JPH109140A - エアーコンプレッサ - Google Patents

エアーコンプレッサ

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JPH109140A
JPH109140A JP18679296A JP18679296A JPH109140A JP H109140 A JPH109140 A JP H109140A JP 18679296 A JP18679296 A JP 18679296A JP 18679296 A JP18679296 A JP 18679296A JP H109140 A JPH109140 A JP H109140A
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JP
Japan
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valve
hole
unload
unloading
valve body
Prior art date
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Application number
JP18679296A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Onozawa
基行 小野澤
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッドを中間プレートを介してシリ
ンダブロックに組み付け、中間プレートに設けられる開
放孔をアンロード装置によって開閉するエアーコンプレ
ッサにおいて、デッドボリュームを低減し、開放孔の閉
塞時における気密性を高める。 【解決手段】 開放孔20を開閉するアンロード弁25
を変位させるアンロードピストン24と、吸入通路8に
配されて開放孔20に挿嵌する弁体ガイド部材22とを
有している。弁体ガイド部材22には、アンロード弁2
5の弁体摺動孔27が形成され、開放孔20に挿嵌され
る端部にシート部30が形成されている。アンロード弁
25は、弁体ガイド部材22によって特定方向にのみ変
位し、開放孔20内に配置されたアンロード弁25の弁
頭部31がシリンダブロック2側からシート部30に当
接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアブレーキ、
エアサスペンション、オートドア等の圧縮空気の供給源
として用いられるエアーコンプレッサに関し、より具体
的には、ピストンによって圧縮された空気を逃がして無
負荷運転状態とするアンロード装置を備えたエアーコン
プレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアンロード装置としては、従来
より本出願人によっても開発が進められており、例えば
実開昭60−58887号公報(第1の従来技術)に示
されるもの等が公知となっている。
【0003】このエアーコンプレッサは、同公報第4頁
乃至第8頁、第1図に示されるように、ピストン30が
往復摺動するシリンダブロック21の開放端を中間プレ
ート19で閉塞し、この中間プレート19を介してシリ
ンダヘッド1が組み付けられているもので、中間プレー
ト19には、シリンダヘッド1に形成された吸入室5
と、シリンダブロック21内部の圧縮室31とを連通す
る吸入孔23と、シリンダヘッド1に形成された吐出室
6と前記圧縮室31とを連通する吐出孔25と、アンロ
ード時に開放する開放孔24とが形成されている。
【0004】開放孔24を開閉するアンロード装置は、
シリンダヘッド1に取り付けられ、中央を軸支されたレ
バー13と、このレバー13の一端部に連結されたアン
ロード弁8と、このアンロード弁8を吸入室側から開放
孔24を閉塞する方向に付勢する閉塞スプリング15
と、レバー13他端部に当接するロッド11を有するア
ンロードピストン10とを備え、アンロード時に供給さ
れる圧縮空気によってアンロードピストン10を変位さ
せ、レバー13を閉塞スプリング15に抗して回動させ
てアンロード弁8を開放孔24から離反させるようにし
たものである。
【0005】また、実開平6−28276号公報(第2
の従来技術)には、
【0006】乃至
【0007】、図1に示されるように、仕切壁2(第1
の従来技術の中間プレートに相当)に吸入孔3、吐出孔
10、及び開放孔26が形成され、開放孔26と整合す
る位置に設けられた開放通路27の開閉にアンロードピ
ストン37によって弁杆(アンロード弁)を直接変位さ
