JPH10302507A - リモコン式スポットライト - Google Patents

リモコン式スポットライト

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Publication number
JPH10302507A
JPH10302507A JP11326197A JP11326197A JPH10302507A JP H10302507 A JPH10302507 A JP H10302507A JP 11326197 A JP11326197 A JP 11326197A JP 11326197 A JP11326197 A JP 11326197A JP H10302507 A JPH10302507 A JP H10302507A
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JP
Japan
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spotlight
remote control
distance
main body
remote controller
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Pending
Application number
JP11326197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanaka
弘行 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11326197A priority Critical patent/JPH10302507A/ja
Publication of JPH10302507A publication Critical patent/JPH10302507A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 検出器をスポットライト本体と離れた位置に
設ける必要がなく、フォーカス自動制御が行えるリモコ
ン式スポットライトを提供する。 【解決手段】 検出器3を備えパン方向とチルト方向に
駆動制御されるスポットライト本体1にリモコン2から
の遠隔制御信号を送信して、リモコン2からの遠隔制御
信号の飛来する方向にスポットライト本体1の照射方向
を向けるリモコン式スポットライトにおいて、スポット
ライト本体1に、フォーカス制御駆動手段14と、基準
値を設定する初期値設定手段11を設け、チルト駆動ブ
ロック9に、スポットライト本体1のチルト方向の角度
変位分を検知する角度検知手段10を設けて、この角度
検知手段10で検知される角度変位分を基にしてフォー
カス制御部15で検出器3とリモコン2との距離Lを求
め、この距離Lに応じてフォーカス制御駆動手段14を
駆動させてフォーカス制御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン式スポッ
トライトに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、各種スタジオ、劇場、ホ−
ル、宴会場等に設置され、リモコンによって照射方向が
遠隔制御される従来のリモコン式スポットライトを示す
もので、このリモコン式スポットライトは、特開昭64
−33802号公報に開示されたものであって、スポッ
トライト本体1と、リモコン2、3つの検出器3および
制御部4とを備えて構成されている。
【0003】スポットライト本体1は、略筒状をなし前
面側にレンズが配設されるとともに内部にランプが収容
されて構成されている。また、このスポットライト本体
1には、モータを備えてスポットライト本体1をパン
(水平)方向に回転駆動するパン駆動ブロック(不図
示)と、チルト(垂直)方向に回転駆動するチルト駆動
ブロック(不図示)、及びスポットライト本体1から照
射される光のフォーカス制御を行うフォーカス制御駆動
手段(不図示)とが設けられている。
【0004】リモコン2は、超音波発信器と、この超音
波発信器から超音波での遠隔制御信号を一定の間隔で出
力させるためのクロック発振器とを備えて構成されてい
る。検出器3は、リモコン2からの遠隔制御信号を検出
するもので、スポットライト本体1とは離れた別の3箇
所に設けられている。
【0005】制御部4は、スポットライト本体1と3つ
の検出器3とのそれぞれの位置情報を記憶しており、3
つの検出器3で検出された遠隔制御信号に基づいてスポ
ットライト本体1を制御するもので、別のクロック発振
器と、時間差検出器と、演算器およびモータ制御装置を
