JPH1089845A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH1089845A
JPH1089845A JP8238069A JP23806996A JPH1089845A JP H1089845 A JPH1089845 A JP H1089845A JP 8238069 A JP8238069 A JP 8238069A JP 23806996 A JP23806996 A JP 23806996A JP H1089845 A JPH1089845 A JP H1089845A
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隆志 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨芥を効率よく加熱乾燥させることができ、
かつ吸気通路をシンプルに構成できて安価に実施できる
厨芥処理装置を提供すること。 【解決手段】 加熱手段15にて加熱される収容槽10
と、収容槽10に回転自在に組付けられ回転駆動装置3
0により回転駆動される撹拌部材20を備え、また収容
槽10内の内気を収容槽10外に排出させる排気装置5
0を備えて、収容槽10内に入れた厨芥を撹拌し加熱乾
燥させるようにした厨芥処理装置において、収容槽10
内の上部に熱風を循環させる熱風循環ファン42を設け
るとともに、収容槽10外に熱風循環ファン42を回転
駆動させるファン駆動装置43を設け、またファン駆動
装置43の周囲を通して熱風循環ファン42の吸入側に
収容槽10外の外気を導く吸気通路(吸気ダクト47)
を収容槽10に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭やレスト
ラン等の厨房から出される生ゴミ、樹脂パック、殻類等
の混在する厨芥を加熱乾燥処理するための厨芥処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の厨芥処理装置の一つとして、加
熱手段にて加熱される収容槽と、この収容槽に回転自在
に組付けられて回転駆動装置により回転駆動される撹拌
部材とを備えるとともに、前記収容槽内の内気を前記収
容槽外に排出させる排気装置を備えて、前記収容槽内に
入れた厨芥を撹拌し乾燥させるようにしたものがあり、
例えば特開平8−75355号公報に示されている。
【0003】この公報の厨芥処理装置においては、収容
槽内の上部に吸気送風ファンとこの吸気送風ファンの周
囲を覆って下方に開口するフードが配置されていて、こ
の吸気送風ファンが収容槽外に設けた駆動装置によって
回転駆動されるように構成されている。また、吸気送風
ファンの吹き出し側にヒータが配置されるとともに、吸
い込み側に外気吸入用のダクトに連通する吸気開口部が
設けられていて、吸気送風ファンが回転するとダクトを
通して吸気送風ファンに吸い込まれた外気がヒータによ
って加熱されて収容槽内に入れた厨芥に向けて送風され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の厨芥処
理装置においては、吸気送風ファンを回転させなければ
加熱空気を厨芥に向けて送風することができず、加熱乾
燥効率を向上させるためには吸気送風ファンを回転させ
る必要がある。ところで、外気吸入用ダクトの外気側開
口は吸気送風ファンの駆動装置に向けて開口しておら
ず、外気吸入用ダクトからは外気がそのままの状態にて
吸入される。このため、外気が冷えている場合には、ヒ
ータによって外気を十分に加熱することができず、加熱
外気による厨芥の加熱乾燥効率が低下することがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、加熱手段にて加熱さ
れる収容槽と、この収容槽に回転自在に組付けられて回
転駆動装置により回転駆動される撹拌部材とを備えると
ともに、前記収容槽内の内気を前記収容槽外に排出させ
る排気装置を備えて、前記収容槽内に入れた厨芥を撹拌
し加熱乾燥させるようにした厨芥処理装置において、前
記収容槽内の上部に前記収容槽内に熱風を循環させる熱
