JPH1086260A - 高粘調液体充填層体の製造方法 - Google Patents

高粘調液体充填層体の製造方法

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JPH1086260A
JPH1086260A JP24149096A JP24149096A JPH1086260A JP H1086260 A JPH1086260 A JP H1086260A JP 24149096 A JP24149096 A JP 24149096A JP 24149096 A JP24149096 A JP 24149096A JP H1086260 A JPH1086260 A JP H1086260A
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JP
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transparent
viscous liquid
transparent film
liquid
viscosity
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Application number
JP24149096A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Danno
和久 檀野
Keiji Imasho
啓二 今庄
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡を含まないように容易に且つ効率的に製
造可能な高粘調液体充填層体の製造方法を提供する。 【解決手段】 透明フィルム2と透明板3間に粘度が
0.8〜100000Pの高粘調液体4を供給し、押え
手段11の上下1対のローラ10により透明フィルム2
を透明板3側へ略線状に押圧しながら、ローラ10を回
転させて透明フィルム2及び透明板3を送り出し、透明
フィルム2と透明板3間における余剰の高粘調液体4を
絞り出すとともに、高粘調液体4中の気泡を外部に排出
しながら、透明フィルム2と透明板2間に高粘調液体4
を充填して粘調液積層体5を製作する。そして、この粘
調液積層体5の透明フィルム2の外面に接着剤を介して
透明板を積層状に密着固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光ガラスや防音
ガラスなどのように透明板間に高粘調液体を充填してな
る高粘調液体充填層体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粘度が0.8〜100000Pの高粘調
液体を用いた高粘調液体充填層体として、例えば平行配
置した2枚のガラス板間に高粘調液体としての調光物質
を封入し、日差しが強くなって外気温度が高くなると、
調光物質が白濁して、自動的に遮光状態となる窓ガラス
用の調光ガラスが、液晶等を用いた調光ガラスよりも耐
久性、遮光性に優れ、しかも安価であることから脚光を
浴びている。通常、この調光ガラスは、気泡が混入しな
いように、真空引き等しながら2枚の板ガラス間に調光
物質を装填して製作されている。
【0003】一方、低粘度の液体を用いた積層体とし
て、例えば粘度が0.4P以下の液晶材料を用いた液晶
素子においては、ガラス基板上にパターン電極を形成し
その上に分子配向層を形成してなるセルを、分子配向層
側を対面させて平行配置し、両者の外周部間に封着材を
充填して空セルを製作し、この空セルの注入口から液晶
材料を注入した後、注入口を封止して製作されている。
尚、空セルへの液晶の注入方法としては、減圧したベル
ジャー中で液晶材料の溜の中に空セルの注入口部分を浸
漬するか、或いは空セルの注入口に液晶材料を滴下する
方法が採用されている。また、強化プラスチックの成形
方法として、先ず離型フィルムの上に切断したガラス繊
維ロービングを落下させ、次いでポリエステルを注ぎ、
更にその上から離型フィルムを被せた後、上下1対のロ
ール間において脱泡を行うようにした連続積層法が広く
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記液晶素子のよう
に、低粘度の液晶材料を透明板間に充填する場合には、
