JPH1092203A - スポットライト - Google Patents

スポットライト

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JPH1092203A
JPH1092203A JP25014896A JP25014896A JPH1092203A JP H1092203 A JPH1092203 A JP H1092203A JP 25014896 A JP25014896 A JP 25014896A JP 25014896 A JP25014896 A JP 25014896A JP H1092203 A JPH1092203 A JP H1092203A
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JP
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irradiation
spotlight
distance
distribution pattern
unit
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JP25014896A
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English (en)
Inventor
Kenji Kuniyoshi
賢治 國吉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め、操作盤などから配光パターン径を入力し
ておけば、被照射体に合わせて自動的に照射方向を定め
るとともに、自動的にフォーカシングができるスポット
ライトを提供する。 【解決手段】少なくとも配光パターン径の入力操作が可
能な遠隔操作手段と、自動フォーカス手段と自動追尾手
段とを備え、自動フォーカス手段は、被照射体までの距
離を定期的に測定する距離測定センサ3と、遠隔操作手
段によって入力された配光パターン径と、距離測定セン
サ3が測定する距離から、照射角を算出する第1の演算
手段11cと、照射角を制御する照射角制御手段14と
を備え、自動追尾手段は、被照射体から常に発信される
ワイヤレス信号を受信する複数の信号受信手段4,5
と、複数の信号受信手段4,5の各々が受信する信号の
位相差から、被照射体の位置を算出する第2の演算手段
11eと、照射方向を制御する照射方向制御手段15,
16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動フォーカス機
能を備えたスポットライトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビスタジオや舞台などの
上方に配置されたスポットライトは、副調整室などに設
置された操作盤(操作卓)に接続され、オン/オフ制御
の他に、姿勢、配光、昇降などが遠隔制御されるように
なっている。この種のスポットライトの構成の概略模式
図を図11に示す。
【0003】被照射体である人MにスポットライトS
L’からの照射を合わせるためには、スポットライトS
L’に接続された操作盤Cを操作する。操作盤Cには、
ジョイスティックなどを備えおり、これを操作すれば、
スポットライトSL’のパン方向及びチルト方向への姿
勢制御ができ、照射方向を任意の方向に向けられるよう
になっている。
【0004】また、配光制御もこの操作盤Cから操作で
きるようになっており、このためのスポットライトS
L’の内部構成を図12に示す。スポットライトSL’
のスポットライト本体100には、操作盤Cから配光パ
ターン径データを受ける配光パターン径入力部101
と、被照射体Mとの距離を計測する距離計測センサ10
2とを備えている。
【0005】スポットライト本体100は、A/D変換
部110と、CPU111と、フォーカスユニット11
2と、電源部113と、バルブ114(電子管、電球)
とを備えており、CPU111には、投光距離読取部1
11aと、投光距離記憶部111bと、演算部111c
と、フォーカス駆動部111dとを含んでいる。距離測
定センサ102では、常に、被照射体Mとの距離を検出
しており、A/D変換部110によって、ディジタル信
号に変換されている。投光距離読取部111aでは、定
期的にこの信号を読み取って、順次、投光距離記憶部1
11bに更新しながら記憶する。
【0006】演算部111cは、操作盤Cから配光パタ
ーン径入力部101を介して入力された配光パターン径
