JPH1086262A - 調光フィルム体及びそれを用いた調光ガラス並びに調光フィルム体及び調光ガラスの製造方法 - Google Patents

調光フィルム体及びそれを用いた調光ガラス並びに調光フィルム体及び調光ガラスの製造方法

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JPH1086262A
JPH1086262A JP8241488A JP24148896A JPH1086262A JP H1086262 A JPH1086262 A JP H1086262A JP 8241488 A JP8241488 A JP 8241488A JP 24148896 A JP24148896 A JP 24148896A JP H1086262 A JPH1086262 A JP H1086262A
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light control
transparent
film
control film
dimming
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Application number
JP8241488A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Danno
和久 檀野
Keiji Imasho
啓二 今庄
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡等を含まないように容易に且つ効率的に
製造可能な調光フィルム体及びそれを用いた調光ガラス
並びに調光フィルム体及び調光ガラスの製造方法を提供
する。 【解決手段】 2枚の透明フィルム3間に調光物質4を
封入してなる調光フィルム体1を、平行配置した2枚の
透明板6間に接着剤層2を介して積層状に密着固定し、
両透明板6の外周部にシール材7を充填して調光ガラス
5を製作した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化等により
光透過率が変化する調光フィルム体及びそれを用いた調
光ガラス並びに調光フィルム体及び調光ガラスの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、一定温度以下では透明になり、
一定温度を越えると白濁する、可逆的な曇点現象を示す
調光物質が種々知られている。そして、この調光物質を
用いた製品として、平行配置した2枚のガラス板間に調
光物質を封入し、日差しが強くなって外気温度が高くな
ると、調光物質が白濁して、自動的に遮光状態となる窓
ガラス用の調光ガラスが、液晶等を用いた調光ガラスよ
りも耐久性、遮光性に優れ、しかも安価であることから
脚光を浴びている。特開昭53−143676号には、
くもり点を有する非イオン界面活性剤を2枚の透明フィ
ルム或いは透明ガラスに挟んだ調光ガラスが記載されて
いる。また、前記調光ガラスは、調光物質の粘度が高い
ことから、液晶素子のように、吸引法や滴下法によりガ
ラス板間に調光物質を充填できないので、真空引き等し
ながらガラス板間へ調光物質を充填することで、調光物
質内に気泡等が混入しないように製作されている。一
方、強化プラスチックの成形方法として、先ず離型フィ
ルムの上に切断したガラス繊維ロービングを落下させ、
次いでポリエステルを注ぎ、更にその上から離型フィル
ムを被せた後、上下1対のロール間において脱泡を行う
ようにした連続積層法が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に真空引き等しながら調光物質を装填する場合には、調
光ガラスの製造工程が複雑になるとともに、製造装置と
して大掛かりなものを用いる必要があり、その分製造コ
ストが高くなり、しかも大量生産に適さないという問題
があった。一方、調光材料は、水や有機溶媒などの低分
子液体を溶媒とした溶液であり、この様な溶液を高分子
フィルムに挟んだ場合、周辺部を完全に密封しても溶媒
がフィルム面から徐々に蒸発し、調光体としての性能が
劣化する。このためこの様な調光体は、調光物質を無機
ガラスあるいは十分分厚い板状の高分子シートなどに挟
