JPH108647A - 棟瓦固定具 - Google Patents

棟瓦固定具

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JPH108647A
JPH108647A JP22931496A JP22931496A JPH108647A JP H108647 A JPH108647 A JP H108647A JP 22931496 A JP22931496 A JP 22931496A JP 22931496 A JP22931496 A JP 22931496A JP H108647 A JPH108647 A JP H108647A
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JP
Japan
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ridge
tile
roof
fixing device
roof tile
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Application number
JP22931496A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Okamura
芳実 岡村
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FUJI YOGYO KIZAI KK
Original Assignee
FUJI YOGYO KIZAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モルタルや棟土を使用することなく棟瓦を固
定し、又は棟熨斗瓦を積載でき、耐水、耐震、耐風、耐
衝撃機能の優れた棟瓦固定具を提供する。 【解決手段】 板状弾性部材(10)とシール部材(1
4)からなり、板状弾性部材が底面部(11)と、側面
部(12)と、肩部(13)とを具える固定具であっ
て、この固定具を屋根の頂部に設置して棟瓦(103)
を固定すると共に、肩部の裏側にシール部材を設けて桟
瓦(102)を押圧する。棟土等を使用することなく棟
瓦を固定することができるため、施工が容易になる。
又、シール部材を2重構造とし、下側に軟質のシール材
(14b)を用いることによって、棟瓦と桟瓦との間を
密封して水分の侵入を確実に防ぐと共に、耐震性の強化
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棟瓦固定具に関す
るものであり、特に、屋根の頂部の両側に設けられてい
る棟熨斗瓦と呼ばれる棟瓦や、屋根の最頂部に設けられ
ている棟瓦を固定する棟瓦固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、棟瓦を葺設する際には、図11に
示すように野地板100(屋根基材)の頂部に棟金具と
呼ばれる棟桟木固定具101を固定して、この棟金具1
01の上端部に棟桟木105を取り付け、この棟桟木1
05に棟瓦103を釘等で固定して、野地板100と棟
瓦103の隙間にモルタルや棟土104を盛って棟瓦1
03を固定するようにしている。又、他の例では、図1
2に示すように、図11に示す構成に加えて、棟瓦10
3の両端部の裏面にシール部材114を配置して、桟瓦
102と棟瓦103との間の隙間から雨水が侵入するの
を防ぐようにしている。この工法においても桟瓦102
と棟瓦103との間にモルタルや棟土104を盛って棟
瓦103を固定するようにしている。
【0003】図13は、棟の両側に対の棟熨斗瓦108
−109を複数段載積する場合の従来の施工法を示す図
である。この施工法では、棟の両端に配置される一対の
棟熨斗瓦108−109に予め孔108a,109aを
設けておき、これらの孔に銅線110を通した後に両端
を撚り合わせて緊結し、この緊結した一対の棟熨斗瓦を
二重、三重に積み重ねて、更に、丸瓦と呼ばれる棟瓦1
03を搭載する。棟瓦103を棟桟木105にねじや釘
等で固定すると共に、瓦間にはモルタルや棟土104を
盛って瓦同士を固定する。
【0004】
【発明が解決すべき課題】尚、このように棟瓦や棟熨斗
瓦を重ねて載置する際には、図11に示すように、上下
に設置する瓦同志が接することなく、好適には5mm程
度の隙間が生じるように調節して棟載することが好まし
い。これは、上下に配置されている瓦間の隙間に毛細現
象によって雨水が侵入してしまうのを防ぐためである。
【0005】しかしながら、上述した従来のいずれの施
工法においても、瓦間に約5mmの隙間を設けて固定す
るには、その施工作業に相当の熟練を要する。又、従来
の施工法ではモルタルや棟土104を瓦間に隙間無く詰