と、投光距離記憶部111bに記憶された被照射体Mま
での距離から、このスポットライトSL’の照射角(パ
ターン角)を算出する。すると、フォーカス駆動部11
1dは、フォーカスユニット112を駆動し、バルブ1
14から照射される光の照射角を制御して、被照射体M
における配光パターン径が、操作盤Cから入力された配
光パターンと一致するように自動制御する。
【0007】このように従来のスポットライトSL’
は、高所に設置されていたとしても、操作盤Cを操作す
ることによる遠隔制御が簡単にでき、フォーカシング
も、被照射体Mが距離測定センサ102によって検知で
きる範囲内に存在している場合には、自動的にできるよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スポットライトは、被照射体が人などであるときには、
動き回る可能性があるので、照射方向を変えるために、
いちいち操作盤を操作して、パン動作、チルト動作をさ
せなければならなかった。また、照射方向が定まらなけ
れば、フォーカシングは安定しないので、操作盤の操作
によって照射方向を制御した場合、スポットライトから
の照射が不安定になる可能性が大きくなり、そのため、
操作盤の操作は熟練した人が担当しなければならなかっ
た。
【0009】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、予め、操作盤から被照射体における配光パタ
ーン径を入力しておけば、被照射体の位置に合わせて自
動的に照射方向を定めるとともに、フォーカシングが自
動的にできるスポットライトを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のスポットライトでは、少
なくとも配光パターン径の入力操作が可能な遠隔操作手
段を備えるとともに、自動フォーカス手段と、自動追尾
手段とを備えており、自動フォーカス手段は、被照射体
までの距離を定期的に測定する距離測定センサと、遠隔
操作手段によって入力された配光パターン径と、距離測
定センサが測定する距離から、照射角を算出する第1の
演算手段と、第1の演算手段の算出結果に基づいて、照
射角を制御する照射角制御手段とを備えており、自動追
尾手段は、被照射体から常に発信されるワイヤレス信号
を受信する複数の信号受信手段と、複数の信号受信手段
の各々が受信する信号の位相差から、被照射体の位置を
算出する第2の演算手段と、第2の演算手段の算出結果
に基づいて、照射方向を制御する照射方向制御手段とを
備える。
【0011】ここに、配光パターン径とは、被照射体に
おいてほぼ円形に形成される配光曲線の直径をいい、照
射角とは、光源から発せられる光の光軸を中心とした所
定の光度以上(正確には最大光度の1/10以上)の範
囲をなす角度(ビーム角)をいう。また、照射方向と
は、光源を起点とした光軸が向く方向のことをいう。遠
隔操作手段には、信号線によって接続された操作盤(操
作卓)や、ワイヤレス信号を発信するリモコンなどがあ
る。また、距離計測センサには、超音波センサなどが用
いられ、超音波の発信時刻と、その反射波の受信時刻か
ら、被照射体までの距離を算出する。
【0012】人などの被照射体は、発信器を携帯してお
り、このスポットライトや天井面などに、所定間隔で取
り付けられた少なくとも2以上の受信器によって、発信
器から発信される信号が受信され、照射方向が決められ
る。請求項2では、請求項1において、自動追尾手段
は、照射範囲のすべてを撮像する撮像手段を備え、第2
の演算手段は、撮像手段が撮像した照射範囲の中から、
被照射体による反射光の位置を算出し、照射方向制御手
段は、照射光の中心軸を、第2の演算手段が算出した反
射光の位置に一致させるように、照射方向を制御する。
【0013】人などの被照射体は、鏡などの反射体を携
帯しており、撮像手段では、撮像範囲の中から高輝度と
なる点を、反射体による反射光と判断して、これに向か
うように照射方向を決める。請求項3では、少なくとも
配光パターン径の入力操作が可能な遠隔操作手段を備え
るとともに、自動フォーカス手段と、自動位置決め手段
とを備えており、自動フォーカス手段は、被照射体まで
の距離を測定する距離測定センサと、遠隔操作手段によ
って入力された配光パターン径と、距離測定センサが測
定する距離から、照射角を算出する第1の演算手段と、
第1の演算手段の算出結果に基づいて、照射角を制御す
る照射角制御手段とを備えており、自動位置決め手段
は、被照射体から発信されるワイヤレス信号を受信する