んで使用されており、高分子フィルムを用いる場合であ
っても、フィルムの可撓性を十分に確保できないので、
連続積層法のように上下1対のロール間に挟んで気泡を
除去しながら、フィルム間に調光材料を充填する製造方
法は採用できないと考えられていた。
【0004】本発明の目的は、気泡等を含まないように
容易に且つ効率的に製造可能な調光フィルム体及びそれ
を用いた調光ガラス並びに調光フィルム体及び調光ガラ
スの製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る調光フィ
ルム体は、2枚の透明板間に積層状に挟んで使用される
調光フィルム体であって、温度変化により光透過率が変
化する調光物質を、可撓性を有する2枚の透明フィルム
間に積層状に充填したものである。請求項2に係る調光
フィルム体は、2枚の透明板間に積層状に挟んで使用さ
れる調光フィルム体であって、温度変化により光透過率
が変化する調光物質を、可撓性を有する3枚以上の透明
フィルム間に夫々積層状に充填したものである。請求項
3に係る調光フィルム体は、2枚の透明板間に積層状に
挟んで使用される調光フィルム体であって、温度変化に
より光透過率が変化する調光物質を、可撓性を有する2
枚の透明フィルム間に積層状に充填し、これを複数積層
状に密着固定したものである。
【0006】ここで、調光物質を複数層形成する場合に
は、請求項4記載のように、調光フィルム体における複
数層の調光物質として、調光温度の異なるものを用いた
り、請求項5記載のように、調光フィルム体における複
数層の調光物質のうちの少なくとも1つの層を、調光物
質に代えて衝撃吸収ゲルからなる層で構成してもよい。
【0007】また、請求項6記載のように、複数枚の透
明フィルムのうちの少なくとも1枚の透明フィルムが、
接着性を有するもの或いは外面に接着層を形成したもの
であること、請求項7記載のように、複数枚の透明フィ
ルムのうちの少なくとも1枚の透明フィルムが、導電性
を有するもの或いは導電層を形成したものであること、
請求項8記載のように、複数枚の透明フィルムのうちの
少なくとも1枚の透明フィルムが、紫外線遮蔽機能を有
するものであること、請求項9記載のように、複数枚の
透明フィルムのうちの少なくとも1枚の透明フィルム
が、飛散防止機能を有するものであること、請求項10
記載のように、調光物質として曇点を有するものを用い
ること、などが好ましい実施例である。
【0008】請求項11に係る調光ガラスは、請求項1
〜10のいずれか1項記載の調光フィルム体の外面の一
側に、透明板を直接に或いは接着剤を介して積層状に密
着固定したものである。請求項12に係る調光ガラス
は、請求項1〜10のいずれか1項記載の調光フィルム
体の外面の両側に、透明板を直接に或いは接着剤を介し
て積層状に密着固定したものである。ここで、請求項1
3記載のように、調光フィルム体の外面に、紫外線遮蔽
機能と飛散防止機能の少なくとも一方を有する接着剤に
より、透明板を積層状に密着固定してもよい。
【0009】請求項14に係る調光フィルム体の製造方
法は、2枚の透明フィルム間へ調光物質を供給するとと
もに、一方の透明フィルムを他方の透明フィルム側へ押
え手段で略線状に押圧しながら、押え手段と両透明フィ
ルムとを相対移動させ、2枚の透明フィルム間における
余剰の調光物質を絞り出すとともに、調光物質中の気泡
を外部へ押出しながら、2枚の透明フィルム間に調光物
質を充填するものである。
【0010】ここで請求項15記載のように、押え手段
として、一定間隔あけて平行配置した1対のロールを用
い、調光物質をあいだに供給した2枚の透明フィルムを
1対のロールで略線状に挟持して、2枚の透明フィルム
間における余剰の調光物質を絞り出すとともに、調光物
質中の気泡を透明フィルム間から外部へ押出すこと、請
求項16記載のように、1枚もののフィルムを2つ折り
にし、2枚の透明フィルムとなすこと、請求項17記載
のように、筒状のフィルムを平板状に折り畳んで2枚の
透明フィルムとなすこと、などが好ましい実施例であ
る。
【0011】請求項18記載の調光ガラスの製造方法
は、請求項14〜17のいずれか1項記載の調光フィル
ム体の製造方法にて製造した調光フィルム体の外面の一
