JPH0848993A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JPH0848993A
JPH0848993A JP18491494A JP18491494A JPH0848993A JP H0848993 A JPH0848993 A JP H0848993A JP 18491494 A JP18491494 A JP 18491494A JP 18491494 A JP18491494 A JP 18491494A JP H0848993 A JPH0848993 A JP H0848993A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シルク製品、ウール製品、おしゃれ着などに
対して実用的な洗浄力を有し、常温および低温における
保存安定性、水に対する希釈時の溶解性に優れた、漬け
置き洗い用またはしみ抜き用の液体洗浄組成物を提供す
る。 【構成】 特定のカチオン界面活性剤、ノニオン界面活
性剤、アミンオキシドおよびグリコールエーテルを含有
し、該カチオン界面活性剤に対するノニオン界面活性剤
およびアミンオキシドの合計量の重量比が1:20〜1:
4である液体洗浄組成物。 【効果】 シルク製品、ウール製品、おしゃれ着などの
漬け置き洗いまたはしみ抜き洗いにおいて、洗浄剤が低
温水でも容易に溶解(分散)し、衣料の手による洗浄が省
力化しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体洗浄剤組成物、特
に、漬け置き用の透明な液体洗浄剤組成物、さらに詳し
くは、シルク製品、ウール製品、おしゃれ着などの、わ
ずかな汚れでも洗浄の必要が生じる衣類に対して実用的
な洗浄力を有し、常温および低温における保存安定性、
水に対する希釈時の溶解性に優れた、漬け置き洗い用の
液体洗浄剤組成物に関する。また、該組成物は、濃厚な
状態のまま、油性汚れ等のしみ抜きにも使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、漬け置き洗いとは、一般に、洗濯
機、手洗い(もみ洗い)等で洗濯する前の予洗のことを
指したり、酵素を配合し洗浄力を強化した洗剤溶液に漬
けておくこと等を意味していた。したがって、長時間
(例えば、一晩)漬けておかないと十分に汚れが落ちな
かったシルクやウールの衣料は、長時間の浸漬により
「衣類が縮む」という問題が多々生じていた。このよう
な衣料をドライクリーニングすると、縮みの問題はない
が、「水溶性の汚れが落ちにくい」等の問題が生じてい
た。さらに、ドライクリーニングでは、「溶剤が環境汚
染の原因となる」、クリーニング店に依頼するため、
「経済性が悪い」、「時間がかかる」等の問題があり、
これらの衣料の家庭での洗濯の必要が生じていた。特開
平4−4298号公報および特開平4−153300号
公報には1液型の洗浄方法で適度な洗浄力を有し、優れ
た風合いを損なわず、しかも保存安定性に優れた中性透
明液体洗浄剤が記載されている。この1液型組成物は主
として、ノニオン界面活性剤あるいはアミンオキシドを
主成分とし、分子内に長鎖の飽和基を有するモノアルキ
ルまたはジアルキル型カチオン界面活性剤を柔軟剤成分
として配合しているものである。しかし、シルク製品、
ウール製品、おしゃれ着などの場合、通常の洗濯方法
(具体的には、洗濯機におけるマイルドな水流での洗濯
や、もんだり、押したりして手の動作を加えて洗浄する
方法)では洗浄後の衣料が収縮したり、型くずれしたり
して、衣料の商品価値を著しく低下させる。衣料の収縮
や型くずれを防止する洗濯方法として、漬け置き洗浄法
が知られているが、上記の洗浄剤では水に対する希釈時
の溶解性(分散性)が悪く、洗浄力の低下、洗浄ムラ等
の原因となる。
【0003】また、漬け置き洗浄法では洗濯機を使用す
る必要がなく、洗面器やたらい等での処理が可能である
が、この場合、洗浄剤の水に対する溶解は手で行わなけ
ればならず、溶解性が悪ければ長時間の撹拌が必要であ
り煩雑さを伴う。さらに、冬期等、水の冷たい時期にお
ける処理には手に苦痛を伴う。従って、シルク製品、ウ
ール製品、おしゃれ着などに対して実用的な洗浄力を有
し、常温および低温における保存安定性、水に対する希
