JPH0696867A - 照明ライトの自動制御システム - Google Patents

照明ライトの自動制御システム

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JPH0696867A
JPH0696867A JP4242269A JP24226992A JPH0696867A JP H0696867 A JPH0696867 A JP H0696867A JP 4242269 A JP4242269 A JP 4242269A JP 24226992 A JP24226992 A JP 24226992A JP H0696867 A JPH0696867 A JP H0696867A
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JP
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light
illumination
illumination light
spot beam
control system
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JP4242269A
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Takashi Kawanami
尚 川並
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明ライトの照射方向を目視可能なスポットビ
ームで直接指定でき、照明仕込みの時間を低減させ、所
望する照明パターンを得るようにした照明ライトの自動
制御システムを提供することにある。 【構成】照明ライトの自動制御システムは、目視可能な
可視光および赤外線のスポットビームBを投射するシュ
ーティングポインタ1と、このシューティングポインタ
1から投射されたスポットビームBの投射位置Aを撮像
する固体撮像装置7と、この固体撮像装置7で撮像され
たスポットビームの投射位置Aを記録する画像処理装置
10と、この画像処理装置10からのスポットビーム投
射位置Aに関する信号を演算処理し、操作指令信号を出
力するコントローラ16と、このコントローラ16から
の操作指令信号により特定の照明ライト20を三次元駆
動させるライト駆動装置18を備えた照明器具8とを有
し、このライト駆動装置18により特定の照明ライト2
0をスポットビームBの照射位置Aの方向へ指向させた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照射点入力方式を採
用した照明ライトの自動制御システムに係り、特に照明
ライトの照射方向を目視可能なスポットビームで直接指
定することができる照明ライトの自動制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、TVスタジオや劇場等では照明仕
込みの省力化の面から、照明ライトとしてのスポットラ
イトのパン(PAN )、チルト(TILT)、フォーカス(FO
CUS )をリモートコントロールにて駆動させる照明ライ
トの自動制御システムが導入され、番組製作の効率化、
省力化に効力を発揮している。
【0003】しかし、従来の照明ライトの自動制御シス
テムにおいては、スポットライトのパンやチルトの制御
は、ジョイスティックやトラックボールを使用した直接
制御が一般である。
【0004】ところが、スポットライトのパンやチルト
の制御をジョイスティックやトラックボールを用いた直
接制御の方式は、操作が非常に困難かつ繁雑であり、照
明仕込みの時間低減効果が期待した程得られていない。
【0005】これに対し、最近、スポットライトのムー
ビングシステムとしてコンピュータを使用した照明ライ
トの自動制御システムが開発されている。この自動制御
システムでは、二次元画像表示のCRT画面上にスポッ
トライトの照射点の入力方法としてタッチパネルによる
入力と、ジョイスティックによるカーソル移動方向とそ
の移動速度を入力できるようにした照射点入力方式が採
用されている。
【0006】この照射点入力方式は、オペレータはスポ
ットライトのパンやチルトを直接意識せず、スタジオ内
におけるスポットライトの照射点として、CRT画面上
で左右、前後の画面を特定することで、スポットライト
のパンやチルトが自動的に演算処理され、特定のスポッ
トライトがCRT画面上で指定された照射点を向くよう