側或いは両側に、透明板を直接或いは接着剤を介して積
層状に密着固定するものである。
【0012】
【作用】本発明に係る調光フィルム体においては、可撓
性を有する2枚の透明フィルム間に温度変化により光透
過率が変化する調光物質を積層状に充填してあるが、こ
の調光フィルム体は2枚の透明板間に積層状に挟んで使
用するので、透明フィルムからの溶媒の蒸発は透明板に
より効果的に阻止されることになる。それ故、透明フィ
ルムとして、可撓性に富んだ薄肉のものを使用すること
が可能となり、例えば、2枚の透明フィルム間に調光物
質を積層状に充填した調光フィルム体を製作する場合に
は、請求項14に記載のように、2枚の透明フィルム間
へ調光物質を供給するとともに、一方の透明フィルムを
他方の透明フィルム側へ押え手段で略線状に押圧しなが
ら、押え手段と両透明フィルムとを相対移動させ、2枚
の透明フィルム間における余剰の調光物質を絞り出すと
ともに、調光物質中の気泡を外部へ押出しながら、2枚
の透明フィルム間に調光物質を充填することで、気泡の
ない綺麗な調光フィルム体を効率的に製作することが可
能となる。尚、気泡は調光物質と透明フィルムとの界面
部分に発生し易いので、前述のように押え手段で透明フ
ィルムを略線状に押圧して、余剰の調光物質を絞り出す
とともに、調光物質中の気泡を外部へ押出すことで、界
面部分の気泡が効率的に除去されることになる。
【0013】また、請求項2記載のように、透明フィル
ムを3枚以上用いて、調光物質の層を複数層形成するこ
とで、調光物質の各層の厚さを抑えて調光物質中におけ
る気泡を効果的に除去しつつ、調光フィルム体における
調光物質全体の厚さを十分に確保することが可能とな
る。但し、請求項3記載のように、2枚の透明フィルム
間に調光物質を装填したものを複数積層状に密着固定す
ることで、調光物質からなる層を複数層形成することも
可能である。また、このように、調光物質からなる層を
複数形成する場合には、調光温度の異なる調光物質を積
層することで、光透過率を段階的に変更させたり、調光
フィルム体における複数層の調光物質のうちの少なくと
も1つの層を、調光物質に代えて衝撃吸収ゲルからなる
層で構成することで、調光機能と防音機能の2つの機能
を調光フィルム体に付与したりすることが可能となる。
【0014】複数枚の透明フィルムのうちの少なくとも
1枚の透明フィルムとして、接着性を有するもの或いは
外面に接着層を形成したものを用いると、透明フィルム
をそのまま板ガラス等の透明板に貼着させて、調光ガラ
スを構成したりすることも可能となる。また、複数枚の
透明フィルムのうちの少なくとも1枚の透明フィルムと
して、導電性を有するもの或いは導電層を形成したもの
を用いると、透明フィルムを接地等することで電磁波遮
蔽効果が得られるし、透明フィルムに通電することで、
調光物質を強制加熱して調光フィルム体の光透過率を調
整することが可能となる。更に、複数枚の透明フィルム
のうちの少なくとも1枚の透明フィルムとして、紫外線
遮蔽機能や飛散防止機能を有するものを用い、複数の機
能を調光フィルム体に付与することも可能である。調光
物質として曇り点を有するものを用いると、調光物質の
素材コストが安くなる。
【0015】このような調光フィルム体を用いて調光ガ
ラスを構成する場合には、調光フィルム体の外面の一側
に透明板を直接或いは接着剤を介して積層状に密着固定
し、この調光ガラスを既設の窓ガラス等の透明板に調光
フィルム体側を直接或いは接着剤を介して密着固定して
使用することになる。また、調光フィルム体の外面の両
側に透明板を直接或いは接着剤を介して積層状に密着固
定し、これをそのまま窓ガラス等として用いることにな
る。調光フィルム体に透明板を固定するための接着剤と
しては、紫外線遮蔽機能と飛散防止機能の少なくとも一
方の機能を有しているものを用いてもよく、これにより
調光ガラスに対して複数の機能を付与することも可能で
ある。
【0016】調光フィルム体の具体的な製造方法とし
て、請求項15記載のように、押え手段として、一定間
隔あけて平行配置した1対のロールを用い、調光物質を
あいだに供給した2枚の透明フィルムを1対のロールで
略線状に挟持して、2枚の透明フィルム間における余剰
の調光物質を絞り出すとともに、調光物質中の気泡を透
明フィルム間から外部へ押出すと、調光フィルム体を連
