JPH109108A - 内燃機関用ノック制御装置 - Google Patents
内燃機関用ノック制御装置Info
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- JPH109108A JPH109108A JP8162055A JP16205596A JPH109108A JP H109108 A JPH109108 A JP H109108A JP 8162055 A JP8162055 A JP 8162055A JP 16205596 A JP16205596 A JP 16205596A JP H109108 A JPH109108 A JP H109108A
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Abstract
してパルス処理を施すことによりSN比を向上させ、コ
ストアップを招くことなく信頼性を向上させた内燃機関
用ノック制御装置を得る。 【解決手段】 クランク角信号SGTに基づいて各気筒
の点火時期を決定する手段2と、点火時期に応答して各
点火プラグ8a〜8dに高電圧を印加する点火コイル4
と、点火後の点火プラグに流れるイオン電流iを検出す
る手段と、イオン電流検出信号Eiからノックを検出す
る手段2と、ノック検出時に点火時期を遅角補正する手
段2と、イオン電流検出信号からノック信号波形をノッ
クパルス列Kpとして抽出する波形処理手段13〜15
と、ノックパルス列の各パルスエッジからパルス数をカ
ウントするカウント手段21とを含み、ノック制御手段
は、パルス数のカウント値に応じて遅角量を決定する。
Description
ラグから検出されるイオン電流に基づいてノックの有無
を判定してノック抑制する内燃機関用ノック制御装置に
関し、特にイオン電流に重畳されるノイズ等の影響を除
去して信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装置に
関するものである。
いては、最大出力を得るために点火時期を進角側に制御
しているが、点火時期を過度に進角させると点火直後に
ノックが発生する。
えるダメージも大きいので、強度の大きいノックの発生
を抑制するために、ノック発生に応じて点火時期を遅角
制御する必要がある。
に点火時期を進角させる制御装置も知られている。この
場合、点火時期を一定時間毎に一定量ずつ進角制御する
とともに、ノックが発生する毎に遅角制御することによ
り、ノック発生の境界近傍の点火時期に制御し、ノック
を抑制しつつ最大出力を得ることができる。
混合気が燃焼したときに発生するイオンをイオン電流と
して検出し、イオン電流に重畳するノック振動の信号波
形によりノックの有無を検出して、ノック抑制用の点火
時期補正を行う装置も知られている。
装置の場合、ノック発生の有無だけでなく、各気筒毎の
ノック強度を検出することもできるので、ノックセンサ
を用いた場合のように点火時期を大きく進角させて強度
の大きいノックを発生させた後で点火時期を遅角制御し
なくても、ノック制御を行うことができる。
微小電流なのでノイズ重畳の問題が有り、アナログのノ
ック信号波形を用いてノックの有無を判定し、ノック抑
制用の補正制御を行うことは非常に困難であった。ま
た、ノイズ重畳を抑制しようとすると、配線のシールド
化が必要となり、コスト的な問題が生じてしまうことに
なる。
ク制御装置は以上のように、イオン電流波形を用いて最
適な制御を行うために、微小なイオン電流信号の伝達経
路にシールドを施して、ノイズの重畳を構造的に抑制し
ているので、コストアップにつながるという問題点があ
った。
ためになされたもので、イオン電流に重畳されるノック
信号波形に対してパルス処理を施すことによりSN比を
向上させ、コストアップを招くことなく高精度且つ高信
頼性の内燃機関用ノック制御装置を得ることを目的とす
る。
る内燃機関用ノック制御装置は、内燃機関の回転に同期
したクランク角信号を出力するクランク角センサと、ク
ランク角信号に基づいて内燃機関の各気筒に対する点火
時期を決定する点火時期演算手段と、点火時期に応答し
て制御対象となる気筒の点火プラグに点火用高電圧を印
加する点火コイルと、点火制御直後の気筒の点火プラグ
に流れるイオン電流を検出してイオン電流検出信号を出
力するイオン電流検出手段と、イオン電流検出信号に基
づいて内燃機関のノックの有無を判定するノック検出手
段と、ノックが検出されたときに点火時期を所定の遅角
量だけ遅角補正するノック制御手段とを備え、ノック検
出手段は、イオン電流検出信号からノック信号波形をノ
ックパルス列として抽出する波形処理手段と、ノックパ
ルス列の各パルスエッジに基づいてノックパルス列のパ
ルス数をカウントするカウント手段とを含み、ノック制
御手段は、パルス数のカウント値に応じて遅角量を決定
するものである。
用ノック制御装置は、請求項1において、クランク角信
号は、各気筒に対応したパルスを含み、クランク角信号
の立ち上がりエッジは、内燃機関のクランキング時の通
電開始時期に対応し、クランク角信号の立ち下がりエッ
ジは、内燃機関のクランキング時のイニシャル点火時期
に対応し、カウント手段は、クランク角信号の立ち下が
りエッジから立ち上がりエッジまでのパルス区間にパル
ス数をカウントするものである。
用ノック制御装置は、請求項1において、ノック制御手
段は、内燃機関の運転状態に応じてパルス数のカウント
値および遅角量の少なくとも一方を補正する補正手段を
含むものである。
用ノック制御装置は、請求項3において、補正手段は、
内燃機関の回転数の増大に応じてパルス数のカウント値
を増量補正し、ノック制御手段は、補正後のカウント値
に応じて遅角量を決定するものである。
用ノック制御装置は、請求項3において、補正手段は、
内燃機関の回転数の増大に応じて遅角量を増量補正する
ものである。
用ノック制御装置は、請求項3において、補正手段は、
内燃機関の回転数および充填効率の二次元マップにより
遅角量を補正するものである。
用ノック制御装置は、請求項1において、各気筒のうち
の一対は、点火用高電圧を発生する点火コイルの二次巻
線の両端に接続されて同時に点火制御され、一対の気筒
のうちの一方の点火プラグのイオン電流は、二次巻線を
介して流れ、ノック制御手段は、一方の気筒に対する点
火時期の遅角量を増量補正するものである。
用ノック制御装置は、請求項1において、ノック制御手
段は、カウント値をフィルタ処理してバックグランドに
対応したフィルタ値を演算するフィルタ処理手段を含
み、今回のカウント値からフィルタ値を減算したカウン
ト値に応じて遅角量を決定するものである。