にした方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】照射点入力方式を採用
した従来の照明ライトの自動制御システムにおいては、
CRT画面上でスポットライトの照射位置を指定してい
るため、CRT画面上の照明とスポットライトによる実
際のスタジオ照明との間にギャップが存在し、照明仕込
みの時間を低減させる上で支障があったり、照明に臨場
感が欠けるきらいがあった。
【0008】また、従来の照明ライトの自動制御システ
ムでは、スポットライトのライト駆動装置を制御するコ
ントローラがスポットライト毎にそれぞれ必要であるた
め、コントローラの数が例えば20台以上必要となり、
自動制御システムのシステム構成が複雑で、コストアッ
プの要因となっている。
【0009】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、照明ライトの照射方向を目視可能なスポッ
トビームで直接指定でき、照明仕込みの時間を低減さ
せ、所望する照明パターンを得るようにした照明ライト
の自動制御システムを提供することを目的とする。
【0010】この発明の他の目的は、システム構成を簡
素化してコストダウンを図ると共に、照明仕込み操作が
簡単で短時間に行ない、照明に臨場感を持たせることが
できる照明ライトの自動制御システムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る照明ライ
トの自動制御システムは、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、目視可能な可視光およ
び赤外線のスポットビームを投射するシューティングポ
インタと、このシューティングポインタから投射された
スポットビームの投射位置を撮像する固体撮像装置と、
この固体撮像装置で撮像されたスポットビームの投射位
置を記録する画像処理装置と、この画像処理装置からの
スポットビーム投射位置に関する信号を演算処理し、操
作指令信号を出力するコントローラと、このコントロー
ラからの操作指令信号により特定の照明ライトを二次元
または三次元駆動させるライト駆動装置を備えた照明器
具とを有し、このライト駆動装置により特定の照明ライ
トをスポットビームの照射位置の方向へ指向させたもの
である。
【0012】上述した課題を解決するために、この発明
に係る照明ライトの自動制御システムは、請求項2に記
載したように、シューティングポインタはアドレス番号
設定手段を備え、このアドレス番号設定手段により、ラ
イト駆動装置により三次元駆動される照明ライトを選定
したり、また請求項3に記載したように照明ライトを三
次元駆動させるライト駆動装置の照明器具側に、センサ
手段を有するアドレス番号設定手段を備え、シューティ
ングポインタからスポットビームが照射されたライト駆
動装置を照明ライト駆動用として選定したり、さらに、
請求項4に記載したようにシューティングポインタから
投射される可視光と赤外線のスポットビームは共通軸を
有するように光学的走査手段により調節され、かつシュ
ーティングポインタからの赤外線の波長を照明器具から
照射される照射光の波長と異にしたり、また、請求項5
に記載したようにシューティングポインタからの赤外線
のスポットビームパス上に偏調機能を付加する偏調フィ
ルタを付設したものである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、こ
の発明に係る照明ライトの自動制御システムは、請求項
6に記載したように、コントローラは、複数の照明ライ
トから照射される照明パターンを記憶するパターン記憶
回路を備えたり、また、請求項7に記載したように各照
明器具にはシーン割付メモリが備えられ、各シーン割付
メモリに記憶された内容で各照明ライトを照射させるこ
とにより、所望する照明パターンを得られるように設定
したものである。
【0014】
【作用】この照明ライトの自動制御システムは、シュー
ティングポインタから目視可能な可視光および赤外線の
スポットビームで、各照明ライトの照射方向を指定させ
たから、オペレータは可視光によりスポットビームの投
射位置を直接目で確認しつつ、赤外線によりスポットビ
ームの指定位置を正確かつ確実に、照明器具等の他の照
明光の悪影響を受けることなく、固体撮像装置で認識す
ることができる。スポットビームの投射位置をスタジオ
(TVスタジオ、劇場等)で直接かつ正確に認識するこ
とにより、固体撮像装置からの信号を演算処理し、照明
ライトをライト駆動装置により三次元駆動させて照射点