信号受信手段と、信号受信手段が受信する信号から、被
照射体の位置を算出する第2の演算手段と、第2の演算
手段の算出結果に基づいて、照射方向を制御する照射方
向制御手段とを備え、自動フォーカス手段は、自動位置
決め手段によって照射方向が制御されたときに、距離計
測センサによって被照射体までの距離を計測し、照射角
を制御する。
【0014】被照射体から、赤外線リモコンなどを用い
て、このリモコンの操作方向に照射方向を合わせる。こ
こでは、照射方向を制御したときにのみ、自動フォーカ
ス機能を作動させているので、常に、距離計測センサに
よって、被照射体との距離を計測しておく必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面とともに、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明の請求項
1に記載のスポットライトの内部構成の一例を示したブ
ロック図である。このスポットライトSLには、スポッ
トライト本体1に、遠隔制御手段である操作盤(後述)
等から配光パターン径データを受ける配光パターン径入
力部2と、被照射体との距離を計測する距離計測センサ
3とを備えて、自動フォーカス機能を実行し、被照射体
からのワイヤレス信号を受信する受信器4と、この受信
器4と所定間隔に設置された他の受信器から、信号線を
介して被照射体からの発信を受信する信号受信部5とを
備えて、自動追尾機能を実行する。
【0016】スポットライト本体1は、A/D変換部1
0と、CPU11と、電源部12と、バルブ13と、照
射角制御手段であるフォーカスユニット14と、照射方
向を上下左右の方向に制御する、照射方向制御手段であ
るパン駆動ユニット15及びチルト駆動ユニット16と
を備える。なお、距離計測センサ3には、超音波センサ
などが用いられるが、舞台照明などでは、人などの特定
の対象物のみとの距離を測定する必要があるため、高指
向性のものが使用される。
【0017】以下に、このスポットライトSLの自動フ
ォーカス機能について説明する。距離測定センサ3で
は、常に、被照射体との距離をアナログデータとして検
出しており、順次、A/D変換部10によって、ディジ
タルデータに変換される。CPU11内の投光距離読取
部11aでは、定期的にこの信号を読み取って、順次、
投光距離記憶部11bに更新しながら記憶する。
【0018】第1の演算手段である照射角演算部11c
は、配光パターン径入力部2から入力された配光パター
ン径と、投光距離記憶部11bに記憶された距離から、
このスポットライトSLの照射角(パターン角)を算出
する。すると、フォーカス駆動部11dがフォーカスユ
ニット14を駆動し、バルブ13から照射される光の照
射角を制御して、被照射体における配光パターン径が、
操作盤などから入力された配光パターンと一致するよう
にする。
【0019】次に、このスポットライトSLの自動追尾
機能について説明する。人体などの被照射体は、発信器
(後述)を携帯しているので、このスポットライトSL
に備えられた受信器4と、所定間隔で取り付けられた受
信器では、被照射体の発信器から常に発信される信号を
受信する。第2の演算手段である照射方向演算部11e
は、受信器4から入力された信号(電波)と、他の発信
器から信号受信部5を介して入力された信号(電波)と
の位相差から、このスポットライトSLに対する被照射
体の位置(方向)を算出する。すると、パン駆動部11
f及び/またはチルト駆動部11gが、パン駆動ユニッ
ト15及び/またはチルト駆動ユニット16を駆動し
て、バルブ13から照射される光の照射方向を制御し
て、被照射体に向けて配光パターンを形成する。
【0020】本発明では、このように、自動フォーカス
機能と自動追尾機能とが並行して作動しているので、被
照射体では、常に、一定の配光パターン径の照射がなさ
れることになる。図2,3には、上記自動フォーカス機
能を更に詳しく説明するための図を示している。図2
は、スポットライトSLの内部構造の一例を示した図で
ある。
【0021】スポットライトSLの内部に収容されたバ
ルブ13には、後方に反射板13aを備え、前方に投光
レンズ20を備えて、発した光を投光レンズ30により
スポット光として被照射体に向けて照射する。このスポ
ットライトSLには、信号線Lを介して、遠隔操作手段
として操作盤30が接続されており、配光パターン径操
作部30aが操作されると、距離測定センサ3が測定し
ている被照射体までの距離によって演算が行われ、フォ