用ノック制御装置は、請求項8において、ノック制御手
段は、フィルタ値に上限値を設定するフィルタ値制限手
段を含むものである。
関用ノック制御装置は、請求項9において、フィルタ値
制限手段は、内燃機関の運転状態に応じて上限値を補正
する上限値補正手段を含むものである。
関用ノック制御装置は、請求項10において、上限値補
正手段は、フィルタ値の上限値を内燃機関の回転数に応
じたマップ値とし、回転数の増大に応じて上限値を増大
させたものである。
関用ノック制御装置は、請求項8において、フィルタ処
理手段は、フィルタ値を演算するためのフィルタ係数α
を0<α<1の範囲内に設定し、前回のフィルタ値にフ
ィルタ係数αを乗算した値と、今回のパルス数のカウン
ト値に(1−α)を乗算した値とを加算して今回のフィ
ルタ値を算出する演算手段と、フィルタ係数αを内燃機
関の運転状態に応じて補正するフィルタ係数補正手段と
を含むものである。
関用ノック制御装置は、請求項12において、フィルタ
係数補正手段は、フィルタ係数αを内燃機関の回転数に
応じたマップ値とし、回転数の増大に応じてフィルタ係
数を増大させたものである。
関用ノック制御装置は、請求項8において、フィルタ処
理手段は、クランク角信号のパルスエッジに応答したタ
イミングでフィルタ値を演算するものである。
関用ノック制御装置は、請求項8において、フィルタ処
理手段は、フィルタ値を各気筒毎に個別に設定するもの
である。
関用ノック制御装置は、請求項1において、ノック制御
手段は、遅角量を各気筒毎に個別に設定する遅角量設定
手段と、遅角量の各々の間の偏差に上限を設定する遅角
偏差制限手段とを含むものである。
関用ノック制御装置は、請求項1において、点火時期演
算手段は、イオン電流検出信号にノック信号波形が重畳
されず、点火時期の遅角補正が一定時間にわたって実行
されない場合に、点火時期を所定の進角量だけ進角補正
するものである。
関用ノック制御装置は、請求項17において、一定時間
は、内燃機関の回転数の増大に応じて低減されるもので
ある。
関用ノック制御装置は、請求項17において、進角量
は、内燃機関の回転数の増大に応じて減量されるもので
ある。
関用ノック制御装置は、請求項1において、点火時期演
算手段は、イオン電流検出信号にノック信号波形が重畳
されず、点火時期の遅角補正が一定点火回数の間にわた
って実行されない場合に、点火時期を所定の進角量だけ
進角補正するものである。
関用ノック制御装置は、請求項20において、進角量
は、内燃機関の回転数の増大に応じて減量されるもので
ある。
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を概略的
に示す構成図であり、各気筒の点火プラグに対してディ
ストリビュータを介した高圧配電を行う場合を示してい
る。図2は図1内の各信号の動作波形を示すタイミング
チャートであり、イオン電流iにノック信号波形が重畳
している状態を示している。
(図示せず)のクランク軸にはクランク角センサ1が設
けられており、クランク角センサ1は、エンジン回転数
に応じたパルスからなるクランク角信号SGTを出力す
る。
は、内燃機関の各気筒(図示せず)のクランク角基準位
置を示しており、クランク角信号SGTは、マイクロコ
ンピュータからなるECU2に入力されて種々の制御演
算に用いられる。
ら入力されるノックパルス列Kpのパルス数Nをカウン
トするカウンタ21と、パルス数Nに基づいてノックの
有無を判定するためのCPU22とを含む。カウンタ2
1およびCPU22は、波形処理手段と協動してノック
検出手段を構成している。
らのクランク角信号SGTを取り込むとともに、各種セ
ンサ(図示せず)からの運転情報を取り込み、運転状態
に応じた種々の演算を行い、点火コイル4等を含む各種
アクチュエータに対して駆動信号を出力する。
火信号Pは、点火コイル4の一次巻線4aに接続された
パワートランジスタTRのベースに印加され、パワート
ランジスタTRをオンオフ制御して一次電流i1を通電
遮断する。一次電流i1の遮断により一次電圧V1が上
昇し、点火コイル4の二次巻線4bは、さらに昇圧され
た二次電圧V2を点火用高電圧(数10kV)として発
生する。
ストリビュータ7は、内燃機関の回転に同期して、二次
電圧V2を各気筒内の点火プラグ8a〜8dに順次分配
して印加することにより、点火制御気筒の燃焼室内に放
電火花を発生させて混合気を燃焼させる。
オードD1、電流制限用の抵抗器R、電圧制限用のツェ
ナーダイオードDZに並列接続されたコンデンサ9およ
び整流ダイオードD2からなる直列回路は、一次巻線4
aの一端からグランドに接続され、コンデンサ9(イオ
ン電流検出用のバイアス電源)に対する充電電流を流す
経路を構成している。
続されたコンデンサ9は、一次電圧V1による充電電流
により所定のバイアス電圧VBi(数100V)に充電
されて、イオン電流iを検出するためのバイアス電源と
して機能し、点火プラグ8a〜8dのうちの点火制御直
後の点火プラグを介して放電することによりイオン電流
iを流す。
た高圧ダイオード11a〜11dは、点火極性と同極性
となるように各点火プラグ8a〜8dの一端にカソード
が接続されている。コンデンサ9の他端に接続されたイ
オン電流検出用の抵抗器12は、イオン電流iを電圧変
換してイオン電流検出信号Eiとして出力する。
ラグ8a〜8dの他端に接続されており、コンデンサ9
および高圧ダイオード11a〜11dとともに、イオン
電流iの流れる経路を形成している。
信号Eiは、波形整形回路13を介して波形整形信号F
iとなり、続いて、バンドパスフィルタ14を介してノ
ック信号Kiのみが抽出され、さらに、比較回路15を
介してノックパルス列Kpに変換された後、ECU2内
のカウンタ21に入力される。
4および比較回路15は、イオン電流検出信号Eiから
ノックパルス列Kpを抽出するための波形処理手段を構
成している。ノックパルス列Kpは、ECU2内におい
てパルス数Nがカウントされ、パルス数Nは、前述のよ
うにノックの有無の判定に用いられる。
ク強度と大きく関連しており、図3の特性図に示すよう
に、ノックの強度が大きくなればなるほどパルス数Nも
大きくなる。図3において、斜線部は、各ノック強度に
対して取り得るパルス数Nの範囲を示している。
明の実施の形態1の動作について説明する。まず、EC
U2は、クランク角センサ1からのクランク角信号SG
T等に基づいて、パワートランジスタTRの通電および
遮断を行う点火信号Pを出力する。パワートランジスタ
TRは、点火信号PがHレベルのときに一次電流i1を
通電し、点火信号PがLレベルになった時点で一次電流