めて固定するため、屋根全体の重量が重くなり、従って
家屋全体の耐久性に不安が残る。又、モルタルや棟土1
04は耐水能力や耐久能力に欠けるため、施工後長期間
が経過すると吸湿や地震等によりモルタルや棟土104
部分がもろくなり、地震等の際に棟載が崩壊する危険が
ある。更にモルタルや棟土104は、瓦の間に盛った後
に乾燥させる必要があるため棟載施工が長期間に渡って
しまう。このように従来のモルタルや棟土を使う施工法
には、耐水性や耐久性、耐震性、又作業能率の点で改善
が要望されていた。
【0006】図12に示す従来の施工法では、棟瓦10
3と桟瓦102との間にシール部材114が設けられて
いるため棟部分の防水面では改善されてはいるものの、
シール部材3と桟瓦22とを確実に固定することができ
ない。即ち、施工後長期間経過するとシール部材114
が変形し桟瓦102との間に隙間が生じ、棟部分に水分
が侵入してしまうという問題がある。更に、図13に示
すように、棟熨斗瓦を多段に載積する場合、従来の施工
法では棟熨斗瓦108,109間を銅線で緊結する作業
に熟練を要する為、作業能率が悪く、その耐久性にも不
安が残るものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願第1発明にかかる棟瓦固定具は、板状弾性部材
と帯状のシール部材とを具え、屋根の頂部に棟瓦を固定
する固定具であって、前記板状弾性部材が底部と、前記
底部の両端から上方向に延在する側面部と、前記側面部
の上端から外側に向けて延在する対の肩部とを具えると
共に、前記シール部材を前記肩部の自由端に配置したこ
とを特徴とする。
【0008】本願第1発明にかかる固定具は、底面部を
野地板の頂部にまたがるようにして屋根の棟方向に延在
させ、肩部で棟瓦を支持するように構成されている。棟
瓦固定具1は板状弾性部材でできており、その肩部で棟
瓦や棟熨斗瓦を支持するため、モルタルや棟土を使用す
ることなく棟部分を固定できる。モルタルや棟土を使用
しなくてすむため、屋根全体の重量を軽減することがで
き、家屋の耐久性が向上する。又、面によって瓦を固定
するため、従来の針金等を用いた固定方法に比して地震
等の際に棟部分が崩壊しにくくなる。更に、本発明の固
定具は棟方向に延在する板状弾性部材からなり、複数の
棟瓦を同時に固定することができるので瓦の積載を容易
に行うことができる。
【0009】又、本願第1発明の固定具は肩部の両側に
シール部材を具えており、このシール部材を介して桟瓦
を押圧している為、桟瓦の曲線にならってシール部材が
変形して桟瓦と密着する。従って、棟瓦と桟瓦との隙間
からの雨水等の侵入を施工後長期間に渡って防止でき
る。更に、緩衝材としてシール部材を用いることによっ
て、地震等による衝撃を吸収して棟載崩壊を防ぐことが
できる。
【0010】更に、本発明に係る固定具は、側面部を二
重構造とすることが望ましい。側面部を二重構造にして
強化することによって、側面部が瓦の重量で左右に開い
て固定具が変形することを防ぐことができ、長期間に渡
って好適に瓦を固定することができる。
【0011】更に、肩部の両端にガイド部を形成し、こ
のガイド部にシール部材を保持することが好ましい。ガ
イド部を形成することによって、シール部材を容易に取
り付けることができると共に、シール部材を確実に位置
決めすることができる。又、固定具の設置後、シール部
材の位置が安定するため、長期間に渡って確実に棟部分
に雨水が侵入すること防ぐことができる。又、ガイド部
の高さを棟瓦の端部の高さより高くすることによって、
棟瓦の最下端と桟瓦の表面との間に適当な隙間が生じる
ように棟瓦と桟瓦とを容易に位置決めすることができ
る。
【0012】肩部は側面部の上端から両側に屋根の流れ
方向に沿って延在している為、シール部材を固着する面
は必ずしも水平ではない。従って、ガイド部内に水平面
を設けることが好ましい。水平面を設けることによっ
て、シール部材を鉛直方向に設置することができるた
め、シール部材を長期に渡って好適に桟瓦方向に押圧す
ることができ、防水性の向上を図ることができる。
【0013】更に、シール部材は多層構造にすることが
望ましい。シール部材の上部に比較的硬質の弾性部材を
用いることによって、固定具を安定して設置できると共
に、下部に比較的軟質の弾性部材を用いることによっ
て、シール部材の形状が桟瓦の表面の曲線にならわせる
ことができる。従って、シール部材と桟瓦とを密着させ
て、雨水の侵入を確実に防止することができる。
【0014】更に、ガイド部が肩部先端から下方に延在
する2枚の板状部材を具え、これらの部材のうち外側に
設けた板状部材の高さが内側に設けた板状部材の高さよ
り低く形成することが望ましい。このようにガイド部の
外側部材の高さを内側部材の高さより低く形成すること
によって、固定具を屋根の頂部に設置した後に外側部材
