JPH1087631A - 2−アミノベンズアゼピン誘導体 - Google Patents

2−アミノベンズアゼピン誘導体

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JPH1087631A
JPH1087631A JP9218532A JP21853297A JPH1087631A JP H1087631 A JPH1087631 A JP H1087631A JP 9218532 A JP9218532 A JP 9218532A JP 21853297 A JP21853297 A JP 21853297A JP H1087631 A JPH1087631 A JP H1087631A
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ドナルド・ダブリュー・マン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 種々の免疫調節活性を有し、癌化学療法およ
び癌の治療のための免疫システムの活性化に伴う抑制を
含む骨髄抑制の治療、および、抗微生物療法に関し、単
独またはワクチン付随物として、ウイルス、真菌、細菌
および寄生虫感染症の予防および治療に有効な新規化合
物を提供する。 【解決手段】 癌化学療法および癌の治療のための免疫
システムの活性化に伴う抑制を含む骨髄抑制の治療、お
よび、ウイルス、真菌、細菌および寄生虫感染症の予防
および治療に有効な、下記式I で表される2−アミノベンズアゼピン誘導体およびその
薬学的に許容可能な塩。化合物の具体的一例を示すと、
2−アミノ−8−ヒドロキシ−9−メトキシ−3H−ベ
ンゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステルに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の免疫調節活
性を有し、癌化学療法および癌の治療のための免疫シス
テムの活性化に伴う抑制を含む骨髄抑制の治療、およ
び、抗微生物療法に関し、単独またはワクチン付随物と
して、ウイルス、真菌、細菌および寄生虫感染症の予防
および治療に有効な2−アミノベンズアゼピンに関す
る。本発明は、また、哺乳類、特に、ヒトの上記疾患の
予防および治療にこのような化合物を使用する方法、お
よび、そのために有効な薬学的組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト血液形成[(ヘマトポイエチック)
(hematopoietic)]システムは、種々の白血球細胞(好
中球、マクロファージおよび好塩基球/マスト細胞を含
む)、赤血球細胞[(赤血球)(erythrocytes)]、お
よび、クロット形成細胞[(マガカリオサイト)(megak
aryocytes)/血小板)]を代替する。平均的なヒト男性
のヘマトポイエチックシステムは、年毎に、4.5×1
11のオーダの顆粒球および赤血球を生産すると見なさ
れており、これは、全体重の1年間の代替に等しい。あ
る種のヘマトポイエチック成長ファクタの少量が、これ
ら系統の途方もないほど多くの増殖のために種々の血液
細胞系統に少数の原種“幹細胞(stem cell)”の分化、
および、これら系統よりの成長しきった血液細胞の最終
的な分化を説明すると考えられている。顆粒球および顆
粒球−マクロファージコロニー刺激ファクタ(G- and GM
-CSF)は、コロニー刺激ファクター(CSF)として公
知のヘマポイエチック成長ファクタの4つの類のうちの
2つである。GM−CSFは、多くの効能のある細胞の
増殖および分化を調節する成長ファクターである。GM
−CSFは、また、単一の骨髄細胞より好中性の顆粒細
胞および多核食細胞のクローンの形成をインビトロで刺
激することが示されている。コロニー刺激ファクタは、
また、白血球細胞を活性化して、細菌、真菌および寄生
虫の感染症と戦わせ、白血病性の細胞の成熟を促進し、
それによって、白血病性の細胞の再生を停止させる。ヒ
トGM−CSFが、化学療法または放射線療法によって
生ずる疾患を含む一般的なヘマトポイエチックな疾患の
治療に有効であるようであることは、十分に認識されて
いる。それは、また、骨髄移植においても有効であるよ
うである。外傷の治癒、やけどの治療および細菌性炎症
の治療もまたヒトGM−CFSの適用が有益であるよう
である。
【0003】免疫抑制を含む疾患または疾患状態におい
て、個々の免疫状態を可能な限り迅速に修復させること
は、日和見感染症、細菌性、ウイルス性、真菌性等の感
染症の発現を抑制するためには非常に貴重であると考え
られる。GまたはGM−CSFの生産を刺激する薬剤
は、この免疫調節プロセスを高揚する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式:
【化7】 [式中、破線は、任意の二重結合を表し;aは、0また
は1であり;V、X、YおよびZは、各々、独立に、酸
素、窒素、硫黄、または、CR5{ここで、R5は、水
素;(C1〜C6)アルキルアミノ、(C1〜C6)アルキ
ルチオ、(C1〜C6)アルコキシ、トリフルオロメチ
ル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリ
ール、(C6〜C10)アリールアミノ、(C6〜C10)ア
リールチオ、(C6〜C10)アリールオキシ、(C5〜C
9)ヘテロアリールアミノ、(C5〜C9)ヘテロアリー
ルチオ、(C5〜C9)ヘテロアリールオキシ、(C6
10)アリール(C6〜C10)アリール、(C3〜C6
シクロアルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、
(C1〜C6)アルキル(ヒドロキシメチレン)、ピペラ
ジニル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルコキ
シ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルコキ
シ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)アシルチ
オ、(C1〜C6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルキル
スルフィニル、(C6〜C10)アリールスルフィニル、
(C1〜C6)アルキルスルホニル、(C6〜C10)アリ
ールスルホニル、アミノ、(C1〜C6)アルキルアミノ
または((C1〜C6)アルキル)2アミノによって任意
に置換されている(C1〜C6)アルキル;ハロ、シア
ノ、アミノ、ヒドロキシ、(C2〜C6)アルケニル、
(C6〜C10)アリール(C2〜C6)アルケニル、(C5
〜C9)ヘテロアリール(C2〜C6)アルケニル、(C2
〜C6)アルキニル、(C6〜C10)アリール(C2
6)アルキニル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C2
6)アルキニル、(C1〜C6)アルキルアミノ、
((C1〜C6)アルキル)2アミノ、(C1〜C6)アル
キルスルホンアミド、アミノスルホニル、(C1〜C6
アルキルアミノスルホニル、((C1〜C6)アルキル)
2アミノスルホニル、(C1〜C6)アルキルチオ、(C1
〜C6)アルコキシ、トリフルオロメチル、(C1
6)アルキル(ジフルオロメチレン)、(C1〜C3
アルキル(ジフルオロメチレン)(C1〜C3)アルキ
ル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリ
ール、(C6〜C10)アリールアミノ、(C6〜C10)ア
リールチオ、(C6〜C10)アリールオキシ、(C5〜C
9)ヘテロアリールアミノ、(C5〜C9)ヘテロアリー
ルチオ、(C5〜C9)ヘテロアリールオキシ、(C3
6)シクロアルキル、(C1〜C6)アルキル(ヒドロ
キシメチレン)、ピペリジル、(C1〜C6)アルキルピ
ペリジル、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)ア
シルチオ、(C1〜C6)アシルオキシ、R6(C1
6)アルキル(ここで、R6は、(C1〜C6)アシルピ
ペラジノ、(C6〜C10)アリールピペラジノ、(C5
9)ヘテロアリールピペラジノ、(C1〜C6)アルキ
ルピペラジノ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)ア
ルキルピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1
〜C6)アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホ
リノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペリジル、(C1
6)アルキルピペリジル、(C6〜C10)アリールピペ
リジル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル、(C
1〜C6)アルキルピペリジル(C1〜C6)アルキル、
(C6〜C10)アリールピペリジル(C1〜C6)アルキ
ル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル(C1
6)アルキルまたは(C1〜C6)アシルピペリジルで
ある。}であるか;または、式:
【化8】 (式中、sは、0〜6であり;tは、0または1であ
り;Aは、酸素またはNHであり;Bは、ヒドロキシ、
(C1〜C6)アルコキシまたはNR78(ここで、R7
およびR8は、各々、独立に、水素;(C1〜C6)アル
キルピペリジル、(C6〜C10)アリールピペリジル、
(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル、(C6
1 0)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリール、(C6
〜C10)アリール(C6〜C1 0)アリールまたは(C3
6)シクロアルキルによって任意に置換された(C1
6)アルキル;ピペリジル、(C1〜C6)アルキルピ
ペリジル、(C6〜C10)アリールピペリジル、(C5
9)ヘテロアリールピペリジル、(C1〜C6)アシル
ピペリジル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘ
テロアリール、(C6〜C10)アリール(C6〜C10)ア
リール、(C3〜C6)シクロアルキル、R9(C2
6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR9)(C
1〜C6)アルキル(ここで、R9は、ヒドロキシ、(C1
〜C6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルコキシ、ピペ
ラジノ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)アル
キルチオ、(C6〜C10)アリールチオ、(C1〜C6
アルキルスルフィニル、(C6〜C10)アリールスルフ
ィニル、(C1〜C6)アルキルスルホキシル、(C6
10)アリールスルホキシル、アミノ、(C1〜C6)ア
ルキルアミノ、((C1〜C6)アルキル)2アミノ、
(C1〜C6)アシルピペラジノ、(C1〜C6)アルキル
ピペラジノ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アル
キルピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1
6)アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリ
ノ、ピペリジノまたはピロリジノである。);R10(C
1〜C6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR10
(C1〜C6)アルキル(ここで、R10は、ピペリジルま
たは(C1〜C6)アルキルピペリジルである。);およ
び、CH(R11)COR12(ここで、R11は、水素、
(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1
6)アルキル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C
6)アルキル、(C1〜C6)アルキルチオ(C1〜C6
アルキル、(C6〜C10)アリールチオ(C1〜C6)ア
ルキル、(C1〜C6)アルキルスルフィニル(C1
6)アルキル、(C6〜C10)アリールスルフィニル
(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルスルホニ
ル(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリールスル
ホニル(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6
アルキル、アミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6
アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、((C1〜C6
アルキルアミノ)2(C1〜C6)アルキルである。)、
