JPH1092164A - 防振部材 - Google Patents

防振部材

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Publication number
JPH1092164A
JPH1092164A JP26781696A JP26781696A JPH1092164A JP H1092164 A JPH1092164 A JP H1092164A JP 26781696 A JP26781696 A JP 26781696A JP 26781696 A JP26781696 A JP 26781696A JP H1092164 A JPH1092164 A JP H1092164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
chassis
main body
proof member
mechanical chassis
Prior art date
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Pending
Application number
JP26781696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Matsumura
智美 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP26781696A priority Critical patent/JPH1092164A/ja
Publication of JPH1092164A publication Critical patent/JPH1092164A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動吸収能力の高い防振部材を提供する。 【解決手段】図1(a)に示す防振部材はゴムで作られ
本体シャーシ1とメカニカルシャーシ2との間に介装さ
れ、メカニカルシャーシ2を浮動状態に支持する。防振
部材3は薄肉だるま形状に形成されており、上下の穴に
POM等の低摩擦係数部材で作られたリング5が嵌着さ
れている。上下のリング5には本体シャーシ1の軸が挿
入される。中央のくびれた部分に外部からメカニカルシ
ャーシ2のリブ凹部が嵌め込まれる。本体シャーシ1と
リング5の間の摩擦係数が小さいため、摩擦により防振
部材3の撓が妨げられることがなく、振動吸収性能が高
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は本体シャーシの振
動をメカニカルシャーシに対して遮断する防振部材に係
わり、特に、ディスクプレーヤに好適な防振部材いわゆ
るインシュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDプレーヤ等のディスクプレー
ヤは、ディスクモータや光ピックアップを支持するメカ
ニカルシャーシに外部から振動が伝えられないようにす
るため本体シャーシとメカニカルシャーシの間に防振部
材を介装していた。
【0003】従来の防振部材およびその取付け状態を図
3および図4に示す。図に示す防振部材3はゴムにより
作られており、本体シャーシ1とメカニカルシャーシ2
との間に3個介装され、メカニカルシャーシ2を浮動状
態に支持する。防振部材3は薄肉だるま形状に形成され
ており、上下の開口穴および中央の穴に本体シャーシ1
の軸が挿入され、中央のくびれた部分に外部からメカニ
カルシャーシ2のリブ凹部が嵌め込まれる。本体シャー
シ1に振動が加わった場合、防振部材3が撓むことによ
り振動が吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の防振部
材は、ゴムで作られており摩擦係数が高く、上下の開口
穴および中央の穴の本体シャーシとの嵌着部の摩擦のた
め防振部材がスムーズに撓まず、振動吸収能力が低下す
るという問題があった。
【0005】また、ゴムの硬度は実用上30°程度が限
界であり、撓みやすいものとするためには肉厚を薄くす
る必要があり、肉厚のばらつきにより性能が大きく変化
するという問題があった。
【0006】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、振動吸収能力が
高い防振部材を提供することである。この発明の他の目
的は、材質の硬度を管理することにより、多少の寸法の
ばらつきに拘らず、性能の安定する防振部材を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の防振部材は、
本体シャーシとメカニカルシャーシとの間に介装され、
本体シャーシの振動をメカニカルシャーシに対して遮断
する防振部材であって、中空のゴム弾性を有する弾性体
の前記中空の上または下またはその双方に本体シャーシ
の軸と嵌合する低摩擦係数部材を嵌着したものである。
【0008】また、前記防振部材において、外面を凹状
のメカニカルシャーシとの嵌合部を有する回転体形状と
したものである。
【0009】さらに、同防振部材において、外面を複数
の凸部が連なる回転体形状としたものである。
【0010】また、前記各防振部材において、前記弾性
体をゲル材またはエラストマーで形成したものである。
【0011】また、前記防振部材において、前記中空の
内面を柱状に形成したものである。
【0012】上記のように構成された防振部材は本体シ
ャーシの軸との嵌着部が低摩擦係数部材であるので、摩
擦が小さく防振部材が十分に撓むため振動吸収能力が高
い。
【0013】また、ウレタン、シリコン等のゲル材は硬
度0〜10°のものが使用でき、エラストマーも硬度の
低いもので使用できるので、これらの材質を圧肉形状と
することにより多少の寸法のばらつきに拘らず、性能の
安定する防振部材を提供するができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の第1の実施例である防振
部材を示す。防振部材4はゴムで作られ本体シャーシ1
と図3に示すものと同様のメカニカルシャーシ2との間
に3個介装され、メカニカルシャーシ2を浮動状態に支
持する。防振部材3は薄肉だるま形状に形成されてお
り、上下の穴にポリアセタール(POM)等の低摩擦係
数部材で作られたリング5が嵌着されている。なお、防
振部材3とリング5を2色成形により一体に成形しても