ーカスユニット14が駆動する。
【0022】ここでは、フォーカスユニット14は、フ
ォーカス駆動部11dからの駆動信号によって回転する
モータ14aと、モータ14aが回転することによっ
て、バルブ13を投光レンズ20に対して、近づけたり
遠ざけたりするための可動部14bと、この可動部14
bの移動をガイドするガイドレール14cとで構成され
ている。なお、フォーカスユニット14は、これには限
定されず、バルブ13と投光レンズ20間で光の通過を
制御する遮断板などで構成してもよい。
【0023】続いて、照射角演算部11cによる照射角
の具体的な算出方法を、図4を用いて説明する。被照射
体である人Mの全身を照射すべく、操作盤30から配光
パターン径φが入力された場合であり、光軸位置から距
離測定センサ3までのオフセット距離をh、距離測定セ
ンサ3が測定した人Mまでの距離をdとすれば、照射角
αは次式で表される。
【0024】
【数1】
【0025】人Mの位置が変わらず、距離dが変化しな
い状態で、人Mの上半身のみを照射すべく、配光パター
ン径φを小さくしようとすれば、照射角αを小さくし、
逆に配光パターン径φを大きくしようとすれば、照射角
αを大きくする。これを図2に示した構造のフォーカス
ユニット14を用いて説明すれば、照射角αを小さくし
ようとすれば、バルブ13を投光レンズ20から遠ざ
け、照射角αを大きくしようとすれば、バルブ13を投
光レンズ20に近づけて、焦点距離を変化させる。
【0026】次に、図4,5を用いて、上記自動追尾機
能について、更に詳しく説明する。図4は、スポットラ
イトSLの外観の一例を示した斜視図である。このスポ
ットライトSLは、パン駆動軸PJを中心として左右に
回動され、スポットライトSLの向きを水平方向に変化
させることができる(パン駆動)とともに、チルト駆動
軸TJを中心として上下に回動され、スポットライト1
の向きを垂直方向に変化させることができる(チルト駆
動)。
【0027】図5には、上記パン駆動、チルト駆動を被
照射体の動きに合わせて自動的に行う場合を模式的に示
している。図中、4がスポットライトSLに取り付けら
れた受信器、40が所定間隔をおいて天井面に取り付け
られた受信器である。人Mは発信器41を携帯してお
り、常に発信器41からワイヤレス信号が発信されてい
る。これを2つの受信器4,40が受信して、スポット
ライトSLにおいて、人Mの位置を算出する。したがっ
て、このような構成によれば、人Mが移動したとしても
自動追尾し、常に照射範囲の中心に人Mを位置させるこ
とが出来る。
【0028】次に、本発明の請求項2に記載のスポット
ライトについて説明する。図6は、その内部構成の一例
を示したブロック図である。ここに示したスポットライ
トSLは、図1に示したスポットライトSLとは、自動
追尾手段のみが異なっており、受信器4及び信号受信部
5に代えて、撮像機6(カメラ)を備えている。
【0029】この撮像機6は、少なくとも照射範囲のす
べてを撮像することができるようになっており、画像処
理機能を備えた照射方向演算部11eでは、この撮像機
6の撮影範囲の中から、被照射体による反射光の位置を
算出して、パン駆動部11f及び/またはチルト駆動部
11gによって、この算出した反射光の位置に、照射光
の中心軸(光軸)を一致させるように、照射方向を制御
する。
【0030】図7には、この場合の動作を模式的に示し
ている。被照射体である人Mは、光を反射するマーカ6
0を携帯しており、撮像機6では、撮像範囲の中から高
輝度となる点を、マーカ60が存在する位置と判断し
て、これに向かうように照射方向を決める。これによっ
て、図示したスポットライトSLでは、光軸アを光軸イ
に移動するように、照射方向が制御される。
【0031】次に、本発明の請求項3に記載のスポット
ライトについて説明する。図8は、その内部構成の一例
を示したブロック図である。ここに示したスポットライ
トSLは、図1、6に示した請求項1,2のスポットラ
イトSLの構成と同じ自動フォーカス手段を備えている
が、自動追尾手段は備えておらず、操作者のリモコンな
どの操作方向に向かって、照射方向を決める自動位置決
め手段を備えている。
【0032】ここでは、信号受信手段として5つの赤外
線受信部7a〜7eを備えており、これらがリモコンか
ら発信される赤外線を受け、照射方向演算部11eが、
この赤外線の方向に照射方向(光軸)を一致させるよう
に制御する。本発明では、自動フォーカス手段のフォー
カスユニット14が駆動するのは、上記のようにして照
射方向が制御されたときとし、照射方向演算部11eに
