JPH1087015A - 板状部材搬送供給装置 - Google Patents

板状部材搬送供給装置

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JPH1087015A
JPH1087015A JP8261439A JP26143996A JPH1087015A JP H1087015 A JPH1087015 A JP H1087015A JP 8261439 A JP8261439 A JP 8261439A JP 26143996 A JP26143996 A JP 26143996A JP H1087015 A JPH1087015 A JP H1087015A
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rack
pressing
plate
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frame
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JP8261439A
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Inventor
Kenji Marumoto
賢二 丸本
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Juki Corp
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Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラックの歪みを完全に矯正し、ラックに対す
る板状部材の自動収納またはラックからの板状部材の自
動供給を円滑に行う。 【解決手段】 ラック2の上、下面の何れか一方の面を
第1の押圧保持手段6にて押圧することにより、枠4内
の上、下面の何れか一方面側に設けたラック基準面8a
a,8bbに対して前記ラック2を押圧保持してラック
2の上下方向の歪みを矯正すると共に、ラック2の一側
面を第2の押圧保持手段5にて押圧することにより、枠
4内の一側面側に設けたラック基準面7aa〜7ddに
対して前記ラック2を押圧保持してラック2の横方向の
歪みを矯正するように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材搬送供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状部材としての例えばプリント
基板が複数枚収納されたラック(マガジンラック;以下
単にラックと記す)をエレベータに載せて保持し、該ラ
ックに収納されている基板を1枚づつ供給するごとに、
エレベータを上昇または下降させ、ラックからの基板の
自動供給を行う一方で、エレベータに載せて保持されて
いる空になったラックに基板を1枚づつ収納するごと
に、エレベータを上昇または下降させ、ラックに対する
基板の自動収納を行う板状部材搬送供給装置としての基
板搬送供給装置が知られている。
【0003】このような基板搬送供給装置においては、
エレベータに保持されているラックに歪みがあると、基
板の搬送供給側に対して位置ずれを生じることになり、
ラックからの基板の自動供給やラックに対する基板の自
動収納ができなくなるため、この歪みを解消するための
押圧保持手段が備えられている。
【0004】このような押圧保持手段を有する基板搬送
供給装置としては、例えば特公平7−102881号公
報記載の装置が知られており、この装置を表したのが図
5である。
【0005】同図において、符号42は、当該装置に用
いられるラックを示している。このラック42は概略、
上板21と、下板22と、これら上板21、下板22を
連結する支柱25及び側板23,24と、からなり、上
板21、下板22、支柱25及び側板23により型枠が
構成され、側板24は、支柱25と側板23との間に配
置されている。この側板24は、使用するにあたって、
収納する基板1の幅に合わせて側板23と支柱25との
間を移動されて螺子により上板21、下板22に固定さ
れる。該側板23,24の内面には、溝が上下方向に対
向するように連設されており、この各溝内に上記基板1
が挿入されて保持される構成になされている。そして、
ラック42を構成する各部材21〜25は、軽量化を図
るために軽量金属板等により構成されている。
【0006】一方、図中の符号3はエレベータを示して
おり、このエレベータ3は概略、正逆回転可能な駆動モ
ータ13と、この駆動モータ13により回転される送り
螺子11と、この送り螺子11に螺合し上下方向に離間
配置された上支持板15a及び下支持板15bからなる
