JP3472145B2 - 塗装面研磨装置 - Google Patents
塗装面研磨装置Info
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Description
などを被研磨面としてこれを研磨するための塗装面研磨
装置に関する。
は、塗料の吹き付け作業が終了し、塗料が乾燥した後に
塗装面を平坦に仕上げるために塗装面研磨装置を用いて
研磨作業を行うようにしている。また、自動車車体の表
面にワックスを塗布し、塗装の保護膜形成のためにも同
様の研磨装置が使用されている。
製の研磨部材つまり研磨ディスクを高速回転させて被研
磨面に押し付けて研磨作業を行うので、これらの摩擦に
よって研磨部材および被研磨面が高温となり、塗装面が
研磨部材によって傷付けられるおそれがある。そのた
め、従来では、実開平6-61453 号公報に開示されるよう
な塗装面研磨装置が開発されている。
うな従来の塗装面研磨装置では、空気流を被研磨面に直
接吹き付けるようにしているため、研磨部材としての研
磨ディスクを十分に冷却することができない。特に、ス
ポンジ製の研磨ディスクに十分の収縮性を確保するため
に、研磨ディスクの厚みを大きくすると、それを冷却す
ることが困難となる。また、従来の研磨装置では、研磨
作業中に出る研磨粉が逃げ場がないために、再び研磨装
置により研磨面に押し付けられ余計な傷が研磨面に発生
することがある。さらに、研磨部材および被研磨面が高
温になることにより研磨剤の中の潤滑剤が必要以上に揮
発してしまい、研磨面に研磨剤がこびりつくことがあ
る。
とを冷却し得るようにして、高品質の研磨面を得るよう
にした塗装面研磨装置を提供することにある。
の本発明の塗装面研磨装置は、回転軸に取り付けられ、
環状となった駆動側の面ファスナーが取り付けられた回
転体と、前記駆動側の面ファスナーに着脱自在に装着さ
れる着脱側の面ファスナーが設けられ、かつ前記回転体
よりも大きな外径を有するスポンジ製の研磨ディスク
と、前記回転体にその内面の前記駆動側の面ファスナー
の内側と外面とを連通させる複数の空気取入れ孔と、前
記回転体の内面に設けられ、前記空気取入れ孔から流入
した空気を前方に吐出させる複数のファンブレードと、
前記研磨ディスクの中心部に形成され、前記研磨ディス
クの連結面と研磨面とを貫通させる通気孔と、前記研磨
ディスクの研磨面に放射状に形成され、前記通気孔に到
達した空気を前記研磨ディスクの外周に案内する複数の
冷却溝とを有し、前記通気孔を前記冷却溝に連通する研
磨面側の小径孔と、前記連結面から前記小径孔に向けて
傾斜した連結面側のテーパー孔とにより形成し、前記フ
ァンブレードにより吐出された空気を前記小径孔に向け
て集中して案内するようにしたことを特徴とする。
るファンブレードにより吐出される空気を被研磨面と研
磨ディスクの両方を冷却することができ、被研磨面の温
度上昇を抑制して被研磨面に傷を発生させることなく、
良好な仕上げ面とすることができる。また、上記通気孔
に到達した空気流が研磨作業中に研磨面に出る研磨粉を
飛散させ研磨装置で研磨粉を押し付けることにより発生
する研磨面の余計な傷を防止できる。
基づいて説明する。
研磨装置を上側から示す分解斜視図であり、図2は図1
を下側から示す分解斜視図であり、図3は図2における
3−3線に沿う矢視図であり、図4は図1における4−
4線に沿う断面図である。
これに対して取外し自在に装着されるスポンジ製の研磨
ディスク11とを有している。回転体10は図4に示さ
れるように、金属製の補強板12aとこれを埋め込んだ
状態で金型により成形されるゴム成形部12bとからな
る回転体本体12と、この回転体本体12の内面側に一
体に設けられたスポンジ製の環状突起部13とを有して
いる。
ファスナー14が接着されており、この面ファスナー1
4に対応して研磨ディスク11の連結面には着脱側の面
ファスナー15が接着されており、これらの面ファスナ
ー14,15によって研磨ディスク11は回転体10に
対して取外し自在に装着されるようになっている。
連通させるために、図3に示されるように、図示する場
合には8つの円形の空気取入れ孔16が形成されてい
る。回転体本体12の内面には、各々の空気取入れ孔1
6の円周方向の中間位置にファンブレード17が径方向
に伸びて設けられている。図示する場合には、ファンブ
レード17は8つ設けられている。ただし、空気取入れ
孔16およびファンブレード17の数は任意の数に設定
することができる。
が形成されており、このねじ孔18にモータ19のスピ
ンドルをねじ結合することにより、回転体10はモータ
19により回転駆動されるようになっている。
取入れ孔16に対応させて、モータ19による回転方向