せる構成が示されている。
【0008】アンロードピストンによってアンロード弁
を直接変位させる技術的思想そのものは、例えば実開昭
58−109580号公報において既に公知のものであ
るが、第2の従来技術に示されるアンロード装置にあっ
ては、ヘッド19に形成された開放通路27にアンロー
ドピストン37を摺動させる弁ケース28を装着し、こ
の弁ケース28の下端に突条33からなるシート部を形
成し、アンロードピストン37に弁杆35をナットによ
り結合してこの弁杆35を弁ケース28に設けられた通
孔32に通し、弁杆35の下端に弁板36を固定して弁
ケース28の底面とアンロードピストン37との間に弾
装される圧縮ばね38によって弁板36を通孔32の下
方から突条33に着座させる構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の上記従来技術にあっても、中間プレートに吸入孔とは
別の開放孔を形成し、この開放孔を開閉することでアン
ロード制御する構成を前提としているが、第1の従来技
術にあっては、中間プレートの開放孔を弁板によってシ
リンダヘッド側から閉塞する構成となっているので、必
然的に中間プレートに形成された開放孔そのものの容積
がデッドボリューム(ムダ容積)となり、エアーコンプ
レッサの設計もこのデッドボリュームの存在を予定しな
ければならず、性能向上を図るには限界があった。
【0010】また、後者においても、シリンダヘッドに
形成された開放通路に弁頭部を配置させる構成となって
いるので、中間プレートの開放孔のみならずシリンダヘ
ッドの開放通路の一部までもがデッドボリュームとなっ
ており、第1の従来技術以上に性能向上を図ることが困
難となる。
【0011】これらの構成に対し、単純に開放孔をアン
ロード弁の弁頭部でシリンダブロック側から閉塞する構
成とすれば、中間プレートやシリンダヘッドにデッドボ
リュームを形成することはなくなるが、このような構成
にあっては、例えば実開昭58−109580号公報に
示すように、弁頭部(弁板)が圧縮室に突き出すことか
ら、同公報第2図にも見られるように、弁板の変位空間
を確保するためにシリンダブロックの径を中間部材との
接続端で大きくする等の工夫が必要となり、必ずしもデ
ッドボリュームの低減が図れるとはいえない。しかも、
同公報の構成では、アンロード弁が摺動する摺動孔がシ
リンダヘッドに形成され、これとは別体の中間プレート
に弁板をシートするシート部が形成されているので、シ
リンダヘッドと中間プレートとの組み付け如何によって
は弁頭部が中間プレートに気密よくシートせず、気密性
の点で問題がある。
【0012】そこで、この発明においては、性能低下の
要因となるデッドボリュームを抑え、圧縮能力の向上を
図るようにしたエアコンプレッサを提供することを課題
としている。また、アンロード弁が摺動する摺動孔とア
ンロード弁の弁頭部がシートするシート部とを同一部材
に一体形成することで、シート部に弁頭部を確実に着座
させ、気密性を高めることをも課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アンロード
弁の弁頭部をシリンダヘッド内に配置させたり、圧縮室
へ突出させる構成では、十分なデッドボリュームの低減
が図れないことに鑑み、シリンダブロックとシリンダヘ
ッドとの間に介在される中間プレートの開放孔内に弁頭
部を配置し、この開放孔内でシート部を形成して開放孔
を開閉すれば良好にデッドボリュームの低減が図れ、尚
且つ、シート部を有する部材にアンロード弁を摺動させ
るガイド機能を持たせれば良好なシート性も同時に確保
できることを見いだし、本願発明を完成するに至った。
【0014】即ち、本発明にかかるエアーコンプレッサ
は、ピストンが往復摺動するシリンダブロックと、吸入
通路と吐出通路とが形成されたシリンダヘッドと、前記
シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に介在さ
れ、前記吸入通路とシリンダブロック内部の圧縮室とを
連通する吸入孔、前記吐出通路と前記圧縮室とを連通す
る吐出孔、及び前記吸入通路と前記圧縮室とを連通する
開放孔とが形成された中間プレートと、前記開放孔を開
閉するアンロード装置とを有し、前記アンロード装置
を、前記シリンダヘッドに摺動自在に設けられ、外部か
ら加えられる圧力によって前記開放孔に向かって変位す
るアンロードピストンと、前記吸入通路に配されて前記
開放孔に挿嵌され、この挿嵌された端部にシート部を形
成すると共に前記吸入通路との連通を確保した弁体摺動