続的に製造することが可能となる。また、2枚の透明フ
ィルムとして、1枚もののフィルムを2つ折りにして使
用したり、筒状のフィルムを平板状に折り畳んで使用す
ると、調光フィルム体の一側縁や両側縁のシールが不要
となり、調光フィルム体を一層容易に製作することが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、調光フ
ィルム体1は、基本的には、外面側に接着層2を形成し
た2枚の透明フィルム3間に調光物質4を封入してなる
ものであり、この調光フィルム体1を用いて構成した調
光ガラス5は、図2に示すように、調光フィルム体1の
外面両側に、透明フィルム3の接着層2を介して透明板
6が積層状に密着固定され、両透明板6の外周部にシー
ル材7が充填されている。
【0018】但し、調光ガラス5は、図3に示す調光ガ
ラス5Aのように、調光フィルム体1を複数積層してな
る調光フィルム体1Aを2枚の透明板6間に介装させた
構成となしてもよいし、図4に示す調光ガラス5Bのよ
うに、調光フィルム体1の一方の外面に透明板6を貼着
して調光ガラス5Bを構成し、この調光ガラス5Bを既
設の窓ガラスなどに密着固定して使用してもよい。ま
た、調光フィルム体1は、図5に示す調光フィルム体1
Bのように、3枚以上の透明フィルム3を積層状に配し
て、隣接する2枚の透明フィルム3間に夫々調光物質4
を封入した構成となしてもよい。
【0019】調光物質4の具体的な素材としては、ポリ
ビニルアルコール部分酢化物、ポリビニルメチルエーテ
ル、メチルセルロース、ポリエチレンオキシド、ポリプ
ロピレンオキシド、ポリエチレンオキシドとポリプロピ
レンオキシドとの共重合体、ヒドロキシプロピル基を有
する多糖類誘導体(例えば、ヒドロキシプロピルセルロ
ース)、ポリビニルメチルオキサゾリディノン、ポリN
−置換アクリルアミド誘導体(例えば、ポリN−イソプ
ロピルアクリルアミド、ポリN−エトキシエチルアクリ
ルアミド等)、ポリN−置換メタクリルアミド誘導体
(例えば、ポリN−イソプロピルメタクリルアミド、ポ
リN−3−エトキシプロピルメタクリルアミド等)、ポ
リN,N−ジ置換アクリルアミド誘導体(例えば、ポリ
N−メチルN−エチルアクリルアミド等)などの水溶性
高分子の水溶液や、アルコール等を媒体とした有機溶液
などのゲルなどを採用できる。但し、温度変化により光
透過率が変化するものであれば、上記以外の種々の素材
を用いることが可能である。
【0020】調光物質4は、その粘度が100000P
以下の液体或いは可塑性の固定、ゲルなどを採用でき
る。特に、粘度が10000P以下であれば加工が容易
である。また、低粘度の素材を用いても構わないが、粘
度が0.8Pよりも小さい場合には、滴下法や吸引法の
方が効率的に調光ガラスを作成できる。したがって、
0.8〜10000Pの粘度の素材を用いることが好ま
しい。但し、調光物質4の粘度は、冷却或いは加熱によ
り0.8〜10000Pになるように設定してもよい。
また、2枚の透明フィルム3間における調光物質4の厚
さは、5μmよりも小さいと十分に光透過率を変化させ
ることができず、5mmよりも大きいと、後述のような
製造方法により調光フィルム体1を製作したときに、上
下の透明フィルム3間に装填された調光物質4内に気泡
が入るので、5μm〜5mmに設定することが好まし
い。更に、調光フィルム体1A、1Bのように調光物質
4の層を複数設ける場合には、各層における調光物質4
の調光温度を変更して、光透過率を段階的に変化させて
もよいし、異なる光透過率の調光物質4を組み合わせ
て、最適な光透過率が得られるようにしてもよい。ま
た、複数の調光物質4の層のうちの1つの調光物質4の
層に代えて、例えばαゲル(衝撃吸収ゲル)等などから
なる層を形成して、調光フィルム体1A、1Bに調光機
能に加えて防音機能などの複数の機能を付与してもよ
い。
【0021】透明フィルム3としては、無色透明なフィ
ルムが好適であるが、着色フィルムや熱線反射フィルム
或いは半透明フィルム等を用いることも可能である。具
体的な素材としては、OPP、CPP、HDPE、LD
PE、LLDPEなどのポリオレフィン類、ポリスチレ
ン、PMMAなどのアクリル類、PC、ポリスルホン、
