JPH1090332A - 制御用データベースを利用した機能試験装置 - Google Patents

制御用データベースを利用した機能試験装置

Info

Publication number
JPH1090332A
JPH1090332A JP8250190A JP25019096A JPH1090332A JP H1090332 A JPH1090332 A JP H1090332A JP 8250190 A JP8250190 A JP 8250190A JP 25019096 A JP25019096 A JP 25019096A JP H1090332 A JPH1090332 A JP H1090332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
database
tested
switch
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8250190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Takeda
広道 武田
Akio Mori
昭夫 森
Yasuo Kanzaki
康夫 神前
Toru Fujita
徹 藤田
Katsuyuki Ota
克之 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8250190A priority Critical patent/JPH1090332A/ja
Publication of JPH1090332A publication Critical patent/JPH1090332A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、航空機の電気系統に関する各系統毎
のチェッカーが有する機能を統合化することができる装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】遠隔操作盤11と、試験対象の操作に対応
した試験対象側各部の電圧、電流、抵抗値、温度、角
度、作動時間、および警報灯の点灯、消灯の自動読取り
を実行する制御部1Aと、試験対象に関する試験設定条
件を模擬させるための信号発生装置(周辺外部装置およ
び装置本体内臓)の作動をコントロールする制御部21
と、試験対象が有する支点捍の位置決め制御機構8と、
予め格納された試験要領(手順、要求等)に従い、各構
成部の動作制御を実施すると共に、計測部にて計測した
結果と要求値との関係を判断後、試験結果として格納、
並びに、試験結果の出力を可能にするプログラムを有
し、試験要領および機器制御のデータを統合し、一元化
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機の電気系統
に関する機能試験に利用される試験装置に関する。本発
明は、船舶、自動車等の輸送機器の電気系統に関する機
能試験にも利用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による電気系統の試験状況を
図8に示す。従来は、一部の無人機を除き、人間が乗る
航空機の地上における整備分野である電気系統に関する
検査、調整作業にあっては、手順書に従って、指揮要員
の合図に従い、操縦席に待機する作業要員が、指示され
たスイッチ、サーキットブレーカ、コントロールノブ等
を所要の手順に従って操作していた。
【0003】この行為により航空機の設定条件を変化さ
せ、その際の航空機各系統の働きが要求にそっているか
を確認していた。この確認は、主に航空機各部の電圧、
電流、抵抗値、温度、角度、作動時間、および警報灯の
点灯、消灯等であるが、各系統(電源、照明等、計50
系統)に試験内容および専用チェッカー等が設定されて
いるため、試験の段取り作業(コネクタ取付け、取外
し、チェッカー取付け等)が多く、かつ、各計測も手動
のため、多大な時間(フロータイム)を要していた。
【0004】また、電圧、電流計測の一部では、通電箇
所を直接テスターで接触するため、感電の危険性を含ん
でいた。さらに、前記の指揮要員は、長文の作業手順書
を解読し、測定結果等に基づく判断に加え、作業の仕上
りに判定を行う能力が要求され、高度の知識と、熟練を
必要とした。このため、通常、指揮業務に専念するケー
スが多く、作業人員の増加に繋がっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】航空機の地上整備作業
の分野である電気系統等の試験調整では、指揮要員(航
空機の大きさ、構造等で、作業要員が兼任する場合もあ
