JPH1089570A - 配管取付装置 - Google Patents

配管取付装置

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Publication number
JPH1089570A
JPH1089570A JP9198242A JP19824297A JPH1089570A JP H1089570 A JPH1089570 A JP H1089570A JP 9198242 A JP9198242 A JP 9198242A JP 19824297 A JP19824297 A JP 19824297A JP H1089570 A JPH1089570 A JP H1089570A
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JP
Japan
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connector holder
connector
panel
mounting device
pipe
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Application number
JP9198242A
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English (en)
Inventor
Koichi Kitamura
浩一 北村
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルやコネクターとの間にシール部材を必
要とせず、少ない部品点数の簡単な構造からなり、パネ
ルに容易に仮止めできて、パネルの両側の配管を簡単に
接続できる安価な配管取付装置を提供する。 【解決手段】 両端に配管を接続する複数のコネクター
1と、複数のコネクター1を各々嵌合保持す複数の軸孔
を有し、エラストマー又は熱可塑性エラストマーからな
るコネクターホルダー2と、コネクターホルダー2をフ
ロアパネルBの開口に取り付けて固定する取付部材3と
を備え、コネクターホルダー2がフロアパネルBの開口
に嵌挿される筒状の案内壁部25を一体に備え、且つ案
内壁部25の外周に開口の周縁部と係合する仮止め用突
出部を一体に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルを隔てて互
に対向する一方側の配管と他方側の配管とを相互に同軸
的に接続するための配管取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の燃料タンクの配管系統
等においては、フロアパネルの下側に配管される複数の
チューブとフロアパネルの上側に配管される複数のチュ
ーブとを接続する場合、フロアパネルの上側の各チュー
ブをコネクターの一端に接続した状態で保持具を用いて
フロアパネルにまとめて固定すると共に、その保持具の
端部をフロアパネルから下方に突き出し、フロアパネル
の下側の各チューブをコネクターの他端に接続すること
によって、フロアパネルの両側の複数のチューブをそれ
ぞれ接続している。
【0003】このような配管の接続に関しては、特に自
動車の配管系統等における複数のチューブを能率良く接
続するため、各種構造の配管取付具が提案されている。
例えば実開平4−114193号公報には、複数のチュ
ーブの管端に固定した各管継手(コネクター)と、各コ
ネクターを配列状態に保持しえるように配列方向に2分
割されたスペーサーと、このスペーサーを内側に収納し
て保持するホルダーと、ホルダーをフロアパネルの配管
挿通孔に固定するリテナーとを組み合わせた配管取付具
が記載されている。
【0004】また、実開平6−36932号公報には、
複数のチューブを一端に接続した各コネクターと、各コ
ネクターを配列して保持すると共に、パネルの配管挿通
孔に取り付けてボルトで固定されるグロメットとからな
る配管取付具が記載されている。グロメットのベース部
には、配管挿通孔の内縁に沿って嵌合する案内溝と、配
管挿通孔の周縁に係合する弾性仮止め爪を備え、しかも
コネクターの挿着を容易にするためグロメットの保護筒
部は2分割されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の配管取付具は、コネクターを保持するホルダーやグ