よって、パン駆動、チルト駆動がされたときに、距離計
測センサ3によって被照射体(操作者)までの距離を計
測し、照射角を制御する。
【0033】図9には、この場合のスポットライトSL
の外観を示している。スポットライトSLの前面には、
停止用赤外線受信部7cを中心として、左右に、パン
(左)用赤外線受信部7aとパン(右)用赤外線受信部
7bを備え、上下に、チルト(上)用赤外線受信部7d
とチルト(下)用赤外線受信部7eとを備えている。
【0034】赤外線受信部7a,7b,7d,7eがリ
モコンからの赤外線を受ければ、それぞれに対応した方
向に、パン駆動軸PJあるいはチルト駆動軸TJを中心
として、パン駆動あるいはチルト駆動を行い、停止用赤
外線受信部7cが赤外線を受ければ、パン駆動あるいは
チルト駆動を停止する。図10は、この場合の動作を模
式的に示している。
【0035】被照射体が配置される位置で、操作者Mは
リモコン70をスポットライトSLに向けて操作する。
すると、赤外線受信器7(7a〜7e)が、リモコン7
0からの赤外線ビームを検知して、照射方向を制御す
る。そして、この後すぐに、フォーカスユニット14に
よって、照射角が制御される。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載のスポットライトは、被照射体ま
での距離と、入力された配光パターン径から、照射角を
算出して制御する自動フォーカス機能と、被照射体から
常に発信されている信号を複数の位置で受信して、これ
から被照射体の位置を算出し、照射方向を制御する自動
追尾機能の双方を備えている。
【0037】そのため、被照射体が自由に動き回り、投
光距離が変化して、被照射体が照射範囲からずれるよう
な場合でも、この動きに合わせて、照射方向を自動的に
変えることができるとともに、フォーカシングが自動的
にでき、スポットライトからの安定した照射が実現でき
る。したがって、操作盤からは、予め、被照射体におけ
る所望の配光パターン径のみを入力操作しておけばよ
く、様々な照明演出が必要となる舞台照明などに好適に
なる。
【0038】請求項2に記載のスポットライトによれ
ば、撮像手段を備えることによって、自動追尾機能が実
施できる。したがって、簡単な構成で、被照射体の動き
に合わせた、安定した照射ができる。請求項3に記載の
スポットライトでは、リモコンなどを用いて、スポット
ライトの自動位置決めを行った直後に、予め入力された
配光パターン径と、被照射体までの距離から、自動フォ
ーカス機能を作動させる。
【0039】これによって、従来の操作盤によるフォー
カシング操作が不要となり、迅速な照射調節が可能にな
る。また、常に、被照射体との距離を計測しておく必要
がなくなるので、無駄な動作が省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載のスポットライトの構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】自動フォーカス機能のためのスポットライトの
内部構造の一例を示す図である。
【図3】照射角の算出を具体的に説明するための図であ
る。
【図4】スポットライトの外観の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】請求項1に記載のスポットライトの動作を説明
するための模式図である。
【図6】本発明の請求項2に記載のスポットライトの構
成の一例を示すブロック図である。
【図7】請求項2に記載のスポットライトの動作を説明
するための模式図である。
【図8】本発明の請求項3に記載のスポットライトの構
成の一例を示すブロック図である。
【図9】スポットライトの外観の別の例を示す斜視図で
ある。
【図10】請求項3に記載のスポットライトの動作を説
明するための模式図である。
【図11】従来のスポットライトの動作を説明するため
の模式図である。
【図12】従来のスポットライトの構成の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
SL・・・本発明に係るスポットライト 1・・・スポットライト本体 2・・・配光パターン径入力部 3・・・距離測定センサ 4,40・・・受信器 6・・・撮像機 7a〜7e・・・赤外線受信部 11・・・CPU 11c・・・照射角演算部 11e・・・照射方向演算部 13・・・バルブ 14・・・フォーカスユニット 15・・・パン駆動ユニット 16・・・チルト駆動ユニット 20・・・投光レンズ 30・・・操作盤 30a・・・配光パターン径操作部 α・・・照射角 φ・・・配光パターン径 PJ・・・パン駆動軸 TJ・・・チルト駆動軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも配光パターン径の入力操作が可