備えて構成されている。別のクロック発振器は、リモコ
ン2のクロック発振器との位相差が予め較正されてい
る。時間差検出器は、各検出器3で検出された遠隔制御
信号と、別のクロック発振器の信号との時間差を検出す
るもので、演算器は、時間差検出器で時間差が検出され
ると、その時間差と超音波伝搬速度とを基にして、各検
出器3からリモコン2までの各距離を求めるようにされ
ている。そして、演算器は、各検出器3を中心にリモコ
ン2までの各距離を各半径とする3つの円の交点として
リモコン2の位置を求め、さらに、スポットライト本体
1のリモコン2への照射方向を求めるようにされてい
る。また、モータ制御装置は、演算器とスポットライト
本体1のパン駆動ブロックおよびチルト駆動ブロックお
よびフォーカス制御駆動手段とに接続されて、演算器か
らの出力により、リモコン2からの遠隔制御信号の飛来
する方向にスポットライト本体1からの光の照射方向を
向けると共に、フォーカス制御駆動手段を駆動させて、
スポットライト本体1からの光のフォーカス制御を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のリモコン式スポットライトにおいては、リ
モコン2の送信位置を、複数の検出器3を用いて、各検
出器3を中心にリモコン2までの各距離を各半径とする
3つの円の交点として求めるため、検出器3をスポット
ライト本体1とは離れた別の3箇所に設け、それらの位
置情報を入力する必要があって、施工性が悪いという問
題点があった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、検出
器をスポットライト本体と離れた位置に設ける必要がな
く、フォーカス自動制御が行えるリモコン式スポットラ
イトを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、ランプ
を収容したスポットライト本体と、このスポットライト
本体をパン方向に駆動するパン駆動ブロックと、前記ス
ポットライト本体をチルト方向に駆動するチルト駆動ブ
ロックと、前記スポットライト本体に遠隔制御信号を送
信するリモコンと、前記スポットライト本体に設けられ
前記リモコンからの遠隔制御信号を検出する検出器と、
前記パン駆動ブロックと前記チルト駆動ブロックとを前
記検出器の前記遠隔制御信号の受信状態により駆動制御
する制御部とを備え、前記リモコンからの遠隔制御信号
の飛来する方向に前記スポットライト本体からの光の照
射方向を向けるリモコン式スポットライトにおいて、前
記スポットライト本体に、このスポットライト本体から
照射される光のフォーカス制御を行うフォーカス制御駆
動手段と、前記検出器で受信した遠隔制御信号をもとに
前記スポットライト本体と前記リモコンとの間の距離を
求めると共にこの距離に応じて前記フォーカス制御駆動
手段を駆動させるフォーカス制御部とを設けたことを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載のリモコン式スポットライトにおいて、前記スポッ
トライト本体に、スポットライト本体の基準値を設定す
る初期値設定手段を設け、前記チルト駆動ブロックに、
前記初期値設定手段に設定された基準値からの前記スポ
ットライト本体のチルト方向の角度変位分を検知する角
度検知手段を設けて、この角度検知手段で検知される角
度変位分を基にして前記フォーカス制御部で前記検出器
と前記リモコンとの距離を求めたことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載のリモコン式スポットライトにおいて、前記スポッ
トライト本体に、距離測定信号を前記リモコンへ発信す
る超音波発信部を設け、前記リモコンに、前記距離測定
信号を受信する超音波センサ部と、この超音波センサ部
の受信直後に前記スポットライト本体へ距離測定返信信
号を送信する赤外線発信部とを設けると共に、前記スポ
ットライト本体に、前記距離測定信号が発信されてから
前記距離測定返信信号が受信されるまでの時間を計測す
る計時手段を設けて、前記検出器と前記リモコンとの距
離を、前記計時手段で計測された時間を基にして前記フ
ォーカス制御部で求めたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は、本発明のリモコ
ン式スポットライトの第1の実施の形態を示すもので、
このリモコン式スポットライトは、スポットライト本体
1と、リモコン2、検出器3および制御部4とを備えて
構成されている。
【0012】スポットライト本体1は、略角筒形状をな
し、内部にランプ5が収容されるとともに、前面側にレ
ンズ1aが設けられて構成されており、略コ字状に形成
