JPH1087572A - オキソ化合物から第一アミンおよび/または第二アミンを製造する方法 - Google Patents

オキソ化合物から第一アミンおよび/または第二アミンを製造する方法

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JPH1087572A
JPH1087572A JP9178263A JP17826397A JPH1087572A JP H1087572 A JPH1087572 A JP H1087572A JP 9178263 A JP9178263 A JP 9178263A JP 17826397 A JP17826397 A JP 17826397A JP H1087572 A JPH1087572 A JP H1087572A
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アルンツ ディートリッヒ
Karl-Ludwig Dr Weber
ヴェーバー カール−ルートヴィッヒ
Willi Hofen
ホーフェン ヴィリ
Stefan Dr Wieland
ヴィーラント シュテファン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニアまたは第一アミンでオキソ化合物
を触媒反応によりイミノ化し、かつこれに引き続き水素
添加することにより、オキソ化合物から第一および/ま
たは第二アミンを製造する方法を提供する。 【解決手段】 本発明によりイミノ化を、高い活性を特
徴とする、あらたなイミノ化触媒、つまりスルホネート
基を含有するオルガノポリシロキサンの存在下で行う。 【効果】 本方法は特にイソホロンニトリルからイソホ
ロンジアミンを製造するために適しており、この場合副
生成物の含有量を低下させ、かつ収率を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第一および/または
第二アミンを、場合により還元能力のある基をさらに含
有していてもよいオキソ化合物から、オキソ化合物のイ
ミノ化、およびイミノ化の反応生成物の水素添加により
製造する方法に関する。本発明は有利にはアルデヒドお
よびケトンからの第一モノアミンおよびジアミンの製
造、および特にイソホロンニトリル(=3−シアノ−
3,5,5−トリメチル−シクロヘキサノン)からのイソ
ホロンジアミン(=3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチル−シクロヘキシルアミン)の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】オキソ化合物、例えばケトンおよびアル
デヒドをアンモニアまたはモノアルキルアミンおよび水
素の使用下で還元的にアミノ化することにより第一およ
び/または第二アミンに転化することは公知である。該
反応は唯一の触媒、つまりイミノ化およびこれに引き続
く水素添加をもたらす触媒の存在下、または第1の触媒
がイミノ化、および第2の触媒が水素添加をもたらす、
2つの触媒の存在下で実施することができる。唯一の触
媒を使用する1段階の作業方法の際に、反応率が不十分
である、および/または望ましくない副生成物、例えば
オキソ化合物の直接水素添加により得られる第一アルコ
ールが生じる場合は、還元的アミノ化を2段階で実施す
ることは有利であり得る。イソホロンニトリルからイソ
ホロンジアミンを製造するためには1段階の方法と同様
に(例えばヨーロッパ特許出願公開(EP−A)第06
59734号明細書参照のこと)、2段階の方法(例え
ばヨーロッパ特許(EP−B)第0042119号明細
書を参照のこと)もまた公知である。イソホロンジアミ
ンは、エポキシ樹脂硬化剤として、およびイソホロンジ
イソシアネートを製造するための原料として可能な限り
経済的、かつ高純度で入手可能であるべきなので、さら
に改良された方法に対する需要が生じる。
【0003】ヨーロッパ特許(EP−B)第00421
19号明細書により、イソホロンニトリルからイソホロ
ンジアミンへの同じ形式の反応において、イミノ化触媒
として無機または有機イオン交換体をアンモニウム形で
使用している。該明細書に記載されているイミノ化触
媒、もっぱら確認されているのは有機イオン交換体のみ
であるが、の欠点はその熱的および場合により機械的感
度である。
【0004】最後に挙げた欠点を除去するために、ヨー
ロッパ特許(EP−B)第0449089号明細書で
は、酸性金属酸化物、特にAl、TiO、Si
、およびZrOをイミノ化触媒として使用し、か
つ反応を2つのお互いに隔てられた反応室において、イ
ミノ化を20〜150℃および15〜200バールで、
