JPH1089951A - 動力伝達軸の捩れ検出装置および動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達軸の捩れ検出装置および動力伝達装置

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JPH1089951A
JPH1089951A JP8265078A JP26507896A JPH1089951A JP H1089951 A JPH1089951 A JP H1089951A JP 8265078 A JP8265078 A JP 8265078A JP 26507896 A JP26507896 A JP 26507896A JP H1089951 A JPH1089951 A JP H1089951A
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transmission shaft
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Satoo Nagata
慧男 永田
Jinichi Sekiyama
甚一 赤山
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KOHAN SENDAN KIKAI KK
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    • B21D1/02Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling by rollers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転動力を受けて回転中の動力伝達軸の自在継
手が過負荷のために破損することを未然に防止すること 【解決手段】本発明は、両端部に一対の自在継手(34)が
設けられた動力伝達軸(32)が回転力を受けるときに動力
伝達軸に生じる捩れを検出するための手段(46)を有す
る。捩れ検出手段(46)は、動力伝達軸の両端部またはこ
れらの近傍にそれぞれ取り付けられ動力伝達軸とともに
回転可能である2つの回転部材(48,50) と、検知手段と
を備える。両回転部材は前記動力伝達軸の周りに互いに
間隔をおいて相対する少なくとも1組の対向部(64,66)
を有し、検知手段が、両対向部のいずれか一方に取り付
けられ他方の対向部の接近を検知するためのセンサー(6
8)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動源の動力を被
駆動装置、例えば圧延後の帯板の表面矯正装置であるロ
ーラレベラ等に伝達するための動力伝達軸を含む動力伝
達装置と、前記動力伝達軸の捩れを検出するための装置
とに関する。
【0002】
【従来の技術】ローラレベラは、圧延後の帯板が通され
るパスラインを規定する上下のワークロール群を有す
る。上下の各ワークロールは、前記ローラレベラの外部
に設置された駆動源であるモータ、該モータに連なる動
力分配歯車機構等からの回転動力を受けてその軸線の周
りに回転される。前記駆動源の回転動力は、前記動力分
配歯車機構と各ワークロールとの間に配置された動力伝
達装置を介して、各ワークロールに伝達される。前記帯
板は、各ワークロールの回転力を受けて前記パスライン
を移動し、移動の間、前記上ワークロール群から前記下
ワークロール群に向けて及ぼされる圧下力を受けて、そ
の表面の歪みが除去され、これにより平坦に矯正され
る。
【0003】従来の前記動力伝達装置は、両端部に一対
の自在継手が設けられた動力伝達軸からなり、両自在継
手がそれぞれ前記動力分配歯車機構の各駆動軸および各
ワークロールとに接続されている。
【0004】ところで、前記パスライン上の帯板に及ば
される前記圧下力の大きさは、帯板の厚さ、表面の歪み
位置、歪み量の程度等に応じて設定されるが、帯板の矯
正作業の間、一部のワークロールと前記帯板との接触圧
が異常に増大し、このため、該ワークロールに接続され
た動力伝達装置の一方の自在継手が設計上の許容トルク
を越える過大な負荷を受けて破損することがある。
【0005】この破損を防止するためには、例えば、大
型の自在継手を用いることが考えられる。しかし、各ワ
ークロール群から伸びる複数の動力伝達装置の相互間隔
は狭く、このために大型の自在継手を採用することは実
際上困難である。
【0006】そこで、駆動側の自在継手に連なる動力伝
達軸の一部を互いに突き合わされた2つの部分で構成
し、両部分をこれらの軸線方向に貫通する複数のピンを
設けることが提案されている(実用新案登録第3006
598号)。これによれば、前記動力伝達軸に過大なト
ルクが作用するときに前記ピンが折れ、前記動力伝達軸
の両部分の接続が断たれる。その結果、前記自在継手は
過負荷を受けず、その破損が回避される。
【0007】しかし、他方、拘束を失って空回りをする
前記動力伝達軸の一部が振れ回り、他の動力伝達装置、
給油配管機構等を破損させ、この破損の修復のため、ロ
ーラレベラの長時間の稼働停止を余儀なくされるという
問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回転
動力を受けて回転中の動力伝達軸の自在継手が過負荷の
ために破損することを未然に防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端部に一対
の自在継手が設けられた動力伝達軸が回転力を受けると
きに該動力伝達軸に生じる捩れを検出するための手段を
有する。前記動力伝達軸の捩れ検出手段は、前記動力伝