位置方向に指向させることが簡単かつ容易にでき、照明
仕込みの時間を大幅に低減させ、所望する照明パターン
を容易にかつ短時間で得ることができる。
【0015】この照明ライトの自動制御システムは、オ
ペレータがシューティングポインタを操作することによ
り、複数の照明ライトの作動順序や照射方向を個別にか
つスムーズに設定でき、所望する照明パターンが得られ
る。コントローラは多数設ける必要がないので、システ
ム構成も簡素化され、コストダウンが図れる。
【0016】また、この照明ライトの自動制御システム
は、照明器具等からの照射光の波長とは異にしかつ偏調
可能な赤外線でスポットビーム投射位置(照射点位置)
を認識するようにしたので、スポットビーム投射位置を
直接認識することができる。その際、スポットビーム投
射位置の認識は、スタジオを写したCRT画面上ではな
く、TVスタジオや劇場等のスタジオで直接行ない得る
ので、臨場感のある認識が簡単にできる。
【0017】さらに、この照明ライトの自動制御システ
ムは、コントローラに備えられたパターン記憶装置ある
いは各照明器具に備えられたシーン割付メモリにより、
各照明ライトから照射される照明パターンをシーン毎に
記憶することができるので、記憶された照明パターンに
従って各照明ライトで照射することにより、再現性を確
保でき、一定の周期で繰り返される照明パターンの場
合、照明の仕込みを一旦行なえば、その仕込みを繰り返
し使用でき、その都度繁雑な照明の仕込みが不要とな
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係る照明ライトの自動制御
システムの一実施例について添付図面を参照して説明す
る。
【0019】図1は、この発明の照明ライトの自動制御
システムの一例を示す概念図であり、図中符号1は、ス
ポットビーム発信器としてのリモートコントローラから
なるシューティングポインタを示す。このシューティン
グポインタ1は、オペレータによる手動操作が可能にセ
ットされる。シューティングポインタ1から目視可能な
可視光および偏調可能な赤外線が図2に示すように光学
的走査手段2により集束され、共通軸を有するスポット
ビームとなって投射されるようになっている。シューテ
ィングポインタ1は、可視光源3および赤外線源4から
放射される目視可能な可視光および目視不可能な赤外線
を共通軸を有するスポットビームBにして投射するよう
になっている。
【0020】シューティングポインタ1から投射された
可視光および赤外線のスポットビームBは所望の口径を
有し、TVスタジオや劇場等のスタジオ5に直接投射さ
れ、このスポットビームBの投射位置(照射点位置)A
は赤外線を感知するフォトダイオードやCCD等の光電
変換素子(グリッド)6を多数、例えば512×512
個二次元アレー配列したCCDカメラやビデオカメラ等
の固体撮像装置7にて撮像される。撮像された各光電変
換素子6から例えば512段階の輝度値に応じたアナロ
グ電気信号が時系列的に出力される。
【0021】その際、固体撮像装置7にて撮像されるス
ポットビームBの投射位置(照射点位置)は、可視光を
目視することにより直接確認することができる。また、
シューティングポインタ1から投射される赤外線に照明
器具8から照射される照明光の波長と明瞭に異なる波長
を選択することにより、照明光による悪影響を受けない
でスポットビームBの投射位置Aを正確に検出できる。
その際、赤外線に他の照射光との誤認を防止するため、
偏調機能を持たせることができ、例えば赤外線出力側パ
ス上あるいは固体撮像装置7内の入力側にバンドパスフ
ィルタ等の偏調フィルタ8を備えてもよい。
【0022】固体撮像装置7からのアナログ出力信号は
続いて画像処理装置10に入力される。入力されたアナ
ログ信号は必要に応じて増幅回路11で増幅された後、
A/D変換器12でデジタル信号に変換されて、各撮像
面毎のフレーム単位でメモリ13に記憶される。
【0023】画像処理装置10のメモリ13に記憶され
た各フレーム画像毎のデジタル信号は、インタフェイス
14,15を介してCPUやパソコン等からなるコント
ローラ16に入力される。このコントローラ16では各
フレーム画像毎にスポットビームBの投射位置Aが演算
処理される。このスポットビームBの投射位置Aは、ス
テージ5の所要X−Y平面で検出されるので、検出位置
の深度(Z方向)に対してコントローラ16のCPUや
パソコン等の演算処理で位置補正される。
【0024】コントローラ16はスポットビームBの投
射位置Aに関するデジタル信号を演算処理し、スポット
