JPH1089626A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH1089626A
JPH1089626A JP24736296A JP24736296A JPH1089626A JP H1089626 A JPH1089626 A JP H1089626A JP 24736296 A JP24736296 A JP 24736296A JP 24736296 A JP24736296 A JP 24736296A JP H1089626 A JPH1089626 A JP H1089626A
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JP
Japan
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fuel
vaporization
nozzle
unit
temperature
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JP24736296A
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English (en)
Inventor
Toshiro Ogino
俊郎 荻野
Katsuhiko Ishikawa
克彦 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間放置され酸化した変質油や高沸点の異
種成分の混入した燃料を使用しても短期間に燃焼量の低
下や異常燃焼を生じない燃焼装置を実現する。 【解決手段】 気化室2の燃料供給部5側に多孔体など
の表面積の大なる気化素子6と、ノズル部4側に熱伝導
の良い材料で構成した過熱素子7を配設し、気化室2内
を燃料供給管5側からノズル部4側に向かって上昇する
温度勾配を設けるとともに、過熱素子7部で温度勾配を
高温側に屈曲させ燃料の沸点以上に昇温させる構成にし
ているので、燃料中の高沸点分を気化させることが可能
となり気化室2内でのタールの生成を抑制できるとも
に、燃料供給管5側からノズル部4側まで広範囲で気化
するために局部的なタールの蓄積が抑制され、変質油や
異種成分の混入した燃料を使用しても燃焼量の低下や異
常燃焼を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体燃料燃焼装置の
燃料の気化部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置は、実開昭61−
135124号公報に示されているようなものが提案さ
れていた。これを図8を用いて説明する。
【0003】図中、21は気化器、22はヒータ、23
は給油管、24はノズル、25は気化ガス管、26は電
磁ソレノイド、27は遮断弁、28は小径のノズル孔、
29は混合管、20は燃焼部である。
【0004】上記構成において、ヒータ22により所定
温度まで気化器21が加熱されると給油管23を介して
液体燃料が供給され、高温の気化器21内で燃料が気化
を開始する。同時に電磁ソレノイド26により遮断弁2
7が移動しノズル孔28を開放し、気化器21内で気化
した気化ガスが気化ガス管25を介してノズル孔28よ
り混合部29内に噴出する。噴出した気化ガスはエゼク
タ効果により燃焼用の1次空気を誘引し混合部29内で
混合されて混合気となり燃焼部30より噴出して燃焼す
る。そして燃焼により発生した燃焼排ガスは空気と混合
して温風となり暖房などに使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成の燃焼装置は、長期間保存されて酸化した変質油
や高沸点の異種成分の混入した燃料を使用すると、燃料
を気化する気化器21内にタール分が生成し気化器21
内の燃料通路の目詰まりや気化不良を生じ、燃焼量の低
下や異常燃焼を発生するという課題があった。
【0006】すなわち、気化器21内の給油管23側か
ら気化ガス管25側にわたって温度がほぼ一定であるた
めに、気化器21内の給油管23側近傍で燃料の大部分
が気化し、この部分にタールが生成し目詰まりを生じて
いた。また、給油管23側近傍での気化を避けるために
気化器21の温度を下げると気化器1内で気化が完了せ
ず、ノズル孔28部にタールが付着し気化ガスの噴出を
祖外する現象を生じていた。気化器21の目詰まりが進
行すると、特に気化器21の燃料入口近傍の目詰まりは
液体の燃料の気化器21内への拡散を祖外させるために
気化器21内の気化面を気化面として有効活用できなく