i1を遮断する。
次電圧V1が発生し、これにより、整流ダイオードD
1、抵抗器R、コンデンサ9および整流ダイオードD2
からなる充電電流経路を介してコンデンサ9が充電され
る。コンデンサ9の充電は、コンデンサ9の充電電圧が
ツェナーダイオードDZの逆方向降伏電圧(バイアス電
圧VBi)と等しくなった時点で終了する。
と、二次巻線4bは、点火用高電圧に昇圧された数10
kVの二次電圧V2を発生し、ディストリビュータ7を
介して各気筒の点火プラグ8a〜8dに印加し、点火制
御対象となる気筒の点火プラグに火花放電を発生させて
混合気を燃焼させる。
燃焼室内にイオンが発生するので、コンデンサ9に充電
されたバイアス電圧VBiによってイオン電流iが流れ
る。たとえば、点火プラグ8aで混合気が燃焼した場合
は、コンデンサ9→整流ダイオード11a→点火プラグ
8a→抵抗器12→コンデンサ9の経路でイオン電流i
が流れる。
ン電流検出信号Eiとなり、波形整形回路13を介して
波形整形信号Fiとなる。波形整形信号Fiは、図2の
ように、イオン電流成分のみが一定電圧にクリップされ
て、ノック信号Kiが抽出され易い信号波形となる。
合、イオン電流iにノック振動の信号成分が重畳するの
で、波形整形信号Fiは、イオン電流波形にノック振動
成分が重畳した波形となる。この波形整形信号Fiは、
波形処理手段を構成するバンドパスフィルタ14および
比較回路15に入力される。
形整形信号Fiからノック振動周波数を示すノック信号
Kiのみを抽出し、比較回路15は、ノック信号Kiを
所定レベルと比較して得られたノックパルス列KpをE
CU2内のカウンタ21に入力する。
ス列Kpの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに
応答して、ノックパルス列Kpのパルス数Nをカウント
し、これをCPU22に入力する。パルス数Nは、図3
のように、ノック強度が大きくなればなるほど大きくな
るので、ECU2内のCPU22は、パルス数Nの大き
さに基づいてノックの有無およびノック強度を判定する
ことができる。
パルス数以上のときには、ノック発生状態と判定し、点
火時期を所定量だけ遅角補正する。以下、連続してノッ
ク発生が判定されれば遅角量を順次積算していき、ノッ
ク発生が判定されなくなった時点で遅角量の積算を停止
させる。
大きいと判定された場合には、点火時期(点火信号Qの
立ち下がりタイミング)の遅角補正量を最初から大きく
設定してもよい。ノック判定用の比較基準となる所定パ
ルス数は、エンジン回転数によっても、比較回路15内
の波形整形レベルによっても異なるが、たとえば、5〜
20程度の値に設定される。
て点火時期の遅角補正量を決定することにより、ノック
が発生した気筒に対する点火時期を最適に補正し、ノッ
クを効果的に抑制することができる。また、ノックパル
ス列KpをECU2に送信するようにしたので、ECU
2での信号取り込みが容易になるうえ、信号伝達経路で
のノイズ重畳を抑制してSN比を向上させることができ
る。
は、ノックパルス列Kpの検出期間を特に設定しなかっ
たが、イオン電流iに重畳されるノイズの影響を極力低
減するために、ノックパルス列Kpの検出期間を爆発行
程直後の期間に制限してもよい。
ながら、カウント期間(ノックパルス列Kpの検出期
間)を限定したこの発明の実施の形態2について説明す
る。なお、この発明の実施の形態2の概略構成は図1に
示した通りであり、ECU2内の機能の一部が変更され
ているのみである。また、各部の動作波形は図2に示し
た通りである。このことは、後述する実施の形態3〜5
および7〜18についても同様である。
あることからノイズ信号が重畳し易く、また、ノイズ周
波数がノック周波数と近似した場合には、バンドパスフ
ィルタ14を通過してノックパルスKpとともにECU
2に入力されてしまう。
電開始時には一次電圧V1が発生するうえ、一次電流i
1の遮断による点火時には二次巻線4bから高電圧の二
次電圧V2が発生し、これらがノイズパルスnp(図4
参照)となって重畳されるので、高い信頼性でノックの
有無を判定するためには、点火時のノイズを除去するこ
とが必要である。
によるノックの誤検出を低減するために、比較回路15
がノックパルスKpを生成する期間、または、ECU2
におけるノックパルスKpを検出する期間は、内燃機関
の爆発行程直後から次の通電開始(点火信号Pの立ち上
がり)直前までの期間に限定されている。
を、クランク角信号SGTのLレベル(立ち下がりエッ
ジB75°から立ち上がりエッジB5°まで)のパルス
区間に設定することにより、ノイズパルスnpの重畳に
起因するノック誤判定を低減することができる。
(図2参照)は、立ち上がりエッジがイニシャル(内燃
機関のクランキング)時の通電開始時期(B75°程
度)に対応し、立ち下がりエッジがイニシャル点火時期
(B5°程度)に対応しているうえ、通常制御時におい
て、通電開始時期は、クランク角信号SGTの立ち上が
りエッジよりもわずかに遅角側に設定され、点火時期
(点火信号Pの立ち下がりタイミング)は、クランク角
信号SGTの立ち下がりエッジよりもわずかに進角側に
設定されているからである。
下がり以降のLレベル区間においては、点火時のノイズ
が除去され、且つ、イオン電流検出信号Eiおよびノッ
ク信号Kiが確実に検出されることになる。
号SGTのLレベル区間(爆発行程直後に相当する)
に、ノックパルス列Kpのパルス数Nを高精度にカウン
トし、CPU22は、高精度のパルス数Nに基づいてノ
ックを高精度に判定することができる。
は、内燃機関の回転数について考慮しなかったが、ノッ
クパルス列Kpのパルス数Nがエンジン回転数の上昇に
つれて減少することを考慮して、エンジン回転数に応じ
て、パルス数Nのカウント値を補正し、ノック検出の信
頼性をさらに向上させてもよい。
のカウント値を補正したこの発明の実施の形態3につい
て説明する。この場合、ECU2内のCPU22は、エ
ンジン回転数の増大に応じてパルス数Nのカウント値を
増量補正するカウント値補正手段を含み、ECU2内の
ノック制御手段は、補正後のカウント値に応じて点火時
期の遅角量を決定する。
パルス数Nは、ノック強度のみならず、エンジン回転数
によっても異なり、高回転時においてはパルス数Nが少
なくなる傾向がある。したがって、パルス数Nに対する
点火時期遅角量の関係は、エンジン回転数に応じて補正
する必要がある。
クパルス列Kpのパルス数Nに対して、エンジン回転数
の増大に応じた増量補正を行い、回転数補正されたパル
ス数Ncにより遅角量を設定する。このように点火時期
