JP2649761B2 - 押出プレスのダイロック装置 - Google Patents

押出プレスのダイロック装置

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JP2649761B2 JP26644292A JP26644292A JP2649761B2 JP 2649761 B2 JP2649761 B2 JP 2649761B2 JP 26644292 A JP26644292 A JP 26644292A JP 26644292 A JP26644292 A JP 26644292A JP 2649761 B2 JP2649761 B2 JP 2649761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製品形状面を有する穴抜
ダイスをエンドプラテンに締付および脱着する際に用い
る押出プレスのダイロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の押出プレス装置の側面図,
図7は図6のA−Aからみた横断面図である。従来,直
接押出プレスは次のように行なわれていた。すなわち,
押出プレス装置により押出プレスを行なう場合,ダイス
にコンテナを押付けた状態で,ビレットローダ上のビレ
ットをラム先端の押出ステムにより前記コンテナ内に装
入する(なお,通常は,ステムへフィックスドダミーブ
ロックを装着させるが,ビレットとの間にダミーブロッ
クを介在させる場合も有る)。そして,ラムをさらに前
進させて押出ステムにてビレットを強力に押圧した後コ
ンテナと押出ステムを後退させ,ダイスからビレットを
所定形状の押出製品として押出す。ビレットを押出した
後は,コンテナをコンテナ移動用シリンダにより若干後
退させて,ディスカードが直接用ダイスから突出した状
態でエンドプラテンの後端部(コンテナ側)に配設され
たシャー装置を作動させる。この際ディスカードの前端
面とダイスの後端面とがシャー刃の鉛直下方に位置する
ようになっており,シャー刃の下降に伴ってディスカー
ドと製品とを切断,分離する。
【0003】次に間接押出プレスについて述べると,ビ
レットはコンテナスリーブ内に装填され,その両側から
ダイスとタミーブロックが装填され,前記ダミーブロッ
クがステムで押圧される。ステムがラムによって押圧さ
れ,前進することにより,コンテナ内のビレットはダイ
スを通って押出され製品となる。ビレットが限度量まで
押出された段階でステムの前進を停止し,ステムを後退
させる。次にコンテナを若干前進させ,ダミーブロック
がコンテナから突出した状態でビレットの残余であるデ
ィスカードを切断する前にノッカーによってダミーブロ
ックをディスカードから分離した後コンテナを若干量前
進させ,ディスカードの全体がコンテナから抜出た状態
とする。この際,ディスカードの前端面とダイスの後端
面とがシャー本体の刃先の鉛直下方に位置するように
し,シャー本体を下降させ,ディスカードと製品とを切
断,分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記直
接押出プレスではコンテナ内に装填したビレットを押出
ステムの前進によりダイスから所定形状の押出製品とし
て押出す際,ビレットを押出ステムにより押圧加工する
力の他にビレットとコンテナスリーブとの間に押出力と
は逆の摩擦力が生じ,押出ステムでビレットを押圧する
押出力の一部がビレットとコンテナスリーブ間の摩擦力
となり,押出ステムの押圧力が全てビレットの押出加工
に使用できないため硬質金属のビレットを押出すことが
困難であった。
【0005】前記した直接押出プレスとは逆に間接押出
プレスの場合には,コンテナ内に装填したビレットを押
出ステムの前進によりダイスから所定形状の押出製品を
得る際には,ビレットとコンテナスリーブ間に押出力と
は逆の摩擦力が生じることがなく,押出ステムによる押
出力が製品の押出しへ全て利用できることになるために
硬質金属のビレットを押出すことが可能であった。
【0006】このため,従来ビレットが軟質金属のもの
であれば直接押出プレスを用い,逆にビレットが硬質金
属のものであれば間接押出プレスを用いるといったよう
に,金属の硬度によって使い分けるための直接または間
接押出プレス専用機として使用されていた。このため
に,押出プレスを設置する専有面積が広く必要であった
り,あるいは付属設備等が2台分必要となるなどの欠点
があった。
【0007】さらに,図6に示すような間接押出プレス
装置を用いて,直接押出プレスを行なおうとすると,エ