釈時の溶解性(分散性)に優れた漬け置き洗い用の液体
洗浄剤組成物が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シルク製
品、ウール製品、おしゃれ着などに対して実用的な洗浄
力を有し、常温および低温における保存安定性、水に対
する希釈時の溶解性(分散性)に優れた、特に、漬け置
き洗い用に適した液体洗浄剤組成物を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I):
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1およびR2は炭素数12〜24
のアルキル基もしくはアルケニル基、R3およびR4はメ
チル基、エチル基、ポリオキシエチレン基またはポリオ
キシプロピレン基、Xはハロゲン原子、CH3SO4また
はC25SO4を意味する)で示される化合物から選ば
れる1種または2種以上の混合物であって、ヨウ素価が
40〜100のカチオン界面活性剤1〜5重量%と、式
(II):
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R5は炭素数10〜20のアルキ
ル基もしくはアルケニル基または炭素数6〜12のアル
キル基をもつアルキルフェニル基、nは5〜15を意味
する)で示されるノニオン界面活性剤10〜30重量%
と、式(III):
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R6は炭素数10〜22のアルキ
ル基、R7およびR8はメチル基、エチル基またはヒドロ
キシエチル基を意味する)で示されるアミンオキシド
0.5〜8重量%と、式(IV):
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R9は炭素数2〜3のアルキレン
基、R10は炭素数1〜4のアルキル基、nは2〜3を意
味する)で示される1種または2種以上のグリコールエ
ーテル1〜70重量%とを含有することを特徴とする液
体洗浄剤組成物を提供するものである。
【0014】式(I)におけるR1およびR2は同一でも
異なっていてもよく、炭素数12〜24、好ましくは、
16〜20の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基または
アルケニル基である。炭素数が12未満の場合は、洗浄
後の布地に充分な柔軟性や風合いを与えることができ
ず、炭素数が24を超えると低温で透明に溶解しない。
3およびR4は同一でも異なっていてもよく、メチル
基、エチル基、ポリオキシプロピレン基またはポリオキ
シエチレン基であり、好ましくはメチル基である。ポリ
オキシエチレン基またはポリオキシプロピレン基の付加
モル数は、好ましくは、1〜5、特に好ましくは、1〜
3である。Xはハロゲン原子、CH3SO4またはC25
SO4であり、好ましくは、ハロゲン原子である。ハロ
ゲン原子としては塩素、臭素またはヨウ素が挙げられ、
好ましくは、塩素である。
【0015】式(I)で示されるカチオン界面活性剤は
第4級アンモニウム塩であり、具体的には、ジオレイル
ジメチルアンモニウム塩、オレイン酸や牛脂脂肪酸由来
あるいは大豆油脂肪酸由来の混合不飽和アルキル基のジ
アルキルジメチルアンモニウム塩などが挙げられる。特
に、ジオレイルジメチルアンモニウム塩が好ましい。該
カチオン界面活性剤は単独でも、2種以上を混合しても
よく、用いるカチオン界面活性剤全体としてのヨウ素価
は40〜100、好ましくは60〜90である。このカ
チオン界面活性剤を含む系は透明であるが、ヨウ素価が
40未満の場合、その原因は明らかではないが、低温で
白濁沈殿物が析出し、好ましくない。該カチオン界面活
性剤の含有量は組成物中に1〜5重量%である。1重量
%未満であると洗浄後の繊維に柔軟性が付与されず、5
重量%を超えると低温で白濁沈殿物が析出しやすくな
り、かつ洗浄力が低下する。
【0016】式(II)におけるR5は炭素数10〜20
のアルキルもしくはアルケニル基または炭素数が6〜1
2のアルキル基をもつアルキルフェニル基であり、好ま
しくはアルキル基またはアルケニル基である。従って、
式(II)で示されるノニオン界面活性剤としては、エチ
レンオキシドの付加モル数が5〜15、好ましくは、7