を遅角補正することにより、内燃機関の全回転領域にお
いて最適なノック抑制制御を行うことができる。
は、パルス数Nに対する点火時期遅角量の関係をエンジ
ン回転数に応じて補正するために、パルス数Nのカウン
ト値を補正したが、遅角量を補正してもよい。
量を増量補正したこの発明の実施の形態4について説明
する。この場合、ECU2内のノック制御手段は、エン
ジン回転数の増大に応じて点火時期遅角量を増量補正す
る遅角量補正手段を含んでいる。
ップ演算された点火時期の遅角量に対し、回転数に応じ
た補正を行い、補正後の遅角量で点火時期制御を行う。
これにより、前述と同様に、内燃機関の全回転領域にお
いて最適なノック抑制制御を行うことができる。
は、エンジン回転数のみに応じて点火時期遅角量を補正
したが、エンジン回転数とエンジン負荷に相当する充填
効率との二次元マップに基づいて遅角量を補正してもよ
い。
次元マップに応じて遅角量を補正したこの発明の実施の
形態5について説明する。この場合、ノック制御手段
は、エンジン回転数および充填効率の二次元マップに応
じて点火時期遅角量を補正する遅角量補正手段を含んで
いる。
ク強度およびエンジン回転数のみならず、エンジン負荷
に相当する充填効率によっても異なるので、パルス数N
に対する点火時期の遅角量は、エンジン回転数および充
填効率に応じて補正を行う必要がある。
段により、ノックパルス列Kpのパルス数Nを、エンジ
ン回転数および充填効率の二次元マップにより補正し、
点火時期の遅角制御を行う。これにより、内燃機関の全
回転領域および全負荷領域において、最適なノック抑制
制御を行うことができる。
ン回転数または充填効率に応じて、パルス数Nのカウン
ト値または遅角量を補正したが、パルス数Nや遅角量等
に影響を与える任意の運転状態に応じて、パルス数Nの
カウント値および遅角量の少なくとも一方を補正すれ
ば、同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
〜5では、ディストリビュータ7を介して各点火プラグ
8a〜8dに高圧配電を行う内燃機関に適用した場合を
示したが、各一対の点火プラグ8aおよび8cまたは8
bおよび8dに対して同時に低圧配電(グループ着火)
する内燃機関に適用してもよい。
うようにしたこの発明の実施の形態6について説明す
る。図5はこの発明の実施の形態6を概略的に示す構成
図であり、前述と同様の構成には同一符号を付して説明
を省略する。図6は図5内の各信号の動作波形を示すタ
イミングチャートであり、イオン電流iにノック信号波
形が重畳している状態を示している。
点火プラグ8bおよび8d(図1参照)に対しても図5
と同様の点火回路(パワートランジスタTRおよび点火
コイル4)およびイオン電流検出回路(コンデンサ9、
高圧ダイオード11、抵抗器12および各回路13〜1
5)が並設されており、イオン電流iに基づくノックパ
ルス列KpがECU2に入力されている。
グ8aおよび8cは、点火用高電圧V2を発生する点火
コイル4の二次巻線4bの両端に接続されて、同時に点
火制御される。また、各点火プラグ8aおよび8cのイ
オン電流iは、共通の高圧ダイオード11を介して検出
される。
側気筒の点火プラグは、圧縮された混合気が介在するの
で、高圧の二次電圧が印加された時点で放電し、排気行
程にある他方の気筒の点火プラグは、圧縮混合気が介在
されていないので、低い二次電圧で放電が起こる。
電圧の二次電圧V2aが印加され、爆発燃焼した点火プ
ラグ8aのイオン電流iから高レベルのノック信号Ki
が抽出され、続いて、点火プラグ8cに高電圧の二次電
圧V2cが印加されて、爆発燃焼した点火プラグ8cの
イオン電流iから低レベルのノック信号Kiが抽出され
た状態を示す。
筒のうちの一方の点火プラグ8cのイオン電流iは、高
圧ダイオード11から二次巻線4bを介して流れ、他方
の点火プラグ8aのイオン電流iは、高圧ダイオード1
1から直接流れ、二次巻線4bを通る経路と通らない経
路とに分かれる。
いた場合のイオン電流iは、点火プラグ8aで混合気が
燃焼した場合には、コンデンサ9→高圧ダイオード11
→点火プラグ8a→抵抗器12→コンデンサ9の経路で
流れ、点火プラグ8cで混合気が燃焼した場合には、コ
ンデンサ9→高圧ダイオード11→二次巻線4b→点火
プラグ8c→抵抗器12→コンデンサ9の経路で流れ
る。
ック振動による信号波形は、イオン電流iが二次巻線4
bを通る場合には、二次巻線4bのインダクタンスによ
り振幅が減衰する。このときのイオン電流iの振幅減衰
により、イオン電流検出信号Eiを波形処理した後のノ
ック信号Kiの振幅が小さくなり、その後の処理で出力
されるノックパルス列Kpのパルス数Nが少なくなる。
制制御を図5のような同時着火用の装置に適用した場
合、パルス数Nによる点火時期の遅角制御量を、イオン
電流iの経路に応じて補正する必要がある。
グ8cのイオン電流iが、二次巻線4bを介した経路で
流れる場合には、ノックパルス列Kpのパルス数Nに応
じた点火時期遅角量を増量補正する。これにより、同時
着火内燃機関に適用した場合も、正確なノック情報に基
づいて最適なノック抑制制御を行うことができる。
6では、ノック振動と近似した周波数を有しバンドパス
フィルタ14を通過可能なノイズがイオン電流iに重畳
した場合の対策を考慮しなかったが、このようなノイズ
が重畳したときのノック誤制御を防止するために、カウ
ントされたパルス数Nにフィルタ処理を施して、ノイズ
の影響を抑制するようにしてもよい。
て、点火時期がクランク角信号SGTの立ち下がりエッ
ジよりも遅角側に制御され、ノイズパルスnp(図4参
照)がノックパルス列Kpのカウント区間内に重畳され
ても、ノイズパルスnpを確実に除去することができ
る。
処理を施したこの発明の実施の形態7について説明す
る。通常、ECU2内のカウンタ21は、ノックパルス
列Kpに重畳されたノイズパルスを何ら区別せずにパル
ス数Nをカウントするので、カウントされたパルス数N
からノイズパルス数を減算する処理が必要となる。
は、パルス数Nのカウント値をフィルタ処理してノイズ
パルス数(バックグランド)に対応したフィルタ値Nf
を演算するフィルタ処理手段を含み、今回のカウント値
から今回のフィルタ値Nfを減算した遅角制御用のカウ
ント値Ncに応じて遅角量を決定する。
段は、今回カウントされたパルス数Niに対して、以下
の(1)式によるフィルタ処理を行い、今回のフィルタ
値Nfiを求める。
回のフィルタ値、Ni-1は前回のパルス数である。ま
た、αはフィルタ処理用の演算に用いられるフィルタ係
数(0<α<1)であり、たとえば、0.7≦α<1の
