JPH1085895A - 鋳物砂再生機 - Google Patents

鋳物砂再生機

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JPH1085895A
JPH1085895A JP26918396A JP26918396A JPH1085895A JP H1085895 A JPH1085895 A JP H1085895A JP 26918396 A JP26918396 A JP 26918396A JP 26918396 A JP26918396 A JP 26918396A JP H1085895 A JPH1085895 A JP H1085895A
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JP
Japan
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polishing
molding sand
sand
annular
space
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JP26918396A
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Tsuyoshi Kuroyanagi
強 黒柳
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HOWA CHUKI CO Ltd
HOWA CHUKI KK
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HOWA CHUKI CO Ltd
HOWA CHUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳物砂再生機において、使用済鋳物砂を均一に
研磨して、高品質の鋳物砂を得ると共に、装置の駆動に
必要な動力を小さくすることである。 【解決手段】少なくとも一方が回転して相対回転を行う
一対の研磨ディスクD1,D2 が僅かの研磨空間28を有
して相上下して配置され、しかも該一対の研磨ディスク
1,D2 の外側に、その外周面との間に環状排出空間2
0を有して環状ブレード29が配設された構成の研磨装
置Pを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済の鋳物砂の
表層部の樹脂を剥離させて、この鋳物砂を再生するため
の鋳物砂再生機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時使用されている鋳物砂として、天然
の鋳物砂に樹脂をコーティングしたものがあり、この鋳
物砂は、一回使用する毎に、表層部の樹脂を剥離させ
て、再度、樹脂をコーティングすることにより、反復使
用している。
【0003】上記のようにして、使用済鋳物砂を再生さ
せるための従来の再生機として、図7ないし図9に示さ
れるものがあり、その構成は、以下のようである。横断
面が方形状をした密閉タンクTが架台1に固定されて、
該密閉タンクTの高さ方向のほぼ中央部には、使用済鋳
物砂を研磨するための研磨装置P’が配設されている。
この研磨装置P’は、外周部の断面がコの字形となって
いて、その全体形状がドーナツ状をした砂収容体31
と、該砂収容体31の開口の部分に臨んで配置される回
転研磨ディスクD1'と、後述の固定研磨ディスクD2'と
で構成される。即ち、砂収容体31の上板33に設けら
れたフランジ部33aが、密閉タンクTの角筒胴10の
内周面に固着されたブラケット35に取付けられてい
る。砂収容体31の下板32は、薄リング状をしてい
て、その内周面には、前記回転研磨ディスクD1'と同厚
の厚リング状をした固定研磨ディスクD2'が嵌め込まれ
て、外周面のフランジ36を介して前記下板32の裏面
に固定されている。また、砂収容体31の下板32と上
板33との間には、ドーナツ状をした該砂収容体31の
半径方向に対して傾斜した多数の研磨羽根37が周方向
に沿って取付けられている。
【0004】また、密閉タンクTの下端部には、複数本
の固定アーム2が放射状に設けられて、該複数本の固定
アーム2に軸受胴3が垂直となって固定され、該軸受胴
3に、前記回転研磨ディスクD1'の駆動回転軸4が支承