と桟瓦との間に隙間が生じるため、この隙間からシール
材を容易に取り替えることができる。従って、シール部
材が劣化したときに容易にこれを交換できるので、施工
後長期間経てもシール部材の品質劣化や変形による棟部
分の防水機能の劣化を防ぐことができる。
【0015】又、前記側面部の上端部に段部を設けると
共に、肩部の自由端部を下方に屈曲させ、前記シール部
材の一部を前記肩部の裏面と、前記段部と、前記肩部の
自由端部とで画定される空間内に配置しても良い。この
ように固定具を形成すると、ガイド部を設けなくても、
シール部材を容易に取り付けることができると共に、シ
ール部材を確実に位置決めすることができ、防水性や耐
久性に優れた固定具を提供することができる。又、この
ように形成した固定具は、一枚の板状部材を屈曲させて
形成することができるため、その製造作業が容易になる
と共に製造コストの低下を図ることができる。
【0016】本願第2発明にかかる棟瓦固定具は、板状
弾性部材からなり、脚部と、台座部とを具える棟瓦固定
具であって、前記台座部の表面又は裏面に棟瓦を固定す
る固定部を有すると共に、前記脚部先端に係合部を設
け、屋根基材又は一段下の棟瓦にこの係合部を係合させ
て棟瓦を固定するように構成したことを特徴とする。
【0017】本願第2発明の固定具は2本の脚部を具え
ており、この脚部を棟の両側に配置して、固定具全体を
屋根の頂部に棟方向に延在させる。この固定具を用いる
ことによって、桟瓦の上方に多層に設置する棟熨斗瓦や
棟瓦を容易に固定することが可能となる。すなわち、台
座部に棟瓦を固定する固定部を設けて棟瓦を保持するよ
うにしているため、モルタルや棟土を使用することなく
棟瓦を固定することができ、屋根全体の重量を軽減する
ことができる。更に、対の棟熨斗瓦を互いに銅線で緊結
する作業が不要になると共に、固定具の上に棟熨斗瓦を
載置し、その上に更に固定具を載置することを繰り返す
ことにより、能率良く多重に棟熨斗瓦を載積することが
できる。このように、モルタルや棟土を使用する必要が
なく、銅線を緊結する作業も不要なので簡単な施工で棟
部分を固定することが可能になる。
【0018】又、脚部先端に係合部を設け、屋根基材又
は一段下の棟熨斗瓦に係合部をひっかけて固定具を固定
するようにしているため、施工が容易になると共に、縦
揺れの地震等が起きたときにも棟載崩壊を防止すること
ができる。
【0019】更に、前記固定部が、少なくとも1以上の
凹部又は凸部を具え、棟瓦に予め設けてある凸部又は凹
部と嵌合させて棟瓦を固定することが好ましい。固定具
をこのように形成することによって、容易に瓦を係止さ
せることが可能になると共に、施工後に瓦が抜け落ちる
ことを防ぐことができる。
【0020】本願第3発明にかかる固定具は、屋根の棟
方向に延在する水平面と、この水平面から前記棟方向に
直交する方向に延在する対の肩部と、この両肩部の裏面
に設けたガイド部と、このガイド部内に保持された帯状
のシール部材とを具えることを特徴とする。固定具の中
央水平面を棟桟木の上に固定して、肩部を水平部両端
(棟桟木両端)から屋根の流れ方向へ延在させている
為、肩部と棟瓦裏面との接触面積が大きくなり、より好
適に棟瓦を固定することができる。
【0021】又、この固定具においてもシール部材を多
層構造にすることが望ましい。シール部材の上部に比較
的硬質、下部に比較的軟質の弾性部材を用いることによ
って、固定部を安定して設置できると共に、シール部材
と桟瓦とを密着させて雨水の侵入を確実に防止すること
ができる。
【0022】又、ガイド部が肩部先端から下方に延在す
る2枚の板状部材を具え、これらの部材のうち外側に設
けた板状部材の高さが内側に設けた板状部材の高さより
低く形成することが望ましい。このように外側の部材の
高さを内側の部材の高さより低く形成することによっ
て、固定具を屋根の頂部に設置した際に外側部材と桟瓦
との間に隙間が生じるため、この隙間からシール材を容
易に取り替えることができる。
【0023】尚、本明細書において「棟瓦」の用語は、
屋根の頂部の両側に設けられている棟熨斗瓦と呼ばれる
棟瓦及び屋根の最頂部に設けられている丸瓦や三角瓦と
呼ばれる棟瓦を意味するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】図1(a)は本願第1の発明にか
かる棟瓦固定具1の実施の形態を示す断面図であり、図
1(b)は本発明にかかる固定具1を適用した棟部分の
構造を示す断面図である。図1(a)に示すように、本
発明に係る棟瓦固定具1は、棟方向(紙面に直交する方
向)に延在する板状弾性部材10と帯状のシール部材1
4とを具えている。弾性部材10は、山型の底面部11
と、この底面部11の両端から上方向に延在する対の側
面部12と、側面部12の上端から両側に延在する対の