吸引や滴下法等の充填方法により効率的に充填できる
が、調光物質のように粘度が0.8P以上の高粘調液体
を透明板間に充填する場合には、吸引や滴下法等を採用
できないので、前述の調光ガラスのように真空引き等し
て製作する必要があった。しかし、真空引き等して製作
する場合には、製造装置全体が大掛かりなものとなり、
しかも連続生産には適さないという問題があった。更
に、高粘調液体が水や有機溶剤などの揮発成分を含む場
合には、これらが減圧時に揮発するために発泡したり、
あるいは十分に減圧できないために液体が完全に充填で
きないという問題があった。本出願人は、高粘調液体充
填層体の効率的な製造方法を種々検討した結果、高粘調
液体を直接的に透明板間に充填するのではなく、一旦透
明フィルムと透明板間或いは2枚の透明フィルム間に充
填することで、強化プラスチックの連続積層法と同様
に、高粘調液体中における気泡を効率的に除去できると
いう着想を得た。
【0005】本発明の目的は、気泡を含まないように容
易に且つ効率的に製造可能な高粘調液体充填層体の製造
方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る高粘調液
体充填層体の製造方法は、透明フィルムと第1透明板間
に粘度が0.8〜100000Pの高粘調液体を供給
し、透明フィルムを第1透明板側へ押え手段で略線状に
押圧しながら、透明フィルム及び第1透明板を押え手段
と相対移動させ、透明フィルムと第1透明板間における
余剰の高粘調液体を絞り出すとともに、高粘調液体中の
気泡を外部に押出しながら、透明フィルムと第1透明板
間に高粘調液体を充填し、更に透明フィルムの外面に接
着剤を介して第2透明板を積層状に密着固定したもので
ある。
【0007】ここで、請求項2記載のように、透明フィ
ルムに第2透明板を積層状に密着固定する前に、透明フ
ィルム上に高粘調液体を供給するとともにその上に別の
透明フィルムをセットし、外側の透明フィルムを第1透
明板側へ押え手段で略線状に押圧しながら、透明フィル
ム及び第1透明板を押え手段と相対移動させ、外側の透
明フィルムとその下側の透明フィルム間における余剰の
高粘調液体を絞り出すとともに、高粘調液体中の気泡を
外部に押出しながら、両透明フィルム間に高粘調液体を
充填し、この工程を1乃至複数回繰り返した後、外側の
透明フィルムの外面に接着剤を介して第2透明板を積層
状に密着固定してもよい。
【0008】請求項3に係る高粘調液体充填層体の製造
方法は、2枚の透明フィルム間に粘度が0.8〜100
000Pの高粘調液体を供給し、一方の透明フィルムを
他方の透明フィルム側へ押え手段で略線状に押圧しなが
ら、両透明フィルムを押え手段と相対移動させ、両透明
フィルム間における余剰の高粘調液体を絞り出すととも
に、高粘調液体中の気泡を外部に押出しながら、両透明
フィルム間に高粘調液体を充填して粘調液体層体を製作
し、更に粘調液体層体の外面に接着剤を介して透明板を
夫々積層状に密着固定するものである。
【0009】ここで、請求項4記載のように、粘調液体
層体の外面に透明板を夫々積層状に密着固定する前に、
粘調液体層体を複数積層状に密着固定すること、請求項
5記載のように、1枚もののフィルムを2つ折りにし、
2枚の透明フィルムとなすこと、請求項6記載のよう
に、筒状のフィルムを平板状に折り畳んで2枚の透明フ
ィルムとなすこと、などが好ましい実施例である。
【0010】また、押え手段としては、請求項7記載の
ように、一定間隔あけて平行配置した1対のロールを用
いること、請求項8記載のように、一定間隔あけて平行
配置したロールと平板とを用いること、などが好ましい
実施例である。
【0011】
【作用】請求項1に係る高粘調液体充填層体の製造方法
においては、2枚の透明板間に高粘調液体を充填するに
際して、先ず、透明フィルムと第1透明板間に高粘調液
体を供給し、透明フィルムを第1透明板側へ押え手段で
略線状に押圧しながら、透明フィルム及び第1透明板と
押え手段とを相対移動させ、透明フィルムと第1透明板
間における余剰の高粘調液体を絞り出すとともに、高粘
調液体中の気泡を外部に押出しながら、透明フィルムと
第1透明板間に高粘調液体を充填するので、気泡が入ら
ないようにしながら透明フィルムと第1透明板間に高粘
調液体を効率的に充填できることになる。そして、透明
フィルムの外面に接着剤を介して第2透明板を積層する