支持板15と、この支持板15の上下動をガイドするよ
う立設された案内支柱12と、から構成されている。す
なわち、エレベータ3は、駆動モータ13が駆動する
と、送り螺子11が回転して支持板15が案内支柱12
に沿って上昇または下降する構成になされている。
【0007】このエレベータ3の上記支持板15には、
上板31と、下板32と、これら上板31、下板32を
連結する側板33,34と、からなる枠4が固定されて
いる。この枠4は、上述したラック42を収容可能な大
きさで、且つその機械的強度はラック42に比して大き
いものとなっている。
【0008】上記枠4を構成する一方の側板33の内面
には、ラック基準面を形成するための基準板(案内板)
47a,47bが上下に離間して固定配置されており、
この基準板47a,47bの表面に形成されたラック基
準面47aa,47bbに対向する位置には、シリンダ
45a,45bにより図5における矢印H方向(ラック
基準面47aa,47bbに対向する方向)に移動され
る押圧板(クランパ)46a,46bが配置されてい
る。ここで、シリンダ45aと押圧板46a、シリンダ
45bと押圧板46bにより押圧保持手段45が構成さ
れている。そして、上記ラック42が枠4内に収容され
た時に、上記基準板47a及び押圧板46aが、ラック
42を構成する上板21の各端部にそれぞれ対向し、上
記基準板47b及び押圧板46bが、ラック42を構成
する下板22の各端部にそれぞれ対向するように、該基
準板47a,47b及び押圧板46a,46bの配置が
なされている。
【0009】このように構成された基板搬送供給装置で
は、ラック42がエレベータ3に固定された枠4に搬送
されると、シリンダ45a,45bに空気またはオイル
等の圧力液体が供給され、ラック42の上板21、下板
22が、押圧板46a,46bにより基準板47a,4
7bにそれぞれ押圧されて基準位置に保持される。すな
わち、ラック42に歪みがあっても、上記ラック基準面
47aa,47bbに対する押圧により当該歪みが矯正
されるようになされている。従って、以降はラック42
からの基板1の供給またはラック42に対する基板1の
収納ごとに、上記エレベータ3に保持されているラック
42が所定の供給位置または収納位置に上昇または下降
するわけであるが、この時、上述したように上記ラック
42の歪が矯正されているため基板1の搬送供給側に対
して位置ずれを生じることがなく、ラック42からの基
板1の自動供給やラック42に対する基板1の自動収納
を円滑に行うことができるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記押圧保持
手段45の横方向の押圧により、ラック42の横方向の
歪みを矯正することはできる(図6に実線で示されるラ
ック42参照)。しかしながら、上記ラック42の上板
21、下板22が例えば捩じれ等により上下方向に歪ん
でいる場合、すなわち図6(a)に仮想線で示されるラ
ック42Xのように、上板21、下板22の図示左端部
が上方に歪んでいたり、図6(b)に仮想線で示される
ラック42Yのように、上板21、下板22の図示右端
部が上方に歪んでいる等の場合においては、当該上下方
向の歪みを上記押圧保持手段45では矯正できず、図6
に仮想線で示されるように、ラックが傾いて下板22の
何れかの端部が必ず浮いてしまい、基板1の搬送供給側
に対して位置ずれy1やy2を生じ、基板1の供給、収
納ができないといった問題があった。
【0011】そこで本発明は、ラックの歪みを完全に矯
正でき、ラックに対する板状部材の自動収納またはラッ
クからの板状部材の自動供給を円滑に行うことができる
板状部材搬送供給装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の板状部材搬送供給装置は、複数の板状部
材を収納可能なラックと、このラックを収容可能な枠
と、この枠を昇降可能としたエレベータと、を備え、前
記ラックに対する板状部材の自動収納または前記ラック
からの板状部材の自動供給ごとに、前記ラックを収容し
た枠を前記エレベータにより所定の位置に昇降させて、
前記板状部材の自動収納または自動供給を可能とした板
状部材搬送供給装置であって、前記枠内に形成されたラ
ック基準面に対して、前記ラックを押圧して該ラックの
歪みを矯正するように保持する押圧保持手段を具備した
板状部材搬送供給装置において、前記ラック基準面は、
枠内の上、下面の何れか一方面側及び一側面側に形成さ
れてなり、前記押圧保持手段は、前記ラックの上、下面
の何れか一方の面を押圧することにより、前記枠内の
上、下面の何れか一方面側に設けられたラック基準面に
対して前記ラックを押圧保持する第1の押圧保持手段
と、前記ラックの一側面を押圧することにより、前記枠
