JPH108985A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH108985A
JPH108985A JP8166266A JP16626696A JPH108985A JP H108985 A JPH108985 A JP H108985A JP 8166266 A JP8166266 A JP 8166266A JP 16626696 A JP16626696 A JP 16626696A JP H108985 A JPH108985 A JP H108985A
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JP
Japan
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engine
ignition coil
ignition
outboard motor
high tension
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JP8166266A
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Tadaaki Morigami
忠昭 森上
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】イグニッションコイルを排気装置の熱から保護
すると同時にハイテンションコードの長さを短くしてエ
ンジンの点火性能を向上させる。また、イグニッション
コイルの防水性を向上させる。 【解決手段】本発明に係る船外機1は、クランク軸が鉛
直方向を向くように4サイクル型式のエンジン2が縦置
きに搭載された船外機において、エンジン点火用のイグ
ニッションコイル25をエンジン2のヘッドカバー14に設
けた。また、イグニッションコイル25から延びてエンジ
ン2の点火プラグ27に繋がるハイテンションコード26
を、イグニッションコイル25の下面25aから延出させ
た。さらに、エンジン2全体を覆うエンジンカバー6
a,6bの空気吸入部28を、前記イグニッションコイル
25よりも前方に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進用の船外
機、詳しくはエンジン点火用のイグニッションコイルの
設置位置を改良した船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶推進用の船外機は、そのエンジン部
分が合成樹脂製のエンジンカバーによって覆われてお
り、エンジンカバーの内部にエンジン点火用のイグニッ
ションコイルを始めとする各種の電装部品が設けられて
いる。これらの電装部品は箱状のパーツホルダ内にまと
めて配置され、防水性が考慮されている。また、パーツ
ホルダは、非常に高温になる排気装置から離れた場所に
配置され、排気装置の熱が電装部品に悪影響を及ぼさな
いようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにパーツホルダが排気装置から離れた場所に配置され
ているため、パーツホルダ内に設けられたイグニッショ
ンコイルがエンジンの点火プラグから離れており、イグ
ニッションコイルから延びて排気装置を避ける形で点火
プラグに接続されるハイテンションコードの長さが非常
に長くなっている。
【0004】このため、ハイテンションコードの電気抵
抗による二次電圧降下が大きく、エンジンの点火性能に
悪影響を及ぼすおそれがあった。また、複数の長いハイ
テンションコードが並行して配設されるため、点火ノイ
ズの影響で他の気筒がミスファイアを起こす懸念があっ
た。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、イグニッションコイルを排気装置の熱か
ら保護すると同時にハイテンションコードの長さを短く
してエンジンの点火性能を向上させることのできる船外
機を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明のもう一つの目的は、イグニ
ッションコイルの防水性を向上させることにある。
【0007】そして、本発明のさらにもう一つの目的
は、船外機をチルトさせた時におけるイグニッションコ
イルの防水性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機は、請求項1に記載したよう
に、クランク軸が鉛直方向を向くように4サイクル型式
のエンジンが縦置きに搭載された船外機において、エン
ジン点火用のイグニッションコイルをエンジンのヘッド
カバーに設けたことを特徴とする。
【0009】このようにイグニッションコイルをエンジ
ンのヘッドカバーに設ければ、イグニッションコイルが
排気装置から遠ざかると同時に点火プラグに近付き、ハ
イテンションコードの長さが短くなるため、イグニッシ
ョンコイルが排気装置の熱から保護されると同時にハイ
テンションコードの電気抵抗による二次電圧降下が小さ
くなり、エンジンの点火性能が向上する。
【0010】また、本発明に係る船外機は、請求項2に
記載したように、前記イグニッションコイルから延びて
エンジンの点火プラグに繋がるハイテンションコード
を、イグニッションコイルの下面から延出させた。