ことで、2枚の透明板間に高粘調液体を充填した高粘調
液体充填層体が得られることになる。
【0012】また、透明フィルムに第2透明板を積層状
に密着固定する前に、透明フィルム上に高粘調液体を供
給するとともにその上に別の透明フィルムをセットし、
押え手段を用いて前記と同様に透明フィルム間に高粘調
液体を充填して、透明板間に複数層の高粘調液体を積層
状に設けると、各層の高粘調液体の厚みを薄くして、高
粘調液体内への気泡の混入を確実に防止しつつ、高粘調
液体の厚みを十分に確保することが可能となる。また、
異なる組成の高粘調液体を積層状に設けることで、複数
の機能を高粘調液体充填層体に付与することも可能とな
る。
【0013】請求項3に係る高粘調液体充填層体の製造
方法においては、2枚の透明板間に高粘調液体を充填す
るに際して、先ず、2枚の透明フィルム間に高粘調液体
を供給し、一方の透明フィルムを他方の透明フィルム側
へ押え手段で略線状に押圧しながら、両透明フィルムと
押え手段とを相対移動させ、両透明フィルム間における
余剰の高粘調液体を絞り出すとともに、高粘調液体中の
気泡を外部に押出しながら、両透明フィルム間に高粘調
液体を充填するので、気泡が入らないようにしながら2
枚の透明フィルム間に高粘調液体を効率的に充填できる
ことになる。そして、透明フィルムの外面に接着剤を介
して第2透明板を積層することで、2枚の透明板間に高
粘調液体を充填した高粘調液体充填層体が得られること
になる。
【0014】また、粘調液体層体の外面に透明板を夫々
積層状に密着固定する前に、粘調液体層体を複数積層状
に密着固定して、透明板間に複数層の高粘調液体を積層
状に設けると、各層の高粘調液体の厚みを薄くして、高
粘調液体内への気泡の混入を確実に防止しつつ、高粘調
液体の厚みを十分に確保することが可能となる。また、
異なる組成の高粘調液体を積層状に設けることで、複数
の機能を高粘調液体充填層体に付与することも可能とな
る。
【0015】更に、2枚の透明フィルムとして、1枚も
ののフィルムを2つ折りにしたものや、筒状のフィルム
を平板状に折り畳んだものを用いると、2枚の透明フィ
ルムの外周縁部におけるシールの一部を省略することが
可能となる。
【0016】押え手段として、一定間隔あけて平行配置
した1対のロールを用いる場合には、1対のロールで透
明フィルムと透明板或いは2枚の透明フィルムを挟持
し、透明フィルムと透明板間或いは2枚の透明フィルム
間における余剰の高粘調液体を絞り出すとともに、高粘
調液体中の気泡を外部に押出しながら、高粘調液体を充
填することになる。また、押え手段として、一定間隔あ
けて平行配置したロールと平板とを用いる場合には、ロ
ールと平板間に透明フィルム及び透明板或いは2枚の透
明フィルムを挟持しながら高粘調液体を充填することに
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。 <第1実施例>この第1実施例における高粘調液体充填
層体1は、図1に示すように、基本的には、透明フィル
ム2と透明板3間に高粘調液体4を封入してなる粘調液
積層体5と、粘調液積層体5の透明フィルム2の外面に
接着層6を介して積層状に密着固定した透明板7とを有
し、両透明板3、7の外周部間にシール材8を充填した
ものである。但し、高粘調液積層体5のみで高粘調液体
充填層体1を構成してもよいし、シール材8は省略して
もよい。
【0018】この高粘調液体充填層体1を調光ガラスと
して用いる場合における高粘調液体4の具体的な素材と
しては、ポリビニルアルコール部分酢化物、ポリビニル
メチルエーテル、メチルセルロース、ポリエチレンオキ
シド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド
とポリプロピレンオキシドとの共重合体、ヒドロキシプ
ロピル基を有する多糖類誘導体(例えば、ヒドロキシプ
ロピルセルロース)、ポリビニルメチルオキサゾリディ
ノン、ポリN−置換アクリルアミド誘導体(例えば、ポ
リN−イソプロピルアクリルアミド、ポリN−エトキシ
エチルアクリルアミド等)、ポリN−置換メタクリルア
ミド誘導体(例えば、ポリN−イソプロピルメタクリル
アミド、ポリN−3−エトキシプロピルメタクリルアミ
ド等)、ポリN,N−ジ置換アクリルアミド誘導体(例
えば、ポリN−メチルN−エチルアクリルアミド等)な