1314NCO(C1〜C6)アルキルまたはR13OCO
(C1〜C6)アルキル(ここで、R13およびR14は、各
々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C
10)アリール(C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9
ヘテロアリール(C1〜C6)アルキルである。)であ
り;R12は、R15OまたはR1516N(ここで、R15
よびR16は、各々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキ
ル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルまた
は(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキルで
ある。)}であり;R1は、水素、ヒドロキシ、ヒドロ
キシによって任意に置換された(C1〜C6)アルコキ
シ;(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール、
または、NR1 718{ここで、R17およびR18は、各
々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、ピペリジ
ル、(C1〜C6)アルキルピペリジル、(C6〜C10
アリールピペリジル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペ
リジル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル
ピペリジル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6
アルキルピペリジル、(C1〜C6)アシルピペリジル、
(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリー
ル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、
(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル、
(C6〜C10)アリール(C6〜C10)アリール、(C6
〜C10)アリール(C6〜C10)アリール(C1〜C6
アルキル、(C3〜C6)シクロアルキル、(C3〜C6
シクロアルキル(C1〜C6)アルキルである}、R
19(C2〜C6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CH
19)(C1〜C6)アルキル{ここで、R19は、ヒドロ
キシ、(C1〜C6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルコ
キシ、ピペラジノ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1
〜C6)アルキルチオ、(C6〜C10)アリールチオ、
(C1〜C6)アルキルスルフィニル、(C6〜C10)ア
リールスルフィニル、(C1〜C6)アルキルスルホキシ
ル、(C6〜C10)アリールスルホキシル、アミノ、
(C1〜C6)アルキルアミノ、((C1〜C6)アルキ
ル)2アミノ、(C1〜C6)アシルピペラジノ、(C1
6)アルキルピペラジノ、(C6〜C10)アリール(C
1〜C6)アルキルピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリ
ール(C1〜C6)アルキルピペリジノ、モルホリノ、チ
オモルホリノ、ピペリジノまたはピロリジノであ
る。};R20(C1〜C6)アルキル、(C1〜C5)アル
キル(CHR20)(C1〜C6)アルキル{ここで、R20
は、ピペリジル、(C1〜C6)アルキルピペリジル、
(C6〜C10)アリールピペリジル、(C6〜C10)アリ
ール(C1〜C6)アルキルピペリジル、(C5〜C9)ヘ
テロアリールピペリジルまたは(C5〜C9)ヘテロアリ
ール(C1〜C6)アルキルピペリジルである。};およ
び、CH(R21)COR22{ここで、R21は、水素、
(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1
6)アルキル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C
6)アルキル、(C1〜C6)アルキルチオ(C1〜C6
アルキル、(C6〜C10)アリールチオ(C1〜C6)ア
ルキル、(C1〜C6)アルキルスルフィニル(C1
6)アルキル、(C6〜C10)アリールスルフィニル
(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルスルホニ
ル(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリールスル
ホニル(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6
アルキル、アミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6
アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、((C1〜C6
アルキルアミノ)2(C1〜C6)アルキルである。};
2324NCO(C1〜C6)アルキルまたはR23OCO
(C1〜C6)アルキル{ここで、R23およびR2 4は、各
々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C
10)アリール(C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9
ヘテロアリール(C1〜C6)アルキルである。};およ
び、R22は、R2526N{ここで、R25およびR26は、
各々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6
10)アリール(C1〜C6)アルキルまたは(C5
9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキルである。}
であるか;または、R17およびR18、もしくは、R23
よびR24、または、R25およびR26は、合わさって、ア
ゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、インドリニル、イソインドリニ
ル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリ
ル、(C1〜C6)アシルピペラジニル、(C1〜C6)ア
ルキルピペラジニル、(C6〜C10)アリールピペラジ
ニル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペラジニルを形成
してもよく、各ヘテロ環基は、カルボキシ、アミノ、
(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール、(C5
〜C9)ヘテロアリール、NHR27、NR2728、NH
SO229、CHR2728、SO227またはSO227
28{ここで、R27、R28およびR29は、各々、独立
に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリ
ール、(C5〜C9)ヘテロアリール、(C6〜C10)ア
リール(C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9)ヘテロ
アリール(C1〜C6)アルキルである。}であるか;ま
たは、基:
【化9】 {式中、rは、1,2または3であり;mは、1または
2であり;pは、0または1であり;Qは、水素、(C
1〜C3)アルキルまたは(C1〜C6)アシルである。}
からなる群より選択される架橋ジアゾビシクロアルキル
環を形成してもよい}であり;R2、R3およびR4は、
各々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1
6)アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C1
6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルコキシ、
または、NR67{ここで、R6およびR7は、各々、独
立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アル
コキシである。}であるか;または、aが1であり、X
およびYがともにCR5である時、2つのR5基は、それ
らが結合する隣接炭素と合わさって、1,3−ジオキソ
リル基、1個または2個のニトロ基、(C1〜C6)アル
キルまたは(C1〜C6)アルコキシ基によって任意に置
換されたピロリル基、または、式:
【化10】 {式中、破線は、任意の二重結合を表し;R1、R2、R
3およびR4は、上記定義した通りであり;cは、0また
は1であり;dは、0または1であり;JおよびKは、
各々、独立に、NHまたはCR30(ここで、R30は、水
素、(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキ
シである。)である。}であるが;ただし、cおよびd
の合計は、0であってはならず、ただし、Vが酸素また
は硫黄であり、aが1である時、Xは、窒素またはCR
5であり;ただし、Vが酸素または硫黄であり、aが0
である時、Yは、窒素またはCR5であり;ただし、a
が1であり、Xが酸素または硫黄である時、VおよびY
は、ともに、独立に、窒素またはCR5であり;ただ
し、Yが酸素または硫黄であり、aが1である時、Xお
よびZは、ともに、独立に、窒素またはCR5であり;
ただし、Yが酸素または硫黄であり、aが0である時、
VおよびZは、ともに、独立に、窒素またはCR5であ
り;ただし、Zが酸素または硫黄である時、Yは、窒素
またはCR5である。]で表される化合物または薬学的
に許容可能なその塩に係る。
【0005】本明細書で使用する“アルキル”という用
語は、特に断らない限り、直鎖、分岐鎖もしくは環式部
分またはこれらの組み合わせを有する飽和1価の炭化水
素基を含む。
【0006】本明細書で使用する“アルコキシ”という
用語は、“アルキル”が上記定義された通りである、O
−アルキル基を含む。
【0007】本明細書で使用する“アリール”という用
語は、特に断らない限り、芳香族炭化水素より1個の水
素を除去することによって誘導される有機基、例えば、
フェニルもしくはナフチル、フッ素、塩素、トリフルオ
ロメチル、(C1〜C6)アルコキシ、(C6〜C10)ア
リールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメト
キシおよび(C1〜C6)アルキルからなる群より選択さ
れる1〜3個の置換基によって任意に置換されているフ
ェニルもしくはナフチルを含む。
【0008】本明細書で使用する“ヘテロアリール”と
いう用語は、特に断らない限り、芳香族炭化水素化合物
より1個の水素を除去することによって誘導される有機
基、例えば、ピリジル、フリル、ピロリル、チエニル、
イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズアゼピニル、ベ
ンズイミダゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミ
ジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリル、イソベ
ンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、インドリ
ル、イソインドリル、プリニル、カルバゾリル、イソオ
キサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチアゾ
リルもしくはベンズオキサゾリル、フッ素、塩素、トリ
フルオロメチル、(C1〜C6)アルコキシ、(C6〜C
10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオ
ロメトキシおよび(C1〜C6)アルキルからなる群より
選択される1〜2個の置換基によって任意に置換されて
いる上記基を含む。
【0009】本明細書で使用する“アシル”という用語
は、特に断らない限り、一般式:RCO(式中、Rは、
アルキル、アルコキシ、アリール、アリールアルキルも
しくはアリールアルコキシであり、“アルキル”または
“アリール”は、上記定義した通りである。)で表され
る基を含む。
【0010】本明細書で使用する“アシルオキシ”とい
う用語は、“アシル”が上記定義した通りであるO−ア
シル基を含む。
【0011】式(I)で表される化合物は、キラル中心
を有してもよく、したがって、異なるエナンチオマー形
で存在してもよい。本発明は、式Iで表される全ての光
学異性体および立体異性体ならびにそれらの混合物に係
る。
【0012】式(I)で表される好ましい化合物として
は、R1が、水素、ヒドロキシ;ヒドロキシによって任
意に置換された(C1〜C6)アルコキシ;(C1〜C6
アルキル、(C6〜C10)アリール、または、NR17
18{ここで、R17およびR18は、各々、独立に、水素、