【0011】このようにすれば、万一イグニッションコ
イルに水が降り注いでも、この水がハイテンションコー
ドの延出部からイグニッションコイルの内部に浸入する
ことがない。このため、イグニッションコイルの防水性
が向上する。
【0012】さらに、本発明に係る船外機は、請求項3
に記載したように、エンジン全体を覆うエンジンカバー
の空気吸入部を、前記イグニッションコイルよりも前方
に設けた。
【0013】こうすれば、船外機をチルトさせた時に万
一水が空気吸入部からエンジンカバー内に浸入しても、
この水がイグニッションコイルに付着することがなく、
船外機のチルト時におけるイグニッションコイルの防水
性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る船外機のエ
ンジン付近の右側面図であり、向かって右側が船舶の進
行方向である。また、図2はエンジンの平面図である。
【0015】この船外機1のエンジン2は、例えば水冷
4サイクル型式の直列4気筒エンジンであり、そのクラ
ンク軸3が鉛直方向を向くように縦置きに搭載されてい
る。エンジン2の下部にはエンジンホルダ4を介してド
ライブユニット5が連結されており、ドライブユニット
5の下部に図示しないプロペラが設けられている。
【0016】また、エンジン2全体がエンジンカバー6
a,6bに覆われている。エンジンカバー6a,6bで
は合成樹脂製で上下に分割可能であり、下側のエンジン
カバー6aがドライブユニット5側に固定され、上側の
エンジンカバー6bが着脱されるようになっている。エ
ンジンカバー6a,6bの分割部にはシール部材7が設
けられ、さらに上下のエンジンカバー6a,6b間を固
定する複数のロックレバー8が取り付けられている。
【0017】エンジン2は、クランクケース11、シリン
ダブロック12、シリンダヘッド13、ヘッドカバー14を主
体に構成されており、シリンダブロック12およびシリン
ダヘッド13の右側面に排気装置15が設けられ、排気装置
15の前方にパーツホルダ16が設けられている。パーツホ
ルダ16の内部にはイグニッションコイル以外の電装部品
が収納される。
【0018】また、クランクケース11の前部には吸気装
置18とスタータモータ19が設けられており、エンジン2
の上部にはクランク軸3の回転をカム軸20に伝達するベ
ルト装置21やフライホイールマグネト装置22が設けら
れ、その上にベルトカバー23が被装されている。
【0019】そして、図3にも示すように、ヘッドカバ
ー14の右側面に点火用のイグニッションコイル25が上下
に2個設けられている。これらのイグニッションコイル
25は、その長軸が縦向きとなるようにヘッドカバー14に
固定されている。
【0020】各イグニッションコイル25からはハイテン
ションコード26が2本ずつ延びており、これらのハイテ
ンションコード26がシリンダヘッド13に設けられた4個
の点火プラグ27にそれぞれ繋がっている。ハイテンショ
ンコード26は、各イグニッションコイル25の下面25aか
ら延出しており、例えば上側のイグニッションコイル25
から延出するハイテンションコード26が上から2番目と
3番めの点火プラグ27に繋がり、下側のイグニッション
コイル25から延出するハイテンションコード26が一番上
と4番めの点火プラグ27に繋がっている。
【0021】ところで、上側のエンジンカバー6bの天
部には、吸気装置18の吸入空気を取り入れるための空気
吸入部28が設けられている。この空気吸入部28はイグニ
ッションコイル25よりも前方に設けられており、例えば
上方に起立する筒状に形成された吸入管29と、この吸入
管29の上部を覆うカバー部材30とから構成されている。
【0022】吸入管29とカバー部材30との間には迷路状
の流入通路31が形成されており、この流入通路31内で外
気が一旦上方に流れてから吸入管29内に流入するので、
外部の水が吸入管29内に吸い込まれにくくなっている。
なお、カバー部材30は船外機1をチルト(プロペラを水
中から引き上げる)させる際の取手を兼ねている。
【0023】本実施形態においては、前述したようにイ
グニッションコイル25がエンジン2のヘッドカバー14に
設けられているので、イグニッションコイル25が排気装
置15から遠ざかると同時に点火プラグ27に近付いてい
る。このため、イグニッションコイル25を排気装置15の
熱から保護すると同時に、ハイテンションコード26の長
さを短くして電気抵抗による二次電圧降下を低減させ、
エンジン2の点火性能を向上させることができる。
【0024】また、ハイテンションコード26をイグニッ
ションコイル25の下面25aから延出させて点火プラグ27
に接続したので、万一イグニッションコイル25に水が降
り注いでも、この水がハイテンションコード26の延出部
からイグニッションコイル25の内部に浸入することがな
く、イグニッションコイル25の防水性を向上させること
ができる。
【0025】さらに、エンジンカバー6a,6bの空気
吸入部28をイグニッションコイル25よりも前方に設けた
ため、船外機1をチルトさせた時に万一水が空気吸入部
28からエンジンカバー6a,6b内に浸入しても、この
水がイグニッションコイル25に付着することがない。よ
って船外機1のチルト時におけるイグニッションコイル