されたアーム1bが、その略コ字状の開口側を下方に向
けてスポットライト本体1を挟持するように配設される
ようにされている。また、スポットライト本体1は、ア
ーム1bの略コ字状の開口側先端にチルト(垂直)軸を
有するとともに、略コ字状の上部の略中央部には上方に
のびるパン(水平)軸を有しており、このパン軸の先端
部である基台1cで天井に固定されるようにされてい
る。また、パン軸には、例えばモータと歯車を備えて構
成され、アーム1bに収容されるパン駆動回路6によっ
て駆動制御されるパン駆動ブロック7が設けられてい
る。また、チルト軸についても、例えばモータと歯車を
備えて構成され、アーム1bに収容されるチルト駆動回
路8によって駆動制御されるチルト駆動ブロック9が設
けられている。そして、チルト軸中心の回転によってス
ポットライト本体1を上下に回動可能に構成され、ま
た、パン軸中心の回転によってスポットライト本体1を
水平方向に回動可能とするようにされている。なお、チ
ルト駆動ブロック9には、チルト軸のモータの回転を読
み取り、スポットライト本体1のチルト方向での角度変
位分を検知するための角度検知手段10が、例えばポテ
ンショメータを備えて設けられている。
【0013】また、スポットライト本体1には、床面か
らのスポットライト本体1のチルト軸の高さHとリモコ
ン2の使用されるおよその高さHrとを入力するための
例えばディップスイッチと、スポットライト本体1を略
真下に向けたときの角度検知手段10のポテンショメー
タの値である初期値PT0を0値として登録するための
例えばレバーとを備えた初期値設定手段11が設けられ
ている。
【0014】さらに、スポットライト本体1には、スポ
ットライト本体1に収容されるフォーカス駆動回路12
とこのフォーカス駆動回路12によって駆動制御される
フォーカス駆動ブロック13とを備えて構成されてスポ
ットライト本体1から照射される光のフォーカス制御を
行うフォーカス制御駆動手段14と、フォーカス制御駆
動手段14を駆動させるフォーカス制御部15とが設け
られている。フォーカス駆動ブロック13は、ランプ5
と、このランプ5のレンズ1aと反対側に取り付けられ
る反射鏡13aと、フォーカス用モータと、このモータ
の回転角度を計測するフォーカス用ポテンショメータと
を備えて構成され、ランプ5が反射鏡13aとともにス
ポットライト本体1内の前後方向にフォーカス用モータ
の回転によって移動可能にされている。フォーカス制御
部15は、その主制御部であるフォーカス制御装置15
aと、データ登録装置15bと、演算装置15cとを備
えてなり、制御部4と、角度検知手段10と、初期値設
定手段11とに接続されている。フォーカス制御部15
の演算装置15cでは、角度検知手段10で検知された
角度変位分と、初期値設定手段11で設定された基準値
とを基にして、次式によりスポットライト本体1とリモ
コン2との間の距離Lを求めるようにされている。
【0015】 L=(H−Hr)/cos(PT−PT0) L:スポットライト本体1とリモコン2との間の距離 H:床面からのスポットライト本体1のチルト軸の高さ Hr:床面からのリモコン2のおよその高さ PT0:スポットライト本体1前面側を鉛直下方に向け
たときのチルト方向のポテンショメータの初期値 PT:スポットライト本体1の照射方向制御完了時のチ
ルト方向のポテンショメータの値 このようなリモコン式スポットライトでは、スポットラ
イト本体1を使用場所に設置したとき、以下のような初
期設定がなされる。つまり、フォーカス制御をさせる最
小使用距離Lmin の位置で、スポットライト本体1にリ
モコン2から遠隔制御信号を送信して、その照射方向を
リモコン2の方へ向ける制御を行う。そして、そのとき
のフォーカスをリモコン2を操作することによってフォ
ーカス駆動ブロック13のフォーカス用ポテンショメー
タの値PFmin を調節し、このときの最小使用距離Lmi
n とフォーカス用ポテンショメータの値PFmin を、例
えばリモコン2の所定のボタンを押すことにより、演算
装置15cに記憶させる。次に、同様にして最大使用距
離Lmax でフォーカス駆動ブロック13のフォーカス用
ポテンショメータの値PFmax を決定し、演算装置15
cに記憶させる。このとき、最大使用距離Lmax と最小
使用距離Lmin との間を分割させて、フォーカス駆動ブ
ロック13のフォーカス用ポテンショメータの目標値P
Fを求めるための分割数nを併せて記憶させておく。次
に、記憶された分割数nをもとに、演算装置15cに登
録された次式によって、Lmin とLmax との間をn分割
させ、それら各距離Lに応じて、フォーカス駆動ブロッ
ク13のフォーカス用ポテンショメータの目標値PFが
