JP2605625Y2 - 塗装面研摩装置 - Google Patents

塗装面研摩装置

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JP2605625Y2
JP2605625Y2 JP1993005389U JP538993U JP2605625Y2 JP 2605625 Y2 JP2605625 Y2 JP 2605625Y2 JP 1993005389 U JP1993005389 U JP 1993005389U JP 538993 U JP538993 U JP 538993U JP 2605625 Y2 JP2605625 Y2 JP 2605625Y2
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JP
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pad
hole
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polishing
painted surface
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JP1993005389U
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JPH0661453U (ja
Inventor
幸善 藤井
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有限会社大宮バフ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車ボデーの塗装面
等を研摩する塗装面研摩装置に関し、特に研摩時に塗装
面に空気流を生じさせて、塗装面が熱により柔らかくな
って傷つくようなことがないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデーの塗装面は、塗装装置で
塗料を吹き付けて塗装する場合に吹き付けの始めと終り
の際に塗装面に突起を生じ易い。このため塗装面の突起
を取り除くために作業者が塗装面研摩装置を持って塗装
面の研摩作業を行っている。従来の塗装面研摩装置は、
回転駆動装置の回転軸に円盤形のパッドを取付け、その
パッドにスポンジ状樹脂製の研摩部材を取付けて構成し
ている。そして、回転駆動装置により研摩部材を回転さ
せ、その状態で研摩部材を塗装面に接触させて塗装面の
突起を取り除いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の塗装面研摩装置
は、研摩時に研摩部材が1分間数千回転で回転されるた
め、被研摩面である塗装面が摩擦熱で高温になり、塗装
面が柔らかくなる。そのように塗装面が柔らかくなった
状態で研摩部材が回転されて塗装面に接触されると、塗
装面に傷が生じるという問題があった。そこで本考案
は、塗装面の研摩時に塗装面が高温になるのを防止し
て、研摩時に塗装面に傷が生じないようにすることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の塗装面研摩装置
は、中央部に先端面に開口する凹部が形成され、回転駆
動装置の回転軸に取り付けられる円盤形のパッドと、中
央に貫通口を有し、前記パッドの先端面のうち前記凹部
よりも外周部に面ファスナーにより装着される円板形の
研摩部材と、前記パッドに形成され、前記パッドの背面
側と前記凹部とを連通させる複数の貫通孔と、前記凹部
内に設けられ、前記パッドの回転に伴って前記貫通孔か
ら前記凹部と前記貫通口とを介して前記研摩部材の表面
に沿って流れる空気流を形成する複数枚の羽根とを有す
ることを特徴とする。また、本考案の塗装面研摩装置
は、先端面が平坦となり、回転駆動装置の回転軸に取り
付けられる円盤形のパッドと、中央に貫通口を有し、前
記パッドの先端面の外周部に面ファスナーにより装着さ
れる円板形の研摩部材と、前記パッドに形成され、前記
パッドの背面側と前記貫通口とを連通させる複数の貫通
孔と、前記パッドの背面側に設けられ、前記パッドの回
転に伴って前記貫通孔から前記貫通口とを介して前記研
摩部材の表面に沿って流れる空気流を形成する複数枚の
羽根とを有することを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の塗装面研摩装置では、塗装時に回転駆動
装置を作動してパッドを回転させれば、研摩部材はパッ
ドと一体に回転し、研摩部材を塗装面に接触させれば塗
装面の突起などを取り除くことができる。なお研摩する
際には、研摩部材の面が塗装面に対して傾いた状態で接
触され、研摩部材の一部の面のみが塗装面に接触され
る。パッドの回転時には、それに設けてある羽根も一体
になって回転し、空気をパッドに設けてある複数個の貫
通孔を通して研摩部材の表面側に供給し、さらに研摩部
材の表面に沿って空気流を生じさせる。この空気流によ
り回転する研摩部材と塗装面との摩擦熱を外に逃がし、
塗装面が高温になるのを防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、図に示す実施例により本考案をさらに
詳細に説明する。なお、本考案はこの実施例に限定され
るものではない。図1、2は第1実施例の塗装面研摩装
置であり、回転駆動装置1の回転軸に円盤形のパッド2
の中心孔を通して固定し、パッド2を回転できるように
している。またパッド2の表面にはスポンジ3を介して