前方側からそれぞれの空気取入れ孔16に向けて下向き
に傾斜した空気導入面21が形成されている。これによ
り、モータ19により回転体10を図1において矢印で
示す方向に回転駆動させると、それぞれの空気取入れ孔
16内に多量の空気を入り込ませることができる。
方と環状突起部13の内面との間には、図3に示すよう
に、隙間22が形成されており、ファンブレード17の
回転によってこれの径方向外方に向かった後に回転体1
0の前方に向けて突出される空気の流れが促進させるこ
とになる。このようにして、回転体10の回転を利用し
てそれにより空気の流れを発生させることができる。
る上側の連結面と下側の研磨面とを貫通させる通気孔2
3が形成されており、ファンブレード17により吐出さ
れた空気がこの通気孔23内に流入するようになってい
る。この通気孔23は、図4における下側部分つまり研
磨面側に形成された小径孔23aと、連結面から小径孔
23aに向けて徐々に小径となって傾斜して形成された
テーパー孔23bとを有している。これにより、ファン
ブレード17の回転によってその径方向外方に案内され
た空気は、環状突起部13の内面からテーパー孔23b
に案内されて小径部23bの集中して吐出されることに
なる。
されるように、通気孔23内に到達した空気を研磨ディ
スク11の外周部に案内するための複数の冷却溝24が
放射状に形成されている。図示する場合には、冷却溝2
4は4本形成されているが、その数は任意の数に設定す
ることができる。それぞれの冷却溝24の深さは、小径
孔23aの長さよりもやや短い寸法に設定され、小径孔
23a内に到達した空気がそれぞれの冷却溝24内に案
内されるようになっている。
ゴム製の回転体本体12に接着するようにしているが、
環状突起部13と回転体本体12とをゴムにより一体に
成形するようにしていも良い。
磨面の研磨操作について説明すると、モータ19のシャ
フトに回転体10を取り付けた状態のもとで、回転体1
0の環状突起部13に設けられた面ファスナー14に研
磨ディスク11の連結面に設けられた面ファスナー15
を密着させることにより、研磨ディスク11を回転体1
0に装着する。
押し付けながら、研磨ディスク11を回転させることに
より、被研磨面の研磨操作を行う。このときには、回転
体10の回転によって回転体10に設けられたファンブ
レード17の作用によって、回転体10の外面側から空
気が取り込まれて、通気孔23内に空気が供給されるこ
とになる。この空気は、通気孔23から被研磨面に直接
吹き付けられて被研磨面を冷却するとともに、冷却溝2
4を通って研磨ディスク11を冷却することになる。
回転体10の回転運動を利用して研磨ディスク11によ
る研磨作業とともに、被研磨面の冷却と研磨ディスク1
1の冷却とを行うことができ、被研磨面が高温になるの
を確実に防止することができる。冷却溝24内に異物が
入り込んだ場合には、研磨ディスク11の遠心力と冷却
溝24内を流れる空気とにより外方に吹き飛ばされ、異
物を確実に除去することができる。
ようにしたので、研磨ディスク11の厚みを大きくして
研磨ディスクの収縮性を高めるようにしても、確実に研
磨ディスク11を冷却することができる。
0の他の具体例を示す図であり、この回転体10は前述
した場合同様に、内部に埋め込まれた金属製の補強板1
2aと、ゴム成形部12bとからなる回転体本体12を
有し、この回転体本体12の中央部に凹部を形成するこ
とにより、外側の部分は本体12と一体に成形された環
状突起部13となっている。この環状突起部13の表面
には駆動側の面ファスナー14が接着されており、この
面ファスナー14の外径は回転体10の外径よりもやや
小径となっている。
ャフトにねじ結合される雌ねじが形成されたねじスリー
ブ31が設けられており、このスリーブ31の外側にブ
レード板32が取り付けられるようになっている。この
ブレード板32はほぼ円板形状となった金属製の板を折
り曲げることにより、6つのファンブレード33が形成
されている。
定するために、スリーブ31が嵌合する貫通孔34と、
回転体本体12の補強板12aに形成されたねじ穴35
にねじ結合される複数本のねじ部材36が貫通する取付
孔37とがブレード板32に形成されている。なお、空
気取入れ孔16はこの場合にはファンブレード33の数
に対応させて6つ設けられているが、その数は任意の数
とすることが可能である。このタイプの回転体10は図
4に示した回転体に比してファンブレードの形成が容易
となり、図1に示した研磨ディスク11に対して着脱自
在に装着されることになる。
0のさらに他の具体例を示す図であり、図5に示す場合
には1枚の板材を折り曲げることによって複数のファン