る)と作業要員が必要で、通常、3〜4名の人員を必要
としている。
【0006】また、指揮要員は長文の作業手順書を解読
し、作業の進行に合わせて的確な作業指示を与え、測定
結果等、状況に基づく判断に加え、作業の仕上りに判定
を行う能力が必要で、高度の知識と、熟練と、資質が要
求される。
【0007】また、全試験項目を完了するには、各系統
毎の試験段取り、および多数のポイントを手動計測して
いるため、多大の時間を費やしていた。さらに、計測の
一部では、通電箇所を直接テスターで接触するため、感
電の危険性を含んでいた。本発明は、かかる問題を解決
することができる試験装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係る制御用データベースを利用
した機能試験装置は、(A)試験対象のスイッチ、サー
キットブレーカ、等の操作に必要な情報を表示し機能試
験装置本体とのアクセスを可能にする遠隔操作盤と、
(B)試験対象のスイッチ、サーキットブレーカ、等の
操作に対応した試験対象側各部(コネクタ等)の電圧、
電流、抵抗値、温度、角度、作動時間、および警報灯の
点灯、消灯の自動読取りを実行する電気系統機能試験装
置本体内の制御部と、(C)試験対象に関する試験設定
条件を模擬させるための信号発生装置(周辺外部装置お
よび装置本体に内臓)の作動をコントロールするCPU
ステーション2としての制御部と、(D)試験対象が有
する支点捍の位置決め制御機構と(E)予め格納された
試験要領(手順、要求等)に従い、(A〜D)の各構成
部の動作制御を実施すると共に、(B)の計測部にて計
測した結果と要求値との関係を判断後、試験結果として
格納、並びに、試験結果の出力を可能にするプログラム
コントロール部を有し、(F)試験要領および機器制御
のデータを統合し、一元化することを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明装置は、航空機の電気系
統に関する機能試験装置に供する系統毎のチェッカーが
有する固有機能を統合し、かつ、機能試験時間の短縮、
専任指揮要員の排除、作業安全性の向上(危険作業の排
除)、装置改修の容易化という課題を解決するために、
以下に示す項目に対応する装置のハード構成およびハー
ドを制御する各種情報(試験手順、動作対象、要求値、
計測要素等)を一元的に取まとめたデータベースを利用
する。 (項目1)作業手順書に定められた作業の手順を、コン
ピュータに記憶管理させ、作業の進捗に合わせて試験対
象のスイッチ等の操作に必要な情報、指令を遠隔操作盤
のディスプレイに表示するとともに、盤面に設けられた
スイッチ、タッチキーを操作することで、コンピュータ
との対話処理を行う。 (項目2)作業手順書に定められた試験対象側の計測箇
所から出力される電圧、電流、抵抗値、温度、角度、作
動時間を、試験装置付属の計器およびセンサーで計測す
るとともに、試験対象の警報灯表示部に付設するTVカ
メラにより、警報灯の点灯、消灯を自動的に読取る。 (項目3)試験対象に関する試験設定条件を変化、模擬
させるため、装置の内臓および外部の信号発生装置の動
作をコントロールする。 (項目4)航空機の操縦席で支点捍操作に専任する作業
要員の行為を支点捍に取付けられた支点捍駆動部と機外
から操作する遠隔操作盤の操作に置換える。 (項目5)コンピュータに記憶管理された作業の手順に
従って計測された試験結果と要求値との関連を判断し、
判定後、試験結果として遠隔操作盤に表示すると共に、
結果データとして格納し、必要に応じてプリントアウト
を可能にする。
【0010】従って、次のように作用する。本発明装置
は、航空機の電気系統に関する機能試験作業に入る前
に、 (第1段階として)、 (1)まず、航空機の試験対象各部(コネクタ等)に対
して、試験装置との信号のやりとり及び給電を司るケー
ブルを接続する。 (2)次に、航空機の発動機出力端に対して航空機自体
の発動機を模擬した外部発電機からの出力ケーブルを接
続し、外部発電機の入力ケーブルと試験装置を接続す
る。 (3)同様に、航空機の防除氷系統の試験の際に利用す
る可変負荷装置を接続する。 (4)さらに、航空機の警報灯パネル上部に、警報灯監
視TVカメラを接続し、地上接地感知スイッチに、スイ
ッチの作動を司るスイッチ作動アクチュエータ(コント
ロールボックスと接続済)を接続し、航空機の前面ガラ
ス上に、風防の温度測定のための温度センサを接続し、
作動翼に、作動翼の傾斜角度を計測するための角度セン
サおよびアンプ装置を取付ける。
【0011】ここで述べた付属品並びに機体と接続され
るケーブル類は、予め試験装置本体に接続されており、
20m余りの長さを持つケーブルは、不使用の場合はケ