範囲内の値に設定される。(1)式から得られたフィル
タ値Nfiは、ノイズ等を含むカウンタ値のバックグラ
ンド成分に相当する。
ントされたパルス数Niと、(1)式で演算された今回
のフィルタ値Nfiとを用いて、今回の遅角制御用のパ
ルス数Nciを以下の(2)式により求める。
バックグランド成分が除去されているので、パルス数N
の変動分(ノック振動成分の変動分のみ)を示してい
る。以下、ノック制御手段は、ノック振動成分に相当す
るパルス数Nciを用いて、マップ演算により点火時期
の遅角補正量を決定し、最終的な点火信号Pを出力す
る。
ィルタ処理を施すことにより、ノックパルス列Kpにノ
イズパルスが重畳しても、ノイズパルスを除去して本来
のノック振動成分のみに近いパルス数Ncを得ることが
でき、最適なノック制御を行うことができる。
は、フィルタ値Nfに上限値を設定しなかったが、上限
値を設定して異常値を示す場合には、クリップするよう
にしてもよい。以下、フィルタ値に上限値を設定したこ
の発明の実施の形態8について説明する。
しないと、突然多くのノックパルス列Kpが連続した気
筒で発生した場合に、パルス数Nのカウント値が急増し
てフィルタ値Nfが異常に大きくなり、遅角制御用のパ
ルス数Ncが小さくなりすぎてしまい、ノック振動によ
るパルスが発生しているにもかかわらず遅角制御量が抑
制されることになる。
手段は、フィルタ値Nfに上限値を設定し、(1)式で
演算されたフィルタ値Nfが上限値を越える場合には、
フィルタ値Nfを上限値でクリップする。
御用のパルス数Ncは、低減されすぎることがなく、適
切なパルス数Ncに応じた点火時期遅角量を設定するこ
とができ、最適なノック抑制制御を維持することができ
る。
は、フィルタ値Nfの上限値を固定値としたが、ノイズ
を含むノック振動重畳によるパルス数Nのカウント値が
内燃機関の回転数によって異なることを考慮して、上限
値をエンジン回転数に応じたマップ値としてもよい。
数に応じたマップ値により補正したこの発明の実施の形
態9について説明する。
イズパルス数(フィルタ値に対応)は、エンジン回転数
の上昇に応じて増大する傾向があるので、フィルタ値N
fの上限値もエンジン回転数の増大に応じて増大させる
必要がある。
タ値Nfの上限値に回転数特性を持たせ、マップ演算等
により、フィルタ値Nfをエンジン回転数の増大に応じ
て増大させる。
Nfの上限値をエンジン回転数に応じて補正したが、フ
ィルタ値Nfに影響を与える任意の運転状態(充填効率
等)に応じて、上限値を補正すれば、同等の作用効果を
奏することは言うまでもない。
では、エンジン回転数(運転状態)に応じてフィルタ値
Nfの上限値を補正したが、エンジン回転数(運転状
態)に応じてフィルタ係数αを補正してもよい。
回転数の場合を例にとり、エンジン回転数に応じてフィ
ルタ係数αを補正したこの発明の実施の形態10につい
て説明する。
係数補正手段を含み、フィルタ係数αをエンジン回転数
に応じたマップ値とし、エンジン回転数の増大に応じて
フィルタ係数αを増大させる。
では、(1)式から得られる今回のフィルタ値Nfiが
前回のフィルタ値Nfi-1に近づき、今回のパルス数N
iに影響されにくくなるので、比較的安定なノック抑制
制御状態を維持することができる。
では、フィルタ処理の演算タイミングについて考慮しな
かったが、クランク角信号SGTのパルスエッジに応答
したタイミングでフィルタ値Nfを演算してもよい。以
下、クランク角信号SGTに同期してパルス数Nのフィ
ルタ処理を行うようにしたこの発明の実施の形態11に
ついて説明する。
角信号SGTのパルスエッジ(たとえば、立ち上がりエ
ッジ)毎のタイミングで、(1)式に基づくフィルタ値
Nfの演算を行う。これにより、エンジン回転数の増大
にともなってフィルタ処理が頻繁に実行されるようにな
り、一定時間毎にフィルタ処理を行う場合と比べて、エ
ンジン回転数が加味された信頼性の高いフィルタ値Nf
を得ることができる。
では、各気筒毎のノック振動の差を考慮せずに、パルス
数Nのカウント値にフィルタ処理を施したが、フィルタ
処理を各気筒毎に分けて実行してもよい。以下、フィル
タ処理を各気筒毎に行うようにしたこの発明の実施の形
態12について説明する。
燃機関の各気筒毎に異なり、各気筒毎のノイズ重畳量に
大きな差が場合には、気筒毎にフィルタ処理を行わない
と、適切なフィルタ値Nfを演算することができない。
によるフィルタ処理を各気筒毎に分けて演算し、気筒毎
のフィルタ値Nfを個々に記憶する。したがって、ノッ
ク制御手段は、各気筒毎に適切な点火時期遅角量を設定
し、最適なノック抑制制御を行うことができる。
では、気筒毎の遅角量に制限を設定しなかったが、各遅
角量の偏差が異常に大きい場合には、遅角量の偏差に上
限を設定して、各制御気筒に対する過大な遅角制御を防
止してもよい。以下、各気筒毎の遅角量の偏差に上限を
設定したこの発明の実施の形態13について説明する。
検出されるパルス数Nのカウント値に基づいて各気筒毎
の遅角量を個別に演算する演算手段と、各遅角量の間の
偏差に上限を設定する遅角偏差制限手段とを含む。これ
により、或る気筒に対する遅角量が他の気筒に対する遅
角量と比べて異常に大きい場合には、或る気筒に対する
遅角量を制限することができる。
が多く発生した場合、ノイズによって遅角制御されすぎ
て異常に遅角するのを防止するため、最も進角側の気筒
と、最も遅角側の気筒の遅角量に制限を持たせる。
DCよりも15°〜20°遅角側)のクランク角位置に
点火時期が遅角制御された場合には、エンジンの駆動性
能に支障が生じるおそれがあるので、遅角量を制限する
必要がある。この発明の実施の形態13によれば、或る
気筒の遅角量に上限を設定することにより、ノイズによ
る異常遅角制御を防止することができる。
では、ノックが検出されなかった場合の制御について特
に言及しなかったが、ノックが検出されない場合に点火
時期を極力進角側に制御して、最大出力(MBT)制御
を優先させてもよい。以下、ノック非検出時に点火時期
を進角制御するようにしたこの発明の実施の形態14に
ついて説明する。
ベルに応じて点火時期を遅角制御するが、ノックが発生
し始める直前の点火時期でMBT制御するために、ノッ
クが発生していないときには進角制御する必要がある。
そして、上記遅角制御および進角制御のバランスにより
最適なノック制御を実現することができる。
れば、イオン電流検出信号Eiを用いているので、小さ
なノックを確実に検出することができ、ノック検出レベ
ルを確実に点火信号Pの出力に反映させて遅角補正する
ことができる。すなわち、小さなノックに応答した点火
時期の遅角補正が可能なので、点火時期の大きな変動を
