JPH1085830A - 押出プレスのダイス保温装置 - Google Patents

押出プレスのダイス保温装置

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JPH1085830A
JPH1085830A JP24287896A JP24287896A JPH1085830A JP H1085830 A JPH1085830 A JP H1085830A JP 24287896 A JP24287896 A JP 24287896A JP 24287896 A JP24287896 A JP 24287896A JP H1085830 A JPH1085830 A JP H1085830A
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JP
Japan
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die
extrusion
container
billet
cassette
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JP24287896A
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Inventor
Isao Izumi
勇夫 泉
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャー装置によって製品とディスカードとを
切り離しする際に、ダイスの後端部が浮き上がることな
く適正に切り離しできるとともに、ダイスを均一に加
熱、保温する。 【解決手段】 シャー装置によって製品部とコンテナ内
のディスカードを切り離す際にダイスの上面部をダイス
押え具で押圧してダイスの軸線方向に傾転不可能な構成
にするとともに、前記ダイス押え具およびダイカセット
にそれぞれヒータを埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出プレスのダイス
保温装置に係り、特にアルミニウム等のビレットをダイ
ス孔から押出して製品を得る押出プレスにおいて、ダイ
スを保持しダイス交換時に押出位置と機外位置との間で
移動するダイスライドに載置されたダイカセットと、シ
ャー装置によって製品部とコンテナ内の残余のビレット
を切り離す際に傾転不可能にダイス上面部を押圧するダ
イス押え具の内部にヒータを埋設した押出プレスのダイ
ス保温装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、押出プレスにより、押出プレ
スを行う場合、ダイスにコンテナを押付けた状態で接触
させ、ビレットローダ上のビレットを押出ステムにより
コンテナ内に装填する。そして、押出ステムをさらに前
進させ、ダイスからビレットを所定形状の押出製品とし
て押し出す。この押出ステムは、通常、油圧ラムにより
強力に前進される。ビレットを押し出した後は、コンテ
ナを若干後退させ、シャー装置にて製品部とコンテナ内
の残余のビレット(ディスカードと称される)とを切り
離し、ディスカードの排出を行った後、新しいビレット
を装填する。
【0003】ところで、近年、製品の多品種少量生産の
傾向が強まり、ダイスを頻繁に交換して多種類の製品を
プレス成形することがある。従来、1サイクルの押し出
しが終了した後にダイスを交換して次サイクルの押し出
しを行う場合、ダイスの交換を行い、その後コンテナを
ダイスに接触させ、ビレットの充填を行うようにしてい
る。
【0004】以下、かかる押出プレスの構成について図
8を用いて説明する。図8は押出プレスの押出方向に沿
って採った断面図である。符号10はマシンベースであ
り、一端側にエンドプラテン12が固設され、他端側に
シリンダ取付ブロック14が設置され、該シリンダ取付
ブロック14に押出シリンダ16が固設されている。エ
ンドプラテン12は、押出シリンダ16に対面する側の
下部が突出してガイドレール支持部18となっており、
該ガイドレール支持部18上にガイドレール20が押出
方向と直交する水平方向(以下、この押出方向と直交す
る水平方向をマシン幅方向ということがある)に延設さ
れている。該ガイドレール20上にはダイカセット27
がマシン幅方向にスライド自在に設置されており、ガイ