ーブルドーリーに格納されている。
【0012】その他に、航空機の操縦席のシートレール
を介して、支点捍の位置決め制御機構の駆動部が取付け
られ、駆動部への給電および信号線は、機外のアクチュ
エータ・コントロール・ユニットに接続される。 (第2段階として)、 (1)試験装置本体に電源を投入し、自動的にコンピュ
ータ・システムを立ち上げる。 (2)次に、メニュー画面で初期設定プログラムを起動
(キーボードで選択)し、各初期設定を遠隔操作盤のデ
ィスプレイに表示される手順に従って実施する。 (第3段階として)、 (1)コンピュータのメニュー画面に従い、キーボード
により、試験実行プログラムを選択し、結果データ格納
用フロッピーディスクをドライブにおさめる。 (2)次に、遠隔操作盤のディスプレイに表示される内
容に従って、機種(例えば、3機種)、試験系統(例え
ば、3機種で計152項目)、号機等を、遠隔操作盤の
タッチキー入力で選択していくと、予めコンピュータに
格納されたデータベースにより、作業に必要な手順デー
タが索引され、作業ステップ毎に、遠隔操作盤のディス
プレイに出力される。 (第4段階として)、 (1)作業要員はディスプレイに機体側のスイッチ類の
操作に必要な情報(文字、絵、音声)が表示された場合
に限り、該当のスイッチ等、対象物の操作を行う。その
操作が完了後、遠隔操作盤のタッチキーにより、次のス
テップへ進める。 (2)作業手順において、自動作動するステップでは、
作業完了後、次のステップへ進む。
【0013】この自動作動は、大別して次の2つの内容
に分けられる。 1 航空機の条件設定 2 試験結果の計測 (3)航空機の条件設定に関わる項目は、外部発電機の
出力、周波数制御、地上接地感知スイッチのON、OF
F操作、負荷装置の容量変化、出力制御等である。 (4)試験結果の計測は、試験対象側各部に接続された
ケーブルで受信した信号を装置内臓のディジタル・マル
チ・メーター(万能計測器)により計測する他、警報灯
監視TVカメラによる警報灯の点灯、消灯確認、温度セ
ンサによる風防ガラスの温度計測、角度センサによる作
動翼の傾斜角度計測等が上げられる。
【0014】また、作業員による航空機操縦席内の計器
指示や、各種照明の点灯、消灯確認は目視で確認後、遠
隔操作盤のタッチキーにより、結果(数値を含む)を入
力することも出来る。
【0015】以上のような各種計測において収集された
データは、コンピュータ内のデータベース(要求値)と
比較し、(A)合格の場合は、次のステップへ進むが、
(B)不合格の場合は、遠隔操作盤の画面が、そのステ
ップで停止し、音声メッセージ「不合格です」が出力さ
れる。
【0016】その場合、作業員は、故障探求作業のた
め、途中で試験を停止するか、もしくは強制的に次のス
テップへ進むことも可能である。ただし、一部はプロテ
クトのため強制実行は不可である。
【0017】このように、試験は、作業手順に従って進
行していくが、これらは全て各ステップ毎に設定された
データにより管理されている。特に、機器制御について
は、計測および条件設定とも、回路の中間にその用途に
応じたリレーを付設しており、そのリレー1個1個に固
有のアドレス番号を持たせ、ハードレジスタとして利用
している。
【0018】このため、ステップ毎のデータのうち、機
器制御用のデータ部は、必要なリレー番号が列挙される
と共に、特殊な制御については、特殊番号を利用してい
る。この機器制御用のデータを変更することにより、別
のリレーを励磁し、回路が形成され、他のボイントとア
クセス出来る。
【0019】選択した系統の試験が終了すると、その結
果(合否)は全て、前述のフロッピーディスクに自動格
納される。試験開始時に多数の系統を選択した場合は、
引き続き、別の試験を実行するか、全試験を終了するか
を選択することが可能である。
【0020】以上のように全ての試験が終了すると、機
体および外部装置に接続されていた各種ケーブルを取外
し、ケーブルはケーブル・ドーリー内に格納される。な
お、試験の結果は必要に応じて、指定された試験結果記
録用紙に印字出力できる。
【0021】この他、装置自体の改修容易化を図るた
め、試験実行プログラムと試験手順のデータ(データベ
ース)を分離しており、そのデータベースの作成、変更
を可能にするデータベース作成プログラムも内臓してい
る。ハード的にも、共通バスによるデータ転送を基本に
しているため、ケーブル、コネクタ、リレーを追加、変
更することにより、容易に改修することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図6に示す。図1は、第1の実施の形態に係る装置の
利用状況を示す図。
【0023】図2は、第1の実施の形態に係る装置の遠