水素添加を60〜150℃および50〜300バールで
実施することが提案されている。該方法の後処理の場合
に、形成されたヒドロキシアミン、つまりイソホロンア
ミノアルコール(=3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチル−シクロヘキサノール)のシス異性体およびトラ
ンス異性体の割合が極めて多く、そのため精製コストを
より多く必要とすることが確認された。
【0005】ドイツ国特許出願第19540191.3
号明細書による(ラネーによる)特殊なコバルト水素添
加触媒の使用下でのイソホロンジアミンの製造の場合、
ヒドロキシアミンおよびその他の望ましくない副生成物
の割合を低く維持するために、イミノ化触媒の付加的な
使用が必要であることが明らかになった。イミノ基およ
びニトリル基を還元するための、イミノ化触媒およびコ
バルト水素添加触媒からなる触媒の組合せの使用下でイ
ソホロンジアミンは極めて良好な収率および高純度で収
得される。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開(EP−A)第0
623585号明細書はケトン、例えばイソホロンニト
リルの還元的アミノ化のための2段階の方法を教示して
いる。イミノ化触媒は活性炭、水素添加触媒はアルカリ
土類金属炭酸塩および/または酸化ランタンを含有する
コバルト触媒である。模範的に指示された活性炭の量か
ら、反応した(97.7%)イソホロンニトリルに対し
て比較的大きい触媒容積が確認される。このことはより
高い反応コストにつながる。さらに該方法では不完全な
反応率ならびに高い圧力が欠点である。
【0007】ドイツ国特許出願公開(DE−A)第44
26472号明細書によりイミノ化触媒として担体と結
合したヘテロポリ酸の使用下でもまた、反応したイソホ
ロンニトリルに対して、大きい容積のイミノ化触媒、高
い圧力(238バール)、およびさらに比較的高いイミ
ノ化温度(70℃)を適用しなくてはならない。その結
果、失活により触媒の持続時間が制限されるという危険
が起こる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、オキソ化合物、特にイソホロンニトリルをイミノ化
触媒および水素添加触媒の使用下で還元的にアミノ化す
るための、従来公知の方法の欠点を有さない別の方法を
提供することである。特に本方法はイミノ化工程におい
て連続的に可能な限り低い反応温度で実施することがで
き、かつ所定の触媒容積で、従来公知の系よりも、反応
速度を向上させ、かつ反応率を向上させ、かつ従ってイ
ソホロンジアミン粗生成物中のヒドロキシアミンの割合
を低下させるべきである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、場合により
還元能力のある基をさらに含有していてもよいオキソ化
合物から第一および/または第二アミンを製造するにあ
たり、特にイソホロンニトリルからイソホロンジアミン
を製造するにあたり、オキソ化合物をイミノ形成触媒の
存在下で、有機溶剤の存在または不在下で、第一アミン
の製造のためには過剰のアンモニア、または第二アミン
の製造のためには低級モノアルキルアミンでイミノ化
し、かつ生じた反応生成物を水素添加触媒の存在下で2
0〜250℃の範囲の温度、および0.5〜25Mpa
の範囲の圧力で水素で水素添加する方法において、イミ
ノ化触媒として、反応媒体中での部分的または完全な溶
解に対して安定した、スルホネート基を含有するオルガ
ノポリシロキサンを使用することを特徴とする。
【0010】請求項2以降は本方法の有利な実施態様に
関する。
【0011】本発明による方法は、オキソ化合物、例え
ば通常カルボニル基を含有する化合物から、第一および
/または第二アミンを製造するために使用することがで
きる。オキソ化合物はカルボニル基を1つ以上および付
加的に別の還元可能な基、例えばニトリル基またはオレ
フィン系二重結合を有することができる。本方法は有利
には脂肪族、脂環式、芳香族、およびヘテロ芳香族アル
デヒドおよびケトンからの第一アミンの製造に関し、こ
の場合ここではアンモニアをイミノ化剤として使用す
る。第二アミンの製造のためには低級モノアルキルアミ
ン、特に(C〜C)アルキルアミンをイミノ化剤と
して使用する。本発明による方法は特に1段階の還元的
アミノ化が、不十分な空時収率、望ましくない副生成物
の形成、または触媒活性の低下につながるような、高分
子の、複雑な構造を有するまたは多官能性のカルボニル
化合物から第一モノアミンおよびジアミンを製造するた
めに適している。本方法には極めて異なった構造を有す