ドレール20とダイカセット27に設けられた凸条20
aと凹条22aとが係合し、該ダイカセット27のマシ
ン幅方向への移動を案内している。
【0005】ダイカセット27は押出シリンダ16側か
ら見た形状がU字形となるダイス装置部22bを備えて
おり、該ダイス装置部22bに上方から落し込まれる如
くダイス24が該ダイカセット27に装着されている。
エンドプラテン12の押出シリンダ16と対面する側の
上部には取付ブロック26が固設されており、該取付ブ
ロック26にはシャー装置28が設けられている。該シ
ャー装置28は、後述するコンテナ48内のディスカー
ド29と押し出された製品部31とを切断するためのも
のであり、シリンダ30により上下方向にストロークさ
れるシャー刃32を備えている。
【0006】ダイス24は、図10に示す如く、プレッ
シャリング101側からボルスター70、ダイバッカー
72およびダイプレート73を保有したダイリング71
の4セクションに分けることができ、通称ダイスアッセ
ンブリ(本文中ダイスと呼称してある)と呼称される。
そして、ダイス24の上面部は水平上の陵面を形成して
いる。
【0007】シリンダ30はピラー34の上部に設けら
れたシリンダ取付ベース36に取付けられており、その
ピストンロッド30aが下方向に向かってストローク可
能とされている。ピストンロッド30aの下端には連結
ブロック38が設けられ、該連結ブロック38の下面側
に固設されたロッド40の下端にシャー刃が取付けられ
ている。前記取付ブロック26の下面にはキー部材42
が固着されており、該キー部材42にはダイスライド2
2の上面に形成された係合部22cが摺動自在に係合し
ている。これらキー部材42および係合部22cは共に
マシン幅方向に延在している。
【0008】前記ダイスライド22は、エンドプラテン
12の側方に設けられたシリンダ(図示せず)によりマ
シン幅方向に移動される。そして、図示の通りエンドプ
ラテン12の背面(押出シリンダ16側の面)に位置さ
れた押出運転位置と、エンドプラテン12の背面から抜
け出されたダイス交換位置との間を往復可能とされてい
る。前記エンドプラテン12とシリンダ取付ブロック1
4とはコラム44により連結されている。該コラム44
のエンドプラテン12側の部分にはコンテナガイド46
が外嵌しており、該コンテナガイド46に沿って押出方
向に移動自在にコンテナ48が設置されている。
【0009】該コンテナ48を押出方向に移動させるた
めにコンテナ移動用シリンダ50がエンドプラテン12
の押出シリンダ16と反対側の面に設けられている。コ
ンテナ移動用シリンダ50の図示されないピストンロッ
ドはエンドプラテン12を貫通して延在され、その先端
がコンテナ48に連結されている。したがって、コンテ
ナ移動用シリンダ50のピストンロッドを突出および後
退させることにより、コンテナ48を図6の左右方向に
移動させることができる。なお、コンテナ48はビレッ
ト装填孔49を有しており、該ビレット装填孔49の周
面はコンテナ48に嵌着されたコンテナスリーブ49a
にて構成されている。
【0010】コンテナ48の押出シリンダ16側にはビ
レットローダ52が設けられている。ビレットローダ5
2はその上面にビレット載置面52aを有している。ま
た、ビレットローダ52はその下端側が支持部材54と
回転装置56によって支持されており、図8の紙面と垂
直方向に上端側が首を振る如く傾動自在に設置されてい
る。
【0011】前記押出シリンダ16はラム58を備えて
おり、該ラム58の先端に押出ステム60が取付けられ
ている。また、紙面垂直方向手前側においてはエンドプ
ラテン12に支持台が取付けられており、ダイスライド
22はガイドレール20およびそれに同列に設けられた
別のガイドレール(図示略)に沿って紙面と垂直方向に
移動される。
【0012】このように構成された押出プレスの運転方
法について説明する。図8に示す状態から押出を行うに
は、まずビレットローダ52のビレット載置面52a上
にビレット51を置き、つぎにビレットローダ52を押
出ステム60で押し出し可能な位置に上昇させる。そし
て、押出シリンダ16を作動させて押出ステム60の作
用面に固着させたフィックスダミーブロック51aを前
進させ、ダミーブロック51aを介してビレット51を
コンテナ48のビレット装填孔49内に装填する。