内の一側面側に設けられたラック基準面に対して前記ラ
ックを押圧保持する第2の押圧保持手段と、からなるこ
とを特徴としている。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2の板
状部材搬送供給装置は、請求項1に加えて、第2の押圧
保持手段が、ラックの一側面における上部及び下部を除
いた中間面を押圧することを特徴としている。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3の板
状部材搬送供給装置は、請求項1に加えて、第1または
第2の押圧保持手段の一方の、ラックとの当接面に、高
摩擦部材を設けたことを特徴としている。
【0015】上記目的を達成するために、請求項4の板
状部材搬送供給装置は、請求項3に加えて、高摩擦部材
を設けた当接面を有する一方の押圧保持手段の押圧力
を、他方の押圧保持手段の押圧力に対して大きくしたこ
とを特徴としている。
【0016】このような構成を有する本発明の板状部材
搬送供給装置によれば、ラックの上、下面の何れか一方
の面が第1の押圧保持手段にて押圧されることにより、
枠内の上、下面の何れか一方面側に設けられたラック基
準面に対して前記ラックが押圧保持されてラックの上下
方向の歪みが矯正されると共に、ラックの一側面が第2
の押圧保持手段にて押圧されることにより、枠内の一側
面側に設けられたラック基準面に対して前記ラックが押
圧保持されてラックの横方向の歪みが矯正される。従っ
て、ラックの歪みが完全に矯正されるようになる。
【0017】この時、特に請求項4の板状部材搬送供給
装置によれば、高摩擦部材が設けられている方の押圧保
持手段の押圧力が、高摩擦部材が設けられていない方の
押圧保持手段の押圧力に対して大きくされているため、
高摩擦部材が設けられていない方の押圧保持手段により
ラックが押圧されて一方の押圧方向の歪みが矯正される
と共に、高摩擦部材が設けられている方の押圧保持手段
によりラックが強く押圧された時に、上記高摩擦部材が
設けられていない方の押圧保持手段によりラックが滑り
つつ押圧されて他方の押圧方向の歪みが矯正される。従
って、ラックの歪みが完全に矯正されるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態における
板状部材搬送供給装置としての基板搬送供給装置を表し
た正面図、図2は図1に示した基板搬送供給装置の要部
を表した平面図であり、図中、従来技術で説明したのと
同一なもの及び同一機能を果たすものについては同一符
号が付してある。なお、以降において、横方向或いは上
下方向或いは搬送方向という場合は、図1乃至図4に矢
印を付した方向をいう。
【0019】先ず、この実施形態に用いられるラック2
について説明する。このラック2は概略、上板2aと、
下板2bと、これら上板2a、下板2bを連結する支柱
2c,2d及び側板2e,2fと、からなり、上板2
a、下板2b及び支柱2c,2dにより略直方体形状の
型枠が構成され、側板2e,2fは、支柱2c,2dの
間に配置されている。この側板2e,2fは、使用する
にあたって、収納する基板1の幅に合わせて支柱2c,
2d間を移動されて螺子により上板2a、下板2bに固
定される。ここで、本実施形態においては、側板2fは
支柱2dに当接する位置に固定されている。また、ラッ
ク2を構成する各部材2a〜2fは、従来技術で説明し
たのと同様に、軽量化を図るために軽量金属板等により
構成されている。なお、本実施形態では、少しでも強度
を高めるために、側板2fの外側に支柱2dを追加して
いるが、勿論従来技術で説明したラック42をそのまま
用いることも可能である。
【0020】駆動モータ13により上昇または下降され
る支持板15の上部には、上記ラック2を載せて枠4内
の所定位置に搬入すると共に、ラック2を枠4内の所定
位置から搬出する搬送手段としての例えばコンベア8が
設けられている。このコンベア8は、横方向に所定距離
離間され同一方向に同期巡回する一対のコンベア8a,
8bよりなり、コンベア8a,8bの各上面8aa,8
bbが、上下方向のラック基準面にされる(詳しくは後
述)。
【0021】枠4を構成する上板31の横方向略中央に
は、搬送方向(図1における紙面に垂直な方向)に離間
して一対のシリンダ6a,6bが固定されており、これ
らシリンダ6a,6bは、各シリンダヘッドが下方を向
くように配置されている。これらシリンダ6a,6bの
各シリンダヘッド先端には、押圧板9a,9bが固定さ
れており、これら押圧板9a,9bは、横方向に長尺を
なす形状になされている。これら押圧板9a,9bは、
その横方向両端部に下方に突出する凸部を有していると
共に上記コンベア8a,8bの各上面8aa,8bbの