(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシまたは
(C6〜C10)アリールであるか;または、R17および
18は、それらが結合する窒素と合わさって、ピロリジ
ニルまたはピペリジニル環を形成するものである。}が
挙げられる。
【0013】式(I)で表されるその他の好ましい化合
物としては、R2、R3およびR4が、各々、水素である
ものが挙げられる。
【0014】式(I)で表されるその他の好ましい化合
物としては、aが1であり;V、X、YおよびZが、各
々、CR5{ここで、各R5は、独立に、水素、ハロ、シ
アノ、ヒドロキシ、((C1〜C6)アルキル)2アミ
ノ、トリフルオロメチルである)である。}であるか、
または、式:
【化11】 {式中、Sは、0であり;tは、0であり;Bは、(C
1〜C6)アルコキシ、または、NR78(ここで、R7
およびR8は、各々、(C1〜C6)アルキルである。}
で表される基であるものが挙げられる。
【0015】式(I)で表されるさらに好ましい化合物
としては、R1が水素、ヒドロキシ、ヒドロキシによっ
て任意に置換された(C1〜C6)アルコキシ;(C1
6)アルキル、(C6〜C10)アリール、または、NR
1718{ここで、R17およびR18は、各々、独立に、水
素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシま
たは(C6〜C10)アリールである。}であるか、また
はR17およびR18は、それらが結合する窒素と合わさっ
て、ピロリジニルまたはピペリジニル環を形成してもよ
い。}であり;R2、R3およびR4は、各々、水素であ
り;aは、1であり;V、X、YおよびZは、各々、C
5{ここで、各R5は、独立に、水素、ハロ、シアノ、
ヒドロキシ、((C1〜C6)アルキル)2アミノ、トリ
フルオロメチルである。}より独立に選択されるか、ま
たは、式:
【化12】 {式中、Sは、0であり;tは、0であり;Bは、(C
1〜C6)アルコキシ、または、NR78(ここで、R7
およびR8は、各々、(C1〜C6)アルキルである。}
で表される基であるものが挙げられる。
【0016】式(I)で表される特に好ましい化合物と
しては、以下のもの:2−アミノ−8−ヒドロキシ−9
−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸エチルエステル;2−アミノ−9−メトキシ−3H
−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステ
ル;2−アミノ−7−ヒドロキシ−8−メトキシ−3H
−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステ
ル;2−アミノ−6−メトキシ−3H−ベンゾ[b]ア
ゼピン−4−カルボン酸エチルエステル;6−アミノ−
7H−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ
[f]インデン−8−フェニル)−プロピオン酸メチル
エステル;8−アセチル−2−アミノ−3H−ベンゾ
[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステル;8−
アセチル−2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−
4−カルボン酸ジプロピルアミド;2−アミノ−8−ヒ
ドロキシ−7−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン
−4−カルボン酸エチルエステル;2−[(2−アミノ
−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボニル)−ア
ミノ]−プロピオン酸メチルエステル;2−[(2−ア
ミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボニル)
−アミノ]−プロピオン酸ベンンジルエステル;2−
[(2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カ
ルボニル)−アミノ]−3−メチル−酪酸メチルエステ
ル;および、2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン
−4−カルボアルデヒドが挙げられる。
【0017】本発明は、また、(a)癌化学療法および
癌の治療のための免疫システムの活性化に伴う抑制を含
む骨髄抑制の治療または(b)ヒトを含む哺乳動物のウ
イルス、真菌、細菌および寄生虫感染症を予防もしくは
治療するための薬学的組成物であって、そのような予防
または治療に有効な量の式(I)で表される化合物また
はその薬学的に許容可能な塩、および、薬学的に許容可
能な担体を含む組成物に係る。
【0018】本発明は、また、(a)癌化学両方および
癌の治療のための免疫システムの活性化に伴う抑制を含
む骨髄抑制の治療または(b)ヒトを含む哺乳動物のウ
イルス、真菌、細菌および寄生虫感染症を予防もしくは
治療するための方法であって、そのような予防または治
療に有効な量の式(I)で表される化合物またはその薬
学的に許容可能な塩を前記哺乳動物に投与することを含
む方法に係る。
【0019】以下の反応スキームは、本発明の化合物の
製造方法を示す。特に断らない限り、反応スキームと以
降の考察におけるa、V、X、Y、Z、R2、R3
4、R1 7およびR18は、上記定義した通りである。
【0020】
【化13】
【0021】スキームの反応1において、式(IX)
で表される化合物は、1,4−ジオキサンを濃硫酸中の
式(IX)の懸濁液に加えることによって、式(VII
I)で表される対応する2−ニトロトルエン化合物に転
化される。かくして形成された溶液は、約−5℃〜約1
0℃の温度、好ましくは、約0℃に冷却し、ついで、硝
酸を滴下する。得られた反応混合物は、室温まで暖め、
約10時間〜約14時間、好ましくは、約12時間撹拌
する。
【0022】スキームの反応2において、式(VII
I)で表される化合物は、極性非プロトン溶剤、例え
ば、ジメチルホルムアミド中、(VIII)をN,N−
ジメチルホルムアミドジメチルアセタールと反応させる
ことによって、式(VII)で表される対応する化合物
に転化される。反応混合物は、不活性雰囲気下、温度約
130℃〜約150℃、好ましくは、約140℃に、約
10時間〜約14時間、好ましくは、約12時間加熱さ
れる。
【0023】スキームの反応3において、式(VI
I)で表される化合物は、水性テトラヒドロフランの
1:1溶液中、(VII)を過ヨウ素酸ナトリウムで酸
化することによって、式(VI)で表される対応する2
−ニトロベンズアルデヒド化合物に転化される。反応混
合物は、室温で、約15分間〜約1時間、好ましくは、
約30分間撹拌される。
【0024】スキームの反応4において、式(VI)
で表される化合物は、不活性雰囲気下、(VI)を式:
【化14】 [式中、R33は、水素、(C1〜C6)アルキルまたはヒ
ドロキシ(C1〜C6)アルキルである。]で表されるイ
リドと極性非プロトン溶剤、例えば、トルエン中で反応
させることによって、式(V)で表される対応する化合
物に転化される。反応混合物は、約4時間〜約6時間、
好ましくは、約5時間加熱還流する。
【0025】スキームの反応5において、式(V)で
表される化合物は、鉄粉および極性プロトン溶剤、例え
ば、AcOHの存在で、(V)を温度約65℃〜約95
℃、好ましくは、約80℃に加熱することによって、式
(II)で表される対応する2−アミノベンズアゼピン
化合物に転化される。反応混合物は、不活性雰囲気下、
約10時間〜約14時間、好ましくは、約12時間撹拌
される。
【0026】スキーム2の反応1において、R9が(C1
〜C6)アルキルである式(XIII)で表される2−
アミノベンズアゼピン化合物は、(XIII)を極性非
プロトン溶剤、例えば、塩化メチレン中、N−t−ブト
キシカルボニル無水物と反応させることによって、式
(XII)で表される対応する化合物に転化される。反
応混合物は、室温で、約10時間〜約14時間、好まし
くは、12時間撹拌される。
【0027】スキーム2の反応2において、式(XI
I)で表される化合物は、(XII)を、極性溶剤、例
えば、水性テトラヒドロフラン中、水酸化リチウムと反
応させることによって、式(XI)で表される対応する
カルボン酸化合物に転化される。反応混合物は、温度約
60℃〜約90℃、好ましくは、約75℃で、約1時間
〜約3時間、好ましくは、約2時間撹拌される。
【0028】スキーム2の反応3において、式(XI)
で表される化合物は、(XI)の極性非プロトン溶剤、
例えば、ジメチルホルムアミド溶液をN,O−ジメチル
ヒドロキシルアミン塩酸塩および塩基、例えば、トリエ
チルアミンの極性プロトン溶剤、例えば、ジメチルホル
ムアミド溶液に加えることによって、式(X)で表され
る対応するアミド化合物に転化される。ついで、ジエチ
ルピロカルボネートを得られる溶液に添加する。かくし
て形成した反応混合物は、室温で、約10分間〜約30
分間、好ましくは、約20分間撹拌される。
【0029】スキーム2の反応4において、式(X)で
表される化合物は、不活性雰囲気下、Xの極性非プロト
ン溶剤、例えば、テトラヒドロフラン溶液を温度約−9
0℃〜約−70℃、好ましくは、約−78℃に冷却し
て、アルキルリチウムと反応させることによって、R34
が(C1〜C6)アルキルまたはヒドロキシ(C1〜C6
アルキルである式(III)で表される対応する2−ア
ミノベンズアゼピン化合物に転化される。ほぼ10分
後、かくして形成した反応混合物は、室温まで暖めら
れ、塩酸でクエンチされ、約30分間〜約1時間、好ま
しくは、45分間撹拌される。
【0030】スキームの反応1において、式(XI)
で表されるカルボン酸化合物は、(XI)をR1718
ミン、ジエチルピロカルボネートおよびトリエチルアミ
ンと極性非プロトン性溶剤、例えば、塩化メチレン中で
反応させることによって、式(XIV)で表される対応
するアミド化合物に転化される。反応混合物は、室温
で、約6時間〜約8時間、好ましくは、約7時間撹拌さ
れる。
【0031】スキームの反応2において、式(XI
V)で表される化合物は、(XIV)を非プロトン性溶
剤、例えば、ジオキサン中、塩酸で処理するか、また
は、温度約−30℃〜約70℃、好ましくは、約−5℃
〜約35℃でトリフルオロ酢酸ニートで処理することに
よって、式(IV)で表される対応する2−アミノベン
ズアゼピン化合物に転化される。
【0032】スキームの反応1において、式(XVI
I)で表される2−ニトロインドール化合物は、スキー
の反応2、3、4および5において上記説明した処
理法に従い、式(XVI)で表される対応する化合物に
転化される。
【0033】スキームの反応1において、式(XI
X)で表される3−ニトロインドール化合物は、スキー
ム1の反応2、3、4および5において上記説明した処
理法に従い、式(XVIII)で表される対応する化合
物に転化される。
【0034】生物検定 インビトロ骨髄増殖 子牛の胸骨骨髄をペトリ皿の底に敷いた滅菌篩内に置
く。内容物をガラスの乳棒ですり潰す。ついで、内容物
の上にアルセバーの溶液(Alsevers solution)を注ぎ、
細胞をすすぎレリースする。ペトリ皿よりの液体を(単
一細胞懸濁液に)収集し、ボトルに移す。ペトリ皿の内
容物をすり潰し、再度、すすぐ。
【0035】滅菌ナイロンメッシュを介して細胞懸濁液
を50mlのコニカル遠心分離チューブに濾過する。1,
200rpm(ほぼ300g)で10分間遠心分離する。上
澄みを廃棄する。アルセバーの溶液に再懸濁し、さらに
2回洗浄する。予め勾配をつけた濃度に対してザポグロ
ビン(zapoglobin)を使用して、核で発生した血液細胞を
カルターカウンター(Coulter counter)(model ZM)で数
える。
【0036】50mlチューブ中の室温における1.07
7ヒストパクー(histopaque)20mlを使用してフィコー
ル勾配を生じさせる。濃度範囲1〜3×10-9の白血球
細胞/勾配で骨髄懸濁液の20〜30ml層。室温で30
分間の1,400rpm(ほぼ450g)のスピン勾配で遠
心分離をブレーキオフ。
【0037】上澄み液を除き、廃棄する。各チューブと
プールとの界面で白血球細胞層を注意深く収集する(赤
血球が含まれるのは避けられない−核で生じた赤血球細
胞は、白血球よりはっきりとは分離できない。アルセバ
ーの溶液で50mlとする。
【0038】勾配収率(典型的には、10〜15%)に
ついて白血球細胞を数える。さらに2回アルセバーの溶
液で洗浄し、1,000rpm(ほぼ225g)で10分間
スピンさせる。カルターカウンターを使用して血小板対
細胞の比をチェックする。細胞は、血小板と少なくとも
2:1の比で勝る必要がある。ついで、血清を含まない
RPMIで1回洗浄し、最終濃度を達成し、体積150
μlを使用して、96穴のマイクロタイタープレート(mi
crotiter plates)の1穴当たり50,000細胞で培養
する。
【0039】化合物の調製:血清を含まないRPMIの
1mg/mlワーキングストック(working stock)+10%ジ
メチルスルホキシドとして合成化合物を溶解させる。注
記:ジメチルスルホキシドを最初に加え、化合物を可溶
化し、ついで、培地を加える。おおよそ3倍希釈で1.