達軸の両端部またはこれらの近傍にそれぞれ取り付けら
れ前記動力伝達軸とともに回転可能である2つの回転部
材と、検知手段とを備える。両回転部材は前記動力伝達
軸の周りに互いに間隔をおいて相対する少なくとも1組
の対向部を有し、前記検知手段が、両対向部のいずれか
一方に取り付けられ他方の対向部の接近を検知するため
のセンサーを有する。
【0010】各回転部材は、例えば、前記動力伝達軸を
同軸的に取り巻く管からなり、前記対向部は前記管の端
部に設けられる。あるいは、各回転部材は、前記動力伝
達軸を同軸的に取り巻く管と、該管から放射方向に伸び
る板体とからなり、前記対向部が前記板体の先端部に設
けられる。また、相互間隔が異なる複数組の対向部を設
けることができる。
【0011】前記センサーをリミットスイッチとし、ま
た、前記検知手段が、一方の自在継手にこれとともに回
転可能に取り付けられかつ前記リミットスイッチと電気
的に接続された一対のスリップリングと、前記スリップ
リングに接する給電ブラシとを備えるものとすることが
できる。
【0012】本発明がローラレベラや圧延機に適用され
るとき、一方の自在継手は駆動源に接続され、他の一方
の継手が前記ローラレベラや圧延機のワークロールに接
続される。
【0013】
【発明の作用および効果】本発明によれば、一方の自在
継手を介してモータのような駆動源から前記動力伝達軸
に回転力が加えられ、前記動力伝達軸から他方の自在継
手を介してローラレベラのワークローラのような被駆動
体に回転動力が伝達されるとき、前記動力伝達軸に捩れ
が生じる。このとき、前記伝達軸の駆動側の端部の捩れ
はこれに取り付けられた一方の回転部材に回転運動を生
じさせ、また、前記従動側の捩れは他方の回転部材に回
転運動を生じさせる。ここで、前記動力伝達軸の捩れの
量は、前記駆動側の端部より前記従動側の端部において
大きい。このため、前記他方の回転部材の対向部は前記
一方の回転部材の対向部に対して相対的に接近する。両
対向部の相対的接近はセンサーにより感知される。した
がって、両回転部材の対向部の相互間距離について、前
記従動側の自在継手が耐え得る最大の負荷トルクに対応
する前記動力伝達軸の捩り量に対応する大きさに設定し
ておけば、前記センサーによる両対向部の相対接近を感
知することにより、前記自在継手の破損を未然に防止す
ることができる。
【0014】前記動力伝達軸を同軸的に取り巻く管から
なる回転部材は、前記動力伝達軸の回転時における振れ
が小さく、また、前記動力伝達軸の周囲の空間に占める
割合が小さい。このため、前記管の採用は、複数の動力
伝達軸が互いに狭い相互間隔で配置される場合に有利で
ある。
【0015】また、前記動力伝達軸を同軸的に取り巻く
管と、該管から放射方向へ伸びる板体とで構成し、前記
対向部を前記板体の先端部に設けることにより、前記対
向部を前記動力伝達軸より比較的大径の円周上に配置す
ることができる。これによれば、小径の円周上における
前記動力伝達軸の捩れの量が、拡大または増幅された大
きさの前記対向部の回転量として出力される。したがっ
て、前記動力伝達軸の捩れの量または捩れの角度を容易
にまたより正確に検出することができる。
【0016】両回転部材に複数組の対向部を設け、各組
の対向部の相互間隔を異なるものとすれば、前記従動側
の自在継手への限界負荷トルクに至るまでの負荷トルク
を知ることができる。この場合の前記センサーとして、
リミットスイッチ、マイクロスイッチ、近接スイッチ等
を用いることができる。
【0017】前記スイッチのオン動作は、前記動力伝達
軸の端部またはその近傍に取り付けられたスリップリン
グと、前記スリップリングに接する給電ブラシおよび集
電ブラシとを介して出力することができる。
【0018】本発明の動力伝達軸の捩れ検出装置または
動力伝達装置をローラレベラまたは圧延機に適用すると
き、前記ローラレベラまたは圧延機を前記自在継手に許
容される最大負荷トルクの下で稼働させることができ
る。このため、前記ローラレベラにあっては上下のワー
クロール群間のパスラインに通される被矯正材である帯
板に対して最大の圧下力を及ぼし、これにより前記帯板
を最大の塑性変形率をもって矯正することができる。
【0019】また、ローラレベラによっては、前記パス
ラインの入口を規定する2または3本のワークロールを
回転駆動せずに3または4本目以降の残りのワークロー
ルを駆動する場合がある。この場合、駆動源の動力はそ
の全てが前記残りのワークロールに付与される。しか
し、このような場合にあっても、自在継手に負荷される
許容最大トルクを検知することができることから、過剰
なトルクの負荷による前記自在継手の破損を心配するこ
となしに、前記帯板の矯正作業を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明の代表
的な適用例である、ローラレベラ10の駆動機構12が
示されている。
【0021】ローラレベラ10は、互いに千鳥状に配置
され圧延後の鋼板のような板材または帯板14が通され
るパスラインを規定する上下のワークロール群16,1
8を備える。下ワークロール群18はその各ワークロー
ル22がその軸線の周りに回転可能であるようにフレー
ム(図示せず)に並列に支持され、また、上ワークロー
ル群16はその各ワークロール20がその軸線の周りに
回転可能であるように他のフレーム(図示せず)に並列
に支持されている。上ワークロール群16はこれを支持
する前記他のフレームを介して、下ワークロール群18
を支持する前記フレームに上下動可能に支持され、下ワ
ークロール群18上の帯板14に向けて圧下力を及ぼす
ことができる。
【0022】帯板14は前記パスラインに通され、矢印
23の方向に移動される間、上ワークロール群16の圧
