JPH10880A

JPH10880A - 色紙（しきし）

Info

Publication number: JPH10880A
Application number: JP18654396A
Authority: JP
Inventors: Shigenobu Murai; 茂信村井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-06-12
Filing date: 1996-06-12
Publication date: 1998-01-06

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、表紙を台紙から剥離し、その表紙
を所望の物に貼り付けて使用することができる色紙（し
きし）に関するものである。【解決手段】表紙（１）の裏面に粘着層（１０）を形
成し、その表紙（１）を台紙（２）に粘着した色紙（し
きし）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表紙を台紙から剥
離し、その表紙を所望の物に貼り付けて使用することが
できる色紙（しきし）に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の色紙は、筆記具で文字などをただ
書いて飾るだけのものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の色紙は、筆記具
で文字などをただ書いて飾るだけのものであったので、
おもしろさに欠け、また、厚紙であるためかさばるの
で、持ち運びや保管が不便であるという問題点があっ
た。本発明は、上記問題を解決するもので、表紙を台紙
から剥離し、その表紙を所望の物に貼り付けて使用する
ことができたり、表紙と台紙との間に、あるいは積層さ
せた表紙と表紙との間に、カーボン面を白紙側に位置さ
せてカーボン紙を挟持した色紙においては、複写して使
用することができ、さらにかさばらず持ち運びや保管に
も便利な色紙を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の色紙は、表紙の裏面に粘着層を形成し、そ
の表紙を台紙に粘着したものである。また、複数の表紙
を台紙の両面に粘着しても、積層させて粘着してもよ
い。また、表紙と台紙との間に、あるいは積層させた表
紙と表紙との間に、カーボン面を台紙側に位置させてカ
ーボン紙をはさんだ色紙としてもよい。

【０００５】

【発明の実施の形態】筆記具で文字などを書いた色紙の
表紙を台紙から剥離し、その表紙を所望の物に貼り付け
て使用することができる。また、その剥離した表紙を帳
面などに貼り付けて保管するとかさばらない。さらに、
複数の表紙を台紙の両面に粘着したり、積層させて粘着
した色紙においては、たとえ一枚の色紙であっても複数
の表紙が粘着されているため、従来の色紙の複数の枚数
分を一枚で代用することができるのでかさばらず持ち運
びにも便利である。そして、表紙と台紙との間に、ある
いは積層させた表紙と表紙との間に、カーボン面を白紙
側に位置させてカーボン紙を挟持した色紙においては、
ボールペンで文字などを書くと複写されるため、直筆の
表紙と写ったものが同時に得られるのでそれぞれを使う
ことができる。

