成するモノクロームブラ
ウン管の蛍光面形成方法において、前記有機被膜の形成
前に前記乾燥処理後の蛍光体層中に含まれるSiO2
減量する処理を行うことにより、緻密な蛍光面を有する
とともに、輝度残存性が直視型のカラーブラウン管のそ
れに近いレベルまで向上したモノクロームブラウン管を
製造できる効果がある。
【0038】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法において、乾燥処理後の蛍光体層中に含
まれるSiO2 を減量する処理が、水、水溶性樹脂の水
溶液、及びコロイダルシリカの水分散液から選ばれる少
なくとも一つを用いて前記乾燥後の蛍光体層に含まれる
SiO2 を濯ぎ出す処理であるという好ましい態様によ
り、乾燥処理後の蛍光体層中に含まれるSiO2 を効率
よく除去できるという効果が得られる。
【0039】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法において、水、水溶性樹脂の水溶液、及
びコロイダルシリカの水分散液から選ばれる少なくとも
一つを乾燥処理後の蛍光体層中に含まれる蛍光体1g当
たり60〜1000ml使用するという好ましい態様に
より、乾燥処理後の蛍光体層中から蛍光体粒子を剥がす
ことなく、SiO2 を短時間で効率よく除去できるとい
う効果が得られる。
【0040】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法において、乾燥処理後の蛍光体層からの
SiO2 の濯ぎ出し処理が、水を用いる第1の処理工程
と、前記第1の処理工程後に行う水溶性樹脂の水溶液を
用いる第2の処理工程とからなるという好ましい態様に
より、処理コストを低減できるとともに、SiO2 の濯
ぎ出し処理後に蛍光体層表面に形成する有機被膜を平滑
にできるという効果が得られる。
【0041】また前記本発明のモノクロームブラウン管
蛍光面形成方法において、蛍光体懸濁液中に、前記蛍光
体懸濁液と予めモノクロームブラウン管本体内に収容さ
せておくクッション液とのトータル重量に対する重量比
率で0.95重量%以上のSiO2 が含まれているとい
う好ましい態様により、蛍光体層の形成工程において、
蛍光体粒子の堆積後の上澄み液の排出処理時に蛍光体粒
子が流れてしまうのを確実に防止でき、緻密で表面のザ
ラツキ感を感じない蛍光体層を再現性よく形成できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 沈澱法を用いた蛍光体層(蛍光面)の形成作
業を示した図である。
【図2】 本発明の乾燥処理後の蛍光体層へ脱イオン水
または水溶性樹脂の水溶液をスプレーすることにより蛍
光体層中のSiO2 を濯ぎ出す作業を示した図である。
【図3】 蛍光体層中のSiO2 含有率と輝度残存率の
関係を示した図である。
【図4】 蛍光体懸濁液とクッション液のトータル重量
(全量)に対するSiO2 の重量比率(濃度)と蛍光体
層中のSiO2 含有率の関係を示した図である。
【図5】 蛍光体層中のSiO2 含有率とスクリーン品
質の関係を示した図である。
【図6】 本発明の蛍光体層中からのSiO2 の濯ぎ出
し作業における水及びPVA水溶液のスプレー量と蛍光
体層中のSiO2 含有率との関係を示した図である。
【図7】 本発明を適用して作製した7インチモノカラ
ーブラウン管における蛍光体層中のSiO2 量と、本発
明を適用せず従来方法で作製した7インチモノカラーブ
ラウン管における蛍光体層中のSiO2 量とを示した図
である。
【図8】 本発明を適用して作製した7インチモノカラ
ーブラウン管の輝度残存率のライフ特性、本発明を適用
せず従来方法で作製した7インチモノカラーブラウン管
の輝度残存率のライフ特性、及び14インチパソコンモ
ニター用カラーブラウン管の輝度残存率のライフ特性を
示した図である。
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 硝酸バリウム水溶液 3 蛍光体分散液 4 カリウム水ガラス水溶液 5 混合器 6 注入ファンネル 7 フェイスガラスの内面 8 蛍光体層 9 スプレーノズル 10 脱イオン水 11 水溶性樹脂の水溶液 12 回転方向を示す矢印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 を含む蛍光体懸濁液中の蛍光体
    粒子をモノクロームブラウン管本体のスクリーン内壁面
    に沈降させて蛍光体層を形成した後、前記蛍光体層を乾
    燥し、更に乾燥処理後の前記蛍光体層の表面に有機被膜
    を形成するモノクロームブラウン管の蛍光面形成方法に
    おいて、前記有機被膜の形成前に前記乾燥処理後の蛍光
    体層中に含まれるSiO2 を減量する処理を行うことを
    特徴とするモノクロームブラウン管蛍光面形成方法。
  2. 【請求項2】 乾燥処理後の蛍光体層中に含まれるSi
    2 を減量する処理が、水、水溶性樹脂の水溶液、及び
    コロイダルシリカの水分散液から選ばれる少なくとも一
    つを用いて前記乾燥処理後の蛍光体層に含まれるSiO
    2 を濯ぎ出す処理である請求項1に記載のモノクローム
    ブラウン管蛍光面形成方法。
  3. 【請求項3】 水、水溶性樹脂の水溶液、及びコロイダ
    ルシリカの水分散液から選ばれる少なくとも一つを乾燥
    処理後の蛍光体層中に含まれる蛍光体1g当たり60〜
    1000ml使用する請求項2に記載のモノクロームブ
    ラウン管蛍光面形成方法。
  4. 【請求項4】 乾燥処理後の蛍光体層からのSiO2
    濯ぎ出し処理工程が、水を用いた第1の処理工程と、前
    記第1の処理工程後に行う水溶性樹脂の水溶液を用いた
    第2の処理工程とからなる請求項2に記載のモノクロー
    ムブラウン管蛍光面形成方法。
  5. 【請求項5】 蛍光体懸濁液中に、前記蛍光体懸濁液と
    予めモノクロームブラウン管本体内に収容させておくク
    ッション液とのトータル重量に対する重量比率で0.9
    5重量%以上のSiO2 が含まれている請求項1〜4の
    いずれかに記載のモノクロームブラウン管の蛍光面形成
    方法。
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