面ファスナー4が接着され、それにスポンジ状樹脂材や
毛糸状部材等からなる円盤形の研摩部材5が接着され、
研摩部材5を回転させながら塗装面に接触させることに
より塗装面を研摩できるようになっている。なお研摩部
材5の裏面には面ファスナーが接着されていて、前記の
面ファスナー4に接着されるようになっている。
【0007】パッド2はゴムや樹脂により厚肉に形成さ
れて、その表面側から裏面側に向かって小径となるなだ
らかなテーパ状に形成され、パッド2の表面側の中央部
に平断面円形の凹部6が形成されている。パッド2に
は、凹部6が設けられている位置に複数個の回転軸方向
の貫通孔7が設けられ、また凹部6内に複数枚の羽根8
が半径方向に等間隔に設けられ、パッド2と一体に羽根
8が回転されると、貫通孔7から研摩部材5の側に空気
を供給できるようになっている。なお羽根8は、パッド
2と同一材料で一体に形成されているが、別個に作成し
て接着してもよい。また複数の貫通孔7は、回転時に空
気を供給し易いように回転方向に少し傾けて貫通させた
り、入り口を大きな開口に形成することが望ましい。研
摩部材5には、その中央部に前記パッド2の凹部6の開
口に相当する大きさの貫通口9が設けられ、パッド2が
回転したときに、羽根8が一体に回転されて複数の貫通
孔7から、凹部6、研摩部材5の貫通口9を介して研摩
部材5の表面に空気流を生じさせるようになっている。
【0008】次に図3、4により塗装面研摩装置の第2
実施例を説明する。この実施例でも回転駆動装置1によ
りパッド10が回転されるようになっているが、パッド
10に第1実施例のように凹部がなく、中央部と外周部
の間の中間部に複数の回転軸方向の貫通孔11が設けら
れる。そしてパッド10の背面側に複数個の羽根12を
設けて、パッド10の回転と一体に羽根12も回転させ
て空気を複数の貫通孔11内に供給して研摩部材5の表
面に空気流を生じるようにしている。なお、本実施例の
羽根12の構成は、金属製の碗形部材13をパッド10
の背面にねじ14で取付け、その碗形部材13に半径方
向の複数の切り込みを入れて、図4に示すように折り曲
げることにより羽根12を形成するとともに、各羽根1
2に隣接して通孔15を形成した。そして第1実施例と
同様に、研摩部材5を面ファスナー4を介してパッド1
0の表面側に取付け、前記の複数個の貫通孔11から出
た空気が研摩部材5の中央の貫通口9から研摩部材5の
表面に送られるようになっている。なお本実施例では面
ファスナー4の部分から空気が外に流れないように、パ
ッド10の外周部に研摩部材5の厚さより小さな高さの
周壁16が設けられている。
【0009】
【考案の効果】本考案の塗装面研摩装置によれば、パッ
トの表面側あるいは裏面側に羽根を設けるとともに、パ
ッドに複数個の貫通孔を設けて空気を研摩部材側に供給
して、研摩部材の表面に空気流を生じさせるので、研摩
時に塗装面との摩擦熱が生じるが、空気流によりその熱
を放出するので塗装面が高温になるのを防止でき、塗装
面が研摩部材により傷つくのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の塗装面研摩装置の断面図
である。
【図2】図1の塗装面研摩装置のパッドの底面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例の塗装面研摩装置の断面図
である。
【図4】図3の塗装面研摩装置の羽根部分の底面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転駆動装置 2 パッド 5 研摩部材 6 凹部 7 貫通孔 8 羽根 9 貫通口 11 貫通孔 12 羽根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に先端面に開口する凹部が形成さ
    れ、回転駆動装置の回転軸に取り付けられる円盤形のパ
    ッドと、 中央に貫通口を有し、前記パッドの先端面のうち前記凹
    部よりも外周部に面ファスナーにより装着される円板形
    の研摩部材と、 前記パッドに形成され、前記パッドの背面側と前記凹部
    とを連通させる複数の貫通孔と、 前記凹部内に設けられ、前記パッドの回転に伴って前記
    貫通孔から前記凹部と前記貫通口とを介して前記研摩部
    材の表面に沿って流れる空気流を形成する複数枚の羽根
    とを有することを特徴とする塗装面研摩装置。
  2. 【請求項2】 先端面が平坦となり、回転駆動装置の回
    転軸に取り付けられる円盤形のパッドと、 中央に貫通口を有し、前記パッドの先端面の外周部に面
    ファスナーにより装着される円板形の研摩部材と、 前記パッドに形成され、前記パッドの背面側と前記貫通
    口とを連通させる複数の貫通孔と、 前記パッドの背面側に設けられ、前記パッドの回転に伴
    って前記貫通孔から前記貫通口とを介して前記研摩部材
    の表面に沿って流れる空気流を形成する複数枚の羽根と
    を有することを特徴とする塗装面研摩装置。
JP1993005389U 1993-01-26 1993-01-26 塗装面研摩装置 Expired - Lifetime JP2605625Y2 (ja)

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JPH0661453U JPH0661453U (ja) 1994-08-30
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