隔操作盤の外観を示す図。図3は、第1の実施の形態に
係る装置のハードウェアの構成図。図4は、第1の実施
の形態に係る装置のソフトウェアの構成図。
【0024】図5は、第1の実施の形態に係る装置の試
験実行プログラムのフロー図。図6は、第1の実施の形
態に係る装置のデータベースの内容を示す図である。図
1〜図6において、1は電気系統機能試験装置本体 1Aは制御部 2はケーブルドーリー 3は可変周波数発電機 4は防除氷系統可変負荷装置 5は警報灯監視TVカメラ 6は温度センサ 7は角度センサ 8は支点捍位置決め制御機構 9は地上接地感知スイッチアクチュエータ 10はケーブル 11は遠隔操作盤 12は入出力コネクタ 13はデジタルマルチメータ 14はデータベース 15はプログラムコントロール部 16は試験実行プログラム 17はデータベース作成プログラム 18は記録出力プログラム 19は自己診断プログラム 20は試験結果ファィル 21はCPUステーション 22は赤外線発生灯 23はリレーユニット 24は疑似信号発生ユニット 25は発電機、負荷制御ユニット である。
【0025】図1に示すように、電気系統機能試験装置
本体1に接続されたケーブル10は、通常、ケーブルド
ーリー2内に格納されているが、試験実施時には、航空
機の各試験対象コネクタと接続されると共に、航空機の
発動機を模擬する可変周波数発電機3、防除氷系統の試
験時に利用される防除氷系統可変負荷装置4、警報灯の
点灯、消灯状況をモニタスルための警報灯監視TVカメ
ラ5、風防ガラスの温度変化を計測するための温度セン
サ6、作動翼の傾斜角度を計測するための角度センサ
7、操縦席の支点捍操作を動力化した支点捍の位置決め
制御機構8、航空機が地上に接地していることを感知す
るスイッチを駆動(ON、OFF)させる地上接地感知
スイッチアクチュエータ9、に接続される。
【0026】試験対象のスイッチ、サーキットブレー
カ、等の操作に対応した試験対象側各部(コネクタ等)
の電圧、電流、抵抗値、温度、角度、作動時間、および
警報灯の点灯、消灯の自動読取りは、電気系統機能試験
装置本体内の制御部1Aにより実行する。
【0027】図2に示すように、遠隔操作盤11は、電
気系統機能試験装置本体1と接続ケーブル111により
接続されている。その盤面には、支点捍位置決め制御機
構8の構成品である3軸(X、Y、Z)リニアアクチュ
エータを操作するスイッチ(113〜115)とELデ
スプレイ(112)が設けられ、その画面に作業ステッ
プ毎の指示確認事項、備考等必要な情報が、図4の試験
実行プログラム16のコンピュータから文字で表示され
る。
【0028】また、操作する対象、場所等を教え、理解
を高めるため、絵情報を合わせて表示することができ
る。また、ELデスプレイ112には、赤外線に感応す
るタッチパネル118が設けられており、YESキー1
16、NOキー117の他4個のタッチキーに、指で触
れることにより、コンピュータとの対話処理が行われ、
試験調整が容易にできる。
【0029】また、予め登録された状況(不具合)が発
生した場合は、スピーカー/インターカムにより、音声
メッセージを聞くことが出来る。この切替は、スピーカ
ー/インカム切替スイッチ119により行う。
【0030】なお、インターカム側を選択した場合は、
2台の遠隔操作盤により相互の通話も可能である。図3
は、電気系統に関する機能試験装置のハードウエア構成
を示す図であり、電気系統機能試験装置本体1の内部に
は、CPUステーション21、および拡張ユニット3
1、デジタルマルチメータ13、リレーユニット23等
が含まれている。
【0031】インターフェース(I/F)部は、角度セ
ンサ7、入出力コネクタ12、地上接地感知スイッチア
クチュエータ9、赤外線発生灯22、可変周波数発電機
3、防除氷系統可変負荷装置4、警報灯監視TVカメラ
5、温度センサ6、遠隔操作盤11、支点捍位置決め制
御機構8で構成されている。
【0032】データベース14として予め格納された試
験手順データに従って、計測および航空機の設定条件を
変化させる各種模擬装置の制御を行う。機体の入出力点
であるコネクタ部12に対して、模擬信号を発生する場
合は、共通バスを経由し、疑似信号発生ユニット24か
ら、入出力コネクタ12へ出力される。
【0033】各部入出力コネクタ12で計測される信号
は、共通バスにより該当するリレーユニット23のリレ
ーをON、OFFすることにより、回路が形成され、デ
ジタルマルチメータ13で実測後、CPUステーション
21内に試験結果ファィル20として格納される。
【0034】試験対象に関する試験設定条件を模擬させ
るための信号発生装置(周辺外部装置および装置本体に
内臓)の作動は、CPUステーションとしての制御部2