肩部13とを具える。尚、シール部材14は、比較的硬
質の発泡性樹脂から成る硬質部14aと比較的軟質の発
泡性樹脂から成る軟質部14bとで構成されている。
【0025】図1(b)に示すように、屋根の頂部には
棟金具101が野地板100の頂部に固定されている。
棟金具101は、台座101aと、棟桟木支持ピン10
1bと、棟桟木支持部101cとから構成されている。
本発明にかかる棟瓦固定具1を、底面部11が棟金具1
01の台座101aを覆うようにして載置する。棟桟木
支持ピン101bを棟瓦固定具1の底面部11と棟金具
101の台座101aとに貫通させ、このピン101b
を野地板100に止めつけて固定している。ここで図1
(b)に示すように、固定具1は、その側面部12と肩
部13とで桟瓦102の角部102aを覆う位置に配置
されている。
【0026】更に、棟桟木支持部101cに棟桟木10
5を設置し、更にその上から棟瓦固定具1の肩部13を
覆うようにして棟瓦103を被せ、釘111で棟瓦10
3を棟桟木105に固定している。固定具1の底面部1
1は、その幅方向のほぼ中央において上方に屈曲し、野
地板100の頂部の形状に沿うように山型に構成されて
いる。側面部12は、底面部11の両端から上方向に延
在しており、棟瓦103の裏面近傍で両側に拡開して肩
部13を形成する。肩部13は、側面部12の最上端か
ら両側に屋根の流れ方向に沿って延在する。この肩部1
3の自由端の裏面にはシール部材14が固着されてい
る。肩部13は、棟瓦103を支持すると共に、シール
部材14を下方向に桟瓦102に対して押圧している。
本発明の固定具を用いれば、モルタルや棟土を使用する
ことなく、棟瓦を固定することができるので施工作業が
容易になる。
【0027】図2(a)本実施の形態で用いる桟瓦10
2の断面図である。図2(a)に示すように、桟瓦10
2の表面102aは曲面となっており、その高さはTで
ある。また、図2(b)は、シール部材14の構成を示
す斜視図であり、図2(c)は本発明にかかる固定具1
を適用した棟部分の構成を示す側面図である。図2
(b)に示すようにシール部材14は、硬度の異なる2
種類の発泡樹脂部材14a、14bを合せた構成となっ
ている。硬質部14aと軟質部14bの割合は約1:2
に形成するのが好ましい。硬質部14aの上側面14c
に粘着剤を設けて固定具1の肩部13の裏面に固着す
る。尚、この例ではシール部材14に発泡性樹脂を使用
するようにしたが、上側の硬質部14aには棟瓦103
を支持できる程度の硬度を持つ弾性部材であれば他の材
質でも良く、又、下側の軟質部14bは桟瓦102の形
状にならう程度の柔らかな弾性部材であれば他の材質を
用いるようにしても良い。
【0028】図2(c)に示すように、固定具の肩部に
てシール部材14を押圧することによって、軟質部14
bが桟瓦102の表面102aにならって変形するた
め、雨水の侵入を確実に防止できる。また、硬質部14
aが桟瓦102の最上部102bに接触して止まるた
め、棟瓦103の側部を桟瓦102に直接接触させるこ
となく棟瓦103を載置することができ、棟瓦103と
桟瓦102との隙間に毛細現象によって棟の内部に水分
が侵入することを防ぐことができる。又、シール部材1
4の衝撃吸収作用により、地震等による振動や衝撃を十
分に吸収することができる。
【0029】図3は、本願第1発明にかかる棟瓦固定具
の第2の実施の形態を示す断面図である。尚、以下の説
明において図1に示す構成要素と同じ要素については同
じ符号を付して、その説明は省略する。本実施の形態に
おいては、側面部12が、2枚の面12a、12bによ
って2重に構成されている。このような構成にすること
によって、棟瓦103の重量を受けても側面部12が左
右に開いて固定具が変形することがなく、長期間に渡っ
て好適に棟瓦103を支持することができる。又、同時
に適度な力でシール部材14を桟瓦102方向に押圧す
ることができる。
【0030】図4(a)は、本願第1発明にかかる棟瓦
固定具の第3の実施の形態を示す断面図である。第3の
実施形態では、固定具3の肩部13の裏面に、断面がコ
の字型のガイド部31が設けられ、シール部材14を保
持している。図4(a)に示すように、ガイド部31
は、肩部13の自由端の裏面にほぼ鉛直方向に延在して
おり、肩部13の裏面の一部と、外側に設けた板状部材
31aと、内側に設けた板状部材32bとで構成されて
いる。このようにガイド部31を設けることによって、
シール部材14を容易に配設することができると共に、
シール部材がよじれたり剥がれたりすることがなく、安
定した状態で桟瓦102に押圧することができるため、
防水性、耐久性及び耐震性がより向上する。
【0031】この場合、ガイド部の外側の板状部材31
aの高さが内側の板状部材31bの高さより低く形成さ
れている。このような構成にすると、固定具3を用いて