下力の下に上下の各ワークロール20,22に沿って繰
り返し曲げられる。帯板14の両表面は、前記ワークロ
ールによる繰り返しの曲げのために塑性域まで伸び、こ
れにより両表面の歪み24が除去され、平坦にされる。
【0023】各ワークロール群の各ワークロール20,
22は、駆動機構12の動力を受けてその軸線の周りに
回転駆動され、前記パスライン上の帯板14に送り力を
与える。
【0024】駆動機構12は、電動モータ26、モータ
26に接続された減速機28および減速機28に接続さ
れた動力分配歯車機構30からなる駆動源と、上下のワ
ークロール20,22と同数の動力伝達軸32とを含
む。各動力伝達軸32は、本発明の後記動力伝達装置4
0の一部をなす。但し、動力伝達装置40の残部は図の
煩雑を避けるために省略し、その詳細を図2に示す。
【0025】動力分配歯車機構30は、上下のワークロ
ール20,22と同数の駆動軸または出力軸33(図2
参照)を有し、各動力伝達軸32は、その両端部に設け
られた一対の自在継手34,36を介して、動力分配歯
車機構30の各出力軸と各ワークロール20,22とに
それぞれ接続されている。したがって、駆動源26の回
転動力は、各動力伝達軸(中間軸)32を介して、各ワ
ークロール20,22に伝達される。各動力伝達軸32
には、駆動源26の回転動力を伝達するとき、その軸線
の周りに許容の捩れを生じる。
【0026】ところで、一部のワークロール、図示の例
では上ワークロール20に生じる予期しない過大な回転
抵抗(負荷)のために、この上ワークロール20の端部
に接続された従動側の自在継手36に設計上の許容負荷
トルクを越える回転力(トルク)が作用することがあ
る。
【0027】本発明の動力伝達装置40によれば、前記
設計上の許容負荷トルクを越えるトルクを受ける結果生
じる自在継手36の破損、より詳細には自在継手36の
十字状のピンの折損と、この折損に伴う不都合、すなわ
ち上ワークロール20との接続を断たれて振れ回る動力
伝達軸32(想像線で示す)の衝突による両隣の動力伝
達軸やその近傍の油圧配管(図示せず)の破損と、これ
らの設備の破損の修理のために余儀なくされるローラレ
ベラ10の稼働の中断および該中断による帯板14の矯
正作業能率の低下とを回避することができる。
【0028】動力伝達装置40は図1に示す動力伝達軸
32および該動力伝達軸の両端部にそれぞれ設けられた
一対の自在継手34,36と、動力伝達軸32の捩れを
検出するための装置46とを備える。
【0029】図2に示すように、動力伝達軸32は各ワ
ークロール20,22の軸線方向への予め許容された移
動を可能とすべく、スプライン結合により互いに軸線方
向へ移動可能に接続された2つの軸部42,44からな
る。また、図示の例では、駆動側の自在継手34の一部
(一方の二股部43)が軸部42の端部と一体をなし、
従動側の自在継手36の一部(一方の二股部45)が軸
部44の端部とは別体の部材からなり、軸部44に固定
されている。各軸部42,44と前記自在継手の一部
(一方の二股部43,45)とを一体とするか別体とす
るかは任意に設定することができる。さらに、駆動側の
軸部42は中空軸からなるが、従動側の軸部分44と同
じように中実軸からなるものであってもよい。
【0030】図2および図3に示すように、捩れ検出装
置46は、動力伝達軸32と共に回転可能である2つの
回転部材48,50を備える。
【0031】一方の回転部材48は管52と、管52の
従動側の端部に連なる板体54とからなる。管52は、
駆動側の軸部42に連なる自在継手34の二股部43の
一部分と軸部42の一部分とを同軸的に取り巻き、二股
部43に複数のボルト56で固定されている。これによ
り、回転部材48は動力伝達軸32と共にその軸線の回
りに回転することができる。回転部材48は、動力伝達
軸32の一方の端部の近傍である二股部43に固定する
ことに代えて、動力伝達軸32の一方の端部(軸部42
の端部)に固定してもよい。
【0032】他の一方の回転部材50もまた管58と、
管58の駆動側の端部に連なる板体60とからなる。管
58は動力伝達軸32の一部(軸部42,44のそれぞ
れの一部)の周囲を同軸的に取り巻き、その一端部にお
いて動力伝達軸32の他の軸部44とスプライン係合し
ている。また、他端部は駆動側の自在継手34に相対し
ている。管58の前記他端部と軸部42との間にはベア
リング62が配置されている。これにより、回転部材5
0は動力伝達軸32と共にその軸線の回りに回転するこ
とができる。好ましくは、回転部材50がその軸線方向
へ変位しないように、例えば、その一端部を軸部44に
固定する。回転部材50は、動力伝達軸32の他方の端
部の近傍である二股部45に固定してもよい。また、後
記対向部64,66を設けることを条件として、管5
2,58の長さ寸法は任意に定めることができる。
【0033】回転部材48,50は、動力伝達軸32が
前記回転動力を受けてその軸線の周りに捩れが生じると
き、それぞれの固定箇所における捩り角度だけ回転す
る。前記捩り角度は、駆動側の位置より従動側の位置に
おいて大きい。したがって、回転部材50の回転角度
は、回転部材48の回転角度より小さい。
【0034】回転部材48,50の各板体58,60
は、動力伝達軸32の放射方向に伸びる一対の細長い板
部を有する。両板体58,60の各板部の先端には、動
力伝達軸32の軸線方向に伸びかつ該動力伝達軸の周り
に互いに間隔おいて相対する板状の一組の対向部64,
66が設けられている。
【0035】各組の対向部64,66は、動力伝達軸3
2が前記回転動力を受けて該動力伝達軸32に捩れが生
じ、各回転部材48,50が動力伝達軸32の各端部と
共に同じ方向に回転するとき、該各組の対向部64,6