0μg/mlで、化合物を試験開始するために適当に希釈す
る。典型的には、化合物は、4倍ストックに希釈し、1
50μl細胞懸濁液を含有する穴に50μl加える。プレ
ートを、39℃、5%二酸化炭素中で、4日間インキュ
ベートする。
【0040】各穴に、最終濃度2μCi/mlで、トリチウ
ムを含むチミジンを加える。3H−チミジンは、1mCi/
mlストックとして購入し、血清を含まないRPMIで2
0μCi/mlに希釈し、ついで、井に10%体積として加
え、すなわち、さて、穴中200μlに22μlを加え
る。プレートを、39℃、5%二酸化炭素中で、ほぼ1
8時間さらにインキュベートする。
【0041】標識期間の終了時に、プレートを凍結す
る。採取直前にプレートを解凍し、ガラス繊維96穴フ
ィルターマット上に細胞を採取する。1分間数えるため
にβプレートシンチレーションカウンターを使用する。
【0042】試料の1分間当たりのカウント数をホール
ド・オーバー・バックグラウンド(fold-over-backgroun
d)について培地対照で割ることによって活性を計算す
る。活性3ホールド・オーバー・バックグラウンド以上
を陽性とみなす。
【0043】ヒトを含め、哺乳類に投与するためには、
例えば、経口、非経口および局所を含む種々の従来のル
ートを使用することができる。概して、活性化合物は、
治療されるべき対象の1日当たり約0.1〜25mg/kg
体重の投薬量、好ましくは、約0.3〜5mg/kgの投薬
量で経口または非経口投与される。しかし、投薬量にお
ける若干の変更する必要は、治療されるべき対象の状態
に応じ、必然的に生ずる。投与責任者が、いずれの場合
においても、個々の対象についての適当な用量を決定す
る。
【0044】本発明の化合物は、多種多様な異なる剤形
で投与することができる。概して、本発明の化合物は、
濃度レベル約5.0重量%〜約70重量%のそのような
剤形で存在する。
【0045】経口投与に対しては、種々の賦形剤、例え
ば、微結晶質セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、リン酸二カルシウムおよびグリシンを含有す
る錠剤が、種々の崩壊剤、例えば、デンプン(および、
好ましくは、コーン、ジャガイモまたはタピオカデンプ
ン)、アルギン酸およびある種の錯体シリケートととも
に、ポリビニルピロリドン、シュクロース、ゼラチンお
よびアカシアのような造粒結合剤と合わせて使用され
る。また、滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、
ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクも、錠剤化目的用
に非常に有効であることが多い。同様のタイプの固体組
成物もまた、ゼラチンカプセル中に、充填剤として使用
することができ;これに関しての好ましい物質として
は、ラクトースもしくは乳糖および高分子量ポリエチレ
ングリコール類が挙げられる。水性懸濁液および/また
はエリキシルが経口投与用に所望される時、活性成分
は、種々の甘味剤または芳香剤と合わせることができ、
着色物質または染料、および、所望される場合には、乳
化および/または懸濁剤もまた十分に、水、エタノー
ル、プロピレングリコール、グリセリンおよびこれらの
種々の好ましい組み合わせのような希釈剤と一緒に組み
合わせることができる。動物の場合、これらは、動物の
えさまたは飲料水に濃度5〜5,000ppm、好ましく
は、25〜500ppm含有させることが有益である。
【0046】非経口投与(筋肉内、腹腔内、皮下および
静脈内使用)に対しては、活性成分の滅菌注射可能な溶
液が、通常、調製される。本発明の治療学的化合物のゴ
マもしくはピーナツ油または水性プロピレングリセリン
溶液を使用することができる。水溶液は、必要とあら
ば、適当に調整し、かつ、緩衝液とする必要があり、好
ましくは、pH8より大に調整され、液体希釈剤は、最
初に、等張とされる。これら水溶液は、静脈内注射用に
適している。オイル状の溶液は、関節内、筋肉内および
皮下注射用に適している。滅菌条件下におけるこれら全
ての溶液の調製は、当業者周知の標準薬学技術によって
容易に達成される。動物の場合、化合物は、投薬レベル
約0.1〜50mg/kg/日、有益には、0.2〜10mg/k
g/日で筋肉内または皮下に、1回投与または3回までの
分割投与によって投与することができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例によって示すが、これ
は、本発明の詳細を制限するものではない。
【0048】実施例 1 2−アミノ−7−フルオロ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸エチルエステル 4−フルオロトルエン(6.6グラム,34.7mmol)
の30ml濃硫酸懸濁液に、懸濁液が可溶となるまで、
1,4−ジオキサン(6ml)を緩やかに加えた。反応物
を0℃に冷却し、硝酸(5.6グラム,85.3mmol)
を緩やかに加えた。時間が経つにつれて、反応物は、次
第に黄色となった。反応物を一晩かけて室温まで暖め、
ついで、氷水上に注ぐことによって、ワークアップし
た。酢酸エチルで、この溶液を繰り返し抽出した。有機
物を水で数回に分けて洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、減圧で濃縮すると、6.8グラムの黄色−オレン
ジ色のオイルを得た(86%)。
【0049】フレームドライした65mlの丸底フラスコ
に、20mlの無水N,N−ジメチルホルムアミド、2.
94グラム(24.7mmol)のN,N−ジメチルホルム
アミド−ジメチルアセタールおよび3.00グラム(1
9.3mmol)の4−フルオロ−2−ニトロトルエンを加
えた。反応物を窒素下一晩140℃に加熱した。溶液を
減圧で濃縮すると、赤色のオイルを与えた。冷メタノー
ルで希釈すると、赤色の結晶が沈殿し、2.65グラム
(65%収率)を与えた。
【0050】上記エナミン500mg(2.37mmol)を
50mlの水性テトラヒドロフラン1:1溶液に溶解し、
1.53グラム(7.14mmol)の過ヨウ素酸ナトリウ
ムを加えた。反応物を30分間撹拌し、ついで、濾過し
た。濾液を酢酸エチルで抽出し、飽和炭酸水素塩溶液、
ついで、ブラインで、洗浄した。有機層を硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、濾過し、減圧で濃縮すると、345mg
(86%収率)のオレンジ色固体を与えた。メタノール
よりの再結晶によって分析学的に純粋な試料を得た。
【0051】0.313グラム(1.33mmol)の4−
フルオロ−2−ニトロベンズアルデヒドおよび0.48
2グラム(1.37mmol)のα−シアノメチルカルボエ
トキシエチリデントリフェニルホスホランを合わせ、1
0mlの無水トルエンに溶解し、窒素下、撹拌した。反応
混合物を、撹拌しつつ、10時間加熱還流した。反応物
を一晩かけて室温まで冷却した。この物質は、50mlの
エーテルを2回加えることによって、得られた固体を抽
出することによりワークアップした。混合物を濾過し、
濾液を減圧下濃縮すると、淡褐色の固体を与えた。
【0052】エチル4’−フルオロ−α−シアノメチル
シンナメート(0.457グラム,1.13mmol)の1
0mlAcOH撹拌溶液に、440mg(7.6mmol)の鉄
粉を加えた。ついで、反応物を80℃まで加熱し、窒素
下、一晩撹拌した。反応物を室温まで冷却し、塩化メチ
レンで希釈し、濾過した。沈殿を塩化メチレンで洗浄し
た。pHが9になるまで、濾液を固体Na2CO3で緩や
かに処理した。層を分離し、有機層を水、ブラインで洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。乾燥した濾液を減
圧で濃縮すると、345mgの黄色固体を与えた。この固
体を酢酸エチル/ヘキサンより再結晶すると、257mg
(58%収率)の白色固体を与えた。
【0053】1HNMR(250MHz, CD3OD) d 7.83
(s, 1H); 7.56(d, J=8.2Hz, 1H); 7.39(s, 1H); 7.26
(d, J=8.2Hz, 1H); 4.31(q, J=7.1Hz, 2H); 3.01(s, 2
H); 1.36(t,J=8.2Hz, 3H); 分析値:計算値C:56.