されている。即ち、駆動回転軸4の上端の軸受胴3から
上方に突出した部分には、回転研磨ディスクD1'が装着
されて、該研磨ディスクD1'は、厚リング状をした前記
固定研磨ディスクD2'の内部に僅かの隙間を有して配置
され、この環状をした隙間が、研磨中の使用済鋳物砂
S’の環状通路38となっている。各研磨ディスク
1',D2'の各上面と、砂収容体31の下板32の上面
の3つの平面は、接続部に段差を有しない同一平面を形
成している。密閉タンクTの側方には駆動モータMが、
その駆動軸5を垂直下方に向けて配置されている。前記
駆動回転軸4の下端部は、軸受胴3から下方に突出し
て、この部分に取付けられたプーリー6と、前記駆動モ
ータMの駆動軸5に取付けられたプーリー7との間にベ
ルト8が掛装され、該駆動モータMにより、前記研磨デ
ィスクD1'が高速回転するようになっている。
【0005】また、密閉タンクTには、その天板9を貫
通して、使用済鋳物砂S’を砂収容体31の内部に供給
するための砂供給パイプ11が垂直に配置されて、その
下端は、砂収容体31の上部に臨んでいる。また、密閉
タンクTの下端部には、前記研磨装置P’で研磨された
再生鋳物砂Sを排出させるための排出ホッパー12が設
けられている。更に、密閉タンクTの角筒胴10の上端
部には、タンクT内に発生した粉塵類を吸引するための
吸引ダクト13が接続され、該密閉タンクTの角筒胴1
0の下端部には、タンクT内に空気を取り入れるための
空気取入口14が設けられている。
【0006】そして、回転研磨ディスクD1'が高速回転
している状態において、砂供給パイプ11から砂収容体
31の部分に使用済鋳物砂S’を供給すると、この使用
済鋳物砂S’は、該回転研磨ディスクD1'の高速回転に
より連れ回り回転させられると同時に、その遠心力によ
り外周部に流動させられる。そして、回転研磨ディスク
1'の外周部に達した使用済鋳物砂S’の一部は、前記
環状通路38に入り込んで、この間を下方に落下しよう
とする間に、回転研磨ディスクD1'の回転により円周方
向に連れ回り回転させられて、該回転研磨ディスクD1'
の外周面と固定研磨ディスクD2'の内周面とによって研
磨される。一方、該環状通路38を通過して、外方に流
動させられた残りの使用済鋳物砂S’は、砂収容体31
の下板32と上板33との間の空間部に収容されたまま
で、その内側の使用済鋳物砂S’の周方向への流動に連
れられて、同方向に流動させられる間に、当該部分に設
けられた多数の研磨羽根37に繰り返して接触して研磨
され、最終的には、研磨羽根37の部分において、使用
済鋳物砂S’が攪拌し合う間において内側に戻されて、
前記環状通路38を通って落下される。なお、図7及び
図8において、39は、軸受胴3の上端部を密閉タンク
Tの角筒胴10に対して固定している複数本の固定ボル
トを示す。
【0007】鋳物砂再生機に使用される従来の研磨装置
P’は、上記した構成であるために、十分に研磨されな
いまま環状通路38を通って下方に落下される使用済鋳
物砂S’が存在する。このため、使用済鋳物砂S’の研
磨のばらつきが生じ、密閉タンクTから排出された再生
鋳物砂Sの中には、表層部の樹脂が十分に剥離されてい
ないものがあり、均一研磨ができないという問題があっ
た。また、回転研磨ディスクD1'は、その外周面におい
てのみ使用済鋳物砂S’の研磨を行う構成であるため
に、該ディスクD1'の回転に必要なトルクが大きくなっ
て、樹脂の単位研磨量に対する必要動力の割合が大きか
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鋳物砂再生
機における従来の研磨装置の上記した不具合に鑑み、使
用済鋳物砂を均一に研磨して、高品質の再生鋳物砂が得
られ、しかも樹脂の単位研磨量に対する必要動力が比較
的小さい研磨装置の提供を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、上記した鋳物砂再生機にお
いて、少なくとも一方が回転して相対回転を行う一対の
研磨ディスクが僅かの研磨空間を有して上下に配設さ
れ、しかも該一対の研磨ディスクの外側に、その外周面
との間に環状排出空間を有して環状ブレードが配設され
た構成の研磨装置を使用することである。
【0010】一対の研磨ディスクの研磨空間に供給され
た使用済鋳物砂は、一対の研磨ディスクの相対回転によ
り各ディスクと接触すると共に、鋳物砂どうしの接触に