6の相互間隔が減少する。
【0036】各組の対向部64,66のいずれか一方、
図示の例では一方の各対向部64に、他の一方の対向部
66の接近を検知するための検知手段の一部をなすセン
サー68が取り付けられている。図示のセンサー68は
リミットスイッチからなる。センサー68として、前記
リミットスイッチに代えて、マイクロスイッチ、近接ス
イッチ等を用いることができる。
【0037】両リミットスイッチは、駆動側の自在継手
34の他方の二股部70に絶縁材72を介して取り付け
られた二対のスリップリング74,76に、二対の導線
78,80を介して、電気的に接続されている。各対の
スリップリングには、それぞれ、給電ブラシおよび集電
ブラシ(図示せず)が当接され、両ブラシには前記リミ
ットスイッチのオン状態を示す例えばランプ、ブザー等
(図示せず)が電気的に接続される。前記スリップリン
グは、従動側の自在継手36の他方の二股部82に取り
付けてもよい。
【0038】前記リミットスイッチは、対向部64に対
して相対的に接近する対向部66が前記リミットスイッ
チの接触ピンを押圧するとき、オン状態となる。
【0039】一方の組の対向部64,66の相互間隔、
より正確には対向部66と前記リミットスイッチの接触
ピンとの間の距離は、自在継手36の許容限界トルクと
ほぼ同じトルクが動力伝達軸32に負荷されたときに対
向部66が前記リミットスイッチの接触ピンを押し、該
リミットスイッチがオン状態となる大きさに設定する。
これによれば、前記リミットスイッチがオン状態となっ
たとき、ローラレベラ10の運転を一時停止することに
より自在継手36の破損を防止することができ、前記ロ
ーラレベラのワークロール20,22の回転抵抗すなわ
ち上ワークロール群16の前記圧下力の大きさを調整す
ることにより、運転を再開することができる。
【0040】また、他方の組の対向部64,66の相互
間隔は、自在継手36の前記許容限界トルクより小さい
トルクが動力伝達軸32に負荷されたときに対向部66
が前記リミットスイッチの接触ピンを押し、該リミット
スイッチがオン状態となる大きさに設定する。他方の組
の対向部64,66における前記リミットスイッチのオ
ン状態に引き続いて、前記一方の組の対向部64,66
における前記リミットスイッチがオン状態となるとき
は、前記他方の組のリミットスイッチの接触ピンがさら
に押し込まれ、オン状態が維持される。
【0041】対向部64,66の組数は1または3以上
とすることができる。多数組の対向部64,66を設け
れば、各組におけるリミットスイッチのオン状態を次々
に検出し、自在継手36に負荷されるトルクの変化を知
ることができ、また、自在継手36がその許容限界トル
クに近いトルクを受ける状態でのローラレベラ10の運
転を実現することができ、これにより、最良の矯正効果
を得ることができる。
【0042】3組以上の対向部64,66を設けるとき
は、放射方向に伸びる前記板体の前記細長い板部の数を
3以上とする。あるいは、前記板体を円板で構成するこ
とができる。前記板体に対向部64,66を設けること
により、対向部64,66は管52,58の外径より大
きい直径の円周上に配置される。これにより、管52,
58の回転量したがって動力伝達軸32の捩れの量が、
対向部64,66において、より拡大されまたは増幅さ
れた量として検出される。
【0043】対向部64,66は、前記板体を設けるこ
となしに、各管52,58の先端部に設けることができ
る。あるいは、両管の前記先端部に互いに他の一方に向
けて直径が増大するラッパ状の管部を設け該管部の先端
に対向部64,66を設けることができる。これらの場
合も、また、前記管または前記管部の先端の外径が動力
伝達軸32の外径より大きいため、動力伝達軸32の捩
れ量を拡大または増幅された量として取り出すことがで
きる。
【0044】図4に示すように、管58の前記従動側の
端部を動力伝達軸32、より詳細には軸部42の端部に
固定してもよい。軸部42の端部は管58の前記従動側
の端部に嵌合している。管58の前記端部は軸部42の
端部に複数のボルト84で固定することができる。符号
86は、これらの両端部の相互回転を防止するために配
置されたキーを示す。
【0045】本発明について、ローラレベラ10の駆動
機構に対する適用例を用いて説明したが、本発明に係る
動力伝達装置または動力伝達軸の捩れ検出装置は、前記
ローラレベラの駆動機構以外のものに適用可能である。
他の適用例として、例えば、圧延機における駆動機構が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されたローラレベラの一部
およびその駆動機構の概略的な斜視図である。
【図2】動力伝達装置の部分拡大断面図である。
【図3】動力伝達装置の一部を示す分解斜視図である。
【図4】動力伝達軸の端部とこれに固定された一方の回
転部材の端部とを示す部分断面図である。
【符号の説明】 10 ローラレベラ 20,22 ワークロール 32 動力伝達軸 34,36 自在継手 40 動力伝達装置 46 捩れ検出装置 48,50 回転部材 52,58 管 54,60 板体 64,66 対向部 68 センサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 動力伝達軸の捩れ検出装置および動力
伝達装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動源の動力を被
駆動装置、例えば圧延後の帯板の表面矯正装置であるロ
ーラレベラ等に伝達するための動力伝達軸を含む動力伝
達装置と、前記動力伝達軸の捩れを検出するための装置
とに関する。
【0002】