ロメット等の部品が剛性材料の樹脂や金属等で構成され
ているため、これとコネクターとの間及びパネルとの間
に、それぞれOリングやスポンジゴム等のシール部材を
取り付けてシール性を確保する必要があった。従って、
シール部材を含めて部品点数が多くなり、場合によって
は2分割された部品が必要であったりするため、コスト
ダウンの要請に応じることが困難であった。
【0006】本発明は、このような従来の事情に鑑み、
従来から用いられている個別のシール部材を無くし、少
ない部品点数からなる簡単な構造であって、パネルの両
側の配管を簡単に接続できる配管取付装置を提供するこ
と、特に自動車の燃料タンクの配管系統のように複数の
チューブをまとめて接続する場合に好適な配管取付装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する配管取付装置は、パネルを隔てて
互いに対向する一方側の複数の配管と他方側の複数の配
管とを相互に同軸的に接続するための配管取付装置であ
って、一端に一方側の配管を且つ他端に他方側の配管を
それぞれ接続する複数のコネクターと、該複数のコネク
ターを各々嵌合保持す複数の軸孔を有し、エラストマー
又は熱可塑性エラストマーからなるコネクターホルダー
と、該コネクターホルダーをパネルの開口に取り付けて
固定する取付部材とを備え、前記コネクターホルダーが
その軸方向他端側に前記パネルの開口に嵌挿される筒状
の案内壁部を一体に備え、且つ該案内壁部の外周に該開
口の周縁部と係合する仮止め用突出部を一体に備えてい
ることを特徴とする。
【0008】本発明の配管取付装置は、コネクターホル
ダーに複数の軸孔を設けることによって、各軸孔にそれ
ぞれコネクターを嵌合保持することができるから、複数
のチューブが集合的に配管されている自動車の燃料タン
クの配管系統等に使用する配管取付装置として特に好適
である。尚、コネクターは従来から使用されている公知
のものを用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の配管取付装置において
は、コネクターホルダーが天然ゴムや合成ゴム等のエラ
ストマー又はポリスチレン系(TPS)やポリオレフィ
ン系(TPO)等の熱可塑性エラストマーからなるの
で、このコネクターホルダーとその軸孔に嵌合されたコ
ネクターとの間及びコネクターホルダーとこれを取り付
けるパネルとの間に、従来のようなOリングやスポンジ
ゴム等のシール部材を別に設ける必要がなく、コネクタ
ーホルダーが自らの弾性によって相手側に密着するため
十分なシール性を確保することが可能である。
【0010】この配管取付装置をパネルの開口に取り付
ける場合、例えば、コネクターホルダーの周縁フランジ
部を剛性材料からなる環状の取付部材で押え、取付部材
に固定した雌ネジ部にボルト部材を螺合してパネルに固
定する。その結果、エラストマー又は熱可塑性エラスト
マーからなるコネクターホルダーの周縁フランジ部が剛
性の取付部材によってパネル表面に押し付けられるの
で、開口の周縁部の上側(一方側)のパネル表面でコネ
クターホルダーとパネルが少なくとも環状に密着してシ
ール性が確保される。
【0011】一方、コネクターホルダーとコネクターの
間のシール性については、コネクターホルダーがエラス
トマー又は熱可塑性エラストマーから形成されているた
め、コネクターの外径とコネクターホルダーの軸孔の内
径を調整することにより、軸孔に挿入嵌合されたコネク
ターとコネクターホルダーの間でシール性を確保するこ
とができる。
【0012】更に、コネクターホルダーとパネルとの間
で一層優れたシール性を必要とする場合には、コネクタ
ーホルダーの周縁フランジ部のパネルと当接する部分に
環状凸部を設けることができる。また、コネクターホル
ダーとコネクターとの間には、コネクターホルダーの軸
孔の内周面にリング状凸部を形成することができる。こ
れらの環状凸部やリング状凸部は、強い力で局所的にパ
ネル表面又はコネクター表面に押し付けられるので、こ
れらとの間でより一層優れたシール性を確保できる。
尚、これらの環状凸部又はリング状凸部は、それぞれ1
カ所に設けても、複数カ所に設けてもよい。
【0013】しかも、コネクターホルダーがエラストマ
ー又は熱可塑性エラストマーからなるため、コネクター
をコネクターホルダーの軸孔に差し込むだけで嵌着でき
