JPH1088195A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH1088195A JPH1088195A JP9194463A JP19446397A JPH1088195A JP H1088195 A JPH1088195 A JP H1088195A JP 9194463 A JP9194463 A JP 9194463A JP 19446397 A JP19446397 A JP 19446397A JP H1088195 A JPH1088195 A JP H1088195A
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Abstract
して実用的な洗浄力を有し、油汚れに強く、洗い上がり
の繊維の感触が良好で、且つ保存安定性に優れた液体洗
浄剤の提供。 【解決手段】 高級アルコールのエチレンオキシド付加
型ノニオン界面活性剤、第4級アンモニウム塩、水難溶
性溶剤及び水易溶性溶剤を含有してなる液体洗浄剤組成
物。
Description
り頑固な油汚れでも良好な洗浄力を有し、つけ置き洗い
でも実用的な洗濯が行える液体洗浄剤に関し、更に詳細
にはシルク製品、ウ−ル製品、おしゃれ着などわずかな
汚れでも洗浄の必要が生じる衣類に対し、つけ置き洗い
により実用的な洗浄力と形態保持機能を有し、特に、水
洗いでは汚れ落ちが困難な油性汚れまで、洗浄剤組成物
原液を塗布することで非常に高い洗浄力を有し、かつ、
従来の洗浄剤組成物よりも優れた風合いを生じるつけ置
き洗い専用の洗浄剤組成物に関する。
手洗い(もみ洗い)等で洗濯する前の予洗のことを指し
たり、酵素を配合し洗浄力を強化した洗剤溶液につけて
おくこと等を指していた。従って長時間(例えば一晩)
つけておかないと十分に汚れが落ちなかった為、シルク
やウ−ルの衣料をこのように長時間つけておくと、衣類
が縮むという問題が多々生じていた。従って、ここでい
うつけ置き洗いとは極めて短時間10〜30分でよいた
め、シルクやウ−ル等デリケ−トな衣類の縮み等の不都
合もなく、汚れを落とし、風合いも良く洗濯して仕上げ
ることが出来る利点がある。家庭における衣類の洗濯
は、従来よりアニオン界面活性剤或いはノニオン界面活
性剤を主成分とする洗浄剤で洗浄を行った後、繊維の風
合い及び帯電防止能を付与するために、カチオン界面活
性剤を主成分とする柔軟剤で更に柔軟処理を行ってい
る。しかし、この方法では洗浄及び柔軟性付与という2
操作が必要となり煩雑さを伴う。そこで、特公昭47−
4750号公報及び特開昭57−126896号公報に
は、上記2液型とは異なり、上記操作を同時に行う1液
型の洗浄方法が開示されている。この1液型組成物は主
として、ノニオン界面活性剤或いは半極性界面活性剤を
主成分とし、分子内に長鎖の飽和基を有するモノアルキ
ルまたはジアルキル型カチオン界面活性剤を柔軟剤成分
として配合しているものである。この系は配合当初にお
いては常温で透明であるが、長期にわたり保存すると不
溶化物を析出したり、低温で白濁や沈澱を生じ商品価値
を著しく低下させる。その結果、性能面では適度な洗浄
力と風合いを保持しながらも、安定性の面で問題があ
り、産業的実施を困難にしていた。
開平4−153300号公報、米国4222905号公
報、米国4259217号公報、米国4239659号
公報などには、ノニオン界面活性剤とカチオン界面活性
剤を基本骨格とする中性透明液体洗浄剤が開示されてい
る。これら1液型の洗浄方法で適度な洗浄力を有し、優
れた風合いを損なわず、しかも保存安定性に優れた中性
透明液体洗浄剤が記載されている。しかし、おしゃれ
着、特にシルク製品、ウ−ル製品は通常の洗濯方法(具
体的には洗濯機でのマイルドな水流での洗浄方法やもん
だり、押したりして手の動作を加えて洗浄する方法)で
は洗浄後の衣料が収縮したり、型くずれしたりして、衣
料の商品価値を著しく低下させる。衣料の収縮や型くず
れを防止する洗濯方法として、つけ置き洗浄法が知られ
ているが、上記の洗浄剤では洗浄力が不十分であり、特
にしみ汚れ等部分的に目立つ汚れを除去する効果に劣
る。また、おしゃれ着、特にシルク製品、ウ−ル製品に
は、衣料の風合・形態保持機能に優れ、且つ洗浄機能に
も優れる洗浄方法及び洗浄剤が求められていた。そこ
で、特開平7−54264号公報、特開平6−3131
93号公報、特開平8−48993号公報、特開平8−
48994号公報及び特開平8−48995号公報に
は、水に易溶性の溶剤を配合することにより、水系での
洗濯で落ち難い油汚れが落ちやすくなるとされている。
クロロエチレン、石油等、環境に悪影響を与える溶剤を
大量に使用することから最近では大きな環境問題になっ
てきており、水溶性汚れの除去が十分でない点が、最近
注目されてきている。しかし、おしゃれ着、特にシルク
製品、ウ−ル製品は通常の洗濯方法(具体的には洗濯機
でのマイルドな水流での洗浄方法やもんだり、押したり