ンドプラテン12の後端面に設けられたダイステム24
の上下にコンテナ移動用シリンダ6が取付けてあり,コ
ンテナを押出方向に前後移動するようになっているた
め,直接押出プレス装置のごとく,エンドプラテン12
の後端部(コンテナ側)に直接押出用シャー装置28を
配設することは構造上無理であるといった欠点があっ
た。
【0008】そこで,図6においてコンテナ移動用シリ
ンダ6の移設に際しては,係止用ブロック2およびガイ
ドレール20に配設してあるロック用装置8と解除用装
置9の構造が問題となり,少スペースにて同機能を有す
るロックならびに解除を兼用した機構が望まれていた。
【0009】本発明の目的は,上記従来の問題点に着目
し,多品種のビレットを一台の押出プレスで押出し加工
可能な押出プレスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような問題点に鑑み
て発明されたもので,本発明に係る押出プレスのダイロ
ック装置では,ダイスがエンドプラテンのコンテナ側の
側面に沿って移動自在なダイスライドに保持された押出
プレスを用い,前記ダイスライドの上端部に係合して係
止用ブロックを設けるとともに,ダイスライドの下端部
に係合してガイドレールを設け,前記係止用ブロックと
ガイドレールがそれぞれエンドプラテンに設けられた貫
通孔を挿通して前記ダイスをビレット押出し位置でエン
ドプラテン側にロックするロック用ロッドと,前記ロッ
ク状態を解除するロック解除用スペーサとを同軸的に配
設する。
【0011】
【作用】間接押出用ダイスを用いた場合には,コンテナ
に取付けたシャー装置を用いてディスカードと製品を切
離し,また直接押出用ダイスを用いた場合にはエンドプ
ラテンに取付けたシャー装置を用いてディスカードと製
品の切離しを行なう。このため,従来と同じ押出プレス
の設置スペースですみ,機械の寄付きがよく作業性が向
上する。
【0012】
【実施例】以下,本発明に係る直接および間接兼用押出
プレスの具体的実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0013】図1は押出プレス装置の縦断面図,図2は
押出プレス装置の一部切断平面図,図3は図1のA−A
からみた側面図,図4は直接および間接兼用押出プレス
の要部縦断面図,図5は間接押出プレス装置による押出
し状態を示す断面図である。符号10はマシンベースで
あり,一端側にエンドプラテン12が固設され,他端側
にシリンダ取付ブロック14が設置され,該シリンダ取
付ブロック14に押出シリンダ16が固設されている。
エンドプラテン12は,押出シリンダ16に対面する側
の下部が突出してガイドレール支持部18となってお
り,該ガイドレール支持部18上にガイドレール20が
押出方向と直交する水平方向(以下この押出方向と直交
する水平方向をマシン幅方向ということがある。)に延
設されている。
【0014】該ガードレール20上にはダイスライド2
2がマシン幅方向にスライド自在に設置されており,ガ
イドレール20とダイスライド22の下部に設けられた
凸部20aと凹部22aとが係合し,該ダイスライド2
2のマシン幅方向への移動を案内している。また,前記
ダイスライド22上部には前記ガイドレール20と類似
構造の係止用ブロック45が配設されており,前記係止
用ブロック45の凸部45aとダイスライド20の上部
に設けられた凹部22fとが係合し,前述したようにダ
イスライド22のマシン幅方向への移動を可能としてい
る。
【0015】ダイスライド22は押出シリンダ16側か
ら見た形状がU字形となるダイステム装着部22bを備
えており,該ダイステム装着部22bに上方から落し込
まれるごとくしてダイステム24が該ダイスライド22
に装着されている。
【0016】このダイスライド22には,マシン幅方向
に隣接するようにディスカード受け64が連結解除が容
易なフック64cにより連結されている。該ディスカー
ド受け64には該ディスカード受け64と該ダイスライ
ド22とを移動させるためのシリンダ65のピストンロ
ッド65aが連結されている。なお,シリンダ65はブ
ラケット65Aによりエンドプラテン12に取付けられ
ている。
【0017】主として図4に示す通り,このダイスライ
ド22とエンドプラテン12との間にプレッシャリング
101が移動不可能に設置されている。ダイスライド2
2は,エンドプラテン12の側方に設けられたシリンダ
25によりマシン幅方向に移動される。そして,エンド
プラテン12の背面(押出シリンダ16側の面)に位置
された押出運転位置と,エンドプラテン12の背面から