ナイロン類などのポリアミド類、PET、ポリアリレー
トなどのポリエステル類、PVDC、PVC、ポリビニ
ルブチラール、フッ素樹脂類、およびこれらの複合フィ
ルムなどを用いることが可能である。特に、ポリオレフ
ィン類、PMMA、PC、PVC、ポリビニルブチラー
ルなどが安価でしかも窓材としての実績もあり好適であ
る。また、透明フィルム3として、紫外線遮蔽機能を有
するものや、飛散防止機能を有するものを用いることが
好ましい。更に、導電性を有する透明フィルム3や外面
に導電層を形成した透明フィルム3を用い、透明フィル
ム3を接地等することで電磁波遮蔽効果が得られるよう
にしたり、透明フィルム3に通電することで調光物質4
を強制的に加熱して光透過率を変化させるようにしても
よい。更にまた、調光フィルム体1、1A、1Bで用い
る複数の透明フィルム3としては、異なる素材からなる
ものを用いてもよい。
【0022】調光フィルム体1、1A、1Bの外周部
は、2枚の透明フィルム3間に調光物質4を充填した状
態で、液漏れしないようにヒートシールや自身の粘着力
や接着剤等で封止されている。接着層2は、透明フィル
ム3と透明板6とに密着し、しかも外観を損なわないも
のであれば周知の素材からなるものを採用できる。ま
た、接着層2として、紫外線遮蔽機能を有するものや飛
散防止機能を有するものを用いたり、接着層2のかわり
に例えば大東ケミトロニクス社製のサンストップ樹脂な
どのように、紫外線遮蔽機能と飛散防止機能を併せ持つ
ものを用いてフィルム3と透明板6を接着してもよい。
更に、調光フィルム体1、1A、1Bに形成される複数
の接着層2として、異なる素材からなるものを用いても
よい。但し、透明フィルム3として粘着性を有するもの
を用いる場合には、接着層2は省略してもよい。また、
窓枠等により2枚の透明板6間に調光フィルム体1、1
A、1Bを挟持できる場合には、接着層2を省略しても
よい。透明板6としては、断熱性の高いメタクリル樹脂
やポリカーボネート等からなる透明有機ガラス或いは透
明無機ガラスを用いることが可能である。尚、2枚の透
明板6は、同じ素材からなるものを用いてもよいし、異
なる素材からなるものを用いてもよい。更に、調光ゲル
のように、溶媒が蒸発するおそれがあるものは、調光ガ
ラス体5の外周部を気密に封止することになる。
【0023】次に、調光フィルム体1及び調光ガラス5
の製造方法について説明する。図6に示すように、上下
に一定距離あけて平行配置した1対のロール10と、上
下のロール10を矢印で示す方向へ同期回転させるため
の図示外の駆動手段とを有する押え手段11を用い、こ
の押え手段11の上下のロール10間へ2つのリール1
2から透明フィルム3を夫々供給するとともに、2枚の
透明フィルム3間へ調光物質4を供給し、上下のロール
10を透明フィルム3に略線状に圧接させた状態で、ロ
ール10を回転させて透明フィルム3を右方へ送り出し
ながら、ロール10間において透明フィルム3間の余剰
の調光物質4を絞り出すとともに、調光物質4中の気泡
を外部へ押出し、2枚の透明フィルム3間に調光物質4
を充填した長尺な調光フィルム体21Aを連続的に製作
する。但し、押え手段11として、1対のロール10を
左右に一定距離あけて平行配置し、左右のロール10に
対して上側から透明フィルム3を供給し、下側から調光
フィルム体21Aを導出させてもよい。
【0024】尚、調光フィルム体1Bを製作する場合に
は、図6において押え手段11の下流側に同様の構成の
押え手段を設け、この押え手段の上下のロール間へ調光
フィルム体21Aと新たな透明フィルム3とを供給する
とともに、両者間へ調光物質4を供給して、調光フィル
ム体21Aとその上側に積層させた透明フィルム3間に
調光物質4を充填することになる。
【0025】次に、この長尺な調光フィルム体21Aを
一定サイズにカットするとともに、外周部をヒートシー
ルして、調光フィルム体1を得る。但し、調光フィルム
体1の外周部は、接着剤によりシールしてもよいし、調
光物質4自体の粘着力でシールしてもよい。次に、調光
フィルム体1を透明フィルム3の接着層2を介して或い
は透明フィルム3に接着剤を塗布して、調光フィルム体
1の両面に透明板6を夫々密着固定し、2枚の透明板6
の外周部間にシール材7を充填して、調光ガラス5を得