求められるようにされている。
【0016】PF−PFmin =[{(PFmax −PFmi
n )・(L−Lmin )}/(Lmax −Lmin )] L:スポットライト本体1とリモコン2との間の距離 PF:フォーカス駆動ブロック13のフォーカス用ポテ
ンショメータの目標値 Lmax :最大使用距離(距離Lの最大値) Lmin :最小使用距離(距離Lの最小値) PFmax :距離LがLmax のときのフォーカス駆動ブロ
ック13のフォーカス用ポテンショメータの値 PFmin :距離LがLmin のときのフォーカス駆動ブロ
ック13のフォーカス用ポテンショメータの値 そして、データ登録装置15bは、距離Lmax 、Lmin
とフォーカス用ポテンショメータの値PFmax 、PFmi
n の組み合わせを含む、距離Lと、前式で求められたフ
ォーカス用ポテンショメータの値PFとの(n+1)組
分のデータを、テーブルデータとして記憶するようにさ
れている。
【0017】検出器3は、4つの赤外線受光素子ブロッ
ク16を備えて構成され、遠隔制御信号を送信する赤外
線発信部2aを備えるリモコン2からの遠隔制御信号を
受信するものであって、それらの信号の受信状況を制御
部4に伝えるようにされている。また、4つの赤外線受
光素子ブロック16は、スポットライト本体1の前面
に、4つの受光面がそれぞれ正方形の頂点に位置するよ
うにされており、4つの赤外線受光素子ブロック16
a、16b、16c、16dの各検知エリアPA1、P
A2、TA1、TA2が、一部重複するようにされてい
る。
【0018】制御部4は、パン駆動ブロック7とチルト
駆動ブロック9とに接続され、検出器3にリモコン2か
らの遠隔制御信号が受信されたとき、パン駆動回路6と
チルト駆動回路8とを駆動制御することにより、遠隔制
御信号を受信した赤外線受光素子ブロック16の方へ照
射方向を向けるようにしてスポットライト本体1を駆動
制御するようにされている。さらに、制御部4は、4つ
の赤外線受光素子ブロック16a、16b、16c、1
6dの各検知エリアPA1、PA2、TA1、TA2が
重複する範囲の略中心位置Aへ向けてスポットライト本
体1を駆動することにより、リモコン2からの遠隔制御
信号の飛来する方向に照射方向を向けるようにして、ス
ポットライト本体1の姿勢制御をするようにされてい
る。
【0019】このように構成されたリモコン式スポット
ライトにおいては、リモコン2を操作して遠隔制御信号
を送信し、スポットライト本体1の照射方向をリモコン
2の方へ向け、フォーカス制御部15でスポットライト
本体1とリモコン2との間の距離Lを求める。そして、
その距離Lに最も近い値の距離データをデータ登録装置
15bのテーブルデータから検索し、その距離Lに対応
するフォーカス駆動ブロック13のフォーカス用ポテン
ショメータの目標値PFが読み出される。そして、スポ
ットライト本体1は、フォーカス制御部15が、フォー
カス駆動回路12を制御して、フォーカス用ポテンショ
メータが所望の目標値PFを示すように、フォーカス用
モータを駆動制御することによって、ランプ5を前後に
移動させてフォーカス制御が行われる。
【0020】このように本実施の形態におけるリモコン
式スポットライトにおいては、スポットライト本体1に
リモコン2の遠隔制御信号の検出器3を設け、その遠隔
制御信号の飛来方向にスポットライト本体1の照射方向
を向けると共に、フォーカス制御部15で、スポットラ
イト本体1のチルト方向の角度変位分からリモコン2と
の間の距離Lを求め、その距離Lに応じてフォーカスを
制御するようにさせたため、距離Lに応じたフォーカス
制御が自動で行えると共に、検出器3をスポットライト
本体1と別に設ける必要が無くて施工性を損なうことも
ない。
【0021】なお、本実施の形態においては、初期値設
定手段11で、スポットライト本体1を略真下に向けた
ときに角度検知手段10のポテンショメータの値である
初期値PT0を0値として登録するようにしたものを例
示したが、本発明はこれに限らず、スポットライト本体
を略水平方向に向けたときに角度検知手段のポテンショ
メータの値である初期値PT0を0値として登録するよ
うにしたものであってもよい。このとき、スポットライ
ト本体とリモコンとの間の距離Lは、次式から求められ
る。
【0022】 L=(H−Hr)/sin(PT−PT0) L:スポットライト本体とリモコンとの間の距離 H:床面からのスポットライト本体のチルト軸の高さ Hr:床面からのリモコン2のおよその高さ PT0:スポットライト本体を水平方向に向けたときの
チルト方向のポテンショメータの初期値 PT:スポットライト本体の照射方向制御完了時のチル
ト方向のポテンショメータの値 図7乃至図9は、本発明のリモコン式スポットライトの
