JPH1086965A - 容器キャップ - Google Patents

容器キャップ

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Publication number
JPH1086965A
JPH1086965A JP8244358A JP24435896A JPH1086965A JP H1086965 A JPH1086965 A JP H1086965A JP 8244358 A JP8244358 A JP 8244358A JP 24435896 A JP24435896 A JP 24435896A JP H1086965 A JPH1086965 A JP H1086965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner tube
tube part
container
empty space
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP8244358A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Fukumoto
良治 福元
Akira Takeda
明 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP8244358A priority Critical patent/JPH1086965A/ja
Publication of JPH1086965A publication Critical patent/JPH1086965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のキャップにおいては、比較的高温、例
えば70℃以上の内容物を充填して打栓した揚合に、内
筒部11が内側へ永久変形を起こし、内筒部外面111
と容器口部内面側21との圧着によるシール性が保たれ
ないという不具合があった。 【解決手段】 栓体1下部に内筒部11と外筒部12と
を頂壁13で連結して容器口部2に嵌合する溝14を形
成してあり、前記内筒部11外面111と前記容器口部
2内面21との圧着によりシール性をもたせる合成樹脂
製の容器キャップにおいて、前記内筒部11内側に保護
材3を挿入して内筒部内面112を覆ったことを特徴と
する容器キャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の液体を充填
した容器に使用した揚合においても、内筒部の熱による
内側方向への倒れがなく、シール性を保持することが可
能である合成樹脂製の容器キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に断面正面図で示したよう
な、栓体1と外蓋5の2つの部分からなり、栓体1上部
には裂取部161を破断することにより開口する注ぎ口
板16を備えた注ぎ筒17を設けてあり、栓体1下部に
は内筒部11と外筒部12とを、頂壁13で連結して容
器口部2に嵌合する溝14を形成してあり、この溝14
を容器口部2に打栓して、内筒部外面111と容器口部
内面側21との圧着によりシール性をもたせる合成樹脂
製の容器キャップがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のキ
ャップにおいては、比較的高温、例えば70℃以上の内
容物を充填して打栓した揚合に、内筒部11が内側へ永
久変形を起こし、内筒部外面111と容器口部内面側2
1との圧着によるシール性が保たれないという不具合が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決し、高温充填を行なう容器に使用した揚合において
も内筒部の変形がなく、シール性を保持することが可能
である合成樹脂製の容器キャップを提供するものであ
る。
【0005】以下添付図面に基づいて説明する。図1は
本発明の合成樹脂製キャップの一例を示す正面断面図、
図2,3はそれぞれ本発明の合成樹脂製キャップの他の
例を示す正面断面図である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、図1〜3に示す様に、
栓体1下部に内筒部11と外筒部12とを頂壁13で連
結して容器口部2に嵌合する溝14を形成してあり、前
記内筒部11外面111と前記容器口部2内面21との
圧着によりシール性をもたせる合成樹脂製の容器キャッ
プにおいて、前記内筒部11内側に保護材3を挿入して
内筒部内面112を覆ったことを特徴とする容器キャッ
プである。
【0007】保護材3を内筒部11内側に挿入し内筒部
内面112を覆ってあるため、高温の内容物が直接、内
筒部11に接触することがなく、内筒部11へ熱が伝わ
りにくいので、高温の液体を充填した容器へ打栓し、使
用した揚合においても内筒部11が内側方向へ熱変形す
ることがなくシール性を保持することができるととも
に、栓体1とは別体のものとすることにより、栓体1は
従来と同様に射出成形したものを用いて、その内筒部1
1内側に、この保護材3を挿入して打栓するだけで効果
が発揮される。
【0008】栓体1としては、ポリオレフィン系樹脂を
射出成形したものが通常用いられ、容器口部2との密着
性を高めるため、低密度ポリエチレンもしくはリニア低
密度ポリエチレンなどの柔軟性のある材料で成形される
ことが好ましい。
【0009】保護材3は図1,2に示すように、内筒部
11よりも小径の円筒形状のものを内筒部11内側に挿
入し、内筒部内面112との間に空隙4を形成するよう
に覆っても、また図3に示すように、それ自体に気泡を
含む、発泡体としてもよく、また、図示しないが、軸方
向ないし周囲方向に凹凸を形成した円筒状のものでもよ
い。
【0010】保護材3の材質としては熱変形を防止する
点から、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、リニア
低密度ポリエチレンなどの、栓体1より耐熱性に優れた
素材により成形されたものが好ましい。
【0011】図1〜3の例では、いずれも、栓体1上部
には外蓋5をねじ込むための雄ねじ15を形成してあ
り、外蓋5の内面の雌ねじ51をねじ込んだ状態で、容
器口部2に打栓するものであり、また、いずれも、栓体
1上部に裂取部161を破断することにより開口する注
ぎ口板16を備えた注ぎ筒17を設けてあり、開封時に