るオキソ化合物、例えばベンズアルデヒドからベンジル
アミン、フルフロールからフルフリルアミン、およびイ
ソホロンニトリルからイソホロンジアミン、が使用でき
るのだが、本発明による方法は、工業的に重要なイソホ
ロンニトリルからのイソホロンジアミンの製造の例を用
いて説明する。
【0012】本発明により使用するべきイミノ化触媒は
有利には米国特許第4、552、700号明細書および
第5、354、831号明細書に記載の生成物である。
該生成物ではスルホネート基が有機基を介してオルガノ
ポリシロキサンの骨格に結合している。スルホネート基
およびオルガノポリシロキサンの骨格の間の有機基は、
有利には1〜12個のC原子を有するアルキレン基、特
にプロピレン基である。イミノ化触媒として適切な該物
質部類の構造および可変性に関しては前記明細書に記載
されている。特に有利な触媒は実質的に式: HOS−(CH−SiO3/2・a SiO
4/2 [式中、aは4〜20の整数、特に9を表す]の単位か
らなる。有利な触媒のスルホン酸含有量は通常、乾燥し
た触媒1gあたり0.5〜1.5ミリバル/g、特に
0.5〜1.0ミリバルである。触媒を固定床反応器中
で使用する場合、触媒は好ましくは成形された形、特に
球形で使用する。直径0.1〜2mmの範囲の、実質的
に球形の粒子からなる触媒は有利となる。このように成
形された触媒の製造方法、ならびにその物質データは米
国特許第5、354、831号明細書に記載されてい
る。成形体は孔容積が大きく、孔はメソ孔またはマクロ
孔である。
【0013】イミノ化工程においてイミノ化触媒は懸濁
触媒として、または反応器に配置された固定床の形で使
用する。有利にはイミノ化触媒を固定床に配置する。固
定床触媒に反応させるべき物質混合物を下部から供給
し、かつ従って反応器をあふれた状態に維持するか、ま
たは物質混合物を上部から供給して反応器を滴下床(Ri
eselbett)として運転する。
【0014】イミノ化工程の後方に接続された水素添加
工程においては、例えばイミンの水素添加およびオキソ
化合物中に場合により存在するその他の還元可能な基の
水素添加のために一般に公知である通例の水素添加触媒
を使用することができる。有利には一連の、コバルト、
ニッケル、ルテニウムおよび/またはその他の貴金属含
有触媒からの水素添加触媒を使用する。このような触媒
の例は冒頭に引用した明細書に記載されている。水素添
加触媒は懸濁液または固床触媒の形で使用することもで
きる。水素添加を触媒固定床の使用下で行う場合には、
滴下床作業方法が有利である。
【0015】イミノ化反応器に、イソホロンジアミンの
製造のためのオキソ化合物、つまりイソホロンニトリ
ル、アンモニアまたは第二アミンを製造する場合にはモ
ノアルキルアミン、および場合により1種以上の有機溶
剤からなる物質混合物を供給する。アンモニアないしは
モノアルキルアミンは過剰で使用する。オキソ化合物の
カルボニル基当たりのアンモニアないしはモノアルキル
アミンのモル比は有利には約2〜50の範囲である。有
利な実施態様によりイミノ化反応器に供給するべき物質
混合物は有機溶剤、例えば特にアルコールまたはエーテ
ルも含有しており、この場合メタノールが特に有利であ
る。イミノ化は、イミノ化触媒が反応混合物による部分
的溶解に対して安定している温度、通常100℃以下で
行う。有利には0〜70℃、特に10〜30℃の範囲の
温度である。好ましくは反応を密閉装置内で調節する圧
力下で行う。
【0016】イソホロンジアミンの製造の場合、イミノ
化反応器に有利に供給するべき物質混合物は、メタノー
ル、およびイソホロンニトリル10〜40重量%、特に
10〜30重量%、ならびにアンモニア10〜40重量
%、有利には20〜40重量%を含有する。イソホロン
ジアミンの蒸留による後処理からのフラクションがイソ
ホロンジアミンの形成に適切な原料を含有している場合
には、付加的に該物質混合物に該フラクションを添加し
てもよい。全収率の向上のために、残りのイソホロンジ
アミン以外に主産物として3,3,5−トリメチル−6−
イミノ−7−アザ−ビシクロ−[3,2−1]−オクタ
ンを含有している、イソホロンジアミンより高い温度で
沸騰するフラクションをイミノ化工程に供給することは
好ましい。あるいは該副生成物フラクションを水素添加
工程に添加することもできる。
【0017】イミノ化工程から出ていく反応混合物また
はここから製造された、イミノ化生成物を含有する物質
混合物を水素添加工程に供給する。水素添加は自体公知
の反応条件下で実施する。通常反応温度は20〜250
℃、多くの場合50℃以上であり、特に水素添加は50
〜150℃、特に90〜130℃で行う。水素添加は使
用した水素添加触媒次第で通常0.5〜25Mpa、特