抑制することができる。
を考慮すると、一定期間にわたってノック発生による点
火時期の遅角制御が行われていなければ、点火時期を所
定の進角角度だけ進角補正させることが有効なことが分
かる。
段は、イオン電流検出信号Eiにノック信号波形が重畳
されず、ノック発生による点火時期の遅角補正が一定時
間にわたって実行されない場合に、点火時期を所定の進
角量だけ進角補正する。この場合、ノック非検出状態の
確認期間として、一定時間が設定されている。
の有無を確認し、発生していなければ点火時期を少しず
つ進角させ、点火時期の大きな変動を回避しながら、強
度の小さなノックを検出した時点で点火時期を遅角制御
する。これにより、ノックの発生しない範囲内で最大出
力が得られるように点火時期を制御することができる。
また、点火時期の変動が小さいので、安定した出力トル
クを得ることができる。
4では、ノック非検出状態を確認する一定時間を固定時
間としたが、エンジン回転数に応じて補正してもよい。
以下、エンジン回転数に応じて一定時間を補正するよう
にしたこの発明の実施の形態15について説明する。
は、たとえばエンジン回転数に対するマップ値として補
正され、エンジン回転数の増大に応じて低減される。こ
れにより、高回転時においてノックが検出されない場合
に、短時間で点火時期が進角補正されるので、進角制御
の遅れを防止することができる。
5では、エンジン回転数に応じてノック非検出確認用の
一定時間を補正したが、進角補正量を補正してもよい。
一般に、ノック強度はエンジン回転数と密接な関係があ
り、高回転側ではノックをできるだけ確実に抑制する必
要があるので、最適なノック制御を行うために、点火時
期の進角制御量に回転数特性を持たせることが望まし
い。
を補正するようにしたこの発明の実施の形態16につい
て説明する。この場合、ノック非検出が一定時間継続し
たときの進角補正量は、たとえばエンジン回転数に対す
るマップ値または関数演算値として補正され、エンジン
回転数の増大に応じて減量される。
わたってノックが検出されない場合には、点火時期がさ
らに微少量ずつ進角補正されるので、特にノックによる
障害が顕著な高回転時においてもノック発生時の悪影響
を抑制することができる。
4では、ノック非検出状態を確認するために一定時間を
設定したが、一定点火回数を設定してもよい。以下、ノ
ック非検出状態の確認期間として一定点火回数を設定し
たこの発明の実施の形態17について説明する。
ック非検出状態の確認動作を説明するためのタイミング
チャートである、図7において、点火回数すなわち点火
信号Pのパルス数は、クランク角信号SGTのパルス数
すなわちクランク角信号SGTの立ち上がりエッジ数に
対応している。
pの発生しない期間が、クランク角信号SGTの立ち上
がりエッジ数(点火制御数)が一定点火回数Aに達する
まで継続した時点で、点火時期の進角補正処理を実行す
る。
は、イオン電流検出信号Eiにノック信号波形が重畳さ
れず、ノック発生による点火時期の遅角補正が一定点火
回数Aにわたって実行されない場合に所定の進角量だけ
進角補正する。
最大出力が得られるように点火時期を制御することがで
きる。また、高回転時においては、ノック発生による点
火時期の遅角制御がないことの確認期間が自動的に短く
なるので、ノック非検出確認期間をエンジン回転数に応
じて補正する必要がなくなる。
7では、ノック非検出確認時の進角量を固定量とした
が、エンジン回転数に応じて補正してもよい。以下、エ
ンジン回転数に応じて進角量を補正するようにしたこの
発明の実施の形態18について説明する。
け継続したときの進角補正量は、たとえばエンジン回転
数に対するマップ値または関数演算値として補正され、
エンジン回転数の増大に応じて減量される。
数にわたってノックが検出されない場合には、点火時期
がさらに微少量ずつ進角補正されるので、ノック発生時
の悪影響を抑制することができる。
ば、内燃機関の回転に同期したクランク角信号を出力す
るクランク角センサと、クランク角信号に基づいて内燃
機関の各気筒に対する点火時期を決定する点火時期演算
手段と、点火時期に応答して制御対象となる気筒の点火
プラグに点火用高電圧を印加する点火コイルと、点火制
御直後の気筒の点火プラグに流れるイオン電流を検出し
てイオン電流検出信号を出力するイオン電流検出手段
と、イオン電流検出信号に基づいて内燃機関のノックの
有無を判定するノック検出手段と、ノックが検出された
ときに点火時期を所定の遅角量だけ遅角補正するノック
制御手段とを備え、ノック検出手段は、イオン電流検出
信号からノック信号波形をノックパルス列として抽出す
る波形処理手段と、ノックパルス列の各パルスエッジに
基づいてノックパルス列のパルス数をカウントするカウ
ント手段とを含み、ノック制御手段は、パルス数のカウ
ント値に応じて遅角量を決定するようにしたので、イオ
ン電流に重畳されるノック信号波形に対してパルス処理
を施すことによりSN比を向上させ、コストアップを招
くことなく信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装
置が得られる効果がある。
項1において、クランク角信号は、各気筒に対応したパ
ルスを含み、クランク角信号の立ち上がりエッジは、内
燃機関のクランキング時の通電開始時期に対応し、クラ
ンク角信号の立ち下がりエッジは、内燃機関のクランキ
ング時のイニシャル点火時期に対応し、カウント手段
は、クランク角信号の立ち下がりエッジから立ち上がり
エッジまでのパルス区間にパルス数をカウントするよう
にしたので、点火時のノイズの影響を除去することがで
き、さらにSN比を向上させて信頼性を向上させた内燃
機関用ノック制御装置が得られる効果がある。
項1において、ノック制御手段は、内燃機関の運転状態
に応じてパルス数のカウント値および遅角量の少なくと
も一方を補正する補正手段を含むようにしたので、さら
に信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装置が得ら
れる効果がある。
項3において、補正手段は、内燃機関の回転数の増大に
応じてパルス数のカウント値を増量補正し、ノック制御
手段は、補正後のカウント値に応じて遅角量を決定する
ようにしたので、さらに信頼性を向上させた内燃機関用
ノック制御装置が得られる効果がある。
項3において、補正手段は、内燃機関の回転数の増大に
応じて遅角量を増量補正するようにしたので、さらに信
頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装置が得られる
効果がある。