1により、コントロールする 図4は、電気系統に関する機能試験装置のソフトウエア
構成を示す図であり、プログラムコントロール部15
は、電気系統機能試験装置本体1に電源を投入すると、
プログラムが自動的に立上がり、メニュー画面を表示す
る。
【0035】コンピュータのキーボードにより、メニュ
ーを選択すると以下に示す各プログラムへ連結されてい
く。試験実行プログラム16は、試験項目の選択、模擬
装置の制御、各種計測等を機種毎の試験内容(指示、確
認項目)を格納したデータベース14A〜14Cを利用
しながら実行していく。
【0036】データベース作成プログラム17は、デー
タ変更作業のプテクト用IDコードのチェック、データ
の新規作成、変更が可能なプログラムである。記録出力
プログラム18は、試験成績書の印字出力の他、試験結
果データ、試験履歴等が出力可能である。
【0037】自己診断プログラム19は、装置自体の自
己診断校正、初期設定を可能にするプログラムである。
図5は、試験実行プログラムのフローを示す図であり、
装置に電源を投入すると、自動的にメニュー選択画面が
表示されるため(S1)、試験実行プログラム16を選
択し、機種、号機、試験名称等の初期入力を遠隔操作盤
11のタッチパネル118を利用して実行する(S
2)。
【0038】選択された機種、試験名称等に従って、該
当するデータがデータベース14からロードされる(S
3)。各試験のステップ毎に、手動/自動の処理の区分
が行われる(S4)。
【0039】手動の場合は、遠隔操作盤11の上に操作
内容(指示、確認項目)が表示され(S5)るため、そ
の指示に従って、作業員は機体のスイッチ、サーキット
ブレーカ等の手動操作を行い(S6)、操作の実行、確
認行為を実施したことをコンピュータへアクセスするた
めに、タッチキーで入力する(S7)。
【0040】この試験を停止する場合には、停止キーを
入力すると終了の確認がなされ(S8)、YESの場合
は試験が終了する(S9)。なお、自動の場合には、装
置が自動的にデータを取得する(S10)。
【0041】次に、手動、自動とも、確認項目のうち、
リミットが有るもの(S11)については、実測値とリ
ミットの相対関係を判断し(S12)、エラーの場合は
エラーメッセージを表示し、同時に「不合格です」との
音声出力を出力する(S13)。
【0042】その後、処理の継続をうながし(S1
4)、終了する場合は停止キーを入力して終了すること
ができる(S15)。処理を継続する場合は、試験結果
は、試験結果ファィル20に格納される(S16)。
【0043】さらに、データの内容で機器(外部機構を
含む)制御が必要かどうか選択され(S17)、必要な
場合は、個別制御(18)および音声出力(S19)を
実行する。
【0044】制御不要な場合は、ステップNo.を確認
し、最終ステップの場合は、自動的に該当試験は完了
し、次に選択されている試験が開始され、(S3〜S2
0)を繰り返す。
【0045】ステップNo.が最終ステップでない場合
は、各ステップ毎の処理(S3〜S20)を繰り返す。
図6は、電気系統に関する機能試験装置で利用されるデ
ータベースの内容であり、図6に示すようなデータが、
3機種とも、約50系統(合計152系統)にわたる試
験内容を網羅している。
【0046】No.(D1)は、作業手順を各ステップ
ごとに区分するもので、試験のボリュームにより、20
〜500程度の長さを持つ。エリア名称(D2)、入出
力点名(D3)、入出力種類(D4)は、試験対象のデ
ータを示すためのデータであり、スイッチ、ライト、プ
ラグ等に分類される。入出力モード(D5)は、どのよ
うに前述の試験対象物を操作、計測するのかを示す。
【0047】条件(D6)は、MとAに分けられ、Mは
手動、Aは自動であり、試験を実行するに当たり大きな
キーボイントである。コメント(D7)は、(D2〜D
7)の指示だけでは情報量が不足する場合に、備考とし
て長文で指示する内容で、番号毎にデータを持ってい
る。
【0048】「ファンクション、レンジ、符号、下限リ
ミット、上限リミット」(D8)は、試験実行時、計測
された値に対する要求値を示すものである。グラフィッ
ク(D9)は、遠隔操作盤上に表示される絵情報のデー
タNo.を示しており、この絵により、(D2〜D4)
の位置を初心者でも判るようにしている。
【0049】図6の(D10)に示されている数字の羅
列は、機器を制御するためのデータであり、基本的に
は、○○WX○○、○○WY○○の形のデータで、対応
する試験対象回路を形成するための「リレーNo.」を
示している。
【0050】その他の個別制御すべき項目については、
特殊なコードを使用している。以上に述べた(D1〜D