38;H:4.39;N:9.39;測定値C:56.
22;H:4.55;N:9.37。
【0054】実施例2〜実施例10の標題化合物は、示
した出発物質を使用して、実施例1に記載した標題化合
物と類似的に製造した。
【0055】実施例 2 2−アミノ−7,8−ジメトキシ−3H−ベンゾ[b]
アゼピン−4−カルボン酸プロピルエステル 出発物質:3,4−ジメトキシトルエン。1HNMR
(250MHz, CDCl3) d7.74(s, 1H); 6.81(s, 1H); 6.
75(s, 1H); 4.84(br s, 2H); 4.21(t, J=6.7Hz,2H); 3.
92(s, 3H); 3.91(s, 3H); 2.93(s, 2H); 1.78(m, 2H);
1.03(t, J=7.6Hz, 3H); 13CNMR(75.5MHz, CDC
l3) d 166.0, 152.1, 150.6, 144.3, 143.9, 137.9, 1
20.0, 119.4, 112.2, 109.1, 66.66, 56.01, 55.83, 3
1.11, 22.13,10.55; HRMS計算値304.1422
9;測定値304.14276。
【0056】実施例 3 2−アミノ−8−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:4−メトキシトルエン。1HNMR(300M
Hz, CDCl3) d 7.69(s, 1H); 7.22(d, J=8.5Hz, 1H);
6.60-6.65(m, 2H); 5.04(br s, 1H); 4.22(q, J=7.1Hz,
2H); 3.77(s, 3H); 2.87(s, 2H); 1.30(t, J=7.1Hz, 3
H); 13CNMR(75.5MHz, CDCl3) d 165.9, 160.
5, 153.4, 150.0, 138.4, 132.8, 120.3, 120.2, 110.
6, 109.2, 60.96, 55.19, 31.04, 14.29;HRMS計算
値260.11608;測定値260.11745。
【0057】実施例 4 2−アミノ−7−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:3−メトキシトルエン。1HNMR(300M
Hz, CDCl3)d 7.68(s,1H); 7.09(d, J=8.9Hz, 1H); 6.9
1(dd, J=3.0, 8.9Hz, 1H); 6.78(d, J=3.0Hz,1H); 4.23
(q, J=7.1Hz, 2H); 3.76(s, 3H); 2.85(s, 2H); 1.31
(t, J=7.1Hz, 3H);FABMH+261。
【0058】実施例 5 2−アミノ−7−シアノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン
−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:3−シアノトルエン。1HNMR(300MH
z, CD3OD) d 8.05(s,1H); 7.96(s, 1H); 7.86(d, J=8.
5Hz, 1H); 7.52(d, J=8.5Hz, 1H); 4.34(q, J=7.1Hz, 2
H); 1.37(t, J=7.1Hz, 3H); 13CNMR(75.5MHz,
CD3OD) d 165.4, 140.2, 138.0, 137.6, 134.6, 129.
9, 129.1, 125.5, 118.5, 111.2, 63.24, 30.13, 14.5
1;HRMS計算値255.10077;測定値255.
10465。
【0059】実施例 6 2−アミノ−7−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸メチルエステル 出発物質:3−メトキシトルエン。1HNMR(250M
Hz, CDCl3) d 7.76(s, 1H); 7.17(d, J=8.9Hz, 1H);
6.99(dd, J=3.0, 8.9Hz, 1H); 6.83(d, J=3.0Hz, 1H);
4.97(br s, 2H); 3.86(s, 3H); 3.83(s, 3H); 2.93(s,
2H);HRMS計算値246.10043;測定値24
6.09943。
【0060】実施例 7 2−アミノ−7−ジメチルアミノ−3H−ベンゾ[b]
アゼピン−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:3−N,N−ジメチルアミノトルエン。1
NMR(250MHz, CDCl3) d 7.77(s, 1H); 7.19(d,
J=9.0Hz, 1H); 6.92(dd, J=2.9, 9.0Hz, 1H); 6.67(d,
J=2.9Hz, 1H); 4.31(q, J=7.1Hz, 2H); 2.99(s, 2H);
2.96(s, 6H); 1.38t, J=7.1Hz, 3H); HRMS計算値:
273.14772;測定値273.14773。
【0061】実施例 8 8−ジメチルアミノ−2−イミノ−2,3−ジヒドロ−
1H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエ
ステル 出発物質:4−N,N−ジメチルアミノトルエン。1
NMR(250MHz, CDCl3) d 7.74(s, 1H); 7.25(d,
J=8.7Hz, 1H); 6.53(dd, J=2.4, 8.7Hz, 1H); 6.48(d,
J=2.4Hz, 1H); 4.28(q, J=7.1Hz, 2H); 3.02(s, 6H);
2.96(s, 2H); 1.38(t, J=7.1Hz, 3H);HRMS計算値2
73.1477;測定値273.1473。
【0062】実施例 9 2−アミノ−7−フルオロ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:3−フルオロトルエン。1HNMR(250M
Hz, CDCl3) d 7.72(s, 1H); 7.02-7.22(m, 3H); 4.31
(q, J=7.2Hz, 2H); 2.93(s, 2H); 1.39(t, J=7.2Hz, 3
H); HRMS計算値248.09610;測定値24
8.09402。
【0063】実施例 10 2−アミノ−7,8−ジメトキシ−3H−ベンゾ[b]
アゼピン−4−カルボン酸エチルエステル 出発物質:3,4−ジメトキシトルエン。1HNMR
(250MHz, CDCl3) d7.74(s, 1H); 6.80(s, 1H); 6.
73(s, 1H); 6.73(s, 1H); 4.89(br s, 2H); 4.30(q, J=
7.2Hz, 2H); 3.92(s, 3H); 3.91(s, 3H); 2.92(s, 2H);
1.38(t, J=7.2Hz,3H);MH+291。
【0064】実施例 11 1−(2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−
イル)−ペンタン−1−オン 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸エチルエステル(3.003グラム,13.03mm
ol)の65ml塩化メチレン撹拌溶液にBoc−無水物
(2.98グラム,13.7mmol)を加えた。反応物を
室温で一晩撹拌した。反応混合物を1Nリン酸と塩化メ
チレンとの間で分配した。有機層を飽和炭酸水素塩、つ
いで、ブラインで洗浄した。有機物を硫酸ナトリウム上
で乾燥し、濾過し、濃縮すると、4.42グラムの固体
を与えた。この固体を65mlのエタノールに懸濁させ、
14.3mlの1N水酸化ナトリウムを加えた。反応混合
物を50℃に加熱し、6.5時間撹拌した。pHを1N
のリン酸で3.0に調整し、塩化メチレンで抽出した。
有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧で濃
縮すると、3.82グラム(97%収率)の固体を与え
た。
【0065】アミジン(6.0グラム,15.06mmo
l)のテトラヒドロフラン/水の撹拌溶液に水酸化リチ
ウム(1.26グラム,30.12mmol)を加えた。反
応物を75℃で2時間撹拌し、エーテルで洗浄すること
によってワークアップした。リン酸で水相をpH4.5
の酸性とし、塩化メチレンで抽出した。酸性にすると、
塩が形成され、抽出前に濾過した。水抽出物よりの有機
物は、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧で濃縮
すると、3.60グラムの黄色固体を生成した(収率6
4.6%)。
【0066】この固体2.00グラム(6.62mmol)
の23mlN,N−ジメチルホルムアミド溶液をトリエチ
ルアミン3.7ml(26.6mmol)およびN,O−ジメ
チルヒドロキシルアミン塩酸塩647mg(6.63mmo
l)の33ml無水N,N−ジメチルホルムアミド溶液に
加えた。この溶液に、1.50ml(9.93mmol)のジ
エチルピロカーボネートを加えた。反応物を室温で20
分間撹拌し、ついで、塩化メチレンで希釈し、飽和炭酸
水素塩で洗浄した。有機層を減圧で濃縮すると、オイル
を与え、このオイルは、フラッシュシリカゲルクロマト
グラフィーを介して精製し、ヘキサン中9%アセトンで
溶離すると、1.15グラム(50%)の固体を与え
た。この固体は、続いて、トリフルオロ酢酸の塩化メチ
レン1:1溶液50mlで1.5時間処理した。この物質
は、減圧で濃縮し、0.1Nの水酸化ナトリウムと塩化
メチレンとの間で分配した。有機層は、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、濾過し、濃縮すると、750mg(92%)
の固体を与えた。
【0067】630mg(2.57mmol)のウエインレブ
ズアミド(weinreb's amide)化合物を26mlの無水テト
ラヒドロフランに窒素下溶解した。溶液を−78℃に冷
却し、(2.5M,7.75mmol, 3.1ml)のブチル
リチウムを反応混合物に加えた。10分後、反応物は、
室温まで暖めた。45分後、反応混合物は、10mlの2
N塩酸でクエンチし、さらに0.5時間撹拌した。混合
物は、飽和炭酸水素塩溶液と塩化メチレンとの間で分配
した。生成物は、有機層より0.1Nの塩酸に抽出し
た。ついで、水相を1Nの水酸化ナトリウムでpH10
の塩基性とし、続いて、塩化メチレンに抽出し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濾過し、減圧で濃縮すると、オレ
ンジ色固体を与えた。この固体をメタノールより再結晶
すると、139mg(22.3%)の黄色固体を与えた。
1HNMR(250MHz, CDCl3) d7.69(s, 1H); 7.40
(m, 2H); 7.25(d, J=8.2Hz, 1H); 7.09(m, 1H); 5.02(b
r s,1H); 2.90(s, 2H); 2.87(t, J=7.7Hz, 12H); 1.69
(m, 2H); 1.40(m, 2H); 0.964(t, J=7.3Hz, 3H);13CN
MR(75.5MHz, CDCl3) d 154.1, 149.0, 138.0,1
32.0, 131.4, 129.8, 127.2, 126.9, 121.5, 36.85, 2
9.21, 27.08, 22.51, 13.93;HRMS計算値242.1
4190;測定値242.14194。
【0068】実施例12〜実施例15の標題化合物は、
示した適当な試薬を使用して、実施例11に記載した標
題化合物と類似的に製造した。
【0069】実施例 12 1−(2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−
イル)−ブタン−1−オン プロピルリチウム。1HNMR(250MHz, CDCl3) d
7.69(s, 1H); 7.40(m,2H); 7.25(d, J=7.9Hz, 1H); 7.1
0(d, J=7.4Hz, 1H); 5.05(br s, 2H); 2.91(s, 2H); 2.