どの水溶性高分子の水溶液や、アルコール等を媒体とし
た有機溶液などのゲルなどを採用できる。但し、温度変
化により光透過率が変化するものであれば、上記以外の
種々の素材を用いることが可能である。また、高粘調液
体4としてα−ゲル(衝撃吸収ゲル)を用い、高粘調液
体充填層体1を防音ガラスとして使用することも可能で
ある。
【0019】高粘調液体4は、その粘度が100000
P以下の液体或いは可塑性の固定、ゲルなどを採用でき
る。特に、粘度が10000P以下であれば加工が容易
である。また、低粘度の素材を用いても構わないが、粘
度が0.8Pよりも小さい場合には、滴下法や吸引法の
方が効率的に高粘調液体充填層体を作成できる。したが
って、0.8〜10000Pの粘度の素材を用いること
が好ましい。但し、高粘調液体4の粘度は、冷却或いは
加熱により0.8〜10000Pになるように設定して
もよい。また、透明フィルム2と透明板3間における高
粘調液体4の厚さは、5μmよりも小さいと十分に光透
過率を変化させることができず、5mmよりも大きい
と、後述のような製造方法により粘調液積層体5を製作
したときに、透明フィルム2と透明板3間の高粘調液体
4内に気泡が入るので、5μm〜5mmに設定すること
が好ましい。
【0020】透明フィルム2としては、無色透明のフィ
ルムが好適であるが、着色フィルムや熱線反射フィルム
或いは半透明フィルム等を用いることも可能である。具
体的な素材としては、OPP、CPP、HDPE、LD
PE、LLDPEなどのポリオレフィン類、ポリスチレ
ン、PMMAなどのアクリル類、PC、ポリスルホン、
ナイロン類などのポリアミド類、PET、ポリアリレー
トなどのポリエステル類、PVDC、PVC、ポリビニ
ルブチラール、フッ素樹脂類、およびこれらの複合フィ
ルムなどを用いることが可能である。特に、高粘調液体
充填層体1を窓ガラスとして用いる場合には、ポリオレ
フィン類、PMMA、PC、PVC、ポリビニルブチラ
ールなどが安価でしかも窓材としての実績もあり好適で
ある。また、高粘調液体充填層体1を窓ガラスとして用
いる場合には、透明フィルム2として、紫外線遮蔽機能
を有するものや、飛散防止機能を有するものを用いるこ
とが好ましい。更に、透明板7への組付けを考慮して、
粘着性を有する透明フィルム2を用い接着層6を省略し
てもよい。更にまた、導電性を有する透明フィルム2や
外面に導電層を形成した透明フィルム2を用い、接地等
により電磁波遮蔽効果が得られるようにしたり、透明フ
ィルム2に通電することで高粘調液体4としての調光物
質を強制的に加熱して光透過率を変化させるようにして
もよい。
【0021】透明フィルム2の外周部は、接着剤あるい
は高粘調液体4自身の粘着力により、高粘調液体4が漏
れないように透明板3にシールされている。更に、高粘
調液体4として調光ゲルなどの揮発成分を有する材料を
用いる場合には、透明板3、7間の周縁部はシール材8
により気密に封止されている。接着層6は、透明フィル
ム2と透明板7とに密着し、しかも外観を損なわないも
のであれば周知の素材からなるものを採用できる。ま
た、接着層6として、紫外線遮蔽機能を有するものや飛
散防止機能を有するもの、例えば大東ケミトロニクス社
製のサンストップ樹脂のように紫外線遮蔽機能と飛散防
止機能を併せ持つものを用いてもよい。この接着層6と
して、粘度が10P以下の接着剤を用いると、透明フィ
ルム2と透明板7間に滴下法や吸引法で接着剤を充填で
きる。特に、粘度が0.8P以下の接着剤はこの方法に
適しており、好ましい。また、透明フィルム2に、透明
板7に密着する側に接着性を有する、あるいは接着層を
形成したフィルムを用いてもよい。更に、接着層6を省
略してもかまわない。透明板3、7としては、断熱性の
高いメタクリル樹脂やポリカーボネート等からなる透明
有機ガラス或いは透明無機ガラスを用いることが可能で
ある。尚、透明板3、7は、同じ素材からなるものを用
いてもよいし、異なる素材からなるものを用いてもよ
い。
【0022】次に、高粘調液体充填層体1の製造方法に
ついて説明する。図2に示すように、上下に一定距離あ
けて平行配置した1対のロール10と、上下のロール1
0を矢印で示す方向へ同期回転させるための図示外の駆
動手段とを有する押え手段11を用い、この押え手段1
1の上下のロール10間へ、リール12から透明フィル