ると共に、嵌着後においてもコネクターをコネクターホ
ルダーから取り外すことが可能である。従って、自動車
等に組み込まれて市場に出された後において、チューブ
又はコネクターを交換する必要がある場合にも、コネク
ターホルダーからチューブやコネクターを簡単に着脱す
ることができる。
【0014】更に、コネクターホルダーのホルダー本体
部には、その軸方向他端側にパネルの開口に嵌挿される
筒状の案内壁部を一体に備え、且つこの案内壁部の外周
にはパネルの開口の周縁部と係合する仮止め用突出部が
一体に設けてある。コネクターホルダーの筒状本体に一
体的に設けられた仮止め用突出部は、エラストマー又は
熱可塑性エラストマーからなるので、パネルの開口にホ
ルダー本体部の他端側を挿入するとき変形して挿通され
るが、開口を通過した後元の状態に復元して、開口の周
縁部裏側面に係合することにより、コネクターホルダー
をパネルに仮止めすることができる。
【0015】かかるコネクターホルダーを構成するエラ
ストマーの具体例としては、エチレンプロピレンゴム
(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)などがあり、熱可塑性エラストマーの具体例として
は、ポリプロピレンとエチレンプロピレンゴムのブレン
ドやポリスチレン−ポリブタジエンのブロック共重合体
(SBS)、ポリプロピレン樹脂とEPDMのポリマア
ロイなどをあげることができる。
【0016】本発明の配管取付装置を用いてパネルの両
側の配管を接続する場合には、コネクターホルダーにコ
ネクターを嵌合すると共に取付部材を装着し、このコネ
クターの軸方向一端にチューブなどの一方側の配管を接
続する。次に、このコネクターホルダーの軸方向他端側
をパネルの開口に挿着して、仮止め用突出部を開口の周
縁部に係合することによりパネルに仮止めする。
【0017】その後、コネクターホルダーの周縁フラン
ジ部を間に挟んで、取付部材とパネルとをボルト部材な
どで固定する。通常は、エラストマー又は熱可塑性エラ
ストマーからなるコネクターホルダーの周縁フランジ部
にボルト部材を挿通する貫通穴を穿設しておき、取付部
材に予め溶接等により固定した雌ネジ部にパネルの他方
側からボルト部材を螺合して固定する。尚、予め取付部
材にボルト部材をパネルの他方側に向けて突出固定して
おき、パネルの他方側からナットで固定することもでき
る。
【0018】尚、取付部材を予めコネクターホルダーに
一体的に接合しておくことも可能である。例えば、取付
部材を金型のキャビティ内にセットした後、熱可塑性エ
ラストマーにてコネクタホルダーをインジェクション成
形し、取付部材とコネクタホルダーとを一体的に接合で
きる。この場合、取付部材の環状の平板部を、コネクタ
ホルダーの周縁フラッジ部内に埋設して固着することが
できる。
【0019】
【実施例】本発明による配管取付装置の一具体例を、図
面を参照して説明する。図1及び図3〜4は自動車の燃
料タンクの配管系統に用いる配管取付装置であり、一端
に樹脂製チューブAを接続するコネクター1と、複数の
コネクター1を同時に保持するコネクターホルダー2
と、コネクターホルダー2をフロアパネルBに固定する
取付部材3とからなり、コネクターホルダー2は図5に
示すようにフロアパネルBに取り付けられた後、そのコ
ネクター1の他端に金属製チューブCを接続するように
なっている。
【0020】コネクター1は、樹脂製で従来から公知の
ものであり、軸方向一端にフロアパネルBの上側(一方
側)に配管される樹脂製チューブAを接続する接続端部
11と、その下側(軸方向他端側)に連続して一体的に
形成されたハウジング部12とを備えている。ハウジン
グ部12は、他端(下側)に向かって外径が段階的に大
きくなるように形成され、即ち接続端部11に隣接して
順に小径部121、中径部122、大径部123が設けら
れ、中径部122と大径部123の境界にはコネクターホ
ルダー2に挿着する際のストッパーとして機能する肩部
12aが形成されている。
【0021】そして、ハウジング部12の下端部には公
知の保持エレメント13が嵌め込まれて保持されてお
り、フロアパネルBの下側に配管される金属製チューブ
Cの他端を押し込むことにより、金属製チューブCに設
けた外周凸部が保持エレメント13の係合爪13aと係
合してワンタッチで保持されるようになっている。尚、
ハウジング部12の中径部122内には通常のごとく複