して手の動作を加えて洗浄する方法)が行なえないた
め、頑固な油汚れを落とすためにはドライクリ−ニング
を行なわなければならない。そこで、特開平5−515
98公報には、グリコ−ルエ−テル系溶剤を用いる新し
いドライクリ−ニング溶剤に関する記載で、環境安全性
と水溶性汚れの除去がこれまでより改善された報告がな
されている。ところが、水溶性汚れの除去は、水系の洗
濯と比較するとまだまだ不十分であり、溶剤中心とした
ドライクリ−ニングでは、いまだに十分解決されるに至
っていない。こうした、背景からおしゃれ着、特にシル
ク製品、ウ−ル製品等の通常の洗濯方法が不向きな衣料
に関しては、水溶性汚れもしくは頑固な油汚れのどちら
かに重点をおいた洗濯方法しかなされていなかった。
洗浄力と風合いを有し、且つ、これまでドライクリ−ニ
ングでしか落とせなかった頑固な油汚れを、手軽に落と
す事が出来る、水溶性汚れ及び頑固な油汚れ共に汚れ落
ち効果の高い洗浄剤組成物が求められている。
着、特にシルク製品、ウ−ル製品に対して実用的な洗浄
力と形態保持機能を有し、洗浄後の衣料に優れた柔軟性
と風合いを付与すると共に、頑固な油汚れ部分に洗浄剤
原液を塗布することで落ちが良く、常温及び低温におい
て低粘度で安定なつけ置き洗い専用の洗浄剤組成物を提
供することを目的とする。
(1):
しくは分岐アルキル基及びアルケニル基、または炭素数
6〜12のアルキル基をもつアルキルフェニル基を、ま
たnは5〜15を表す]で示されるノニオン界面活性
剤、(B)式(2):
に独立で、そのうち2つは炭素数12〜24のアルキル
基またはアルケニル基、残り2つはメチル基、エチル
基、ポリオキシエチレン基またはポリオキシプロピレン
基を表し、Xはハロゲン原子、CH3 SO4 またはC2
H5 SO4 のいずれかを表す]で示される1種又は2種
以上で且つその全体のヨウ素価が40〜100であるカ
チオン性界面活性剤、(C) 式(3):
くは分岐のアルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは
分岐のアルキル基をもつアルキルフェニル基のいずれか
を表す]もしくは式(4):
くは分岐のアルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは
分岐のアルキル基をもつアルキルフェニル基のいずれか
を表し、R8 は炭素数2〜5のアルキレン基、またmは
1〜3を表す]で示される水難溶性溶剤の1種または2
種以上、及び(D) 式(5):
は分岐のアルキル基、またはベンジル基を表す]もしく
は式(6):
くは分岐アルキル基またはアルケニル基、フェニル基、
ベンジル基及び水素のいずれかを表し、R11は炭素数2
〜5の直鎖もしくは分岐のアルキレン基、またlは1〜
3を表す]で示される水易溶性溶剤の1種または2種以
上、さらに任意成分として(E)アミドベタイン系両性
界面活性剤及び/または(F)水に対する溶解度が10
重量%以上の塩を含有する洗浄剤組成物を提供するもの
である。
ニオン界面活性剤はエチレンオキシド付加型のノニオン
界面活性剤であって、エチレンオキシドの付加モル数が
5〜15で、炭素数10〜22のアルキル基またはアル
ケニル基を有するポリオキシエチレンアルキルまたはア
ルケニルエーテル、あるいは炭素数が6〜12のアルキ
ル基を持つポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ルである。本発明では、これらの1種又は2種以上を用
いることができ、その配合量は組成物全量に対して好ま
しくは10〜50重量%、より好ましくは15〜40重
量%である。配合量が10重量%未満では洗浄力が弱い
ばかりでなく、低温での安定性が低下する。一方、50
重量%超えて配合すると常温での溶解性が悪くゲル状と
なりがちである。特に好ましくは30重量以下である。
ン界面活性剤はジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩の
1種又は2種以上であって、カチオン界面活性剤全体の
ヨウ素価として40〜100である。そのジ長鎖アルキ
ルは、アルキル基またはアルケニル基の何れであっても
よく、その炭素数は12〜24、好ましくは16〜20
であり、長鎖アルキルの炭素数が12未満の場合は洗浄
後の布地に充分な柔軟性や風合いが得られず、炭素数が
24を超えると低温で透明に溶解しない。また2つの長
鎖アルキルは同一でも異なっていてもよい。他のアルキ
ルとしてはメチル基、エチル基、また好ましくは付加モ
ル数が1〜5のポリオキシエチレン基またはポリオキシ
プロピレン基が挙げられ、特に好ましくはメチル基であ
る。Xは塩素、臭素またはヨウ素などのハロゲン原子、
CH 3 SO4 、C2 H5 SO4 のいずれかであり、好ま
しくは塩素である。
ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド、オレイン酸