【0013】次いで、回動装置56を作動させてビレッ
トローダ52をコンテナ48と押出シリンダ16との間
の位置から退避させる。なお、コンテナ48は予めコン
テナ移動用シリンダ50によりダイス24と密着(接
触)するように移動されている。このように、ビレット
51の装填が終了した後、ラム58を更に前進させ、ビ
レット51を強力に押圧してダイス24から押し出す。
【0014】ビレット51の押し出しが終了した後、コ
ンテナ移動用シリンダ50を作動させてコンテナ48を
ダイス24から離反させるように移動させる。次いで、
図9に示すようにシャー装置28のシリンダ30を作動
させ、シャー刃32を下降させることにより製品とディ
スカード29とを切断する。そして、シャー終了後、シ
リンダ30はピストンロッド30aを後退させ、シャー
刃32を図8の待機状態まで後退させる。
【0015】ダイス24を交換してつぎの押出を行うに
は、ダイスライド22を紙面垂直方向手前側の支持台上
に移動させ、エンドプラテン12の背面位置から離反さ
せる。そして、ここにおいてダイスライド22からダイ
ス24を取り外し、代りに別のダイス24を装着する。
しかる後、ダイスライド22を紙面垂直方向奥側に移動
させ、図8に示す押出位置まで戻す。上記手順を繰り返
すことにより、ダイス24を交換しながら次々と押出成
形を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本来ダイス
24と前記ダイス24を載置しているダイカセット27
間には図11(1)に示すようにギャップGが存在する
ことから、ビレット51の押出時に先にコンテナ48を
ダイス24と当接位置まで前進させた後、ビレットロー
ダ52上に載置したビレット51を押出ステム60とコ
ンテナ48間に位置させ、引続き押出ステム60を前進
させてビレット51をコンテナ48内に装填する。ビレ
ット51の装填後は押出ステム60を前進させてダイス
24より所望の製品31を得るのである。押出が完了す
ると、コンテナ48をダイス24から離反させるように
移動し、引続き押出ステム60を後退させるが、この
時、押出ステム60の先端面とディスカード29間が一
時的な接着状態を呈することから、押出ステム60の後
退時に製品部31とディスカード29を同時に引っ張る
こととなり、結果的に図11(2)に示すようにギャッ
プGが無くなってしまう。
【0017】この状態でシャー装置28のシャー刃32
を下降させて、ディスカード29と製品部31とを切り
離そうとすると、切断の始めは前記ギヤップGはゼロで
あるが、シャー刃32がディスカード29に食い込むに
つれてダイス24はエンドプラテン12側に押し戻され
て、シャー刃32とダイス24の前端部には隙間αが生
じてしまい、ダイスアッセンブリがコンテナ48側へ傾
転するためシャー刃32の切れ味が極端に悪くなり、デ
ィスカード29と製品部32が綺麗に切断できず、図1
1(3)の如くディスカード29の下側が厚くなるとい
った欠点がある。
【0018】このような問題点を解決するために、図1
2(1)に示すように、ダイス24の斜め上方をダイス
押え具64で押圧することが考えられるが、このような
ダイス押え具64を用いると、ダイス24の熱膨張や加
工公差による寸法誤差分を残した状態に保持されること
から、ダイス押え具64とダイス24間にはギャップS
が生じざるを得ず、当該ギャップSによってシャー刃3
2によって製品部31とディスカード29とを切り離す
場合に、やはりダイス24が傾転することとなる。
【0019】また、こうした問題点を解決するために、
図12(2)に示すようなシリンダに係合したピストン
ロッドの先端に固着されて前後するダイス押え具64が
考えられるが、ギャップSの生じるのを防止しようとし
てダイス押え具64を強くダイス24に押し当てるとダ
イス24にダイカセット27より持ち上げる方向の分力
が作用してダイス24が回転することとなる。このた
め、ダイス押え具64でダイス24を軽く押さえた状態
に保持する程度となるために、この状態でシャー刃32
で製品部31とディスカード29とを切り離すと、やは
りダイス24が傾転してディスカード29と製品部31
とが綺麗に切断できないといった問題が生じる。
【0020】さらに、図13に示すようなダイスの保温
装置では、ダイス24下面からダイスライド22側への