棟部分を施工した際に外側の板状部材31aと桟瓦10
2との間に隙間が設けられるため、この隙間からシール
部材を容易に出し入れすることが可能になる。従って、
施工後にシール部材の品質が劣化したり、変形したりし
たときにシール部材14を取り替えて、固定具3のシー
リング性能を常に良好に保つことができる。尚、本実施
形態では、ガイド部31を2枚の板状部材で構成するよ
うにしたが、どちらか一方の板状部材31a又は31b
だけでもシール部材14を保持することは可能である。
【0032】図4(b)は、本願第1発明にかかる棟瓦
固定具の変形例の構成を示す断面図である。本願第1発
明にかかる棟瓦固定具の肩部13はいずれも屋根の流れ
方向に沿って延在しており、この勾配に沿って棟瓦10
3を固定するように構成されている。シール部材14は
長方形に形成されており、この勾配が設けられた肩部1
3の裏面に固着されるので、そのままではシール部材1
4の鉛直方向に延在しない。従って、ガイド部31内の
シール部材14の固着部分に水平面31cを設けること
が好ましい。水平面31cを設けることによって、シー
ル部材14を鉛直方向に押圧することができ、棟部分に
雨水が侵入することをより確実に防止できる。尚、水平
面31cを設けることなく、図4(a)に示すように、
シール部材14の上面14cを斜めに形成して、肩部1
3の裏面に固着したときにシール部材14が鉛直方向に
延在するように構成しても良い。
【0033】図5は、本願第1発明の第4の実施の形態
を示す斜視図である。本実施形態では、図5に示すよう
に、固定具4の底面部41と、側面部42、肩部43に
それぞれ複数の換気孔44を設けている。このように固
定具4に換気孔44を設けることによって、屋根基材や
桟瓦102側から放出された湿気を棟部分外に逃がすこ
とができる。従って、棟部分の換気が十分になされ、棟
部分の湿気を適度に安定させ、屋根基材の腐食を防止す
ることができる。
【0034】図6は本願第1発明にかかる固定具の平面
図である。本発明の固定具を、棟全体にまたがらせ屋根
基材に固定し、その上に棟瓦を載置することによって、
モルタルや棟土を盛るといった作業が不要になるので施
工が簡単になり、作業能率も向上する。又、シール部材
14が桟瓦102の表面の曲線102aにならって変形
するので、適用する桟瓦102の形状のいかんに関わら
ず雨水等の侵入を防止することができる。
【0035】尚、図1〜図6に示す本願第1発明の固定
具において、側面部12の高さHは、この棟瓦固定具で
固定する桟瓦の形状に応じて決定する。例えば、和瓦あ
るいはS字瓦と呼ばれる表面のうねりの上下幅が広い桟
瓦を葺設した屋根に適用する場合は、高さHはこの形状
に応じて高く設定し、平板瓦と呼ばれるほぼ平坦な瓦に
適用する場合には、低く設定すると好適である。
【0036】本願第1発明にかかる固定具の板状弾性部
材10の材質には、スチール、アルミ、ブリキ、合金、
又は硬質のプラスチック等を好適に用いることができ、
シール部材14には発泡樹脂材を用いることが好まし
い。又、上述した本発明に係る棟瓦固定具の全長、底面
部11の幅、肩部13の幅及び角度、ガイド部31の長
さ、シール部材14の構成及び幅等は、実際の施工条件
及び生産条件を勘案して定めるものとする。特に、上述
したように、側面部12の高さH、肩部13の角度、シ
ール部材14の高さ等は、施工に適用する桟瓦102及
び棟瓦103の形状に応じて定めるものとする。
【0037】次に、図7は本願第2発明にかかる棟熨斗
瓦固定具5a,5b,6の実施の形態を示す断面図であ
り、図8は本発明にかかるこれらの固定具と、本願第1
発明にかかる固定具3を用いて棟瓦や棟熨斗瓦を積載し
た棟部分の構造を示す断面図である。図8に示すよう
に、固定具5aは最下段の棟熨斗瓦を固定するのに用い
られ、固定具5bは中間層の棟熨斗瓦の固定に、又、固
定具6は丸瓦と呼ばれる棟瓦と固定するのに用いられ
る。
【0038】図7に示すように、最下段の棟熨斗瓦を固
定する棟瓦固定具5aは、板状弾性部材から成り、対の
脚部51と、脚部51と一体的に構成され棟方向に延在
する台座部52とを有する。台座部52には、中心から
外側に向けて屋根の流れ方向に沿って勾配が設けられて
おり、中心付近の厚さが一番厚く、外側に行くにつれて
薄くなるように構成されている。台座部52の上面に
は、片側2本ずつ、合計4本の嵌合溝53a〜53dが
設けられており、図8に示すように棟熨斗瓦106及び
107に予め設けられた凸部106a,106b、10
7a,107bと勘合して、棟熨斗瓦106を固定して
いる。脚部51は、その下端を外側に向けて鋭角に屈曲
させて係合部54を設け、固定具3と係止させるように
している。中間層の棟熨斗瓦を固定する固定具5bは、
脚部51bの高さが固定具5aの脚部51より低い点を