第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態と異
なる点は、角度検知手段10と初期値設定手段11とを
なくし、超音波発信部17と超音波センサ部18と計時
手段19とを設けた点と、フォーカス制御部15での距
離Lの算出方法を変えた点であり、他は第1の実施の形
態と略同様に構成されている。
【0023】超音波発信部17は、スポットライト本体
1に設けられ、リモコン2の赤外線発信部2aから発信
される距離測定開始のトリガ信号が赤外線受光素子ブロ
ック16に受信されると、制御部4からの命令によって
超音波による距離測定信号をリモコン2に向けて発信す
るようにされている。また、超音波センサ部18は、リ
モコン2に設けられ、超音波発信部17からの距離測定
信号を受信するようにされ、リモコン2は超音波センサ
部18の距離測定信号の受信直後に、赤外線発信部2a
から赤外線による距離測定返信信号を送信するようにさ
れている。
【0024】計時手段19は、スポットライト本体1に
設けられ、制御部4からの命令によって、超音波発信部
17より距離測定信号が発信されてから距離測定返信信
号が受信されるまでの時間Tの計測をするようにされて
いる。
【0025】フォーカス制御部15は、計時手段19で
計測された時間Tの値を受けるようにされており、その
演算装置15cにはリモコン2との間の距離Lを求める
ための次式が登録されている。また、演算装置15cに
は、超音波の伝搬速度C1の値および赤外線の伝搬速度
C2の値が格納されており、それらと時間Tを基に距離
Lを求めるようにされている。
【0026】 L=(C1・C2・T)/(C1+C2) L:スポットライト本体1とリモコン2との間の距離 C1:超音波の伝搬速度 C2:赤外線の伝搬速度 T:計時手段19によって計測された時間 このように構成されたリモコン式スポットライトにおい
ては、スポットライト本体1を使用場所に設置したと
き、初期設定は以下のように行われる。つまり、第1の
実施の形態と同様にして、まずフォーカス制御をさせる
最小使用距離Lmin におけるフォーカス用ポテンショメ
ータの値PFmin を設定し、次に、最大使用距離Lmax
におけるフォーカス用ポテンショメータの値PFmax を
設定する。そして、第1の実施の形態と同様にして、距
離Lmin と距離Lmax との間をn分割した距離L値に対
するフォーカス用ポテンショメータの目標値PFを求
め、データ登録装置15bにテーブルデータとして記憶
させる。
【0027】このように構成されたリモコン式スポット
ライトにおいては、リモコン2から遠隔制御信号を送信
してスポットライト本体1の照射方向をリモコン2の方
へ向け、フォーカス制御部15で、計時手段19で計測
した時間Tを基に距離Lを求め、第1の実施の形態と同
様にテーブルデータを利用してフォーカス制御が行われ
る。
【0028】このように、本実施の形態におけるリモコ
ン式スポットライトにおいては、リモコン2からの遠隔
制御信号を検知する検出器3をスポットライト本体1に
設け、スポットライト本体1とリモコン2との間での信
号の送受信にかかる時間Tを計測し、この時間Tを基に
してスポットライト本体1とリモコン2との間の距離L
を求めると共に、この距離Lに応じてフォーカス制御を
行うようにしたため、前記第1の実施の形態と略同様の
効果を奏するとともに、スポットライト本体1の設置時
に、スポットライト本体1の基準値を設定する必要がな
くなって、作業性が向上する。
【0029】なお、上記各実施の形態においては、フォ
ーカス制御部15を、制御部4とは別に設けたものを例
示したが、本発明はこれに限らず、フォーカス制御部を
制御部と一体にしたものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】このように構成したため本発明は、請求
項1、および請求項2記載の発明にあっては、スポット
ライト本体に、このスポットライト本体から照射される
光のフォーカス制御を行うフォーカス制御駆動手段と、
検出器で受信した遠隔制御信号をもとにスポットライト
本体とリモコンとの間の距離を求めると共にこの距離に
応じてフォーカス制御駆動手段を駆動させるフォーカス
制御部とを設けたため、距離に応じたフォーカス制御が
自動で行えると共に、検出器をスポットライト本体と別
に設ける必要が無くて施工性を損なうこともない。
【0031】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、スポットライト本体とリモ
コンとの間での信号の送受信にかかる時間を計測し、こ
の時間を基にしてスポットライト本体とリモコンとの間