10)の各データは、データベース作成プログラムによ
り、新規作成、変更が簡単に出来る。ステップ全体の入
れ替え、各データ個々の変更も可能である。
【0051】前述のように、本発明装置は、(A)機内
操縦席において、支点捍操作に専念する作業要員を遠隔
操作による支点捍の位置決め制御機構により不要とする
と共に、(B)指揮要員の合図に替え、作業に必要な情
報をその進行に合わせて、入出力一体型である遠隔操作
盤のディスプレイに表示し、作業要員がその指示通りに
操作後、盤面に設えられたスイッチ、タッチキーを操作
することにより、ホストコンピュ−タとの対話処理が行
われ、作業が進んで行くようにしたもので、専任の指揮
要員も不要にし、(C)これにより、作業要員の節減
と、作業の容易化が可能になると共に、電気系統の全試
験を一台の装置で可能にしたため、段取り作業が集約さ
れ、(D)計測も自動化することにより、計測時間の短
縮を図り、あわせて危険作業の排除も図り、(E)さら
に、装置を統合化した場合、装置の改修時間が増大する
という欠点を極力小さくするため、改修に即対応できる
ハード構成、および、ソフト構成としたものである。
【0052】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)航空機の電気系統に関する各系統毎のチェッカー
が有する機能を統合化することができる。 (2)そのため、機能試験時間(フロータイム)の短
縮、専任指揮要員の排除、作業の容易化、危険作業の排
除が出来る。 (3)また、データの一元化により、装置自体の改修も
容易にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る装置の利用状
況を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る装置の遠隔操
作盤の外観を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る装置のハード
ウェアの構成図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る装置のソフト
ウェアの構成図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る装置の試験実
行プログラムのフロー図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る装置のデータ
ベースの内容を示す図(1)。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る装置のデータ
ベースの内容を示す図(2)。
【図8】従来の技術による電気系統の試験状況を示す
図。
【符号の説明】
1…電気系統機能試験装置(本体) 1A…制御部 2…ケーブルドーリー 3…可変周波数発電機 4…防除氷系統可変負荷装置 5…警報灯監視TVカメラ 6…温度センサ 7…角度センサ 8…支点捍の位置決め制御機構 9…地上接地感知スイッチアクチュエータ 10…ケーブル 11…遠隔操作盤 12…入出力コネクタ 13…デジタルマルチメータ 14…データベース 14A…モデルAデータベース 14B…モデルBデータベース 14C…モデルCデータベース 15…プログラムコントロール部 16…試験実行プログラム 17…データベース作成プログラム 18…記録出力プログラム 19…自己診断プログラム 20…試験結果ファィル 21…CPUステーション 22…赤外線発生灯 23…リレーユニット 24…疑似信号発生ユニット 25…発電機、負荷制御ユニット 31…拡張ユニット 101…マルチメータ(テスター) 102…ジャンクションボックス1 103…ジャンクションボックス2 104…マニアルテスト用ケーブル 105…可変負荷装置 111…接続ケーブル 112…ELデスプレイ 113…Z軸アクチュエータスイッチ 114…Y軸アクチュエータスイッチ 115…X軸アクチュエータスイッチ 116…YESキー 117…NOキー 118…タッチパネル 119…スピーカー/インカム切替スイッチ S1…メニュー選択 S2…初期入力 S3…該当試験用データベース・ロード S4…手動/自動 S5…操作内容表示 S6…機体側操作 S7…タッチキー入力 S8…終了 S9…終了 S10…データ取込み S11…リミット有 S12…リミットエラー S13…エラーメッセイジ表示、エラー音声出力 S14…処理継続 S15…終了 S16…試験結果記録 S17…制御有 S18…個別制御 リレー制御、マルチメータ、監視TVカメラ、温度セン
サ、角度センサ、タイマー、支点捍位置決め機構 S19…音声出力 S20…テスト終了