〜12のポリオキシエチレンアルキルもしくはアルケニ
ルエーテルまたは炭素数が6〜12、好ましくは、8〜
10のアルキル基をもつポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルが好ましい。該ノニオン界面活性剤の含
有量は、組成物中に10〜30重量%、好ましくは、1
5〜25重量%である。10重量%未満では洗浄力が弱
く、低温での安定性が低下する。一方、30重量%を超
えると常温での溶解性が悪くゲル状となりがちである。
【0017】式(III)におけるR6は炭素数10〜2
2、好ましくは、12〜18の直鎖状または分岐鎖状ア
ルキルであり、特に好ましくは、12〜14である。R
7およびR8はメチル基、エチル基またはヒドロキシエチ
ル基であり、好ましくは、メチル基である。式(III)
で示されるアミンオキシドは、組成物の安定性、気泡力
および洗浄力を改良するために添加し、その含有量は組
成物中に0.5〜8重量%、好ましくは、1〜7重量%
である。0.5重量%未満では組成物の溶解性が悪く、
経時で液面に皮膜形成することがあり、8重量%を超え
ると泡切れが悪くなるばかりでなく、−5℃における保
存安定性が低下する。
【0018】式(IV)において、R9は炭素数2〜3の
直鎖状または分岐鎖状アルキレン基であり、好ましく
は、エチレン基である。R10は炭素数1〜4の直鎖状ま
たは分岐鎖状アルキル基であり、好ましくはブチル基で
ある。nは2〜3である。式(IV)で示されるグリコー
ルエーテルの具体例としては、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル
などが挙げられ、好ましくは、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテルで
あり、特に好ましくは、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ルである。該グリコールエーテルは水に対する希釈時の
溶解性を改良するために添加するもので、その含有量は
組成物中に1〜70重量%、好ましくは、5〜50重量
%、さらに好ましくは、10〜50重量%である。1重
量%未満であると水に対する希釈時の溶解性の向上およ
び低温における安定性が認められない。また、70重量
%を超えると常温および低温における安定性が認められ
ない。
【0019】本発明においては、式(II)〜(IV)の成
分についても、各々、2種以上を併用することができ
る。また、本発明においては、式(I)で示されるカチ
オン界面活性剤に対する、式(II)で示されるノニオン
界面活性剤と式(III)で示されるアミンオキサイドと
の合計量の重量比が1:20〜1:4であることが好まし
く、1:13〜1:5であることがさらに好ましい。この
際、式(I)で示されるカチオン界面活性剤の配合比が
1:20より小さいと、繊維に柔軟性を付与する効果が
発現せず、逆に1:4より大きくなると低温安定性が低
下し、また、洗浄力が低下する。
【0020】本発明の組成物は、常法により所望の成分
を混合、溶解することにより製造でき、さらに、洗浄力
を向上させるため、あるいは再汚染を防止するためにポ
リビニルアルコール、カルボキシメチルセルローズ、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルローズ、ヒドロキシブチル
セルローズなどの水溶性ポリマーを配合することができ
る。また、例えば、タンパク質加水分解酵素、脂質加水
分解酵素、デンプン加水分解酵素、溶菌酵素等のような
酵素も配合できる。さらに、本発明の組成物には、香
料、殺菌剤、顔料、染料など、この種の洗浄剤に通常使
用される添加剤を適宜配合することもできる。
【0021】本発明の組成物の使用に際しては、通常、
組成物を200〜2000倍容量の水ないしは温湯(1
0〜30℃)に添加し、これに被洗濯物を短時間、例え
ば、10〜30分漬け置きした後、濯ぐだけで、衣類の
縮み等の問題なしに汚れを落とすことができ、風合いも
良好に洗濯できる。本発明の組成物は、特に、シルクや
ウール等、デリケートな洗濯が要求される製品の洗濯に
適している。さらに、本発明の組成物を原液の状態で、
通常のしみ抜き剤と同様な方法で用いれば、油性汚れの