よって研磨されながら、遠心力の作用により外周部に流
動させられる。そして、一対の研磨ディスクと、その外
側に配置された環状ブレードとの間の環状排出空間に入
り込んだ再生鋳物砂には、一対の研磨ディスクの間の使
用済鋳物砂に作用する遠心力が及び、この遠心力によ
り、前記再生鋳物砂は押し上げられて、該環状排出空間
の上端の開口からオーバーフローして排出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る鋳物砂再生機
の全体縦断面図であり、図2は、図1のX−X線拡大断
面図であり、図3は、研磨装置Pの部分の拡大断面図で
あり、図4は、鋳物砂の研磨作用の説明図であり、図5
は、環状排出空間20に入り込んだ鋳物砂が該空間20
から排出される原理の説明図である。なお、「従来の技
術」の項目で説明した部分と同一部分には同一符号を付
し、重複説明を避けて、本発明の特徴的部分についての
み説明する。軸受胴3に垂直に支承された駆動回転軸4
の上端部には、ディスク装着用の第1円筒体15が嵌め
込まれて一体に固定され、該円筒体15の上端面には、
回転研磨ディスクD1 を取付けるための円板状のディス
ク載置板16がボルト17を介して固定されている。回
転研磨ディスクD1 は、前記ディスク載置板16に載置
された状態で、前記駆動回転軸4の上端部に嵌め込まれ
て、その中心部の上面に当てがわれた押付け具19が一
本のボルト21を介して駆動回転軸4の側に押し付けら
れている。これにより、回転研磨ディスクD1 は、駆動
回転軸4と一体となって回転する。
【0012】密閉タンクTの角筒胴10の内周面には、
複数のブラケット22が固着されていて、各ブラケット
22に、それぞれ固定アーム23の一端部が固着され
て、各固定アーム23の他端部は、密閉タンクTの中心
部に配置されるボス体24に一体に連結され、固定研磨
ディスクD2 を取付けるためのディスク装着用の第2円
筒体25の上方のフランジ部25aが前記ボス体24に
ボルト26を介して固定されている。このディスク装着
用の第2円筒体25の下方のフランジ部25bの下面に
固定研磨ディスクD2 の上端面が当てがわれて、該固定
研磨ディスクD2の中心孔に第2円筒体25の下端の嵌
合部25cが嵌合され、該嵌合部25cに設けられた拡
径機構(図示せず)により、固定研磨ディスクD2 は、
第2円筒体25の嵌合部25cの部分に固定されてい
る。各研磨ディスクD1,D2 は、同一形状のものが所定
の隙間を設けて相上下して配置されていて、各研磨ディ
スクD1,D2 の間に形成される隙間が、使用済鋳物砂
S’の研磨空間28となっている。
【0013】更に、円板状をした前記ディスク載置板1
6の外周面には、短管状の環状ブレード29が配置され
て、ボルト30を介して取付けられている。各研磨ディ
スクD1,D2 と前記環状ブレード29との間には、環状
排出隙間20が形成されている。本発明に係る研磨装置
Pは、研磨空間28を有して相上下して配置された一対
の研磨ディスクD1,D2 と、該一対の研磨ディスクD1,
2 の外周面との間に環状排出空間20を有して配置さ
れた環状ブレード29とで構成される。
【0014】そして、駆動モータMにより回転研磨ディ
スクD1 を高速回転させた状態で、砂供給パイプ11に
使用済鋳物砂S’を投入すると、この使用済鋳物砂S’
は、前記パイプ11の下端部において一対の研磨ディス
クD1,D2 の間の研磨空間28に流入する。図4におい
て、回転研磨ディスクD1 が高速回転しているために、
前記研磨空間28に流入した使用済鋳物砂S’は、相上
下する一対の研磨ディスクD1,D2 で研磨されると同時
に、研磨砂どうしを互いに接触し合って研磨されなが
ら、遠心力の作用により外周部に流動させられて、一対
の研磨ディスクD1,D2 の外周面と、その外側に配置さ
れた環状ブレード29との間に形成された環状排出空間
20に達する。
【0015】ここで、環状ブレード29が存しない場合
には、研磨空間28に収容されている使用済鋳物砂S’
は、遠心力により直ちに外方に移動させられて、十分に
研磨されることなく回転研磨ディスクD1 の半径方向に
放出されてしまう。しかし、本発明では、一対の研磨デ
ィスクD1,D2 の外側に環状排出空間20を有して環状
ブレード29が配設され、該環状ブレード29により、
一対の研磨ディスクD1,D2 の間の研磨空間28から使