孔が前記挿嵌された端部から形成されている弁体ガイド
部材と、前記開放孔に配置されて前記弁体摺動孔をシリ
ンダブロック側から閉塞する弁頭部を有し、前記弁体摺
動孔を挿通して前記弁体ガイド部材により変位方向が特
定されると共に前記アンロードピストンの変位に応じて
変位するアンロード弁と、前記弁体ガイド部材とアンロ
ード弁との間に設けられ、前記弁頭部を前記シート部に
当接する方向へ付勢する弾性部材とによって構成したこ
とを特徴としている(請求項1)。
【0015】したがって、アンロードピストンに外部か
ら圧力が付与されるアンロード時にあっては、弾性部材
の弾性力に抗してアンロードピストンが開放孔に向かっ
て変位し、これに伴ってアンロード弁がシリンダブロッ
ク側へ変位する。このため、アンロード弁の弁頭部がシ
ート部から離反し、圧縮室に吸引された空気が開放孔を
経て吸入通路側へ戻されるため吐出孔より圧縮空気が吐
出さることがなくなる。これに対して、アンロードピス
トンに外部から圧力が付与されなくなる非アンロード時
にあっては、弾性部材によってアンロード弁が戻される
と共にアンロードピストンが開放孔から遠ざかる方向へ
移動し、弁頭部がシート部に着座して開放孔を閉塞す
る。よって、この状態にあっては、圧縮室に吸引された
空気が吐出口を介して吐出通路へ吐出する通常の圧縮工
程が実現される。
【0016】このようなアンロード制御に用いられるア
ンロード弁は、弁頭部が開放孔に配置され、しかも弁体
ガイド部材の開放孔に挿嵌された部分でシートする構成
となっているので、開放孔の一部分はデッドボリューム
になるものの、開放孔全体をむだ空間とすることがなく
なり、弁頭部の圧縮室への突出をも抑えることが可能と
なる。しかも、弁頭部が着座する弁体ガイド部材は、ア
ンロード弁を特定方向に変位させるガイド機能をも兼ね
ており、摺動孔の軸心とシート部の軸心とが常に一致し
てずれることがないので、弁頭部とシート部との確実且
つ気密なシート状態を確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、エアコンプレッサ1
が示され、このエアコンプレッサ1は、シリンダブロッ
ク2とシリンダヘッド3とを中間プレート4を間に介在
させて組み付けられている。
【0018】シリンダブロック2の内部には、エンジン
の駆動力にて往復摺動するピストン5が配され、このピ
ストン5とシリンダブロック2及び中間プレート4とで
囲まれた圧縮室6が形成されている。また、シリンダヘ
ッド3には、空気を吸入する吸入口7を有する吸入通路
8と空気を吐出する吐出口9を有する吐出通路10とが
隔壁11によって画成されている。また、中間プレート
4には、吸入通路8と圧縮室6とを連通する吸入孔12
と、吐出通路10と圧縮室6とを連通する吐出孔13と
が形成されている。
【0019】吸入孔12には、シリンダブロック2側か
ら吸入リード弁14があてがわれ、図においてピストン
5が下降する吸入工程時に吸入通路8から圧縮室6に空
気を吸引するようになっており、吐出孔13には、シリ
ンダヘッド3側から吐出リード弁15とリテーナ16と
があてがわれ、圧縮室6で圧縮される空気の圧力で開弁
されるようになっている。
【0020】また、図2にも示されるように、中間プレ
ート4には開放孔20が形成され、吸入通路8に設けら
れたアンロード装置21によって開放孔20が開閉され
るようになっている。このアンロード装置21は、開放
孔20に臨むように設けられた弁体ガイド部材22と、
前記隔壁11やシリンダヘッド3の側壁によって囲まれ
て構成されるアンロードシリンダ23に摺動自在に配さ
れたアンロードピストン24と、このアンロードピスト
ン24によって押圧されるアンロード弁25とを有して
いる。
【0021】弁体ガイド部材22は、一端がシリンダヘ
ッド3側から開放孔20の中程にかけて気密よく螺合さ
れ、この螺合端部26の反対側の端部がアンロードシリ
ンダ24に臨むように固定されている。弁体ガイド部材
22には、開放孔20の軸線延長上に形成された弁体摺
動孔27が形成されると共に弁体摺動孔27の径方向に
穿設されて該弁体摺動孔27と吸入通路28とを接続す
る接続孔28が形成され、開放孔20と空気通路8と
は、弁体摺動孔27と接続孔28とを介してのみ連通で
きるようになっている。
【0022】アンロードピストン24は、開放孔20の
軸線延長上に配されているもので、シリンダヘッド3に
設けられたアンロード作動圧導入口29からの圧縮空気
の供給によって開放孔20に向かって変位する構成とな
っている。
【0023】アンロード弁25は、弁体ガイド部材22