【従来の技術】ローラレベラは、圧延後の帯板が通され
るパスラインを規定する上下のワークロール群を有す
る。上下の各ワークロールは、前記ローラレベラの外部
に設置された駆動源であるモータ、該モータに連なる動
力分配歯車機構等からの回転動力を受けてその軸線の周
りに回転される。前記駆動源の回転動力は、前記動力分
配歯車機構と各ワークロールとの間に配置された動力伝
達装置を介して、各ワークロールに伝達される。前記帯
板は、各ワークロールの回転力を受けて前記パスライン
を移動し、移動の間、前記上ワークロール群から前記下
ワークロール群に向けて及ぼされる圧下力を受けて、そ
の表面の歪みが除去され、これにより平坦に矯正され
る。
【0003】従来の前記動力伝達装置は、両端部に一対
の自在継手が設けられた動力伝達軸からなり、両自在継
手がそれぞれ前記動力分配歯車機構の各駆動軸および各
ワークロールとに接続されている。
【0004】ところで、前記パスライン上の帯板に及ぼ
される前記圧下力の大きさは、帯板の厚さ、表面の歪み
位置、歪み量の程度等に応じて設定されるが、帯板の矯
正作業の間、一部のワークロールと前記帯板との接触圧
が異常に増大し、このため、該ワークロールに接続され
た動力伝達装置の一方の自在継手が設計上の許容トルク
を越える過大な負荷を受けて破損することがある。
【0005】この破損を防止するためには、例えば、大
型の自在継手を用いることが考えられる。しかし、各ワ
ークロール群から伸びる複数の動力伝達装置の相互間隔
は狭く、このために大型の自在継手を採用することは実
際上困難である。
【0006】そこで、駆動側の自在継手に連なる動力伝
達軸の一部を互いに突き合わされた2つの部分で構成
し、両部分をこれらの軸線方向に貫通する複数のピンを
設けることが提案されている(実用新案登録第3006
598号)。これによれば、前記動力伝達軸に過大なト
ルクが作用するときに前記ピンが折れ、前記動力伝達軸
の両部分の接続が断たれる。その結果、前記自在継手は
過負荷を受けず、その破損が回避される。
【0007】しかし、他方、拘束を失って空回りをする
前記動力伝達軸の一部が振れ回り、他の動力伝達装置、
給油配管機構等を破損させ、この破損の修復のため、ロ
ーラレベラの長時間の稼働停止を余儀なくされるという
問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回転
動力を受けて回転中の動力伝達軸の自在継手が過負荷の
ために破損することを未然に防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端部に一対
の自在継手が設けられた動力伝達軸が回転力を受けると
きに該動力伝達軸に生じる捩れを検出するための手段を
有する。前記動力伝達軸の捩れ検出手段は、前記動力伝
達軸にそれぞれ取り付けられ前記動力伝達軸とともに回
転可能である2つの回転部材と、検知手段とを備える。
両回転部材は前記動力伝達軸の周りに互いに間隔をおい
て相対する少なくとも1組の対向部を有し、前記検知手
段が、両対向部のいずれか一方に取り付けられ他方の対
向部の接近を検知するためのセンサーを有する。
【0010】各回転部材は、例えば、前記動力伝達軸を
同軸的に取り巻く管からなり、前記対向部は前記管の端
部に設けられる。あるいは、各回転部材は、前記動力伝
達軸を同軸的に取り巻く管と、該管から放射方向に伸び
る板体とからなり、前記対向部が前記板体の先端部に設
けられる。また、相互間隔が異なる複数組の対向部を設
けることができる。
【0011】前記センサーをリミットスイッチとし、ま
た、前記検知手段が、一方の自在継手にこれとともに回
転可能に取り付けられかつ前記リミットスイッチと電気
的に接続された一対のスリップリングと、前記スリッブ
リングに接する給電ブラシとを備えるものとすることが
できる。
【0012】本発明がローラレベラや圧延機に適用され
るとき、一方の自在継手は駆動源に接続され、他の一方
の継手が前記ローラレベラや圧延機のワークロールに接
続される。
【0013】
【発明の作用および効果】本発明によれば、一方の自在
継手を介してモータのような駆動源から前記動力伝達軸
に回転力が加えられ、前記動力伝達軸から他方の自在継
手を介してローラレベラのワークロールのような被駆動
体に回転動力が伝達される。このとき、前記動力伝達軸
に捩れが生じる。このとき、前記伝達軸の駆動側の端部
の捩れはこれに取り付けられた一方の回転部材に回転運
動を生じさせ、また、前記従動側の捩れは他方の回転部
材に回転運動を生じさせる。ここで、前記動力伝達軸の
捩れの量は、前記駆動側の端部より前記従動側の端部に
おいて大きい。このため、前記他方の回転部材の対向部
は前記一方の回転部材の対向部に対して相対的に接近す
る。両対向部の相対的接近はセンサーにより感知され
る。したがって、両回転部材の対向部の相互間距離につ
いて、前記従動側の自在継手が耐え得る最大の負荷トル
クに対応する前記動力伝達軸の捩り量に対応する大きさ
に設定しておけば、前記センサーによる両対向部の相対
接近を感知することにより、前記自在継手の破損を未然
に防止することができる。
【0014】前記動力伝達軸を同軸的に取り巻く管から
なる回転部材は、前記動力伝達軸の回転時における振れ
が小さく、また、前記動力伝達軸の周囲の空間に占める
割合が小さい。このため、前記管の採用は、複数の動力
伝達軸が互いに狭い相互間隔で配置される場合に有利で
ある。
【0015】また、前記動力伝達軸を同軸的に取り巻く
管と、該管から放射方向へ伸びる板体とで構成し、前記
対向部を前記板体の先端部に設けることにより、前記対
向部を前記動力伝達軸より比較的大径の円周上に配置す
ることができる。これによれば、小径の円周上における