風循環ファンを設けるとともに、前記収容槽外に前記熱
風循環ファンを回転駆動させるファン駆動装置を設け、
また前記ファン駆動装置の周囲を通して前記熱風循環フ
ァンの吸入側に前記収容槽外の外気を導く吸気通路を前
記収容槽に設けたことに特徴がある。この場合におい
て、前記熱風循環ファンの駆動軸を貫通させるために前
記収容槽自体に設けた貫通孔が前記吸気通路の吸気開口
となるように構成するのが望ましい。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明による厨芥処理装置におい
ては、撹拌部材が回転駆動装置によって回転駆動される
とともに、熱風循環ファンがファン駆動装置によって回
転駆動されると、収容槽内に入れた厨芥が撹拌部材によ
って撹拌されるとともに、加熱手段によって加熱される
収容槽の底部に接触している部位にて加熱乾燥され、ま
た熱風循環ファンによって循環される熱風によって表面
部位を加熱乾燥されるため、収容槽内に入れた厨芥を効
率よく加熱乾燥させることができる。
【0007】また、熱風循環ファンのファン駆動装置に
よる回転駆動によって吸気通路を通して外気が熱風循環
ファンの吸入側に吸引され、熱風循環ファンにより循環
熱風に同化して循環されるとともに、収容槽内の内気、
すなわち水蒸気を含んだ熱風の一部が排気装置を通して
収容槽外に排出される。したがって、外気の吸入によっ
て内気の水蒸気飽和を抑制できて、厨芥からの水蒸気発
生を促進することができ、これによっても厨芥の加熱乾
燥効率を向上させることができる。また、外気の吸引
は、収容槽内にて熱風を循環させるために設けた熱風循
環ファンを用いて行っているため、吸気用ファン及び駆
動装置を用いて行う場合に比してシンプルかつ安価に構
成することができる。
【0008】また、熱風循環ファンの吸入側に吸引され
る外気がファン駆動装置の周囲を通して導かれる構成で
あるため、ファン駆動装置を外気によって冷却すること
ができて、ファン駆動装置の過熱損傷を抑制することが
でき、これによってファン駆動装置の耐久性を向上させ
ることができるとともに、外気をファン駆動装置によっ
て予熱することができて、収容槽内での外気による熱風
の冷却を抑制することができ、収容槽内での熱利用効率
を向上させることができる。
【0009】また、本発明の実施に際して、熱風循環フ
ァンの駆動軸を貫通させるために収容槽自体に設けた貫
通孔が吸気通路の吸気開口となるように構成した場合に
は、吸気開口を別に設ける必要がないため、コストダウ
ンと構造の簡素化を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1〜図6に基づいて説明する。図1及び図2は本発明に
よる厨芥処理装置の外観を示し、また図3及び図4は本
発明による厨芥処理装置の外装パネルを外した内部構成
を示していて、この厨芥処理装置は、図3及び図4に詳
細に示したように、収容槽10と撹拌部材20と回転駆
動装置30を備えるとともに、熱風循環装置40と排気
装置50を備えており、収容槽10内に入れられる厨芥
(図示省略)が撹拌されるとともに加熱乾燥されるよう
に構成されている。
【0011】収容槽10は、前面上部の縦壁に矩形の投
入口11aを有するとともに前面中間部の縦壁に矩形の
排出口11bを有して底部11cが断面半円形状に形成
された槽本体11と、この槽本体11の投入口11aを
開閉可能に密閉するロック機構(図1に鍵穴19のみ図
示されている)付きの投入口蓋12と、槽本体11の排
出口11bを開閉可能に密閉する排出口蓋13を備えて
いて、フレーム90に一体的に組付けられている。
【0012】槽本体11は、その底部11cの外側に制
御装置(図1の右上方隅部に設けた制御ボックス60内
に組付けられている)によって作動を制御される電熱ヒ
ータ15が蛇行状に取付けられていて、外側全体が断熱
材(図示省略)によって被覆されており、この断熱材に
よって熱の放散防止が図られている。また、槽本体11
の投入口11aと排出口11bは、その図3左右方向幅
が槽本体11の図3左右方向幅と略等しくされており、
排出口11bに対応してホッパー16とカバー17と容