しみ抜き剤として好適に使用することが出来る。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例中、濃度と使用量における%は重量%であ
る。また、安定性試験、溶解性(水への分散性)試験お
よび洗浄力試験は以下のとおり行った。これらの試験に
使用した水は水道水であり、洗浄力試験は漬け置き洗い
を基準として検討した。
【0023】安定性試験 液体洗浄剤組成物を約60℃で撹拌混合し、約40℃ま
で冷却して調製する。これを100ml容のスクリュー
管に取り、−5℃、25℃の恒温槽に1ヶ月間放置して
その外観を目視により判定した。さらに、粘度計((株)
トキメック製BM型粘度計)により粘度を測定し、この
判定もあわせて評価を行った。評価基準は以下の通りで
ある。 ◎ 透明、流動性あり、粘度2000cps未満 ○ 半透明、流動性あり、粘度2000cps未満 × ゲル化、白濁、分離、粘度2000cps以上
【0024】柔軟性試験 30℃の液体洗浄剤組成物の0.1%水溶液500ml
中に、20cm×20cmのシルク布を10分間浸漬
し、次いで、新しい水に換えて振り濯ぎを2回行った
後、タオルドライにより脱水し風乾した。この洗浄操作
を1サイクルとし、5サイクル繰り返した。5サイクル
終了後、低温のアイロンをかけて試験布とした。この布
を判定者8名により、感触による未洗浄布との一対比較
を行い、以下のように判定した。評価基準は以下の通り
である。 ○ 未洗浄シルクより柔らかい × 未洗浄シルクよりかたい
【0025】分散性試験−1:水に対する希釈時の溶解
性試験 水道水(20℃)1lを入れたビーカーを一定速度で撹
拌し、注射器で量りとった洗浄剤組成物1gを添加して
完全に溶解するまでの時間を測定した。評価基準は以下
の通りである。 ◎ 20秒未満 ○ 20秒以上40秒未満 × 40秒以上
【0026】洗浄力試験−1 洗浄剤組成物水溶液1lに5cm×5cmの人工汚染布
((財)洗濯科学協会製湿式人工汚染布)5枚を浸漬し、
ビーカー内で漬け置き洗浄を行った。洗浄条件は以下の
通りである。 <洗浄条件> 洗浄時間 :20分 洗浄温度 :20℃ 洗浄剤濃度:0.1% すすぎ :振りすすぎ 脱水 :タオルドライ 乾燥 :アイロン <人工汚染布の汚垢成分> オレイン酸 28.3% トリオレイン 15.6% コレステロールオレート 12.2% 流動パラフィン 2.5% スクアレン 2.5% コレステロール 1.6% ゼラチン 7.0% 泥 29.8% カーボンブラック 0.5% 洗浄率は、人工汚染布の洗浄前と洗浄後の各々の反射率
をカラーコンピューター(日本電色工業(株)製 色差計
形式ND−1001DP)で測定し、次式により算出
した。
【0027】
【数1】 式中の記号は以下の数値を表す。 R0:白布の表面反射率 Rs:汚染布の表面反射率 Rw:汚染布の洗浄後の表面反射率
【0028】分散性試験−2:水に対する希釈時の分散
性試験 図1に示す水道水(20℃)1lを入れた25cm×3
0cmのトレー中において、注射器で量りとった洗浄剤
組成物1gをの位置に添加し、の位置をスターラー
で20秒撹拌、10分放置後、およびの位置から洗
浄剤溶液を採取し、その濃度をカチオン界面活性剤の定
量法(JIS K3362−5.4.3)により測定し
た。さらに、理論値濃度(0.1%)を100とした時
の実測値濃度の数値を表記した。
【0029】洗浄力試験−2 分散性試験−2で求めた洗浄剤濃度で洗浄力試験を行っ
た。洗浄剤濃度以外の条件は洗浄力試験−1と同様の条
件で行った。
【0030】総合評価 各洗浄剤組成物の性能評価の結果より総合的な評価を行
った。評価基準は表1および表2それぞれに対して以下
の通りである。 表1の評価基準 ◎:安定性試験(常温および低温)、柔軟性試験および
分散性試験-1の結果が全て◎であり、かつ、洗浄力試
験-1の結果が17以上である組成物 ○:安定性試験(常温および低温)、柔軟性試験および
分散性試験-1の結果の1種が○、他が全て◎であり、
かつ、洗浄力試験-1の結果が17以上である組成物 ×:安定性試験(常温および低温)、柔軟性試験および
分散性試験-1の結果の1種以上が×の組成物 表3の評価基準 ◎:安定性試験(常温および低温)および分散性試験-