86(t, J=7.4Hz, 2H); 1.75(m, 2H); 1.00(t, J=7.4Hz,
3H);質量スペクトルFABMH+229。
【0070】実施例 13 1−(2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−
イル)−ペンタン−1−オン N−ブチルリチウム。1HNMR(300MHz, CDCl3)
d 7.67(s, 1H); 7.39(m, 2H); 7.24(d, J=9.9Hz, 1H);
7.08(m, 1H); 5.01(br s, 2H); 2.90(s, 2H);2.85(t,
J=7.4Hz, 2H); 1.68(m, 2H); 1.37(m, 2H); 0.96(t, J=
7.4Hz, 3H);HRMS計算値242.14190;測定
値242.14194。
【0071】実施例 14 1−(2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−
イル)−プロパン−1−オン エチルリチウム。1HNMR(250MHz, CHCl3) d 7.
73(s, 1H); 7.35-7.51(m, 3H); 7.22(m, 1H); 3.12(s,
2H); 2.92(q, J=7.4Hz, 2H); 1.21(t, J=7.4Hz, 3H);
HRMS計算値214.11060;測定値214.1
1063。
【0072】実施例 15 (2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−イ
ル)−フェニル−メタノン フェニルリチウム。1HNMR(300MHz, CDCl3) d
7.75(d, J=8.5Hz, 2H); 7.22-7.61(m, 7H); 7.06(t, J=
7.3Hz, 1H); 5.21(br s, 2H); 3.07(s, 2H);HRMS計
算値262.11060;測定値262.10926。
【0073】実施例 16 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸ジプロピルアミド ジエチルピロカーボネート(0.767グラム,4.2
7mmol)を、酸(1.585グラム,4.27mmol)、
ジプロピルアミン(0.476グラム,4.70mmo
l)、トリエチルアミン(0.907グラム,8.96m
mol)の塩化メチレン撹拌溶液に加えた。反応物は、室
温で7時間撹拌し、塩化メチレンと飽和炭酸水素塩溶液
との間で分配することによってワークアップした。有機
物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濃縮すると、
褐色のオイルを生成した。このオイルは、4:1比のヘ
キサン:酢酸エチルを溶離液として使用し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーを介して精製した。0.75
6グラムの黄色の泡状固体が得られた(39.1%)。
【0074】得られた固体は、1:1比の塩化メチレ
ン:トリフルオロ酢酸溶液10mlに溶解し、室温で、3
時間撹拌した。ついで、溶液は、塩化メチレンと水との
1:1溶液200mlで希釈した。水相を、無水K2CO3
で、pH9より大の塩基性とし、層を分離し、有機層を
飽和炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄した。有
機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧で濃縮した。残
渣は、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーを介
し、3%メタノール−クロロホルム溶液で溶離して精製
すると、100mg(23%)のオレンジ色固体を与え
た。
【0075】1HNMR(300MHz, CDCl3) d 7.85(s,
1H); d 7.50(s, 1H); d 7.35(m, 2H); d 6.85(s, 1H);
d 4.05(m, 2H); d 3.30-3.50(m, 6H); d 3.20(s, 2H);
d 1.25(m, 12H);質量スペクトルMH+357。
【0076】実施例17〜実施例27の標題化合物は、
示した適当な試薬を使用して、実施例16に記載した標
題化合物と類似的に製造した。
【0077】実施例 17 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸ジエチルアミド ジエチルアミン。1HNMR(250MHz, CDCl3) d 7.
19ー7.33(m, 3H); 7.02(dt, J=1.4, 6.8Hz, 1H); 6.81
(s, 1H); 5.42(br s, 2H); 3.52(q, J=7.1Hz, 4H); 2.7
8(s, 2H); 1.22(t, J=7.1Hz, 6H); HRMS計算値23
2.08478;測定値232.08493。
【0078】実施例 18 2−アミノ−7−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸ペンチルアミド 8−メトキシ−3H−ベンゾ[b]−アゼピン−4−カ
ルボン酸;n−ペンチルアミン。1HNMR(250MH
z, CD3OD) d 7.20(s, 1H); 7.01(d, J=8.9Hz,1H); 6.8
4(dd, J=2.9, 8.9Hz, 1H); 6.71(d, J=2.9Hz, 1H); 3.8
9(br s, 3H); 3.71(s, 3H); 3.24(m, 2H); 2.76(s, 2
H); 1.49(m, 2H); 1.21-1.27(m, 4H); 0.81(m, 3H);H
RMS計算値:301.17901;測定値:301.
17835。
【0079】実施例 19 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸ジプロピルアミド ジプロピルアミン。1HNMR(250MHz, CDCl3) d
7.23-7.29(m, 3H); 7.03(dt, J=1.2, 6.8Hz, 1H); 6.78
(s, 1H); 5.10(br s, 2H); 3.43(m, 4H); 2.75(s, 2H);
1.64(m, 4H); 0.90(t, J=7.3Hz, 6H); 13CNMR(7
5.5MHz, CDCl3) d 171.0, 154.1, 147.0, 130.6, 1
29.6, 128.4, 127.3, 126.8, 121.4, 34.08, 21.61, 1
1.32;HRMS計算値285.18410;測定値28
5.18431。
【0080】実施例 20 (2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−イ
ル)−ピペリジン−1−イル−メタノン ピペリジン。1HNMR(300MHz, CDCl3) d 7.19-
7.32(m, 3H); 7.02(m,1H); 6.79(s, 1H); 5.09(br s, 2
H); 3.64(m, 4H); 2.76(s, 2H); 1.58-1.75(m,6H); 13
CNMR(75.5MHz, CDCl3) d 169.5, 154.3, 14
7.2, 130.7, 130.5, 128.5, 127.7, 127.2, 126.8, 12
1.4, 33.90, 26.22, 24.67; HRMS計算値269.1
5280;測定値269.15291。
【0081】実施例 21 (2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−イ
ル)−ピロリジン−1−イル−メタノン ピロリジン。1HNMR(300MHz, CDCl3) d 7.16-
7.30(m, 3H); 6.96-7.01(m, 2H); 5.64(br s, 2H); 3.
67(m, 2H); 3.53(m, 2H); 2.81(s, 2H); 1.90(m, 4H);
13CNMR(75.5MHz, CDCl3) d 168.3, 154.7, 1
47.7, 131.7, 130.7, 128.9, 128.6, 127.3, 126.8, 12
1.2, 49.91, 46.46, 33.29, 26.55, 24.32; HRMS計
算値255.13715;測定値255.13597。
【0082】実施例 22 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸ジブチルアミド ジブチルアミン。1HNMR(250MHz, CDCl3) d 7.
21-7.35(m, 3H); 7.04(m, 1H); 6.80(s, 1H); 5.17(br
s, 2H); 3.48(m, 4H); 2.75(s, 2H); 1.61(m,4H); 1.35
(m, 4H); 0.94(t, J=7.2Hz, 6H); 13CNMR(75.
5MHz, CDCl3)d 170.8, 154.4, 147.4, 130.4, 129.5,
128.3, .128.2, 127.1, 126.6, 33.94, 29.52, 15.10,
13.68; HRMS計算値313.21540;測定値3
13.21475。
【0083】実施例 23 2−アミノ−8−トリフルオロメチル−3H−ベンゾ
[b]アゼピン−4−カルボン酸ジプロピルアミド 8−トリフルオロメチル−3H−ベンゾ[b]アゼピン
−4−カルボン酸。1HNMR(250MHz, CDCl3) d
7.59(s, 1H); 7.38(m, 2H); 6.81(s, 1H); 3.40(m, 4
H); 3.02(s, 2H); 1.63(m, 4H); 0.90(m, 6H); 13CN
MR(75.5Mhz, CDCl3) d 177.9, 169.8, 160.6,
141.7, 139.7, 131.38, 131.2, 131.1, 130.8, 130.4,
129.0, 125.4, 122.4, 122.3, 121.8, 119.7, 60.06, 3
3.70, 22.54, 11.28; HRMS計算値353.171
5;測定値353.17024。
【0084】実施例 24 2−アミノ−8−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
ン−4−カルボン酸ジプロピルアミド 8−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カル
ボン酸。1HNMR(250MHz, CDCl3) d 7.17(dd, J
=8.6Hz, 1H); 6.75(m, 2H); 6.66(dd, J=2.6,8.6Hz, 1
H); 3.83(s, 3H); 3.44(m, 4H); 2.79(s, 2H); 1.64(m,
4H); 0.91(t,J=7.4Hz, 6H); 13CNMR(75.5MH
z, CDCl3) d 171.2, 159.8, 154.3, 147.9, 131.8, 12
9.7, 125.6, 120.5, 110.7, 109.0, 55.31, 34.02, 21.