に3〜10Mpaの圧力で行う。一般には水素添加は、
イミノ化工程において過剰で使用されたアンモニアない
しは低級アルキルアミンの少なくとも一部ならびに溶剤
の存在下で行う。水素添加反応器から出ていく反応混合
物は自体公知の方法で後処理する。該後処理は通例の、
アンモニアないしはモノアルキルアミン、および引き続
き溶剤の留去、ならびに粗生成物の分別蒸留を含む。
【0018】意外なことに本発明により使用するべきイ
ミノ化触媒の触媒活性は、実質的にスルホネート基含有
の有機イオン交換体または酸性の金属酸化物をベースと
する従来公知の触媒の活性よりも大きい。該活性は、副
生成物の範囲に関して、その他の従来公知のイミノ化触
媒よりも有利に作用する活性炭の活性よりもまたさらに
大きい。本発明により使用するべきイミノ化触媒のその
他の利点は、持続時間が長く、かつさらに後方に接続さ
れている水素添加触媒の活性を減少させないことであ
る。さらにイソホロンニトリルからイソホロンジアミン
を製造する場合、本発明によるイミノ化触媒を使用する
ことにより、ヒドロキシアミン、つまり3−アミノメチ
ル−3,5,5−トリメチル−シクロヘキサノールのシス
異性体およびトランス異性体の含有量が、従来公知のイ
ミノ化触媒の使用に対して明らかに減少する。
【0019】
【実施例】
例B1および比較例VB1およびVB2 密閉した撹拌フラスコ中20℃で、18重量%のイソホ
ロンニトリルのメタノール溶液20mlに30重量%の
アンモニア水溶液20mlを添加した。さらにイミノ化
触媒4mlを添加した。UV検出器を使用してイソホロ
ンニトリルの濃度の減少を測定した。
【0020】B1では、米国特許第5、354、831
号明細書により製造した、スルホン酸基を含有するオル
ガノポリシロキサンを直径0.1〜1.4mmの、高多
孔質の球の形で使用した。触媒は実質的に一般式HO
S−(CH−SiO3/2・9 SiO4/2
単位からなり、かつ乾燥した触媒1gあたり0.9ミリ
バルのスルホン酸含有量を有していた。
【0021】VB1のイミノ化触媒はスチレン/ジビニ
ルベンゼンをベースとする、スルホネート基を含有す
る、有機陽イオン交換体(Dow Chemicals社製Dowex(R)5
0WX8)であった。
【0022】VB2のイミノ化触媒は活性炭(Notrit社
製Notrit RAX1)であった。
【0023】従来公知の有機陽イオン交換体および活性
炭では15分後にそれぞれイソホロンニトリル35%が
反応したのに対し、該反応率は本発明によるスルホネー
ト基含有オルガノポリシロキサンを使用すると、既に
7.5分後に達成された。従って本発明によるイミノ化
触媒は実質的に従来公知のイミノ化触媒よりも活性であ
る。
【0024】例B2および比較例VB3、VB4、VB
5、およびVB6 イミノ化反応器およびその後方に接続されている水素添
加反応器からなる装置でイソホロンニトリルを過剰のア
ンモニアおよび溶剤としてのメタノールの存在下でアミ
ノ化しながら水素で還元した。
【0025】イミノ化反応器として、イミノ化触媒15
mlを充填した反応管を使用し、該管を通して、イソホ
ロンニトリル、アンモニア、およびメタノールからなる
混合物を下部から上部へポンプで送った。イミノ化工程
の温度は25℃に維持した。
【0026】イミノ化反応器に、反応器へ入れる直前に
混合した、使用溶液52ml/h(イソホロンニトリル
24重量%およびメタノール76重量%)および液状ア
ンモニア28ml/hからなる混合物を供給した。従っ
てイミノ化反応器内のLHSV値は5.3h−1であっ
た。
【0027】水素添加反応器として、滴下床作業方法で
作動する反応管を使用し、該管は水素添加触媒150m
lを含有していた。ドイツ国特許出願第4345265
号明細書によるラネーにより製造した、活性化したコバ
ルト触媒を高さ5mm、および直径3mmのタブレット
の形で使用した。水素添加反応器は100℃に維持し、
圧力は6Mpaに制御した。イミノ化反応器から出てい
く混合物を並流で水素で水素添加反応器に移した。反応
器入口のHガス流は水素を全て使いきるように調整し
た。反応器から出ていく液体を分析に供給した。
【0028】イミノ化触媒として以下のものを使用し
た: B2: B1で使用したものと同じ本発明による触媒、 VB3: 押出成形品(直径1mm、高さ3〜4mm)
の形のDegussa 社製の二酸化チタンP25、 VB4: VB1による陽イオン交換体Dowex 5
0WX8、 VB5: 押出成形品(直径1mm、高さ3〜4mm)
の形の活性炭(Notrit RAX1)、 VB6: 円柱形タブレット(高さおよび直径約2m
m)の形の無機イオン交換体ゼオライトZSM−5。
【0029】水素添加反応器から出ていく反応混合物の