ム2を供給するとともに、ローラコンベア13により透
明板3を順次供給しながら、透明フィルム2と透明板3
間に高粘調液体4を供給する。そして、ロール10で透
明フィルム2を透明板3側へ略線状に押圧しながら、ロ
ール10を回転させて透明フィルム2及び透明板3を右
方へ送り出し、ロール10間において透明フィルム2と
透明板3間の余剰の高粘調液体4を絞り出すとともに、
高粘調液体4中の気泡を外部へ押出して、透明フィルム
2と透明板3間に高粘調液体4を充填した粘調液積層体
5を製作する。但し、透明フィルム2と透明板3間への
高粘調液体4の供給は、ロール10の回転に連動させて
順次行ってもよいし、予め透明板3の上面全体に要求の
膜厚よりも多少厚目に塗布してもよい。
【0023】次に、隣接する粘調液積層体5間において
透明フィルム2をカットして、透明フィルム2の外周部
を透明板3の外周部に接着剤等により密着固定する。次
に、粘調液積層体5の透明フィルム2の外面に接着剤を
塗布して透明板7を密着固定し、2枚の透明板3、7の
外周部間にシール材8を充填して、高粘調液体充填層体
1を得ることになる。但し、透明フィルム2と透明板7
とを両者間に接着層分の隙間があくように平行配置さ
せ、この隙間に吸引法或いは滴下法により接着剤を充填
させて接着層6を形成してもよい。
【0024】前記粘調液積層体5の他の製造方法として
図3に示すように、下側のロール10に代えて平板状の
ベース台14を有し、上側のロール10とベース台14
とを一定間隔あけて平行配置した押え手段11Aを用
い、透明板3をベース台14上にセットし、透明板3上
に透明フィルム2を供給するとともに、透明フィルム2
と透明板3間に高粘調液体4を供給し、ロール10によ
り透明フィルム2を透明板3側へ略線状に押圧しながら
ロール10を左方へ移動させ、透明フィルム2と透明板
3間における余剰の高粘調液体4を絞り出すとともに、
高粘調液体4中の気泡を外部へ押出しながら、透明フィ
ルム2と透明板3間に高粘調液体4を充填して、粘調液
積層体5を製作してもよい。
【0025】但し、ロール10を左方へ移動させない
で、透明板3をベース台14とともに右方へ移動させる
ことで、透明フィルム2と透明板3間に高粘調液体4を
装填するようにしてもよい。また、透明フィルム2は、
リール12から連続的に供給するようにしてもよいし、
図4に示すように、透明板3に応じたサイズにカットし
たものを用いてもよい。更に、ロール10に代えて、図
5に示すように、平板状の押え部材15を用いてもよ
い。また、透明板3としてロール10や押え部材15に
よる押圧力に耐え得る強度を有するものを用いる場合に
は、ベース台14を省略することが可能である。
【0026】また、前記製造方法を用いて、図6に示す
ように、粘調液積層体5の透明フィルム2上に更に別の
透明フィルム2Aを設け、透明フィルム2、2A間に高
粘調液体4Aを封入してなる粘調液積層体5Aを有する
高粘調液体充填層体1Aを製作することも可能である。
具体的には、押え手段11、11Aの下流側に同様の構
成の押え手段を設け、この押え手段に対して粘調液積層
体5と新たな透明フィルム2Aとを供給するとともに、
両者間へ高粘調液体4Aを供給して、押え手段により気
泡を押出ながら、粘調液積層体5上に高粘調液体4Aと
透明フィルム2Aとを積層して粘調液積層体5Aを製作
し、この粘調液積層体5A上に接着層6を介して透明板
7を密着固定して高粘調液体充填層体1Aを製作するこ
とになる。また、同様にして粘調液積層体5Aの上側に
更に高粘調液体4Aと透明フィルム2Aとを複数層形成
することも可能である。この高粘調液体充填層体1Aに
おいては、高粘調液体4A、4Aとして異なる組成のも
のを積層させてもよい。また、複数の透明フィルム2、
2Aは、異なる素材からなるものを用いてもよい。尚、
高粘調液体4の層を複数備えた高粘調液体充填層体の他
の製造方法として、2枚の粘調液積層体5をその透明フ
ィルム2側を突き合わせて密着固定する方法も採用でき
る。
【0027】<第2実施例>次に、他の構成の高粘調液
体充填層体20及びその製造方法について説明する。但
し、第1実施例と同一部材には同一符号を付してその詳
細な説明を省略する。図7に示すように、高粘調液体充
填層体20は、基本的には、2枚の透明フィルム2間に
高粘調液体4を封入してなる粘調液積層体21を、平行