熱損失の低下防止が可能となるとともに、製品の表面性
状の劣化は防止できるものの、ダイス24上面には図1
2(1)および図12(2)に示すようなダイス押え具
64があり、ダイス24上面からの熱損失の低下防止は
不可能なため、ダイス24本体の上半分は放熱による温
度低下を来たし、逆に下半分は予めダイカセット27の
内周面近傍に配設したヒータ80によってダイス24を
加温するようにしていたが、ダイス24内の上下で温度
勾配ができ、ダイス24全体を一定温度に保持し難いと
いった問題があった。
【0021】前記したダイス24上面からの熱損失の低
下を防止するために、ダイス押え具64にヒータ80を
内蔵することも考えられるが、ダイス押え具64自体が
ダイス24の上面部全体を覆っていないために、ダイス
押え具64にヒータ80を内蔵してもダイス24上面か
らの熱損失の低下は防止し難く、このために、依然とし
て押し出された製品の寸法形状不良や形状不良が生じた
り、ダイス温度の低下により、押出力も必要以上に大き
くなるなどの問題があった。
【0022】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的はシャー装置によって製品とデイ
スカードとを切り離しする際に、ダイスの後端部(エン
ドプラテン側)が浮き上がることなく適正に切り離し可
能なようにした押出プレスのダイス固定装置を設けると
ともに、前記ダイス固定装置内にヒータを内蔵し、さら
にダイカセットにもヒータを内蔵してダイス周面の加熱
および保温を行なうようにした押出プレスのダイス保温
装置を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ダイスの外周面と当接するU字形を有
したダイカセットに載置されたダイスがエンドプラテン
のダイス配置側に沿って移動自在なダイスライドに保持
されている押出プレスであって、シャー装置によって製
品部とコンテナ内のディスカードを切り離す際に前記ダ
イスの上面部を押圧してダイスの軸線方向に傾転不可能
にダイスを押圧するダイス押え具を配設して内部にヒー
タを埋設するとともに、ダイスの外周面と当接する前記
ダイカセットの内周面近傍に沿う位置に複数のヒータを
埋設した。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る押出プレス
のダイス保温装置の具体的実施例を図1〜図7を用いて
詳細に説明する。
【0025】図1は本発明に係る押出プレスのエンドプ
ラテン付近の押出方向に沿った縦断面図、図2はコンテ
ナ側からエンドプラテン側をみた場合の正面図、図3は
ダイス固定装置のダイス押圧部材による上下動距離を表
す縦断面図、図4は図3のA−Aからみた正面図、図5
はダイス周辺のヒータの埋設状態を示す正面図、図6は
ダイス固定装置のダイス押圧部材によるダイスの押圧力
を示す説明図、図7はダイス固定装置のダイス押圧部材
によるダイスの押圧下でのディスカードの切断状態を示
す説明図である。
【0026】図1に示すように、符号28はシャー装置
であり、ディスカード29と製品部31とを切断する装
置であり、先端下部にはシャー刃32が装着されてお
り、2点鎖線で示す位置と実線で示す位置間を上下可能
に配設されている。また、符号101はプレッシャリン
グ、12はエンドプラテン、20はガイドレール、24
はダイス、27はダイカセットである。
【0027】本発明のダイス固定装置65は、ダイス押
え具64、シリンダ66、ロッド68およびダイス押圧
部材の係合部材70から構成されている。前記ロッド6
8の下端部には一部切り欠状に段部形成した後、ダイス
押圧部材の係合部材70に差し込み上部から押え材72
を当てて、ロッド68が係合部材70から挿抜不可能な
構成となっている。
【0028】図2に示す如く、ダイス押え具64(ダイ
ス押圧部材)の正面形状はアーチ形状を有しており、ダ
イス押え具64がテーパ形状のダイス24の上面部に当
接後、強圧して押圧する場合にも、ダイス押え具64と
ダイス吊り金具62とが干渉しないようにアーチ形状内
にダイス吊り金具62が収納可能となっている。さら
に、図3に示す如くダイス押え具64を上昇限まで上昇
させた時は、図2に示す如くダイカセット27にダイス
24を載置したままダイス交換位置とダイスの押出中心
位置間を左右移動しても干渉しないように、ダイス押え