前記動力伝達軸の捩れの量が、拡大または増幅された大
きさの前記対向部の回転量として出力される。したがっ
て、前記動力伝達軸の捩れの量または捩れの角度を容易
にまたより正確に検出することができる。
【0016】両回転部材に複数組の対向部を設け、各組
の対向部の相互間隔を異なるものとすれば、前記従動側
の自在継手への限界負荷トルクに至るまでの負荷トルク
を知ることができる。この場合の前記センサーとして、
リミットスイッチ、マイクロスイッチ、近接スイッチ等
を用いることができる。
【0017】前記スイッチのオン動作は、前記動力伝達
軸の端部またはその近傍に取り付けられたスリップリン
グと、前記スリップリングに接する給電ブラシおよび集
電ブラシとを介して出力することができる。
【0018】本発明の動力伝達軸の捩れ検出装置または
動力伝達装置をローラレベラまたは圧延機に適用すると
き、前記ローラレベラまたは圧延機を前記自在継手に許
容される最大負荷トルクの下で稼働させることができ
る。このため、前記ローラレベラにあっては上下のワー
クロール群間のパスラインに通される被矯正材である帯
板に対して最大の圧下力を及ぼし、これにより前記帯板
を最大の塑性変形率をもって矯正することができる。
【0019】また、ローラレベラによっては、前記パス
ラインの入口を規定する2または3本のワークロールを
回転駆動せずに3または4本目以降の残りのワークロー
ルを駆動する場合がある。この場合、駆動源の動力はそ
の全てが前記残りのワークロールに付与される。しか
し、このような場合にあっても、自在継手に負荷される
許容最大トルクを検知することができることから、過剰
なトルクの負荷による前記自在継手の破損を心配するこ
となしに、前記帯板の矯正作業を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明の代表
的な適用例である、ローラレベラ10の駆動機構12が
示されている。
【0021】ローラレベラ10は、互いに千鳥状に配置
され圧延後の鋼板のような板材または帯板14が通され
るパスラインを規定する上下のワークロール群16,1
8を備える。下ワークロール群18はその各ワークロー
ル22がその軸線の周りに回転可能であるようにフレー
ム(図示せず)に並列に支持され、また、上ワークロー
ル群16はその各ワークロール20がその軸線の周りに
回転可能であるように他のフレーム(図示せず)に並列
に支持されている。上ワークロール群16はこれを支持
する前記他のフレームを介して、下ワークロール群18
を支持する前記フレームに上下動可能に支持され、下ワ
ークロール群18上の帯板14に向けて圧下力を及ぼす
ことができる。
【0022】帯板14は前記パスラインに通され、矢印
23の方向に移動される間、上ワークロール群16の圧
下力の下に上下の各ワークロール20,22に沿って繰
り返し曲げられる。帯板14の両表面は、前記ワークロ
ールによる繰り返しの曲げのために塑性域まで伸び、こ
れにより両表面の歪み24が除去され、平坦にされる。
【0023】各ワークロール群の各ワークロール20,
22は、駆動機構12の動力を受けてその軸線の周りに
回転駆動され、前記パスライン上の帯板14に送り力を
与える。
【0024】駆動機構12は、電動モータ26、モータ
26に接続された減速機28および減速機28に接続さ
れた動力分配歯車機構30からなる駆動源と、上下のワ
ークロール20,22と同数の動力伝達軸32とを含
む。各動力伝達軸32は、本発明の後記動力伝達装置4
0の一部をなす。但し、動力伝達装置40の残部は図の
煩雑を避けるために省略し、その詳細を図2に示す。
【0025】動力分配歯車機構30は、上下のワークロ
ール20,22と同数の駆動軸または出力軸33(図2
参照)を有し、各動力伝達軸32は、その両端部に設け
られた一対の自在継手34,36を介して、動力分配歯
車機構30の各出力軸と各ワークロール20,22とに
それぞれ接続されている。したがって、駆動源26の回
転動力は、各動力伝達軸(中間軸)32を介して、各ワ
ークロール20,22に伝達される。各動力伝達軸32
には、駆動源26の回転動力を伝達するとき、その軸線
の周りに許容の捩れを生じる。
【0026】ところで、一部のワークロール、図示の例
では上ワークロール20に生じる予期しない過大な回転
抵抗(負荷)のために、この上ワークロール20の端部
に接続された従動側の自在継手36に設計上の許容負荷
トルクを越える回転力(トルク)が作用することがあ
る。
【0027】本発明の動力伝達装置40によれば、前記
設計上の許容負荷トルクを越えるトルクを受ける結果生
じる自在継手36の破損、より詳細には自在継手36の
十字状のピンの折損と、この折損に伴う不都合、すなわ
ち上ワークロール20との接続を断たれて振れ回る動力
伝達軸32(想像線で示す)の衝突による両隣の動力伝
達軸やその近傍の油圧配管(図示せず)の破損と、これ
らの設備の破損の修理のために余儀なくされるローラレ
ベラ10の稼働の中断および該中断による帯板14の矯
正作業能率の低下とを回避することができる。
【0028】動力伝達装置40は図1に示す動力伝達軸
32および該動力伝達軸の両端部にそれぞれ設けられた
一対の自在継手34,36と、動力伝達軸32の捩れを
検出するための装置46とを備える。
【0029】図2に示すように、動力伝達軸32は各ワ
ークロール20,22の軸線方向への予め許容された移
動を可能とすべく、スプライン結合により互いに軸線方
向へ移動可能に接続された2つの軸部42,44からな
る。また、図示の例では、駆動側の自在継手34の一部
(一方の二股部43)が軸部42の端部と一体をなし、
従動側の自在継手36の一部(一方の二股部45)が軸