ブレード33を形成するようにしているが、図6に示す
場合には、ファンブレード33をそれぞれ別々の板材を
折り曲げて形成し、それぞれをねじ部材を用いて回転体
10に取り付けるようにしている。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
ァンブレードによっ吐出された空気は、被研磨面に吹き
付けられるとともに、研磨ディスクの研磨面に形成され
た冷却溝内にも供給されるので、研磨面と研磨ディスク
との摩擦によって発生した熱を確実に放出することがで
きる。これにより、研磨面に傷が発生するのを防止する
ことができる。本発明によれは、研磨作業中に出る研磨
粉を空気流により飛ばすことができ、研磨粉による余計
な傷が被研磨面に発生することを防止できる。さらに、
研磨部材および被研磨面が高温になると研磨剤の中の潤
滑剤が必要以上に揮発してしまい、塗装面に研磨剤がこ
びりつくことになるが、本発明によれば、このような問
題の発生を防止することができる。
上側から状態を示す分解斜視図である。
の回転体を示す分解斜視図である。
磨装置の回転体を示す分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸に取り付けられ、環状となった駆
動側の面ファスナーが取り付けられた回転体と、 前記駆動側の面ファスナーに着脱自在に装着される着脱
側の面ファスナーが設けられ、かつ前記回転体よりも大
きな外径を有するスポンジ製の研磨ディスクと、 前記回転体に形成され、前記駆動側の面ファスナーの内
側と外面とを連通させる複数の空気取入れ孔と、 前記回転体の内面に設けられ、前記空気取入れ孔から流
入した空気を前方に吐出させる複数のファンブレード
と、 前記研磨ディスクの中心部に形成され、前記研磨ディス
クの連結面と研磨面とを貫通させる通気孔と、 前記研磨ディスクの研磨面に放射状に形成され、前記通
気孔に到達した空気を前記研磨ディスクの外周に案内す
る複数の冷却溝とを有し、前記通気孔を前記冷却溝に連通する研磨面側の小径孔
と、前記連結面から前記小径孔に向けて傾斜した連結面
側のテーパー孔とにより形成し、前記ファンブレードに
より吐出された空気を前記小径孔に向けて集中して案内
する ようにしたことを特徴とする塗装面研磨装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の塗装面研磨装置におい
て、前記ファンブレードを板材を折り曲げることにより
形成するようにしたことを特徴とする塗装面研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18728798A JP3472145B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 塗装面研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18728798A JP3472145B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 塗装面研磨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000015578A JP2000015578A (ja) | 2000-01-18 |
JP3472145B2 true JP3472145B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=16203366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18728798A Expired - Fee Related JP3472145B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 塗装面研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3472145B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN113172554B (zh) * | 2021-03-31 | 2023-03-03 | 安徽禾臣新材料有限公司 | 一种电子显示屏抛光用抛光粉喷洒装置及其实施方法 |
-
1998
- 1998-07-02 JP JP18728798A patent/JP3472145B2/ja not_active Expired - Fee Related
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