数のOリング14が挿着され、ハウジング部12内に挿
入される金属製チューブCとのシール性を確保するよう
になっている。
【0022】コネクターホルダー2は、合成ゴム等のエ
ラストマー又は熱可塑性エラストマーからなり、図2に
示すようにコネクター1を嵌合保持する軸孔22を有す
るホルダー本体部21と、ホルダー本体部21の外周に
軸孔22に対し径方向に突出した周縁フランジ部23を
備えている。コネクター1はホルダー本体部21の軸方
向他端(軸孔22の大径側)から軸孔22に挿入され、
その接続端部11がホルダー本体部21から上方に突き
出し、同時にハウジング部12の大部分がホルダー本体
部21内に収納されて保持される。
【0023】また、コネクターホルダー2のホルダー本
体部21の軸方向他端側、即ちフランジ部23の下側
は、フロアパネルBの開口に嵌合する筒状の案内壁部2
5となっている。この案内壁部25の他端外周には、フ
ロアパネルBにコネクターホルダー2を仮止めするため
の仮止め用突出部として、開口の周縁部B1の裏側に係
合する爪部26aが間隔を置いて複数形成してある。更
に、図2及び図4に示すように、周縁フランジ部23の
下側面には、1つの環状凸部24が形成してあり、図1
のごとくコネクターホルダー2の筒状の案内壁部25を
フロアパネルBの開口に挿入したとき、周縁フランジ部
23が開口の表側周縁部を覆うと共に、環状凸部24が
フロアパネルBの表周縁に当接してシール性を確保し、
水や埃等がパネルBとの隙間を通って侵入できないよう
になっている。
【0024】コネクターホルダー2の軸孔22は、上側
部分が下側部分より小径になっていて、その段差に挿入
されたコネクター1の肩部12aが当接するようになっ
ている。また、軸孔22の上側部分の内周面には複数の
リング状凸部22aが形成してあり、その分だけ軸孔2
2の内径を大きくできるため軸孔22へのコネクター1
の嵌め込みが容易になると同時に、リング状凸部22a
によりコネクターホルダー2とコネクター1の間のシー
ル性を確保できるようになっている。更に、望ましく
は、軸孔22の下側部分の内周面には、コネクター1の
大径部123に設けた窓部12bに嵌合してその上下移
動を阻止するように、複数の突起部22bが形成してあ
る。
【0025】コネクターホルダー2の周縁フランジ部2
3を押える取付部材3は、金属又は合成樹脂からなる。
取付部材は、フランジ部23の形状に沿った環状の平板
であってもよいが、この具体例では図1及び図3に示す
ごとく、コネクターホルダー2に対して取付部材3を位
置決め固定できるように、フランジ部23に沿った環状
平板部31と、この環状平板部31から直角方向にコネ
クターホルダー2の筒状本体21に沿って上方に伸び、
筒状本体21の外周を支持する筒状部32とから構成さ
れている。また、コネクターホルダー2の周縁フランジ
部23の長手方向における両端部には、図4に示すよう
に、パネルに固定するためのボルト部材を挿通する貫通
穴27が穿設してある。
【0026】この配管取付装置を組み立てる場合には、
まず図2に示すコネクターホルダー2の上に取付部材3
を嵌め込み、コネクターホルダー2の各軸孔22にコネ
クター1をそれぞれ挿着した後、図1のごとくコネクタ
ーホルダー2から上方に突き出た各コネクター1の接続
管部11に樹脂製チューブAをそれぞれ接続する。尚、
コネクターホルダー2と取付部材3は、前記したように
予め一体的に接合しておくこともできる。
【0027】このようにして、樹脂製チューブAを接続
した複数のコネクター1を1つのコネクターホルダー2
にまとめて簡単に組み付けることができるので、その後
は複数の樹脂製チューブAと複数のコネクター1とを一
体的に取り扱うことが可能になる。しかも、この状態で
各コネクター1をコネクターホルダー2から簡単に取り
外すことができるので、組み付けの間違い等があった場
合や市場でのメンテナンスで必要な場合には、容易に取
り外して交換することが可能である。
【0028】次に、このコネクターホルダー2のホルダ
ー本体部21の他端側に位置する筒状の案内壁部25を
フロアパネルBの開口に上方から挿入し、案内壁部25
の他端外周に設けた複数の爪部26aをフロアパネルB
の開口の周縁部B1の下側(裏面側)に係合することに
より、コネクターホルダー2をフロアパネルBに仮止め
する。
【0029】図3に示すように、取付部材3の環状平板