器18が配設されている。
【0013】投入口蓋12は、図1〜図4に示したよう
に、下端にてブラケット81を介して槽本体11に傾動
可能に組付けられていて、上端外側にはバーハンドル1
2aが取付けられ、また内側には図4に示したように厨
芥の投入時に厨芥を収容槽10内に導くシュート12b
が取付けられている。排出口蓋13は、カバー17に設
けた円弧状の貫通長孔17aに沿って移動される操作レ
バー14によって開閉されるようになっていて、操作レ
バー14が貫通長孔17aの下端にある場合には収容槽
10内から厨芥によって外側に押動されても閉状態に保
持されて開かないようにされるとともに、操作レバー1
4が貫通長孔17aに沿って上動されることにより開か
れるように構成されている。
【0014】ホッパー16は、これを覆うカバー17と
によって排出口11bから容器18に加熱乾燥後の厨芥
を導くためのものであって、カバー17とともに槽本体
11に固着されている。容器18は、加熱乾燥後の厨芥
を収容するものであって、上端に開口を有していて、図
4に示したように下端にてフレーム90に傾動可能に組
付けられており、内部には市販のごみ袋(図示省略)が
脱着可能に組付けられるようになっている。
【0015】撹拌部材20は、収容槽10の槽本体11
に左右一対の軸支装置29を介して回転自在に組付けら
れて槽本体11を貫通する回転軸21と、この回転軸2
1に一端にて固着されて径方向に延びる6本の連結棒2
2と、これら各連結棒22の先端に固着されて一体的に
回転する6枚の羽根23によって構成されていて、回転
駆動装置30により収容槽10の底部半円形内壁に沿っ
て回転駆動されるようになっている。
【0016】各羽根23は、図3に示したようにそれぞ
れ横長の板であり、回転軌跡が軸方向において一部重合
するようになっている。各軸支装置29は、回転軸21
を回転自在かつ軸方向移動不能に支承するスラスト軸受
及びラジアル軸受(共に図示省略)と、回転軸21と槽
本体11間からの厨芥及び内気(蒸気を含む空気)の漏
れを防止するシール部材(図示省略)等によって構成さ
れている。
【0017】回転駆動装置30は、減速機及びブレーキ
付で正逆回転可能な電動モータ31と、この電動モータ
31の出力軸に一体的に組付けた駆動スプロケット32
と、撹拌部材20における回転軸21の槽本体11外に
突出した右端に一体的に組付けた従動スプロケット33
と、両スプロケット32,33を繋ぐチェーン34によ
って構成されていて、電動モータ31の作動は制御装置
によって制御されるようになっている。また、従動スプ
ロケット33に近接して回転軸21の回転位置を検出す
る非接触型のセンサ(例えばフォトカプラー)35がブ
ラケット82を介して槽本体11に固着されている。セ
ンサ35は、制御装置に接続されていて、従動スプロケ
ット33の端部外周に周方向にて等間隔に形成した多数
の切欠(図示省略)によって回転軸21の回転位置を検
出するようになっている。
【0018】熱風循環装置40は、収容槽10内の空気
を熱風(図3及び図4に幅広の矢印にて示した)として
循環させるものであり、槽本体11内の上端背面側に設
けた還流ダクト41と、この還流ダクト41内に配設し
た熱風循環ファン42と、槽本体11の右側上部外側に
取付けられて熱風循環ファン42を回転駆動させる電動
モータ43と、還流ダクト41の下面前方に取付けた誘
導板44と、この誘導板44と槽本体11の背壁間に配
設した電熱ヒータ45と、この電熱ヒータ45によって
加熱された熱風の温度を検出する温度センサ46とを備
えていて、電動モータ43と電熱ヒータ45の作動は制
御装置によって制御されるようになっている。
【0019】還流ダクト41は、左右方向に長い形状に
形成されていて、前面上部に左右方向に長い流入口41
aを有するとともに下面後方に左右方向に長い流出口4
1bを有しており、右側前面下部には吸気ダクト47が
一体的に組付けられている。熱風循環ファン42は、電
動モータ43によって図4の矢印にて示した時計方向に
回転されるラインクロスフローファンであり、前側から
吸い込んで下方に吐き出すようになっている。
【0020】電動モータ43は、図6に示したように上