抜出されたダイス交換位置との間を往復可能とされてい
る。エンドプラテン12の押出シリンダ16と対面する
側の上部にはブラケット26が固設されており,該ブラ
ケット26に直接押出用シャー装置28が設けられてい
る。
【0018】同様に後述するコンテナ38の押出シリン
ダ16と対面する側の上部にはブラケット27が固設さ
れており,該ブラケット27に間接押出用シャー装置4
0が設けられている。シャー装置28,40は同一の装
置であり,後述するダイスのディスカード36と製品部
35とを切断するためのものであり,一対のシャーシリ
ンダ30(31)により上下方向にストロークされるシ
ャー刃48a(49a)を有したシャースライド48
(49)を備えている。
【0019】エンドプラテン12にはダイス押え82に
よって直接押出用ダイス(図示せず)とダイステムを必
要に応じて固定保持するものとしている。そして,前記
したようにエンドプラテン12には直接押出プレスの完
了時にダイスからディスカード36を分離切断する直接
押出用シャー装置28を設けるとともに,図5に示すよ
うに間接押出プレスの完了時に同時にディスカード36
の分離切断をなす間接押出用シャー装置40をコンテナ
ホルダ38Aに取付けた構造とされている。これによっ
て直間両用の押出作業に対応できるものとなっているの
である。
【0020】また,前記エンドプラテン12とシリンダ
取付ブロック14とはコラム34により連結されてい
る。該コラム34のエンドプラテン12側の部分にはコ
ンテナガイド(図示略)が設けられており,該コンテナ
ガイドに沿って押出方向に移動自在にコンテナ38が設
置されている。該コンテナ38を押出方向またはそれと
反対方向に移動させるためにコンテナ移動用シリンダ4
3がエンドプラテン12に設けられている。コンテナ移
動用シリンダ43のビストンロッド42の先端がコンテ
ナホルダ38Aに連結されており,コンテナ移動用シリ
ンダ43のピストンロッド42を前進および後退させる
ことにより,コンテナホルダ38Aを図1の左右方向に
移動させることができる。
【0021】コンテナ38の押出シリンダ16側にはビ
レットローダ52が設けられている。ビレットローダ5
2は駆動装置(図示略)によってステム進退域から退避
可能とされている。前記押出シリンダ16はラム58を
備えており,該ラム58の先端にメインクロスヘッド5
6および取付部材54を介して押出ステム60が取付け
られている。シリンダ16の上側には図示しないオイル
リザーバタンクが設けられており,該オイルリザーバタ
ンクと押出シリンダ16の後端の作動油導入口とはプレ
フィルバルブ66にて接続されている。このプレフィル
バルブ66にはバタフライバルブが設置されている。図
示しない導入口には,該導入口を開閉するための弁が設
置されている。この弁はシリンダ72により開閉作動さ
れる。押出シリンダ16の側方にはサイドシリンダ7
6,78が設けられており,それらのピストンロッド8
0,82は前記メインクロスヘッド56に固着されてい
る。なお,符号17はダイチェンジャ本体,88はダイ
ステム24をダイスライド22上で傾転不可能に固定す
るための間接押出用ダイス固定装置,89はダイステム
ホルグ,94はビレットをそれぞれ示す。
【0022】ここで本発明のダイス押え82について詳
述する。このダイス押え82は図3に示すように,上部
ダイス押え82A一対,下部ダイス押え82B一対の計
4セットから構成されている。ダイス押え82(82
A,82B)はロック用ロッド46,ロック解除用スペ
ーサ47,ロックナット50,押えナット51および外
筒53から構成されている。
【0023】図4によって上部ダイス押え82Aについ
て代表して示すとおり,ロック用ロッド46とロック解
除用スペーサ47を同軸的に組合せ,エンドプラテン1
2の貫通孔15に挿通した後,前記ロック用ロッド46
の後端部のみを係止用ブロック45またはガイドレール
20に挿通して係止ナット55をロック用ロッド46に
刻設したねじに螺合させている。一方,前記ロック用ロ
ッド46の先端部(後面設備側)側にもねじが刻設され
ており,エンドプラテン12に取付けられた外筒53と
同軸的に配設された後,まずロックナット50を螺合さ
せ,次いで押えナット51をロック用ロッド46の軸方
向に縦列的に螺合させている。なお,前記外筒53とロ
ックナット50ならびに押えナット51間は圧油が漏れ
ないようにシールされた摺動面を形成している。符号5
7はロックナット50の締付用孔である。
【0024】また,前記外筒53にはロック解除用スペ
ーサ47の後端側部に通じる圧油供給孔53aが設けら