や牛脂脂肪酸由来或いは大豆油脂肪酸由来の混合不飽和
アルキル基のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド
などが好ましく、特にジオレイルジメチルアンモニウム
クロリドが好ましい。又2種以上を組み合わせて用いる
場合には上記ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド
等の不飽和アルキル基を含むものに加え、ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド等の飽和アルキル基を含
むものを用いてもよい。また、本発明のカチオン界面活
性剤では、そのヨウ素価が40〜100であり、好まし
くは60〜90である。ただし、2種以上のジ長鎖アル
キル第4級アンモニウム塩を組み合わせて用いる場合に
は、この範囲に調整しなければならない。ヨウ素価が4
0未満の場合、低温での安定性が損なわれ、100を超
えると保存安定性が損なわれる。これらカチオン界面活
性剤の配合量は組成物全量に対して好ましくは1〜15
重量%、より好ましくは2〜10重量%である。配合量
が1重量%未満では、洗浄後の繊維に柔軟性が付与され
ず、15重量%を超えて配合すると低温安定性が損なわ
れ、洗浄力が低下する。特に好ましくは7重量%以下で
ある。
は6〜10、より好ましくは6〜8の直鎖もしくは分岐
のアルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のア
ルキル基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表す]
で示される水難溶性アルコール系溶剤もしくは式
(4):
くは分岐アルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分
岐のアルキル基をもつアルキルフェニル基のいずれかを
表し、R8 は炭素数2〜5のアルキレン基、またmは1
〜3を表す]で示される水難溶性グリコールエーテル系
溶剤から選ばれる1種または2種以上である。
キサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、2
−メチル−1−ペンタノール、4メチル−2−ペンタノ
ール、2−エチル−1−ブタノール、1−ヘプタノー
ル、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、1−オクタ
ノール、2−オクタノール、2−エチルヘキサノール、
1−ノナール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノ
ール、1−デカノール等、また水難溶性グリコールエー
テル系溶剤として、エチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシ
ルエーテル等が例示できる。これら水難溶性溶剤では、
水難溶性グリコールエーテル系溶剤が好ましく、中で
も、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル等
が特に好ましい。これらの配合量は組成物全量に対して
好ましくは1〜40重量%、より好ましくは1〜20重
量%で、特に5〜20重量%が好ましい。配合量が1重
量%に満たないと、油汚れ落ちが十分でなく、40重量
%を超えて配合すると保存安定性に問題が生じる。本発
明に用いる水易溶性溶剤は、式(5):
は分岐のアルキル基、またはベンジル基を表す]で示さ
れる水易溶性アルコール系溶剤もしくは式(6):
は分岐のアルキル基またはアルケニル基、フェニル基、
ベンジル基及び水素のいずれかを表し、R11は炭素数2
〜5のアルキレン、またlは1〜3を表す]で示される
水易溶性グリコールエーテル系溶剤の1種又は2種以上
である。
ール、メタノール、プロパノール、あるいはエチレング
リコ−ル、ジエチレングリコ−ル等の水易溶性エチレン
グリコ−ル系溶剤、プロパンジオ−ル、ブタンジオ−ル
等の水易溶性ジオ−ル系溶剤、また水易溶性グリコール
エーテル系溶剤としてエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、イソプロピレング
リコールモノメチルエーテル、イソプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、3−メトキシブタノール、3−
メチル−3−メトキシブタノールなどが挙げられ、中で
も水易溶性グリコールエーテル系溶剤が好ましく、特に
イソプロピレングリコールモノメチルエーテル、イソプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メトキシ
ブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノールが好
ましい。これら水易溶性溶剤の配合量は好ましくは0.