方から見てコ字状に形成されたブラケット83を介して
槽本体11に組付けられていて、その出力軸43aは熱
風循環ファン42の駆動軸42a(還流ダクト41に軸
支されている)にトルク伝達可能に嵌合連結されてい
る。なお、出力軸43aには、電動モータ本体を空冷す
るためのファン43b,43cが一体的に取付けられて
いて、各ファン43b,43cが出力軸43aによって
回転されるときには図3の右から左に外気が流れるよう
になっている。また、外気はファン43cの図3右側に
配設される外装パネルに設けた通気孔(共に図示省略)
を通して流入するようになっている。
【0021】誘導板44は、図3に示したように左右方
向に長い板であって、図3及び図4にて示したように還
流ダクト41の流出口41bから下方に吐き出されて電
熱ヒータ45によって加熱される内気を槽本体11の底
部11c後方に導くとともに、槽本体11の底部11c
前方から上方に向けて流れる内気を上方に導くものであ
り、還流ダクト41の下面前方に略垂直に取付けられて
いる。
【0022】吸気ダクト47は、熱風循環ファン42の
吸入側に収容槽10外の外気を導くための吸気通路Aを
形成するものであり、収容槽10の槽本体11自体に設
けた貫通孔11dが吸気通路Aの吸気開口となるように
構成されている。貫通孔11dは、熱風循環ファン42
の駆動軸42aが非接触で貫通する孔であり、熱風循環
ファン42の回転駆動時には電動モータ43の周囲を通
して図3の矢印にて示したように流れる外気が流入する
ようになっている。なお、外気の流入量を十分に確保す
る必要が場合には、上記貫通孔11d自体を大径とする
か、図5に示したように、貫通孔11dの周囲に仮想線
にて示した貫通孔11eを設けて実施する。この場合、
貫通孔11eに合わせて開閉シャッター(図示省略)を
設けることも可能である。
【0023】排気装置50は、槽本体11の上方に設け
た排気ダクト51と、この排気ダクト51の中間部に設
けた排気ファン(図示省略)と、この排気ファンを排気
ダクト51外から回転駆動する電動モータ52と、排気
ダクト51の排気ファンより排出側に設けたそれ自体周
知の脱臭装置53を備えていて、電動モータ52の作動
は制御装置によって制御されるようになっている。排気
ダクト51は、槽本体11の左側前方上端にて収容槽1
0内に連通していて、収容槽10内の内気の一部を排気
ファンと脱臭装置53を通して大気中に放出可能となっ
ている。
【0024】上記のように構成したこの実施形態におい
ては、投入口蓋12を開けて所定量の厨芥を収容槽10
内に入れ、投入口蓋12を閉じて図1の制御ボックス6
0に設けた起動スイッチ(図示省略)を操作すると、制
御装置の制御下にて電熱ヒータ15と45が通電される
とともに、電動モータ43と52が起動される。したが
って、収容槽10の底部11cが電熱ヒータ15により
外側から加熱され、また電動モータ43によって回転駆
動される熱風循環ファン42と電熱ヒータ45と電動モ
ータ52によって回転駆動される排気ファンにより、収
容槽10内の厨芥に向けて熱風が吹き付けられて循環す
るとともに、熱風循環ファン42に還流する熱風に吸気
通路Aを通して外気が加わると同時に、熱風循環ファン
42に還流する熱風の一部が排気ダクト51と排気ファ
ンと脱臭装置53を通して大気に放出される(図3及び
図4の矢印参照)。
【0025】このため、厨芥は収容槽10の底部11c
によって下方から加熱乾燥されるとともに、熱風によっ
て上方から加熱乾燥され、厨芥から生じた水蒸気は熱風
の流れをキャリアとして上方へ移動して熱風の一部とと
もに排気ダクト51と排気ファンと脱臭装置53を通し
て大気に排出される。なお、上記した起動スイッチの操
作時に投入口蓋12または排出口蓋13が開いている
と、各蓋に対応して設けた蓋状態検出スイッチ(図示省
略)の作用によって当該装置が起動しないようになって
いる。
【0026】ところで、収容槽10の底部11cの加熱
温度及び厨芥に向けて吹き付けられる熱風の温度は厨芥
中に油分や樹脂、ビニール類が含まれていることを考慮
して略130℃に設定されていて、底部11cの外側表
面温度を検出する温度センサ(図示省略)からの信号に