れており,圧油の供給によってロック解除用スペーサ4
7をコンテナ38側へ押圧するようになっている。さら
に,同外筒53には圧油供給孔53bが設けられ,ロッ
クナット50と押えナット51間に圧油を供給すること
によってロック用ロッド46を製品押出方向に引張られ
て係止用ブロック45も同方向に移動し,係止用ブロッ
ク45の凸部45aと遊嵌されているダイスライド22
の凹部22fとが係合して強く押付けられてダイスライ
ド22はマシン幅方向に移動ができなくなつている。逆
に,圧油供給孔53aに圧油が供給されると,ロック解
除用スペーサ47を反押出方向に押圧して係止用ブロッ
ク45の凸部45aとダイスライド22の凹部22fの
係合状態が解除し,前述したダイスライド22のマシン
幅方向への移動が自由になるようになっている。
【0025】以上,上部ダイス押え82A(一対)につ
いて述べたが,下部ダイス押え82B(一対)について
も同様のことがいえる。こうして上部ダイス押え82A
と下部ダイス押え82Bの計4セットで上下均等された
締付力または解除力が同様に付与され,ダイスライド2
2のマシン幅方向への移動が可能になったり,不可能に
なったりするようになっている。
【0026】ところで,押出プレス装置において本発明
のダイス押え82は次のような理由によって必要とされ
ている。直接押出プレスについて代表して説明する。ビ
レット94の押出しが終了した後,コンテナ移動用シリ
ンダ43を作動させてコンテナ38をダイスから離反さ
せ,つぎにシャー装置28のシリンダ30を作動させて
シャー刃48aを下降させることにより製品とディスカ
ードとを切断しようとすると,製品とディスカードの境
界面に切断抵抗による下向きの力(ダイスの前端部を押
下げ,かつ,ダイスの後端部を持上げようとする力)が
作用する。これにともなって,ガイドレール20上をマ
シン幅方向に移動する正面がU字形状を有したダイスラ
イド22の下部面は,前記ガイドレール20上面を摺動
の際に逸脱しないように凹凸形状に嵌合されているため
傾動は不可能であるものの,ダイスライド22の上部面
は,ダイスをU字形状装着部22bに載置して,なおか
つ前傾不可能に頑強に保持されていないため,前記した
ディスカード36と製品35との切断力に下向きの力に
よって,ダイスライド22に載置されているダイスは,
ダイスの後端部が持上るごとく傾動し,これにともなっ
てダイスライド22も上端部がコンテナ38側に傾斜し
ようとする。
【0027】このため,ダイス本体の傾動によって,ダ
イス近傍の製品自体が凸状に曲げられたり,あるいはダ
イスの押出口から逸脱する境界区域では製品外部にダイ
ス押出口のコーナでキズがついたり,さらに,シャー装
置28によってディスカードを製品より完全に切離すこ
とができずにディスカードの一部分がダイスの端面に残
存し,この状態のままでコンテナ38がダイスに強く押
付けられると,次サイクルの押出しの際にバリが生じや
すくなる。
【0028】また,間接押出プレスでは,図4に示すよ
うに前述したダイス押え82とともにダイステム固定装
置88によって,ダイスライド22の上部を垂直方向に
押圧して間接押出用ダイス24の前方傾転(押出ステム
60側への傾転)を防止し,コンテナ38内にダイステ
ム24が正常に挿抜可能なようになっている。
【0029】以上のように構成された押出プレスのダイ
ロック装置の動作を説明する。最初,直接押出プレス作
業を行なっている状態では,直接押出用ダイス(図示な
し)がエンドプラテン12に装着されており,この直接
押出用ダイスに当接されているコンテナ38に対してビ
レット94を装填し,ビレット94を押出ステム60に
より直接押出用ダイスに向けて押出すことにより,エン
ドプラテン12を通して製品が押出される。
【0030】押出の完了時にはコンテナ38をエンドプ
ラテン12から離反させ,エンドプラテン12に取付け
ている直接押出用シャー装置28が作動して直接押出用
ダイスとコンテナ38内に残存したディスカード36と
の分離切断をなすものである。
【0031】次いで,押出プレスを間接押出用に変更す
る場合は,外筒53の圧油供給孔53aから圧油を供給
すると,ロック解除用スペーサ47が製品反押出方向側
に押圧され,ダイスライド22上部の凹部22fと係止
用ブロック45の凸部45aの係止状態と,ダイスライ
ド22の下部の凹部22aとガイドレール20の凸部2
0aの係止状態がそれぞれ解除され,ダイスライド22
のマシン幅方向の移動が可能となり,現在使用中の直接
押出用ダイスをダイチェンジャ本体17上に置かれてい