よい。
【0015】上下のリング5には本体シャーシ1の軸が
挿入される。中央のくびれた部分に外部からメカニカル
シャーシ2のリブ凹部が嵌め込まれる。本体シャーシ1
に振動が加わった場合、防振部材3が撓むが、本体シャ
ーシ1とリング5の間の摩擦係数が小さいため、摩擦に
より防振部材3の撓が妨げられることがなく、振動吸収
性能が従来のものに比べてよくなった。
【0016】図2はこの発明の第2の実施例である防振
部材を示す。防振部材6はウレタン、シリコン等のゲル
材(硬度0〜10°)または硬度の低いエラストマーで
作られ、本体シャーシ1と図3に示すものと同様のメカ
ニカルシャーシ2との間に3個介装され、メカニカルシ
ャーシ2を浮動状態に支持する。エラストマーは熱可塑
性のものを用いれば成形時間の短縮が可能となり、量産
性が向上する。
【0017】防振部材6は内面が円筒面形状であり外面
がだるま形状に形成されており、外面凸部の肉厚が厚く
なるように形成されている。防振部材6の上下の穴にP
OM等の低摩擦係数部材で作られたリング5が嵌着され
ている。なお、防振部材6とリング5を2色成形により
一体に成形してもよい。
【0018】上下のリング5には本体シャーシ1の軸が
挿入される。中央のくびれた部分に外部からメカニカル
シャーシ2のリブ凹部が嵌め込まれる。本体シャーシ1
に振動が加わった場合、防振部材6が撓むことにより振
動が吸収される。
【0019】防振部材3は硬度の低い材質で作られてい
るいるため、振動吸収性能を落とすことなく圧肉とする
ことができ、多少の寸法のばらつきに拘らず、性能が安
定する。図2(a)と図2(b)は振動を吸収するため
に本体シャーシ1とメカニカルシャーシ2が相対的に移
動する状態を示している。
【0020】図2(a)の状態から図2(b)の状態に
本体シャーシ1とメカニカルシャーシ2が相対移動する
間にリング5が本体シャーシ1の軸に対して滑るが摩擦
係数が小さいのでこのとき大きい摩擦抵抗が発生せず高
い防振効果が得られる。第1の実施例の場合も同様にリ
ング5と本体シャーシ1の軸に対する摩擦係数が低いた
め高い防振効果が得られている。
【0021】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、リング5を防振部材の上
部または下部のみに嵌着してもこの発明の効果が得られ
る。
【0022】
【発明の効果】この発明の防振部材によれば、本体シャ
ーシの軸との嵌着部が低摩擦係数部材であるので、摩擦
が小さく防振部材が十分に撓むため振動吸収能力が高
い。また、硬度の低い材質のものを圧肉形状に形成する
ことにより多少の寸法のばらつきに拘らず、性能が安定
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である防振部材の取付
け状態を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例である防振部材の取付
け状態を示す断面図である。
【図3】従来の防振部材の取付け状態を示す分解斜視図
である。
【図4】従来の防振部材の取付け状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体シャーシ 2 メカニカルシャーシ 3 防振部材 4 防振部材 5 リング 6 防振部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体シャーシとメカニカルシャーシとの
    間に介装され、本体シャーシの振動をメカニカルシャー
    シに対して遮断する防振部材であって、中空のゴム弾性
    を有する弾性体の前記中空の上または下またはその双方
    に本体シャーシの軸と嵌合する低摩擦係数部材を嵌着し
    たことを特徴とする防振部材。
  2. 【請求項2】 外面は凹状のメカニカルシャーシとの嵌
    合部を有する回転体形状である請求項1の防振部材。
  3. 【請求項3】 外面は複数の凸部が連なる回転体形状で
    ある請求項1の防振部材。
  4. 【請求項4】 前記弾性体はゲル材またはエラストマー
    である請求項1から3のいずれかに記載した防振部材。
  5. 【請求項5】 前記中空の内面は柱状に形成された請求
    項4の防振部材。
JP26781696A 1996-09-18 1996-09-18 防振部材 Pending JPH1092164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26781696A JPH1092164A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 防振部材

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JP26781696A JPH1092164A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 防振部材

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JPH1092164A true JPH1092164A (ja) 1998-04-10

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ID=17450016

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JP26781696A Pending JPH1092164A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 防振部材

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JP (1) JPH1092164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419232B1 (ko) * 2000-11-15 2004-02-19 삼성전자주식회사 디스크 드라이브의 동흡진장치
KR100829645B1 (ko) 2006-09-06 2008-05-16 엘지전자 주식회사 진동흡수부재

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