1の結果が全て◎である組成物 ○:安定性試験(常温および低温)および分散性試験-
1の結果の1種または2種が○、他が全て◎である組成
物 ×:安定性試験(常温および低温)、分散性試験-1の
結果の1種以上が×の組成物
【0031】実施例1〜9および比較例1〜10 常法に従って、表1、表2および表3に示す組成の液体
洗浄剤組成物を製造し、種々の試験および評価を行っ
た。最初に、式(IV)で示されるグリコールエーテルの
種類および配合量を固定し、式(I)〜式(III)で示される
化合物の種類および配合量を変化させた各々の組成物を
調製し、各組成物の安定性試験、柔軟性試験、洗浄力試
験−1および分散性試験−1の評価および総合評価を行
った。その結果をまとめて表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】この結果、比較例1において式(I)で示さ
れるカチオン界面活性剤のヨウ素価が40〜100の範
囲外となる場合、比較例2および3における式(I)で示
されるカチオン界面活性剤の組成物に対する配合量が1
〜5重量%の範囲外の場合、比較例4および5における
式(II)で示されるノニオン界面活性剤の配合量が10〜
30重量%の範囲外の場合、および比較例6における式
(III)で示されるアミンオキシドの配合量が0.5〜8重
量%の範囲外の場合には、安定性および柔軟性が低下し
てしまう。
【0034】次に、洗浄剤組成物の水への溶解性が悪け
れば、洗浄力の低下や洗浄ムラの原因になることを実証
するため、式(I)〜式(III)で示される化合物の種類
および配合量を固定し、式(IV)で示されるグリコール
エーテルの種類および配合量を変化させた場合の各組成
物の分散性試験−1、2および洗浄力試験−2の評価を
行った。その結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】この結果、分散性試験−1で水に対する希
釈時の溶解性が優れる組成物ほど、洗浄力試験−2の
ととの洗浄力差(洗浄ムラ)が小さい結果となってい
る。よって、分散性試験−1が洗浄力試験−2(洗浄ム
ラ)を評価する指標となることを示している。
【0037】次に、式(I)、式(II)および式(III)で示さ
れる化合物の種類および配合量を固定し、式(IV)で示さ
れるグリコールエーテルの種類および配合量を変化させ
た場合の各洗浄剤組成物の安定性試験および分散性試験
−1の評価および総合評価を行った。その結果をまとめ
て表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】実施例7、4、1、8、5、6および9と
比較例7〜10とが示すように、式(IV)で示されるグ
リコールエーテルを配合しない場合には、水に対する希
釈時の溶解性(分散性)が悪く、洗浄力の低下、洗浄ム
ラの原因となったり、安定性面では性状がゲル化、白濁
または分離を生じた。
【0040】これらの結果より、本発明の液体洗浄剤組
成物が、比較例の組成物に比して、保存安定性、洗浄
力、水に対する希釈時の溶解性(分散性)ともに優れてい
ることが明らかである。
【0041】実施例9 以下の成分を60℃に加熱撹拌して均一にする。これを
撹拌しながら冷却して液体洗浄組成物を製造した。 配合成分 配合量(重量%) ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 4.0 ポリオキシエチレン(n=9)C12-C15混合アルキルエーテル 23.0 ラウリルジメチルアミンオキシド 2.0 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0 クエン酸ナトリウム 0.2 クエン酸 0.05 防腐剤 0.05 香料 0.5 精製水 60.2
【0042】実施例10 以下の成分を60℃に加熱撹拌して均一にする。これを
撹拌しながら冷却して液体洗浄組成物を製造した。 配合成分 配合量(重量%) ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 1.0 ポリオキシエチレン(n=9)C12-C15混合アルキルエーテル 15.0 ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 50.0 防腐剤 0.05 精製水 32.95