具64の移動ストロークLが取られている。
【0029】円形形状をしたダイス24の上面部はエン
ドプラテン12からコンテナ48側に傾斜しており、当
該位置には下端面が前記ダイス24の上面部と当接可能
な傾斜部を有したダイス押え具64でダイス24を傾転
不可能に押圧するようになっている。このように、ダイ
ス24の上周面と広い接触面を有するダイス押え具64
でダイス24を押圧した時の、押圧力は図6に示すよう
なF1として作用し、この押圧力の分力F2がコンテナ
48側からエンドプラテン12側に作用してダイス24
をダイカセット27上に強く押圧することから、ダイス
24の軸線方向への傾転を不可能にしている。
【0030】次に、ダイカセット27およびダイス押え
具64にそれぞれ配設されたヒータ80について説明す
る。まず、図2に示す如くダイカセット27に配設され
たヒータ80について述べると、ダイス24の外周面と
当接するU字形を有したダイカセット27の内周面近傍
には、一定間隔に複数本のヒータ80が埋設してあり、
ダイス24の下面部を加熱、保温するようになってい
る。
【0031】次に、ダイス押え具64については、図5
に示すように、ダイス押え具64の先端部にあって八字
状に構成されたダイス当接部64aにそれぞれ複数本の
ヒータ80が埋設してあり、ダイス24の上面部を加
熱、保温するようになっている。
【0032】以上述べた押出プレスのダイス保温装置の
作用について説明する。
【0033】まず、約400℃に加熱されたビレットを
ダイス24を介して所望する製品形状に押出した際に、
製品の表面性状の劣化が生じないように、ダイカセット
27、ダイス押え具64に埋設したヒータ80に通電し
てダイス24が一定の温度になるように加熱、保温を行
っておく。
【0034】図7(1)に示すように、ダイス押え具6
4にてダイス24の上面部を押圧し、シャー刃32でデ
ィスカード29と製品部31とを切断する際にタイス2
4がダイカセット27の上で動かないように保持する。
つぎに、図8に示す状態から押出しを行なうには、まず
ビレットローダ52のビレット載置面52a上にビレッ
ト51を置き、つぎにビレットローダ52を押出ステム
60で押出可能な位置に上昇させる。
【0035】そして、押出シリンダ16を作動させて押
出ステム60を前進させ、押出ステム60の作用面側に
固着されたフィックスダミーブロック51aを介してビ
レット51をコンテナ48のビレット装填孔49内に装
填する。次いで、回動装置56を作動させてビレットロ
ーダ52をコンテナ48と押出シリンダ16との間の位
置から退避させる。なお、コンテナ48は予めコンテナ
移動用シリンダ50によりダイス24と密着(接触)す
るように移動されている。
【0036】このようにビレット51の装填が終了した
後、ラム58をさらに前進させ、ビレット51を強力に
押圧してダイス24から押出す(図7(2))。ビレッ
ト51の押出しが終了した後、コンテナ移動用シリンダ
50を作動させてコンテナ48をダイス24から離反さ
せるように移動させる(図7(3))。次いで、シャー
装置28のシリンダ30を作動させ、シャー刃32を下
降させることにより製品部31とディスカード29とを
切断するとディスカード29は下方へ落下する(図7
(4))。そして、切断終了後、シリンダ30はピスト
ンロッド30aを後退させ、シャー刃32を図3に示す
待機状態まで後退させる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明ではつぎのような利点がある。すなわち、 シャー刃にてディスカードと製品部とを切り離す前
に、ダイスの上面部をダイス固定装置にてダイスの軸線
方向に傾転不可能に固定した後、シャー刃によってディ
スカードを切断するので、ディスカードの切れ味がよく
なる。 ディスカードの切断面が綺麗なため、次ビレットの
押出し時に前記ディスカードの切断面にエアーが封じ込
められることがなくなり、ブリスターの発生が防止で
き、製品歩留りが大幅に向上する。 ダイスの周面をヒータで加熱して所望の温度に保持
できるため、押出型材の寸法精度不良、形状不良などが
防止でき、適正な押出力で押出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係る押出プレスのエンド
プラテン付近の押出方向に沿った縦断面図である。