配置した2枚の透明板3、7間に接着層6を介して積層
状に密着固定し、更に両透明板3、7の外周部にシール
材8を充填したものである。但し、2枚の透明フィルム
2は、同じ素材で構成してもよいし、異なる素材で構成
してもよい。
【0028】次に、この高粘調液体充填層体20の製造
方法について説明する。図7に示すように、第1実施例
と同様に、上下に一定距離あけて平行配置した1対のロ
ール10と、上下のロール10を矢印で示す方向へ同期
回転させるための図示外の駆動手段とを有する押え手段
11を用い、この押え手段11の上下のロール10間へ
2つのリール12から透明フィルム2を夫々供給すると
ともに、2枚の透明フィルム2間へ高粘調液体4を供給
する。そして、2枚の透明フィルム2を相互に接近する
方向へ1対のロール10で略線状に押圧しながら、ロー
ル10を回転させて透明フィルム2を右方へ送り出し、
ロール10間において透明フィルム2間の余剰の高粘調
液体4を絞り出すとともに、高粘調液体4中の気泡を外
部へ押出し、2枚の透明フィルム2間に高粘調液体4を
充填した長尺な粘調液積層体21Aを連続的に製作す
る。但し、押え手段11として、1対のロール10を左
右に一定距離あけて平行配置し、左右のロール10に対
して上側から透明フィルム2を供給し、下側から粘調液
積層体21Aを導出させてもよい。
【0029】次に、この長尺な粘調液積層体21Aを一
定サイズにカットするとともに、外周部をヒートシール
して、粘調液積層体21を得る。但し、粘調液積層体2
1の外周部は、接着剤によりシールしてもよいし、高粘
調液体4自体の粘着力でシールしてもよい。次に、粘調
液積層体21の透明フィルム2の外面に接着剤を塗布し
て、粘調液積層体21を2枚の透明板3、7間に挟んだ
状態に密着固定し、2枚の透明板3、7の外周部間にシ
ール材8を充填して、高粘調液体充填層体1を得ること
になる。但し、接着層6は、2枚の透明板3、7間に接
着層分の隙間があくように、粘調液積層体21を平行配
置させ、この隙間に吸引法或いは滴下法により接着剤を
充填させて形成してもよい。ところで、気泡は高粘調液
体4と透明フィルム2との界面部分に発生し易いので、
前述のように1対のローラ10で透明フィルム2を挟持
して、余剰の高粘調液体4を絞り出すとともに、高粘調
液体4中の気泡を外部へ押出すことで、界面部分の気泡
を効率的に除去することが可能となる。
【0030】前記粘調液積層体21の他の製造方法とし
て次のようなものが挙げられる。 (1) 図9に示すように、上下に一定距離あけて平行
配置した回転自在な1対のロール10を有する押え手段
11を用い、2枚の透明フィルム2間へ高粘調液体4を
供給しながら、保持手段16により2枚の透明フィルム
2の右端部を保持して右方へ引っ張り、ロール10間か
ら透明フィルム2を引っ張り出すことで、1対のロール
10で上下の透明フィルム2を略線状に挟持して、積層
体中、特に高粘調液体4と透明フィルム2の界面部分に
多数発生した気泡を外部へ押出しながら、2枚の透明フ
ィルム2間に高粘調液体4を充填して、粘調液積層体2
1を製作してもよい。但し、保持手段16により透明フ
ィルム2の右端部を保持するとともに、上下のロール1
0間に2枚の透明フィルム2を挟持した状態で、押出手
段11を透明フィルム2に沿って左方へ水平移動させ、
高粘調液体4中の気泡を外部へ押出しながら、2枚の透
明フィルム2間に高粘調液体4を充填して、粘調液積層
体21を製作してもよい。
【0031】(2) 図10に示すように、押え手段1
1の下側のロール10に代えて平板状のベース台14を
有し、ロール10とベース台14とを一定間隔あけて平
行配置した押え手段11Aを用い、下側の透明フィルム
2をベース台14上にセットし、更にその上に上側の透
明フィルム2をセットするとともに、両透明フィルム2
間に高粘調液体4を供給し、ロール10により上側の透
明フィルム2を下側の透明フィルム2側へ押圧しながら
ロール10を左方へ移動させ、2枚の透明フィルム2間
における余剰の高粘調液体4を絞り出すとともに、高粘
調液体4中の気泡を外部へ押出しながら、2枚の透明フ
ィルム2間に高粘調液体4を充填して、粘調液積層体2
1を製作してもよい。但し、ロール10を左右に移動不
能に構成し、2枚の透明フィルム2をベース台14とと
もに右方へ移動させることで、両透明フィルム2間に高
