JPH1086399A - インクジェット記録装置及びその表示制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びその表示制御方法

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JPH1086399A
JPH1086399A JP24631296A JP24631296A JPH1086399A JP H1086399 A JPH1086399 A JP H1086399A JP 24631296 A JP24631296 A JP 24631296A JP 24631296 A JP24631296 A JP 24631296A JP H1086399 A JPH1086399 A JP H1086399A
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JP24631296A
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Eiichi Motoyama
栄一 本山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの使用頻度に基づいてインクの残量表
示を制御することにより、ユーザの利便性を向上させた
インクジェット記録装置及びその表示制御方法を提供す
る。 【解決手段】 インク残量検知部1にてインクの残量を
検知し、頻度検出部4にてインクの使用頻度を検出し、
その検知結果と、インクの使用頻度とに基づいてインク
残量表示部3に表示させるインクの残量表示を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置及びその表示制御方法に関し、特にインクの残量表
示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、インク残量検知手段によってインクの残量を検知
し、インクが無くなった時或いは無くなる少し前に警告
灯などの報知手段によりその旨をオペレータに通知する
ように構成されている。
【0003】図9は、従来のインクジェット記録装置に
おけるインク残量警告に関する部分の構成を示す図であ
る。同図において、101はインクの残量を検知するイ
ンク残量検知部、102はインク残量検知部101での
検知結果によりインク残量を表示するか、インク無しの
警告を表示するかを判断する制御部、そして、103は
制御部102からの指示によりインク残量、又はインク
無しの警告を表示するインク残量表示部である。
【0004】図10は、図9に示すインク残量検知部1
01の構成を示す図である。同図において、110は定
電流源、111はインクタンクであり、インクタンク1
11に定電流源110から電流を流し、その出力電圧V
qを監視してインクの残量を測定するものである(即
ち、インクタンク111内のインク残量に応じてインク
タンク内の抵抗値が変化し、電圧Vqとしてあらわれ
る)。
【0005】図11は、インク残量Qに対する出力電圧
Vqの特性を示す図であり、インクの残量が少なくなる
と、インクタンクの抵抗値が上がり出力電圧が高くなる
ことがわかる。
【0006】そして、出力電圧Vqが所定のスライスレ
ベルVs1よりも高くなった場合、インク残量検知部1
01は「インクの残量が少ない」として制御部102へ
通知する。これにより、制御部102ではインク残量表
示部103にインクの残量が少ない旨表示するように指
示する。
【0007】尚、インク残量表示部103におけるイン
クの残量が少なくなった場合の表示方法として、LED
などのランプ点灯や、LCDなどのドットマトリクスデ
ィスプレイやキャラクタディスプレイに文字や図、記号
を表示する方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下に述べるような問題があった。
【0009】インク無しの警告が出たとしても、ユーザ
の使用頻度によりインク交換の時期が異なる。つまり、
インク無しの警告が出たので、交換用のインクを用意し
ても短時間に大量のプリントを行う(使用頻度が高い)
ユーザの場合は警告後短期間で実際のインク交換となる
が、あまり使用頻度が高くないユーザの場合は実際にイ
ンク交換を行うのはだいぶ先のこととなる。
【0010】そのため、まだインクが残っているのに警
告が出た時点でインク交換を行ってしまったり、交換用
のインクを用意するのを忘れて、いざという時にプリン
トができなくなったり、或いは交換用のインクを開封し
たまま長期間放置してしまい、インクの状態が変わり画
質の劣化、プリントヘッドの目詰まりなどの不具合を生
じる可能性があった。
【0011】更には、使用頻度の違い、1回のインク使
用量の違いなどにより、特に複数のユーザで共有してい
るような場合には、警告が出た時点に立ち会わなければ
警告が出てからどれくらいの時間が経過し、またいつイ
ンクがなくなるかわからないといった問題があった。
【0012】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、インクの使用頻度に基づいてインクの残
量表示を制御することにより、ユーザの利便性を向上さ
せたインクジェット記録装置及びその表示制御方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインクジェット記録装置は以下の構成を備
える。
【0014】即ち、インクの残量を検知するインク残量
検知手段と、インクの使用頻度を検出する頻度検出手段
と、前記インク残量検知手段による検知結果と、前記頻
度検出手段による使用頻度とに基づいてインクの残量表
示を制御する表示制御手段とを備える。
【0015】また上記目的を達成するために、本発明に
よるインクジェット記録装置の表示制御方法は以下の工
程を有する。
【0016】即ち、インクの残量を検知するインク残量
検知工程と、インクの使用頻度を検出する頻度検出工程
と、前記インク残量検知工程による検知結果と、前記頻
度検出工程による使用頻度とに基づいてインクの残量表
示を制御する表示制御工程とを有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】[装置本体の概略説明]図1は、本発明の
代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタIJ
RAの構成の概要を示す外観斜視図である。図1におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5009〜5011を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール50