部31には、コネクターホルダー2の周縁フランジ部2
3に設けた貫通穴27と連通する位置に穿孔を設け、そ
こに通常の雌ネジ部35を予め溶接して固定しておく。
そして、上記のごとくフロアパネルBに仮止めしたコネ
クターホルダー2に嵌合している取付部材3の雌ネジ部
35に、フロアパネルBの下側(他方側)からボルト部
材36を螺合することにより、コネクターホルダー2を
フロアパネルBに固定する。このとき、コネクターホル
ダー2の周縁フランジ部23に設けた環状凸部24がフ
ロアパネルBに当接し、同時に上方から取付部材3の環
状平板部31が周縁フランジ部23に強く押し付けられ
るので、周縁フランジ部23(特に環状凸部24)とフ
ロアパネルBが密着して優れたシール性を確保すること
ができる。
【0030】その後、コネクターホルダー2に保持され
た各コネクター1の他端に金属製チューブCを挿入すれ
ば、図5に示すように、金属製チューブCに設けた外周
凸部が保持エレメント13と係合してワンタッチで嵌合
するので、フロアパネルBの両側に配管された複数の樹
脂製チューブAと複数の金属製チューブCを簡単に接続
することができる。
【0031】また、本発明の配管取付装置の別の具体例
を図6〜図8に図示した。この配管取付装置では、コネ
クターホルダー2のホルダー本体21の軸方向他端側、
即ち周縁フランジ部23より下側の筒状の案内壁壁25
の他端外周に、仮止め用突出部として環状に突き出た環
状突起部26bが一体に形成してある。また、図7及び
図8に示すように、ホルダー本体部21の他端側の案内
壁壁部25には、軸孔22と連通しないように複数の穿
孔25aが設けてあり、フロアパネルBに挿入する際に
複数の穿孔25aが潰れることにより案内壁部25が縮
径して挿入力を低減できるようになっている。この配管
取付装置のその他の部分は、図1〜図5に図示し且つ上
述した上記具体例と同一であるから、その説明を省略す
る。
【0032】また、上記実施例では、コネクターホルダ
ーと取付部材が着脱可能に構成されているが、両者を一
体的に接合することもできる。即ち、取付部材を金型の
キャビティ内にセットした後、コネクタホルダーをイン
ジェクション成形することにより、取付部材とコネクタ
ーホルダーを一体的に接合できる。この場合、取付部材
の環状の平板部をコネクターホルダーの周縁フランジ部
内に埋設固着することも可能である。尚、かかる場合の
コネクターホルダーを構成する熱可塑性エラストマーと
しては、ショアA硬度75のポリプロピレン樹脂とEP
DMのポリマアロイ(例えば、エーイーエス・ジャパン
社製のサントプレーン101−75)を例示することが
できる。
【0033】尚、上記の各実施例では、樹脂製チューブ
Aと金属製チューブCとをフロアパネルBに対して略直
角に保持して接続しているが、コネクターホルダー2の
軸孔22と周縁フランジ部23との交差角度を傾けるこ
とによって、樹脂製チューブAと金属製チューブCとを
フロアパネルBに対して傾斜させて接続することもでき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、コネクターホルダーが
エラストマー又は熱可塑性エラストマーからなるため、
コネクターホルダーとコネクターの間及びコネクターホ
ルダーとパネルとの間に別部品のシール部材を介在させ
なくても、これらの間のシール性を確保して水や埃等の
侵入を防ぐことができ、少ない部品点数からなる安価で
簡単な構造の配管取付装置を提供することができる。
【0035】また、配管取付装置のコネクターホルダー
に複数のコネクターをまとめて保持できるので、自動車
の燃料タンクの配管系統のように複数のチューブを一体
的にまとめて接続する場合に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管取付装置の一具体例を示す側面か
らみた断面図である。
【図2】本発明の配管取付装置に用いるコネクターホル
ダーの一具体例を示す側面からみた断面図である。
【図3】本発明の配管取付装置の一具体例を示す正面か
らみた一部切欠正面図である。
【図4】本発明の配管取付装置の一具体例におけるコネ
クターを保持したコネクターホルダーを示す底面図であ
る。
【図5】本発明の配管取付装置の一具体例を用いて配管
をパネルに取り付けた状態を示す正面図である。
【図6】本発明の配管取付装置の他の具体例を示す側面