部44の端部とは別体の部材からなり、軸部44に固定
されている。各軸部42,44と前記自在継手の一部
(一方の二股部43,45)とを一体とするか別体とす
るかは任意に設定することができる。さらに、駆動側の
軸部42は中空軸からなるが、従動側の軸部分44と同
じように中実軸からなるものであってもよい。
【0030】図2および図3に示すように、捩れ検出装
置46は、動力伝達軸32と共に回転可能である2つの
回転部材48,50を備える。
【0031】一方の回転部材48は管52と、管52の
従動側の端部に連なる板体54とからなる。管52は、
駆動側の軸部42に連なる自在継手34の二股部43の
一部分と軸部42の一部分とを同軸的に取り巻き、二股
部43に複数のボルト56で固定されている。これによ
り、回転部材48は動力伝達軸32と共にその軸線の回
りに回転することができる。回転部材48は、動力伝達
軸32の一方の端部の近傍である二股部43に固定する
ことに代えて、動力伝達軸32の一方の端部(軸部42
の端部)に固定してもよい。
【0032】他の一方の回転部材50もまた管58と、
管58の駆動側の端部に連なる板体60とからなる。管
58は動力伝達軸32の一部(軸部42,44のそれぞ
れの一部)の周囲を同軸的に取り巻き、その一端部にお
いて動力伝達軸32の他の軸部44とスプライン係合し
ている。また、他端部は駆動側の自在継手34に相対し
ている。管58の前記他端部と軸部42との間にはベア
リング62が配置されている。これにより、回転部材5
0は動力伝達軸32と共にその軸線の回りに回転するこ
とができる。好ましくは、回転部材50がその軸線方向
へ変位しないように、例えば、その一端部を軸部44に
固定する。回転部材50は、動力伝達軸32の他方の端
部の近傍である二股部45に固定してもよい。また、後
記対向部64,66を設けることを条件として、管5
2,58の長さ寸法は任意に定めることができる。
【0033】回転部材48,50は、動力伝達軸32が
前記回転動力を受けてその軸線の周りに捩れが生じると
き、それぞれの固定箇所における捩り角度だけ回転す
る。前記捩り角度は、駆動側の位置より従動側の位置に
おいて大きい。したがって、回転部材50の回転角度
は、回転部材48の回転角度より大きい。
【0034】回転部材48,50の各板体54,60
は、動力伝達軸32の放射方向に伸びる一対の細長い板
部を有する。両板体54,60の各板部の先端には、動
力伝達軸32の軸線方向に伸びかつ該動力伝達軸の周り
に互いに間隔おいて相対する板状の一組の対向部64,
66が設けられている。
【0035】各組の対向部64,66は、動力伝達軸3
2が前記回転動力を受けて該動力伝達軸32に捩れが生
じ、各回転部材48,50が動力伝達軸32の各端部と
共に同じ方向に回転するとき、該各組の対向部64,6
6の相互間隔が減少する。
【0036】各組の対向部64,66のいずれか一方、
図示の例では一方の各対向部64に、他の一方の対向部
66の接近を検知するための検知手段の一部をなすセン
サー68が取り付けられている。図示のセンサー68は
リミットスイッチからなる。センサー68として、前記
リミットスイッチに代えて、マイクロスイッチ、近接ス
イッチ等を用いることができる。
【0037】両リミットスイッチは、駆動側の自在継手
34の他方の二股部70に絶縁材72を介して取り付け
られた二対のスリップリング74,76に、二対の導線
78,80を介して、電気的に接続されている。各対の
スリップリングには、それぞれ、給電ブラシおよび集電
ブラシ(図示せず)が当接され、両ブラシには前記リミ
ットスイッチのオン状態を示す例えばランプ、ブザー等
(図示せず)が電気的に接続される。前記スリップリン
グは、従動側の自在継手36の他方の二股部82に取り
付けてもよい。
【0038】前記リミットスイッチは、対向部64に対
して相対的に接近する対向部66が前記リミットスイッ
チの接触ピンを押圧するとき、オン状態となる。
【0039】一方の組の対向部64,66の相互間隔、
より正確には対向部66と前記リミットスイッチの接触
ピンとの間の距離は、自在継手36の許容限界トルクと
ほぼ同じトルクが動力伝達軸32に負荷されたときに対
向部66が前記リミットスイッチの接触ピンを押し、該
リミットスイッチがオン状態となる大きさに設定する。
これによれば、前記リミットスイッチがオン状態となっ
たとき、ローラレベラ10の運転を一時停止することに
より自在継手36の破損を防止することができ、前記ロ
ーラレベラのワークロール20,22の回転抵抗すなわ
ち上ワークロール群16の前記圧下力の大きさを調整す
ることにより、運転を再開することができる。
【0040】また、他方の組の対向部64,66の相互
間隔は、自在継手36の前記許容限界トルクより小さい
トルクが動力伝達軸32に負荷されたときに対向部66
が前記リミットスイッチの接触ピンを押し、該リミット
スイッチがオン状態となる大きさに設定する。他方の組
の対向部64,66における前記リミットスイッチのオ
ン状態に引き続いて、前記一方の組の対向部64,66
における前記リミットスイッチがオン状態となるとき
は、前記他方の組のリミットスイッチの接触ピンがさら
に押し込まれ、オン状態が維持される。
【0041】対向部64,66の組数は1または3以上
とすることができる。多数組の対向部64,66を設け
れば、各組におけるリミットスイッチのオン状態を次々
に検出し、自在継手36に負荷されるトルクの変化を知
ることができ、また、自在継手36がその許容限界トル
クに近いトルクを受ける状態でのローラレベラ10の運
転を実現することができ、これにより、最良の矯正効果
を得ることができる。
【0042】3組以上の対向部64,66を設けるとき