除いて他の構成は固定具5aと同様である。
【0039】最上段の丸瓦を固定する固定具6は、台座
部62の表面に上方向に延在する支持部63a及び63
bを具え、丸瓦113に予め設けられた嵌合部113a
にこの支持部63a,63bを嵌め込んで丸瓦113を
固定するように構成されている。これらの固定具5a,
5b,6は、図8に示すように、本願第1発明にかかる
固定具3の上に順次載置して使用する。尚、固定具3の
側面部12aに段部33を設け、固定具5aの脚部51
の係合部54と係合させる。
【0040】図8に示すように、本願第1発明かかる棟
瓦固定具3を棟金具101の台座101aを介して野地
板100の上に載せ、本願第2発明にかかる棟瓦固定具
5aの脚部51を固定具3の対の側面部間12−12’
に挿入する。このとき、固定具5aの脚部51の係合部
54が、固定具3の内側の側面部12に設けてある段部
33によって係止する。次に、固定具5aの台座部52
の上面に設けられている嵌合溝53a,53bに、棟熨
斗瓦106の裏面に棟方向に延在するように予め設けて
ある2本の凸部106a,106bをそれぞれ嵌合さ
せ、同様に固定具5の固定部53c,53dに、棟熨斗
瓦107の凸部107a,107bをそれぞれ嵌合させ
て、棟熨斗瓦106,107を固定する。
【0041】更に、この上から固定具5bの脚部51b
を、対の棟熨斗瓦106−107間に挿入する。ここ
で、固定具5aによって固定されている対の棟熨斗瓦1
06,107の裏面内側に、固定具5bの脚部51b,
51b’の先端に設けられている係合部が引っかかり、
固定具5bが対の棟熨斗瓦106,107に固定され
る。このようにして、順次棟熨斗瓦を重ねて積んでい
き、最後に固定具6を用いて丸瓦113を固定する。固
定具6の表面には2本の支持部63a,63bが設けら
れており、丸瓦113の裏面に予め設けられている嵌合
溝113aに嵌め込んで丸瓦113を支持する。丸瓦1
13は上から釘111で棟桟木105に固定する。
【0042】通常、屋根の頂部に積載する対の棟熨斗瓦
間の間隔は、上段にいくにつれ狭くなるように構成され
ている。図8において、固定具5a〜5dの構成はほぼ
同じであるが、それぞれの固定具の対の脚部の間隔や台
座部の幅等が、固定具5a,5b,5c,5dの順番で
狭くなるように構成されており、固定する対の棟熨斗瓦
間を上段にいくにつれて狭くするようにしている。
【0043】又、固定具5a〜5dの上に載置する棟熨
斗瓦106,107の裏面に設ける凸部106a,10
7a及び106b,107bと、固定具5a〜5dの嵌
合溝53a〜dをテーパ形状にすると、棟熨斗瓦の凸部
を固定具5a〜5dの凹部に確実に嵌合させることがで
きるため、地震等で衝撃を受けても固定具と棟熨斗瓦1
06,107とが外れることなく、棟載崩壊を防止する
ことができる。
【0044】図9は、本願第2発明にかかる棟瓦固定具
の変形例を用いて棟熨斗瓦を積載した棟部分を示す断面
図である。図9に示す固定具7b〜7dは、台座部73
の裏面に凸部73a〜73dを設けると共に、適用する
棟熨斗瓦の裏面の対応する箇所に嵌合溝を設けてある。
このように固定具と棟熨斗瓦を形成しても同様の効果を
得ることができる。
【0045】本願第2発明にかかる固定具は、上述した
実施の形態に述べた構成に限るものではなく、様々な変
形例が考えられる。一例であるが、固定具に嵌合溝等を
設けることなく、棟熨斗瓦をねじや釘等で固定部5a〜
5b、及び6に固定するようにしても良いし、接着剤等
で固着させるようにしても良い。又、脚部の係合部の構
造も、上述したものに限らず様々な変形例が考えられ
る。
【0046】固定具5a〜5d,6を形成する部材の材
質には、スチール、アルミ、ブリキ、合金、又は硬質の
プラスチック等を好適に用いることができる。特に樹脂
材を用いるようにすると、嵌合溝を設けるようにした場
合、一体成形により容易に固定具を製造できると共に、
瓦との嵌合が容易になる。尚、固定具5,6の脚部51
の長さ、対の脚部間の幅、台座部の幅等は、実際の施工
条件を勘案して定めるものとする。これらの長さや幅等
を一部変更して成形すると、切り妻と呼ばれる一般的な
屋根の形状を有する棟部分から、お寺や、入母屋と呼ば
れる大型の屋根の棟部分にも好適に適用することができ
る。
【0047】図10(a)は、本願第3発明にかかる棟
瓦固定具の構造を示す断面図であり、図10(b)は本
願第3発明にかかる固定具9を適用した棟部分の構成を
示す断面図である。図10(a)に示すように、本願第
3発明にかかる固定具9は、一体的な板状弾性部材とシ
ール部材を具える棟瓦の固定具であって、中央に水平部
91を設けると共に、肩部13の両端裏面にガイド部3
1を有し、ここにシール部材14を保持する。ここで、
固定具9の肩部、ガイド部31、シール部材14の構造