粘調液体4を装填するようにしてもよい。また、ロール
10に代えて、図11に示すように、平板状の押え部材
15を用いてもよい。
【0032】(3) 図12に示すように、押え手段1
1の上下のローラ10間へ供給する透明フィルム2とし
て、筒状の透明フィルム24を用いてもよいし、図13
に示すように、1枚の透明フィルム25を二つに折って
使用することも可能である。但し、押え手段11Aにお
いても、同様の透明フィルム24、25を用いて、粘調
液積層体21を製作することが可能である。
【0033】また、複数の粘調液積層体21を接着剤等
により積層状に密着固定することで図14に示すような
粘調液積層体31を製作することも可能である。更に、
粘調液積層体21の透明フィルム2上に、前記第1実施
例における粘調液積層体5Aと同様にして、高粘調液体
4と新たな透明フィルム2とを積層状に設けて、図15
に示すような粘調液積層体31Aを製作することも可能
である。更にまた、第1実施例における粘調液積層体5
Aの透明フィルム2上に粘調液積層体21を接着剤等に
より1乃至複数積層状に密着固定して、複数層の高粘調
液体4の層を有する高粘調液体充填層体を製作すること
も可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る高粘調液体充填層体の製
造方法によれば、高粘調液体を2枚の透明板間に充填す
るに際して、直接的に2枚の透明板間に充填しないで、
一旦透明フィルムと透明板間に充填した後、透明フィル
ムに透明板を貼着して、高粘調液体を2枚の透明板間に
充填した状態となすので、気泡のない品質の良い高粘調
液体充填層体を効率的に製作することが可能となる。
【0035】請求項2及び4記載の方法によれば、透明
板間に高粘調液体からなる複数の層を容易に形成するこ
とが可能となり、気泡の混入を確実に防止しつつ、高粘
調液体を厚肉に設定することが可能となる。また、異な
る組成の高粘調液体を積層状に設けることで、複数の機
能を高粘調液体充填層体に付与することも可能となる。
【0036】請求項3に係る高粘調液体充填層体の製造
方法によれば、2枚の透明板間に高粘調液体を充填する
に際して、直接的に2枚の透明板間に充填しないで、一
旦2枚の透明フィルム間に充填した後、透明フィルムに
透明板を夫々貼着して、高粘調液体を2枚の透明板間に
充填した状態となすので、気泡のない品質の良い高粘調
液体充填層体を効率的に製作することが可能となる。
【0037】請求項5及び6記載の方法によれば、透明
フィルムの外周部のシールを簡略化して、高粘調液体充
填層体の製作が一層容易になる。請求項7及び請求項8
記載のように構成すると、透明フィルムと透明板或いは
2枚の透明フィルム間に連続的に高粘調液体を充填する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の高粘調液体充填層体の縦断面図
【図2】 同高粘調液体充填層体の製造方法の説明図
【図3】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説明
【図4】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説明
【図5】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説明
【図6】 他の構成の高粘調液体充填層体の縦断面図
【図7】 第2実施例の高粘調液体充填層体の縦断面図
【図8】 同高粘調液体充填層体の製造方法の説明図
【図9】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説明
【図10】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説
明図
【図11】 同高粘調液体充填層体の他の製造方法の説
明図
【図12】 他の構成の透明フィルムを用いた高粘調液
体充填層体の製造方法の説明図
【図13】 他の構成の透明フィルムを用いた高粘調液
体充填層体の製造方法の説明図
【図14】 他の構成の粘調液積層体の縦断面図
【図15】 他の構成の粘調液積層体の縦断面図
【符号の説明】
1 高粘調液体充填層体 2 透明フィル
ム 3 透明板 4 高粘調液体 5 粘調液積層体 6 接着層 7 透明板 8 シール材 10 ロール 11 押え手段 12 リール 13 ローラコン