57, 11.33; HRMS計算値315.1914;測定値
315.1938。
【0085】実施例 25 2−アミノ−8−トリフルオロメチル−3H−ベンゾ
[b]アゼピン−4−カルボン酸ジエチルアミド ジエチルアミン。1HNMR(250MHz, CDCl3) d 7.
41(d, J=1.5Hz, 1H);7.26(d, J=8.2Hz, 1H); 7.17(dd,
J=1.5, 8.2Hz, 1H); 6.72(s, 1H); 3.49(q, J=7.1Hz, 4
H); 2.80(s, 2H); 1.22(t, J=7.1Hz, 6H); 13CNMR
(75.5MHz,CDCl3) d 170.2, 155.4, 147.3, 131.
3, 130.8, 130.0, 128.3, 125.9, 123.9, 122.9, 117.
0, 34.10; HRMS計算値326.14802;測定値
326.14771。
【0086】実施例 26 2−アミノ−8−トリフルオロメチル−3H−ベンゾ
[b]アゼピン−4−カルボン酸ジメチルアミド ジメチルアミン。1HNMR(250MHz, CDCl3) d 7.
50(s, 1H); 7.39(d, J=8.1Hz, 1H); 7.22(d, J=8.1Hz,
1H); 6.80(s, 1H); 3.39(br s, 6H); 2.82(s,2H);質量
スペクトルMH+298。
【0087】実施例 27 2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
ン酸ペンチルアミド N−ペンチルアミン。1HNMR(300MHz, ジメチル
スルホキシド)d 8.33(m, 1H); 7.21-7.49(m, 5H); 3.
10(m, 2H); 1.41(m, 2H); 1.20(m, 4H); 0.79(m, 3H);
質量スペクトルMH+272。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・ピー・リッシカトス アメリカ合衆国コネチカット州06335,ゲ ールズ・フェリー,ヴァン・タッセル・ド ライブ 19 (72)発明者 ドナルド・ダブリュー・マン アメリカ合衆国コネチカット州06384,ヴ ォランタウン,ビーチ・ポンド・ロード 479 (72)発明者 スコット・ジェイ・ヘッカー アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロートン,イースタン・ポイント・ロー ド,ファイザー・インコーポレイテッド内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、破線は、任意の二重結合を表し;aは、0また
    は1であり;V、X、YおよびZは、各々、独立に、酸
    素、窒素、硫黄、または、CR5{ここで、R5は、水
    素;(C1〜C6)アルキルアミノ、(C1〜C6)アルキ
    ルチオ、(C1〜C6)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリ
    ール、(C6〜C10)アリールアミノ、(C6〜C10)ア
    リールチオ、(C6〜C10)アリールオキシ、(C5〜C
    9)ヘテロアリールアミノ、(C5〜C9)ヘテロアリー
    ルチオ、(C5〜C9)ヘテロアリールオキシ、(C6
    10)アリール(C6〜C10)アリール、(C3〜C6
    シクロアルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、
    (C1〜C6)アルキル(ヒドロキシメチレン)、ピペラ
    ジニル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルコキ
    シ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルコキ
    シ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)アシルチ
    オ、(C1〜C6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルキル
    スルフィニル、(C6〜C10)アリールスルフィニル、
    (C1〜C6)アルキルスルホニル、(C6〜C10)アリ
    ールスルホニル、アミノ、(C1〜C6)アルキルアミノ
    または((C1〜C6)アルキル)2アミノによって任意
    に置換されている(C1〜C6)アルキル;ハロ、シア
    ノ、アミノ、ヒドロキシ、(C2〜C6)アルケニル、
    (C6〜C10)アリール(C2〜C6)アルケニル、(C5
    〜C9)ヘテロアリール(C2〜C6)アルケニル、(C2
    〜C6)アルキニル、(C6〜C10)アリール(C2
    6)アルキニル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C2
    6)アルキニル、(C1〜C6)アルキルアミノ、
    ((C1〜C6)アルキル)2アミノ、(C1〜C6)アル
    キルスルホンアミド、アミノスルホニル、(C1〜C6
    アルキルアミノスルホニル、((C1〜C6)アルキル)
    2アミノスルホニル、(C1〜C6)アルキルチオ、(C1
    〜C6)アルコキシ、トリフルオロメチル、(C1
    6)アルキル(ジフルオロメチレン)、(C1〜C3
    アルキル(ジフルオロメチレン)(C1〜C3)アルキ
    ル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリ
    ール、(C6〜C10)アリールアミノ、(C6〜C10)ア
    リールチオ、(C6〜C10)アリールオキシ、(C5〜C
    9)ヘテロアリールアミノ、(C5〜C9)ヘテロアリー
    ルチオ、(C5〜C9)ヘテロアリールオキシ、(C3
    6)シクロアルキル、(C1〜C6)アルキル(ヒドロ
    キシメチレン)、ピペリジル、(C1〜C6)アルキルピ
    ペリジル、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)ア
    シルチオ、(C1〜C6)アシルオキシ、R6(C1
    6)アルキル(ここで、R6は、(C1〜C6)アシルピ
    ペラジノ、(C6〜C10)アリールピペラジノ、(C5
    9)ヘテロアリールピペラジノ、(C1〜C6)アルキ
    ルピペラジノ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)ア
    ルキルピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1
    〜C6)アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホ
    リノ、ピペリジノ、ピロリジノ、ピペリジル、(C1
    6)アルキルピペリジル、(C6〜C10)アリールピペ
    リジル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル、(C
    1〜C6)アルキルピペリジル(C1〜C6)アルキル、
    (C6〜C10)アリールピペリジル(C1〜C6)アルキ
    ル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル(C1
    6)アルキルまたは(C1〜C6)アシルピペリジルで
    ある。)であるか;または、式: 【化2】 (式中、sは、0〜6であり;tは、0または1であ
    り;Aは、酸素またはNHであり;Bは、ヒドロキシ、
    (C1〜C6)アルコキシまたはNR78(ここで、R7
    およびR8は、各々、独立に、水素;(C1〜C6)アル
    キルピペリジル、(C6〜C10)アリールピペリジル、
    (C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル、(C6
    1 0)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリール、(C6
    〜C10)アリール(C6〜C1 0)アリールまたは(C3
    6)シクロアルキルによって任意に置換された(C1
    6)アルキル;ピペリジル、(C1〜C6)アルキルピ
    ペリジル、(C6〜C10)アリールピペリジル、(C5
    9)ヘテロアリールピペリジル、(C1〜C6)アシル
    ピペリジル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9)ヘ
    テロアリール、(C6〜C10)アリール(C6〜C10)ア
    リール、(C3〜C6)シクロアルキル、R9(C2
    6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR9)(C
    1〜C6)アルキル(ここで、R9は、ヒドロキシ、(C1
    〜C6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルコキシ、ピペ
    ラジノ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)アル
    キルチオ、(C6〜C10)アリールチオ、(C1〜C6
    アルキルスルフィニル、(C6〜C10)アリールスルフ
    ィニル、(C1〜C6)アルキルスルホキシル、(C6
    10)アリールスルホキシル、アミノ、(C1〜C6)ア
    ルキルアミノ、((C1〜C6)アルキル)2アミノ、
    (C1〜C6)アシルピペラジノ(C1〜C6)アルキルピ
    ペラジノ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキ
    ルピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1
    6)アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリ
    ノ、ピペリジノまたはピロリジノである。);R10(C
    1〜C6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR10
    (C1〜C6)アルキル(ここで、R10は、ピペリジルま
    たは(C1〜C6)アルキルピペリジルである。);CH
    (R11)COR12(ここで、R11は、水素、(C1
    6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)ア
    ルキル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アル
    キル、(C1〜C6)アルキルチオ(C1〜C6)アルキ
    ル、(C6〜C10)アリールチオ(C1〜C6)アルキ
    ル、(C1〜C6)アルキルスルフィニル(C1〜C6)ア
    ルキル、(C6〜C10)アリールスルフィニル(C1〜C
    6)アルキル、(C1〜C6)アルキルスルホニル(C1
    6)アルキル、(C6〜C10)アリールスルホニル(C
    1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、
    アミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルア
    ミノ(C1〜C6)アルキル、((C1〜C6)アルキルア
    ミノ)2(C1〜C6)アルキルである。)、R1314
    CO(C1〜C6)アルキルまたはR13OCO(C1
    6)アルキル(ここで、R13およびR14は、各々、独
    立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)ア
    リール(C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9)ヘテロ
    アリール(C1〜C6)アルキルである。)であり;R12
    は、R15OまたはR1516N(ここで、R15およびR16
    は、各々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C
    6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルまたは(C5
    9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキルであ
    る。)}であり;R1は、水素、ヒドロキシ、ヒドロキ
    シによって任意に置換された(C1〜C6)アルコキシ;
    (C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール、また
    は、NR1 718{ここで、R17およびR18は、各々、独
    立に、水素、(C1〜C6)アルキル、ピペリジル、(C
    1〜C6)アルキルピペリジル、(C6〜C10)アリール
    ピペリジル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペリジル、
    (C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルピペリジ
    ル、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル
    ピペリジル、(C1〜C6)アシルピペリジル、(C6
    10)アリール、(C5〜C9)ヘテロアリール、(C6
    〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、(C5〜C9
    ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10
    アリール(C6〜C10)アリール、(C6〜C10)アリー
    ル(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、(C3
    〜C6)シクロアルキル、(C3〜C6)シクロアルキル
    (C1〜C6)アルキルである。}、R19(C2〜C6)ア
    ルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR19)(C1