用済鋳物砂S’が直ちに放出されるのが防止されて、該
研磨空間28における使用済鋳物砂の滞留時間が確保さ
れ、これにより研磨が促進される。そして、研磨空間2
8と環状排出空間20とに収容されているそれぞれの各
鋳物砂は、非拘束な状態で互いに連結されており、しか
も鋳物砂は比較的流動性が高いので、研磨空間28に収
容された使用済鋳物砂S’に作用する遠心力は、環状排
出空間20に収容されている再生鋳物砂Sに及んで、該
再生鋳物砂Sを押し上げ、しかもこの押上げ力は、遠心
力により再生鋳物砂Sが環状ブレード29の内周面に押
圧される力よりも大きいために、環状排出空間20に収
容されている再生鋳物砂Sは、徐々に押し上げられて、
その上端の開口からオーバーフローして排出される。
【0016】また、前記環状排出空間20に入り込んだ
鋳物砂は、その表層部の樹脂は殆ど剥離された再生鋳物
砂Sとなっており、この再生鋳物砂Sと、剥離された樹
脂粉とが混在している。そして、再生鋳物砂Sと樹脂粉
とが一緒になって遠心力により、短管状の環状ブレード
29の内周面に押し付けられると、多少の粘着力を有し
ている樹脂粉のみが、垂直となった環状ブレード29の
内周面に付着し、しかもその付着厚さが低い位置ほど厚
くなって、全体としてテーパー円周面状となった樹脂層
41が徐々に形成される。このため、環状排出空間20
に入り込んだ再生鋳物砂Sは、これに作用する遠心力
(F)のうち前記樹脂層41のテーパー内周面41aに
沿った分力(F1)によっても、上方に押し上げられる。
ここで、前記樹脂層41に関しては、その厚さが一定厚
に達すると、その表面を通過する再生鋳物砂Sの量が急
激に増加するために、以後、この樹脂層41の成長は止
まって、その厚さが増さないことが、本発明者による実
験により確認されている。なお、図5において、F
2 は、遠心力(F)のうち樹脂層41のテーパー内周面
41aに対して垂直な分力を示す。本実施例では、各研
磨ディスクD1,D2 の外径は、355mmであり、相上下
する各研磨ディスクD1,D2 の間隔(研磨空間28の隙
間)は、4.5mmであり、環状排出空間20の隙間は、
10mmで設定し、回転研磨ディスクD1 の回転数を1,
100 rpmで行った結果、再生鋳物砂Sは、環状排出空
間20の上端の開口からスムーズにオーバーフローし
た。
【0017】このようにして、研磨装置Pの部分から排
出された再生鋳物砂Sは、密閉タンクTの下端の排出ホ
ッパー12を通って外部に排出される。一方、密閉タン
クT内は、使用済鋳物砂S’から剥離された樹脂粉など
から成る粉塵で充満するが、この粉塵類は、吸引ダクト
13を通って密閉タンクTの上部から外部に排出され
る。
【0018】ここで、図4において、環状排出空間20
の幅(W)が大きい程、又研磨空間28の位置を基準に
した環状ブレード29の高さ(H)が高い程、表層部の
樹脂が剥離された再生鋳物砂Sが排出されにくくなっ
て、研磨装置P内における使用済鋳物砂S’の滞留時間
が長くなる。この結果、使用済鋳物砂S’の研磨量が多
くなって、樹脂の剥離効果が高まるが、上記幅(W)と
高さ(H)は、経験的に定められる。特に、ディス載置
板16に対する環状ブレード29の取付高さ位置を調整
可能な構造にすると、上記高さ(H)の調整ができて、
再生鋳物砂Sの研磨の程度を調整できる利点が生ずる。
更に、相上下する研磨ディスクD1,D2 の間隔E(図5
参照)を調整可能な構造にしても、再生鋳物砂Sの研磨
の程度の調整を行える。
【0019】また、図6に示されるように、環状ブレー
ド29’を傾斜角(θ)を有するテーパー状の短円筒体
で構成すると、環状排出空間20を形成する環状ブレー
ド29’の内周面29'aがテーパー円周面となるため
に、当該部分に達した再生鋳物砂Sは、当初より、これ
に作用する遠心力(F)のうち前記内周面29'aに沿う
分力(F1)により上方に押し上げられる。このため、環
状ブレードは、テーパー状の短円筒体で構成することが
好ましい。
【0020】また、上記実施例では、相上下して配置さ
れた一対の研磨ディスクは、その下方のものが回転し
て、その上方のものが固定された構成であるが、回転数
差を設けて双方の研磨ディスクを回転させてもよい。こ
の場合において、各研磨ディスクの回転方向を逆にし
て、その一方を低速回転させるようにすると、使用済鋳
物砂の表層部に付着している樹脂の剥離効果が一層高ま