分析(内部標準でGC測定)により、イソホロンニトリ
ルから形成された全ての生成物、つまり実質的にはイソ
ホロンジアミン、ヒドロキシアミンの両異性体(シス−
およびトランス−3−アミノメチル−3,5,5−トリメ
チル−シクロヘキサノール)、3,5,5−トリメチル−
6−イミノ−7−アザ−ビシクロ[3,2,1]オクタ
ン、ならびに2−アザ−4,6,6−トリメチル−ビシク
ロ[3,2,1]オクタンの全量に対してヒドロキシアミ
ンが以下の表に示す割合で生じた:
【0030】本発明によるイミノ化触媒の使用下で、イ
ミノ化工程における高い反応率の結果、ヒドロキシアミ
ンの形成量はわずかであった。さらに活性炭の使用と比
較すると、はるかに速い反応速度が際立っている。さら
にY−ゼオライトならびにメソ孔のMFI−ゼオライト
を使用すると、VB6でゼオライトZSM5を使用した
のと同様に多量のヒドロキシアミンが形成されたことが
確認された。
【0031】例B3および比較例VB7 例2による装置を同箇所で示した運転条件下で200時
間運転し、この場合B1で規定した本発明によるイミノ
化触媒(=B3)を1回、およびVB2で挙げた活性炭
(=VB7)を1回使用した。
【0032】生成物混合物の分析の結果、B3で200
h後でもさらに、イソホロンから形成された全ての生成
物の総量に対して、ヒドロキシアミン1.0%が含有さ
れていることが明らかになった。イソホロンジアミンの
収率は94.8%〜95.0%であり、かつ全試験時間
を通じて一定していた。
【0033】VB7の生成物混合物の分析は、200h
以内のヒドロキシアミンの割合が1.6から2.0%に
上昇したことを示していた。さらにイミノ化反応器の後
方に接続された水素添加触媒の水素添加活性は200時
間の間に明らかに低下した。イソホロンジアミンの収率
はこのとき94.3%から1.5%低下した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 カール−ルートヴィッヒ ヴェーバー ドイツ連邦共和国 ディーブルク ホルン ダーヴェーク 8アー (72)発明者 ヴィリ ホーフェン ドイツ連邦共和国 ローデンバッハ ズュ ートリング 54 (72)発明者 シュテファン ヴィーラント ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ シ ュタルケンブルクリング 27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還元能力のある基をさらに含有していて
    もよいオキソ化合物から第一アミンおよび/または第二
    アミンを製造するにあたり、オキソ化合物をイミン形成
    触媒の存在下で有機溶剤の存在または不在下で、第一ア
    ミンを製造するためには過剰のアンモニアで、または第
    二アミンを製造するためには低級モノアルキルアミンで
    イミノ化し、かつ生じた反応生成物を水素添加触媒の存
    在下で20〜250℃の範囲の温度および0.5〜25
    MPaの範囲の圧力で水素で水素添加する方法におい
    て、イミノ化触媒として反応媒体中での部分的または完
    全な溶解に対して安定した、スルホネート基を含有する
    オルガノポリシロキサンを使用することを特徴とする、
    オキソ化合物から第一アミンおよび/または第二アミン
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】 イミノ化触媒を、メソ孔およびマクロ孔
    を含有する、0.1〜2mmの範囲の直径を有する実質
    的に球形の粒子の形で使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 イミノ化触媒が0.5〜1.5ミリバル
    /gの範囲のスルホネート基容量を有する、請求項1ま
    たは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 水素添加触媒として、コバルト、ニッケ
    ル、ルテニウム、および/またはその他の貴金属を含有
    する一連の触媒から1種以上の触媒を使用する、請求項
    1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 イミノ化を0〜70℃の範囲の温度で、
    および水素添加を50〜150℃の範囲の温度で実施す
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
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