項3において、補正手段は、内燃機関の回転数および充
填効率の二次元マップにより遅角量を補正するようにし
たので、さらに信頼性を向上させた内燃機関用ノック制
御装置が得られる効果がある。
項1において、各気筒のうちの一対は、点火用高電圧を
発生する点火コイルの二次巻線の両端に接続されて同時
に点火制御され、一対の気筒のうちの一方の点火プラグ
のイオン電流は、二次巻線を介して流れ、ノック制御手
段は、一方の気筒に対する点火時期の遅角量を増量補正
するようにしたので、同時着火の内燃機関に適用した場
合においても信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御
装置が得られる効果がある。
項1において、ノック制御手段は、カウント値をフィル
タ処理してバックグランドに対応したフィルタ値を演算
するフィルタ処理手段を含み、今回のカウント値からフ
ィルタ値を減算したカウント値に応じて遅角量を決定す
るようにしたので、パルス数の急変に影響されることな
く信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装置が得ら
れる効果がある。
項8において、ノック制御手段は、フィルタ値に上限値
を設定するフィルタ値制限手段を含むようにしたので、
フィルタ値の異常増大を防止することができ、信頼性を
向上させた内燃機関用ノック制御装置が得られる効果が
ある。
求項9において、フィルタ値制限手段は、内燃機関の運
転状態に応じて上限値を補正する上限値補正手段を含む
ようにしたので、運転状態によらず信頼性を向上させた
内燃機関用ノック制御装置が得られる効果がある。
求項10において、上限値補正手段は、フィルタ値の上
限値を内燃機関の回転数に応じたマップ値とし、回転数
の増大に応じて上限値を増大させたので、エンジン回転
数によらず信頼性を向上させた内燃機関用ノック制御装
置が得られる効果がある。
求項8において、フィルタ処理手段は、フィルタ値を演
算するためのフィルタ係数αを0<α<1の範囲内に設
定し、前回のフィルタ値にフィルタ係数αを乗算した値
と、今回のパルス数のカウント値に(1−α)を乗算し
た値とを加算して今回のフィルタ値を算出する演算手段
と、フィルタ係数αを内燃機関の運転状態に応じて補正
するフィルタ係数補正手段とを含むようにしたので、運
転状態によらず信頼性を向上させた内燃機関用ノック制
御装置が得られる効果がある。
求項12において、フィルタ係数補正手段は、フィルタ
係数αを内燃機関の回転数に応じたマップ値とし、回転
数の増大に応じてフィルタ係数を増大させたので、エン
ジン回転数によらず信頼性を向上させた内燃機関用ノッ
ク制御装置が得られる効果がある。
求項8において、フィルタ処理手段は、クランク角信号
のパルスエッジに応答したタイミングでフィルタ値を演
算するようにしたので、エンジン回転数の変動およびパ
ルス数の急変に影響されることなく信頼性を向上させた
内燃機関用ノック制御装置が得られる効果がある。
求項8において、フィルタ処理手段は、フィルタ値を各
気筒毎に個別に設定するようにしたので、さらに信頼性
を向上させた内燃機関用ノック制御装置が得られる効果
がある。
求項1において、ノック制御手段は、遅角量を各気筒毎
に個別に設定する遅角量設定手段と、遅角量の各々の間
の偏差に上限を設定する遅角偏差制限手段とを含むよう
にしたので、さらに信頼性を向上させた内燃機関用ノッ
ク制御装置が得られる効果がある。
求項1において、点火時期演算手段は、イオン電流検出
信号にノック信号波形が重畳されず、点火時期の遅角補
正が一定時間にわたって実行されない場合に、点火時期
を所定の進角量だけ進角補正するようにしたので、ノッ
クが発生しない範囲で出力特性を向上させた内燃機関用
ノック制御装置が得られる効果がある。
求項17において、一定時間は、内燃機関の回転数の増
大に応じて低減されるようにしたので、回転数によらず
高い制御応答性で出力特性を向上させた内燃機関用ノッ
ク制御装置が得られる効果がある。
求項17において、進角量は、内燃機関の回転数の増大
に応じて減量されるようにしたので、回転数によらずノ
ック発生による障害を抑制した内燃機関用ノック制御装
置が得られる効果がある。
求項1において、点火時期演算手段は、イオン電流検出
信号にノック信号波形が重畳されず、点火時期の遅角補
正が一定点火回数の間にわたって実行されない場合に、
点火時期を所定の進角量だけ進角補正するようにしたの
で、ノックが発生しない範囲で出力特性を向上させた内
燃機関用ノック制御装置が得られる効果がある。
求項20において、進角量は、内燃機関の回転数の増大
に応じて減量されるようにしたので、回転数によらずノ
ック発生による障害を抑制した内燃機関用ノック制御装
置が得られる効果がある。
図である。
形を示すタイミングチャートである。
特性図である。
めのタイミングチャートである。
図である。
形を示すタイミングチャートである。
ためのタイミングチャートである。
4a 一次巻線、4b二次巻線、8a〜8d 点火プラ
グ、9 コンデンサ、11、11a〜11d高圧ダイオ
ード、12 抵抗器、13 波形整形回路、14 バン
ドパスフィルタ、15 比較回路、21 カウンタ、2
2 CPU、A 一定点火回数、iイオン電流、Ei
イオン電流検出信号、Kp ノックパルス列、N パル
ス数、np ノイズパルス、P 点火信号、SGT ク
ランク角信号、TR パワートランジスタ、V2 二次
電圧(点火用高電圧)。
Claims (21)
- 【請求項1】 内燃機関の回転に同期したクランク角信
号を出力するクランク角センサと、 前記クランク角信号に基づいて前記内燃機関の各気筒に
対する点火時期を決定する点火時期演算手段と、 前記点火時期に応答して制御対象となる気筒の点火プラ
グに点火用高電圧を印加する点火コイルと、 点火制御直後の気筒の点火プラグに流れるイオン電流を
検出してイオン電流検出信号を出力するイオン電流検出
手段と、 前記イオン電流検出信号に基づいて前記内燃機関のノッ
クの有無を判定するノック検出手段と、 前記ノックが検出されたときに前記点火時期を所定の遅
角量だけ遅角補正するノック制御手段とを備え、 前記ノック検出手段は、 前記イオン電流検出信号からノック信号波形をノックパ
ルス列として抽出する波形処理手段と、 前記ノックパルス列の各パルスエッジに基づいて前記ノ
ックパルス列のパルス数をカウントするカウント手段と
を含み、 前記ノック制御手段は、前記パルス数のカウント値に応
じて前記遅角量を決定することを特徴とする内燃機関用
ノック制御装置。 - 【請求項2】 前記クランク角信号は、前記各気筒に対