ることになる。但し、接着層2は、2枚の透明板6間に
接着層分の隙間があくように調光フィルム体1を平行配
置させ、この隙間に吸引法或いは滴下法により接着剤を
充填させて形成してもよい。また、接着層2を形成しな
い場合には、吸引法或いは滴下法により接着剤に代えて
水等を充填することも可能である。
【0026】前記調光フィルム体1の他の製造方法とし
て次のようなものが挙げられる。 (1) 図7に示すように、上下に一定距離あけて平行
配置した回転自在な1対のロール10を有する押え手段
11Aを用い、2枚の透明フィルム3間へ調光物質4を
供給しながら、保持手段13により2枚の透明フィルム
3の右端部を保持して右方へ引っ張り、ロール10間か
ら透明フィルム3を引っ張り出すことで、1対のロール
10で上下の透明フィルム3を略線状に挟持して、積層
体中の気泡を外部へ押出しながら、2枚の透明フィルム
3間に調光物質4を充填して、調光フィルム体21Aを
製作してもよい。但し、保持手段13により透明フィル
ム3の右端部を保持するとともに、上下のロール10間
に2枚の透明フィルム3を略線状に挟持した状態で、押
出手段11Aを透明フィルム3に沿って左方へ水平移動
させ、積層体中の気泡を外部へ押出しながら、2枚の透
明フィルム3間に調光物質4を充填して、調光フィルム
体1を製作してもよい。
【0027】(2) 図8に示すように、押え手段11
Aの下側のロール10に代えて平板状のベース台14を
有し、ロール10とベース台14とを一定間隔あけて平
行配置した押え手段11Bを用い、透明フィルム3をベ
ース台14上にセットし、更にその上に別の透明フィル
ム3をセットするともに、両透明フィルム3間に調光物
質4を供給し、ロール10により上側の透明フィルム3
を下側の透明フィルム3側へ略線状に押圧しながらロー
ル10を左方へ移動させ、2枚の透明フィルム3間にお
ける余剰の調光物質4を絞り出すとともに、積層体中の
気泡を外部へ排出しながら、2枚の透明フィルム3間に
調光物質4を充填して、調光フィルム体1を製作しても
よい。但し、ロール10を左右に移動不能に構成し、2
枚の透明フィルム3をベース台14とともに右方へ移動
させることで、両透明フィルム3間に調光物質4を装填
するようにしてもよい。また、ロール10に代えて、図
9に示すように、平板状の押え部材15を用いてもよ
い。
【0028】(3) 図10に示すように、押え手段1
1の上下のローラ10間へ供給する透明フィルム3とし
て、筒状の透明フィルム3Aを用いてもよいし、図11
に示すように、1枚の透明フィルム3Bを二つに折って
使用することも可能である。但し、押え手段11A、1
1Bにおいても、同様の透明フィルム3A、3Bを用い
て、調光フィルム体1を製作することが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る調光フィルム体によれば、
可撓性を有する2枚の透明フィルム間に調光物質を積層
状に充填してあるので、簡単な製造方法により、容易に
且つ効率的に気泡のない綺麗な調光フィルム体を製作す
ることが可能となる。しかも、この調光フィルム体は、
2枚の透明板に積層状に挟んで使用するので、透明フィ
ルムとして可撓性を有する薄肉のものを用いても、調光
物質中の溶媒の蒸発は透明板により阻止され、調光フィ
ルム体の耐久性は十分に確保されることになる。
【0030】また、調光フィルム体における、調光物質
の層を複数設ける場合には、各層を薄肉に構成して、調
光物質内における気泡を効率的に除去しつつ、調光フィ
ルム体の肉厚を十分に確保できる。また、調光温度の異
なる調光物質を積層することで、外気温度等に応じて光
透過率を段階的に変更させたり、調光フィルム体におけ
る複数層の調光物質のうちの少なくとも1つの層を、調
光物質に代えて衝撃吸収ゲルからなる層で構成すること
で、調光機能と防音機能の2つの機能を調光フィルム体
に付与したりすることが可能となる。
【0031】透明フィルムとして接着性を有するもの或
いは外面に接着層を形成したものを用いる場合には、調
光フィルム体をそのまま透明板に貼着して使用すること
が可能となる。透明フィルムとして導電性を有するもの
や導電層を形成したものを用いると、透明フィルムを接
地等するとで電磁波遮蔽効果が得られるし、透明フィル