03に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。キャ
リッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンクIT
とを内蔵した一体型インクジェットカートリッジIJC
が搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリ
ッジHCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン50
00に対して押圧する。5007,5008はフォトカ
プラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在
を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行
うためのホームポジション検知器である。5016は記
録ヘッドIJHの前面をキャップするキャップ部材50
22を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸
引する吸引器で、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能
にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持
されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリー
ニングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り
換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0019】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0020】[制御構成の説明]次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図2はインクジェットプリンタIJRAの制御回路の構
成を示すブロック図である。制御回路を示す同図におい
て、1700は記録信号を入力するインタフェース、1
701はMPU、1702はMPU1701が実行する
制御プログラムを格納するプログラムROM、1703
は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録
データ等)を保存しておくダイナミック型のRAMであ
る。1704は記録ヘッド1708に対する記録データ
の供給制御を行うゲートアレイであり、インタフェース
1700、MPU1701、RAM1703間のデータ
転送制御も行う。1710は記録ヘッド1708を搬送
するためのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のた
めの搬送モータである。1705はヘッドを駆動するヘ
ッドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モー
タ1709、キャリアモータ1710を駆動するための
モータドライバである。
【0021】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、記録が行われる。
【0022】[第1の実施形態]次に、上述したインク
ジェットプリンタにおけるインク残量の表示制御につい
て説明する。図3は、第1の実施形態におけるインク残
量の表示制御を説明するための図である。同図におい
て、1はインク残量検知部であり、インクタンク内のイ
ンクの残量を検知する。2は制御部であり、インク残量
検知部1による検知結果と後述する頻度検出部によるイ
ンクの使用頻度により警告表示を制御する。3はインク
残量表示部であり、制御部2からの指示に従ってインク
残量表示又は警告表示を行う。4は頻度検出部であり、
インクの使用頻度を計測し、制御部2へ通知する。
【0023】図4は、図3に示した頻度検出部4の構成
を示す図である。図示するように、画像カウンタ10を
備え、プリントされる1ページの画像データ、即ちプリ
ントヘッドから吐出されるインク滴の数を計測し、1ペ
ージ毎に消費するインクの量をインク使用頻度として制
御部2へ通知する。
【0024】これにより、制御部2は通知されたインク
使用頻度と過去のインク使用頻度に基づき、この装置の
インク使用頻度を決定する。決定方法は、例えば過去1
ヶ月のデータの平均などである。また、制御部2はイン
ク残量検知部1からのデータにより警告表示を出すこと
を決定した場合、求めたインクの使用頻度から、あと何
日でインクが無くなるか、あと何枚プリントしたらイン
クが無くなるかを推定し、インク残量表示部3にその旨
を指示する。一方、インク残量表示部3が指示を受け取
ると、以下のように文字などで分かり易く表示する。
【0025】「19××年○○月○○日頃がインク交換
の目安です」 「あと約××枚プリントできます。」 また、これまでの使用日数やプリント枚数、又はインク
滴の使用量からインクの使用頻度を算出してもよいし、
インク滴の使用量を計数しなくても、予め記憶している
Qs1(警告を出すインク残量に相当するレベル電圧に
達した時の平均インク残量)に基づいてインクの使用頻
度を算出してもよい。
【0026】[第2の実施形態]図5は、第2の実施形
態におけるインク残量の表示制御を説明するための図で
ある。同図において、21はインク残量検知部であり、
インクタンク内のインクの残量を検知する。22は制御
部であり、インク残量検知部21による検知結果に基づ
いて後述するインク残量表示部へ警告表示を出すかどう
かを判断し、警告表示を出す場合は、後述する表示/非
表示選択部でインク残量表示が選択されていれば、イン
ク残量表示部に警告表示を表示させる。23はインク残
量表示部であり、インク残量が予め決められた値より少
なくなった時に警告表示すると共に、通常動作時の表示
部としても兼用される。24は頻度検知部であり、イン
クの使用頻度を計測し、制御部22へ通知する。25は
表示/非表示選択部であり、通常動作時の表示か、イン
ク残量の表示かを切り替える。
【0027】尚、第2の実施形態における頻度検知部2
4の構成は第1の実施形態と同様であり、その説明は省
略する。
【0028】図6は、インク残量表示部23の表示例を
示す図である。図6に示す(a)は通常動作時の表示状