の弁体摺動孔27を挿通するように設けられ、アンロー
ドシリンダ23内に突出する基端部25aがアンロード
ピストン24と固着されることなく単に当接されてい
る。この基端部25aは、弁体摺動孔27の内径と略等
しい径を有し、アンロードシリンダ23側の弁体ガイド
部材24の端部付近で弁体摺動孔27に摺接されてい
る。したがって、アンロード弁25は、弁体ガイド部材
22によって傾きが抑えられると共に軸方向にのみ変位
されるようになっている。
【0024】アンロード弁25の基端部25aと反対側
は、弁体摺動孔27よりも小さい径を有するロッド25
bが延設されており、その先端に開放孔20に位置する
弁頭部31が設けられてシリンダブロック2側から弁体
ガイド部材22の螺合端部26に形成されたシート部3
0に着座できる構成となっている。この構成例において
は、弁頭部31が円錐状に径を拡大して弁体摺動孔27
の径よりも大きく形成されており、シート部30は、弁
体摺動孔27の開放端周縁をテーパ状に面カットして構
成されている。
【0025】そして、弁体ガイド部材22のアンロード
ピストン24と対向する端部には、アンロードピストン
24の変位量を規制するストッパ32が形成され、この
ストッパ32の内側に段部を形成してバネ受け33を設
け、このバネ受33とアンロード弁25の基端近傍に設
けられたバネ受34との間にリターンスプリング35が
弾装され、弁頭部31をシート部30に向けて常時付勢
するばね力をアンロード弁25に付与している。
【0026】尚、上記アンロードピストン24は、アン
ロード弁25の弁頭部31がシート部30に着座した状
態で弁体ガイド部材22から離れるが、アンロードピス
トン25がストッパ32に当接した場合であっても、弁
頭部31が開放孔20から圧縮室6へ突出することがな
いよう予め各部材の寸法が調節されている。
【0027】上記構成において、エアーコンプレッサ1
は、エンジンの駆動力にてピストン5が上下動され、通
常の吸入、圧縮動作が行われる場合にあっては、ピスト
ン5が下降する吸入工程時に圧縮室6の容積が拡大し、
空気が吸入リード弁14を押し開いて吸入通路8から圧
縮室6に吸入される。その後、ピストン5が上昇する圧
縮工程時には、圧縮室6の容積が減少するため、空気が
圧縮されて突出リード弁15を押し開き、吐出通路10
から図示しない外部タンクへ供給される。
【0028】外部タンク内の圧力が規定圧以上に高まる
と、この圧力を検知してエアーコンプレッサ1をアンロ
ード状態にすべく、アンロード作動圧導入口29を介し
て圧縮空気がアンロードピストン24に供給される。す
ると、アンロードピストン24はリターンスプリング3
5のばね力に抗して開放孔20に向かって変位し、この
アンロードピストン24と当接しているアンロード弁2
5を図中下方へ変位させる。これにより、弁頭部31が
シート部30から離反して開放孔20と吸入通路8とが
連通し、圧縮室6で圧縮される空気はこの開放孔20か
ら弁体摺動孔27、吸入通路28を介して吸入通路8に
戻され、圧縮室6での圧縮作用が停止されてアンロード
状態が形成される。
【0029】これに対して、外部タンク内の圧力が規定
圧以下になると、アンロードピストン24への圧縮空気
の供給が停止され、リターンスプリング35のバネ力
(復元力)によってアンロード弁25とこれに当接する
アンロードピストン24が押し戻され、弁頭部31がシ
ート部30に着座して開放孔20を閉塞し、アンロード
状態を終了させる。
【0030】このようなアンロード装置21では、弁体
ガイド部材22が開放孔20の中程まで螺合され、この
螺合端にシート部30が形成されているので、圧縮室6
から弁体ガイド部材22のシート部30に至るまでの容
積を小さくすることができる。よって、通常の圧縮時に
おけるデッドボリュームを従来に比べて小さくし、圧縮
効率を高めることができる。
【0031】しかも、弁体ガイド部材22に形成される
弁体摺動孔27をもってアンロード弁25を軸方向にの
み摺動させると共に、弁体ガイド部材22の螺合端にシ
ート部30が一体に形成されていることから、アンロー
ド弁25の軸心とシート部30の軸心とがずれることが
なく、このため、弁頭部31とシート部30とのより確
実且つ良好なシートを確保できるようになり、仮にアン
ロード弁自体に摺動部のクリアランスの範囲内で僅かな
傾きが生じたとしても、テーパ状のシート部30に円錐
状の弁頭部31が案内されつつ着座するので、傾きを強
制的に戻すことができる。
【0032】特に、本構成においては、アンロード弁2
5がアンロードピストン24に固定されることなく単に