基づいて電熱ヒータ15への通電が制御装置によって制
御されるとともに、電熱ヒータ45の下方に配設した温
度センサ46からの信号に基づいて電熱ヒータ45への
通電が制御装置によって制御されるようになっている。
なお、熱風循環ファン42を回転駆動する電動モータ4
3と排気ファンを回転駆動する電動モータ52は乾燥完
了時間まで又は停止スイッチ(図示省略)が動作するま
で連続運転されるようになっている。
【0027】また、この実施形態においては、乾燥完了
時間まで又は停止スイッチが動作するまでの間に、上記
した作動に加えて制御装置により電動モータ31の起動
・停止が制御されて、撹拌部材20が回転・停止し、こ
の撹拌部材20の回転により厨芥が撹拌される。したが
って、厨芥全体が収容槽10の底部11c及び熱風によ
って加熱乾燥される。
【0028】また、上述したようにして加熱乾燥処理が
完了した後に、排出口蓋13を開けた状態で排出スイッ
チ(図示省略)を押動操作すれば、撹拌部材20が回転
駆動装置30によって図4の時計方向に連続的に回転さ
れて、収容槽10内にある加熱乾燥処理後の厨芥が、撹
拌部材20の羽根23によって排出口11bに向けて持
ち上げられるとともに、一部は羽根23から底部11c
に落下するものの残部は羽根23から排出口11bに向
けて滑落して、排出口11bを通して収容槽10外に自
動的に排出され、ホッパー16を通して容器18内に収
容される。なお、投入口蓋12が開いている状態では排
出スイッチを押動操作しても回転駆動装置30が起動し
ないように構成されるとともに、上記した排出スイッチ
の押動操作をやめると、撹拌部材20が停止するように
構成されている。また、容器18内に収容された加熱乾
燥処理後の厨芥は、容器18を図4の仮想線にて示した
ように傾動した状態にてごみ袋とともに取り出して適宜
に処理することができる。
【0029】ところで、この実施形態においては、撹拌
部材20が回転駆動装置30によって回転駆動されると
ともに、熱風循環ファン42が電動モータ43によって
回転駆動されると、収容槽10内に入れた厨芥が撹拌部
材20によって撹拌されるとともに、電気ヒータ15に
よって加熱される収容槽10の底部に接触している部位
にて加熱乾燥され、また熱風循環ファン42によって循
環される熱風によって表面部位を加熱乾燥されるため、
収容槽10内に入れた厨芥を効率よく加熱乾燥させるこ
とができる。
【0030】また、熱風循環ファン42の電動モータ4
3による回転駆動によって吸気通路Aを通して外気が熱
風循環ファン42の吸入側に吸引され、熱風循環ファン
42により循環熱風に同化して循環されるとともに、収
容槽10内の内気、すなわち水蒸気を含んだ熱風の一部
が排気装置50を通して収容槽10外に排出される。し
たがって、外気の吸入によって内気の水蒸気飽和を抑制
できて、厨芥からの水蒸気発生を促進することができ、
これによっても厨芥の加熱乾燥効率を向上させることが
できる。また、外気の吸引は、収容槽10内にて熱風を
循環させるために設けた熱風循環ファン42を用いて行
っているため、吸気用ファン及び駆動装置を用いて行う
場合に比してシンプルかつ安価に構成することができ
る。
【0031】また、熱風循環ファン42の吸入側に吸引
される外気が電動モータ43の周囲を通して導かれる構
成であるため、電動モータ43を収容槽10内に吸引さ
れる外気によっても冷却することができて、電動モータ
43の過熱損傷を抑制することができ、これによって電
動モータ43の耐久性を向上させることができるととも
に、収容槽10内に吸引される外気を電動モータ43に
よって予熱することができて、収容槽10内での外気に
よる熱風の冷却を抑制することができ、収容槽10内で
の熱利用効率を向上させることができる。
【0032】また、本実施形態においては、熱風循環フ
ァン42の駆動軸42aを貫通させるために収容槽10
の槽本体11自体に設けた貫通孔11dが吸気通路Aの
吸気開口となるように構成したため、吸気開口を別に設
ける必要がないため、コストダウンと構造の簡素化を図
ることができる。
【0033】また、本実施形態においては、熱風循環フ