態で、表示/非表示選択部25でインク残量の非表示が
選択されている場合の表示内容である。この例の場合、
用紙がA4サイズで、枚数が1枚であることを示してい
る。
【0029】また、図6に示す(b)はインク残量表示
状態で、表示/非表示選択部25でインク残量の表示が
選択されている場合の表示内容である。この例の場合、
全ての紙サイズ選択表示が点灯し、インク残量表示であ
ることを示し、あと約34枚プリントできることを示し
ている。
【0030】尚、インク残量表示であることを示す方法
は用紙選択の他の組み合わせでも、別の部分で示しても
専用のランプを設けても構わない。また、インク残量の
表示は残り日数などでも良いし、表示する部分も枚数表
示部分でなくても、倍率表示部分でもその他の部分でも
良い。
【0031】また、これまでの使用日数やプリント枚
数、又はインク滴の使用量からインクの使用頻度を算出
してもよいし、インク滴の使用量を計数しなくても、予
め記憶しているQs1(警告を出すインク残量に相当す
るレベル電圧に達した時の平均インク残量)に基づいて
インクの使用頻度を算出してもよい。
【0032】[第3の実施形態]図7は、第3の実施形
態におけるインク残量の表示制御を説明するための図で
ある。同図において、31はインク残量検知部であり、
インクタンク内のインクの残量を検知する。32は制御
部であり、インク残量検知部31による検知結果に基づ
いて後述するカレンダー/インク残量表示部へ警告表示
を出すかどうかを判断し、警告表示を出す場合は、後述
する表示選択部でインク残量表示が選択されていれば、
カレンダー/インク残量表示部に警告表示を表示させ
る。33はカレンダー/インク残量表示部であり、後述
する表示選択部によって選ばれた情報を表示する。34
は頻度検知部であり、インクの使用頻度を計測し、制御
部32へ通知する。35は表示選択部であり、後述する
カレンダーから出力される日付及び時間か、インク残量
のどちらを表示するかを選択し、スイッチで構成され
る。スイッチが押されている間だけインク残量の表示を
行っても良いし、スイッチを押すたびにカレンダー表示
とインク残量表示を切り替えても良い。36はカレンダ
ーであり、日付、時間を出力する。
【0033】尚、第3の実施形態における頻度検知部3
4の構成は第1の実施形態と同様であり、その説明は省
略する。
【0034】図8は、カレンダー/インク残量表示部3
3の表示例を示す図である。図8に示す例では、設定さ
れているプリントパラメータなどを表示する液晶表示装
置が使用されている。図8に示す(a)はカレンダー表
示状態で、表示選択部35でカレンダー表示が選択され
ている場合の表示内容である。
【0035】また、図8に示す(b)はインク残量表示
状態で、表示選択部35でインク残量表示が選択されて
いる場合の表示内容である。この例の場合、図示するよ
うなメッセージ「19××年○○月○○日頃がインク交
換の目安です」により、この表示がインク残量に関する
メッセージであることを示すと共に、いつ頃インクを交
換すれば良いか表示している。
【0036】更に、図8に示す(c)もインク残量表示
状態で、表示選択部35でインク残量の表示が選択され
ている場合の表示内容である。この例の場合、メッセー
ジは日付だけで、「インク交換…」のメッセージは表示
しない。その代わり、日付を点滅表示することでインク
残量に関する表示であることを示している。
【0037】もちろん、点滅表示でなくても反転表示な
どカレンダー表示と異なる表示方法で、インク残量表示
であることが判れば良い。また、インク残量の表示方法
は、あと何枚位プリントできるかを表示しても良いし、
残り日数などでも良い。
【0038】尚、液晶表示装置は一例であり、これに限
られるものではない。
【0039】また、これまでの使用日数やプリント枚
数、又はインク滴の使用量からインクの使用頻度を算出
してもよいし、インク滴の使用量を計数しなくても、予
め記憶しているQs1(警告を出すインク残量に相当す
るレベル電圧に達した時の平均インク残量)に基づいて
インクの使用頻度を算出してもよい。
【0040】以上説明した実施形態によれば、インクジ
ェットプリンタにおけるインク残量検知による結果、イ
ンク残量があるレベルになった時に一旦警告を出し、イ
ンク残量が少なく交換が近いことをユーザに通知し、更
に警告を出すまでのインクの使用頻度を検出し、その使
用頻度から警告を出してから本当にインクが無くなるま
での期間を推定し、いつごろインクの交換が必要かを明
示的に示すことにより、インクが残ったまま新しいイン
クと交換するといった無駄を省き、また交換用のインク
を開封した長期間放置してしまい、インクの状態が変わ
り画質の劣化、プリントヘッドの目詰まりなどの不具合
を生じる可能性を軽減し、ユーザインターフェースを向
上させ、より使い易くすることができる。
【0041】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でもインク吐出を行わせるために利用される
エネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば
電気熱変換体やレーザ光等)を備え、熱エネルギーによ
りインクの状態変化を生起させる方式を用いることによ
り記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同第47407
96号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行
うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0043】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。尚、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行うことができる。
【0044】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に、熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0045】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。
【0046】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0047】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0048】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