ベア 14 ベース台 11A 押え手段 15 押え部材 1A 高粘調液体充填層体 2A 透明フィル
ム 4A 高粘調液体 5A 粘調液積層
体 20 高粘調液体充填層体 21 粘調液積層
体 21A 粘調液積層体 16 保持手段 24 透明フィルム 25 透明フィル
ム 31 粘調液積層体 31A 粘調液積層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フィルムと第1透明板間に粘度が
    0.8〜100000Pの高粘調液体を供給し、透明フ
    ィルムを第1透明板側へ押え手段で略線状に押圧しなが
    ら、透明フィルム及び第1透明板を押え手段と相対移動
    させ、透明フィルムと第1透明板間における余剰の高粘
    調液体を絞り出すとともに、高粘調液体中の気泡を外部
    に押出しながら、透明フィルムと第1透明板間に高粘調
    液体を充填し、更に透明フィルムの外面に接着剤を介し
    て第2透明板を積層状に密着固定する高粘調液体充填層
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 透明フィルムに第2透明板を積層状に密
    着固定する前に、透明フィルム上に高粘調液体を供給す
    るとともにその上に別の透明フィルムをセットし、外側
    の透明フィルムを第1透明板側へ押え手段で略線状に押
    圧しながら、透明フィルム及び第1透明板を押え手段と
    相対移動させ、外側の透明フィルムとその下側の透明フ
    ィルム間における余剰の高粘調液体を絞り出すととも
    に、高粘調液体中の気泡を外部に押出しながら、両透明
    フィルム間に高粘調液体を充填し、 この工程を1乃至複数回繰り返した後、外側の透明フィ
    ルムの外面に接着剤を介して第2透明板を積層状に密着
    固定する請求項1記載の高粘調液体充填層体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 2枚の透明フィルム間に粘度が0.8〜
    100000Pの高粘調液体を供給し、一方の透明フィ
    ルムを他方の透明フィルム側へ押え手段で略線状に押圧
    しながら、両透明フィルムを押え手段と相対移動させ、
    両透明フィルム間における余剰の高粘調液体を絞り出す
    とともに、高粘調液体中の気泡を外部に押出しながら、
    両透明フィルム間に高粘調液体を充填して粘調液体層体
    を製作し、更に粘調液体層体の外面に接着剤を介して透
    明板を夫々積層状に密着固定する高粘調液体充填層体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 粘調液体層体の外面に透明板を夫々積層
    状に密着固定する前に、粘調液体層体を複数積層状に密
    着固定する請求項3記載の高粘調液体充填層体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 1枚もののフィルムを2つ折りにし、2
    枚の透明フィルムとなした請求項3又は4記載の高粘調
    液体充填層体の製造方法。
  6. 【請求項6】 筒状のフィルムを平板状に折り畳んで2
    枚の透明フィルムとなした請求項3又は4記載の高粘調
    液体充填層体の製造方法。
  7. 【請求項7】 押え手段として、一定間隔あけて平行配
    置した1対のロールを用いた請求項1〜6記載の高粘調
    液体充填層体の製造方法。
  8. 【請求項8】 押え手段として、一定間隔あけて平行配
    置したロールと平板とを用いた請求項1〜6記載の高粘
    調液体充填層体の製造方法。
JP24149096A 1996-09-12 1996-09-12 高粘調液体充填層体の製造方法 Pending JPH1086260A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150115054A (ko) * 2014-04-02 2015-10-14 주식회사 티에스티 곡면 글라스의 필름 부착방법 및 부착장치

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