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神前 康夫 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 藤田 徹 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 大田 克之 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)試験対象のスイッチ、サーキットブ
    レーカ、等の操作に必要な情報を表示し機能試験装置本
    体(1)とのアクセスを可能にする遠隔操作盤(11)
    と、(B)試験対象のスイッチ、サーキットブレーカ、
    等の操作に対応した試験対象側各部(コネクタ等)の電
    圧、電流、抵抗値、温度、角度、作動時間、および警報
    灯の点灯、消灯の自動読取りを実行する電気系統機能試
    験装置本体内の制御部(1A)と、(C)試験対象に関
    する試験設定条件を模擬させるための信号発生装置(周
    辺外部装置および装置本体に内臓)の作動をコントロー
    ルするCPUステーションとしての制御部(21)と、
    (D)試験対象が有する支点捍の位置決め制御機構
    (8)と(E)予め格納された試験要領(手順、要求
    等)に従い、A〜Dの各構成部の動作制御を実施すると
    共に、Bの計測部にて計測した結果と要求値との関係を
    判断後、試験結果として格納、並びに、試験結果の出力
    を可能にするプログラムコントロール部(15)を有
    し、(F)試験要領および機器制御のデータを統合し、
    一元化することを特徴とする制御用データベースを利用
    した機能試験装置。
JP8250190A 1996-09-20 1996-09-20 制御用データベースを利用した機能試験装置 Withdrawn JPH1090332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250190A JPH1090332A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 制御用データベースを利用した機能試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250190A JPH1090332A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 制御用データベースを利用した機能試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1090332A true JPH1090332A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17204160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8250190A Withdrawn JPH1090332A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 制御用データベースを利用した機能試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1090332A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504832A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 エアバス オペラツィオンス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 航空機電源障害のシミュレーション装置及び方法
KR101058821B1 (ko) 2003-12-01 2011-08-23 한국항공우주산업 주식회사 삼중 트림 지시기 시험 장치
WO2015005663A1 (ko) * 2013-07-10 2015-01-15 주식회사 글로비즈 신호 계측 진단 모니터링 시스템과 그 방법 및 이를 개별 장치에 적용한 방법 및 시스템
CN107941459A (zh) * 2017-12-13 2018-04-20 中国特种飞行器研究所 一种水面飞行器撞浪载荷水池试验系统及方法
CN108169586A (zh) * 2017-11-30 2018-06-15 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种用于航空电子系统集成测试方法