ビームBの投射位置Aに対応した操作指令信号を、イン
タフェイス14,15から照明器具8のライト駆動装置
18にアドレス信号設定手段19等を順次経て出力する
ようになっている。ライト駆動装置18は各照明ライト
20にそれぞれ対応して設置され、例えばパルスモータ
駆動により例えば1KW〜5KWの照明ライト20をパ
ン(PAN )、チルト(TILT)等により三次元駆動させる
ようになっている。この照明ライト20およびライト駆
動装置18により照明器具8が構成される。
【0025】照明器具8はTVスタジオや劇場等(以
下、これらをスタジオ5という。)の天井部に例えば数
十台から数百台設置される。各照明器具8のライト駆動
装置18はシリーズに接続される。また、各照明器具8
にアドレス番号設定手段19を構成するアドレススイッ
チによりアドレス番号が付されている。
【0026】各照明器具8に備えられるアドレス番号設
定手段19により、所定の照明ライト20が選択されて
選択された照明ライトにパンおよびチルト操作、必要に
応じてフォーカス操作できるようになっている。このア
ドレス番号設定手段19はシューティングポインタ1か
らのスポットビームを受光する光センサや赤外線センサ
等のセンサ手段23を備え、このセンサ手段23にてス
ポットビームを検出することにより、スポットビームB
が最も最近照射された照明器具8が照明ライト駆動用と
して選択される。
【0027】次に、照明ライトの自動制御システムを用
いて照明の仕込みを行なう場合を説明する。
【0028】この自動制御システムで照明仕込みを行な
う場合には、シューティングポインタ1を用いて操作し
ようとする照明器具8に向けてスポットビームBを投射
させる。このスポットビームBの照射により、操作しよ
うとする照明器具8のアドレス番号設定手段19が作動
し、このアドレス番号を備えた特定の照明器具8がコン
トローラ16からの操作指令信号を入力可能に待機され
る。
【0029】次に、同じシューティングポインタ1を操
作して、特定の選択された照明器具8の照明ライト(ス
ポットライト)20をパンおよびチルト操作させる。
【0030】その際、特定の照明器具8は照明ライト2
0の照射方向がシューティングポインタ1から投射され
るスポットビームBの投射位置Aを向くように制御され
るが、この制御は、スポットビームBの投射位置Aを固
体撮像装置7で撮像することにより行なわれる。このと
き、スポットビームBには目視可能な可視光が含まれて
いるので、可視光を目視することにより、スタジオ5に
投射させるスポットビームBの投射位置Aをオペレータ
の目で直接追従観察できる。
【0031】固体撮像装置7でスポットビームBの投射
位置Aを撮影した画像信号が、続いて画像処理装置10
に出力され、そのメモリ13に一旦記録される一方、さ
らにコントローラ16に送られ、このコントローラ16
のCPU(パソコンでもよい。)25で演算処理され
る。コントローラ16はスポットビームBの投射位置A
に対応する操作指令信号を照明器具8に出力するように
なっている。コントローラ16での演算処理には、必要
に応じて奥行の位置補正が行なわれる。
【0032】照明器具8に送られた操作指令信号は、ア
ドレス番号設定手段19が作動していない照明器具8を
素通りし、アドレス番号設定手段19が作動している照
明器具8のライト駆動装置18に入力され、このライト
駆動装置18を駆動させ(パルスモータ駆動させ)て、
選択された特定の照明器具8の照明ライト20から照射
される方向が、スポットビームBの投射位置Aを向くよ
うにセットされる。このように、照明ライト20の照射
方向は、シューティングポインタ1の操作による、照射
点入力方式により直接指定させることができる。照明ラ
イト20からの照射方向とともに、照射ライト20を点
燈させて調光レベルをコントロールしてもよい。
【0033】選択され特定の照明器具8の照射方向のセ
ットが終了したら、次に操作すべき照明器具を選択する
ため、次に操作すべき照明器具8にシューティングポイ
ンタ1からスポットビームBを照射し、次に操作すべき
照明器具8のアドレス番号設定手段19を作動させる。
【0034】その後、選択された照明器具8の照明ライ
ト20からの照射方向を特定するため、シューティング
ポインタ1を用いてスタジオ5に向けてスポットビーム
Bを投射し、スポットビームBの可視光を目視し続ける
ことで投射位置(照射点位置)A、ひいては照明ライト
20の照射方向が決定される。以後、前述したものと同
じ手順にて、次に選択された照明器具8の照射方向を調