ムに通電することで、調光物質を強制加熱して調光フィ
ルム体の光透過率を調整することが可能となる。透明フ
ィルムに対して紫外線遮蔽機能や飛散防止機能を付与す
ることで、多機能な調光フィルム体を実現できる。調光
物質として曇り点を有するものを用いる場合には、素材
コストを低減して調光フィルム体を安価に製作すること
が可能となる。
【0032】本発明に係る調光ガラスによれば、請求項
1〜10のいずれか1項記載の調光フィルム体を用いて
いるので、気泡のない綺麗な調光ガラスや多機能な調光
ガラスを容易に製作することが可能となる。調光フィル
ム体に透明板を固定するための接着剤として、紫外線遮
蔽機能と飛散防止機能の少なくとも一方の機能を有して
いるものを用いて、調光ガラスに対して複数の機能を付
与することも可能である。
【0033】本発明に係る調光フィルム体の製造方法に
よれば、設備コストを抑えつつ、気泡のない綺麗な調光
フィルム体を効率的に製作することが可能となる。押え
手段として、一定間隔あけて平行配置した1対のロール
を用いると、調光フィルム体を連続的に製作することが
可能となり、調光フィルム体の製作コスト、ひいては調
光ガラスの製作コストを更に低減できる。2枚の透明フ
ィルムとして、1枚のフィルムを2つ折りにしたもの
や、筒状のフィルムを折り畳んだものを用いると、調光
フィルム体の一側縁や両側縁のシールが不要となり、調
光フィルム体の製作が一層容易になる。本発明に係る調
光ガラスの製造方法によれば、前述のように製作した調
光フィルム体に透明板を密着固定することで、容易に調
光ガラスを製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調光フィルム体の縦断面図
【図2】 本発明の調光ガラスの縦断面図
【図3】 他の実施例の調光ガラスの縦断面図
【図4】 他の実施例の調光ガラスの縦断面図
【図5】 他の実施例の調光フィルム体の縦断面図
【図6】 本発明の調光フィルム体の製造方法の説明図
【図7】 調光フィルム体の他の製造方法の説明図
【図8】 調光フィルム体の他の製造方法の説明図
【図9】 調光フィルム体の他の製造方法の説明図
【図10】 他の構成の透明フィルムを用いた調光フィ
ルム体の製造方法の説明図
【図11】 他の構成の透明フィルムを用いた調光フィ
ルム体の製造方法の説明図
【符号の説明】
1 調光フィルム体 2 接着層 3 透明フィルム 4 調光物質 5 調光ガラス 6 透明板 7 シール材 5A 調光ガラス 1A 調光フィルム体 5B 調光ガラス 1B 調光フィルム体 10 ロール 11 押え手段 12 リール 21A 調光フィルム体 11A 押え手段 13 保持手段 14 ベース台 11B 押え手段 15 押え部材 3A 透明フィルム 3B 透明フィルム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の透明板間に積層状に挟んで使用さ
    れる調光フィルム体であって、温度変化により光透過率
    が変化する調光物質を、可撓性を有する2枚の透明フィ
    ルム間に積層状に充填した調光フィルム体。
  2. 【請求項2】 2枚の透明板間に積層状に挟んで使用さ
    れる調光フィルム体であって、温度変化により光透過率
    が変化する調光物質を、可撓性を有する3枚以上の透明
    フィルム間に夫々積層状に充填した調光フィルム体。
  3. 【請求項3】 2枚の透明板間に積層状に挟んで使用さ
    れる調光フィルム体であって、温度変化により光透過率
    が変化する調光物質を、可撓性を有する2枚の透明フィ
    ルム間に積層状に充填し、これを複数積層状に密着固定
    した調光フィルム体。
  4. 【請求項4】 調光フィルム体における複数層の調光物
    質として、調光温度の異なるものを用いた請求項2又は
    3記載の調光フィルム体。
  5. 【請求項5】 調光フィルム体における複数層の調光物
    質のうちの少なくとも1つの層を、調光物質に代えて衝
    撃吸収ゲルからなる層で構成した請求項2〜4のいずれ
    か1項記載の調光フィルム体。
  6. 【請求項6】 複数枚の透明フィルムのうちの少なくと
    も1枚の透明フィルムが、接着性を有するもの或いは外