は、放射方向に伸びる前記板体の前記細長い板部の数を
3以上とする。あるいは、前記板体を円板で構成するこ
とができる。前記板体に対向部64,66を設けること
により、対向部64,66は管52,58の外径より大
きい直径の円周上に配置される。これにより、管52,
58の回転量したがって動力伝達軸32の捩れの量が、
対向部64,66において、より拡大されまたは増幅さ
れた量として検出される。
【0043】対向部64,66は、前記板体を設けるこ
となしに、各管52,58の先端部に設けることができ
る。あるいは、両管の前記先端部に互いに他の一方に向
けて直径が増大するラッパ状の管部を設け該管部の先端
に対向部64,66を設けることができる。これらの場
合も、また、前記管または前記管部の先端の外径が動力
伝達軸32の外径より大きいため、動力伝達軸32の捩
れ量を拡大または増幅された量として取り出すことがで
きる。
【0044】図4に示すように、管58の前記従動側の
端部を動力伝達軸32、より詳細には軸部42の端部に
固定してもよい。軸部42の端部は管58の前記従動側
の端部に嵌合している。管58の前記端部は軸部42の
端部に複数のボルト84で固定することができる。符号
86は、これらの両端部の相互回転を防止するために配
置されたキーを示す。
【0045】本発明について、ローラレベラ10の駆動
機構に対する適用例を用いて説明したが、本発明に係る
動力伝達装置または動力伝達軸の捩れ検出装置は、前記
ローラレベラの駆動機構以外のものに適用可能である。
他の適用例として、例えば、圧延機における駆動機構が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されたローラレベラの一部
およびその駆動機構の概略的な斜視図である。
【図2】動力伝達装置の部分拡大断面図である。
【図3】動力伝達装置の一部を示す分解斜視図である。
【図4】動力伝達軸の端部とこれに固定された一方の回
転部材の端部とを示す部分断面図である。
【符号の説明】 10 ローラレベラ 20,22 ワークロール 32 動力伝達軸 34,36 自在継手 40 動力伝達装置 46 捩れ検出装置 48,50 回転部材 52,58 管 54,60 板体 64,66 対向部 68 センサー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に一対の自在継手が設けられた動
    力伝達軸と、前記動力伝達軸の捩れを検出するための装
    置とを含み、前記捩れ検出装置が、前記動力伝達軸の両
    端部またはこれらの近傍にそれぞれ取り付けられ前記前
    記動力伝達軸とともに回転可能である2つの回転部材
    と、検知手段とを含み、両回転部材が、前記動力伝達軸
    の周りに互いに間隔をおいて相対する少なくとも1組の
    対向部を有し、前記検知手段が、両対向部のいずれか一
    方に取り付けられ他方の対向部の接近を検知するための
    センサーを有する、動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 両端部に一対の自在継手が設けられた動
    力伝達軸の捩れを検出するための装置であって、前記動
    力伝達軸の両端部またはこれらの近傍にそれぞれ取り付
    けられ前記動力伝達軸とともに回転可能である2つの回
    転部材と、検知手段とを含み、両回転部材が、前記動力
    伝達軸の周りに互いに間隔をおいて相対する少なくとも
    1組の対向部を有し、前記検知手段が、両対向部のいず
    れか一方に取り付けられ他方の対向部の接近を検知する
    ためのセンサーを有する、動力伝達軸の捩れ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記両回転部材が複数組の対向部を有
    し、各組の対向部が異なる相互間隔を有する、請求項2
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記両回転部材が、それぞれ、前記動力
    伝達軸を同軸的に取り巻く管からなり、前記管の端部に
    前記対向部が設けられている、請求項2または3に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記両回転部材が、それぞれ、前記動力
    伝達軸を同軸的に取り巻く管と、該管から放射方向へ伸
    びる板体とからなり、該板体の先端部に前記対向部が設
    けられている、請求項2または3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記センサーがリミットスイッチからな
    り、前記検知手段が、さらに、前記動力伝達軸の端部ま
    たはその近傍に該動力伝達軸と共に回転可能に取り付け
    られかつ前記リミットスイッチに電気的に接続された一
    対のスリップリングと、前記スリップリングにそれぞれ
    接する給電ブラシおよび集電ブラシとを含む、請求項6
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 一方の自在継手が駆動源に接続され、他
    の一方の自在継手がローラレベラのワークロールに接続
    されている、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 一方の自在継手が駆動源に接続され、他
    の一方の自在継手が圧延機のワークロールに接続されて
    いる、請求項1に記載の装置。
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