    能な遠隔操作手段を備えるとともに、自動フォーカス手
    段と、自動追尾手段とを備えたスポットライトであっ
    て、 上記自動フォーカス手段は、 被照射体までの距離を定期的に測定する距離測定センサ
    と、 上記遠隔操作手段によって入力された配光パターン径
    と、上記距離測定センサが測定する距離から、照射角を
    算出する第1の演算手段と、 上記第1の演算手段の算出結果に基づいて、照射角を制
    御する照射角制御手段とを備え、 上記自動追尾手段は、 被照射体から常に発信されるワイヤレス信号を受信する
    複数の信号受信手段と、 上記複数の信号受信手段の各々が受信する信号の位相差
    から、被照射体の位置を算出する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段の算出結果に基づいて、照射方向を
    制御する照射方向制御手段とを備えたことを特徴とする
    スポットライト。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記自動追尾手段は、照射範囲のすべてを撮像する撮像
    手段を備え、 上記第2の演算手段は、上記撮像手段が撮像した照射範
    囲の中から、被照射体による反射光の位置を算出し、 上記照射方向制御手段は、照射光の中心軸を、上記第2
    の演算手段が算出した反射光の位置に一致させるよう
    に、照射方向を制御することを特徴とするスポットライ
    ト。
  3. 【請求項3】少なくとも配光パターン径の入力操作が可
    能な遠隔操作手段を備えるとともに、自動フォーカス手
    段と、自動位置決め手段とを備えたスポットライトであ
    って、 上記自動フォーカス手段は、 被照射体までの距離を測定する距離測定センサと、 上記遠隔操作手段によって入力された配光パターン径
    と、上記距離測定センサが測定する距離から、照射角を
    算出する第1の演算手段と、 上記第1の演算手段の算出結果に基づいて、照射角を制
    御する照射角制御手段とを備え、 上記自動位置決め手段は、 被照射体から発信されるワイヤレス信号を受信する信号
    受信手段と、 上記信号受信手段が受信する信号から、被照射体の位置
    を算出する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段の算出結果に基づいて、照射方向を
    制御する照射方向制御手段とを備え、 上記自動フォーカス手段は、上記自動位置決め手段によ
    って照射方向が制御されたときに、上記距離計測センサ
    によって被照射体までの距離を計測し、照射角を制御す
    ることを特徴とするスポットライト。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2358117A (en) * 1999-11-04 2001-07-11 Sennheiser Electronic Controlling sound and/or lighting systems for public functions
JP2010086928A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置
KR101219845B1 (ko) 2011-06-21 2013-01-09 한국광기술원 자동 집광 조명장치, 자동 집광 조명시스템 및 자동 집광 방법
CN103135589A (zh) * 2013-01-14 2013-06-05 深圳市宇恒互动科技开发有限公司 可任意改变投射区域的射灯、跟随投射系统及其实现方法
CN103822175A (zh) * 2014-02-20 2014-05-28 中国长江三峡集团公司 一种自动跟踪照明系统
JP2016151496A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 ローム株式会社 位置検出装置およびそれを用いた電気機器と、位置検出方法

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