【０００６】

【実施例】実施例によって本発明をさらに詳細に説明す
る。図１〜図１０において、表紙１は、例えば四角形の
和紙を用い、裏面に粘着剤を塗布して粘着層１０が形成
されている。また、台紙２は、表紙１よりもやや大きい
四角形の厚手の紙で２〜３ｍｍ程度の肉厚を有する。図
１〜図３において、色紙は、表紙１が台紙２に粘着され
たものであることを図示している。図４は、色紙に筆記
具で文字などを書いているところであり、図５のように
表紙１を台紙２から剥離し、その表紙１を所望の物に貼
り付けて使用することができる。図６に示される実施例
では、表紙１、１が台紙２の両面に粘着されており、両
面に筆記具で文字などを書くことができたり、剥離でき
たりする。図７、図８に示される実施例では、表紙１、
１が台紙２に積層させて粘着されており、筆記具で文字
などを書いた表紙を台紙から剥離し、所望の物に貼り付
けることを繰り返して行うことができる。特に、図７
は、異なる大きさの表紙１、１を積層させた実施例を示
し、図８は、同じ大きさの表紙１、１をそれぞれが容易
に剥離できるように、わずかに位置をずらして粘着した
実施例を示している。さらに、表紙は、三枚以上を積層
させてもよい。図９、図１０に示される実施例では、表
紙１と台紙２との間に、あるいは積層させた表紙１、１
間にカーボン面３０を台紙２側に位置させてカーボン紙
３を挟持して表紙１が粘着されており、ボールペンで文
字などを書くとカーボン紙３のはたらきで複写されるた
め直筆の表紙と写ったものが同時に得られるのでコピー
の機能を有する。特に図９は、直筆の表紙１を剥離、貼
り付け用とし、写った台紙２を従来の色紙のように用い
る実施例を示し、図１０は、表紙１、１をともに剥離、
貼り付け用とした実施例を示している。また、表紙１、
１および台紙２のそれぞれの間にカーボン紙をはさんだ
構造にしてもよい。また、表紙１の裏面周辺部に粘着層
を形成し、その裏面中央部にじかにカーボン層を形成す
ることによってカーボン紙の代用としてもよい。これら
を使用するときは、例えば、結婚式で色紙にお祝いの文
句を寄せ書きして贈られたとき、表紙１を台紙２から剥
離して結婚式のアルバムの一頁に貼り付けると記念にな
って感激が大きい。さらに、表紙１、１間にカーボン紙
３を挟持した色紙であれば直筆の表紙と写ったものが同
時に得られるので新郎、新婦の両家のそれぞれのアルバ
ムに貼り付けて記念にすることができる。また、旅先で
色紙に和歌、俳句を書くことをたしなむ人は、たとえ一
枚の色紙であっても複数の表紙が粘着されているため、
従来の色紙の複数の枚数分を一枚で代用することができ
るのでかさばらず持ち運びに便利である。また、所有す
る色紙の表紙１を色紙専用の帳面に貼り付けると、かさ
ばらず保管できるばかりでなく想い出深い帳面をつくる
ことができる。また、退職する人の送別会で、色紙にね
ぎらいや励ましの文句を寄せ書きして贈るとき、表紙１
を台紙２から剥離して別の台紙に貼り付けたものを実際
に贈り、カーボン紙３によって写った台紙２を職場に飾
っておけばその人をしのぶことができる。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、前述のとおり構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。表紙の裏
面に粘着層を形成し、その表紙を台紙に粘着したことに
より、表紙を台紙から剥離し、その表紙を所望の物に貼
り付けて使用することができたり、かさばらないように
貼り付けて保管することができる。また、複数の表紙を
台紙の両面に粘着したり、積層させて粘着した構成を採
用することによって、かさばらないので持ち運びに便利
である。また、表紙と台紙との間に、あるいは積層させ
た表紙と表紙との間に、カーボン面を台紙側に位置させ
てカーボン紙を挟持した構成を採用することによって、
ボールペンで書いた直筆の表紙と写ったものが同時に得
られるのでそれぞれを使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す正面図

【図２】本発明の実施例を示す側面図

【図３】本発明の実施例を示す分解側面図

【図４】本発明の色紙に筆記している状態を示す説明図

【図５】本発明の色紙の表紙を剥離している状態を示す
説明図

【図６】本発明の実施例を示す側面図

【図７】本発明の実施例を示す正面図

【図８】本発明の実施例を示す正面図

【図９】本発明の実施例を示す分解側面図

【図１０】本発明の実施例を示す分解側面図

【符号の説明】

１表紙２台紙３カーボン紙１０粘着層３０カーボン面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表紙（１）の裏面に粘着層（１０）を形
成し、その表紙（１）を白紙（２）に粘着したことを特
徴とする色紙（しきし）。
【請求項２】表紙（１）（１）を台紙（２）の両面に
粘着した請求項１の色紙（しきし）。
【請求項３】表紙（１）（１）を台紙（２）に積層さ
せて粘着した請求項１又は２の色紙（しきし）
【請求項４】表紙（１）と台紙（２）との間に、カー
ボン面（３０）を台紙側に位置させてカーボン紙（３）
を挟持した請求項１の色紙（しきし）。
【請求項５】表紙（１）と表紙（１）との間に、カー
ボン面（３０）を台紙側に位置させてカーボン紙（３）
を挟持した請求項３の色紙（しきし）。