上方に対向配置されており、その凸部下面は低摩擦部材
により構成されている。そして、ラック2が枠4内の上
記所定位置に位置した時に、上記凸部の低摩擦部材が、
ラック2を構成する上板2aの上面隅部を押圧し得るよ
うに構成されている。ここで、シリンダ6aと押圧板9
a、シリンダ6bと押圧板9bにより、第1の押圧保持
手段6が構成されている。
【0022】また、枠4を構成する側板33の4隅に
は、基準板7a,7b,7c,7dが固定されており、
これら基準板7a〜7dの表面には、横方向のラック基
準面7aa,7bb,7cc,7ddが形成されてい
る。そして、ラック2が枠4内の上記所定位置に位置し
た時に、上記基準板7a,7b,7c,7dが、ラック
2を構成する上板2aの側板33側の両端部及びこの両
端部に繋がる支柱2dの上端部分、ラック2を構成する
下板2bの側板33側の両端部及びこの両端部に繋がる
支柱2dの下端部分に対向するように構成されている。
すなわち、基準板7a〜7dは、ラック2を構成する側
板33側の枠部分の4隅に対向するようにそれぞれ配置
されている。
【0023】また、枠4を構成する側板34の上下方向
略中央には、搬送方向(図1における紙面に垂直な方
向)に離間して一対のシリンダ5a,5bが固定されて
おり、これらシリンダ5a,5bは、各シリンダヘッド
が枠4内に向くように配置されている。これらシリンダ
5a,5bの各シリンダヘッド先端には、押圧板10
a,10bが固定されており、これら押圧板10a,1
0bは、上下方向に長尺をなす形状になされている。こ
れら押圧板10a,10bのラック2側の面には、押圧
時の緩衝材としてのゴム(高摩擦部材)10cが上下方
向に複数設けられている(本実施形態においては、上下
方向に3箇所)。そして、ラック2が枠4内の上記所定
位置に位置した時に、該ゴム10cが、ラック2を構成
する支柱2cを押圧し得るように構成されている。ここ
で、シリンダ5aと押圧板10aとゴム10c、シリン
ダ5bと押圧板10bとゴム10cにより、第2の押圧
保持手段5が構成されている。この第2の押圧保持手段
5の押圧力P2は、第1の押圧保持手段6の押圧力P1
に対して、P2>P1の関係となっている。
【0024】なお、他の構成に関しては、従来技術の構
成と略同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0025】次に、このように構成された基板搬送供給
装置の動作について説明する。先ず、図示を省略した搬
送手段により上記ラック2がコンベア8上に送り込まれ
ると、ラック2はコンベア8の駆動に従って枠4内に搬
送されて枠4内の上記所定位置に停止される。次いで、
第1の押圧保持手段6を構成するシリンダ6a,6bの
シリンダヘッドが突出されて押圧板9a,9bが下方に
突出し、ラック2を上方から下方に押圧する。これによ
りラック2は、コンベア8a,8bの各上面(上下方向
のラック基準面)8aa,8bbに密着保持され、上下
方向に歪みがあっても当該歪みが矯正される。
【0026】その後、第2の押圧保持手段5を構成する
シリンダ5a,5bのシリンダヘッドが突出されて押圧
板10a,10bがラック2側に突出し、ラック2を横
方向に押圧する。これによりラック2は、横方向のラッ
ク基準面7aa〜7ddに密着保持され、横方向に歪み
があっても当該歪みが矯正される。この時、押圧力は、
P2>P1であり、また押圧板9a,9bにはゴム10
cが設けられていないため滑りやすく、これによりラッ
ク2は第2の押圧保持手段5の作用力を受けたまま、横
方向の歪みが矯正される。
【0027】そして、以降は、ラック2に対する基板1
の収納またはラック2からの基板1の供給ごとに、ラッ
ク2が上記エレベータ3により所定の収納位置または供
給位置に上昇または下降され、ラック2に対する基板1
の自動収納やラック2からの基板1の自動供給がなされ
ることになる。
【0028】このように、本実施形態においては、ラッ
ク2に上下方向、横方向の歪みがあったとしても、第1
の押圧保持手段6によりラック2の上下方向の歪みを矯
正すると共に、第2の押圧保持手段5によりラック2の
横方向の歪みを矯正するようにしているため、ラック2
の歪みを完全に矯正できて、基板1の搬送供給側に対す
る位置ずれの発生を阻止でき、もってラック2からの基
板1の自動供給やラック2に対する基板1の自動収納を
円滑に行うことができるようになっている。
【0029】また、本実施形態においては、押圧板10
a,10bが、ラック2の側面を3点で押圧し押圧力を
分散するようにしているため、ラック2が、例えばアル
ミ等の変形しやすい材質より構成されていても、当該変
形を防止できる。因に、ラック2の側面を中央の一点
(図示上下方向真ん中)で押圧するようにすると、ラッ