    6)アルキル{ここで、R19は、ヒドロキシ、(C1
    6)アシルオキシ、(C1〜C6)アルコキシ、ピペラ
    ジノ、(C1〜C6)アシルアミノ、(C1〜C6)アルキ
    ルチオ、(C6〜C10)アリールチオ、(C1〜C6)ア
    ルキルスルフィニル、(C6〜C10)アリールスルフィ
    ニル、(C1〜C6)アルキルスルホキシル、(C6〜C
    10)アリールスルホキシル、アミノ、(C1〜C6)アル
    キルアミノ、((C1〜C6)アルキル)2アミノ、(C1
    〜C6)アシルピペラジノ、(C1〜C6)アルキルピペ
    ラジノ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル
    ピペラジノ、(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6
    アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、ピ
    ペリジノまたはピロリジノである。};R20(C1
    6)アルキル、(C1〜C5)アルキル(CHR20
    (C1〜C6)アルキル(ここで、R20は、ピペリジル、
    (C1〜C6)アルキルピペリジル、(C6〜C10)アリ
    ールピペリジル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6
    アルキルピペリジル、(C5〜C9)ヘテロアリールピペ
    リジルまたは(C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6
    アルキルピペリジルである。};および、CH(R21
    COR22{ここで、R21は、水素、(C1〜C6)アルキ
    ル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、
    (C5〜C9)ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル、
    (C1〜C6)アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、(C
    6〜C10)アリールチオ(C1〜C6)アルキル、(C1
    6)アルキルスルフィニル(C1〜C6)アルキル、
    (C6〜C10)アリールスルフィニル(C1〜C6)アル
    キル、(C1〜C6)アルキルスルホニル(C1〜C6)ア
    ルキル、(C6〜C10)アリールスルホニル(C1
    6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、ア
    ミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルアミ
    ノ(C1〜C6)アルキル、((C1〜C6)アルキルアミ
    ノ)2(C1〜C6)アルキルである。}、R2324NC
    O(C1〜C6)アルキルまたはR23OCO(C1〜C6
    アルキル{ここで、R23およびR2 4は、各々、独立に、
    水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール
    (C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9)ヘテロアリー
    ル(C1〜C6)アルキルである。};および、R22は、
    2526N{ここで、R25およびR26は、各々、独立
    に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリ
    ール(C1〜C6)アルキルまたは(C5〜C9)ヘテロア
    リール(C1〜C6)アルキルである。}であるか;また
    は、R17およびR18、もしくは、R23およびR24、また
    は、R25およびR26は、合わさって、アゼチジニル、ピ
    ロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホ
    リニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒド
    ロキノリニル、テトラヒドロイソキノリル、(C1
    6)アシルピペラジニル、(C1〜C6)アルキルピペ
    ラジニル、(C6〜C10)アリールピペラジニル、(C5
    〜C9)ヘテロアリールピペラジニルを形成してもよ
    く、各ヘテロ環基は、カルボキシ、アミノ、(C1
    6)アルキル、(C6〜C10)アリール、(C5〜C9
    ヘテロアリール、NHR27、NR2728、NHSO2
    29、CHR2728、SO227またはSO22728{こ
    こで、R27、R28およびR29は、各々、独立に、水素、
    (C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール、(C5
    〜C9)ヘテロアリール、(C6〜C10)アリール(C1
    〜C6)アルキルまたは(C5〜C9)ヘテロアリール
    (C1〜C6)アルキルである。}であるか;または、
    基: 【化3】 {式中、rは、1,2または3であり;mは、1または
    2であり;pは、0または1であり;Qは、水素、(C
    1〜C3)アルキルまたは(C1〜C6)アシルである。}
    からなる群より選択される架橋ジアゾビシクロアルキル
    環を形成してもよいであり;R2、R3およびR4は、各
    々、独立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1
    6)アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C1
    6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルコキシ、
    または、NR67{ここで、R6およびR7は、各々、独
    立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アル
    コキシである。}であるか;または、aが1であり、X
    およびYがともにCR5である時、2つのR5基は、それ
    らが結合する隣接炭素と合わさって、1,3−ジオキソ
    リル基、1個または2個のニトロ基、(C1〜C6)アル
    キルまたは(C1〜C6)アルコキシ基によって任意に置
    換されたピロリル基;または、式: 【化4】 {式中、破線は、任意の二重結合を表し;R1、R2、R
    3およびR4は、上記定義した通りであり;cは、0また
    は1であり;dは、0または1であり;JおよびKは、
    各々、独立に、NHまたはCR30(ここで、R30は、水
    素、(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキ
    シである。)である}であるが;ただし、cおよびdの
    合計は、0であってならず;ただし、Vが酸素または硫
    黄であり、aが1である時、Xは、窒素またはCR5
    あり;ただし、Vが酸素または硫黄であり、aが0であ
    る時、Yは、窒素またはCR5であり;ただし、aが1
    であり、Xが酸素または硫黄である時、VおよびYは、
    ともに、独立に、窒素またはCR5であり;ただし、Y
    が酸素または硫黄であり、aが1である時、XおよびZ
    は、ともに、独立に、窒素またはCR5であり;ただ
    し、Yが酸素または硫黄であり、aが0である時、Vお
    よびZは、ともに、独立に、窒素またはCR5であり;
    ただし、Zが酸素または硫黄である時、Yは、窒素また
    はCR5である。]で表される化合物または薬学的に許
    容可能なその塩。
  2. 【請求項2】 R1が、水素、ヒドロキシ;ヒドロキシ
    によって任意に置換された(C1〜C6)アルコキシ;
    (C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール、また
    は、NR1718{ここで、R17およびR18は、各々、独
    立に、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アル
    コキシまたは(C6〜C10)アリールである。}である
    か;または、R17およびR18は、それらが結合する窒素
    と合わさって、ピロリジニルまたはピペリジニル環を形
    成する、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R2、R3およびR4が、各々、水素であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 aが1であり;V、X、YおよびZが、
    各々、CR5{ここで、各R5は、独立に、水素、ハロ、
    シアノ、ヒドロキシ、((C1〜C6)アルキル)2アミ
    ノ、トリフルオロメチルである。}であるか、または、
    式: 【化5】 {式中、Sは、0であり;tは、0であり;Bは、(C
    1〜C6)アルコキシ、または、NR78(ここで、R7
    およびR8は、各々、(C1〜C6)アルキルである。)
    である。}で表される基である、請求項1に記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】 R1が、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシ
    によって任意に置換された(C1〜C6)アルコキシ;
    (C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アリール、また
    は、NR1718{ここで、R17およびR18は、各々、独
    立に、それらが結合する窒素と合わさって、ピロリジニ
    ルまたはピペリジニル環を形成する。}であり;R2
    3およびR4は、各々、独立に、水素であり;aは、1
    であり;V、X、YおよびZは、各々、CR5{ここ
    で、各R5は、独立に、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキ
    シ、((C1〜C6)アルキル)2アミノ、トリフルオロ
    メチルである。)より選択される。}であるか、また
    は、式: 【化6】 {式中、Sは、0であり;tは、0であり;Bは、(C
    1〜C6)アルコキシ、または、NR78(ここで、R7
    およびR8は、各々、(C1〜C6)アルキルである。}
    で表される基である、請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 2−アミノ−8−ヒドロキシ−9−メト
    キシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エ
    チルエステル;2−アミノ−9−メトキシ−3H−ベン
    ゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステル;2
    −アミノ−7−ヒドロキシ−8−メトキシ−3H−ベン
    ゾ[b]アゼピン−4−カルボン酸エチルエステル;2
    −アミノ−6−メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン
    −4−カルボン酸エチルエステル;6−アミノ−7H−
    1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]イン
    デン−8−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル;
    8−アセチル−2−アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピ
    ン−4−カルボン酸エチルエステル;8−アセチル−2
    −アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボン
    酸ジプロピルアミド;2−アミノ−8−ヒドロキシ−7
    −メトキシ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボ
    ン酸エチルエステル;2−[(2−アミノ−3H−ベン
    ゾ[b]アゼピン−4−カルボニル)−アミノ]−プロ
    ピオン酸メチルエステル;2−[(2−アミノ−3H−
    ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボニル)−アミノ]−
    プロピオン酸ベンンジルエステル;2−[(2−アミノ
    −3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボニル)−ア
    ミノ]−3−メチル−酪酸メチルエステル;および、2
    −アミノ−3H−ベンゾ[b]アゼピン−4−カルボア
    ルデヒドからなる群より選択される、請求項1に記載の
    化合物。
  7. 【請求項7】 (a)癌化学療法および癌の治療のため
    の免疫システムの活性化に伴う抑制を含む骨髄抑制の治
    療または(b)ヒトを含む哺乳動物のウイルス、真菌、
    細菌および寄生虫感染症を予防もしくは治療するための
    薬学的組成物であって、そのような予防または治療に有
    効な量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許
    容可能な塩、および、薬学的に許容可能な担体を含む組
    成物。
  8. 【請求項8】 (a)癌化学療法および癌の治療のため
    の免疫システムの活性化に伴う抑制を含む骨髄抑制の治
    療または(b)ヒトを含む哺乳動物のウイルス、真菌、
    細菌および寄生虫感染症を予防もしくは治療するための
    方法であって、そのような予防または治療に有効な量の
    請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な
    塩を前記哺乳動物に投与することを含む方法。
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