の距離を求めるようにしたため、スポットライト本体の
設置時にスポットライト本体の基準値を設定する必要が
なくて、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコン式スポットライトの第1の実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上のスポットライト本体とリモコンを示すも
ので、(a) はスポットライト本体の照射方向をリモコン
の方へ向けた状態を示す模式図、(b) はスポットライト
本体を一部破断した斜視図である。
【図3】同上のスポットライト本体の要部を示すブロッ
ク図である。
【図4】同上のスポットライト本体の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図5】同上のスポットライト本体のテーブルデータを
示す説明図である。
【図6】同上のスポットライト本体の照射方向の制御時
における、検出器の検知エリアとリモコンの遠隔制御信
号の照射位置との関係を、時間の経過順に(a) 、(b) 、
(c) 、(d) の順で示した模式図である。
【図7】本発明のリモコン式スポットライトの第2の実
施の形態を示すブロック図である。
【図8】同上のスポットライト本体の要部を示すブロッ
ク図である。
【図9】同上のスポットライト本体の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】従来のリモコン式スポットライトを示す模式
図である。
【符号の説明】
1 スポットライト本体 2 リモコン 2a 赤外線発信部 3 検出器 4 制御部 5 ランプ 6 パン駆動ブロック 7 チルト駆動ブロック 10 角度検知手段 11 初期値設定手段 14 フォーカス制御駆動手段 15 フォーカス制御部 17 超音波発信部 18 超音波センサ部 19 計時手段 L 距離 T 時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプを収容したスポットライト本体
    と、このスポットライト本体をパン方向に駆動するパン
    駆動ブロックと、前記スポットライト本体をチルト方向
    に駆動するチルト駆動ブロックと、前記スポットライト
    本体に遠隔制御信号を送信するリモコンと、前記スポッ
    トライト本体に設けられ前記リモコンからの遠隔制御信
    号を検出する検出器と、前記パン駆動ブロックと前記チ
    ルト駆動ブロックとを前記検出器の前記遠隔制御信号の
    受信状態により駆動制御する制御部とを備え、前記リモ
    コンからの遠隔制御信号の飛来する方向に前記スポット
    ライト本体からの光の照射方向を向けるリモコン式スポ
    ットライトにおいて、前記スポットライト本体に、この
    スポットライト本体から照射される光のフォーカス制御
    を行うフォーカス制御駆動手段と、前記検出器で受信し
    た遠隔制御信号をもとに前記スポットライト本体と前記
    リモコンとの間の距離を求めると共にこの距離に応じて
    前記フォーカス制御駆動手段を駆動させるフォーカス制
    御部とを設けたことを特徴とするリモコン式スポットラ
    イト。
  2. 【請求項2】 前記スポットライト本体に、スポットラ
    イト本体の基準値を設定する初期値設定手段を設け、前
    記チルト駆動ブロックに、前記初期値設定手段に設定さ
    れた基準値からの前記スポットライト本体のチルト方向
    の角度変位分を検知する角度検知手段を設けて、この角
    度検知手段で検知される角度変位分を基にして前記フォ
    ーカス制御部で前記検出器と前記リモコンとの距離を求
    めたことを特徴とする請求項1記載のリモコン式スポッ
    トライト。
  3. 【請求項3】 前記スポットライト本体に、距離測定信
    号を前記リモコンへ発信する超音波発信部を設け、前記
    リモコンに、前記距離測定信号を受信する超音波センサ
    部と、この超音波センサ部の受信直後に前記スポットラ
    イト本体へ距離測定返信信号を送信する赤外線発信部と
    を設けると共に、前記スポットライト本体に、前記距離
    測定信号が発信されてから前記距離測定返信信号が受信
    されるまでの時間を計測する計時手段を設けて、前記検
    出器と前記リモコンとの距離を、前記計時手段で計測さ
    れた時間を基にして前記フォーカス制御部で求めたこと
    を特徴とする請求項1記載のリモコン式スポットライ
    ト。
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