CN108195559A (zh) * 2017-12-13 2018-06-22 中国特种飞行器研究所 一种水面飞行器撞浪载荷全机无动力模型水池试验装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101058821B1 (ko) 2003-12-01 2011-08-23 한국항공우주산업 주식회사 삼중 트림 지시기 시험 장치
JP2011504832A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 エアバス オペラツィオンス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 航空機電源障害のシミュレーション装置及び方法
US8441375B2 (en) 2007-11-29 2013-05-14 Airbus Operations Gmbh Aircraft power failure simulation apparatus and method
WO2015005663A1 (ko) * 2013-07-10 2015-01-15 주식회사 글로비즈 신호 계측 진단 모니터링 시스템과 그 방법 및 이를 개별 장치에 적용한 방법 및 시스템
US10281909B2 (en) 2013-07-10 2019-05-07 Globiz Co., Ltd. Signal measuring/diagnosing system, and method for applying the same to individual devices
CN108169586A (zh) * 2017-11-30 2018-06-15 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种用于航空电子系统集成测试方法
CN107941459A (zh) * 2017-12-13 2018-04-20 中国特种飞行器研究所 一种水面飞行器撞浪载荷水池试验系统及方法
CN108195559A (zh) * 2017-12-13 2018-06-22 中国特种飞行器研究所 一种水面飞行器撞浪载荷全机无动力模型水池试验装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101418484B1 (ko) 모의 훈련 장비 및 이를 이용한 항공기 정비 교육 방법
CN106844775B (zh) 航天器故障快速检测系统
JP4523346B2 (ja) ディスプレイシステム
US10467989B2 (en) System for visualizing an aircraft procedure having several alternate sequences and related process
CN112623272B (zh) 一种大飞机空速异常辅助功能的试验方法
US20190130670A1 (en) Electronic manual display method and electronic manual control device
JPH1090332A (ja) 制御用データベースを利用した機能試験装置
JP2005189015A (ja) 鉄道車両用ブレーキ試験装置
CN101529349A (zh) 用于显示车辆维修过程的方法和设备
JPH0387671A (ja) 電気―機械系装置の診断装置
JPH08249047A (ja) 機能試験装置
JP2539372Y2 (ja) インパネ組立品の検査装置
JPH0816092A (ja) 訓練用シミュレータ装置
JPS63281597A (ja) 分散形制御システムの機能検査方式
CN117872801A (zh) 一种自动飞行控制计算机信号matlab仿真测试装置及测试方法
JPH0473116B2 (ja)
JP2940586B2 (ja) プラント制御装置のシミュレーションテスト方法及びプラント制御装置用シミュレータ
JPH10171638A (ja) 制御ソフトウェアの検証方法及び装置
CN217212936U (zh) 一种dfdau和dmu测试台
JPH08110809A (ja) 電力系統模擬装置
JP2005352883A (ja) 回路シミュレーションプログラム及び装置
JPH10261000A (ja) ケーブル接続図描画装置
JPH1139375A (ja) 電気回路図作成装置
CN202304870U (zh) 汽车液晶仪表的测试装置
JPH09191553A (ja) ディジタル形保護リレー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202