からみた断面図である。
【図7】本発明の配管取付装置の他の具体例を示す正面
からみた一部切欠正面図である。
【図8】本発明の配管取付装置の他の具体例におけるコ
ネクターを保持したコネクターホルダーを示す底面図で
ある。
【符号の説明】
A 樹脂製チューブ B フロアパネル C 金属製チューブ 1 コネクター 11 接続端部 12 ハウジング部 12a 肩部 12b 窓部 13 保持エレメント 13a 係合爪 14 Oリング 2 コネクターホルダー 21 ホルダー本体部 22 軸孔 22a リング状凸部 22b 突起部 23 周縁フランジ部 24 環状凸部 25 筒状の案内壁部 25a 穿孔 26a 爪部 26b 環状突起部 27 貫通穴 3 取付部材 31 環状平板部 32 筒状部 35 雌ネジ部 36 ボルト部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 37/12 39/02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを隔てて互いに対向する一方側の
    複数の配管と他方側の複数の配管とを相互に同軸的に接
    続するための配管取付装置であって、一端に一方側の配
    管を且つ他端に他方側の配管をそれぞれ接続する複数の
    コネクターと、該複数のコネクターを各々嵌合保持す複
    数の軸孔を有し、エラストマー又は熱可塑性エラストマ
    ーからなるコネクターホルダーと、該コネクターホルダ
    ーをパネルの開口に取り付けて固定する取付部材とを備
    え、前記コネクターホルダーがその軸方向他端側に前記
    パネルの開口に嵌挿される筒状の案内壁部を一体に備
    え、且つ該案内壁部の外周に該開口の周縁部と係合する
    仮止め用突出部を一体に備えていることを特徴とする前
    記配管取付装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクターホルダーが、複数の軸孔
    を有するコネクター本体と、該コネクター本体から外方
    に突出した周縁フランジ部とを有し、該周縁フランジ部
    が前記取付部材の環状の平板部とパネルの開口の周縁部
    との間で挟持されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の配管取付装置。
  3. 【請求項3】 前記コネクターホルダーの周縁フランジ
    部が、パネルと当接する部分に環状凸部を有することを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の配管取付装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクターホルダーの軸孔は、その
    内周面にリング状凸部を有することを特徴とする、請求
    項1〜3のいずれかに記載の配管取付装置。
  5. 【請求項5】 前記取付部材が前記コネクタホルダーに
    一体的に接合されていることを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれかに記載の配管取付装置。
  6. 【請求項6】 前記取付部材の環状の平板部が、前記コ
    ネクタホルダーの周縁フランジ部内に埋設されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の配管
    取付装置。
JP9198242A 1996-07-24 1997-07-24 配管取付装置 Pending JPH1089570A (ja)

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JP8-194358 1996-07-24
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012122661A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Dainichi Co Ltd 燃焼装置
WO2019053818A1 (ja) * 2017-09-13 2019-03-21 三菱電機株式会社 外部配管接続構造

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