るダイステム24と交換される。
【0032】こうして,ダイステム24の交換後はシリ
ンダ65のピストンロッド65a側に圧油を供給してダ
イステム24をプレス中心に移動する。この時,ダイス
テム固定装置88およびダイス押え82によってダイス
テム24を適正な状態に保持される。
【0033】特に,ダイス押え82では,外筒53の圧
油供給孔53bから圧油を導入すると,ロック用ロッド
46は図4において右行しダイスライド22上部の凹部
22fと係止用ブロック45の凸部45aが十分に係合
されるとともに,ダイスライド22の下部の凹部22a
とガイドレール20の凸部20aも同時に係合されダイ
スライド22のマシン幅方向への移動が不可能となる。
【0034】ダイステム24がプラテン12に装着され
た後,予めビレット94を装填した状態でコンテナ38
をダイステム24に向けて駆動し,押出ステム60先端
部との間に設けたフリーダイス37によって押出成形を
なすのである。押出完了後は図4に示しているコンテナ
ホルダ38Aに取付けた間接押出用シャー装置40によ
るディスカード36の切断をなしてサイクルを終了す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係る押出プレスのダイロック装置では,ダ
イスがエンドプラテンのコンテナ側の側面に沿って移動
自在なダイスライドに保持された押出プレスを用い,前
記ダイスライドの上端部に係合して係止用ブロックを設
けるとともに,ダイスライドの下端部に係合してガイド
レールを設け,前記係止用ブロックとガイドレールがそ
れぞれエンドプラテンに設けられた貫通孔を挿通して前
記ダイスをビレット押出し位置でエンドプラテン側にロ
ックするロック用ロッドと,前記ロック状態を解除する
ロック解除用スペーサとを同軸的に配設したことによ
り,少スペースでダイスライドの押出プレス位置でのロ
ックや解除が容易に行なえるとともに,ダイスならびに
ダイスライドはそれぞれダイスロック装置によって頑強
にプレッシャリングに当接して保持されるため,シャー
装置を用いて製品に付随したディスカードを切離すとき
にもダイスライドならびにダイスまたはダイステム自体
がコンテナ側に傾転することがなくなり,ダイス押出口
のコーナで製品に傷をつけることがなくなる。また,製
品とディスカードが完全に切離されるため,バリ防止に
役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出プレス装置の縦断面図であ
る。
【図2】押出プレス装置の一部切断平面図である。
【図3】図1のA−Aからみた側面図である。
【図4】直接および間接兼用押出プレスの要部縦断面図
である。
【図5】間接押出プレス装置の押出し状態を示す断面図
である。
【図6】従来の押出プレス装置の側面図である。
【図7】図6のB−Bからみた横断面図である。
【符号の説明】
12 エンドプラテン 18 ガイドレール支持部 20 ガイドレール 20a,45a 凸部 22 ダイスライド 22a,22f 凹部 24 ダイステム 28 直接押出用シャー装置 30,31 シャーシリンダ 35 製品 36 ディスカード 37 フリーダイス 38 コンテナ 38A コンテナホルダ 40 間接押出用シャー装置 43 コンテナ移動用シリンダ 45 係止用ブロック 46 ロック用ロッド 47 ロック解除用スペーサ 48,49 シャースライド 48a,49a シャー刃 50 ロックナット 51 押えナット 52 ビレットローダ 53 外筒 55 係止ナット 60 押出ステム 82 ダイス押え 82A 上部ダイス押え 82B 下部ダイス押え 88 ダイステム固定装置 89 間接押出用ダイスホルダ 101 プレッシャリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスがエンドプラテンのコンテナ側の
    側面に沿って移動自在なダイスライドに保持された押出
    プレスを用い,前記ダイスライドの上端部に係合して係
    止用ブロックを設けるとともに,ダイスライドの下端部
    に係合してガイドレールを設け,前記係止用ブロックと
    ガイドレールがそれぞれエンドプラテンに設けられた貫
    通孔を挿通して前記ダイスをビレット押出し位置でエン
    ドプラテン側にロックするロック用ロッドと,前記ロッ
    ク状態を解除するロック解除用スペーサとを同軸的に配
    設したことを特徴とする押出プレスのダイロック装置。
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