1〜30重量%であり、より好ましくは0.1〜20重
量%、さらに好ましくは2〜20重量%である。配合量
がこれらの範囲以外では保存安定性が損なわれる。特に
好ましくは15重量%以下である。
ン系両性界面活性剤としては、ステアリルアミドプロピ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプ
ロピルジメチルアミノスルホベタイン等が例示でき、特
にヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタ
インが好ましい。その配合量は組成物全量に対して0.
01〜2.0重量%であり、特に0.1〜1.0重量%
が好ましい。アミドベタイン系両性界面活性剤を上記の
範囲の量添加すると、衣類の仕上がりがより改善され
る。
解度(標準状態(25℃))が10重量%以上である塩
は、無機酸の塩及び有機酸の塩の何れであっても良く、
塩の形態を用いても、組成物の製造過程で酸とアルカリ
から調整しても良い。無機酸の塩として、ナトリウム、
カリウム、アンモニウム等の塩化塩、硫酸塩、硝酸塩、
炭酸塩、炭酸水素塩、硼酸塩等が挙げられ、有機酸の塩
としては、クエン酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、乳酸
塩等が挙げられ、好適には、無機酸の塩として、塩化ナ
トリウム、硫酸ナトリウム、また、有機酸の塩としてク
エン酸ナトリウムが挙げられる。これら塩は、その1種
または2種以上を用いる事ができ、その配合量は0.0
1〜5.0重量%、特に2.0重量%以下が好ましい。
配合量が5.0重量%以下が安定性の面から好ましい。
とができ、衣料用、浴室用などの種々の汚れに対して利
用でき、衣料用、特につけ置き洗い用の低粘度(5〜5
00cp;B型粘度計、スピンドル#2)液体洗浄剤と
して用いるのが好適である。
り、従来公知のポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルローズ、ヒドロキシプロピルメチルセルローズ、
ヒドロキシブチルセルローズなどの水溶性ポリマー、ア
ニオン界面活性剤、アミンオキシド等の半極性界面活性
剤、香料、酵素(例えば、酵素としてはタンパク質加水
分解酵素、脂質加水分解酵素、デンプン加水分解酵素、
溶菌酵素等)、殺菌剤、顔料、染料なども適宜配合する
ことができる。
する。言うまでもなく、本発明はこれら実施例に限られ
るものでなく、又、特に断らない限り[%]は[重量
%]を表す。表1に示す実施例(及び比較例)を常法に
より調製し、安定性試験、柔軟性試験、原液塗布洗浄試
験及びつけ置き洗浄力試験にて評価した。評価方法を示
す。なお、各試験には水道水を用いた。
り、−5℃、0℃、5℃及び25℃の恒温槽に1ヶ月間
放置して、その外観を目視により判定した。評価基準は
以下の通りであり、○を良好と判断する。 ○ :透明、流動性あり △ :半透明、流動性あり × :白濁、結晶析出または固化
l)の中に、20cm ×20cm のシルク布(絹1
00%の平織布)を10分間浸漬し、振り濯ぎを2回行
った後、10秒間脱水し風乾する洗浄操作を1サイクル
とし、これを5サイクル繰返した。5サイクル終了後、
低温のアイロンをかけて試験布とし、官能評価より、未
洗浄布との一対比較にて判定した。評価基準は以下の通
りであり、◎、○を合格とする。 ◎ : 未洗浄シルク布より非常に柔らかい。 ○ : 未洗浄シルク布より柔らかい。 △ : 未洗浄シルク布よりわずかにかたい。 × : 未洗浄シルク布よりかたい。
に、それぞれ実施例及び比較例を各汚染布1枚当たり1
mlずつ塗布し15分間放置した。次に、これらを水1
0リットル中に浸漬し、つけ置き洗浄した。洗浄後、ラ
ード汚染布の洗浄率は、人工汚染布の洗浄前と洗浄後、
白布(対照)の各々の反射率を測色色差計ZE−200
0(日本電色工業製)で測定し、次式により洗浄率を算
出した。なお、洗浄率は5枚の平均値で示し、60%以
上が有効である。
ターにより、洗浄前の汚染布の状態を5点、元の白布を
1点として目視判定により1〜5点の点数をつけ、5枚
の平均値で評価する。評価基準は下記のとおりであり、
2.5以下を合格とする。 1:口紅が完全にとれた。 2:口紅がわずかにのこった。(輪郭がわかる程度。) 3:口紅がのこった。 4:口紅が殆ど落ちていない。 5:口紅が洗浄前と変わらない。
作成方法及び洗浄条件は以下の通りである。 <口紅汚染布の作成方法>市販の口紅を5cm ×5c
m の綿金巾3号布に25mg/1枚ずつ薄く塗布す
る。 <洗浄条件> 洗浄時間(つけ置き時間) 15分間 洗浄温度 25℃ すすぎ 振りすすぎ 脱水 洗濯乾燥後の白色タオルにはさみ脱水
mの洗濯科学協会の湿式人工汚染布5枚を浸漬し、つけ
置き洗浄を行った後、洗浄率により洗浄力を評価した。