節セットする。
【0035】このようにして、スタジオ照明に必要な各
照明器具8を順次選択して、選択された照明器具8毎に
照明ライト20の照射方向や必要に応じて調光レベルを
調節制御する。
【0036】スタジオ照明に必要な全ての照明器具8の
照射方向を調節設定した後、このときの照明仕込み状態
は、照明器具8に備えられたシーン割付メモリ26に記
録される。シーン割付メモリ26は、シーンナンバの管
理下で例えば100シーン分の照明パターンの記憶容量
を持っており、各シーン毎に照明の仕込み状態を記憶し
ておけば、シーンナンバを例えばシューティングポイン
タ1のワンタッチ操作にて指定するだけで、各照明器具
8の照明ライト20を各シーンに応じて最適な照明パタ
ーンとなるように再現できる。同じ照明パターンが反復
して用いられるクイズやワイドショー、トーク番組等の
照明の仕込みに有効である。
【0037】各シーンの記憶は、照明器具8側に設けら
れるシーン割付メモリ26に代えて、あるいはこのシー
ン割付メモリ26とともに、コントローラ16にパター
ン記憶回路27を設けてもよい。このパターン記憶回路
27は各シーン毎の照明パターンを記憶しておくもので
あり、シーン割付メモリ26より大きな記憶容量を備え
ている。パターン記憶回路27はCPU25やパソコン
の一部で形成してもよい。
【0038】なお、この発明の一実施例の説明において
は、照明器具のアドレス設定は、シューティングポイン
タを照明器具に向けて投射する空間アドレス設定方式を
採用したが、この空間アドレス設定方式に代えてシュー
ティングポインタ1に図2に示すようにアドレススイッ
チを備えたアドレス番号設定手段30を設け、このアド
レス番号設定手段30の設定操作により行ない得るよう
にしてもよい。このアドレス番号設定手段30の操作に
より次に操作されるべき照明器具8のアドレス番号を選
定することにより、アドレス信号がCPU等のコントロ
ーラ16に直接あるいは画像処理装置10等を経て間接
的に入力される。
【0039】すると、コントローラ16からは操作指令
信号に先立ってアドレス信号が出力され、このアドレス
信号に対応するアドレス番号が付された照明器具8が選
択され、選択された照明器具8が操作指令信号により三
次元操作されるようになっている。その際、照明器具8
にもアドレス信号を受け入れるためアドレススイッチ等
のアドレス番号設定手段にてアドレス番号が個別に付与
されるようになっている。
【0040】また、本発明の一実施例では、シューティ
ングポインタから投射されるスポットビームは、可視光
と赤外線を用いたものを示したが、可視光と赤外線に代
えてレーザビームを用いてもよい。レーザビームを用い
る場合には、シューティングポインタ内にレーザ発振装
置を備えるだけでよい。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明に係る照明
ライトの自動制御システムは、シューティングポインタ
から目視可能な可視光および赤外線のスポットビーム
で、各照明ライトの照射方向を指定させる照射点入力方
式を採用したから、オペレータは可視光によりスポット
ビームの投射位置を直接目で確認しつつ、赤外線により
スポットビームの指定位置を正確かつ確実に、照明器具
等の他の照明光の悪影響を受けることなく、画像撮像装
置で認識することができる。スポットビームの投射位置
をスタジオ(TVスタジオ、劇場等)で直接かつ正確に
認識することにより、画像撮像装置からの信号を演算処
理し、照明ライトをライト駆動装置により三次元駆動さ
せて照射点位置方向に指向させることが簡単かつ容易に
でき、照明仕込みの時間を大幅に低減させ、所望する照
明パターンを容易にかつ短時間で得ることができる。
【0042】この照明ライトの自動制御システムは、オ
ペレータがシューティングポインタを操作することによ
り、複数の照明ライトの作動順序や照射方向に個別にか
つスムーズに設定でき、所望する照明パターンが得られ
る。この照明ライトの自動制御システムはコントローラ
は多数必要としないので、システム構成が簡素化され、
コストダウンを図ることができる。
【0043】また、この照明ライトの自動制御システム
は、照明器具等からの照射光の波長とは異にし、かつ偏
調可能な赤外線でスポットビーム投射位置(照射点位
置)を認識するようにしたので、スポットビーム投射位
置を直接認識することができる。その際、スポットビー
ム投射位置の認識は、CRT画面上ではなく、TVスタ
ジオや劇場等の現場で直接行ない得るので、臨場感のあ
る認識が簡単にできる。