なり気化器21の寿命を短縮していた。またタール分が
生成して気化器21内の通路が目詰まりすると内部の流
路抵抗が増大し、その抵抗によりポンプから供給される
燃料の供給量が減少して燃焼量が低下し燃焼限界を越え
て燃焼不良を生じ臭気を発生したり失火したりする。
【0007】そこでこの種の燃焼装置は臭気が発生した
り、失火する前に燃焼センサー等で異常を検知して運転
を停止するようになっているが、気化器内のタール生成
による目詰まりや気化不良が機器の寿命を左右するとい
う課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、燃料を供給する燃料供給部と、供給された
燃料を気化させる気化部と、前記気化室を加熱する手段
と、前記気化部で気化した燃料ガスを噴出するノズル部
と、前記ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させるバ
ーナ部を備え、前記気化部に略円筒形の気化室を設け、
燃料供給部側に多孔体等の表面積の大なる気化素子を配
設するとともに、気化ガスの出口となるノズル部側に前
記気化素子より熱伝導の良い材料で構成した過熱素子を
配設し、気化室内の温度分布を前記過熱素子部で高温方
向に屈曲させた構成にしたものである。
【0009】前記構成において加熱された気化部に供給
された燃料は燃料供給部側の気化素子内の細孔を移動拡
散し、徐々に加熱されながら気化する。このとき、気化
素子内の温度分布は気化素子が多孔体等で構成されてい
るためにに熱伝導が悪く気化室壁面からの熱伝達量が少
ないことと、供給された燃料を加熱するための顕熱、お
よび燃料の気化に必要な気化潜熱によって冷却されるこ
と等によって燃料供給部側の温度は低くなり、ノズル部
側に向かって徐々に上昇する。したがって気化室内に供
給された燃料は燃料供給部側から気化素子内を低沸点分
から気化しながらノズル部側に移動し、気化素子の温度
が上昇するにしたがって順次燃料中の高沸点分が気化す
る。そして気化素子内で気化されなかった燃料中の高沸
点成分は気化室のノズル部側に配設された燃料の沸点以
上に高温化された過熱素子により急速に加熱され気化を
完了しノズル部より噴出する。気化室内の気化素子内に
生成されるタールはその大部分が燃料中の高沸点分が気
化せずに残った残留物であることから、気化部の温度を
高温化することによって高沸点分もできることによりタ
ールの生成を抑制することができる。また、気化室内に
燃料供給部側よりノズル部側に向かって温度勾配をつけ
ることによって、燃料が低沸点分から高沸点分まで順次
気化するために広い面積で気化が行われることから、気
化の過程で生成したタールが分散し、局部的に蓄積する
ことがない。したがって上記の作用により長期間放置さ
れ酸化変質した燃料や高沸点の異種成分が混入した比較
的沸点の高い成分を含んだ燃料でも気化させることが可
能となり、タールの生成を抑制することができるととも
に、タール生成による局部的な目詰まりも防止すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の記載の発明
は、燃料を供給する燃料供給部と、供給された燃料を気
化させる気化部と、前記気化部を加熱する手段と、前記
気化部で気化した燃料ガスを噴出するノズル部と、前記
ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させるバーナ部を
備え、前記気化部に略円筒形の気化室を設け、前記気化
室の燃料供給部側に多孔体等の表面積の大なる気化素子
と、ノズル部側に燃料供給部側の気化素子より熱伝導の
良い材料で構成した過熱素子を配設し、気化室内の前記
燃料供給部側からノズル部側に向かって上昇する温度勾
配を前記過熱部で高温方向に屈曲させ、燃料の沸点以上
に昇温させる構成にしたものであり、加熱された気化部
に供給された燃料は燃料供給部側の気化素子内の細孔を
移動拡散し、徐々に加熱されながら燃料が気化する。こ
のとき、気化素子内の温度分布は気化素子が多孔体等で
構成されているためにに熱伝導が悪く気化室壁面からの
熱伝達量が少ないことと、供給された燃料のを加熱する
ための顕熱、および燃料の気化に必要な気化潜熱によっ
て冷却されること等から燃料供給部側よりノズル部側に
向かって徐々の上昇する。気化素子内を気化しながらノ
ズル部側に移動する燃料は気化素子の温度が上昇するに
したがって順次燃料中の高沸点分が気化する。そして気
化素子内で気化されなかった燃料中の高沸点成分は気化
室のノズル部側に配設された高温の過熱素子により急速
に加熱され気化を完了しノズル部より噴出する。上記の