るものと思われる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る鋳物砂再生機は、少なくと
も一方が回転して相対回転を行う一対の研磨ディスクが
僅かの研磨空間を有して上下に配設され、しかも該一対
の研磨ディスクの外側に、その外周面との間に環状排出
空間を有して環状ブレードが配設された構成の研磨装置
を使用し、一対の研磨ディスクの研磨空間に供給された
使用済鋳物砂は、一対の研磨ディスクの相対回転により
各ディスクと接触すると共に、鋳物砂どうしの接触によ
って研磨されながら、遠心力の作用により外周部に流動
させて、前記環状排出空間からオーバーフローして排出
させる構成であるために、全ての鋳物砂が均一に研磨さ
れると共に、研磨空間における使用済鋳物砂の滞留時間
が長くなって、樹脂の剥離効果が高まって、研磨斑のな
い良質の再生鋳物砂が得られる。また、回転研磨ディス
クは、その端面の全面で研磨作用が行なわれるために、
従来の研磨装置のように、回転研磨ディスクの外周面の
みで研磨作用を行う構成に比較して、研磨能力が高ま
る。更に、本発明に係る研磨装置は、従来の研磨装置に
比較して、装置の駆動に必要な動力は増しても、その研
磨能力が著しく増しているために、樹脂の単位研磨量に
対する必要動力は、小さくなって、使用動力の効率が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳物砂再生機の全体縦断面図であ
る。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】研磨装置Pの部分の拡大断面図である。
【図4】鋳物砂の研磨作用の説明図である。
【図5】環状排出空間20に入り込んだ鋳物砂が該空間
20から排出される原理の説明図である。
【図6】テーパー状の短円筒体で環状ブレード29’を
構成した研磨装置Pの断面図である。
【図7】従来の鋳物砂再生機の全体縦断面図である。
【図8】研磨装置P’の部分の拡大断面図である。
【図9】図7のY−Y線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 :回転研磨ディスク D2 :固定研磨ディスク P:研磨装置 S:再生鋳物砂 S’:使用済鋳物砂 20:環状排出空間 28:研磨空間 29:環状ブレード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済鋳物砂を研磨するための研磨装置
    が密閉タンク内に配設されて、該密閉タンクの外部から
    該研磨装置の部分に使用済鋳物砂を供給して、その表層
    部の樹脂を剥離した後に、再生鋳物砂はそのまま落下さ
    せて回収すると共に、発生した粉塵類は、密閉タンクの
    上部から吸引回収して、使用済鋳物砂を再生するための
    鋳物砂再生機において、 前記研磨装置は、少なくとも一方が回転して相対回転を
    行う一対の研磨ディスクが僅かの研磨空間を有して上下
    に配設され、しかも該一対の研磨ディスクの外側に、そ
    の外周面との間に環状排出空間を有して環状ブレードが
    配設された構成であって、前記一対の研磨ディスクの研
    磨空間に供給された使用済鋳物砂が遠心力の作用により
    外周部に流動させられる間に、該一対の研磨ディスクの
    相対回転により該使用済鋳物砂を研磨して、前記環状排
    出空間の上部の開口からオーバーフローさせて排出する
    ように構成されていることを特徴とする鋳物砂再生機。
  2. 【請求項2】 一対の研磨ディスクは、下方のものが回
    転して、上方のものが固定されていることを特徴とする
    請求項1に記載の鋳物砂再生機。
  3. 【請求項3】 環状ブレードは、その高さ方向の配設位
    置が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    鋳物砂再生機。
  4. 【請求項4】 環状ブレードは、テーパー状の短円筒体
    で構成されて、環状排出空間を形成する内周面が傾斜し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の鋳物砂再生
    機。
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