良いが、異なる色の複色カラー、又は混色によるフルカ
ラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもでき
る。
【0049】以上説明した実施形態においては、インク
が液体であることを前提として説明しているが、室温や
それ以下で固化するインクであっても、室温で軟化若し
くは液化するものを用いても良く、またインクジェット
方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0050】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
又はインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加
熱によって液化するインクを用いても良い。いずれにし
ても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0051】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体又は別体に設けられるものの他、リーダ等
と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクの使用頻度に基づいてインクの残量表示を制御す
ることにより、ユーザの利便性を向上させることができ
る。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態であるインクジェ
ットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図で
ある。
【図2】インクジェットプリンタIJRAの制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるインク残量の表示制御
を説明するための図である。
【図4】図3に示した頻度検出部4の構成を示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態におけるインク残量の表示制御
を説明するための図である。
【図6】インク残量表示部23の表示例を示す図であ
る。
【図7】第3の実施形態におけるインク残量の表示制御
を説明するための図である。
【図8】カレンダー/インク残量表示部33の表示例を
示す図である。
【図9】従来のインクジェット記録装置におけるインク
残量警告に関する部分の構成を示す図である。
【図10】図9に示すインク残量検知部101の構成を
示す図である。
【図11】インク残量Qに対する出力電圧Vqの特性を
示す図である。
【符号の説明】
1 インク残量検知部 2 制御部 3 インク残量表示部 4 頻度検出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの残量を検知するインク残量検知
    手段と、 インクの使用頻度を検出する頻度検出手段と、 前記インク残量検知手段による検知結果と、前記頻度検
    出手段による使用頻度とに基づいてインクの残量表示を
    制御する表示制御手段とを備えることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記頻度検出手段は、1ページ毎に消費
    されるインクの量をインク使用頻度として検出すること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、インク使用頻度に
    応じてインクの残量表示をインクの交換時期として表示
    するように制御することを特徴とする請求項2記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク交換時期の表示又は非表示を
    選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項
    3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 カレンダー機能を更に備え、インクの交
    換時期を日付により表示することを特徴とする請求項3
    記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 インクの残量を検知するインク残量検知
    工程と、 インクの使用頻度を検出する頻度検出工程と、 前記インク残量検知工程による検知結果と、前記頻度検
    出工程による使用頻度とに基づいてインクの残量表示を
    制御する表示制御工程とを有することを特徴とするイン
    クジェット記録装置の表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記頻度検出工程は、1ページ毎に消費
    されるインクの量をインク使用頻度として検出すること
    を特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置の
    表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記表示制御工程は、インク使用頻度に
    応じてインクの残量表示をインクの交換時期として表示
    するように制御することを特徴とする請求項7記載のイ
    ンクジェット記録装置の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記インク交換時期の表示又は非表示を
    選択する選択工程を更に有することを特徴とする請求項
    8記載のインクジェット記録装置の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 カレンダー機能を更に有し、インクの
    交換時期を日付により表示することを特徴とする請求項
    8記載のインクジェット記録装置の表示制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005111707A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Noritsu Koki Co Ltd プリント装置
CN1322986C (zh) * 2003-09-24 2007-06-27 佳能株式会社 图像处理装置和图像处理装置的显示控制方法

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