作用により長期間放置され酸化変質した燃料や高沸点の
異種成分が混入した比較的沸点の高い成分を含んだ燃料
を気化させることが可能となり、タールの生成を抑制す
ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、燃料を供給する
燃料供給部と、供給された燃料を気化させる気化部と、
前記気化部を加熱する手段と、前記気化部で気化した燃
料ガスを噴出するノズル部と、前記ノズル部より噴出し
た燃料ガスを燃焼させるバーナ部を備え、前記気化部に
略円筒形の気化室を配設し、前記気化室の燃料供給部側
に無機多孔体の気化素子と、ノズル部側に前記気化素子
より透過面積の小なるガス通路を有し、金属等の熱伝導
の良い材料で構成した過熱素子を配設したものであり、
気化室の燃料供給部側に熱伝導の悪い無機多孔体の気化
素子を用いることによって、加熱部から燃料の入口側へ
の熱伝導が抑制され入口側の温度が低下する。したがっ
て気化室入口付近での気化が抑制されるために同部への
タール生成が少なく目詰まりを防止することができる。
また気化室のノズル部側配設した過熱素子を金属等の熱
伝導の良い材料で構成するとともに、透過面積を小にす
ることによって伝熱面積を確保し過熱素子の内部まで高
温化することより気化素子部で気化しなかった燃料中の
高沸点分を気化させ、タールの生成を抑制することがで
きる。
【0012】請求項3記載の発明はノズル部側に設けた
過熱素子と気化室内壁の間に間隙を設け通路を形成した
構成にしたものであり、ノズル部側の燃料の通路を最も
温度の高い気化室壁面近傍に形成することによって高温
化し、燃料中の高沸点成分を確実に気化させることがで
きる。
【0013】請求項4記載の発明は過熱素子の一部と気
化室を密接した構成にしたものであり、気化室と過熱素
子との接触面積を広くすることによって熱伝導を向上し
過熱素子の高温化を図り、請求項3記載の発明と同様な
効果を得ることができる。
【0014】請求項5項記載の発明は過熱素子を気化器
を構成する材料より同等以上の熱膨張率を有する材料で
構成したもので、温度上昇時膨張率の差により過熱素子
と気化室との密着性が向上するために過熱素子が確実に
上昇し、請求項3記載の効果を増大することができる。
【0015】請求項6記載の発明は気化部の加熱手段の
近傍に過熱素子を設けた構成にしたものであり、気化室
の燃料供給部側の温度の引き下げを図り、同部でのター
ル生成を抑制するとともに、金属素子部の高温化を図り
燃料中の高沸点分の気化を促進することができる。
【0016】請求項7記載の発明は過熱素子を銅、銅合
金、アルミのように熱伝導率の高い材料で構成したもの
であり、気化室からの熱伝導を向上することにより、請
求項3記載の発明と同様な効果を得ることができる。
【0017】以下本発明の実施例について図面を用いて
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の縦断面図であ
る。
【0018】図において、1は気化器であり、内部に略
円筒形の気化室2、上部に受熱壁3が設けてある。4は
気化室2に連通し気化した燃料ガスを噴出するノズル
部、5は気化室2に連通し燃料を供給する燃料供給管で
ある。気化室2の燃料供給管5側には無機の多孔体等よ
りなる気化素子6、ノズル部4側には気化素子6より熱
伝導が大なる材料で構成された過熱素子7が直列に配設
してある。7は気化器1を加熱するためのヒータ、9は
気化器1の温度を検知する温度検知器でいずれも気化器
1に固着してある。10は燃料供給管5を介して気化室
2に燃料を供給する燃料ポンプである。11はニードル
でソレノイド12によって上下に動作し、ノズル部4の
噴出孔を開閉する。13はリターンパイプでノズル部4
が閉止時に気化室2内の燃料を回収する。14は気化器
1の上部に載置され燃料の気化ガスと1次空気を混合す
る混合管、15は気化ガスを燃焼させるバーナで側面に
炎孔15aを複数個穿設してある。
【0019】次に動作、作用について説明する。ヒータ
8に通電し気化器1が所定の温度に加熱されると温度検
知器9が検知し燃料ポンプ10が作動し燃料供給管5を
介して燃料が気化室2内に供給される。同時にソレノイ
ド12が作動して連接されたニードル11が降下しノズ
ル部4の噴出孔が開放する。加熱された気化室2内に供
給された燃料は気化室2内に配設してある気化素子6の
細孔内を移動拡散しながら燃料中の低沸点分から順次気
化する。気化素子6内で気化しない燃料中の高沸点分は
過熱素子7に至り、過熱素子7と気化室2の内壁面との
間隙を通過し、気化しノズル部4の噴出孔より混合室1
4内に噴出する。この時気化ガスの噴出流によって生じ