【図2】コンテナ側からエンドプラテン側をみた場合の
正面図である。
【図3】ダイス固定装置のダイス押圧部材による上下動
距離を表す縦断面図である。
【図4】図3のA−Aからみた正面図である。
【図5】ダイス周辺のヒータの埋設状態を示す正面図で
ある。
【図6】ダイス固定装置のダイス押圧部材によるダイス
の押圧力を示す説明図である。
【図7】ダイス固定装置のダイス押圧部材によるダイス
の押圧下でのディスカードの切断状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来の押出プレスの押出方向に沿った縦断面図
である。
【図9】従来の押出プレスのエンドプラテン付近の押出
方向に沿った縦断面図である。
【図10】押出方向に沿った従来のダイスの縦断面図で
ある。
【図11】従来のディスカードの切断状態を示す説明図
である。
【図12】従来のダイス押え具によるダイスの押圧状態
を示す正面図である。
【図13】従来のダイスの保温状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 マシンベース 12 エンドプラテン 14 シリンダ取付ブロック 16 押出シリンダ 18 ガイドレール支持部 20 ガイドレール 22 ダイスライド 24 ダイス 26 取付ブロック 27 ダイカセット 28 シャー装置 29 ディスカード 32 シャー刃 36 シリンダ取付ベース 38 連結ブロック 44 コラム 46 コンテナガイド 48 コンテナ 49 ビレット装填孔 50 コンテナ移動用シリンダ 52 ビレットローダ 52a ビレット載置面 54 支持部材 60 押出ステム 62 ダイス吊り金具 64 ダイス押え具 64a ダイス当接部 65 ダイス固定装置 66 シリンダ 68 ロッド 70 ダイス押圧部材の係合部材 72 押え材 80 ヒータ 85 断熱材 101 プレッシャリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスの外周面と当接するU字形を有し
    たダイカセットに載置されたダイスがエンドプラテンの
    ダイス配置側に沿って移動自在なダイスライドに保持さ
    れている押出プレスであって、シャー装置によって製品
    部とコンテナ内のディスカードを切り離す際に前記ダイ
    スの上面部を押圧してダイスの軸線方向に傾転不可能に
    ダイスを押圧するダイス押え具を配設して内部にヒータ
    を埋設するとともに、ダイスの外周面と当接する前記ダ
    イカセットの内周面近傍に沿う位置に複数のヒータを埋
    設したことを特徴とする押出プレスのダイス保温装置。
JP24287896A 1996-09-13 1996-09-13 押出プレスのダイス保温装置 Pending JPH1085830A (ja)

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JP24287896A JPH1085830A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 押出プレスのダイス保温装置

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JP24287896A Pending JPH1085830A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 押出プレスのダイス保温装置

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JP (1) JPH1085830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700020709A1 (it) * 2017-02-23 2018-08-23 Presezzi Extrusion S P A Pressa di estrusione con cassetto portamatrice riscaldato
CN113083929A (zh) * 2021-03-29 2021-07-09 中国重型机械研究院股份公司 一种热挤压模具在线加热装置及使用方法

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