ァン42及び駆動軸42aを組付けた槽本体11に電動
モータ43がブラケット83を介して組付けられている
ため、仮に槽本体11が熱により歪んで変形しても、駆
動軸42aと電動モータ43の出力軸43aとの同軸度
は、電動モータ43をフレーム90に組付けた場合に比
して変化せず、駆動軸42aは電動モータ43の出力軸
43aによって常に的確に駆動される。なお、槽本体1
1とブラケット83間に、図7に示したように、断熱材
84を介装して実施した場合には、槽本体11から電動
モータ43への熱伝達を防止して電動モータ43の過熱
を防止することができる。また、槽本体11とこれを支
持するフレーム90間に断熱材を介装した場合には、槽
本体11とフレーム90及びこれに組付けられる外装パ
ネル間での熱伝達が防止されて、フレーム90及び外装
パネルの過熱が防止されるとともに、冬期において外装
パネル外の外気により槽本体11が冷却されるのを防止
することができる。
【0034】上記実施形態においては、熱風循環装置4
0が電熱ヒータ45を備える構成としたが、槽本体11
の底部11cを加熱する電熱ヒータ15によって収容槽
10内の空気も十分に加熱されて熱風となる場合には、
熱風循環装置40の電熱ヒータ45を無くして実施する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による厨芥処理装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】 図1に示した厨芥処理装置の右側面図であ
る。
【図3】 図1及び図2に示した厨芥処理装置の内部構
成を示した部分破断正面図である。
【図4】 図3に示した厨芥処理装置の部分破断右側面
図である。
【図5】 図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 槽本体と電動モータ取付用ブラケット間に断
熱材を介装した実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10…収容槽、11…槽本体、11a…投入口、11b
…排出口、11c…底部、11d…貫通孔(吸気開
口)、12…投入口蓋、13…排出口蓋、15…電熱ヒ
ータ(加熱手段)、20…撹拌部材、21…回転軸、2
2…連結棒、23…羽根、30…回転駆動装置、40…
熱風循環装置、41…還流ダクト、42…熱風循環ファ
ン、43…電動モータ(ファン駆動装置)、45…電熱
ヒータ、47…吸気ダクト、50…排気装置、A…吸気
通路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段にて加熱される収容槽と、この
    収容槽に回転自在に組付けられて回転駆動装置により回
    転駆動される撹拌部材とを備えるとともに、前記収容槽
    内の内気を前記収容槽外に排出させる排気装置を備え
    て、前記収容槽内に入れた厨芥を撹拌し加熱乾燥させる
    ようにした厨芥処理装置において、前記収容槽内の上部
    に前記収容槽内に熱風を循環させる熱風循環ファンを設
    けるとともに、前記収容槽外に前記熱風循環ファンを回
    転駆動させるファン駆動装置を設け、また前記ファン駆
    動装置の周囲を通して前記熱風循環ファンの吸入側に前
    記収容槽外の外気を導く吸気通路を前記収容槽に設けた
    ことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 前記熱風循環ファンの駆動軸を貫通させ
    るために前記収容槽自体に設けた貫通孔が前記吸気通路
    の吸気開口となるように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の厨芥処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110762978A (zh) * 2019-10-21 2020-02-07 大同新成新材料股份有限公司 一种锂电池原料智能烘干装置及其操作方法

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