るエゼクタ効果により1次空気を吸引し、混合室14内
で混合してバーナ部15の側面の炎孔15aより噴出
し、点火手段(図示せず)によって点火され燃焼を開始
する。一旦燃焼を開始すると気化部1に設けてある受熱
壁3によって燃焼火炎からの熱エネルギーの一部を回収
し燃料の気化に必要な熱として利用するために、ヒータ
への通電は不要となる。
【0020】本実施例の構成によれば、燃焼中、燃焼火
炎によって加熱された受熱壁3から主として熱伝導によ
って加熱された気化室2に供給された燃料は燃料供給部
側の気化素子6内の細孔を移動拡散し、徐々に加熱され
ながら気化する。このとき、気化素子6内の温度分布は
気化素子6が無機多孔体等で構成されているために熱伝
導が悪く気化室2の壁面からの熱伝達量が少ないこと
と、供給された燃料のを加熱するための顕熱、および燃
料の気化に必要な気化潜熱によって冷却されること等か
ら燃料供給部側の温度は低く、ノズル部4側に向かって
徐々の上昇する。気化素子6内を気化しながらノズル部
4側に移動する燃料は気化素子6の温度が上昇するにし
たがって低沸点分から順次気化する。そして気化素子6
内で気化されなかった燃料中の高沸点成分は気化室2の
ノズル部4側に配設され燃料の沸点以上に高温化された
過熱素子7により急速に加熱され気化を完了しノズル部
4より噴出する。上記の作用により長期間放置され酸化
変質した燃料や高沸点の異種成分が混入した比較的沸点
の高い成分を含んだ燃料を気化させることが可能とな
り、タールの生成を抑制することができる。
【0021】(実施例2)図2は本発明の実施例2の要
部縦断面図、図3は同過熱素子部の横断面図である。以
下先の実施例1で述べた部分と同じ部分は同一符号を付
記して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。図2に
おいて、7aは気化室2の内壁面と過熱素子7との間隙
で形成された燃料通路である。本実施例の構成によれば
加熱源となるヒータ8または受熱壁3が気化部1に設け
てあることから気化室2の温度は気化室2の内壁面部が
最も高温に維持される。したがって気化素子6内で気化
しなかった燃料中の高沸点分は高温の気化室2の内壁面
と過熱素子7との間隙で構成された燃料通路7aを通過
する過程で気化させることができる。
【0022】(実施例3)図4から図6は本発明の実施
例3の過熱素子を示す図である。いずれも外周面の一部
が気化室2の内壁面に密接するように構成してある。こ
の構成によって高温に加熱された気化室2の内壁面から
過熱素子7に効果的に伝熱することが可能になり、過熱
素子7の温度を高温化できる。したがって過熱素子7を
通過する過程で燃料中の高沸点分を気化することができ
る。
【0023】(実施例4)図4から図6において気化素
子7を気化器1を構成する材料より熱膨張率が同等以上
の材料で構成することによって、温度上昇時に熱膨張率
の差によって過熱素子7と気化室2の内壁面との密着性
が向上し、気化室2から過熱素子7への熱伝導量が増加
するために過熱素子7の温度を高めることができ実施例
3の効果を増大することができる。
【0024】(実施例5)図7は本発明の実施例5の要
部断面図である。図7において、気化室2内の過熱素子
7を気化部1の受熱壁3の直下に設けてある。燃焼中に
燃焼火炎により受熱壁3が加熱され熱伝導によって気化
室2内の燃料を加熱気化するが、本実施例の構成によれ
ば気化室2内の過熱素子7が受熱壁3の直下に配置して
あるために、最も熱伝導がよく効率的に過熱素子7を高
温化することができる。
【0025】(実施例6)実施例6について説明する。
図1において過熱素子7を銅、銅合金、アルミニューム
等の熱伝導率の高い材料で構成したもので、過熱素子7
の内部まで高温化することによって、通過する燃料中の
高沸点成分を気化することができる。この効果は実施例
2〜4の構成についても同様な効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気化室の
燃料供給部側に多孔体等の表面積の大なる気化素子と、
ノズル部側に燃焼供給部側の気化素子より熱伝導の良い
材料で構成した過熱素子を配設し、気化室内を燃料供給
部側からノズル部側に向かって上昇する温度勾配を設け
るとともに、過熱素子部で温度勾配を高温側に屈曲させ
燃料の沸点以上に昇温させる構成にしているので、燃料
中の高沸点分を気化させることが可能となり気化室内で
のタールの生成を抑制できるともに、燃料供給部側から
ノズル部側まで高範囲で気化するために局部的なタール
の蓄積が抑制され、変質油や異種成分の混入した燃料を