洗浄率は、人工汚染布の洗浄前と洗浄後、白布(対照)
を測色色差計ZE−2000(日本電色工業製)で測定
し、次式により洗浄率を算出した。
%以上が有効である。また、洗浄条件は以下の通りであ
る。 <洗浄条件> 洗浄時間 15分間 洗浄剤組成物 0.1% 洗浄温度 25℃ すすぎ 振りすすぎ 脱水 洗濯乾燥後の白色タオルにはさみ脱水
比較例を比較して、安定性、柔軟性、頑固な油汚れに対
する洗浄力、及び、つけ置き洗浄による洗浄力とも優れ
ていると認められた。従って本発明ではノニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤、水難溶性溶剤、水易溶性溶
剤、アミドベタイン系両性界面活性剤、及び無機塩を配
合すると、低温でも粘度安定な液体のため簡便に利用で
き、頑固な油汚れを簡単に落とすことが出来、実用的な
洗浄力、形態保持機能、洗浄後の繊維の柔軟性、風合い
などの諸特性までをも有する洗浄剤組成物を得ることが
できたと認められた。
−ル製品、おしゃれ着などの洗浄に際し、実用的な洗浄
力と形態保持機能を有し、洗浄後の繊維に優れた柔軟性
及び風合いを付与することができ、特に洗浄剤組成物そ
のものを塗布することにより頑固な油汚れ落ちが良い。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)式(1): 【化1】 [式中、R1 は炭素数10〜22の直鎖もしくは分岐の
アルキル基及びアルケニル基、または炭素数6〜12の
アルキル基をもつアルキルフェニル基を、またnは5〜
15を表す]で示されるノニオン界面活性剤、(B)式
(2): 【化2】 [式中、R2 、R3 、R4 及びR5 は互いに独立で、そ
のうち2つは炭素数12〜24のアルキル基またはアル
ケニル基、残り2つはメチル基、エチル基、ポリオキシ
エチレン基またはポリオキシプロピレン基を表し、Xは
ハロゲン原子、CH3 SO4 またはC2 H5 SO4 のい
ずれかを表す]で示される1種又は2種以上で且つその
全体のヨウ素価が40〜100であるカチオン性界面活
性剤、(C)式(3): 【化3】 [式中、R6 は炭素数6〜12の直鎖もしくは分岐のア
ルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキ
ル基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表す]もし
くは式(4): 【化4】 [式中、R7 は炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐アル
キル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキル
基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表し、R8 は
炭素数2〜5のアルキレン基、またmは1〜3を表す]
で示される水難溶性溶剤の1種または2種以上、及び
(D)式(5): 【化5】 [式中、R9 は炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、またはベンジル基を表す]もしくは式(6): 【化6】 [式中、R10は炭素数4以下の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、アルケニル基、フェニル基、ベンジル基または
水素のいずれかを表し、R11は炭素数2〜5の直鎖もし
くは分岐のアルキレン基、またlは1〜3を表す]で示
される水易溶性溶剤の1種または2種以上を含有するこ
とを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (A)式(1): 【化7】 [式中、R1 は炭素数12〜20の直鎖もしくは分岐ア
ルキル基及びアルケニル基、または炭素数6〜12のア
ルキル基をもつアルキルフェニル基を、またnは5〜1
5を表す]で示されるノニオン界面活性剤、(B)式
(2): 【化8】 [式中、R2 、R3 、R4 及びR5 は互いに独立で、そ
のうち2つは炭素数12〜24のアルキル基またはアル
ケニル基、残り2つはメチル基、エチル基、ポリオキシ
エチレン基またはポリオキシプロピレン基を表し、Xは
ハロゲン原子、CH3 SO4 またはC2 H5 SO4 のい
ずれかを表す]で示される1種又は2種以上で且つその
全体のヨウ素価が40〜100であるカチオン性界面活
性剤。(C)式(3): 【化9】 [式中、R6 は炭素数6〜10の直鎖もしくは分岐のア
ルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキ
ル基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表す]もし
くは式(4): 【化10】 [式中、R7 は炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐アル
キル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキル
基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表し、R8 は
炭素数2〜5のアルキレン基、またmは1〜3を表す]
で示される水難溶性溶剤の1種または2種以上、及び
(D)式(5): 【化11】 [式中、R9 は炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、またはベンジル基を表す]もしくは式(6): 【化12】 [式中、R10は炭素数4以下の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、アルケニル基、フェニル基、ベンジル基または
水素のいずれかを表し、R11は炭素数2〜5の直鎖もし
くは分岐のアルキレン基、またlは1〜3を表す]で示
される水易溶性溶剤の1種または2種以上を含有する請
求項1項記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (A)式(1): 【化13】 [式中、R1 は炭素数12〜16の直鎖もしくは分岐ア
ルキル基及びアルケニル基、または炭素数6〜12のア
ルキル基をもつアルキルフェニル基を、またnは5〜1
5を表す]で示されるノニオン界面活性剤、(B)式
(2): 【化14】 [式中、R2 、R3 、R4 及びR5 は互いに独立で、そ
のうち2つは炭素数12〜24のアルキル基またはアル
ケニル基、残り2つはメチル基、エチル基、ポリオキシ
エチレン基またはポリオキシプロピレン基を表し、Xは
ハロゲン原子、CH3 SO4 またはC2 H5 SO4 のい
ずれかを表す]で示される1種又は2種以上で且つその
全体のヨウ素価が40〜100であるカチオン性界面活
性剤、(C)式(3): 【化15】 [式中、R6 は炭素数6〜8の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキル
基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表す]もしく
は式(4): 【化16】 [式中、R7 は炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のア
ルキル基、炭素数5〜12の直鎖もしくは分岐のアルキ
ル基をもつアルキルフェニル基のいずれかを表し、R8
は炭素数2〜5のアルキレン基、またmは1〜3を表
す]で示される水難溶性溶剤の1種または2種以上、及
び(D)式(5): 【化17】 [式中、R9 は炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、またはベンジル基を表す]もしくは式(6): 【化18】 [式中、R10は炭素数4以下の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、アルケニル基、フェニル基、ベンジル基または
水素のいずれかを表し、R11は炭素数2〜5の直鎖もし
くは分岐のアルキレン基、またlは1〜3を表す]で示
される水易溶性溶剤の1種または2種以上、を含有する
請求項1項、又は請求項2の何れか1項記載の洗浄剤組
成物。 - 【請求項4】 組成物全量に対して(A)ノニオン界面
活性剤の配合量が10〜50重量%、(B)カチオン界
面活性剤の配合量が1〜15重量%、(C)水難溶性溶
剤の配合量が1〜40重量%、(D)水易溶性溶剤の配
合量が0.1〜30重量%である特許請求項第1項、第
2項及び第3項の何れか1項に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】(E)アミドベタイン系両性界面活性剤を
0.01〜2重量%配合したことを特徴とする特許請求
項第1項、第2項、第3項及び第4項の何れか1項に記
載の洗浄剤組成物。 - 【請求項6】(F)水への溶解度が10重量%以上の塩
を0.01〜5重量%配合したことを特徴とする特許請
求項第1項、第2項、第3項、第4項及び第5項の何れ
か1項に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項7】 つけ置き洗い用の衣料用液体洗浄剤であ
る特許請求項第1項、第2項、第3項、第4項、第5項
及び第6項の何れか1項に記載の洗浄剤組成物。
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