当接しており、リターンスプリング35によってアンロ
ード弁25の基端部周囲に均等な圧力を付勢しているの
で、アンロード弁25に自動調心機能を持たせることが
でき、弁頭部31がシート部30にガイドされて調心さ
れる上記機能と相まって傾いたアンロード弁25をより
確実に正すことができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、シ
リンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在される中
間プレートに、吸入孔や吐出孔の他にアンロード時に開
放する開放孔を設け、この開放孔にアンロード弁を摺動
させる弁体ガイド部材を挿嵌すると共にこの挿嵌された
端部にシート部を形成し、アンロード弁の弁頭部を開放
孔内に配置すると共にこの弁頭部を弁体ガイド部材のシ
ート部にシリンダブロック側からシートできる構成とし
たので、弁頭部の圧縮室への突出を抑えつつデッドボリ
ュームを従来よりも低減することができる。この結果、
圧縮効率の向上が図れ、エアコンプレッサの性能を向上
させることができる。
【0034】また、アンロード弁が摺動する部材とアン
ロード弁の弁頭部が着座するシート部とが同一の部材
(弁体ガイド部材)によって形成されているので、摺動
部の軸心とシート部の軸心とが常に一致してずれること
がなく、弁頭部と弁体ガイド部材との確実且つ気密性の
高いシート状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明にかかるエアコンプレッサを
示す断面図である。
【図2】図2は、図1で用いられるエアコンプレッサの
アンロード装置の部分を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1 エアーコンプレッサ 2 シリンダブロック 3 シリンダヘッド 4 中間プレート 5 ピストン 8 吸入通路 10 吐出通路 12 吸入孔 13 吐出孔 20 開放孔 21 アンロード装置 22 弁体ガイド部材 24 アンロードピストン 25 アンロード弁 26 螺合端部 27 弁体摺動孔 30 シート部 31 弁頭部 35 リターンスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンが往復摺動するシリンダブロッ
    クと、吸入通路と吐出通路とが形成されたシリンダヘッ
    ドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの
    間に介在され、前記吸入通路とシリンダブロック内部の
    圧縮室とを連通する吸入孔、前記吐出通路と前記圧縮室
    とを連通する吐出孔、及び前記吸入通路と前記圧縮室と
    を連通する開放孔とが形成された中間プレートと、前記
    開放孔を開閉するアンロード装置とを有するエアーコン
    プレッサにおいて、 前記アンロード装置は、 前記シリンダヘッドに摺動自在に設けられ、外部から加
    えられる圧力によって前記開放孔に向かって変位するア
    ンロードピストンと、 前記吸入通路に配されて前記開放孔に挿嵌され、この挿
    嵌された端部にシート部を形成すると共に前記吸入通路
    との連通を確保した弁体摺動孔が前記挿嵌された端部か
    ら形成されている弁体ガイド部材と、 前記開放孔に配置されて前記弁体摺動孔をシリンダブロ
    ック側から閉塞する弁頭部を有し、前記弁体摺動孔を挿
    通して前記弁体ガイド部材により変位方向が特定される
    と共に前記アンロードピストンの変位に応じて変位する
    アンロード弁と、 前記弁頭部を前記シート部に当接する方向へ付勢する弾
    性部材とを有してなることを特徴とするエアーコンプレ
    ッサ。
JP18679296A 1996-06-27 1996-06-27 エアーコンプレッサ Pending JPH109140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103375391A (zh) * 2013-07-15 2013-10-30 上海酷风汽车部件有限公司 压缩机能量调节机构及其工作流程

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103375391A (zh) * 2013-07-15 2013-10-30 上海酷风汽车部件有限公司 压缩机能量调节机构及其工作流程

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