は、注ぎ口板16上面に取り付けた摘み片162を引っ
張って裂取部161を破断することにより注ぎ口を開口
して注ぎ筒17から内容物を注ぎだすことができる。
【0012】本発明の合成樹脂製キャップは、内筒部1
1内側に保護材3を挿入して、栓体1と保護材3を一体
とした状態で、容器口部2に載せ、上方から押圧するこ
とにより容器口部2に打栓が完了するものである。
【0013】図1に示した例では、保護材3の下端に形
成した外方にひろがる下短壁31によって内筒部内面1
12の下端で接触させ、保護材3の上端には外方にひろ
がる上短壁32を介して上縦壁33を形成し、該上縦壁
33を、内筒部立ち上げ部113と注ぎ筒17下部との
間に挿入したことにより、内筒部内面112との接触面
積を大きくし、保護材3をより確実に栓体1へ固定する
ことができ、また高温の液体との接触により保護材3が
膨脹し、その上下端が内筒部内面112に押し付けられ
密着度が向上するので好ましい。
【0014】また、図2に示した例では、保護材3の下
端に形成した外方にひろがる下短壁31によって内筒部
内面112の下端で接触させ、保護材3の上端には内方
に広がる内短壁34の上面を、注ぎ筒17底壁の下縁面
付近で接触するような形伏にすると、保護材3の上端が
内筒部内面112に接触せず、その柔軟性を妨げないの
で、打栓時の嵌合性が良好になる。
【0015】図1,2に示した例では、内筒部内面11
2側に保護材3を挿入して空隙4を設けてあるため、高
温の内容物が直接、内筒部11に接触することがなく、
空隙4によって内筒部11へ熱が伝わりにくいので、高
温の液体を充填した容器へ打栓し、使用した揚合におい
ても内筒部11が内側方向へ熱変形することがなくシー
ル性を保持する効果が高い。
【0016】さらに図1,2に示した例において、前記
保護材3の上下端の、内筒部内面112および注ぎ筒1
7底壁の下縁面付近との接触を気密になるように密着さ
せておけば、空隙4に高温の液体が入り込まず、空隙4
中の空気の断熱効果により、さらに内筒部11へ熱が伝
わりにくいので好ましい。
【0017】また、図3に示した例では、保護材3は発
泡ポリエチレンなどの発泡体からなり、それ自体断熱性
を有するので、内筒部内面112を覆うだけで内筒部へ
熱が伝わりにくいので、あまり精密に加工する必要がな
いという効果がある。
【0018】図示しないが、外蓋としては、栓体上縁か
らヒンジを介して外蓋を接続したものでもよく、また、
外蓋のないものでもよく、そして注ぎ口を開封する方式
としては、引っ張るのではなく、押し開けるタイプのも
のでもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、栓体下部に内筒部と外筒部と
を頂壁で連結して容器口部に嵌合する溝を形成してあ
り、前記内筒部外面と前記容器口部内面側との圧着によ
りシール性をもたせる合成樹脂製の容器キャップにおい
て、前記内筒部内側に保護材を挿入して内筒部内面を覆
ったことを特徴とする容器キャップであるので、高温の
内容物が直接、内筒部に接触することがなく、内筒部へ
熱が伝わりにくいので、高温の液体を充填した容器へ打
栓し、使用した揚合においても内筒部が内側方向へ熱変
形することがなくシール性を保持することができるとと
もに、栓体とは別体のものとすることにより、栓体は従
来と同様に射出成形したものを用いて、その内筒部内側
に挿入して打栓するだけでよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂製キャップの一例を示す断面
【図2】本発明の合成樹脂製キャップの他の例を示す断
面図
【図3】本発明の合成樹脂製キャップの他の例を示す断
面図
【符号の説明】
1 栓体 11 内筒部 111内筒部外面 112内筒部内面 13 頂壁 14 溝 2 容器口部 21 容器口部内面 3 保護材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栓体下部に内筒部と外筒部とを頂壁で連
    結して容器口部に嵌合する溝を形成してあり、前記内筒
    部外面と前記容器口部内面側との圧着によりシール性を
    もたせる合成樹脂製の容器キャップにおいて、前記内筒
    部内側に保護材を挿入して内筒部内面を覆ったことを特
    徴とする容器キャップ。
JP8244358A 1996-09-17 1996-09-17 容器キャップ Pending JPH1086965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244358A JPH1086965A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 容器キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244358A JPH1086965A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 容器キャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1086965A true JPH1086965A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17117516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8244358A Pending JPH1086965A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 容器キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1086965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274977A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出栓

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274977A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出栓

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206