ク2が上述のようなアルミ等の変形しやすい材質より構
成されている場合には、変形の畏れがある。
【0030】なお、ラック2に対する押圧力を最適な押
圧力にすべくその押圧力を変更する場合には、シリンダ
5a,5b,6a,6bの流体圧力を最適な圧力に変更
する圧力調節弁等の調節手段を設けるか、当該シリンダ
5a,5b,6a,6bを最適な押圧力を有するシリン
ダに代えれば良い。従って、その対応は容易となってい
る。
【0031】図3は本発明の他の実施形態における基板
搬送供給装置の要部を表した正面図である。この実施形
態が先の実施形態と違う点は、基準板7a〜7dに代え
て、上述した第2の押圧保持手段5と同様な構成のシリ
ンダ5aと押圧板10aとゴム10c、シリンダ5bと
押圧板10bとゴム10cを、枠4を構成する側板33
側に該第2の押圧保持手段5に対向するように設けた点
である。
【0032】ここで、枠4を構成する側板33側を横方
向のラック基準とする場合には、図示右側のシリンダ5
a,5bにより押圧板10a,10bを所定の基準位置
に移動して停止固定し、該押圧板10a,10bのラッ
ク2側の面を横方向のラック基準面として、図示左側の
シリンダ5a,5bにより押圧板10a,10bを図示
右側に向って突出させてラック2を押圧保持すれば良
く、一方枠4を構成する側板34側を横方向のラック基
準とする場合には、図示左側のシリンダ5a,5bによ
り押圧板10a,10bを所定の基準位置に移動して停
止固定し、該押圧板10a,10bのラック2側の面を
横方向のラック基準面として、図示右側のシリンダ5
a,5bにより押圧板10a,10bを図示左側に向っ
て突出させてラック2を押圧保持すれば良い。
【0033】このように構成しても先の実施形態と同様
な効果を得ることができるというのはいうまでもなく、
加えて、横方向のラック基準位置を図示左右方向で入れ
替える場合において、装置を大幅変更することなく(部
品交換等することなく)、即座に対応できるようになっ
ている。
【0034】図4は本発明のさらに他の実施形態におけ
る基板搬送供給装置の要部を表した正面図である。この
実施形態が先の実施形態と違う点は、第1の押圧保持手
段6に代えて、搬送方向(紙面に垂直な方向)に回転自
在に支持されラック2の横方向且つ搬送方向中心部を押
圧するローラ62を圧縮ばね61により下方に付勢する
第1の押圧保持手段60を用いると共に、第2の押圧保
持手段5に代えて、搬送方向(紙面に垂直な方向)に回
転自在に支持されラック2の上下方向且つ搬送方向中心
部を押圧するローラ52を圧縮ばね51によりラック2
側に付勢する第2の押圧保持手段50を用いた点であ
る。
【0035】このように構成された基板搬送供給装置で
は、ラック2がコンベア8により枠4内の上記所定位置
に搬送されるにあたって、ローラ52,62が圧縮ばね
51,61によりラック2に当接しながら圧縮ばね5
1,61の付勢方向とは反対方向に後退するため、ラッ
ク2の該所定位置への搬送が円滑になされる。この時、
ラック2は、第1の押圧保持手段60の圧縮ばね61に
より、コンベア8a,8bの各上面(上下方向のラック
基準面)8aa,8bbに押圧保持されると共に、第2
の押圧保持手段50の圧縮ばね51により、枠4を構成
する側板33の内面に設けられている基準板47aの横
方向基準面47aa及び基準板47bの横方向基準面4
7bbに押圧保持される。
【0036】すなわち、本実施形態においても、図1及
び図2で説明した実施形態と略同様な効果を得ることが
できる。なお、ラック2を、上述したようなアルミ等の
変形しやすい材質より構成すると、上記ローラ52,6
2によるラック面の中央押圧によって該ラック2が変形
する畏れがあるため、この実施形態では、ラック2は、
アルミ等より堅い材質にて構成されている。
【0037】因に、上記圧縮ばね51,61に代えて板
ばねを用いることも可能である。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、ラック2の自重の関係
からより好ましい実施形態として、第1の押圧保持手段
を上方に設け、上下方向のラック基準面を下方に設け
て、該ラック2を第1の押圧保持手段により下方に押圧
して上下方向の歪みを矯正するようにしているが、第1
の押圧保持手段を下方に設け、上下方向のラック基準面
を上方に設けて、該ラック2を第1の押圧保持手段によ
り上方に押圧して上下方向の歪みを矯正することも可能
である。
【0039】また、第2の押圧保持手段5を先に作動し
てから第1の押圧保持手段6を作動するようにしても良
く、この場合には、ゴム10cを第1の押圧保持手段6
の押圧板側に設けると共に、押圧力をP1>P2に設定
することになる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の板状部材搬