【0043】実施例11 以下の成分を60℃に加熱撹拌して均一にする。これを
撹拌しながら冷却して液体洗浄組成物を製造した。 配合成分 配合量(重量%) ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 4.0 ポリオキシエチレン(n=9)C12-C15混合アルキルエーテル 18.0 ラウリルジメチルアミンオキシド 7.0 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0 トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0 クエン酸ナトリウム 0.2 クエン酸 0.05 防腐剤 0.05 香料 0.5 精製水 60.2
【0044】実施例12 以下の成分を60℃に加熱撹拌して均一にする。これを
撹拌しながら冷却して液体洗浄組成物を製造した。 配合成分 配合量(重量%) ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 5.0 ポリオキシエチレン(n=9)C12-C15混合アルキルエーテル 20.0 ラウリルジメチルアミンオキシド 4.0 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 20.0 防腐剤 0.05 香料 0.5 色素 0.1 精製水 50.35
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、シルク製品、ウール製
品、おしゃれ着などの洗浄に際して、実用的な洗浄力を
有し、常温および低温において安定で、水に対する希釈
時の溶解性に優れた漬け置き洗い用の液体洗浄剤組成物
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 洗浄組成物の分散性試験に用いた試験用トレ
ーの概略図
【符号の説明】 :洗浄組成物をトレー中の水に添加する地点、:ス
ターラーにて撹拌する地点、および:洗浄剤組成物
の濃度を測定する地点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、R1およびR2は炭素数12〜24のアルキルも
    しくはアルケニル基、R3およびR4はメチル基、エチル
    基、ポリオキシエチレン基またはポリオキシプロピレン
    基、Xはハロゲン原子、CH3SO4またはC25SO4
    を意味する)で示される化合物から選ばれる1種または
    2種以上の混合物であって、ヨウ素価が40〜100の
    カチオン界面活性剤1〜5重量%と、 式(II): 【化2】 (式中、R5は炭素数10〜20のアルキル基もしくは
    アルケニル基または炭素数6〜12のアルキル基をもつ
    アルキルフェニル基、nは5〜15を意味する)で示さ
    れるノニオン界面活性剤10〜30重量%と、 式(III): 【化3】 (式中、R6は炭素数10〜22のアルキル基、R7およ
    びR8はメチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基
    を意味する)で示されるアミンオキシド0.5〜8重量
    %と、 式(IV): 【化4】 (式中、R9は炭素数2〜3のアルキレン基、R10は炭
    素数1〜4のアルキル基、nは2〜3を意味する)で示
    される1種または2種以上のグリコールエーテル1〜7
    0重量%とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 式(I)の成分に対する、式(II)と
    (III)との成分の合計量の重量比が1:20〜1:4で
    ある請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 漬け置き洗い用である請求項1または2
    記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 しみ抜き用である請求項1または2記載
    の液体洗浄剤組成物。
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