    面に接着層を形成したものである請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の調光フィルム体。
  7. 【請求項7】 複数枚の透明フィルムのうちの少なくと
    も1枚の透明フィルムが、導電性を有するもの或いは導
    電層を形成したものである請求項1〜6のいずれか1項
    記載の調光フィルム体。
  8. 【請求項8】 複数枚の透明フィルムのうちの少なくと
    も1枚の透明フィルムが、紫外線遮蔽機能を有するもの
    である請求項1〜7のいずれか1項記載の調光フィルム
    体。
  9. 【請求項9】 複数枚の透明フィルムのうちの少なくと
    も1枚の透明フィルムが、飛散防止機能を有するもので
    ある請求項1〜8のいずれか1項記載の調光フィルム
    体。
  10. 【請求項10】 調光物質として曇点を有するものを用
    いた請求項1〜9のいずれか1項記載の調光フィルム
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項記載の
    調光フィルム体の外面の一側に、透明板を直接に或いは
    接着剤を介して積層状に密着固定した調光ガラス。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1項記載の
    調光フィルム体の外面の両側に、透明板を直接に或いは
    接着剤を介して積層状に密着固定した調光ガラス。
  13. 【請求項13】 調光フィルム体の外面に、紫外線遮蔽
    機能と飛散防止機能の少なくとも一方を有する接着剤に
    より、透明板を積層状に密着固定した請求項11又は1
    2記載の調光ガラス。
  14. 【請求項14】 2枚の透明フィルム間へ調光物質を供
    給するとともに、一方の透明フィルムを他方の透明フィ
    ルム側へ押え手段で略線状に押圧しながら、押え手段と
    両透明フィルムとを相対移動させ、2枚の透明フィルム
    間における余剰の調光物質を絞り出すとともに、調光物
    質中の気泡を外部へ押出しながら、2枚の透明フィルム
    間に調光物質を充填する調光フィルム体の製造方法。
  15. 【請求項15】 押え手段として、一定間隔あけて平行
    配置した1対のロールを用い、調光物質をあいだに供給
    した2枚の透明フィルムを1対のロールで略線状に挟持
    して、2枚の透明フィルム間における余剰の調光物質を
    絞り出すとともに、調光物質中の気泡を透明フィルム間
    から外部へ押出す請求項14記載の調光フィルム体の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 1枚もののフィルムを2つ折りにし、
    2枚の透明フィルムとなした請求項14又は15記載の
    調光フィルム体の製造方法。
  17. 【請求項17】 筒状のフィルムを平板状に折り畳んで
    2枚の透明フィルムとなした請求項14又は15記載の
    調光フィルム体の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項14〜17のいずれか1項記載
    の調光フィルム体の製造方法にて製造した調光フィルム
    体の外面の一側或いは両側に、透明板を直接或いは接着
    剤を介して積層状に密着固定する調光ガラスの製造方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104228177A (zh) * 2013-06-19 2014-12-24 珠海兴业光电科技有限公司 自粘式调光膜
KR20190028884A (ko) * 2017-09-11 2019-03-20 이-리드 일렉트로닉 코포레이션, 리미티드 삽입 필름을 갖는 접합 유리의 제조 방법
JP2020038264A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 凸版印刷株式会社 調光ユニット、および、透明板付調光ユニット
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