送供給装置は、ラックの上、下面の何れか一方の面を第
1の押圧保持手段にて押圧することにより、枠内の上、
下面の何れか一方面側に設けたラック基準面に対して前
記ラックを押圧保持してラックの上下方向の歪みを矯正
すると共に、ラックの一側面を第2の押圧保持手段にて
押圧することにより、枠内の一側面側に設けたラック基
準面に対して前記ラックを押圧保持してラックの横方向
の歪みを矯正するように構成したものであるから、ラッ
クの歪みを完全に矯正でき、ラックに対する板状部材の
自動収納またはラックからの板状部材の自動供給を円滑
に行うことが可能となる。
【0041】この時、特に請求項4の板状部材搬送供給
装置は、高摩擦部材が設けられている方の押圧保持手段
の押圧力を、高摩擦部材が設けられていない方の押圧保
持手段の押圧力に対して大きくし、高摩擦部材が設けら
れていない方の押圧保持手段によりラックを押圧して一
方の押圧方向の歪みを矯正すると共に、高摩擦部材が設
けられている方の押圧保持手段によりラックを強く押圧
して、上記高摩擦部材が設けられていない方の押圧保持
手段によりラックを滑りつつ押圧して他方の押圧方向の
歪みを矯正するように構成したものであるから、ラック
の歪みを完全に矯正でき、ラックに対する板状部材の自
動収納またはラックからの板状部材の自動供給を円滑に
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における板状部材搬送供給
装置を表した正面図である。
【図2】図1に示した板状部材搬送供給装置の要部を表
した平面図である。
【図3】本発明の他の実施形態における板状部材搬送供
給装置の要部を表した正面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態における板状部材
搬送供給装置の要部を表した正面図である。
【図5】従来技術における板状部材搬送供給装置を表し
た正面図である。
【図6】従来技術におけるラックの歪み状態を表した各
説明図である。
【符号の説明】
1 板状部材 2,42 ラック 2a ラックの上板 2b ラックの下板 2c,2d ラックの支柱 3 エレベータ 4 枠 5,50 第2の押圧保持手段 6,60 第1の押圧保持手段 7aa,7bb,7cc,7dd,8aa,8bb,4
7aa,47bb ラック基準面 9a,9b,10a,10b 押圧板(当接面を有する
部材) 10c 高摩擦部材 31 枠の上板 33,34 枠の側板 52,62 ローラ(当接面を有する部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状部材を収納可能なラックと、
    このラックを収容可能な枠と、この枠を昇降可能とした
    エレベータと、を備え、前記ラックに対する板状部材の
    自動収納または前記ラックからの板状部材の自動供給ご
    とに、前記ラックを収容した枠を前記エレベータにより
    所定の位置に昇降させて、前記板状部材の自動収納また
    は自動供給を可能とした板状部材搬送供給装置であっ
    て、 前記枠内に形成されたラック基準面に対して、前記ラッ
    クを押圧して該ラックの歪みを矯正するように保持する
    押圧保持手段を具備した板状部材搬送供給装置におい
    て、 前記ラック基準面は、枠内の上、下面の何れか一方面側
    及び一側面側に形成されてなり、 前記押圧保持手段は、 前記ラックの上、下面の何れか一方の面を押圧すること
    により、前記枠内の上、下面の何れか一方面側に設けら
    れたラック基準面に対して前記ラックを押圧保持する第
    1の押圧保持手段と、 前記ラックの一側面を押圧することにより、前記枠内の
    一側面側に設けられたラック基準面に対して前記ラック
    を押圧保持する第2の押圧保持手段と、 からなることを特徴とする板状部材搬送供給装置。
  2. 【請求項2】 第2の押圧保持手段は、ラックの一側面
    における上部及び下部を除いた中間面を押圧することを
    特徴とする請求項1記載の板状部材搬送供給装置。
  3. 【請求項3】 第1または第2の押圧保持手段の一方
    の、ラックとの当接面に、高摩擦部材を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の板状部材搬送供給装置。
  4. 【請求項4】 高摩擦部材を設けた当接面を有する一方
    の押圧保持手段の押圧力を、他方の押圧保持手段の押圧
    力に対して大きくしたことを特徴とする請求項3記載の
    板状部材搬送供給装置。
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