は第1発明にかかる棟瓦固定具3の有する構造と同じも
のである。図10(b)に示すように、屋根基材に棟金
具101を固定し、その中に棟桟木105を渡して固定
し、その上から固定具9を載置する。中央に設けた水平
部91を粘着材等で棟桟木105に仮止めし、その上か
ら棟瓦103を被せて釘111で固定具9と棟瓦103
を棟桟木105に固定している。
【0048】本願第3発明では、棟桟木105の上に固
定具9の水平部91を設置するので肩部13と棟瓦10
3の裏面との接触面積が大きくなり、より確実に棟瓦1
03を棟部分に固定することができる。
【0049】図14は、本願第1発明にかかる棟瓦固定
具の、更なる変形例の構成を示す断面図である。この第
1発明にかかる固定具の変形例は、側面部12の上端部
を一旦外側に折り曲げて、ここに段部12cを形成して
いる。又、肩部13の自由端は下方に折り曲げられてお
り、これら段部12cと、肩部13の裏面と、肩部13
の屈曲面とで画定される空間にシール部材14の一部を
配置するようにしている。尚、固定具の材質や寸法、シ
ール部材14の構造等は、図1〜図6に示す固定具と同
じものとする。
【0050】このように固定具を形成すると、ガイド部
を設けなくてもシール部材14を安定して配置すること
ができるため、この固定具を適用する棟部分の防水性及
び耐久性の向上を図ることができる。又、一枚の板状部
材を数回屈曲させて形成することができるため、固定具
の製造作業が容易になると共に、製造コストの低減を図
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる棟瓦固定
具によれば、モルタルや棟土を使用せずに屋根基材と棟
瓦を固定し、又、棟熨斗瓦を多層に積載することができ
る。モルタルや棟土を使用しないため棟部分の総重量が
軽減され、耐震性、耐風性が向上する。又、容易に瓦間
に5mm程度の隙間を設けることができ、棟施工に熟練
を要しない。更に、瓦間に安定してシール部材を配置で
きるので、耐水性、耐衝撃性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本願第1発明の実施形態におけ
る棟瓦固定具の構成を示す断面図であり、図1(b)
は、この棟瓦固定具を用いて棟瓦を固定した状態を示す
断面図である。
【図2】図2(a)は、エス字瓦の形状を示す断面図で
ある。図2(b)は、シール部材の構造を示す斜視図で
あり、図2(c)は、本願第1発明にかかる棟瓦固定具
を適用した棟部分の構造を示す側面図である。
【図3】図3は、本願第1発明の第2の実施形態にかか
る棟瓦固定具の構成を示す断面図である。
【図4】図4(a)及び図4(b)は、本願第1発明の
第3の実施形態にかかる棟瓦固定具の変形例の構成を示
す断面図である。
【図5】図5は、本願第1発明の第4の実施形態にかか
る棟瓦固定具の構成を示す断面図である。
【図6】図6は、本願第1発明の実施形態における棟瓦
固定具の構造を示す平面図である。
【図7】図7は、本願第2発明の実施形態にかかる棟瓦
固定具の構成を示す断面図である。
【図8】図8は、本願第2発明の実施形態にかかる棟瓦
固定具を適用した棟部分の構成を示す断面図である。
【図9】図9は、本願第3発明の実施形態にかかる棟瓦
固定具の変形例の構成を示す断面図である。
【図10】図10(a)は、本願第3発明の実施形態に
おける棟瓦固定具の構成を示す断面図であり、図10
(b)は、この棟瓦固定具を用いて棟瓦を固定した状態
を示す断面図である。
【図11】従来の棟瓦の固定状態を示す断面図である。
【図12】図7は、従来の棟瓦の他の固定状態を示す断
面図である。
【図13】図13は、従来の棟瓦及び棟熨斗瓦の固定状
態を示す断面図である。
【図14】図14は、本願第1発明の実施形態の変形例
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1〜9 棟瓦固定具1 10 弾性部材 11 底面部 12,42 側面部 13,43 肩部 14 シール部材 14a シール部材の硬質部 14b シール部材の軟質部 31 ガイド部 31a ガイド部の外側の板状部材 31b ガイド部の内側の板状部材 31c ガイド部内の水平面 44 換気孔 51a〜51b 脚部 52 台座部 53a〜53d、73a〜73d 嵌合溝 54a,54b 係合部 63a,63b 支持部 100 野地板 101 棟金具 101a 棟金具の台座 101b 棟桟木支持ピン 101c 棟桟木支持部 102 桟瓦 103 棟瓦 104 モルタルや棟土 105 棟桟木 106〜109 棟熨斗瓦 113 丸瓦

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状弾性部材と帯状のシール部材とを具