【0044】さらに、この照明ライトの自動制御システ
ムは、コントローラに備えられたパターン記憶装置ある
いは各照明器具に備えられたシーン割付メモリにより、
各照明ライトから照射される照明パターンをシーン毎に
記憶することができるので、記憶された照明パターンに
従って各照明ライトで照射することにより、再現性が得
られる。一定の周期で繰り返される照明パターンの場
合、照明の仕込みを一旦行なえば、その仕込みを繰り返
し使用でき、再現性があるため、その都度繁雑な照明の
仕込みが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る照明ライトの自動制御システム
の一実施例を示す概念図。
【図2】この発明の自動制御システムで用いられるシュ
ーティングポインタの一例を示す図。
【図3】この発明の自動制御システムを構成するコント
ローラと照明器具の配置関係を示す図。
【符号の説明】 1 シューティングポインタ 2 光学的操作手段 3 可視光源 4 赤外線源 5 スタジオ 6 光学撮像素子 7 固体撮像装置(カメラ) 8 照明器具 10 画像処理装置 13 メモリ 16 コントローラ 18 ライト駆動装置 19 アドレス番号設定手段 20 照明ライト(スポットライト) 23 センサ手段 25 CPU(パソコン) 26 シーン割付メモリ 27 パターン記憶回路 30 アドレス番号設定手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目視可能な可視光および赤外線のスポッ
    トビームを投射するシューティングポインタと、このシ
    ューティングポインタから投射されたスポットビームの
    投射位置を撮像する固体撮像装置と、この固体撮像装置
    で撮像されたスポットビームの投射位置を記録する画像
    処理装置と、この画像処理装置からのスポットビーム投
    射位置に関する信号を演算処理し、操作指令信号を出力
    するコントローラと、このコントローラからの操作指令
    信号により特定の照明ライトを二次元または三次元駆動
    させるライト駆動装置を備えた照明器具とを有し、この
    ライト駆動装置により特定の照明ライトをスポットビー
    ムの照射位置の方向へ指向させたことを特徴とする照明
    ライトの自動制御システム。
  2. 【請求項2】 シューティングポインタはアドレス番号
    設定手段を備え、このアドレス番号設定手段により、ラ
    イト駆動装置により三次元駆動される照明ライトを選定
    した請求項1記載の照明ライトの自動制御システム。
  3. 【請求項3】 照明ライトを三次元駆動させるライト駆
    動装置の照明器具側に、センサ手段を有するアドレス番
    号設定手段を備え、シューティングポインタからスポッ
    トビームが照射されたライト駆動装置を照明ライト駆動
    用として選定した請求項1記載の照明ライトの自動制御
    システム。
  4. 【請求項4】 シューティングポインタから投射される
    可視光と赤外線のスポットビームは共通軸を有するよう
    に光学的走査手段により調節され、かつシューティング
    ポインタからの赤外線の波長を照明器具から照射される
    照射光の波長と異にした請求項1記載の照明ライトの自
    動制御システム。
  5. 【請求項5】 シューティングポインタからの赤外線の
    スポットビームパス上に偏調機能を付加する偏調フィル
    タを付設した請求項1記載の照明ライトの自動制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 コントローラは、複数の照明ライトから
    照射される照明パターンを記憶するパターン記憶回路を
    備えた請求項1記載の照明ライトの自動制御システム。
  7. 【請求項7】 各照明器具にはシーン割付メモリが備え
    られ、各シーン割付メモリに記憶された内容で各照明ラ
    イトを照射させることにより、所望する照明パターンを
    得られるように設定した請求項1記載の照明ライトの自
    動制御システム。
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Cited By (7)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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