25の防水性を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機は、クランク軸が鉛直方向を向くように4サイクル型
式のエンジンが縦置きに搭載された船外機において、エ
ンジン点火用のイグニッションコイルをエンジンのヘッ
ドカバーに設けたことを特徴とするものである。
【0027】このようにイグニッションコイルをエンジ
ンのヘッドカバーに設ければ、イグニッションコイルが
排気装置から遠ざかると同時に点火プラグに近付き、ハ
イテンションコードの長さが短くなるため、イグニッシ
ョンコイルが排気装置の熱から保護されると同時にハイ
テンションコードの電気抵抗による二次電圧降下が小さ
くなり、エンジンの点火性能を向上させることができ
る。
【0028】また、本発明に係る船外機は、前記イグニ
ッションコイルから延びてエンジンの点火プラグに繋が
るハイテンションコードを、イグニッションコイルの下
面から延出させたため、万一イグニッションコイルに水
が降り注いでも、この水がハイテンションコードの延出
部からイグニッションコイルの内部に浸入することがな
く、イグニッションコイルの防水性を向上させることが
できる。
【0029】さらに、本発明に係る船外機は、エンジン
全体を覆うエンジンカバーの空気吸入部を、前記イグニ
ッションコイルよりも前方に設けたため、船外機をチル
トさせた時に万一水が空気吸入部からエンジンカバー内
に浸入しても、この水がイグニッションコイルに付着す
ることがなく、船外機のチルト時におけるイグニッショ
ンコイルの防水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のエンジン付近の右側面
図。
【図2】エンジンの平面図。
【図3】図1のIII 部拡大図で、本発明の一実施形態を
示す図。
【符号の説明】
1 船外機 2 エンジン 3 クランク軸 6a,6b エンジンカバー 11 クランクケース 12 シリンダブロック 13 シリンダヘッド 14 ヘッドカバー 15 排気装置 18 吸気装置 25 イグニッションコイル 25a イグニッションコイルの下面 26 ハイテンションコード 27 点火プラグ 28 空気吸入部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、エンジン2全体がエンジンカバー6
a,6bに覆われている。エンジンカバー6a,6bは
合成樹脂製で上下に分割可能であり、下側のエンジンカ
バー6aがドライブユニット5に保持され、かつクラン
クケース11にも固定され、上側のエンジンカバー6bが
着脱されるようになっている。エンジンカバー6a,6
bの分割部にはシール部材7が設けられ、さらに上下の
エンジンカバー6a,6b間を固定する複数のロックレ
バー8が取り付けられている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸3が鉛直方向を向くように4
    サイクル型式のエンジン2が縦置きに搭載された船外機
    において、エンジン点火用のイグニッションコイル25を
    エンジン2のヘッドカバー14に設けたことを特徴とする
    船外機1。
  2. 【請求項2】 前記イグニッションコイル25から延びて
    エンジン2の点火プラグ27に繋がるハイテンションコー
    ド26を、イグニッションコイル25の下面25aから延出さ
    せた請求項1に記載の船外機1。
  3. 【請求項3】 エンジン2全体を覆うエンジンカバー6
    a,6bの空気吸入部28を、前記イグニッションコイル
    25よりも前方に設けた請求項1および2のいずれかに記
    載の船外機1。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7867047B2 (en) 2008-02-01 2011-01-11 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor intake port system
EP2527640A3 (en) * 2011-05-24 2017-01-25 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor
CN108506139A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 本田技研工业株式会社 车辆用内燃机

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US7867047B2 (en) 2008-02-01 2011-01-11 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor intake port system
EP2527640A3 (en) * 2011-05-24 2017-01-25 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor
CN108506139A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 本田技研工业株式会社 车辆用内燃机

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