    え、屋根の頂部に棟瓦を固定する固定具であって、前記
    板状弾性部材が底部と、前記底部の両端から上方向に延
    在する側面部と、前記側面部の上端から外側に向けて延
    在する対の肩部とを具えると共に、前記シール部材を前
    記肩部の自由端に配置したことを特徴とする棟瓦固定
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の棟瓦固定具において、
    前記側面部が2重構造を有することを特徴とする棟部分
    固定具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の棟瓦固定具にお
    いて、前記肩部の両端にガイド部を設け、前記ガイド部
    に前記シール部材を保持することを特徴とする棟瓦固定
    具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の棟瓦
    固定具において、前記ガイド部内に水平面を設け、当該
    水平面にて前記シール部材をほぼ鉛直方向に押圧するよ
    うにしたことを特徴とする棟瓦固定具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の棟瓦
    固定具において、前記シール部材が多層構造を有するこ
    とを特徴とする棟瓦固定具。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の棟瓦
    固定具において、前記ガイド部が前記肩部先端から下方
    に延在する2枚の板状部材を具え、これらの部材のうち
    外側に設けた板状部材の高さが内側に設けた板状部材の
    高さより低いことを特徴とする棟瓦固定具。
  7. 【請求項7】 板状弾性部材からなり、脚部と、台座部
    を具える棟瓦固定具であって、前記台座部の表面又は裏
    面に棟瓦を固定する固定部を有すると共に、前記脚部先
    端に係合部を設け、屋根基材又は一段下の棟瓦にこの係
    合部を係合させて棟瓦を固定するように構成したことを
    特徴とする棟瓦固定具。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の棟瓦固定具において、
    前記固定部が、少なくとも1以上の凹部又は凸部を具
    え、棟瓦に予め設けてある凸部又は凹部と嵌合させて棟
    瓦を固定するように構成したことを特徴とする棟瓦固定
    具。
  9. 【請求項9】 屋根の棟方向に延在する水平面と、この
    水平面から前記棟方向に直交する方向に延在する対の肩
    部と、この両肩部の裏面に設けたガイド部と、このガイ
    ド部内に保持された帯状のシール部とを具える棟瓦固定
    具。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の棟瓦固定具におい
    て、前記シール部が多層構造を有することを特徴とする
    棟瓦固定具。
  11. 【請求項11】 請求項9及び10に記載の棟瓦固定具
    において、前記ガイド部が前記肩部先端から下方に延在
    する2枚の板状部材を具え、これらの部材のうち外側に
    設けた板状部材の高さが内側に設けた板状部材の高さよ
    り低いことを特徴とする棟瓦固定具。
  12. 【請求項12】 表面及び/又は裏面に請求項1乃至1
    1に記載の固定具と係合する凹部又は凸部を設けたこと
    を特徴とする棟瓦。
  13. 【請求項13】 板状弾性部材と帯状のシール部材とを
    具え、屋根の頂部に棟瓦を固定する固定具であって、前
    記板状弾性部材が底部と、前記底部の両端から上方向に
    延在する側面部と、前記側面部の上端部に設けられた段
    部と、前記段部の上端から外側に向けて延在し、その自
    由端部が下方に屈曲している対の肩部とを具えると共
    に、前記シール部材の一部を前記肩部の裏面と、前記段
    部と、前記肩部の自由端部とで画定される空間内に配置
    したことを特徴とする棟瓦固定具。
JP22931496A 1996-04-24 1996-08-12 棟瓦固定具 Pending JPH108647A (ja)

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JP12629696 1996-04-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959354B1 (ko) 2008-04-23 2010-05-20 선이인터내셔날 주식회사 용마루 후레싱

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