使用しても燃焼量の低下や異常燃焼を抑制できるという
有利な効果を有する。
【0027】また、過熱素子と気化室内壁との間隙で燃
料通路を形成することによって燃料通路が高温化し、燃
料中の高沸点分を気化させることができる。
【0028】また、過熱素子の一部と気化室内壁とを密
接した構成にすること、および過熱素子を気化器を構成
する材料より熱膨張率が同等以上の材料で構成ことによ
って気化室から伝導熱によって加熱される過熱素子の温
度を高めることができ、燃料中の高沸点分を気化させる
ことができる。
【0029】また、過熱素子を気化部の加熱手段の近傍
に配設することにより、過熱素子の高温化ができる。
【0030】また、過熱素子を銅、銅合金、アルミ等の
熱伝導率の高い材料で構成することにより過熱素子の高
温化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の燃焼装置の要部断面図
【図2】本発明の実施例2の燃焼装置の気化室の要部断
面部を示す図
【図3】同装置の気化室の過熱素子部の断面図
【図4】(a)本発明の実施例3の燃焼装置の過熱素子
の断面図 (b)同その側面図
【図5】(a)同過熱過熱素子の平面図 (b)同側面図
【図6】(a)同過熱素子の断面図 (b)同側面図
【図7】本発明の実施例5の燃焼装置の要部断面図
【図8】従来の燃焼装置の部分断面図
【符号の説明】
1 気化部 2 気化室 3 受熱壁 4 ノズル部 5 燃料供給管 6 気化素子 7 過熱素子 8 ヒータ 15 バーナ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を供給する燃料供給部と、供給された
    燃料を気化させる気化部と、前記気化部を加熱する手段
    と、前記気化部で気化した燃料ガスを噴出するノズル部
    と、前記ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させるバ
    ーナ部を備え、前記気化部に略円筒形の気化室を設け、
    前記気化室の燃料供給部側に多孔体などの表面積の大な
    る気化素子と、ノズル部側に燃料供給部側の前記気化素
    子より熱伝導の良い材料で構成した過熱素子を配設し、
    前記気化室内の前記燃料供給部側から前記ノズル部側に
    向かって上昇する温度勾配を設けるとともに、前記過熱
    素子の部分で前記温度勾配を高温方向に屈曲させ燃料の
    沸点以上に昇温させる構成の燃焼装置。
  2. 【請求項2】燃料を供給する燃料供給部と、供給された
    燃料を気化させる気化部と、前記気化部を加熱する手段
    と、前記気化部で気化した燃料ガスを噴出するノズル部
    と、前記ノズル部より噴出した燃料ガスを燃焼させるバ
    ーナ部を備え、前記気化部に略円筒形の気化室を配設
    し、前記気化室の燃料供給部側に無機多孔体の気化素子
    と、ノズル部側に前記気化素子より燃料通過断面積の小
    なる燃料通路を有し、前記気化素子より熱伝導の良い金
    属等の材料で構成した過熱素子を配設した請求項1記載
    の燃焼装置。
  3. 【請求項3】過熱素子と気化室内壁との間隙で通路を形
    成した請求項1または請求項2のいずれか1項記載の燃
    焼装置。
  4. 【請求項4】過熱素子の少なくとも一部と気化室内壁を
    密接して配設した請求項1から請求項3のいずれか1項
    記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】過熱素子を気化室構成材料に対し同等以上
    の熱膨張率を有する材料で構成した請求項4記載の燃焼
    装置。
  6. 【請求項6】過熱素子を気化器の加熱手段の近傍に配設
    した請求項1から請求項5のいずれか1項記載の燃焼装
    置。
  7. 【請求項7】過熱素子を銅、銅合金、アルミのいずれか
    の材料で構成した請求項1から請求項6のいずれか1項
    記載の燃焼装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425906C (zh) * 2004-04-23 2008-10-15 上海凌云瑞升燃烧设备有限公司 轻油燃烧机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425906C (zh) * 2004-04-23 2008-10-15 上海凌云瑞升燃烧设备有限公司 轻油燃烧机

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