応したパルスを含み、前記クランク角信号の立ち上がり
エッジは、前記内燃機関のクランキング時の通電開始時
期に対応し、前記クランク角信号の立ち下がりエッジ
は、前記内燃機関のクランキング時のイニシャル点火時
期に対応し、 前記カウント手段は、前記クランク角信号の立ち下がり
エッジから立ち上がりエッジまでのパルス区間に前記パ
ルス数をカウントすることを特徴とする請求項1に記載
の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項3】 前記ノック制御手段は、前記内燃機関の
運転状態に応じて前記パルス数のカウント値および前記
遅角量の少なくとも一方を補正する補正手段を含むこと
を特徴とする請求項1に記載の内燃機関用ノック制御装
置。 - 【請求項4】 前記補正手段は、前記内燃機関の回転数
の増大に応じて前記パルス数のカウント値を増量補正
し、 前記ノック制御手段は、補正後のカウント値に応じて前
記遅角量を決定することを特徴とする請求項3に記載の
内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項5】 前記補正手段は、前記内燃機関の回転数
の増大に応じて前記遅角量を増量補正することを特徴と
する請求項3に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項6】 前記補正手段は、前記内燃機関の回転数
および充填効率の二次元マップにより前記遅角量を補正
することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用ノッ
ク制御装置。 - 【請求項7】 前記各気筒のうちの一対は、前記点火用
高電圧を発生する前記点火コイルの二次巻線の両端に接
続されて同時に点火制御され、 前記一対の気筒のうちの一方の点火プラグのイオン電流
は、前記二次巻線を介して流れ、 前記ノック制御手段は、前記一方の気筒に対する点火時
期の遅角量を増量補正することを特徴とする請求項1に
記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項8】 前記ノック制御手段は、 前記カウント値をフィルタ処理してバックグランドに対
応したフィルタ値を演算するフィルタ処理手段を含み、 今回のカウント値から前記フィルタ値を減算したカウン
ト値に応じて前記遅角量を決定することを特徴とする請
求項1に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項9】 前記ノック制御手段は、前記フィルタ値
に上限値を設定するフィルタ値制限手段を含むことを特
徴とする請求項8に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項10】 前記フィルタ値制限手段は、前記内燃
機関の運転状態に応じて前記上限値を補正する上限値補
正手段を含むことを特徴とする請求項9に記載の内燃機
関用ノック制御装置。 - 【請求項11】 前記上限値補正手段は、前記フィルタ
値の上限値を前記内燃機関の回転数に応じたマップ値と
し、前記回転数の増大に応じて前記上限値を増大させた
ことを特徴とする請求項10に記載の内燃機関用ノック
制御装置。 - 【請求項12】 前記フィルタ処理手段は、 前記フィルタ値を演算するためのフィルタ係数αを0<
α<1の範囲内に設定し、前回のフィルタ値に前記フィ
ルタ係数αを乗算した値と、今回のパルス数のカウント
値に(1−α)を乗算した値とを加算して今回のフィル
タ値を算出する演算手段と、 前記フィルタ係数αを前記内燃機関の運転状態に応じて
補正するフィルタ係数補正手段とを含むことを特徴とす
る請求項8に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項13】 前記フィルタ係数補正手段は、前記フ
ィルタ係数αを前記内燃機関の回転数に応じたマップ値
とし、前記回転数の増大に応じて前記フィルタ係数を増
大させたことを特徴とする請求項12に記載の内燃機関
用ノック制御装置。 - 【請求項14】 前記フィルタ処理手段は、前記クラン
ク角信号のパルスエッジに応答したタイミングで前記フ
ィルタ値を演算することを特徴とする請求項8に記載の
内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項15】 前記フィルタ処理手段は、前記フィル
タ値を前記各気筒毎に個別に設定することを特徴とする
請求項8に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項16】 前記ノック制御手段は、 前記遅角量を前記各気筒毎に個別に設定する遅角量設定
手段と、 前記遅角量の各々の間の偏差に上限を設定する遅角偏差
制限手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の内
燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項17】 前記点火時期演算手段は、前記イオン
電流検出信号に前記ノック信号波形が重畳されず、前記
点火時期の遅角補正が一定時間にわたって実行されない
場合に、前記点火時期を所定の進角量だけ進角補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用ノック制
御装置。 - 【請求項18】 前記一定時間は、前記内燃機関の回転
数の増大に応じて低減されることを特徴とする請求項1
7に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項19】 前記進角量は、前記内燃機関の回転数
の増大に応じて減量されることを特徴とする請求項17
に記載の内燃機関用ノック制御装置。 - 【請求項20】 前記点火時期演算手段は、前記イオン
電流検出信号に前記ノック信号波形が重畳されず、前記
点火時期の遅角補正が一定点火回数の間にわたって実行
されない場合に、前記点火時期を所定の進角量だけ進角
補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用
ノック制御装置。 - 【請求項21】 前記進角量は、前記内燃機関の回転数
の増大に応じて減量されることを特徴とする請求項20
に記載の内燃機関用ノック制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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